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Oracle® Enterprise Managerコマンドライン・インタフェース
13c リリース2 PG
E79390-06
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5 Verbリファレンス

この章では、すべてのEM CLI Verbの完全なリストをカテゴリ別およびアルファベット順に示します。各Verbには完全な構文と使用方法に関する情報があります。

5.1 Verbのカテゴリ

この項では、このリリースのすべてのVerbを次のカテゴリに分けて示します。

基本操作Verb

注意: これらのVerbはインストール後にすぐ使用できます。

アカウント管理Verb - Oracle Database

ホスト追加Verb

アプリケーション・データ・モデルVerb

エージェント管理Verb

エージェント・リカバリVerb

エージェント・アップグレードVerb

アプリケーション・データ・モデルVerb

監査設定Verb

AWRウェアハウスVerb

ベアメタル・プロビジョニングVerb

BI PublisherレポートVerb

ビッグ・データ・アプライアンス

ブラックアウトVerb

CFW Verb

チャージバックVerb

Coherenceクラスタ・クリーンアップVerb

クローニングVerb

コンプライアンスVerb

構成アソシエーション履歴

構成データ

構成の比較

コネクタVerb

コスト・センター管理Verb

資格証明Verb

資格証明Verb - Oracle Database

カスタム・プラグイン更新Verb

Data Guard Verb

データベース高可用性Verb

データベース・ライフサイクル管理Verb

データベース・マシン・ターゲットにカスタマ・サポートID(CSI)割当てVerb

データベース・プロファイル・ジョブVerb

データベース・リプレイVerb

データ・サブセットVerb

DBaaS Verb

  • 『Oracle Enterprise Manager Cloud管理ガイド』DBaaS REST APIおよびEM CLI Verbに基づくユースケースに関する項を参照してください。

デプロイメント・プロシージャVerb

Diagcheck Verb

診断スナップショットVerb

検出とエージェントへのプッシュVerb

検出事前チェックVerb

自動サービス・リクエスト(ASR) Verb

イベントとインシデントVerb

コマンド実行Verb

Fusion Middleware診断アドバイザVerb

Fusion MiddlewareプロビジョニングVerb

汎用ミドルウェア・プロビジョニングVerb

ゴールド・エージェント・イメージVerb

グループVerb

インシデント・ルールVerb

インストールVerb

内部メトリックVerb

Java EEアプリケーション・コンポーネントVerb

JBossターゲット管理グループ

ジョブVerb

最新構成Verb

ライセンスVerb

ログ管理Verb

マスキングVerb

メトリック収集およびアラートVerb

メトリック・データ・ロードVerb

メトリックVerb

モニタリング・テンプレートVerb

通知Verb

OMS構成プロパティ

OMS CPUアクティビティ・レポートVerb

OMSプラグイン・デプロイメントVerb

Oracle Database as Service (DBaaS) Verb

パッケージ・フュージョン・アプリケーションの問題Verb

パッチVerb

サブシステムのping Verb

Platform as a Service (PaaS) Verb

プラガブル・データベース・ジョブVerb

前提条件チェックVerb

権限委任設定Verb

プロビジョニングVerb

再構成ジョブVerb

冗長性グループVerb

CoherenceリフレッシュVerb

WLSドメインのリフレッシュVerb

レポートのインポートおよびエクスポートVerb

リソースVerb

保存済構成Verb

セキュア通信Verb

自己更新Verb

サービスVerb

サーバー生成アラート・メトリックVerb

Siebel Verb

SiteGuard Verb

ソフトウェア・ライブラリVerb

ソフトウェア・メンテナンスVerb

SSA Verb

ストレージ管理フレームワークVerb

クラスタ・ターゲットのEMモニタリング・エージェント切替えVerb

システムVerb

ターゲット・データVerb

テナント管理Verb

Toaster Verb

トレースVerb

透過的データ暗号化

ユーザー定義メトリック(UDM)の移行Verb

データベース・ジョブの更新Verb

ユーザー管理Verb

ユーザー・セッション管理Verb

WebSphere MQ Verb

WebSphereターゲット管理Verb

5.2 -input_fileの構文ガイドライン

5.2.1 -input_fileの構文

このオプションは、引数をファイルで指定できるようにします。たとえば、次のようにします。

emcli xyzverb -input_file="arg1:file1.txt" -input_file="arg2:file2.txt" 

この文字列は次のように変換されます。

emcli xyzverb -arg1=<contents of file1.txt> -arg2=<contents of file2.txt>
emcli xyzverb -input_file="name:/tmp/b1.txt"  -input_file="type:/tmp/b2.txt" 
-input_file="bcnName:/tmp/b3.txt" 

この例では、SSOサーバーなどの外部ユーザー・ストアにすでに作成されているUser1をEnterprise Managerユーザーにします。priv_fileの内容はview_target;host1.example.com:hostです。User1にはhost1.example.com:hostターゲットの表示権限があります。

emcli create_user
      -name="User1"
      -type="EXTERNAL_USER"
      -input_file="privilege:/home/user1/priv_file"

5.2.2 ジョブ用の-input_file

多くのジョブのVerbでは、プロパティ・ファイルに必要なすべてのプロパティを指定できます。コマンドラインにもいくつかのプロパティを指定できます。コマンドラインに設定したプロパティは、ファイルに設定されている値を上書きします。

プロパティ・ファイルは、name=valueのペアで構成されています。たとえば、myFile.txtに次を入力するとします。

name=MY JOB 1
    type=OSCommand
    description=this is a test job
    target_list=target1:host
    variable.default_shell_command=ls -l
    schedule.frequency=IMMEDIATE

その後、次を実行します。

emcli create_job -input_file=property_file:myFile.txt

これにより、優先資格証明を使用したMY JOB 1というOSコマンド・ジョブが作成されます。

プロパティの使用方法

Create Verbについては、ファイルに設定されているすべてのプロパティが使用されます。suspendやresumeなどの複数のジョブに作用するVerbについては、searchプロパティのみが使用されます(名前、タイプ、ターゲット、スケジュールされた開始時間および終了時間)。

プロパティ・ファイルの作成

プロパティ・ファイルを作成する場合、まず作成するジョブに類似したものを記述するか、またはジョブ・タイプを記述します(あるいはその両方を行います)。これにより、指定したジョブ・タイプで必要なプロパティがリストされます。

ジョブの変数の決定

ジョブの多くのプロパティは類似しています。たとえば、次のようにします。

name、type、description、kind、targetType、cred、schedule notification

ジョブ・タイプに必要な変数は、ジョブによって異なります。必要な変数を知るには、ジョブ・タイプを記述します。

たとえば、次のコマンドでは、ジョブMYJOB1に基づきプロパティ・ファイル・テンプレートが作成されます。これでは、このジョブで設定されるプロパティがリストされます。

emcli describe_job [-verbose] -name=MyJob1 > myPropFile.txt

この例では、OSコマンド・ジョブのプロパティ・ファイル・テンプレートを作成します。これは、必須およびオプションのすべての変数を含むこのジョブ・タイプで許可されるプロパティをリストします。非推奨とマークされる変数は使用しないようにする必要があります。

emcli describe_job_type [-verbose] -type=OSCommand > myPropFile.txt

5.3 セパレータおよびサブセパレータの上書き

すべてのVerbでセパレータとサブセパレータを上書きできるわけではありません。デフォルトのセパレータとサブセパレータはそれぞれセミコロン(;)とコロン(:)です。セパレータは複数の値を取る引数に使用し、サブセパレータは値そのものに複数の値がある場合に使用します。片方または両方を上書きできます。

構文は次のとおりです。

separator=<option_for_which_separator_has_to_be_applied>="separator_value"

database2およびdatabase3を含むグループを作成するセパレータおよびサブセパレータを使用したコマンド例は、次のとおりです。

emcli create_group -name="tstgrp" -add_targets="database2:oracle_database;
database3:oracle_database"

