アップグレード失敗後のOracle Grid Infrastructureのダウングレード
アクティブなバージョンのOracle Clusterwareを設定する前にOracle Grid Infrastructureのアップグレードに失敗した場合、次の手順に従ってOracle Grid Infrastructureを以前のリリースにダウングレードします。
rootスクリプトにより最後のノードで
crsctl set crs activeversion
コマンドが実行される前にアップグレードが失敗した場合にのみ、この手順を実行してOracle Clusterwareをダウングレードします。クラスタ全体の停止時間を回避する必要がある場合は、Oracle Grid Infrastructureのダウングレードに関するこの手順を使用します。この手順により、クラスタが以前のリリースにダウングレードされます。この状態ではOracle ASMとデータベースの操作が制限されるため、クラスタをできるだけ早くこの状態から移行することをお薦めします。ご使用のソフトウェア・リリースのOracle Grid Infrastructure 12cリリース1 (12.1)へのダウングレードまたはOracle Grid Infrastructure 11gリリース2 (11.2)へのダウングレードに記載されている手順に従って、Oracle Grid Infrastructureのダウングレードを実行します。
注意:
クラスタ・ノードは任意の順序でダウングレードできます。