5.1 ポリシー管理型のクラスタおよび容量管理
Oracle Clusterware 11gリリース2から、Oracle Clusterwareが管理するリソースは、サーバー・プールと呼ばれるサーバーの論理グループに含まれます。
リソースは共有インフラストラクチャ上でホスト指定され、サーバー・プールに格納されます。リソースは、特定のインスタンスまたはノードに属するものとして定義されなくなりました。かわりに、リソース要件の優先度が定義されます。クラスタ構成ポリシー・セットを使用して、クラスタ全体にわたってクラスタ・ポリシーを動的に管理できます。
- サーバー・プールおよびサーバーのカテゴリ化
特定の属性で区別されているサーバーを特定することで(サーバーのカテゴリ化というプロセス)、サーバー・プールを使用してサーバーを動的に管理できます。 - サーバー・プールおよびポリシーベース管理
ポリシーベース管理では、データベース管理者は、データベース・リソースを実行するサーバー・プール(汎用および空きを除く)を指定します。 - サーバー・プールの動作
サーバー・プールは、クラスタを、シングルトンおよび均一データベース・サービス、およびアプリケーションをホストするサーバーのグループに分割します。 - デフォルト・サーバー・プール
Oracle Clusterwareをインストールすると、汎用サーバー・プールと空きサーバー・プールという2つのサーバー・プールが自動的に作成されます。
親トピック: Oracle RACでのサーバー・プールの使用