このリリースでの『Oracle OLAPユーザーズ・ガイド』の変更点
ここでは、『Oracle OLAPユーザーズ・ガイド』の変更点を示します。
Oracle Database 12cリリース1 (12.1)での変更点
Oracle Database 12cリリース1(12.1)での変更点およびこのリリースでのAnalytic Workspace Managerの変更点は次のとおりです。Analytic Workspace Managerは、Oracle Database内の次元オブジェクトを作成、構築および管理するためのメイン・ツールです。
新機能
このリリースでは、次の機能がAnalytic Workspace Managerに追加されています。
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サービス名を使用したデータベースへの接続
「データベース接続の定義」を参照してください。
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アナリティック・ワークスペースをOracle Databaseに接続する際のアタッチ・モードの指定
「アナリティック・ワークスペースのアタッチ・モードの表示」を参照してください。
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OBIEEと互換性のあるSQL関数式に基づいた計算済メジャーの作成
この機能を有効にすると、作成した計算済メジャーの処理に必要な追加の計算済メジャーが、Analytic Workspace Managerによって自動的に作成されます。計算済メジャーを含むキューブは、Oracle Business Intelligence Enterprise Edition (OBIEE)へのエクスポートに適しています。キューブをOBIEEにエクスポートするには、OBIEE Administratorへのエクスポートプラグインを使用します。
「キューブの作成」および「計算済メジャーの作成」を参照してください。
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メジャー・ディメンション表を含むファクト・ビューの作成
ファクト・ビューは、メジャーが列ではなく行を識別するようにファクト表をピボット操作します。
「メジャー・ディメンションの作成」を参照してください。
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メジャー・ディメンションの作成
ディメンション・メンバーとしてメジャーを持つ、メジャー・ディメンションを作成できるようになりました。また、ディメンションでは、クラス・タイプとして「なし」または「メジャー」を指定できるようになりました。
「メジャー・ディメンションの作成」を参照してください。
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マッピング用のSQLのクリップボードまたはファイルへの保存
「キューブのマッピング」を参照してください
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キューブをデータソースにマップする際の集計関数
SUM
、MAX
、MIN
、AVG
およびCOUNT
の指定「集計関数」を参照してください。
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ディメンション階層の複数のレベルによるキューブのパーティション化
「キューブのパーティション化」を参照してください。
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表へのオブジェクト定義の保存または表からのオブジェクトの作成
これまで、オブジェクト定義をXMLテンプレートとしてファイルに保存できました。さらに、XMLテンプレートをデータベース表に保存できるようになりました。XMLテンプレートは次元オブジェクトの再作成時に使用できます。
「オブジェクト定義を使用したディメンション・オブジェクトの保存および再作成」を参照してください。
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オブジェクトのコピーおよび貼付け
アナリティック・ワークスペース、キューブ、ディメンション、メジャーなどのオブジェクトをコピーして、適切な場所に貼り付けることができるようになりました。
「ディメンション・オブジェクトのコピーおよび貼付け」を参照してください。
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表およびビューへのキューブの結合
Oracle Database 12cではCUBE JOIN操作が導入されています。この操作により、キューブを表またはビューと結合する際のパフォーマンスが向上します。
「表およびビューへのキューブの結合」を参照してください。
サポート対象外機能
次の機能は、Oracleではサポートされなくなりました。このリリースでサポート対象外となった機能の詳細は、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。
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Oracle OLAPでのCommon Warehouse Metamodel(CWM)のサポート終了
その他の変更
このリリースでの追加変更は次のとおりです。
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Oracle Real Application Securityを使用したデータ・セキュリティ・ポリシー
Oracle OLAPでは、キューブまたはディメンションのデータ・セキュリティ・ポリシーの作成時に、Oracle Database 11gリリースで使用していたExtensible Data Security (XDS)ではなく、Oracle Real Application Security (ORAS)を使用します。Oracle Databaseを11gリリースから12cにアップグレードする際、XDSデータ・セキュリティ・ポリシーは自動的にORASに変換されます。
注意:
11g Oracle Databaseインスタンスで定義されたデータ・セキュリティ・ロールは、自動的にORASに変換されません。11gデータベースを12cにアップグレードする前に、11gデータベースで定義されているデータ・セキュリティ・ロールをすべて削除する必要があります。アップグレード後に、Analytic Workspace Manager 12cを使用して、再度データ・セキュリティ・ロールを定義できます。
11gのデータ・セキュリティ・ロールを削除せずに、11gデータベースを12cにアップグレードすると、12cデータベースでは、データ・セキュリティ・ロールを含むすべてのデータ・セキュリティ・ポリシーが無効になります。
12cにおけるデータ・セキュリティ実装の相違点は次のとおりです。
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オブジェクトの所有者のみがデータ・セキュリティ・ポリシーやOLAPデータ・セキュリティ・ロールを作成できます。11gでは、所有者とそのオブジェクトの書込み権限を持つユーザーがデータ・セキュリティ・ポリシーやOLAPデータ・セキュリティ・ロールを作成できました。
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ディメンションまたはキューブのデータ・セキュリティ・ポリシーを無効にした後で再度有効にできます。
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複数のOLAPデータ・セキュリティ・ロールを作成できますが、ディメンションまたはキューブに追加できるのは1つのデータ・セキュリティ・ロールのみです。11gでは、複数追加することができました。
関連項目:
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Analytic Workspace Managerでのデータ・セキュリティ・ポリシーの作成の詳細は、「ディメンションおよびキューブに対するデータ・セキュリティ・ポリシーの作成」を参照してください
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Oracle Databaseでのデータ・セキュリティの構成については、『Oracle Database Real Application Security管理者および開発者ガイド』を参照してください。
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キューブのパーティションに関する情報の表示
キューブの「パーティショニング」プロパティの「パーティション・メンバー分析」サブタブにはキューブのパーティション化に関する情報が表示されます。この情報は、以前のリリースの「キューブ・パーティショニング・アドバイザ」と置き換わります。
関連項目:
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Oracle Enterprise Manager Cloud Control (Cloud Control)
前のリリースのOracle Databaseでは、Oracle Enterprise Manager Database Control (Database Control)を使用して、グラフィカル・ユーザー・インタフェースからデータベースのパフォーマンス・チューニングを管理していました。このリリースでは、Cloud ControlのGraphical User Interfaceを使用できます。
Cloud Controlは、Oracle Databaseとは別にインストールする必要があります。
関連項目:
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Cloud Controlのインストールの詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』を参照
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