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Oracle® Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド
13c リリース2
E78869-07
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39.12 ブート環境について

Oracle Solaris 11のブート環境では、beadmユーティリティおよびZFSファイルシステムを使用して、ブート環境を作成および管理します。Oracle Solaris 11ソフトウェアは、ブート環境を自動的に作成します。

ブート環境は、ブート可能なOracle Solarisイメージのインスタンスに、そのイメージにインストールされているその他のソフトウェア・パッケージ、およびOracle Solaris OSインスタンスの操作に必要となる、すべてのファイルシステムとデバイス(ディスク・スライスおよびマウント・ポイント)のセットを加えたものです。1つのシステムでアクティブにできるブート環境(ブートされた環境)は1つのみです。代替ブート環境は、現在ブートされていない非アクティブな環境です。システムは、複数の非アクティブなブート環境を持つことができます。

多くの場合、デュアル・ブート環境は、パッチ適用に通常は伴うサービス停止時間を大幅に削減できるため、更新の管理に使用されます。また、複数のブート環境を維持することで、パッチが適用される前のバージョンに、必要に応じて迅速かつ容易にロールバックすることもできます。

Oracle Solarisオペレーティング・システム・ページの「ブート環境」タブには、Oracle Solarisブート環境およびファイルシステムの詳細(使用可能なすべてのブート環境、サイズおよび同期日時など)が表示されます。選択したブート環境について、スナップショットの詳細、ファイルシステムの詳細および関連付けられているゾーンのブート環境を表示できます。このタブは、Oracle Solarisオペレーティング・システムでのみ使用できます

Oracle Solarisオペレーティング・システム・ページの「ブート環境」タブには、Oracle Solarisブート環境およびファイルシステムの詳細(使用可能なすべてのブート環境、サイズ、およびその環境が作成または同期された日時など)が表示されます。「ブート環境」タブは、Oracle Solarisオペレーティング・システムでのみ使用できます

39.12.1 Oracle Solarisブート環境の表示

  1. 「ターゲット」メニューから「ホスト」を選択します。
  2. 管理対象ホストのリストから、Oracle Solarisオペレーティング・システムを選択します。
  3. 「ブート環境」タブをクリックして、ブート環境のスナップショットおよびファイルシステムの詳細を表示します。ファイルシステムの詳細は、ブート環境の後のページの下部にあります。
  4. オペレーティング・システムを展開すると、ブート環境のスナップショットが表示されます。