1.334 UTL_FILE_DIR
UTL_FILE_DIR
により、PL/SQLによるファイルI/Oに使用するディレクトリを1つ以上指定できます。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
構文 |
|
デフォルト値 |
デフォルト値はありません。 |
変更可能 |
いいえ |
PDBで変更可能 |
いいえ |
値の範囲 |
有効なディレクトリ・パス |
基本 |
いいえ |
複数のディレクトリを指定する場合、初期化パラメータ・ファイルの別々の行で各ディレクトリに対するUTL_FILE_DIR
パラメータを繰り返す必要があります。
このパラメータで指定したすべてのファイルは、すべてのユーザーが読取りまたは書込みできます。そのため、このパラメータで指定されたディレクトリ内の情報は、すべてのPL/SQLユーザーの信頼性が確認されている必要があります。
ノート:
複数の値をリストする場合、このパラメータのすべてのエントリは、パラメータ・ファイルの連続する行に指定する必要があります。他のパラメータでエントリを分離してしまうと、(連続する行の)最終行のみが読み込まれます。
ノート:
UTL_FILE_DIR
初期化パラメータは、Oracle Database 12cリリース2 (12.2.0.1)で非推奨となり、将来のリリースでサポートされなくなる可能性があります。
これまでは、PL/SQLのファイルI/Oでアクセス可能なディレクトリは、UTL_FILE_DIR
パラメータを使用して初期化ファイルに指定していました。ただし、UTL_FILE_DIR
へのアクセスはお薦めしません。かわりにディレクトリ・オブジェクト機能を使用することをお薦めします。この機能によって、UTL_FILE_DIR
が置き換えられます。UTL_FILEのアプリケーション管理者による柔軟できめ細かい制御を可能にするディレクトリ・オブジェクトは、動的に(データベースを停止しないで)メンテナンスでき、Oracleの他のツールとの一貫性を保持しています。
関連項目:
UTL_FILE_DIR
パラメータを使用した推奨代替手段の詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。