3.4 DBCAの要件の検証

クラスタ検証ユーティリティ(CVU)を使用して、構成を変更する準備がシステムで完了していることを検証します。

  • Database Configuration Assistant (DBCA)を使用してデータベースの構成を変更する前に、構成を変更する準備がシステムで完了しているかどうかを検証するために、次のコマンド構文を使用してクラスタ検証ユーティリティ(CVU)を実行します。
    Grid_home\bin\cluvfy stage -pre dbcfg -n node_list -d Oracle_home [-verbose]
    前述の構文例で、Grid_home変数はOracle Grid Infrastructureホーム、node_list変数はクラスタ内のノードのカンマ区切りリスト、Oracle_home変数はOracle Universal Installer (OUI)でデータベースを作成または変更するOracleホーム・ディレクトリのパスです。

    -verboseオプションを選択すると、CVUによるシステム検証の進捗状況および検証結果の詳細を表示できます。

CVUのサマリーにクラスタ検証の失敗が表示された場合は、該当するシステム構成手順を確認および修正して、再度テストを実行します。

例3-1 Oracle RACをインストールするためのシステムの準備が完了していることを検証する前のCVUの使用

node1およびnode2で構成され、GridホームのパスがC:\app\12.2.0\grid、OracleホームのパスがC:\app\oracle\product\12.2.0\dbhome_1の2ノードのクラスタのシステムで、Oracle DatabaseおよびOracle RACのインストールのための準備が完了しているかどうかを検証するには、次のコマンドを入力します。

C:\app\12.2.0\grid\bin> cluvfy stage -pre dbcfg -n node1,node2 \
-d C:\app\oracle\product\12.2.0\dbhome_1