OracleホームおよびOracleベース・ディレクトリの作成について
GridホームおよびOracleベース・ホーム・ディレクトリを各クラスタ・ノードで作成します。
Oracle Grid Infrastructureインストール所有者のログ・ファイルを別のOracleベースに分離できるようにし、Oracleベースのパスの下にGridホームが誤って配置されないようにするために、Oracle Grid InfrastructureのGridホームおよびOracleベース・ホームは手動で作成することをお薦めします(特に、クラスタ用Oracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseソフトウェア所有者が別の場合にお薦めします)。次に例を示します。
# mkdir -p /u01/app/12.2.0/grid
# mkdir -p /u01/app/grid
# mkdir -p /u01/app/oracle
# chown -R grid:oinstall /u01
# chown oracle:oinstall /u01/app/oracle
# chmod -R 775 /u01/
注意:
クラスタ用Oracle Grid Infrastructureバイナリをクラスタ・ファイル・システムに配置することはサポートされていません。
共有のOCFS2の場所にOracle RACホームをインストールする場合は、OCFS2を、書込み可能な共有mmaps
がサポートされているバージョン1.4.1以上にアップグレードする必要があります。
各クラスタ・メンバー・ノードで、Oracle Grid Infrastructureをローカルにインストールすることをお薦めします。共有Gridホームを使用すると、ローリング・アップグレードを実行できなくなり、クラスタの単一障害点となります。