1.22 AUDIT_SYSLOG_LEVEL
AUDIT_SYSLOG_LEVELを使用すると、SYSLOGユーティリティを使用して、SYSおよび標準OS監査レコードをシステム監査ログに書き込むことができます。
| 特性 | 説明 |
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パラメータ・タイプ |
文字列 |
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構文 |
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構文 |
facility_clause::=
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構文 |
priority_clause::=
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デフォルト値 |
デフォルト値はありません。 |
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変更可能 |
いいえ |
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PDBで変更可能 |
いいえ |
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基本 |
いいえ |
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例 |
AUDIT_SYSLOG_LEVEL = 'KERN.EMERG'; AUDIT_SYSLOG_LEVEL = 'LOCAL1.WARNING'; |
ノート:
統合監査に移行されたOracle Databaseでは、このパラメータの設定は無効です。
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統合監査の詳細は、『Oracle Databaseセキュリティ・ガイド』を参照してください。
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統合監査への移行の詳細は、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。
このパラメータを使用する場合は、syslog.conf内の機能と優先順位のあらゆる組合せに対応するファイル(特にKERN.EMERG)を指定するようにお薦めします。デフォルトのsyslog.confファイルでは、コンソールに出力するように指定されている場合もあります。これはわずらわしくなる場合があり、監査ログとしては役に立ちません。また、このパラメータを使用する場合、システム内のsyslogメッセージの最大長を512バイトに設定することをお薦めします。
ノート:
システム監査ログに書き込まれた監査レコードは512バイトに切り捨てられ、同じ監査レコードの異なる部分は元の完全な監査レコードを取得する際に結合されません。関連項目:
syslog監査の構成の詳細は、『Oracle Databaseセキュリティ・ガイド』を参照してください。
AUDIT_SYSLOG_LEVELが設定されており、SYS監査が有効になっている(AUDIT_SYS_OPERATIONS = TRUE)場合、SYS監査レコードがシステム監査ログに書き込まれます。AUDIT_SYSLOG_LEVELが設定され、標準の監査レコードがオペレーティング・システム(AUDIT_TRAIL = os)に送信されている場合、標準の監査レコードがシステム監査ログに書き込まれます。
CDBでは、この初期化パラメータの設定の範囲はCDBです。CDBではPDBごとに監査証跡が提供されますが、この初期化パラメータは個別のPDBに対して構成できません。