このコマンドを変更のベースに使用して、これらの例はセパレータ、サブセパレータ、またはその両方の上書きを示します。

emcli create_group -name="tstgrp1" -add_targets="database2:oracle_database,
database3:oracle_database" -separator=add_targets="," 

emcli create_group -name="tstgrp2" -add_targets="database2&oracle_database,
database3&oracle_database" -separator=add_targets="," -subseparator=add_targets="&" 

emcli create_group -name="tstgrp3" -add_targets="database2&oracle_database;
database3&oracle_database" -subseparator=add_targets="&" 

5.4 EM CLI Verb

次の項で、すべてのEM CLI Verbの説明、書式およびオプションについて示します。Verbの一部には1つ以上の例が記載されているものもあります。

5.4.1 abort_udmmig_session

ユーザー定義メトリック(UDM)のセッションのメトリック拡張への移行を中断します。

書式

emcli abort_udmmig_session
        -session_id=<sessionId>
        [-input_file=specific_tasks:<complete_path_to_file>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • session_id

    セッションが作成されたときに返されたIDまたはudmmig_summaryの出力からのIDを指定します。

  • input_file

    1行に1つずつ、次の書式でターゲットUDMを含むファイル名を指します。

    <targetType>,<targetName>,<collection name>
    

    テンプレートを指定するには、targetType=Templateを使用します。ターゲットのすべてのUDMを中断するには、収集名に*を使用します。入力ファイルはUTF-8形式である必要があります。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

この例では、指定した移行セッションを中断します。UDMは未変換リストに返されます。

emcli abort_udmmig_session -session_id=<sessionId>

5.4.2 activate_mda_finding_types

指定したMDA結果タイプをアクティブ化します。結果タイプは、N (新規)、A (アクティブ)またはI (非アクティブ)のステータスを持ちます。現在非アクティブな(たとえば、ステータスI)結果タイプのみがアクティブになります。それ以外は前のステータスが保持されます。

書式

emcli activate_mda_finding_types      [-finding_types="<list of finding types>"]       [-separator=finding_types="separator_for_finding_types_values"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • finding_types

    結果タイプのリスト。使用されるデフォルト・セパレータは、「;」です。

  • separator=finding_types

    結果タイプのリストに使用されるカスタム・セパレータを示します。結果タイプ・リストで「;」以外の文字をセパレータとして使用する場合、このオプションは必須です。

次の例では、カスタム・セパレータを使用して複数の結果タイプをアクティブ化します。

emcli activate_mda_finding_types
      -finding_types="oracle.sysman.emas.wls_gc_overhead$oracle.sysman.emas.wls_heap_config"
      -separator=finding_types="$"
 

5.4.3 add_beacon

ビーコンをビーコンのモニタリング・セットに追加します。有効なすべてのテストがビーコンに送信されます。

書式

emcli add_beacon
      -name=target_name
      -type=target_type
      -bcnName=beacon_name
      [-dontSetKey]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    サービス・ターゲット名。

  • type

    サービス・ターゲット・タイプ。

  • bcnName

    追加するビーコン名。

  • dontSetKey

    追加されたビーコンが自動的にキー・ビーコンとならないことを示します。このオプションは、サービスおよびテストの可用性計算にビーコンを含めない場合にのみ使用します。

この例では、タイプがgeneric_serviceのMyTargetサービス・ターゲットにMyBeaconをキー・ビーコンとして追加します。

emcli add_beacon -name='MyTarget' -type='generic_service'
      -bcnName='MyBeacon'

5.4.4 add_blackout_reason

新しいブラックアウト理由を追加します。このアクションは、スーパー管理者のみが実行できます。

書式

emcli add_blackout_reason -name="<blackout reason>"

この例では、Testing Purposesというブラックアウト理由を追加します。

emcli add_blackout_reason -name="Testing Purposes"

5.4.5 add_chargeback_entity

チャージバックに指定のエンティティを追加します。

書式

add_chargeback_entity 
     -entity_name="eName"
     -entity_type="eType" 
     -usage_mode="uMode" 

オプション

  • entity_name

    チャージバックに追加するエンティティの名前。

  • entity_type

    チャージバックに追加するエンティティのタイプ。

  • usage_mode

    チャージバックに追加する使用モード。list_chargeback_entity_types -entity_typeと入力すると、特定のエンティティ・タイプの使用モードを確認できます。

5.4.6 add_chef_cookbook

chefクックブックのソフトウェア・ライブラリ・コンポーネントおよびディレクティブを追加します。複数のソフトウェア・ライブラリ記憶域の場所が構成されている場合、デフォルトの記憶域の場所が使用されます。クックブックごとにこのVerbを1回使用します。

書式

emcli add_chef_cookbook 
      -name="component_name"
      -folder_name="swlib_folder_name"
      -filename="filename"
      -recipe_names="recipe_name11;recipe_name2;..."

オプション

  • name

    ソフトウェア・ライブラリ・コンポーネント名

  • recipe_names

    クックブック・レシピ名。レシピ名は、セミコロンで区切ります。レシピごとにディレクティブが作成されます。

  • folder_name

    コンポーネントとディレクティブが保存されるソフトウェア・ライブラリ・フォルダ。

  • filename

    クックブック・ファイルの名前。これは、tar、gzip形式である必要があります。クックブック名は、ファイル名のベースである必要があります。たとえば、クックブックの名前がcookieである場合、クックブック・ファイル名はcookie.tar.gzである必要があります。

次の例では、新しいchefクックブックのカスタム・ソフトウェア・ライブラリ・コンポーネントおよびディレクティブを作成します。エンティティは、MyComponentsフォルダのサブフォルダに作成されます。

emcli add_chef_cookbook 
      -name=chef_component 
      -recipe_names="start;stop;install" 
      -folder_name="MyComponents folder"
      -filename="mysql.tar.gz"     

5.4.7 add_comment_to_event

指定したイベントにコメントを追加します。

書式

emcli add_comment_to_event
     -event_id="event ID"
     -comment="text"

オプション

  • event_id

    コメントを追加するイベントのID。

  • comment

    コメント・テキスト。

次のコマンドでは、ID 2を持つイベントに"Working on this"というコメントを追加します。

emcli -add_comment_to_event -event_id="2" -comment="Working on this"       

5.4.8 add_comment_to_incident

指定したインシデントにコメントを追加します。

書式

emcli add_comment_to_incident
    -incident_id="Incident ID"
    -comment="text"

オプション

  • incident_id

    コメントを追加するインシデントのID。

  • comment

    コメント・テキスト。

次の例では、ID 2を持つインシデントに"Working on this"というコメントを追加します。

emcli -add_comment_to_incident -incident_id="2" -comment="Working on this"       

5.4.9 add_engr_sys_patches

特定のターゲット、またはターゲット・ファイルに指定されたターゲットのリストを対象に、コンポーネント・レベルでパッチ適用操作を実行するためのシステム・パッチを追加します。

書式

emcli add_engr_sys_patches
      -system_target_name="target_name" 
      -system_target_type="target_type" 
      -target_name="target_name" -target_type="target_type" -patch_composite_id="patch_composite_id" | -input_file=data:"target list specified in file" 

