2.27 LIST

目的

LISTコマンドを使用すると、RMANリポジトリに記録されているバックアップおよびその他のオブジェクトに関する情報を表示できます。

関連項目:

リストとレポートの作成方法は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』およびREPORTを参照してください。

前提条件

LISTは、RMANプロンプトでのみ実行できます。次のいずれかの条件が満たされている必要があります。

  • RMANがターゲット・データベースに接続されている必要があります。RMANがリカバリ・カタログに接続されておらずLIST FAILUREコマンドを実行していない場合は、ターゲット・データベースがマウントまたはオープン状態である必要があります。RMANがリカバリ・カタログに接続されていない場合は、ターゲット・データベース・インスタンスが起動されている必要があります。

  • RMANはリカバリ・カタログに接続され、SET DBIDが実行されている必要があります。

使用上の注意

LIST FAILUREを除くLISTコマンドは、CROSSCHECKおよびDELETEコマンドの実行対象のバックアップおよびコピーを表示します。LIST FAILUREコマンドは、ADVISE FAILUREおよびREPAIR FAILUREコマンドの実行対象となる障害を表示します。

Data Guard環境でのRMANのバックアップ処理方法については、Data Guard環境でのRMANのバックアップを参照してください。通常、RMANでは、環境内の1つのデータベース上で作成されたテープ・バックアップはその環境のすべてのデータベースにアクセス可能であるとみなされますが、ディスク・バックアップは作成元のデータベースのみにアクセス可能であるとみなされます。Data Guard環境では、LISTを実行すると、接続されているターゲット・データベースにアクセス可能なファイルが表示されます。

LISTの出力は、標準出力またはメッセージ・ログのいずれかに対して行われます。同時に両方に出力されることありません。

セマンティクス

list

構文要素 説明

DB_UNIQUE_NAME

リカバリ・カタログに登録されている1つ以上のデータベースのDB_UNIQUE_NAMEをリストします。

RMANは、リカバリ・カタログに接続している必要があります。また、RMANが、マウントされているかオープンされているターゲット・データベースに接続しているか、またはSET DBIDコマンドでターゲット・データベースを指定する必要もあります。プライマリ・データベースのDBIDと、それに関連付けられているスタンバイ・データベースのDBIDは同じで、これらのデータベースは、DB_UNIQUE_NAMEによって区別できます。

関連項目: 出力の説明については、表2-28を参照してください。

   ALL

RMANリポジトリに登録されているすべてのデータベースのDB_UNIQUE_NAMEをリストします。

   OF DATABASE database_name

指定されたDB_NAMEのすべてのデータベースのDB_UNIQUE_NAMEをリストします。

EXPIRED

リポジトリ内でEXPIRED(見つからなかったことを示します)とマークされているバックアップ・セット、プロキシ・コピーおよびイメージ・コピーを表示します。出力の詳細は、表2-9を参照してください。

LIST EXPIREDに最新出力が表示されるようにするには、CROSSCHECKコマンドを定期的に実行してください。CROSSCHECKコマンドを使用すると、ディスクおよびテープで、リポジトリに記録されているバックアップおよびコピーが検索されます。見つからない場合は、リポジトリ・レコードが状態EXPIREDに更新されます。

   listObjectSpec

リストする期限切れオブジェクトのタイプを指定します。

関連項目: listObjectSpecを参照してください

   maintQualifier

リストの範囲を制限します。

関連項目: maintQualifierを参照してください

削除されたPDBのバックアップを表示するには、LISTコマンドでGUIDオプションを使用して、削除されたPDBのGUIDを指定します。削除されたPDBのGUIDを確認するには、dba_pdb_historyビューを問い合せます。

   recordSpec

リストする期限切れオブジェクトを指定します。

関連項目: recordSpecを参照してください

   forDbUniqueNameOption

Data Guard環境の指定したDB_UNIQUE_NAMEにのみ関連付けられた、listObjectSpecまたはrecordSpecの期限切れファイルをリストします。

データベースはdb_unique_nameで指定できますが、ALLを使用すると、特定のDBIDについてカタログに記録されている一意の名前のデータベースをすべて指定できます。リカバリ・カタログ内のデータベースは、DBIDおよびDB_UNIQUE_NAME初期化パラメータの値によって一意に識別されます。

RMANは、リカバリ・カタログに接続している必要があります。また、RMANは、マウント済またはオープン状態のターゲット・データベースに接続しているか、SET DBIDコマンドを実行している必要があります。

関連項目: この句のオプションについては、forDbUniqueNameOptionを参照してください

FAILURE

データ・リカバリ・アドバイザによって記録された障害をリストします。RMANが接続しているデータベースは、単一インスタンス・データベースである必要があります。また、フィジカル・スタンバイ・データベース以外である必要があります。

関連項目: Oracle RACおよびデータ・リカバリ・アドバイザを参照してください

データ・リカバリ・アドバイザは、データの損失や破損の原因となる幅広い物理的な問題を検出して修復できます。物理的な破損は、通常、I/Oサブシステムのエラーや人為的エラーが原因で発生します。データ・リカバリ・アドバイザは、一部のタイプの論理的な破損については、検出して処理することができません。このタイプの破損については、Oracleサポート・サービスに問い合せる必要があります。

データ・リカバリ・アドバイザでは、障害とは、一連の修復処置にマップされる永続的なデータの破損のことです。データ障害は、各種チェック(データベースまたはその構成要素の状態を評価する診断手順)で検出されます。それぞれのチェックで、1つ以上の障害が診断され、その障害は一連の修復に対応付けられます。

一般的な例としては、LIST FAILUREを実行して障害をリストしてから、ADVISE FAILUREを使用して修復オプションを表示し、REPAIR FAILUREを実行して障害を修復します。これらのコマンドを同じRMANセッションで実行します。

LIST FAILUREでオプションを指定しない場合は、ステータスがOPENで、優先順位が最も高い障害のみがリストされます。したがって、CRITICALHIGHの障害が存在する場合は、コマンド出力に必ずリストされます。優先順位がLOWの障害は、優先順位がCRITICALの障害とHIGHの障害が両方とも存在しない場合にのみリストされます。障害は発生した逆順で保存されます(最新の障害が最初にリストされます)。

