ループバック・アダプタのインストール
ループバック・アダプタのインストール時に、ループバック・アダプタはコンピュータのローカルIPアドレスを割り当てます。
ループバック・アダプタをインストールすると、コンピュータのネットワーク・アダプタは、独自のネットワーク・アダプタとループバック・アダプタの少なくとも2つになります。WindowsでOracle Databaseを実行するには、ループバック・アダプタをプライマリ・アダプタとして設定します。
アダプタのバインド順は、ループバック・アダプタを再インストールしなくても変更できます。プロトコルに対するアダプタのバインド順は、アダプタの使用順序を示します。ループバック・アダプタが最初にTCP/IPプロトコルに対して使用される場合、TCP/IPにアクセスするすべてのプログラムは最初にループバック・アダプタを調査します。Oracle Enterprise Managerなどのツールに対してローカル・アドレスが使用されます。異なるイーサネット・セグメントを使用するその他のアプリケーションは、ネットワーク・カードにルーティングされます。
次の場合にループバック・アダプタが必要です。
-
非ネットワーク・コンピュータにインストールし、インストール後にコンピュータをネットワークに接続する予定の場合。
- ループバック・アダプタがコンピュータにインストールされているかどうかのチェック
コンピュータにループバック・アダプタがインストールされているかどうかを確認するには、ipconfig /all
コマンドを実行します。 - Windows 7でのループバック・アダプタのインストール
Windows 7にループバック・アダプタをインストールするには、この手順を使用します。 - Windows 8、Windows 8.1、Windows Server 2012およびWindows Server 2012 R2でのMicrosoft KM-TEST Loopback Adapterのインストール
様々なWindowsバージョンにMicrsoft KM-TEST Loopback Adapterをインストールするには、この手順を使用します。 - ループバック・アダプタの削除
ループバック・アダプタを削除するには、この手順を使用します。
ループバック・アダプタがコンピュータにインストールされているかどうかのチェック
コンピュータにループバック・アダプタがインストールされているか確認するには、ipconfig /all
コマンドを実行します。
DRIVE_LETTER:\>ipconfig /all
注意:
コンピュータにインストールされているループバック・アダプタは、プライマリ・ネットワーク・アダプタとされている必要があります。
ループバック・アダプタがインストール済の場合、ループバック・アダプタの値がリストされたセクションが表示されます。次に例を示します。
Ethernet adapter Local Area Connection 2: Connection-specific DNS Suffix . : Description . . . . . . . . . . . : Microsoft Loopback Adapter Physical Address. . . . . . . . . : 02-00-4C-4F-4F-50 DHCP Enabled. . . . . . . . . . . : No IP Address. . . . . . . . . . . . : 10.10.10.10 Subnet Mask . . . . . . . . . . . : 255.255.0.0
Windows 7でのループバック・アダプタのインストール
Windows 7にループバック・アダプタをインストールするには、この手順を使用します。
ループバック・アダプタをWindows 7にインストールする手順は、次のとおりです。
-
「スタート」をクリックして、検索ボックスに
hdwwiz
と入力します。 -
hdwwizをクリックして、「ハードウェアの追加」ウィザードを起動します。
-
「ようこそ」ウィンドウで、「次へ」をクリックします。
-
「ウィザードで、ほかのハードウェアをインストールできます」ウィンドウで、「一覧から選択したハードウェアをインストールする」を選択して「次へ」をクリックします。
-
「次の一覧からインストールするハードウェアの種類を選択してください。」の「ハードウェアの種類」リストから、「ネットワーク アダプタ」を選択し、「次へ」をクリックします。
-
「ネットワーク アダプタの選択」ウィンドウで、次の選択を行います。
-
製造元: 「Microsoft」を選択します。
-
ネットワーク アダプタ: Microsoft Loopback Adapterを選択。
-
-
「次へ」をクリックします。
-
「ハードウェアをインストールする準備ができました」ウィンドウで、「次へ」をクリックします。
-
「ハードウェアの追加ウィザードの完了」ウィンドウで、「完了」をクリックします。
-
「ネットワーク接続の管理」をクリックします。こうすると、ネットワーク接続のコントロール パネル項目が表示されます。
-
先ほど作成された接続を右クリックします。通常これは「ローカル エリア接続2」という名前です。「プロパティ」を選択します。
-
「全般」タブで「インターネット プロトコル(TCP/IP)」を選択し、「プロパティ」をクリックします。
-
「プロパティ」ダイアログ・ボックスで、「次の IP アドレスを使う」をクリックして次の手順を実行します。
-
IPアドレス: ループバック・アダプタにルーティング不可のIPを入力します。次のルーティング不可のアドレスを推奨します。
-
192.168.
x
.x
(x
は0から255の任意の値) -
10.10.10.10
-
-
サブネット マスク:
255.255.255.0
を入力します。 -
入力した値を記録します。この値は、この手順で後で必要になります。
-
他のフィールドはすべて空欄にします。
-
「OK」をクリックします。
-
-
「閉じる」をクリックします。
-
「ネットワーク接続」を閉じます。
-
コンピュータを再起動します。
-
DRIVE_LETTER
:\ WINDOWS\system32\drivers\etc\hosts
ファイルのlocalhost
行の後に、次の形式で1行を追加します。IP_address hostname.domainname hostname
ここで、
-
IP_address
は、手順13で入力したルーティング不能IPアドレスです。 -
hostname
はコンピュータ名です。 -
domainname
はドメイン名です。
次に例を示します。
10.10.10.10 mycomputer.mydomain.com mycomputer
-
-
ネットワーク構成を確認します。
-
コントロール パネルの「システム」を開き、「フル コンピュータ名」に、ホスト名とドメイン名が
sales.us.example.com
のように表示されていることを確認します。 -
「変更」をクリックします。「コンピュータ名」にホスト名が表示され、「フル コンピュータ名」にホスト名とドメイン名が表示されていることを確認します。前述の例では、ホスト名は
sales
でドメイン名はus.example.com
となります。 -
「詳細」をクリックします。「このコンピュータのプライマリ DNS サフィックス」に、たとえば
us.example.com
のようなドメイン名が表示されていることを確認します。
-
Windows 8、Windows 8.1、Windows Server 2012およびWindows Server 2012 R2でのMicrosoft KM-TEST Loopback Adapterのインストール
様々なWindowsバージョンにMicrsoft KM-TEST Loopback Adapterをインストールするには、この手順を使用します。
Windows 8、Windows 8.1、Windows Server 2012またはWindows Server 2012 R2でループバック・アダプタをインストールするには、次の手順を実行します。