オプション

  • system_target_name

    エンジニアド・システムのターゲット名を指定します。

  • system_target_type

    エンジニアド・システムのターゲット・タイプを指定します。

  • target_name

    ターゲット名を指定します。

  • target_type

    ターゲット・タイプを指定します。

  • input_file

    パッチ適用オプションを設定するための入力を含むファイルのパスを指定します。

    次に、ターゲットにパッチを追加する入力ファイルの例を示します。

    target.0.target_name=slcm12adm01.example.com
    target.0.target_type=oracle_exadata
    target.0.sys_patch.patch_id=19893788
    target.0.sys_patch.release_id=9800371121010
    target.0.sys_patch.platform_id=226
    target.0.sys_patch.language_id=0
    target.1.target_name=slcm12adm02.example.com
    target.1.target_type=oracle_exadata
    target.1.sys_patch.patch_id=20093789
    target.1.sys_patch.release_id=9800371121010
    target.1.sys_patch.platform_id=226
    target.1.sys_patch.language_id=0
    

    次に、コンポーネントにパッチを追加する入力ファイルの例を示します。

    component.type=Oracle Infiniband Switch
    component.sys_patch.patch_id=19893788
    component.sys_patch.release_id=9800371121010
    component.sys_patch.platform_id=226
    component.sys_patch.language_id=0
    
  • patch_composite_id

    パッチ・コンポジットIDを指定します。パッチ・コンポジットIDの書式は、p<patchID>_<ReleaseID>_<PlatformID>_<LanguageID>に準拠する必要があります。

次の例では、/tmp/property.propに指定された入力を使用して、エンジニアド・システムDB Machine slcm12.example.com:oracle_dbmachineのメンバー・ターゲットclusteradm0102.example.com:clusterにパッチを追加します。

emcli add_engr_sys_patches
      -system_target_name="DB Machine slcm12.example.com"
      -system_target_type="oracle_dbmachine"
      -input_file=data:"/tmp/property.prop"

5.4.10 add_forwarders_for_paas_agent

指定したPaaSエージェントにフォワーダを追加します。

書式

emcli add_forwarders_for_paas_agent
      -paas_agent_name="paas_agent_name"
      -agent_list="agent_list"

オプション

  • paas_agent_name

    ハイブリッド・エージェントのエージェント名。

  • agent_list

    空白で区切られたフォワーダ・エージェント・リスト。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、paas_agent_1およびpaas_agent_2をpaas_agentに転送します。

emcli add_forwarders_for_paas_agent       -paas_agent_name=<paas_agent>      -agent_list="paas_agent_1,paas_agent_2"

5.4.11 add_proxy

Oracle Management Serverから管理エージェントへのHTTPSトラフィックを仲介するプロキシを追加します。このプロキシは、oracle_em_proxyターゲット・タイプとしてモデル化されることに注意してください。管理エージェントは、次の2つの方法でプロキシに関連付けることができます。

1) 管理エージェント名を使用する方法。

2) 管理エージェント名のパターンを使用する方法。

現在、oracle_em_proxyターゲット・タイプのプロキシは、Oracle Management Serverから管理エージェントへのトラフィックでのみサポートされます。逆方向の(管理エージェントからOracle Management Serverに向かう)トラフィックの場合、プロキシ設定は、対応する管理エージェントのemd.propertiesファイルで指定できます。

書式

emcli add_proxy
      -name="<name>"
      -host="<host>"
      -port=<port>
      -protocol=<http | https>
      [-named_credential="<credential name>"]
      [-agents="<name1>,<name2>,..."]
      -agent_patterns="<name pattern1>,<name pattern2>,..."]
      [-excluded_agent_patterns="<name pattern1>,<name pattern2>,..."]
      -oms_agent="<name>"

[ ] indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • name

    プロキシを識別する一意の名前。

  • host

    プロキシを設定するマシンのホスト名。

  • port

    プロキシ・サービスを提供するプロキシ・ホストのポート。

  • protocol

    プロキシが仲介するトラフィックで使用されるプロトコル。このオプションの有効な値は、httpまたはhttpsです。

  • named_credential

    プロキシの認証で使用する名前付き資格証明の名前。

  • agents

    プロキシが仲介する管理エージェントの名前のカンマ区切りリスト。バックスラッシュ文字(\)は、エスケープ文字として使用できます。指定した名前の管理エージェントが存在しない場合、無視されます。

  • agent_patterns

    プロキシが仲介する管理エージェントの名前のパターンのカンマ区切りリスト。パターンでは、1つ以上の文字を表すアスタリスク(*)、および1個の文字を表す疑問符(?)という2つのワイルドカード文字と、エスケープ文字を表すバックスラッシュ(/)を使用できます。

  • excluded_agent_patterns

    (-agent_patternsオプションを使用して)プロキシに関連付けられた管理エージェント名のパターンによって識別される管理エージェントの名前から除外する必要のある管理エージェントの名前のパターンのカンマ区切りリスト。これらのパターンでも、-agent_patternsオプションに適用されるものと同じワイルドカード文字を使用できます。

  • oms_agent

    Oracle Management Serverで設定された管理エージェントの名前。

  • parameter_1

    パラメータを記述する文のフラグメント。

次の例では、オプションのname、host、portおよびprotocolを使用して新しいプロキシを追加します。この例では、管理エージェントの書式は、host<id>.<domain>.oracle.com:3535です(idは000から999の範囲の3桁の数字で、ドメインは値in、us、ukまたはfrを含みます)。このようなデプロイメントの場合、このプロキシは、usドメインのhost000およびhost001と、すべてのドメインのhost100からhost179までに関連付けられます。

emcli add_proxy
      -name="us-proxy-4"
      -host="www-proxy-4.us.mycompany.com"
      -port=80
      -protocol=http
      -agents="host000.mycompany.com:3535,host001.mycompany.com:3535"
      -agent_patterns="host1*"
      -excluded_agent_patterns="host18*,host19*"
      -oms_agent="slc02pgw.mycompany.com:1838"

5.4.12 add_siteguard_aux_hosts

新しい補助ホストとシステムを関連付けます。補助ホストは、システムの一部ではなく、Enterprise Manager Cloud Controlによって管理されるホストです。これらのホストを使用して任意のスクリプトを実行できます。このホストで実行している他のターゲットは、Site Guard操作計画の一部にはなりません。

書式

emcli add_siteguard_aux_hosts
        -system_name="name_of_the_system"
        -host_name="name_of_the_auxiliary_host"

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • system_name

    システムの名前。

  • host_name

    現在のユーザーが追加する必要のある補助ホストの名前。このホストは、Enterprise Manager Cloud Controlで管理する必要があります。

この例では、austin-systemの一部である補助ホストhost1.domain.comおよびhost2.domain.comをシステムに関連付けます。

emcli add_siteguard_aux_hosts
        -system_name="austin-system"
        -host_name="host1.domain.com;host2.domain.com"

5.4.13 add_siteguard_script_credential_params

Site Guardスクリプトのパラメータとして名前付き資格証明を追加します。この資格証明のユーザー名とパスワードの値はスクリプト内でアクセスできます。

書式

emcli add_siteguard_script_credential_params        -script_id="Id associated with the script"         -credential_name="name of the credential"         [-credential_owner="credential owner"] 

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • script_id

    スクリプトID。

  • credential_name

    資格証明の名前。

  • credential_owner

    資格証明の所有者。資格証明の所有者がログインしているユーザーと同じである場合、このオプションを指定する必要はありません。

次のコマンドは、スクリプトIDおよび資格証明の名前を資格証明の所有者がSG_ADMINであるsiteguardスクリプトに追加します。

emcli add_siteguard_script_credential_params 
      -script_id="2" 
      -credential_name="NAMED_CREDENTIAL_Y" 
      -credential_owner="SG_ADMIN" 

5.4.14 add_siteguard_script_hosts

ホストをSite Guard構成スクリプトに追加します。

書式

emcli add_siteguard_script_hosts
      -script_id=<script_id>
      -host_name=<name1;name2;...>

オプション

  • script_id

    スクリプトに関連付けられたID。

  • host_name

    このスクリプトを実行するホストの名前。複数のホスト名を指定できます。

次の例では、ID 10を持つSite Guard構成スクリプトにhost1.domain.comホストを追加します。

emcli add_siteguard_script_hosts
      –script_id="10"
      –host_name ="host1.domain.com"