LIST FAILUREコマンドを実行しても、新しい障害を診断するチェックは開始されません。このコマンドは、それまでに実行済の評価結果をリストします。したがって、LIST FAILUREを繰り返し実行すると、コマンドを実行してから次にコマンドを実行するまでの間に発生したエラーに対応してデータベースで新しい障害が自動的に診断された場合にのみ、その障害が検出されます。ただし、LIST FAILUREは、その実行時に既存のすべての障害を再評価します。ユーザーが障害を手動で修正した場合や、障害が一過性のもので存在しなくなっていた場合は、その障害がLIST FAILUREの出力から除かれます。

関連項目: LIST FAILUREの出力表の列ヘッダーの説明は、表2-27を参照してください。実例については、例2-113を参照してください

   ALL

ステータスがOPENの障害を、優先順位とは無関係にすべてリストします。

   CRITICAL

ステータスがOPENでCRITICALな障害のみをリストします。

   HIGH

優先順位がHIGHでステータスがOPENの障害のみをリストします。

   LOW

優先順位がLOWでステータスがOPENの障害のみをリストします。

UNKNOWN

データベースがマウントされるまで優先順位を決定できない障害のみをリストします。

   failureNumber

障害を障害番号で指定します。

   CLOSED

クローズされている障害のみをリストします。

   EXCLUDE FAILURE failureNumber

指定された障害をリストから除外します。

   DETAIL

まとめられた障害を展開してリストします。たとえば、あるファイル内の複数箇所でブロックが破損している場合にDETAILオプションを指定すると、それぞれの破損ブロックがリストされます。

INCARNATION

データベースのインカネーションに関する情報を表示します。

RESETLOGSオプションでデータベースをオープンするたびに、データベースの新規インカネーションが作成されます。LIST INCARNATIONを実行したときにデータベースのインカネーションがn個表示された場合は、そのデータベースのオンラインREDOログがn-1回リセットされています。

LIST出力には、指定したデータベース名に該当するすべてのデータベース・インカネーション・レコードの主キーが(インカネーション・キーが含まれるInc Key列に)含まれます。RMANが現行とみなしているインカネーションを前のインカネーションに変更するには、RESET DATABASEコマンドでこのキーを使用します。

関連項目: LIST INCARNATIONの出力表の列ヘッダーの説明は、表2-24を参照してください。実例については、例2-112を参照してください

   OF DATABASE database_name

データベースの名前を指定します。OF DATABASEオプションを指定しない場合、LISTは、リカバリ・カタログに登録されているすべてのデータベースを表示します。

listObjectSpec

リストする期限切れオブジェクトのタイプを指定します。

関連項目: listObjectSpecを参照してください

   maintQualifier

リストの範囲を制限します。

関連項目: maintQualifierを参照してください

   recoverableClause

表示するリストを、リポジトリ内のステータスがAVAILABLEで、ターゲット・データベースの現行のインカネーションでリストアとリカバリに使用できるデータファイル・バックアップまたはコピーに限定します。

関連項目: recoverableClauseを参照してください

recordSpec

リストするオブジェクトを指定します。

関連項目: recordSpecを参照してください

   untilClause

終了時刻、SCNまたはログ順序番号を指定します。

関連項目: untilClauseを参照してください

RESTORE POINT

RMANリポジトリで認識されているリストア・ポイントを表示します。

関連項目: LIST RESTORE POINTの出力表の列ヘッダーの説明は、表2-26を参照してください。

   restore_point_name

指定されたリストア・ポイントを表示します。

   ALL

RMANリポジトリで認識されているすべてのリストア・ポイントを表示します。

forDbUniqueNameOption

Data Guard環境の指定したDB_UNIQUE_NAMEにのみ関連付けられたバックアップおよびリストア・ポイントをリストします。

データベースはdb_unique_nameで指定できますが、ALLを使用すると、特定のDBIDについてカタログに記録されている一意の名前のデータベースをすべて指定できます。リカバリ・カタログ内のデータベースは、DBIDおよびDB_UNIQUE_NAME初期化パラメータの値によって一意に識別されます。

RMANは、リカバリ・カタログに接続している必要があります。また、RMANでは、マウントされているかオープンされているターゲット・データベースに接続していることも必要です。

関連項目: この句のオプションについては、forDbUniqueNameOptionを参照してください

ALL SCRIPT NAMES

RMANでは、接続されているリカバリ・カタログのすべてのデータベースに定義されているすべてのグローバル・スクリプトおよびローカル・スクリプトが、コメントとともにリストされます。

リカバリ・カタログに接続している必要がありますが、ターゲット・データベースに接続している必要はありません。

GLOBAL SCRIPT NAMES

RMANでは、接続されているリカバリ・カタログで定義されているグローバル・スクリプトのみが、コメントとともにリストされます。

リカバリ・カタログに接続している必要がありますが、ターゲット・データベースに接続している必要はありません。

SCRIPT NAMES

現在のターゲット・データベースで実行できるローカル・スクリプトおよびグローバル・スクリプトがリストされます。

この形式でコマンドを使用するには、ターゲット・データベースとリカバリ・カタログに接続している必要があります。

関連項目: 出力の説明は、表2-25を参照してください。実例については、例3-19を参照してください

listObjectSpec

この副次句は、リストするオブジェクトのタイプを指定します。

構文要素 説明

BACKUP

バックアップ・セット(バックアップ・ピースの詳細も含む)およびプロキシ・コピーに関する情報を表示します。

関連項目: LIST BACKUP出力の説明は、表2-9を参照してください。実例については、例2-108を参照してください

   OF listObjList

操作するオブジェクトのリストをlistObjList句で指定したオブジェクト型に限定します。オブジェクトを指定しなければ、LISTではデフォルトでOF DATABASE CONTROLFILE ARCHIVELOG ALLが使用されます。

注意: LIST BACKUP ... LIKEコマンドは有効ではありません。ただし、LIST BACKUP OF ARCHIVELOG LIKEのみは有効です。

