ユーザー・アカウントの構成

インストール時には、Oracleホーム・ユーザーを指定できます。

Oracleインストール・ユーザーがインストールを正しく実行できるようにするため、インストールの開始前に次のチェックを実行します。

ソフトウェア・インストール所有者のための環境変数の構成

Oracle Databaseのインストールを開始する前に、TEMP環境変数が正しく設定されていることを確認します。

ユーザー・アカウント制御を使用したユーザー・アカウントの管理

信頼できるアプリケーションのみをコンピュータで実行するために、Oracle DatabaseをサポートするWindowsオペレーティング・システムはユーザー・アカウント制御を提供しています。

このセキュリティ機能を有効にしてある場合、Oracle Universal InstallerではOracle Databaseのインストール時に同意または資格証明がその構成に応じて求められます。

Database Configuration Assistant、Net Configuration Assistant、OPatchなどのOracleツールを実行する場合、あるいはOracleホーム内の任意のディレクトリに対して書込みを行うツールやアプリケーションを実行する場合には、管理者権限が必要です。User Account Controlが有効で、ローカル管理者としてログインしている場合は、これらの各コマンドを正常に実行できます。ただし、管理グループのメンバーとしてログインした場合は、Windows管理者権限を使用してこれらのタスクを明示的に起動する必要があります。管理者権限が必要なすべてのOracleショートカットは、クリックするとデフォルトで管理者として起動されます。ただし、このツールをWindowsコマンド・プロンプトから実行する場合は、管理者コマンド・プロンプトで実行する必要があります。OPatchにはショートカットがないため、管理者コマンド・プロンプトから実行する必要があります。

Windows管理者権限でコマンド・プロンプト・ウィンドウを起動する手順:

  1. デスクトップで、コマンド・プロンプト・ウィンドウのショートカットを作成します。デスクトップにそのショートカットのアイコンが表示されます。
  2. 新規作成したショートカットのアイコンを右クリックし、「管理者として実行」を指定します。

このウィンドウを開くと、タイトル・バーに「管理者: コマンド プロンプト」と表示されます。管理者権限を使用して、このウィンドウ内からコマンドを実行します。