5.4.15 add_swlib_storage_location

ソフトウェア・ライブラリ内に記憶域の場所を追加します。

書式

emcli add_swlib_storage_location 
        -name="location_name" 
        -path="location_path" 
        [-type="OmsShared|OmsAgent|Http|Nfs|ExtAgent"] 
        [-host="hostname"] 
        [-credential_set_name="setname"] | [-credential_name="name" - credential_
          owner="owner"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    記憶域の場所の名前。

  • path

    記憶域の場所のパス。選択した記憶域のタイプによって、ファイル・システムのパスまたはURLのいずれかになります。

  • type

    記憶域の場所のタイプ。デフォルトはOmsSharedです。

  • host

    記憶域の場所のパスが存在するホストのターゲット名。このオプションは、記憶域のタイプがOmsAgent、NfsおよびExtAgentの場合に必要です。記憶域のタイプがNfsの場合、ホストはEnterprise Manager内のターゲットである必要はありません。

  • credential_set_name

    ホスト・ターゲットのリポジトリに格納されている優先資格証明のセット名。これは、記憶域のタイプがOmsAgentおよびExtAgentの場合に必要なオプションです。セット名は次のいずれかにできます。

    • HostCredsNormal: デフォルトの権限のない資格証明セット

    • HostCredsPriv: 権限付きの資格証明セット

  • credential_name

    リポジトリに格納されている名前付き資格証明の名前。このオプションは、記憶域のタイプがOmsAgentおよびExtAgentの場合に必要です。このオプションは、credential_ownerオプションとともに指定する必要があります。

  • credential_owner

    リポジトリに格納されている名前付き資格証明の所有者。このオプションは、記憶域のタイプがOmsAgentおよびExtAgentの場合に必要です。このオプションは、credential_nameオプションとともに指定する必要があります。

この例では、myOMSAgtLocationという名前のOMSエージェント・ファイル・システム記憶域の場所をホストfs1.us.acme.comにあるパス/u01/swlibに追加します。ACME_USERに所有されている名前付き資格証明MyAcmeCredsが、この場所からのファイルの読取りまたは書込みに使用されます。

emcli add_swlib_storage_location 
        -name="myOMSAgtLocation" 
        -path="/u01/swlib"
        -type="OmsAgent"
        -host="fs1.us.acme.com"  
        -credential_name="MyAcmeCreds"
        -credential_owner="ACME_USER"

5.4.16 add_target

Enterprise Managerでモニターするターゲットを追加します。指定されたターゲット・タイプは、管理エージェントで存在するかどうかと必要なプロパティがあるかどうか(ホスト・ターゲット・タイプの場合はユーザー名とパスワード、データベース・ターゲット・タイプの場合はログイン資格証明など)がチェックされます。ターゲット・タイプの必須プロパティは、このタイプの新しいターゲットを追加するときに指定する必要があります。

oracle_databaseターゲット・タイプでは、モニタリング資格証明とともにロールを指定する必要があります。ロールが通常の場合、ユーザー名はdbsnmpにする必要があります。それ以外の場合、ロールはSYSDBAにする必要があります。ユーザー名はSYSDBA権限を持つ任意のユーザーです。

注意:

このVerbは、コンポジット・ターゲットには使用できません。Verbでは、親ターゲット(IASなど)と子ターゲット(OC4Jなど)の間のアソシエーションの追加がサポートされません。クラスタ・データベースを追加する前に、instancesオプションを使用してDBインスタンスを指定する必要があります。

標準モード

emcli add_target
      -name="name"
      -type="type"
      [-host="hostname"]
      [-properties="pname1:pval1;pname2:pval2;..."]
      [-separator=properties="sep_string"]
      [-subseparator=properties="subsep_string"]
      [-credentials="userpropname:username;pwdpropname:password;..."]
      [-input_file="parameter_tag:file_path"]
      [-display_name="display_name"]
      [-groups="groupname1:grouptype1;groupname2:grouptype2;..."]
      [-timezone_region="gmt_offset"]
      [-monitor_mode="monitor_mode"]
      [-instances="rac_database_instance_target_name1:target_type1;..."]
      [-monitoring_creds="HostCredsPriv;host;HostCreds;HostUserName;foo;..."]      [-access_point_name="ap_name"]      [-access_point_type="ap_type"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

サーバー検出

サーバー検出には次の構文を使用します。

emcli add_target
     -name=${TARGET_NAME} 
     -type=oracle_si_server_map  
     -host=${AGENT_HOST} 
     -access_point_name=${TARGET_NAME_AP} 
     -access_point_type='oracle_si_server_ilom'  
     -properties='dispatch.url=ilom-ssh://${TARGET_IP}:22'
     -subseparator=properties='=' 
     -monitoring_creds='ilom_creds_set;oracle_si_server_ilom;ilom_
         creds;username:${USERNAME};password:${PASSWORD}' 
     -monitoring_creds='ssh_creds_set;oracle_si_server_ilom;ssh_
         creds;username:${USERNAME};userpass:${PASSWORD}'

オプション

  • name

    ターゲット名。名前には、コロン(:)、セミコロン(;)、先行または後続の空白を使用できません。

  • type

    ターゲット・タイプ。標準のターゲット・タイプには、hostoracle_databaseoracle_apacheoracle_listenerおよびoracle_emdが含まれます。自分の環境で使用可能なすべてのターゲット・タイプを確認するには、$AGENT_HOME/sysman/admin/metadataディレクトリをチェックしてください。メタデータ・ファイル(XML)は、各ターゲット・タイプに存在します。

  • host

    このターゲット・インスタンスのデータを収集する管理エージェントを実行しているシステムのネットワーク名。

  • properties

    ターゲット・インスタンスのプロパティの名前と値のペア(prop_name:prop_valueなど)のリスト。nameは、ターゲット・タイプのメタデータ定義で識別されます。このファイルで定義されている名前と完全に一致する必要があります。メタデータ・ファイルは、$AGENT_HOME/sysman/admin/metadataにあります。

    注意:

    このverbは、グローバルなターゲット・プロパティの設定をサポートしていません。ターゲット・プロパティを設定するには、set_target_property_valuesを使用することをお薦めします。

  • separator=properties

    -propertiesの値で、名前と値のペアを区切る文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタは「;」です。

    separatorオプションの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • subseparator=properties

    -propertiesオプションの値で、各名前と値のペアの名前と値を区別する文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタは「:」です。

    subseparatorオプションの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • credentials

    ターゲット・インスタンスのモニタリング資格証明(名前と値のペア)。nameは、ターゲット・タイプのメタデータ定義で資格証明プロパティとして識別されます。credentialsは、ターゲットのメタデータ・ファイルの定義とまったく同じように指定する必要があります。メタデータ・ファイルは、$AGENT_HOME/sysman/admin/metadataにあります。

  • input_file

    -credentialsオプションとともに使用すると、パスワードなどの特定のターゲットのモニタリング資格証明の値を別のファイルで格納できます。-input_fileでは、タグとローカルのファイル・パス間のマッピングを指定します。タグは、-credentialsオプションの特定のモニタリング資格証明のかわりに指定します。タグにはコロン(:)とセミコロン(;)は使用できません。

    input_fileオプションの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • display_name

    Enterprise Manager Cloud Controlコンソールに表示されるターゲット名。

  • groups

    このターゲット・インスタンスが属するグループの名前と値のペアのリスト。groupname:grouptype;groupname2:grouptype2という書式に従います。

  • timezone_region

    このターゲット・インスタンスのGMTオフセット。(-7または-04:00の書式を使用。)

