2.13.12 Oracle Textの既知の不具合
次に、Oracle Database 12cリリース2 (12.2)でのOracle Textの既知の不具合を示します。
2.13.12.1 Oracle Bug#24501029
表に多数のパーティションが含まれる場合、CREATE SEARCH INDEX
文はエラーORA-06502
で失敗する可能性があります。
回避策:
表のパーティションを少なくして開始し、検索索引を作成し、ALTER TABLE ADD PARTITION
文を指定してパーティションを追加します。
2.13.12.2 Oracle Bug#24440670
CTX_DDL
APIでは、索引名で長い識別子の使用がサポートされていますが、スキーマ名は25文字に制限されています。
回避策:
索引の所有者としてCTX_DDL
APIを実行する場合には、APIコールにおいてスキーマ名を省略できます。これは、25文字を超えるスキーマ名で役立ちます。
2.13.12.3 Oracle Bug#24339505
Oracle Text索引および他の機能は、アプリケーション・コンテナ、プロキシ・プラガブル・データベース(PDB)、ホット・クローンおよび停止時間がゼロに近い再配置とともには使用できません。
回避策:
なし。
2.13.12.4 Oracle Bug#23707063
ストップ・パターン付きのストップリストを使用した索引は、プログラム・グローバル領域(PGA)メモリーを消費するため、索引の作成中にORA-04036
エラーで失敗する場合があります。
回避策:
このエラーが発生した場合、索引が正常に作成されるように、PGA_AGGREGATE_LIMIT
初期化パラメータの値を増やします。PGA_AGGREGATE_LIMIT
初期化パラメータは、ALTER SYSTEM
文を使用して増やすことができます。