関連項目: listObjListを参照してください

   listBackupOption

バックアップのサマリーまたは詳細情報をリストするかどうかを指定します。

archivelogRecordSpecifier

アーカイブREDOログ・ファイルの範囲情報を表示します。

COPY

データファイルのコピー、アーカイブREDOログ・ファイルおよびアーカイブREDOログ・ファイルのイメージ・コピーに関する情報のみを表示します。デフォルトでは、LIST COPYによってすべてのデータベース・ファイルとアーカイブREDOログ・ファイルのコピーが表示されます。出力には、リストアできないイメージ・コピー、期限切れのイメージ・コピーまたは使用不可能なイメージ・コピーも含め、使用可能なイメージ・コピーおよび使用不可能なイメージ・コピーの両方が含まれます。

関連項目: LIST COPYの出力表の列ヘッダーの説明は、表2-21および表2-23を参照してください。

   OF listObjList

操作するオブジェクトのリストをlistObjList句で指定したオブジェクト型に限定します。

関連項目: listObjListを参照してください

foreignlogRecordSpecifier

外部アーカイブREDOログ・ファイルの範囲情報を表示します。

recoverableClause

この副次句は、リカバリ可能なバックアップを指定します。

構文要素 説明

RECOVERABLE

表示するリストを、リポジトリ内のステータスがAVAILABLEで、ターゲット・データベースの現行のインカネーションでリストアとリカバリに使用できる、期限切れのデータファイル・バックアップまたはコピーに限定します。このリストには、増分を適用できる有効な親を持たない増分バックアップ以外のすべてのバックアップおよびコピーが含まれます。

  TO RESTORE POINT   restore_point_name

リストア・ポイントを作成した時点のSCNを上限として、リストア・ポイントを指定します。指定した値は含まれます。上限値が含まれるため、RMANは、リストア・ポイントに対応するSCNまでリカバリできるファイルのみをリストします。

   untilClause

終了時刻、SCNまたはログ順序番号を指定します。

関連項目: untilClauseを参照してください

listBackupOption

バックアップのサマリーを出力するか、特定のデータファイルのバックアップをリストするかを指定します。

構文要素 説明

BY FILE

各データファイル、アーカイブREDOログ・ファイル、制御ファイルおよびサーバー・パラメータ・ファイルのバックアップを表示します。

関連項目: LIST BACKUP ... BY FILE出力の説明は、表2-18表2-19および表2-20を参照してください。

SUMMARY

バックアップごとに1行のサマリーを表示します。

関連項目: LIST BACKUP ... SUMMARY出力の説明は、表2-16を参照してください。出力例については、例2-109を参照してください

LISTコマンドの出力

出力で表示される情報については、次の表を参照してください。

表2-9 バックアップ・セットのリスト(データファイルのバックアップ・セットの場合)

内容

BS Key

このバックアップ・セットを識別する一意のキー。

RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、BS Keyはカタログ内のバックアップ・セットの主キーです。これは、RC_BACKUP_SETビューのBS_KEYに対応します。RMANがデフォルトのNOCATALOGモードで接続している場合、BS KeyにはV$BACKUP_SETのRECIDが表示されます。

Type

バックアップのタイプFullまたはIncr(増分)。

注意: データファイルのバックアップ・セットにのみ含まれる列。

LV

バックアップのレベル。非増分の場合はNULL、増分の場合はレベル0またはレベル1。

注意: データファイルのバックアップ・セットにのみ含まれる列。

Size

バックアップのサイズ(バイト)。

注意: データファイルのバックアップ・セットにのみ含まれる列。

Device Type

バックアップが行われたデバイスのタイプ(DISKまたはsbtなど)。

Elapsed Time

バックアップの期間。

Completion Time

バックアップ・セットを取った日付と時刻。このフィールドの書式は、NLS_LANGおよびNLS_DATE_FORMATの環境設定によって変わります。

List of data files in backup set ...

表2-11を参照してください

表2-10 バックアップ・ピースのリスト(ピースが1つのみのセットの場合)

内容

BP Key

リカバリ・カタログまたはターゲット・データベース制御ファイルにあるバックアップ・ピースの一意の識別子。

RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、BP Keyはカタログ内のバックアップ・ピースの主キーです。これは、RC_BACKUP_PIECEビューのBP_KEYに対応します。RMANがNOCATALOGモードで接続している場合、BP KeyにはV$BACKUP_PIECEのRECIDが表示されます。

注意: リカバリ・カタログおよび制御ファイルにあるKEYの値は異なります。

Status

バックアップ・ピースの状態。AVAILABLEUNAVAILABLEまたはEXPIRED(各状態の説明は、CHANGECROSSCHECKおよびDELETEコマンドを参照)。

Compressed

バックアップ・ピースが圧縮されているかどうか(YESまたはNO)。

Tag

バックアップ・セットに適用されるタグ。タグ名には大/小文字区別がなく、すべて大文字で表示されます。

Piece Name/Handle

バックアップ・ピースのファイル名またはハンドル。バックアップ・ピースがSBTにある場合は、メディアIDが名前とともに表示されます。

SPFILE Included

サーバー・パラメータ・ファイルがバックアップに含まれます。

Control File Included

制御ファイルがバックアップに含まれます。

注意: この行は、現行の制御ファイルがバックアップに含まれる場合にのみ表示されます。

Ckp SCN

バックアップ制御ファイルのチェックポイントSCN。指定したSCNより前にREDOレコードに記録されたデータベース変更はすべて、制御ファイルに反映されます。

注意: この行は、現行の制御ファイルがバックアップに含まれる場合にのみ表示されます。

Ckp time

バックアップ制御ファイルのチェックポイントの時刻。指定した時刻より前にREDOレコードに記録されたデータベース変更はすべて、制御ファイルに反映されます。

注意: この行は、現行の制御ファイルがバックアップに含まれる場合にのみ表示されます。

表2-11 バックアップ・セット内のデータファイルのリスト

内容

File

バックアップされたファイルの数。

LV

バックアップのレベル。非増分の場合はNULL、増分の場合はレベル0またはレベル1。

Type

バックアップのタイプFullまたはIncr(増分)。

Ckp SCN

データファイルをバックアップした時点のデータファイルのチェックポイント。このSCNより前のデータベース変更はすべて、ファイルに書き込まれ、指定したSCN以降の変更はファイルに書き込まれていません。