  • monitor_mode

    0、1、または2。デフォルトは0です。1はOMSを介したモニタリング、2はエージェントを介したモニタリングを指定します。

  • instances

    RACデータベース・ターゲットに含まれるRACデータベース・インスタンスの名前と値のペアのリスト。クラスタ・データベースを追加する前にデータベース・インスタンス・ターゲットを追加する必要があります。

  • force

    同名のターゲットが存在する場合でもターゲットを強制的に追加します。ターゲットのプロパティを最新の入力で更新します。

  • timeout

    コマンドがターゲットをエージェントに追加するまでに待機する秒数。デフォルトは10分です。

  • monitoring_creds

    このターゲットに設定されているモニタリング資格証明を設定します。

  • Separator=monitoring_creds

    -monitoring_credsオプションの値で、名前と値のペアを区切る文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタは「;」です。

  • subseparator=monitoring_creds

    -monitoring_credsオプションの値で、各名前と値のペアの名前と値を区別する文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタは「:」です。

  • access_point_name

    特定のサーバー・ターゲットにタグ付けされる、追加するアクセス・ポイント・ターゲットの名前。

  • access_point_type

    特定のサーバー・ターゲットにタグ付けされる、追加するアクセス・ポイント・ターゲットのタイプ。

例1

次の例では、databaseという名前を指定して、oracle_databaseターゲットを追加します。資格証明の指定方法に注意してください。名前と値のペアの名前はoracle_databaseメタデータ・ファイルから使用されます。そのファイルで使用されている名前と完全に一致する必要があります。これは、プロパティ名にも適用されます。次の例では、データベース・ターゲットの最小限の必須の資格証明とプロパティを使用しています。

emcli add_target
      -name="database"
      -type="oracle_database"
      -host="myhost.us.example.com"
      -credentials="UserName:dbsnmp;password:dbsnmp;Role:Normal"
      -properties="SID:semcli;Port:15091;OracleHome:/oracle;
       MachineName:smpamp-example.com"
      -groups="Group1:group;Group2:group"

2

次の例では、スタンドアロンOracle HTTP Serverを追加します。

Emcli add_target 
      -host=test.mycompany.com 
      -name=test13c 
      -type=oracle_apache    
      -properties=
"OracleHome->/scratch/smariswa/test13c|ConfigPath->/scratch/user1/test13c/user_projects/domains/test1213_domain/config/fmwconfig/components/OHS/ohs1|EMTargetType->oracle_apache|OracleInstance->na|compVersion->na|LifeCycleMBeanName->na|OPMNMBeanName->na| monMode->na|ProxyMBeanObjectName->na|ServerNames->na|CanonicalPath-> /instance1/ohs1/|HTTPMachine->blr2201947.mycompany..com|HTTPPort->7778|version->13.1|NMUser->weblogic|NMPwd->welcome1" -separator=properties="|" -subseparator=properties="->"

例3

次の例では、databaseという名前を指定して、oracle_databaseターゲットを追加します。資格証明の指定方法に注意してください。名前と値のペアの名前はoracle_databaseメタデータ・ファイルから使用されます。そのファイルで使用されている名前と完全に一致する必要があります。これは、プロパティ名にも適用されます。次の例では、データベース・ターゲットの最小限の必須の資格証明とプロパティを使用しています。

emcli add_target
      -name="database"
      -type="oracle_database"
      -host="myhost.us.example.com"
      -credentials="UserName:dbsnmp;password:dbsnmp;Role:Normal"
      -properties="SID:semcli;Port:15091;OracleHome:/oracle;
       MachineName:smpamp-example.com"
      -groups="Group1:group;Group2:group"

例4

次の例では、ユーザーrootおよびパスワードadmin123を使用してターゲットIP 10.133.245.231にあるサーバーILOM_SPARCを検出します。

emcli add_target
      -name=ILOM_SPARC 
      -type=oracle_si_server_map  
      -host=`hostname`.mycompany.com 
      -access_point_name='ILOM_SPARC_AP' 
      -access_point_type='oracle_si_server_ilom'  
      -properties='dispatch.url=ilom-ssh://10.133.245.231:22' 
      -subseparator=properties='=' 
      -monitoring_creds='ilom_creds_set;oracle_si_server_ilom;ilom_
          creds;username:root;password:admin123'
     -monitoring_creds='ssh_creds_set;oracle_si_server_ilom;ssh_
          creds;username:root;userpass:admin123'

5.4.17 add_target_property

特定のターゲット・タイプの新規ターゲット・プロパティを追加します。このターゲット・タイプのすべてのターゲットには、この新規ターゲット・プロパティが割り当てられます。

書式

emcli add_target_property
         -target_type="target_type"
         -property="prop_name"

オプション

  • target_type

    このプロパティを追加する必要のあるターゲット・タイプ。このプロパティを既存のすべてのターゲット・タイプに追加するには、ワイルドカード文字(*)を指定します。

  • property

    このターゲット・タイプに対して作成するプロパティの名前。プロパティ名では大文字と小文字が区別されます。プロパティ名は、次のOracle提供のターゲット・プロパティ名(英語)と同じにすることはできません。

    Comment、Deployment Type、Line of Business、Location、Contact

この例では、oracle_databaseというタイプのすべてのターゲットにOwner Nameプロパティを追加します。

emcli add_target_property -target_type="oracle_database" -property="Owner Name"

5.4.18 add_target_to_rule_set

エンタープライズ・ルール・セットにターゲットを追加します。

権限の要件: スーパー管理者は、Oracleが提供する事前定義された(デフォルトの)ルール・セットを除く、すべてのエンタープライズ・ルール・セットにターゲットを追加できます。それにターゲットを追加できるのは、ルール・セットの所有者または共同作成者のみです。

書式

emcli add_target_to_rule_set 
      -rule_set_name="rule set name"
      -target_name="target name"
      -target_type="internal name for the target type. For example, host"
      [-rule_set_owner=<ruleset owner>] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • rule_set_name

    エンタープライズ・ルール・セットの名前。このオプションは、ターゲットのリストと関連付られているルール・セットのみに使用できます。

  • target_name

    追加するターゲットの名前。

  • target_type

    追加するターゲットのターゲット・タイプ。例: host。

  • rule_set_owner

    オプションで指定できる、ルール・セットの所有者。

この例では、rulesというルール・セットにホスト・ターゲットmyhost.comを追加します。このルール・セットは管理者sysmanが所有しています。

emcli add_target_to_rule_set -rule_set_name='rules' -target_name='myhost.com' -target_type='host' -rule_set_owner='sysman'

5.4.19 add_to_target_properties_master_list

プロパティ・マスター・リストにプロパティを追加します。

書式

標準モード

emcli add_to_target_properties_master_list
       -property_name="null"
       -property_value="null"

インタラクティブまたはスクリプト・モード

emcli add_to_target_properties_master_list(
      property_name="null"
      ,property_value="null"
)

オプション

  • property_name

    追加するプロパティの名前。

  • property_value

    追加するプロパティの値。

終了コード

終了コード(使用可能な場合)を入力するか、終了コードが存在しない場合は削除します。たとえば、次のようにします。

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

5.4.20 add_virtual_platform

Oracle Virtual Platformを、リモートからモニターするためにXenベースのハイパーバイザを追加します。ハイパーバイザ上で実行されている関連付られているOracle ServerおよびOracle Virtual Serverも追加されます。

