2.1 互換性、アップグレード、ダウングレードおよびインストール

次の各項で、Oracle Database 12cリリース2 (12.2)の互換性、アップグレード、ダウングレードおよびインストールについて説明します。

2.1.1 Oracle REST Data Services (ORDS)

JDK7は、Oracle REST Data Services (ORDS)用のJavaの最小バージョンです。

2.1.2 データベースのアップグレード後にコア・ダンプORA-00600 [8153]エラーが発生

データベースをOracle Database 12cリリース2 (12.2)にアップグレードしてから、元のリリースにダウングレードすると、コア・ダンプORA-00600 [8153]エラーが発生します(Oracle Bug#20898997参照)。

データベースをOracle Database 12cリリース2 (12.2)にアップグレードする前に、必ずこのバグ用のパッチを適用してください。

2.1.3 Oracle Database 12cリリース2 (12.2)からOracle Database 11gリリース2 (11.2.0.3)へのダウングレードでutlrp.sqlの実行時にエラー

Oracle Database 12cリリース2 (12.2)からOracle Database 11gリリース2 (11.2.0.3)にダウングレードするときに、SQLJタイプが存在する場合、catrelod.sqlの実行後に無効なオブジェクトを再コンパイルするためにutlrp.sqlを実行すると、次のORA-00600エラーが発生する場合があります(Oracle Bug#16230705を参照)。

ORA-00600: internal error code, arguments: [16211]

このバグ用のパッチを適用してから、ALTER TYPE COMPILE文を使用してこのタイプを再コンパイルします。

2.1.4 Oracleクライアントにない製品言語の選択画面

Oracle Database 12cリリース2 (12.2.0.1)以降、製品言語の選択画面が削除され、Oracle Universal Installerは、オペレーティング・システムのロケールに関係なく、サポートされているすべての言語ファイルをインストールします(Oracle Bug#18223148を参照)。