2.28 PRINT SCRIPT

目的

PRINT SCRIPTコマンドを使用すると、ローカルまたはグローバル・ストアド・スクリプトを標準出力またはファイルに出力できます。

前提条件

PRINT SCRIPTは、RMANプロンプトでのみ実行できます。RMANが、ターゲット・データベースとリカバリ・カタログに接続されている必要があります。リカバリ・カタログ・データベースはオープンの状態である必要があります。

指定したスクリプトがローカル・スクリプトである場合は、スクリプトを作成または置換したときに接続していたターゲット・データベースにRMANを接続する必要があります。

使用上の注意

GLOBALを指定しない場合、RMANでは、ローカル・スクリプトまたはグローバル・スクリプトscript_nameが検索され、出力されます。ローカル・スクリプトが検出された場合は、そのスクリプトが出力されます。ローカル・スクリプトが検出されず、グローバル・スクリプトscript_nameが検出された場合は、グローバル・スクリプトが出力されます。

構文

printScript::=

セマンティクス

構文要素 説明

GLOBAL

スクリプトをグローバルとして指定します。

GLOBALを指定する場合は、指定した名前のグローバル・スクリプトがリカバリ・カタログ内に存在している必要があります。存在していない場合は、RMANによりエラーRMAN-06004が戻されます。

関連項目: グローバル・スクリプトとローカル・スクリプトの違いについては、使用上の注意を参照してください

script_name

出力するスクリプトの名前を指定します。スクリプト名に空白または予約語が含まれている場合は、引用符で囲む必要があります。

   TO FILE 'filename'

出力を標準出力ではなく指定したファイルに送信します。

例2-114 スクリプトのファイルへの出力

この例では、スクリプトをファイル/tmp/global_backup_db.rmanに出力します。

RMAN> PRINT GLOBAL SCRIPT global_backup_db TO FILE "/tmp/global_backup_db.rman";

例2-115 スクリプトの画面表示

この例では、ストアド・スクリプトを標準出力に出力します(例には出力例も含まれます)。

RMAN> PRINT SCRIPT backup_whole;
 
printing stored script: backup_whole
{
    BACKUP
      INCREMENTAL LEVEL 0 TAG backup_whole
      FORMAT "/disk2/backup/%U"
      DATABASE PLUS ARCHIVELOG;
}