3.7 『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』

Oracle Databaseアップグレード・ガイド(E86577)に関して、次の点に注意してください。

  • 「Oracle Database 12cで非推奨またはサポート終了となった機能」というタイトルの章では、次のサポート終了通知を含める必要があります。

    リリース12c (12.1)より前のOracle Grid Infrastructureリリースでは、Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC)でのcrsuserユーティリティを使用した、LocalSystemからユーザーIDへのOracle Databaseサービスのデータベース・ログオン・プロパティの変更がサポートされていました。

    Oracle Grid Infrastructure 12cリリース1 (12.1)では、DBホームのOracleホーム・ユーザーのシステム権限ロールが導入されました。このロールにより、crsuser機能が不要になります。また、crsuser機能は、以前はLocalSystem以外のWindowsユーザーとして実行されたユーザー定義のCRSリソースの作成にも使用されていました。ただし、Oracle Grid Infrastructure 12cリリース1 (12.1)以降のリリースでは、crsctl add wallet -type OSUSERと同じ機能が提供されます。crsuser機能は動作しなくなりました。これは開発またはサポートされなくなりました。

    crsctl add wallet -type OSUSERコマンドの詳細は、Oracle Clusterware管理およびデプロイメントを参照してください。