Oracle Flex Clusterの手動割当てのアドレス

ハブ・ノードとリーフ・ノードの両方にクラスタ・ノードVIP名を手動で割り当てるには、この情報を確認します。

手動割当てのアドレスの要件

手動割当てのVIPを構成する場合は、インストール時に次のオプションのいずれかを使用して、ハブ・ノードとリーフ・ノードのクラスタ・ノードVIP名を構成する必要があります。

  • 手動の名前: 各ノードのホスト名と仮想IP名を手動で入力し、ハブ・ノードかリーフ・ノードかを選択します。入力する名前は、DNSで構成されているアドレスに解決される必要があります。名前は、英数字とハイフン("-")は使用できるがアンダースコア("_")は使用できないという、RFC 952標準に準拠している必要があります。

  • 自動割当ての名前: DNSで構成したホスト名に対応する値の文字列変数を入力します。文字列変数を使用すると、インストール時に多数の名前を短時間で割り当てることができます。DNSで次の特性を持つアドレスを構成します。

    • ホスト名の接頭辞: クラスタ・メンバー・ノードが使用する、DNSで構成される各アドレスで使用される接頭辞の文字列。たとえば、mycloudです。

    • 範囲: クラスタ・メンバー・ノードに割り当てられる番号の範囲で、開始ノード番号と終了ノード番号から構成され、範囲の終わりを指定します。たとえば、001および999です。

    • ノード名の接尾辞: パブリック・ノード名の範囲番号の後ろに追加される接尾辞。たとえば、ndです。

    • VIP名の接尾辞: 仮想IPノード名の後ろに追加される接尾辞。たとえば、-vipです。

構文

英数字文字列を使用して手動のアドレスを作成できます。

例5-1 手動割当てのアドレスの例

mycloud001nd; mycloud046nd; mycloud046-vip; mycloud348nd; mycloud784-vip