1 Oracle AVDFプラグインの概要

Oracle Audit Vault and Database Firewall (AVDF)プラグインは、Audit Vault and Database Firewallコンポーネントを管理およびモニターする管理者用にEnterprise Manager Cloud Control内でインタフェースを提供します。

次の内容について説明します。

• サポートされているバージョン

• 前提条件

• 既知の問題

1.1 サポートされているバージョン

Oracle AVDFプラグインでは、次のバージョンの製品がサポートされます。

表1-1に、サポートされているOracle Enterprise ManagerおよびOracle Audit Vault Database Firewallのバージョンを示します。

表1-1 サポート・マトリクス

Oracle Enterprise Managerのバージョン	リリース/バージョン
12.1.x以降	12.1.0.5
13.1.x	12.1.1
13.2.1	12.2.x

注意:

• Oracle Audit Vault and Database Firewall (AVDF)プラグインは、前述のEMリリースでのみサポートされています。

• Audit Vault 10.xプラグイン(oracle.em.soav)はサポート対象外です。

1.2 前提条件

管理エージェントをデプロイする前に、次の前提条件を満たす必要があります。

• Audit Vault (AV) Server上でスーパー管理者権限を持つユーザー(AVAdminなど)である(『Oracle Audit Vault and Database Firewall管理者ガイド』を参照)。
• AV Server上でrootユーザーのパスワードを持っている。
• 各AVDFサーバーに対して完全修飾名とIPアドレスを持っている。
• AVDFサーバー上でsupportユーザーのパスワードを持っている。
• サーバーに物理アクセスする必要がない。supportユーザーとしてログインし、suコマンドを実行してrootユーザーになります(その後、oracleユーザーになります)。
• Oracle Enterprise Manager Cloud Controlインスタンスに関する次の情報を持っている。

  • OMSホスト名。

  • OMSポート。

  この情報は、次のコマンドにより取得できます。

  emctl status oms -details -sysman_pwd <password>

1.3 既知の問題

AVDFプラグインは多くのインストール手順を自動化しますが、Windows環境のAVDFプラグインにAVエージェントのインストールを手動で完了する必要がある既知の問題があります。