アップグレード後のOracle Clusterwareのダウングレード
アップグレードが成功または失敗した後で、Oracle Clusterwareを以前のリリースにリストアできます。
Oracle Clusterwareをダウングレードすると、Oracle Clusterwareの構成は、Oracle Grid Infrastructure 12cリリース2 (12.2)のアップグレード前の状態にリストアされます。Oracle Grid Infrastructure 12cリリース2 (12.2)のアップグレードの最中または後で行った変更はすべて消去され、リカバリされません。
Oracle Clusterwareを以前のリリースにリストアするには、ダウングレード先のリリース用のダウングレード手順を使用します。
注意:
Oracle Grid Infrastructure 12cリリース2 (12.2)以上では、任意の順序でクラスタ・ノードをダウングレードできます。1つを除くすべてのクラスタ・ノードを並行してダウングレードできます。その他すべてのノードをダウングレードした後、最後のノードをダウングレードする必要があります。
注意:
アップグレードが失敗した後でダウングレードするときに、ノード上にrootcrs.sh
またはrootcrs.bat
ファイルが存在しない場合は、スクリプトを実行するかわりにperl rootcrs.pl
コマンドを使用します。Oracleホーム・ディレクトリにあるperlインタプリタを使用してください。
- Oracle Grid Infrastructureのダウングレードのオプション
このリリースにおけるOracle Grid Infrastructureのダウングレードのオプションを理解します。 - Oracle Grid Infrastructureのダウングレードの制限事項
Oracle Grid Infrastructureインストールのダウングレードの制限事項および変更については、次の情報を確認します。 - Oracle Grid Infrastructure 12cリリース1 (12.1)へのダウングレード
この手順を使用して、Oracle Grid Infrastructure 12cリリース1 (12.1)にダウングレードします。 - Oracle Grid Infrastructure 11gリリース2 (11.2)へのダウングレード
この手順を使用して、Oracle Grid Infrastructure 11gリリース2 (11.2)にダウングレードします。 - Oracle Grid Infrastructureのアップグレード失敗後のダウングレード
Oracle Clusterwareのアクティブなバージョンを設定する前にOracle Grid Infrastructureのアップグレードが失敗した場合、次の手順に従ってOracle Grid Infrastructureを以前のリリースにダウングレードします。