7.6.3 asmtoolコマンドライン・リファレンス

asmtoolは、Oracle ASMで使用されるディスクをマーク付け(スタンプ)するためのコマンドライン・インタフェースです。

オプション 説明

-add

スタンプを追加または変更します。ハードディスク、パーティションおよび新規のスタンプ名を指定する必要があります。ディスクがRAWデバイスであるか、またはディスクに既存のOracle ASMスタンプが含まれている場合は、-forceオプションを指定する必要があります。

asmtool -add [-force]
\Device\Harddisk1\Partition1 ORCLDISKASM0
\Device\Harddisk2\Partition1 ORCLDISKASM2
...

-addprefix

スタンプを自動的に生成するために、共通の接頭辞を使用してスタンプを追加または変更します。スタンプは、指定された接頭辞と番号を連結することによって生成されます。ディスクがRAWデバイスであるか、またはディスクに既存のOracle ASMスタンプが含まれている場合は、-forceオプションを指定する必要があります。

asmtool -addprefix ORCLDISKASM [-force]
\Device\Harddisk1\Partition1
\Device\Harddisk2\Partition1
...

-create

パーティションのかわりにファイルからOracle ASMディスク・デバイスを作成します。

注意: このコマンドの使用は本番環境ではサポートされません。

asmtool -create \\server\share\file 1000
asmtool -create D:\asm\asmfile02.asm 240

-list

使用可能なディスクの一覧を表示します。スタンプ、Windowsデバイス名およびディスク・サイズ(MB)が表示されます。

asmtool -list

-delete

ディスクから既存のスタンプを削除します。

asmtool -delete ORCLDISKASM0 ORCLDISKASM1...

ユーザー・アクセス制御(UAC)が有効な場合は、デスクトップにコマンド・ウィンドウのショートカットを作成する必要があります。「管理者として実行」を使用してコマンド・ウィンドウを開き、コンテキスト・メニューを右クリックしてasmtoolを起動します。

注意:

-add-addprefixまたは-deleteを使用すると、asmtoolはローカル・ノードおよびクラスタの他のノード(使用可能な場合)上のOracle ASMインスタンスに、使用可能なディスクを再スキャンするように通知します。