Ckp Time

データファイルをバックアップした時点のデータファイルのチェックポイント。この時刻より前のデータベース変更はすべて、ファイルに書き込まれ、指定した時刻以降の変更はファイルに書き込まれていません。

Name

このバックアップ・セットからリストアされており、SET NEWNAMEコマンドが入力されていない場合に、このファイルがリストアされる場所。

関連項目: SETを参照してください

表2-12 バックアップ・セット内のアーカイブ・ログのリスト

内容

Thrd

REDOログのスレッド番号。

Seq

アーカイブ・ログのログ順序番号。

Low SCN

アーカイブ・ログ内の最小SCN。

Low Time

データベースが、この順序番号を持つREDOログに切り替わった時刻。

Next SCN

次のアーカイブ・ログ順序の下位SCN。

Next Time

次のアーカイブ・ログ順序の下位の時刻。

表2-13 バックアップ・セット ... のバックアップ・セット・コピー ... (複数ピースの場合のみ)

内容

Device Type

バックアップが行われたデバイスのタイプ(DISKまたはsbtなど)。

Elapsed Time

バックアップの期間。

Completion Time

バックアップ・セットを取った日付と時刻。このフィールドの書式は、NLS_LANGおよびNLS_DATE_FORMATの環境設定によって変わります。

Tag

バックアップ・セットに適用されるタグ。タグ名には大/小文字区別がなく、すべて大文字で表示されます。

表2-14 バックアップ・セット ... のコピー ... のバックアップ・ピースのリスト(複数ピースの場合)

内容

BP Key

リカバリ・カタログまたはターゲット・データベース制御ファイルにあるバックアップ・ピースの一意の識別子。

RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、BP Keyはカタログ内のバックアップ・ピースの主キーです。これは、RC_BACKUP_PIECEビューのBP_KEYに対応します。RMANがNOCATALOGモードで接続されている場合、BP KeyにはV$BACKUP_PIECEのRECIDが表示されます。

注意: リカバリ・カタログおよび制御ファイルにあるKEYの値は異なります。

Pc#

バックアップ・セット内のバックアップ・ピースの数。

Status

バックアップ・ピースの状態。AVAILABLEUNAVAILABLEまたはEXPIRED(各状態の説明は、CHANGECROSSCHECKおよびDELETEコマンドを参照)。

Piece Name

バックアップ・ピースのファイル名またはハンドル。バックアップ・ピースがSBTに格納されている場合は、メディアIDも表示されます。

表2-15 プロキシ・コピーのリスト

内容

PC Key

このプロキシ・コピーを識別する一意のキー。

RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、PC Keyはカタログ内のプロキシ・コピーの主キーです。これは、RC_PROXY_DATAFILEビューのXDF_KEYまたはRC_PROXY_CONTROLFILEビューのXCF_KEYに対応します。RMANがNOCATALOGモードで接続している場合、PC KeyにはV$PROXY_DATAFILEのRECIDが表示されます。

File

コピーされたデータファイルの絶対ファイル番号。

Status

プロキシ・コピーの状態。AVAILABLEUNAVAILABLEまたはEXPIRED(各状態の説明は、CHANGECROSSCHECKおよびDELETEコマンドを参照)。

Completion Time

バックアップ・セットを取った日付と時刻。このフィールドの書式は、NLS_LANGおよびNLS_DATE_FORMATの環境設定によって変わります。

Ckp SCN

プロキシ・コピー制御ファイルのチェックポイントSCN。指定したSCNより前にREDOレコードに記録されたデータベース変更はすべて、制御ファイルに反映されます。

Ckp time

プロキシ・コピー制御ファイルのチェックポイント時刻。指定した時刻より前にREDOレコードに記録されたデータベース変更はすべて、制御ファイルに反映されます。

Datafile name

このバックアップ・セットからリストアされており、SET NEWNAMEコマンドが入力されていない場合に、このファイルがリストアされる場所。

関連項目: SETを参照してください。

Handle

このプロキシ・コピー用のメディア・マネージャのハンドル。オブジェクトがsbtにある場合は、メディアIDも表示されます。

Tag

プロキシ・コピーに適用されるタグ。タグ名には大/小文字区別がなく、すべて大文字で表示されます。

表2-16 バックアップ・セットのリスト(LIST BACKUP ... SUMMARY)

内容

Key

このバックアップ・セットを識別する一意のキー。

RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、BS Keyはカタログ内のバックアップ・セットの主キーです。これは、RC_BACKUP_SETビューのBS_KEYに対応します。RMANがNOCATALOGモードで接続されている場合、BS KeyにはV$BACKUP_SETRECIDが表示されます。

TY

バックアップのタイプ。バックアップ・セット(B)またはプロキシ・コピー(P)。

LV

増分バックアップの場合は、増分バックアップのレベル(0または1)。

データファイルの全体バックアップを含むバックアップ・セットの場合はF

アーカイブREDOログ・ファイルを含むバックアップ・セットの場合はA

S

バックアップの状態。A(使用可能)、U(使用不可能)またはX(セットのすべてのバックアップ・ピースが期限切れ)。それぞれの状態の詳細は、CHANGECROSSCHECKおよびDELETEコマンドを参照してください。

Device Type

バックアップが行われたデバイスのタイプ(DISKまたはsbtなど)。

Completion Time

バックアップ・セットを取った日付と時刻。このフィールドの書式は、NLS_LANGおよびNLS_DATE_FORMATの環境設定によって変わります。

#Pieces

バックアップ・セット内のバックアップ・ピースの数。

#Copies

セット内のバックアップ・ピースごとに作成されたコピー数。多重化が実行されていない場合、この数値は1です。それ以外の場合、値の範囲は2から4までです。

Compressed

バックアップ・セットがRMANにより圧縮された場合はYES。RMANにより圧縮されていない場合はNO

Tag

バックアップ・セットに適用されるタグ。アスタリスク(*)は、バックアップ・ピースのタグが同じバックアップ・セット内で異なることを示します。この状態は、CATALOGまたはBACKUP BACKUPSETを使用しているときにユーザーがタグを変更した場合に発生します。タグ名には大/小文字区別がなく、すべて大文字で表示されます。

