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Oracle® Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド
13c リリース2
E78869-07
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D.1 ターゲットの可用性状態の変更

Enterprise Managerでは、ターゲットの可用性ステータスの包括的な配列を情報アイコンの形式で表示します。様々なCloud Controlコンソール・ページでこれらのアイコンが表示され、リポジトリでのターゲットの現在の状態が示されます。

次のように、使用可能なターゲットのすべての可用性ステータスとその意味を示します。

アイコン 可用性の状態 説明

なし

なし

ターゲットの可用性の状態は適用されません。

停止中

停止中

ターゲットは停止しています。

エージェントが停止しているためにターゲットが使用できない可能性があります。計画メンテナンスの一環としてエージェントが停止された場合は、エージェントにブラックアウトを作成することを検討してください。

稼働中

稼働中

ターゲットは稼働しています。

可用性評価エラー

可用性評価エラー

ターゲットの可用性ステータスを判別しようとしてエラーが発生しました。ターゲットの可用性評価エラーは、メトリックの収集エラー、エージェント使用不可、またはネットワークの問題によって発生する可能性があります。

エージェント停止

エージェント停止

ターゲットをモニタリングしているエージェントが停止しています。

エージェントがエラーで停止した場合は、再起動する必要があります。計画メンテナンスの一環としてエージェントが停止された場合は、エージェントにブラックアウトを作成することを検討してください。

エージェント停止中、ターゲット稼働中

エージェント停止中、ターゲット稼働中

ターゲットをモニタリングしているエージェントは停止していますが、ターゲットは稼働しています(ただしモニターされていません)。

トラブルシューティングするには、エージェントのホームページに移動し、「ステータス」フィールドの横にある「兆候分析」ツールを実行します。

エージェント使用不可

エージェント使用不可

エージェントは使用できません。特に、Oracle Management Service (OMS)はエージェントと通信できません。

エージェントが停止している場合、管理エージェントがOMSによってブロックされた場合、または管理エージェント・ホストが停止している場合は、一般的にエージェントは使用できません。ネットワークやその他の特定の問題が原因で、管理エージェントが使用できない可能性もあります。

エージェント使用不可(移行中)

エージェント使用不可(移行中)

エージェントの移行処理中のため使用できません。

エージェント使用不可(ファイル・システムに書き込めません)

エージェント使用不可(ファイル・システムに書き込めません)

エージェントはファイル・システムに書き込むことができません。

エージェントのファイル・システムの可用性を確認してください。問題をトラブルシューティングするには、Enterprise Managerコンソールからエージェントのホームページに移動し、(「ステータス」フィールドの横にある)「兆候分析」ツールを実行します。

エージェント使用不可(収集の無効化)

エージェント使用不可(収集の無効化)

エージェントのメトリック収集が無効になっています。

エージェントがOMSにアップロードできることを確認してください。トラブルシューティングとして、Enterprise Managerコンソールからエージェントのホームページに移動し、「兆候分析」ツール(「ステータス」フィールドの横にあります)を実行します。

エージェント使用不可(ディスク空きなし)

エージェント使用不可(ディスク空きなし)

エージェントのファイル・システムが一杯です。

エージェントのファイル・システムの使用可能領域を確認してください。トラブルシューティングとして、Enterprise Managerコンソールからエージェントのホームページに移動し、「兆候分析」ツール(「ステータス」フィールドの横にあります)を実行します。

エージェント使用不可(ブラックアウト後)

エージェント使用不可(ブラックアウト後)

ブラックアウト期間が終了したために最初のアラート条件がまだ発生していないことから、エージェントは使用できません。

エージェントがブロックされました(手動でブロック済)

エージェントがブロックされました(手動でブロック済)

エージェントは手動でブロックされました。

エージェントをブロック解除します。

エージェントがブロックされました(プラグインの不一致)

エージェントがブロックされました(プラグインの不一致)

プラグインの不一致によりエージェントがブロックされました。

エージェントがバックアップからリストアされた場合は、エージェントの再同期化を実行します。

エージェントがブロックされました(バウンス・カウンタの不一致)

エージェントがブロックされました(バウンス・カウンタの不一致)

バウンス・カウンタの不一致によりエージェントがブロックされました。

エージェントがバックアップからリストアされた場合は、エージェントの再同期化を実行します。

エージェント使用不可(エージェントの構成ミス)

エージェント使用不可(エージェントの構成ミス)

エージェントは、別のOMSとの通信用に構成されています。

エージェント構成を確認して、エージェントが正しいOMSと通信していることを確認します。

エージェント使用不可(通信の中断)

エージェント使用不可(通信の中断)

エージェントとOMS間の通信が中断したことにより、エージェントは使用できません。

ブラックアウト

ブラックアウト

ターゲットは現在ブラックアウトされています。

ステータス保留

ステータス保留

ターゲットのステータスが不明です。

ステータス保留(ターゲットの追加が進行中)

ステータス保留(ターゲットの追加が進行中)

ターゲットのステータスが不明です。ターゲットの追加中です。

ステータス保留中(ブラックアウト後)

ステータス保留中(ブラックアウト後)

ターゲットのステータスが不明です。このターゲットでブラックアウトが終了した直後で、「可用性ステータス」が保留中です。

ステータス保留中(メトリック・エラー後)

ステータス保留中(メトリック・エラー後)

ターゲットでメトリック・エラーが終了した直後で、「可用性ステータス」が保留中です。トラブルシューティングとして、My Oracle Supportの「Enterprise Manager 12c: How to run the "Targets Status Diagnostics Report" to Troubleshoot Target Status Availability Issues (up, down, metric collection error, pending, unreachable) for all Targets (Doc ID 1546575.1)」という記事を参照してください。