同時に複数のハイパーバイザを追加できます。このコマンドは、ターゲットを追加するために発行されたジョブの名前と実行識別子を返します。

Oracle Virtual Platformおよびその関連ターゲットを削除するには、delete_target Verbを使用します。

書式

emcli add_virtual_platform 
       -name="host_name/IP_address_or_list_from_an_input_file"
       -agent="agent_target_name"
       [-failover_agent="failover_agent_target_name"]
       -credentials="property_name1:property_value1;property_name2:
           property_value2;..."
	       [-wait_for_completion=true|false]
	       [-wait_for_completion_timeout=<time_in_minutes>]
       [-separator=credentials="separator_for_key_value_pairs"]
	       [-subseparator=credentials="separator_for_key_value_pair"]
       [-input_file="FILE:file_path_or_name:FILE"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    Enterprise ManagerでOracle Virtual Platformとして追加されるXenベースのハイパーバイザのIPアドレスまたはホスト名。この値を提供する方法は2つあります。ターゲットが1つのみの場合は、この値は、コマンドラインからホスト名またはIPアドレスを直接渡することができます。値が複数ある場合は、ファイルにホスト名、IPアドレスまたはIPアドレスの範囲を列挙して、-input_fileオプションを使用してその入力ファイル名を渡すことができます。ホスト名またはIPアドレスを区切るには、新しい行を使用します。各行には、マシンのホスト名、IPアドレス、またはIPアドレスの範囲を指定します。

    詳細は、例を参照してください。

  • agent

    Oracle Virtual Platformおよび関連ターゲットをモニターするために使用するプライマリ・エージェントのターゲット名。

  • failover_agent

    Oracle Virtual Platformおよび関連ターゲットをモニターするために使用するフェイルオーバー・エージェントのターゲット名。

  • credentials

    ターゲット・インスタンスのモニタリング資格証明(名前と値のペア)。nameは、ターゲット・タイプのメタデータ定義で資格証明プロパティとして定義されます。メタデータ・ファイルは、$AGENT_HOME/sysman/admin/metadataにあります。

    様々なオプションの詳細は、例を参照してください。

  • wait_for_completion

    発行したジョブが終了するまでCLIが待機するのかを示すフラグ。デフォルト値はfalseです。値がtrueの場合、Oracle Virtual Platformの追加が成功または失敗した際にジョブの進捗状況がコマンドラインに出力されます。

  • wait_for_completion_timeout

    ジョブが終了するためにCLIが停止して待機する時間(分)。このオプションは、wait_for_completionオプションの値がtrueの場合のみ適用されます。値が負またはゼロの場合、ジョブの終了は待機されません。

    詳細は、例を参照してください。

  • separator=credentials

    資格証明のキーと値のペアのカスタムのセパレータ。-credentialsオプションの値で、名前と値のペアを区切る文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタは「;」です。

    separatorオプションの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • subseparator=credentials

    キーと値のペアのカスタムのセパレータ。-credentialsオプションの値で、各名前と値のペアの名前と値を区別する文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタは「:」です。

    subseparatorオプションの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • input_file

    -credentialsオプションとともにオプションで使用。このオプションを使用すると、パスワードやSSHキーなど特定のターゲットをモニタリングするの資格証明値を別のファイルに設定できます。

    タグとローカルのファイル・パス間のマッピングを指定します。このタグは、特定の-credentialsプロパティ値のかわりに指定します。

例1

この例では、パスフレーズなしのSSHキー認証を必要とするUnix Sudoユーザーを使用してOracle Virtual Platformを追加します。SSHプライベート・キー、SSHパブリック・キーおよびパスワードは、入力ファイルより読み取られます。

emcli add_virtual_platform 
      -name=example.com 
      -agent=example.com:1838   
      -credentials='type:DMOvsSshKeyCreds;PrivilegeType:sudo;privilegedUser:true;
            RunAs:root;PrivilegeCommand:/usr/bin/sudo -S -u %RUN_AS% %COMMAND%;
            EnablePseudoTerminal:false;SshPrivateKey:PRIVATE_KEY;
            SshPublicKey:PUBLIC_KEY;OVSUsername:sudoer1;OVSPassword:PWD_FILE' 
      -input_file='PRIVATE_KEY:id_dsa' 
      -input_file='PUBLIC_KEY:id_dsa.pub' 
      -input_file='PWD_FILE:password'

例2

この例では、パスフレーズなしのSSHキー認証を必要とするUnix PowerBrokerユーザーを使用してOracle Virtual Platformを追加します。SSHプライベート・キー、SSHパブリック・キーおよびパスワードは、入力ファイルより読み取られます。

emcli add_virtual_platform 
      -name=example.com 
      -agent=example.com:1838
      -credentials='type:DMOvsSshKeyCreds;PrivilegeType:powerbroker;
           privilegedUser:true;RunAs:root;PrivilegeCommand:
           /usr/bin/pbrun -l -u %RUN_AS% %COMMAND%;
           PowerBrokerProfile:profile;PowerBrokerPasswordPrompt:myprompt;
           SshPrivateKey:PRIVATE_KEY;SshPublicKey:PUBLIC_KEY;
           OVSUsername:myuser;OVSPassword:PWD_FILE' 
      -input_file='PRIVATE_KEY:id_dsa' 
      -input_file='PUBLIC_KEY:id_dsa.pub' 
      -input_file='PWD_FILE:password'

5.4.21 allocate_quota

割当て先に割当て制限を割り当てます。

書式

インタラクティブまたはスクリプト・モード

emcli allocate_quota
       assignee_name="assignee name"
       assignee_type="assignee type"
       [quota="quota"]

オプション

  • assignee_name

    割当て制限を割り当てる割当て先の名前。

  • assignee_type

    割当て先のタイプ。有効な値は、Tenant、User_ProfileまたはUserです。

  • quota

    割当て先ユーザーに割り当てる割当て制限。割当て制限の割当ては、次を対象に定義できます。

    • エンティティ・レベル。

    • 割当て制限割当て可能オブジェクト(選択したエンティティでオブジェクトに対する割当て制限の割当てがサポートされる場合)。割当て制限がオブジェクトに割り当てられると、すべての割当て制限関連の計算は、そのオブジェクトのコンテキストで実行されます。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、割当て制限割当て可能オブジェクトに割当て制限を割り当てます。

emcli allocate_quota
      -assignee_name=T1
      -assignee_type=tenant
      -quota=Component1:Entity1;0.1:Gb;object_name=OBJ1:object_type=type1

5.4.22 analyze_unconverted_udms

UDMを分析し、一意のUDM、使用可能な一致およびこれらの一致するメトリック拡張に適用できるテンプレートをリストします。

書式

emcli analyze_unconverted_udms 
      [-session_id=<sessionId>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • session_id

    分析対象のセッションのID。セッションIDを指定しないと、すべての未変換のUDMが含まれる分析セッションが作成されます。将来の起動でこのセッションIDを指定して、新しい分析を生成できます。

この例では、指定した移行セッションにあるすべての未変換UDMの一致をリストします。

emcli list_unconverted_udms -session_id=<sessionId>

5.4.23 apply_diagcheck_exclude

診断チェックの除外をターゲット・インスタンスのセットに適用します。除外名を定義して、特定の診断チェックを除外できます。ルールで指定されたチェックが除外されるように、すべての診断チェックが特定のターゲット・タイプに対して評価されたときに、このルールが適用されます。

書式

emcli apply_diagcheck_exclude
        -target_type="type"
        -exclude_name="name"
        [-target_name="target_name" ]*

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_type

    ターゲットのタイプ。

  • exclude_name

    除外に使用するための名前。exclude_nameを作成するには、define_diagcheck_exclude Verbを使用します。

  • target_name

    除外を適用するためのターゲット名。

5.4.24 apply_privilege_delegation_setting

指定したターゲットでsudoまたはPowerBroker設定をアクティブ化します。

標準モード

emcli apply_privilege_delegation_setting
         -setting_name="setting"
         -target_type="host/composite"
         [-target_names="name1;name2;..."]
         [-input_file="FILE:file_path"]
         [-force="yes/no"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