表2-17 バックアップ・ピースのリスト(LIST BACKUPPIECE )

内容

BP Key

リカバリ・カタログまたはターゲット・データベース制御ファイルにあるバックアップ・ピースの一意の識別子。

RMANがカタログに接続している場合、BP Keyはカタログ内のバックアップ・ピースの主キーです。これは、RC_BACKUP_PIECEビューのBP_KEYに対応します。RMANがNOCATALOGモードで接続されている場合、BP KeyにはV$BACKUP_PIECEのRECIDが表示されます。

注意: リカバリ・カタログおよび制御ファイルにあるKEYの値は異なります。

BS Key

このバックアップ・セットを識別する一意のキー。

RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、BS Keyはカタログ内のバックアップ・セットの主キーです。これは、RC_BACKUP_SETビューのBS_KEYに対応します。RMANがNOCATALOGモードで接続されている場合、BS KeyにはV$BACKUP_SETRECIDが表示されます。

Pc#

バックアップ・セット内のバックアップ・ピースの数。

Cp#

バックアップ・セット内のこのバックアップ・ピースのコピー数。多重化が実行されていない場合、この数値は1です。それ以外の場合、値の範囲は2から4までです。

Status

バックアップ・ピースの状態。AVAILABLEUNAVAILABLEまたはEXPIRED(各状態の説明は、CHANGECROSSCHECKおよびDELETEコマンドを参照)。

Device Type

バックアップが行われたデバイスのタイプ(DISKまたはsbtなど)。

Piece Name

バックアップ・ピースのファイル名またはハンドル。ピースがSBTに格納されている場合は、ハンドルおよびメディアIDが表示されます。

表2-18 データファイル・バックアップのリスト(LIST BACKUP ... BY FILE)

内容

File

絶対データファイル番号。

Key

このバックアップ・セットを識別する一意のキー。

RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、Keyはカタログ内のバックアップ・セットの主キーです。これは、RC_BACKUP_SETビューのBS_KEYに対応します。RMANがNOCATALOGモードでターゲット・データベースに接続している場合、KeyにはV$BACKUP_SETのRECIDが表示されます。

TY

バックアップのタイプ。バックアップ・セット(B)またはプロキシ・コピー(P)。

LV

バックアップ・レベル。非増分の場合はF、増分の場合はレベル0またはレベル1

S

バックアップの状態。A(使用可能)、U(使用不可能)またはX(セットのすべてのバックアップ・ピースが期限切れ)。それぞれの状態の詳細は、CHANGECROSSCHECKおよびDELETEコマンドを参照してください。

Ckp SCN

データファイルをバックアップした時点のデータファイルのチェックポイント。このSCNより前のデータベース変更はすべて、ファイルに書き込まれます。指定したSCN以降の変更はファイルに書き込まれません。

Ckp Time

データファイルをバックアップした時点のデータファイルのチェックポイント。時刻より前のデータベース変更はすべて、ファイルに書き込まれます。指定した時刻以降の変更はファイルに書き込まれません。

#Pieces

バックアップ・セット内のバックアップ・ピースの数。

#Copies

セット内のバックアップ・ピースごとに作成されたコピー数。多重化が実行されていない場合、この数値は1です。それ以外の場合、値の範囲は2から4までです。

Compressed

バックアップがRMANにより圧縮された場合はYES。RMANにより圧縮されていない場合はNO

Tag

バックアップ・セットに適用されるタグ。アスタリスク(*)は、バックアップ・ピースのタグが同じバックアップ・セット内で異なることを示します。この状態は、CATALOGまたはBACKUP BACKUPSETを使用しているときにユーザーがタグを変更した場合に発生します。タグ名には大/小文字区別がなく、すべて大文字で表示されます。

表2-19 アーカイブ・ログ・バックアップのリスト(LIST BACKUP ... BY FILE)

内容

Thrd

REDOログのスレッド番号。

Seq

アーカイブ・ログのログ順序番号。

Low SCN

アーカイブ・ログ内の最小SCN。

Low Time

データベースが、この順序番号を持つREDOログに切り替わった時刻。

BS Key

このバックアップ・セットを識別する一意のキー。

RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、BS Keyはカタログ内のバックアップ・セットの主キーです。これは、RC_BACKUP_SETビューのBS_KEYに対応します。RMANがNOCATALOGモードで接続されている場合、BS KeyにはV$BACKUP_SETRECIDが表示されます。

S

バックアップの状態。A(使用可能)、U(使用不可能)またはX(セットのすべてのバックアップ・ピースが期限切れ)。それぞれの状態の詳細は、CHANGECROSSCHECKおよびDELETEコマンドを参照してください。

#Pieces

バックアップ・セット内のバックアップ・ピースの数。

#Copies

セット内のバックアップ・ピースごとに作成されたコピー数。多重化が実行されていない場合、この数値は1です。それ以外の場合、値の範囲は2から4までです。

Compressed

バックアップがRMANにより圧縮された場合はYES。RMANにより圧縮されていない場合はNO

Tag

バックアップ・セットに適用されるタグ。タグ名には大/小文字区別がなく、すべて大文字で表示されます。

表2-20 制御ファイル・バックアップのリスト(LIST BACKUP ... BY FILE)

内容

CF Ckp SCN

制御ファイルのチェックポイントSCN。

Ckp Time

アーカイブ・ログのログ順序番号。

BS Key

このバックアップ・セットを識別する一意のキー。

RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、BS Keyはカタログ内のバックアップ・セットの主キーです。これは、RC_BACKUP_SETビューのBS_KEYに対応します。RMANがNOCATALOGモードで接続されている場合、BS KeyにはV$BACKUP_SETRECIDが表示されます。

S

バックアップの状態。A(使用可能)、U(使用不可能)またはX(セットのすべてのバックアップ・ピースが期限切れ)。それぞれの状態の詳細は、CHANGECROSSCHECKおよびDELETEコマンドを参照してください。

