オペレーティング・システムのOracleインストール・ユーザー・アカウントの作成
インストールの開始前に、Oracleソフトウェア所有者ユーザー・アカウントを作成し、その環境を構成します。
Oracleソフトウェア所有者ユーザー・アカウントには、リソース設定および他の環境構成が必要です。アクシデントを回避するために、インストールするOracleソフトウェア・プログラムごとに1つのソフトウェア・インストール所有者アカウントを作成することをお薦めします。
- Oracleソフトウェア所有者ユーザーの作成
Oracleソフトウェア所有者ユーザー(oracle
またはgrid
)が存在しない場合、または新規のOracleソフトウェア所有者ユーザーが必要な場合は、この項の説明に従って作成します。 - Oracleソフトウェア所有者の環境要件
次の変更を加えて、Oracleソフトウェア所有者の環境を構成する必要があります。 - Oracleソフトウェア所有者の環境の構成手順
各Oracleインストール所有者のユーザー・アカウント環境を構成します。 - Oracle所有者ユーザー・グループの変更
Oracleソフトウェア・インストール所有者アカウントを作成したが、それがOSDBA、OSOPER、ASMのためのOSDBA、ASMADMIN、またはその他のシステム権限グループとして指定するグループのメンバーではない場合、インストール前にそのユーザーのグループ設定を変更します。 - リモート表示およびX11転送の構成の設定
リモート端末で作業している場合で、ローカル・システムが1つの表示しか持たない(通常の状態)場合は、次の構文を使用してユーザー・アカウントのDISPLAY
環境変数を設定してください。 - 端末出力コマンドが原因のインストール・エラーの回避
Oracle Grid Infrastructureのインストール中、OUIは、SSHを使用してコマンドを実行したり、他のノードにファイルをコピーします。システム上の隠しファイル(.bashrc
や.cshrc
など)に端末出力コマンドが含まれていると、インストール中にmakefile
やその他のインストールに関するエラーが発生します。