既存のOracle Clusterwareインストールのロック解除
以前のリリースからアップグレードした後、以前のリリースのOracle Grid InfrastructureのGridホームを削除する場合は、以前のリリースのGridホームの権限と所有権を変更する必要があります。
次の手順で、Oracle Clusterwareインストールをロック解除します。
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root
としてログインし、次のコマンド構文を使用して以前のリリースのGridホームの権限と所有権を変更します(oldGHは以前のリリースのGridホーム、swownerはOracle Grid Infrastructureのインストール所有者、oldGHParentは以前のリリースのGridホームの親ディレクトリです)。#chmod -R 755 oldGH #chown -R swowner oldGH #chown swowner oldGHParent
次に例を示します。
#chmod -R 755 /u01/app/11.2.0/grid #chown -R grid /u01/app/11.2.0/grid #chown grid /u01/app/11.2.0
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以前のリリースのGridホームの権限と所有権を変更した後、Oracle Grid Infrastructureインストール所有者(前述の例では
grid
)としてログインし、同じリリースのOracle Grid Infrastructure 12cのスタンドアロン削除ツールを使用して、以前のリリースのGridホーム(oldGH)を削除します。
警告:
Oracleソフトウェアを削除するには、同じリリースの削除ツールを使用する必要があります。以前のリリースからOracleソフトウェアを削除するとき、それより新しいリリースの削除ツールは実行しないでください。たとえば、既存の12.1.0.2のOracleホームにあるOracleソフトウェアを削除するときに、12.2.0.1のインストール・メディアに収録されている削除ツールは実行しないでください。スタンドアロン削除ツールは、次のURLから入手できます。
http://www.oracle.com/technetwork/database/enterprise-edition/downloads/index.html
ご使用のオペレーティング・システム・プラットフォームに対応するダウンロードの「すべて見る」リンクをクリックして、削除ユーティリティ用のダウンロードのリストを調べます。