SGA_MAX_SIZEパラメータについて
パラメータSGA_MAX_SIZE
には、特定のインスタンスのためのシステム・グローバル領域(SGA)の最大サイズが指定されます。
Oracle DatabaseはそのSGA構成をインスタンスの実行中に変更できます。これにより、インスタンスを停止しなくてもバッファ・キャッシュ、共有プールおよびラージ・プールのサイズを変更できます。
Oracle Databaseでは、構成せずにインスタンスを起動し、SGAを最大SGA_MAX_SIZE
のサイズまで拡張することによって、インスタンスがより多くのメモリーを使用できるようにすることができます。SGA_MAX_SIZE
値が指定されていない場合、Oracle Databaseでは、初期化時に指定された、またはデフォルトで選択されたすべてのコンポーネントの合計であるデフォルト値を選択します。初期化パラメータ・ファイルで指定されたSGA_MAX_SIZE
が、初期化時に指定された、またはデフォルトで選択されたすべてのコンポーネントの合計よりも小さい場合、初期化パラメータ・ファイルのSGA_MAX_SIZE
の設定は上限として使用されます。
Oracle Enterprise Manager (またはSQL*Plus)を使用する際、インスタンスのSGAに割り当てられたメモリーがインスタンス起動時に表示されます。SQL*PlusでSHOW
文をSGA句とともに使用して、現行のインスタンスのSGAサイズを表示することもできます。
関連項目:
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SGA初期化パラメータの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
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SGAおよびそのコンポーネントの詳細は、『Oracle Database概要』を参照してください。
親トピック: Windows用のOracle Databaseの指定