インタラクティブまたはスクリプト・モード

apply_privilege_delegation_setting
         (setting_name="setting"
         ,target_type="host/composite"
         [,target_names="name1;name2;..."]
         [,input_file="FILE:file_path"]
         [,force="yes/no"])

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • setting_name

    適用する設定の名前。

  • target_names

    ターゲット名のリスト。新しく発行された設定は、このリストのEnterprise Managerターゲットに適用されます。

    • すべてのターゲットは同じタイプである必要があります。

    • 要素のターゲット・タイプがgroupの場合、ターゲット・リストに複数の要素を含めることはできません。

    • 前述のグループには、1つ以上のホスト・ターゲットが含まれる必要があります。

  • target_type

    設定を適用するターゲットのタイプ。有効なターゲット・タイプは、hostまたはcomposite(グループ)です。

  • input_file

    ターゲット名を含むファイルのパス。これにより、別のファイルのターゲットを渡すことができます。ファイルにはコロン(:)とセミコロン(;)は使用できません。

    input_fileオプションの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • force

    yesの場合、操作は継続され、無効なターゲットは無視されます。デフォルトはnoです。

例1

この例では、sudo_settingという名前の権限設定を適用します。この設定は、hostタイプのターゲットに適用され、host1host2などに適用されます。

emcli apply_privilege_delegation_setting
      -setting_name=sudo_setting
      -target_type=host
      -target_names="host1;host2;"

例2

この例では、sudo_settingという名前の権限設定を適用します。この設定は、hostタイプのターゲットに適用され、host1host2などに適用されます。forceフラグは、設定がすべての有効なターゲットに適用され、無効なターゲットは無視されることを示します。

emcli apply_privilege_delegation_setting
      -setting_name=sudo_setting
      -target_type=host
      -target_names="host1;host2;"
      -force=yes

5.4.25 apply_template

指定したターゲットのリストにモニタリング・テンプレートを適用します。Verbのオプションはどんな順番でも指定できます。

書式

emcli apply_template
        -name="template_name"
        -targets="tname1: ttype1;tname2: ttype2;..."
        [-copy_flags="0" or "1" or "2"]
        [-replace_metrics="0" or "1"]
        [-input_file="FILE1:file_name"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    データベースに存在するテンプレート名。名前には、コロン(:)、セミコロン(;)、先行または後続の空白を使用できません。

  • targets

    ターゲットは次の順番で指定してください。

    TargetName1:TargetType1;TargetName2:TargetType2

    たとえば、次のようにします。

    db1:oracle_database;my db group:composite

    セミコロン(;)はターゲットを指定する際のセパレータです。コンポジット以外のターゲットは、テンプレートが適用可能なターゲット・タイプであると理想的です。そうでない場合、テンプレートはこのターゲットに適用されません。コンポジット・ターゲットの場合、テンプレートは、そのテンプレートを適用可能なターゲット・タイプに属するメンバー・ターゲットにのみ適用されます。

  • copy_flags

    これは、複数のしきい値を持ったメトリックにのみ適用されます。

    0: テンプレートとターゲットに共通するキー値に対してしきい値設定を適用します。

    1: ターゲットのキー値のしきい値設定を削除し、それらをテンプレートのキー値のしきい値設定で置き換えます。

    2: テンプレートに定義されたすべてのキー値にしきい値設定を適用します。デフォルトは0です。

  • replace_metrics

    0は、テンプレートには含まれないがターゲットで使用可能なメトリックのしきい値が変更されないことを示します。これはデフォルト値です。1は、ターゲットに存在するがテンプレートに存在しないメトリックのしきい値がNULLに設定されることを示します。つまり、ターゲットのこのようなメトリックはモニターされないため、アラートは生成されません。

  • input_file

    このオプションを使用して、ファイルの場所を指定できます。これには、テンプレートにユーザー定義メトリック(UDM)が含まれている場合、UDMに使用する資格証明が含まれています。file_nameは、実際は、場所のパスを指定したファイルの名前です。これには、UDMに適用可能な資格証明が含まれています。たとえば、次のようにします。

    emcli apply_template -name="template1"  -targets="mydb1:oracle_database" 
      -input_file= "FILE1:/usr/template/apply_udm_credentials.txt"
    

    この例では、タイプがoracle_databaseのターゲットmydb1にtemplate1という名前のモニタリング・テンプレートを適用します。UDMに必要な資格証明はファイル/usr/template/apply_udm_credentials.txtからアクセスされます。

    ファイルapply_udm_credentials.txtの内容は、次の書式のいずれかにする必要があります。

    • すべてのUDMがすべてのターゲットに同じ資格証明を使用します。たとえば、次のようにします。

      credListType:all;
      usr_name:joe1;passwrd:pass1;
      
    • 各UDMがすべてのターゲットに専用の資格証明を使用します。たとえば、次のようにします。

      credListType:perUDM;
      udm_name:UDM1;usr_name:joe1;passwrd:pass1;
      udm_name:UDM2;usr_name:joe2;passwrd:pass2;
      
    • 各UDMが異なるターゲットに異なる資格証明を使用します。たとえば、次のようにします。

      credListType:perTargetperUDM;
      udm_name:UDM1;tgt_name:TNAME1;usr_name:joe1;passwrd:pass1;
      udm_name:UDM1;tgt_name:TNAME2;usr_name:joe2;passwrd:pass2;
      udm_name:UDM2;tgt_name:TNAME1;usr_name:joe3;passwrd:pass3;
      udm_name:UDM2;tgt_name:TNAME2;usr_name:joe4;passwrd:pass4;
      

    指定するすべての入力テキスト・ファイルにcredListTypeを指定することが重要です。

    input_fileオプションの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

例1

この例では、my_db_templateという名前のモニタリング・テンプレートを適用します。このテンプレートはタイプoracle_databaseのターゲットに適用され、タイプoracle_databaseの中のdb1とタイプcompositeの中のmy_db_groupに適用されます。

コンポジット・ターゲットの場合、テンプレートは、そのテンプレートを適用可能なターゲット・タイプに属するメンバー・ターゲットにのみ適用されます。copy_flagsを指定しない場合、デフォルトで、テンプレートとターゲットの両方に共通のモニター・オブジェクトに対してしきい値設定が適用されます。

emcli apply_template 
      -name="my_db_template"
      -targets="db1:oracle_database;my_db_group:composite"

例2

この例では、my_db_templateという名前のモニタリング・テンプレートを適用します。このテンプレートは、oracle_databaseというタイプのターゲットに適用できます。このコマンドは、タイプがoracle_databaseのdb1とタイプがcompositeのmy_db_groupの2つのターゲットに、このテンプレートを適用します。

コンポジット・ターゲットの場合、テンプレートは、そのテンプレートを適用可能なターゲット・タイプに属するメンバー・ターゲットにのみ適用されます。この場合、copy_flagsオプションが1に指定されているので、テンプレートの設定がターゲットの設定に置き換えられます。テンプレート内のすべてのキーがターゲットにコピーされ、ターゲット内にある不要キーは削除されます。UDMに必要な資格証明は、ファイル/usr/user/db_credentials.txtにあります。

replace_metricsが1に設定されているということは、ターゲットに存在するがテンプレートに存在しないメトリックのしきい値がNULLに設定されることを示します。つまり、ターゲットのこれらのメトリックはモニターされないため、アラートは生成されません。

emcli apply_template -name="my_db_template"
          -targets="db1:oracle_database;my_db_group:composite"
          -copy_flags="1" -replace_metrics="1" -input_file=
            "FILE1:/usr/user/db_credentials.txt"