#Pieces

バックアップ・セット内のバックアップ・ピースの数。

#Copies

セット内のバックアップ・ピースごとに作成されたコピー数。多重化が実行されていない場合、この数値は1です。それ以外の場合、値の範囲は2から4までです。

Compressed

バックアップがRMANにより圧縮された場合はYES。RMANにより圧縮されていない場合はNO

Tag

バックアップ・セットに適用されるタグ。タグ名には大/小文字区別がなく、すべて大文字で表示されます。

表2-21 データファイルのコピーのリスト

内容

Key

データファイルのコピーを指す一意の識別子。CHANGEコマンドでこの値を使用して、データファイルのコピーの状態を変更します。

RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、Keyはカタログ内のデータファイルのコピーの主キーです。これは、RC_DATAFILE_COPYビューのCDF_KEYに対応します。RMANがNOCATALOGモードで接続されている場合、KeyにはV$DATAFILE_COPYのRECIDが表示されます。

注意: リカバリ・カタログおよび制御ファイルにあるKEYの値は異なります。

File

コピー元のデータファイルのファイル番号。

S

コピーの状態。A(使用可能)、U(使用不可能)、X(期限切れ)。それぞれの状態の詳細は、CHANGECROSSCHECKおよびDELETEコマンドを参照してください。

Completion Time

コピーを取った日付と時刻。このフィールドの書式は、NLS_LANGおよびNLS_DATE_FORMATの環境変数によって変わります。

Ckp SCN

このデータファイルのコピーを取った時点のデータファイルのチェックポイント。このSCNより前のデータベース変更はすべて、このデータファイルに書き込まれます。

Ckp TIME

このデータファイルのコピーを取った時点のデータファイルのチェックポイント。この時刻より前のデータベース変更はすべて、このデータファイルに書き込まれます。

Name

データファイルのコピーのファイル名。

Tag

データファイルのコピーに適用されたタグ。タグ名には大/小文字区別がなく、すべて大文字で表示されます。

表2-22 制御ファイルのコピーのリスト

内容

Key

制御ファイルのコピーを指す一意の識別子。CHANGEコマンドでこの値を使用して、コピーの状態を変更します。

RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、Keyはカタログ内の制御ファイル・コピーの主キーです。これは、RC_CONTROLFILE_COPYビューのCCF_KEYに対応します。RMANがNOCATALOGモードで接続されている場合、KeyにはV$DATAFILE_COPYのRECIDが表示されます。

注意: リカバリ・カタログおよび制御ファイルにあるKeyの値は異なります。

S

コピーの状態。A(使用可能)、U(使用不可能)、X(期限切れ)。それぞれの状態の詳細は、CHANGECROSSCHECKおよびDELETEコマンドを参照してください。

Completion Time

コピーを取った日付と時刻。このフィールドの書式は、NLS_LANGおよびNLS_DATE_FORMATの環境変数によって変わります。

Ckp SCN

この制御ファイルのコピーを取った時点の制御ファイルのチェックポイント。

Ckp TIME

この制御ファイルのコピーを取った時点の制御ファイルのチェックポイント。

Name

制御ファイルのコピーのファイル名。

Tag

制御ファイル・コピーに適用されるタグ。タグ名には大/小文字区別がなく、すべて大文字で表示されます。

表2-23 アーカイブ・ログ・コピーのリスト

内容

Key

アーカイブREDOログ・コピーの一意の識別子。CHANGEコマンドでこの値を使用して、コピーの状態を変更します。

RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、Keyはカタログ内のバックアップ・セットの主キーです。これは、RC_ARCHIVED_LOGビューのAL_KEYに対応します。RMANがNOCATALOGモードで接続されている場合、KeyにはV$ARCHIVED_LOGのRECIDが表示されます。

注意: リカバリ・カタログおよび制御ファイルにあるKeyの値は異なります。

Thrd

REDOログのスレッド番号。

Seq

ログ順序番号。

S

コピーの状態。A(使用可能)、U(使用不可能)、X(期限切れ)。それぞれの状態の詳細は、CHANGECROSSCHECKおよびDELETEコマンドを参照してください。

Low Time

データベースが、この順序番号を持つREDOログに切り替わった時刻。

Name

アーカイブREDOログ・コピーのファイル名。

表2-24 データベースのインカネーションのリスト

内容

DB Key

Inc Keyと結合して、RMANがリカバリ・カタログのデータベース・インカネーションを識別する一意のキー。リカバリ・カタログからデータベースを登録解除する(そのデータベースに関連付けられている行をすべてリカバリ・カタログから削除する)場合、このキーを使用します。

Inc Key

DB Keyと結合して、RMANがリカバリ・カタログのデータベース・インカネーションを識別する一意のキー。このキーは、最新のRESETLOGSより前の時点までデータベースをリカバリするときに、RESET DATABASE TO INCARNATIONで使用します。

DB Name

DB_NAMEパラメータにリストされたデータベース名。

DB ID

データベース作成時にデータベースが自動的に生成するデータベース識別番号。

STATUS

現行インカネーションの場合はCURRENT、現行インカネーションの親インカネーションの場合はPARENT、孤立したインカネーションの場合はORPHAN

Reset SCN

インカネーションが作成されたときのSCN。

Reset Time

インカネーションが作成された時刻。

表2-25 リカバリ・カタログのストアド・スクリプトのリスト(LIST SCRIPT NAMES)

内容

Script Name

ストアド・スクリプトの名前。

Description

スクリプトの作成時に指定したコメント。

表2-26 リストア・ポイントのリスト(LIST RESTORE POINT)

内容

SCN

リストア・ポイントのSCN。

RSP Time

CREATE RESTORE POINT文で指定した時間。それ以外の場合はNULLです。

Type

保証付きリストア・ポイントの場合はGUARANTEED。通常のリストア・ポイントの場合はNULL。

Time

リストア・ポイントが作成された時刻。

Name

リストア・ポイントの名前。

表2-27 障害のリスト

内容

Failure ID

障害を示す一意の識別子。

Priority

障害の優先順位: CRITICALHIGHまたはLOW

優先順位がCRITICALの障害は、データベース全体を使用できなくするため、すぐに対応する必要があります。通常、CRITICALな障害が発生するとインスタンスが停止し、その後のインスタンスの起動時に障害が診断されます。データベースはCRITICALな障害がすべて修正されるまで使用できません(ADVISE FAILUREを参照)。

