Oracle Database 12cでのOracle9iの言語および定義ファイルの使用

Oracle Database 10g以降のリリースでは、一部の言語および地域定義ファイルの内容に変更が加えられました。

Oracle Database 10g以降のリリースでは、一部の言語および地域定義ファイルの内容に変更が加えられました。Oracleでサポートされている言語および地域の一部では、ローカルの表記規則と一致しなくなったレガシー定義を修正するために、これらの更新が必要です。
Oracle Database 12cカスタマは、既存のアプリケーション・コードを調べて、Oracle Database 10gで導入され定義された正しい文化的規則が使用されていることを確認する必要があります。
アプリケーションのサポートに必要なコード変更を行えないユーザーのために、Oracleデータベースには、Oracle9iのロケール定義ファイルが付属しています。Oracle DatabaseサーバーがOracle9iファイルを使用するように構成されている場合は、各クライアント・インストールでも同様にこの機能を有効にする必要があります。
この機能を有効にするには、次の手順を実行します。
  1. デフォルトで次の場所にあるcr9idata.plスクリプトを実行します。

    ORACLE_HOME\nls\data\old

    選択したインストール・タイプにこのディレクトリが含まれていない場合、cr9idata.plスクリプトは、デフォルトのOracle Database Clientインストール内の同じディレクトリ・パスにあります。

  2. ORA_NLS10 環境変数がディレクトリORACLE_HOME\nls\data\9idataを指すように設定します。cr9idata.plは、言語および地域の新規定義ファイルをここにコピーします。影響を受けたクライアント・プログラムが起動されるたびに、ORA_NLS10にこの値を設定する必要があります。そのため、起動スクリプトで永続的にこの変数を設定するか、Microsoft Windowsプラットフォームでは、Windowsレジストリにこの変数を設定します。