既存のOracleサービスの停止

リスナーおよびデータベースを含むOracleホームで実行されているすべてのプロセスを停止する方法を説明します。

注意:

Oracle Database 12c製品を既存のOracleホームに追加でインストールする場合、リスナーおよびデータベースも含め、Oracleホームで実行中のすべての処理を停止します。12c以外の既存のOracleホームにインストールすることはできません。Oracle Universal Installerを有効にして特定の実行可能ファイルおよびライブラリを再リンクするには、この作業を完了する必要があります。

Oracle RestartまたはOracle Databaseのインストール前に、次の点について考慮してください。

  • Oracle Restartを使用する場合は、データベースのインストールと作成の前にOracle Restartをインストールする必要があります。データベースのインストールを実行するときに、そのデータベースはOracle Restartのインストール時に作成されたリスナーを使用することになるため、この項で示す手順を実行する必要はありません。

    デフォルト・リスナーおよびその他のすべてのリスナーは、Oracle Grid Infrastructureホームで実行する必要があります。

  • Oracle ASMで既存のOracle Database 12cが実行されている場合は、既存のOracle ASMインスタンスを停止します。Oracle Restartのインストールが完了したら、Oracle ASMインスタンスを再び起動します。

インストール時にデータベースの作成を選択すると、ほとんどのインストール・タイプではTCP/IPポート1521とIPCキー値EXTPROCを使用して、デフォルトのOracle Netリスナーが構成および起動されます。ただし、既存のOracle Netリスナー・プロセスが同じポートまたはキー値を使用している場合は、Oracle Universal Installerは次に使用可能なポート(1522など)を探し、そのポートで新しいリスナーを構成および起動します。