障害の優先順位がHIGHの場合は、データベースの一部が使用できなくなるか、リカバリできなくなるため、通常は合理的に短時間で修復する必要があります。このような障害の例には、データ・ブロックの物理的な破損、致命的でないI/Oエラー、アーカイブREDOログ・ファイルまたはバックアップ・ファイルの欠落などがあります。

優先順位がLOWの障害は、それより重要な障害が修正されるまで無視できます。たとえば、ブロックの破損には、優先順位のHIGHが初期的に割り当てられますが、このブロックがデータベースの可用性に影響しない場合は、CHANGE FAILUREを使用して優先順位をLOWに変更できます。

Status

障害の修復ステータス。適切な修復処理が開始されるまで、障害のステータスはOPEN(未修復)になります。修復が完了すると、障害ステータスがCLOSEDに変更されます。

Time Detected

障害が診断されたときの日付。

Summary

障害の概要。

表2-28 データベースのリスト(LIST DB_UNIQUE_NAME)

内容

DB Key

Inc Keyと結合して、RMANがリカバリ・カタログのデータベース・インカネーションを識別する一意のキー。プライマリ・データベースおよびスタンバイ・データベースは、同じDB Key値を共有します。

DB Name

データベースのDB_NAME。プライマリ・データベースおよびスタンバイ・データベースは、同じDB Name値を共有します。

DB ID

データベースのDBID。プライマリ・データベースおよびスタンバイ・データベースは、同じDBIDを共有します。

Database Role

データベースがプライマリ・データベースである場合はPRIMARY、データベースがスタンバイ・データベースである場合はSTANDBY

Db_unique_name

データベースのDB_UNIQUE_NAME。プライマリ・データベースおよびスタンバイ・データベースのDB_UNIQUE_NAME値は異なります。

例2-108 バックアップのリスト

この例では、すべてのバックアップをリストします。出力には、ディスク上の2つのバックアップ・セット、つまりデータファイルを含むものと自動バックアップを含むものが表示されます。また、アーカイブREDOログ・ファイルを含む1つのSBTバックアップも表示されます。

RMAN> LIST BACKUP;
List of Backup Sets
===================
 
BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time Completion Time
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ ---------------
200     Full    509.78M    DISK        00:01:03     15-FEB-13
        BP Key: 202   Status: AVAILABLE  Compressed: NO  Tag: TAG20130215T171219
        Piece Name: /disk2/PROD/backupset/2013_02_15/o1_mf_nnndf_TAG20130215T171219_2xb17nbb_.bkp
  List of Datafiles in backup set 200
  File LV Type Ckp SCN    Ckp Time  Name
  ---- -- ---- ---------- --------- ----
  1       Full 421946     15-FEB-13 /disk1/oradata/prod/system01.dbf
  2       Full 421946     15-FEB-13 /disk1/oradata/prod/sysaux01.dbf
  3       Full 421946     15-FEB-13 /disk1/oradata/prod/undotbs01.dbf
  4       Full 421946     15-FEB-13 /disk1/oradata/prod/cwmlite01.dbf
  5       Full 421946     15-FEB-13 /disk1/oradata/prod/drsys01.dbf
  6       Full 421946     15-FEB-13 /disk1/oradata/prod/example01.dbf
  7       Full 421946     15-FEB-13 /disk1/oradata/prod/indx01.dbf
  8       Full 421946     15-FEB-13 /disk1/oradata/prod/tools01.dbf
  9       Full 421946     15-FEB-13 /disk1/oradata/prod/users01.dbf
 
BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time Completion Time
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ ---------------
201     Full    7.98M      DISK        00:00:03     15-FEB-13
        BP Key: 203   Status: AVAILABLE  Compressed: NO  Tag: TAG20130215T171219
        Piece Name: /disk2/PROD/backupset/2013_02_15/o1_mf_ncsnf_TAG20130215T171219_2xb19prg_.bkp
  SPFILE Included: Modification time: 15-FEB-13
  SPFILE db_unique_name: PROD
  Control File Included: Ckp SCN: 421968       Ckp time: 15-FEB-13
 
BS Key  Size       Device Type Elapsed Time Completion Time
------- ---------- ----------- ------------ ---------------
227     30.50M     SBT_TAPE    00:00:11     15-FEB-13
        BP Key: 230   Status: AVAILABLE  Compressed: NO  Tag: TAG20130215T171334
        Handle: 0bia4rtv_1_1   Media:
 
  List of Archived Logs in backup set 227
  Thrd Seq     Low SCN    Low Time  Next SCN   Next Time
  ---- ------- ---------- --------- ---------- ---------
  1    5       389156     15-FEB-13 411006     15-FEB-13
  1    6       411006     15-FEB-13 412972     15-FEB-13
  1    7       412972     15-FEB-13 417086     15-FEB-13
  1    8       417086     15-FEB-13 417114     15-FEB-13
  1    9       417114     15-FEB-13 417853     15-FEB-13
  1    10      417853     15-FEB-13 421698     15-FEB-13
  1    11      421698     15-FEB-13 421988     15-FEB-13

例2-109 バックアップのサマリー・リストの表示

この例では、例2-108でリストされているRMANのバックアップのサマリーを表示します。

RMAN> LIST BACKUP SUMMARY;
 
List of Backups
===============
Key     TY LV S Device Type Completion Time #Pieces #Copies Compressed Tag
------- -- -- - ----------- --------------- ------- ------- ---------- ---
200     B  F  A DISK        15-FEB-13       1       1       NO         TAG20130215T171219
201     B  F  A DISK        15-FEB-13       1       1       NO         TAG20130215T171219
227     B  A  A SBT_TAPE    15-FEB-13       1       1       NO         TAG20130215T171334

例2-110 ファイルによるバックアップのリスト

この例では、すべてのバックアップをファイル別にグループ化します。データファイルのバックアップのタグ列は、1つのバックアップ・セットにタグの異なるバックアップ・ピースが含まれていることを示しています。アーカイブ・ログ・バックアップのステータス列は、バックアップ・セットが使用できないことを示しています。

