はじめに

このマニュアルでは、Oracle Databaseユーティリティを使用して、データ転送、データ・メンテナンスおよびデータベース管理を行う方法について説明します。

対象読者

このマニュアルのユーティリティは、データベース管理者(DBA)、アプリケーション・プログラマ、セキュリティ管理者、システム・オペレータを対象としています。また、次の作業を行うOracleユーザーも対象としています。

  • エクスポート・ユーティリティおよびインポート・ユーティリティ(オリジナルおよびデータ・ポンプ版の両方)を使用した、データのアーカイブ、Oracle DatabaseのバックアップおよびOracle Database間のデータ移動

  • SQL*Loaderを使用したオペレーティング・システムのファイルからOracle表へのデータのロード、または外部表機能を使用した外部ソースからOracle表へのデータのロード

  • DBVERIFYユーティリティを使用した、オフライン・データベース上での物理データ構造に対する整合性チェックの実行

  • DBNEWIDユーティリティを使用した、オペレーショナル・データベースの内部データベース識別子(DBID)およびデータベース名(DBNAME)の維持

  • メタデータAPIを使用した、データベース・オブジェクトに対するメタデータの完全な表現の抽出および処理

  • LogMinerユーティリティを使用した、(SQLインタフェースからの)REDOログ・ファイルの問合せおよび分析

  • 自動診断リポジトリ・コマンド・インタプリタ(ADRCI)ユーティリティを使用した、Oracle Database診断データの管理

このマニュアルを使用するには、SQLおよびOracleの基礎知識が必要です。これらの情報は、『Oracle Database概要』で参照できます。また、SQL*Loaderを使用するには、オペレーティング・システムのファイル管理機能の使用方法を理解しておく必要があります。

ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。

関連ドキュメント

詳細は、次のOracleドキュメントを参照してください。

特に、Oracle Databaseに関連するドキュメントは、次のとおりです。

このマニュアル内の例の一部で、Oracle Databaseのインストール時にデフォルトとしてインストールされるシード・データベースのサンプル・スキーマを使用しています。これらのスキーマの作成方法および使用方法の詳細は、『Oracle Databaseサンプル・スキーマ』を参照してください。

構文図

このマニュアルには、様々なSQL、PL/SQLまたはその他のコマンドライン構造体の構文の説明が、図形式またはバッカス正規形(BNF)で記載されています。これらの説明の解釈方法は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。

表記規則

このマニュアルでは次の表記規則を使用します。

規則 意味

太字

太字は、操作に関連するGraphical User Interface要素、または本文中で定義されている用語および用語集に記載されている用語を示します。

イタリック体

イタリックは、ドキュメントのタイトル、強調またはユーザーが特定の値を指定するプレースホルダ変数を示します。

固定幅フォント

固定幅フォントは、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、または入力するテキストを示します。