プロセスおよびスレッド
UNIXでは、Oracle Database 12cリリース2 (12.2)以降、Oracle Databaseはオペレーティング・システム・プロセスまたはオペレーティング・システム・スレッドを使用して、データベース・ライター(DBW0
)、ログ・ライター(LGWR
)、共有サーバー・プロセス・ディスパッチャおよび共有サーバーなどの各バックグラウンド・タスクを実装します。
オペレーティング・システム・スレッドをプロセスのかわりに使用すると、リソースの共有が可能になり、リソース消費が低減されます。
Windowsでは、各バックグラウンド・プロセスは、1つの大きなプロセス内のスレッドとして実装されます。Oracle Databaseインスタンスまたはシステム識別子のそれぞれには、対応するOracle Databaseのプロセスが1つあります。たとえば、UNIX上の1つのデータベース・インスタンスに対する100のOracle Databaseプロセスは、Windowsでは1つのプロセス内の100のスレッドとして処理されます。
すべてのOracle Databaseバックグラウンド、専用サーバーおよびクライアント・プロセスは、マスターであるOracle Database Windowsプロセスのスレッドであり、Oracle Databaseプロセスのすべてのスレッドでリソースは共有されます。このマルチスレッド・アーキテクチャは非常に効率的で、低いオーバーヘッドでコンテキストのスイッチングを高速に実行できます。
プロセスの表示、各スレッドの終了には、Oracle Administration Assistant for Windowsを使用します。「スタート」メニューから、「すべてのプログラム」、「Oracle - HOMENAME」、「Configuration and Migration Tools」、「Administration Assistant for Windows」の順に選択します。SID
を右クリックし、「プロセス情報」を選択します。
注意:
Microsoft管理コンソール(MMC)は、Oracle Administration Assistant for Windowsの起動時に起動されます。Oracle Databaseでは、複数のデータベース管理スナップインがMicrosoft管理コンソールに統合されています。
関連項目:
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Oracle Administration Assistant for Windowsオンライン・ヘルプ
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マルチプロセスおよびマルチスレッドのOracle Databaseシステムの詳細は、『Oracle Database概要』を参照してください。