RMAN> LIST BACKUP BY FILE;
List of Datafile Backups
========================
 
File Key     TY LV S Ckp SCN    Ckp Time  #Pieces #Copies Compressed Tag
---- ------- -  -- - ---------- --------- ------- ------- ---------- ---
1    329     B  F  A 454959     16-FEB-13 1       1       NO         DF1
2    349     B  F  A 454997     16-FEB-13 1       1       NO         DF2
3    527     B  F  A 455218     16-FEB-13 1       1       NO         FRI_BKP
     368     B  F  A 455022     16-FEB-13 1       1       NO         DF3
4    387     B  F  X 455042     16-FEB-13 1       1       NO         DF4
5    407     B  F  A 455063     16-FEB-13 1       1       NO         DF5
6    428     B  F  A 455083     16-FEB-13 1       2       NO         *
7    450     B  F  X 455103     16-FEB-13 1       1       NO         DF7
8    473     B  F  A 455123     16-FEB-13 1       1       NO         DF8
9    497     B  F  A 455143     16-FEB-13 1       1       NO         DF9
 
List of Archived Log Backups
============================
 
Thrd Seq     Low SCN    Low Time  BS Key  S #Pieces #Copies Compressed Tag
---- ------- ---------- --------- ------- - ------- ------- ---------- ---
1    5       389156     15-FEB-13 227     U 1       1       NO         TAG20130215T171334
1    6       411006     15-FEB-13 227     U 1       1       NO         TAG20130215T171334
1    7       412972     15-FEB-13 227     U 1       1       NO         TAG20130215T171334
1    8       417086     15-FEB-13 227     U 1       1       NO         TAG20130215T171334
1    9       417114     15-FEB-13 227     U 1       1       NO         TAG20130215T171334
1    10      417853     15-FEB-13 227     U 1       1       NO         TAG20130215T171334
1    11      421698     15-FEB-13 227     U 1       1       NO         TAG20130215T171334
 
List of Control File Backups
============================
 
CF Ckp SCN Ckp Time  BS Key  S #Pieces #Copies Compressed Tag
---------- --------- ------- - ------- ------- ---------- ---
454974     16-FEB-13 330     A 1       1       NO         DF1
421968     15-FEB-13 201     A 1       1       NO         TAG20130215T171219
List of SPFILE Backups
======================
 
Modification Time BS Key  S #Pieces #Copies Compressed Tag
----------------- ------- - ------- ------- ---------- ---
15-FEB-13         330     A 1       1       NO         DF1
15-FEB-13         201     A 1       1       NO         TAG20130215T171219

例2-111 イメージ・コピーのリスト

次の例では、RMANで認識されるすべてのデータファイル、制御ファイルおよびアーカイブREDOログのコピーのリストを表示します。

RMAN> LIST COPY;
List of Datafile Copies
=======================
 
Key     File S Completion Time Ckp SCN    Ckp Time
------- ---- - --------------- ---------- ---------------
618     1    A 16-FEB-13       461057     16-FEB-13
        Name: /disk2/PROD/datafile/o1_mf_system_2xdbrg13_.dbf
        Tag: TAG20130216T140706
 
631     2    A 16-FEB-13       461163     16-FEB-13
        Name: /disk2/PROD/datafile/o1_mf_sysaux_2xdbzybx_.dbf
        Tag: TAG20130216T141109
 
List of Control File Copies
===========================
 
Key     S Completion Time Ckp SCN    Ckp Time
------- - --------------- ---------- ---------------
619     A 16-FEB-13       461133     16-FEB-13
        Name: /disk2/PROD/controlfile/o1_mf_TAG20130216T140706_2xdbz5tb_.ctl
        Tag: TAG20130216T140706
 
594     A 16-FEB-13       460650     16-FEB-13
        Name: /disk2/PROD/controlfile/o1_mf_TAG20130216T135954_2xdbbz99_.ctl
        Tag: TAG20130216T135954
 
List of Archived Log Copies for database with db_unique_name PROD
=====================================================================
 
Key     Thrd Seq     S Low Time
------- ---- ------- - ---------
105     1    5       A 15-FEB-13
        Name: /disk1/oradata/prod/arch/archive1_5_614616887.dbf
 
122     1    6       A 15-FEB-13
        Name: /disk1/oradata/prod/arch/archive1_6_614616887.dbf
 
123     1    7       A 15-FEB-13
        Name: /disk1/oradata/prod/arch/archive1_7_614616887.dbf
 
124     1    8       A 15-FEB-13
        Name: /disk1/oradata/prod/arch/archive1_8_614616887.dbf
 
125     1    9       A 15-FEB-13
        Name: /disk1/oradata/prod/arch/archive1_9_614616887.dbf
 
185     1    10      A 15-FEB-13
        Name: /disk1/oradata/prod/arch/archive1_10_614616887.dbf
 
221     1    11      A 15-FEB-13
        Name: /disk1/oradata/prod/arch/archive1_11_614616887.dbf
 
262     1    12      A 15-FEB-13
        Name: /disk1/oradata/prod/arch/archive1_12_614616887.dbf
 
263     1    13      A 15-FEB-13
        Name: /disk1/oradata/prod/arch/archive1_13_614616887.dbf

例2-112 データベース・インカネーションのリスト

この例では、リカバリ・カタログに記録されているすべてのデータベース・インカネーションをリストします。

RMAN> LIST INCARNATION;

List of Database Incarnations
DB Key  Inc Key DB Name  DB ID            STATUS  Reset SCN  Reset Time
------- ------- -------- ---------------- --- ---------- ----------
78      94      PROD     1619073740       PARENT  1          14-FEB-13
78      79      PROD     1619073740       CURRENT 388003     15-FEB-13

例2-113 障害のリスト

この例では、優先順位に関係なくすべての障害をリストします。ALLを指定しない場合、LIST FAILUREの出力には優先順位がLOWの障害は含まれません。

RMAN> LIST FAILURE ALL;
 
List of Database Failures
=========================
 
Failure ID Priority Status    Time Detected Summary
---------- -------- --------- ------------- -------
142        HIGH     OPEN      23-APR-13     One or more non-system datafiles are missing
101        HIGH     OPEN      23-APR-13     Datafile 1: '/disk1/oradata/prod/system01.dbf'
                                            contains one or more corrupt blocks