文字セット・サポート

ほとんどの各国語文字セット、国際文字セットおよびベンダー固有文字セットの標準がサポートされています。Oracleがサポートする文字セットの詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。

Unicodeは、エンコードされたユニバーサル文字セットで、単一文字セットを使用したすべての言語の情報を格納できます。Unicodeは、XML、Java、JavaScript、LDAPなどの最新の規格で必要です。Unicodeは、ISO/IEC規格10646に準拠しています。ISO規格についての情報は、国際標準化機構のWebサイトを参照してください。

http://www.iso.ch/

Oracle Database 12cリリース2(12.2.0.1)は、Unicode規格のバージョン7.0に準拠しています。Unicode規格の最新情報については、次のUnicode ConsortiumのWebサイトを参照してください。

http://www.unicode.org

Oracleは、Unicode規格のUTF-8コード体系をサポートするためにAL32UTF8文字セットを使用し、UTF-16BEコード体系をサポートするためにAL16UTF16文字セットを使用し、UTF-16LEコード体系をサポートするためにAL16UTF16LE文字セットを使用します。AL32UTF8は、ASCIIベースのプラットフォーム上のクライアントとデータベースの文字セットとして有効です。AL16UTF16は、あらゆるプラットフォーム上の各国語(NCHAR)文字セットとして有効です。AL16UTF16LEは、クライアント、データベースの文字セット、または各国語文字セットとして有効ではありません。

Oracleは、非推奨のUnicode互換エンコード形式であるCESU-8(UTF8文字セットを使用)と、UTF-EBCDIC(UTFE文字セットを使用)を実装しています。UTF8とUTFEの文字セットは、Unicode規格バージョン3.0より以降の更新に含まれる保証はありません。UTF8は、ASCIIベースのプラットフォーム上のクライアントとデータベースの文字セットとして有効です。また、すべてのプラットフォーム上の各国語(NCHAR)文字セットとしても有効です。UTFEは、EBCDICベースのプラットフォーム上のデータベース文字セットとして有効です。

上記のOracle文字セットは、すべて変換ファンクションでサポートされます。

ASCIIベースのプラットフォーム上のデータベースは、AL32UTF8文字セットと、AL16UTF16各国語(NCHAR)文字セットを使用して作成することをお薦めします。NCHARデータ型と、それに関連する各国語文字セットは、一部のRDBMSコンポーネント(Oracle TextやOracle XDBなど)ではサポートされていないため、使用しないことをお薦めします。

関連項目:

Oracleの文字セットのサポートの詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。