WindowsでのOracle Multimediaについて

Oracle Multimedia (以前のOracle interMedia)は、Oracle Databaseでイメージの保存、管理および取得を実行できるようにする機能です。

Oracle Multimedia (以前のOracle interMedia)は、Oracle Databaseでイメージの保存、管理および取得を実行できるようにする機能です。これを使用して、DICOMフォーマットの医学イメージなどのDICOMデータや、音声、ビデオなどの異機種間メディア・データとその他の企業情報を統合化することもできます。Oracle Multimediaによって、Oracle Databaseの信頼性、可用性が向上し、従来のアプリケーション、インターネット・アプリケーション、E-Commerceアプリケーション、医学アプリケーション、および様々なメディアを利用するアプリケーションでマルチメディア・コンテンツを管理できるようになります。

Standard Edition 2またはEnterprise Editionをインストールした場合は、インストールの終了時にOracle Database Configuration Assistantが自動的に起動します。「カスタマイズ」以外のOracle Database Configuration Assistantのインストール・タイプを選択した場合は、Oracle Multimediaの手動構成は不要です。この項に示されているタスクは、すべて自動的に実行されます。

「カスタマイズ」インストールを選択した場合は、Oracle Database Configuration Assistantによって、Oracle Multimediaの構成手順が示されます。

WindowsでのOracle Multimediaの構成

Oracle Multimediaを構成するには、次の手順を実行します。

データベースを手動で作成および構成している場合、Oracle Multimediaを構成するには、次のようにします。

  1. SQL*Plusを起動します。
    C:\> sqlplus /NOLOG
    
  2. Oracle DatabaseにアカウントSYSDBAで接続します。
    SQL> CONNECT / AS SYSDBA
    
  3. データベースを起動します(必要な場合)。
    SQL> STARTUP
    
  4. スクリプトordinst.sqlを実行します。
    SQL> ORACLE_HOME\ord\admin\ordinst.sql SYSAUX SYSAUX
    
  5. スクリプトiminst.sqlを実行します。
    SQL> ORACLE_HOME\ord\im\admin\catim.sql
    
  6. SQL*Plusを終了します。
    SQL> EXIT
    

    注意:

    Oracle8ilistener.oraファイルおよびtnsnames.oraファイルをOracle Databaseネットワーク・ディレクトリに手動でコピーする場合は、コールが動作し、Oracle Multimediaが正しく機能するよう、サーバー上のネットワーク構成ファイルtnsnames.oraおよびlistener.oraを変更する必要があります。