Oracle® Database

リリース・ノート

12cリリース2 (12.2) for Oracle Solaris

E81323-04(原本部品番号:E85829-01)

2017年5月

このリリース・ノートには、今回のリリースのプラットフォーム固有または製品固有のマニュアルに記載されていない情報が含まれています。このドキュメントは、『Oracle Databaseプラットフォーム共通日本語README』の補足です。

このドキュメントは、リリース後に更新される場合があります。次の場所で、このドキュメントに更新があるかどうかをチェックし、その他のOracleドキュメントを参照することができます。

http://docs.oracle.com/en/database/database.html

このドキュメントは次のトピックで構成されています。

サポート対象外の製品

『Oracle Databaseプラットフォーム共通日本語README』のこのリリースの12cリリース2 (12.2.0.1)で使用できない機能または制限されている機能に関する項の使用できない製品または機能のリストに加えて、次の製品および機能がサポートされていません。

IPv6ネットワークのサポート

このリリースでは、IPv6ネットワークは、Oracle SolarisプラットフォームのOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)プライベート接続でサポートされていません。

Net Configuration Assistantのサポート

Net Configuration Assistant (NETCA)は、Oracle Solaris on SPARC (32-Bit)およびOracle Solaris on x86 (32-Bit)クライアント・プラットフォームではサポートされていません。

製品サポート

Oracle Database 12c リリース2 (12.2.0.1)でサポートされている製品または機能のリストを、次に示します:

SPARC上のOracle Solarisのサポート

このリリースは、Oracle Solaris on SPARC (64-bit)でサポートされています。

関連項目:

Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Oracle Solaris on SPARC (64-Bit)の「Oracle Solaris on SPARC (64-Bit)のオペレーティング・システム要件」の項

データベース・スマート・フラッシュ・キャッシュのサポート

データベース・スマート・フラッシュ・キャッシュはOracle SolarisおよびOracle Linuxでのみサポートされます。

Oracle Automatic Storage Managementクラスタ・ファイル・システム(Oracle ACFS)およびOracle Automatic Storage Management動的ボリューム・マネージャ(Oracle ADVM)のサポート

Oracle ADVMは、Oracle Automatic Storage Managementディスク・グループのRAWディスクをサポートしていますが、RAW(8)で作成されたOracle ADVMデバイス特殊ファイルはサポートされません。Oracle ADVMは、ブロック・デバイス特殊ファイルのみをサポートしています。

サポート対象のプラットフォームおよびリリースについての最新情報は、My Oracle Supportのノート1369107.1を参照してください。

https://support.oracle.com

Oracle ASM Filter Driverのサポート

Oracle Automatic Storage Management Filter Driver (Oracle ASMFD)はLinux x86-64でのみサポートされます。

共有ベースのインスタンス・ケージング

共有ベースのインスタンス・ケージングは、Oracle SolarisおよびOracle Linuxでのみサポートされています。

リリース12.2のインストールの事前要件

インストールの事前要件は、インストレーション・ガイドを参照してください。

リリース12.2のインストール、構成およびアップグレードに関する注意事項

Oracle Databaseのインストール、構成およびアップグレードに関連する注意事項の詳細は、次の項を参照してください。

Oracle Databaseをインストールする際のフォントの色の問題

英語および日本語の環境でOracle Databaseをインストールする場合、Oracle Universal Installer (OUI)、Database Configuration Assistant (DBCA)およびDatabase Upgrade Assistant (DBUA)の各ページの黄色が、バックグラウンド・フォントによって不正確な表示となります。

回避策:

Oracle Databaseをインストールする前に、次のコマンドを実行します。

export _JAVA_OPTIONS='-Dsun.java2d.xrender=false'

この問題は、Oracle Bug#21800407によって追跡されます。

Oracle Grid Infrastructureインストール中の一貫性のないOracleホーム・パス

Oracle Solaris 10上でOracle Grid Infrastructureホームをインストールまたはアップグレードしているとき、必要なソフトウェアの場所がソフト・リンクの下にある場合、Oracle Grid Infrastructureインストーラがソフトウェアの場所として物理パスを誤って設定することがあります。

回避策:

次の手順を実行します。

  1. 必要なOracleホーム・パスへの完全なパスを使用して、Oracle Grid Infrastructureインストーラを設定します。

    Complete Oracle home path/gridSetup.sh

  2. Oracle Grid Infrastructureのインストールを続行します。

この問題は、Oracle Bug#24355490によって追跡されます。

リリース12.2のその他の既知の問題

次の項には、Oracle Database 12cおよび関連製品に関する問題についての情報が含まれています。

rtsoraを使用したVisual COBOL 2.2アプリケーションの実行

rtsoraコマンドを使用してVisual COBOL 2.2アプリケーションを実行する場合、ORACLE_HOMErtsoraを再リンクする必要があります。

回避策:

次の手順を実行して、Visual COBOL 2.2アプリケーションを実行します。

  1. COBMODEおよびCOBDIR変数が、Visual COBOLがインストールされているディレクトリを指しているかどうかと、LD_LIBRARY_PATHおよびPATH変数が、COBDIRおよびCOBIDR/libディレクトリをそれぞれ含んでいるかどうかを確認します。

  2. ORACLE_HOME内でrtsoraコマンドを再リンクします。

    cd $ORACLE_HOME/precomp/lib
    make -f ins_precomp.mk relink EXENAME=rtsora
  3. Visual COBOL 2.2アプリケーションを実行します。

この問題は、Oracle Bug#24438496によって追跡されます。

ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

お客様は、My Oracle Supportにアクセスして電子サポートを受けることができます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info、聴覚に障害があるお客様はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trsを参照してください。


Oracle Databaseリリース・ノート, 12c リリース2 (12.2) for Oracle Solaris

E81323-04

Copyright © 2014, 2017, Oracle and/or its affiliatesAll rights reserved.

原本著者: Tanaya Bhattacharjee

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。

U.S. GOVERNMENT END USERS: Oracle programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations. As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, shall be subject to license terms and license restrictions applicable to the programs. No other rights are granted to the U.S. Government.

このソフトウェアもしくはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアもしくはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

OracleおよびJavaはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

Intel、Intel Xeonは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴ、AMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXは、The Open Groupの登録商標です。

このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。お客様との間に適切な契約が定められている場合を除いて、オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。お客様との間に適切な契約が定められている場合を除いて、オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても一切の責任を負いかねます。