はじめに

Oracle Universal Connection Pool(UCP)は、データベース接続を管理するためのフル機能搭載の接続プールです。データベース集約型のJavaアプリケーションでは、この接続プールを使用することでパフォーマンスが向上し、システム・リソースをより効率的に利用します。

このガイドでは、UCP APIの使用方法を詳しく説明し、様々な使用例を示します。ただし、Oracle JDBCドライバ、Oracle DatabaseまたはSQLの使用については、UCPを理解する上で必要な場合を除き、詳しく説明しません。

対象読者

このガイドは、UCPを使用してJavaアプリケーション用のデータベース接続を作成および管理する方法を習得しようとするアプリケーション開発者およびシステム設計者を主に対象としています。このガイドを使用するにあたって、JavaおよびJDBCに精通している必要があります。UCPの一部の機能を使用する際には、Oracle Databaseの概念(Oracle RACやONSなど)についての知識が必要です。

ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

サポートをご購入のOracleのお客様は、My Oracle Supportにアクセスして電子サポートを受けることができます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。

関連ドキュメント

Oracle DatabaseでJavaを使用する方法の詳細は、Oracle Databaseドキュメント・セットの次のマニュアルを参照してください。

表記規則

このマニュアルでは次の表記規則を使用します。

規則 意味

太字

太字は、操作に関連するGraphical User Interface要素、または本文中で定義されている用語および用語集に記載されている用語を示します。

イタリック体

イタリックは、ユーザーが特定の値を指定するプレースホルダ変数を示します。

固定幅フォント

固定幅フォントは、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、または入力するテキストを示します。