5.4.26 apply_template_tests

ファイルからリポジトリ・ターゲットに変数およびテスト定義を適用します。

書式

emcli apply_template_tests
      -targetName=target_name
      -targetType=target_type
      -input_file=template:template_filename
      [-input_file=variables:<variable_filename>]
      [-input_file=atsBundleZip:<ats_bundle_zip_filename>]
      [-useBundleDatabankFile]
      [-useFirstRowValues]
      [-overwriteExisting=all | none | <test1>:<type1>;<test2>:<type2>;...]
      [-encryption_key=key]
      [-swlibURN=<URN_for_swlib_entity>] 
      [-swlibPath=<Path_for_swlib_entity>] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • targetName

    ターゲット名。

  • targetType

    ターゲット・タイプ。

  • input_file=template

    テスト定義を含む入力ファイルの名前。

    input_fileオプションの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • input_file=variables

    変数定義を含む入力ファイルの名前。この属性が指定されていない場合、テスト定義を含む同じファイルから変数が抽出されます。

    変数ファイルの書式は次のとおりです。

    <variables xmlns="template">
    <variable name="<name1>" value="<value1>"/>
    <variable name="<name2>" value="<value2>"/>
    ...
    </variables>
    

    input_fileオプションの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • input_file=atsBundleZip

    テンプレートに定義されているATSバンドルzipの名前。

    input_fileオプションの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • useBundleDatabankFile

    このオプションを指定した場合、バンドルのデータバンク・ファイルが使用されます。

  • useFirstRowValues

    このオプションを指定した場合、最初の行の値が使用されます。

  • overwriteExisting

    テストがターゲットにすでに存在する場合、どのテストを上書きするかを指定します。可能な値は次のとおりです。

    1. none(デフォルト): ターゲットの既存のテストはすべて上書きされません。

    2. all: ターゲットに同じ名前のテストがある場合、そのテストはテンプレート・ファイルで指定されたテスト定義で上書きされます。

    3. <test1>:<type1>;<test2>:<type2>;...: ターゲットに、<test1>、<test2>などの同じ名前のテストがある場合、これらはテンプレート・ファイルの定義で上書きされます。

  • encryption_key

    ファイルの内容を復号化するオプションの鍵。ファイルの暗号化に使用した鍵と同じ鍵を指定します。

  • swlibURN

    URNを介したソフトウェア・ライブラリ・エンティティのロード。OATZ zipファイルおよびZipファイル名などの該当するエンティティ・データは、新しいサービス・テストに関連付けられます。OATS zipファイルをサービス・テストに関連付けるには、このオプションまたは-swlibPathオプションのいずれかが必要です。

  • swlibPath

    エンティティ・パスを介したソフトウェア・ライブラリ・エンティティのロード。OATZ zipファイルおよびZipファイル名などの該当するエンティティ・データは、新しいサービス・テストに関連付けられます。OATS zipファイルをサービス・テストに関連付けるには、このオプションまたは-swlibURNオプションのいずれかが必要です。

これらの例を実行するには、次の権限が必要です。

  • サーバー・プール・ターゲットでのOPERATOR権限。

  • 現在ターゲットをモニタリングしているすべてのビーコンでのOPERATOR権限。また、「任意のビーコンの使用」権限も必要です。

例1

この例では、ファイルの内容の復号化に鍵my_passwordを使用して、ファイルmy_template.xmlに含まれるテスト定義を汎用サービス・ターゲットmy_targetに適用します。my_websiteまたはmy_scriptという名前のテストがターゲットに存在する場合、ファイルのテスト定義で上書きされます。

emcli apply_template_tests
      -targetName='my_target' -targetType='generic_service'
      -input_file=template:'my_template.xml' -encryption_key='my_password'
      -overwriteExisting='my_website:HTTP;my_script:OS'

例2

この例では、ファイルmy_variables.xmlに指定された変数の値を使用して、ファイルmy_template.xmlに含まれるテスト定義をWebアプリケーション・ターゲットmy_targetに適用します。テンプレート・ファイルに指定されたテストと同じ名前のテストがターゲットにある場合、そのテストは上書きされます。

emcli apply_template_tests
          -targetName='my_target' -targetType='website' 
          -input_file=template:'my_template.xml' -input_file=variables:
            'my_variables.xml' 
          -overwriteExisting='all' 

5.4.27 apply_update

更新を適用します。

書式

emcli apply_update 
        -id="internal id" 

オプション

  • id

    適用する更新の内部識別子。

この例では、更新を適用する対象となるジョブを発行して、発行時にジョブ実行IDを出力します。

emcli apply_update 
        -id="914E3E0F9DB98DECE040E80A2C5233EB"

5.4.28 argfile

Verbとそれに関連する引数が両方ともASCIIファイルに含まれている1つ以上のEM CLI Verbを実行します。argfileにより、非常に柔軟にVerbを使用できます。たとえば、ブラックアウトするターゲットの大きなリストを指定する場合(create_blackout Verb)に、argfile Verbを使用してファイルからターゲット・リストを入力できます。

このファイルでは、複数のEM CLI Verbを呼び出すことができます。各Verb呼出しは、改行で区切る必要があります。

書式

emcli argfile <file_name>
      [-delim=<delimiter_string>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • delim

    引数ファイルの2つのVerb間でデリミタとして使用される文字列。デフォルトのデリミタは改行です。

5.4.29 assign_charge_plan

指定したエンティティにチャージ・プランを割り当てます。

書式

assign_charge_plan 
      -entity_name="eName" 
      -entity_type="eType" 
      -plan_name="pName" 
      -[entity_guid="entity_guid"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • entity_name

    チャージ・プランを割り当てるエンティティの名前。

  • entity_type

    チャージ・プランを割り当てるエンティティのタイプ。

  • plan_name

    割り当てるチャージ・プランの名前。

  • entity_guid

    チャージバックに追加するエンティティのguid。

    チャージバック内で指定したエンティティ名およびエンティティ・タイプで1つ以上のエンティティがアクティブな場合、このコマンドは作成日、親エンティティ名、エンティティguidなどのその他の詳細とともに、それらのエンティティをすべてリストします。そのリストから正しいエンティティを選択し、エンティティ名およびエンティティ・タイプのかわりにエンティティguidをパラメータとして使用し、再度コマンドを実行します。

この例では、oracle_databaseエンティティ、db1にチャージ・プランplan1を割り当てます。

emcli assign_charge_plan -entity_name="db1" -entity_type="oracle_database" -plan_name="plan1"

5.4.30 assign_compliance_ca

指定したルールの修正処理をトリガーします。

書式

emcli assign_compliance_ca 
      -rule_iname="<rule_internal_name>"
      -target_type="<target_type>"
      -ca_name="<correction_action_name>"

オプション

  • rule_iname

    コンプライアンス標準ルールの内部名。ルール内部名は、MGMT$CS_RULE_ATTRSビューで参照できます。

  • target_type

    コンプライアンス標準ルールに関連付けられているターゲット・タイプ。

  • ca_name

    修正処理の名前。

次の例では、ホスト・ターゲットに存在するmy_ruleコンプライアンス標準ルールにmy_action修正処理を割り当てます。

emcli assign_compliance_ca 
      -rule_iname="my_rule" 
      -target_type="host" 
      -ca_name="my_action"

5.4.31 assign_cost_center

指定したエンティティにコスト・センターを割り当てます。

書式

assign_cost_center 
     -entity_name="eName" 
     -entity_type="eType" 
     -cost_center_name="cName" 
     -[entity_guid="entity guid" ] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • entity_name

    コスト・センターを割り当てるエンティティの名前。

  • entity_type

    コスト・センターを割り当てるエンティティのタイプ。

  • cost_center

    割り当てるコスト・センターの名前。

  • entity_guid

    チャージバック内のエンティティのguid。

    チャージバック内で指定したエンティティ名およびエンティティ・タイプで1つ以上のエンティティがアクティブな場合、このコマンドは作成日、親エンティティ名、エンティティguidなどのその他の詳細とともに、それらのエンティティをすべてリストします。そのリストから正しいエンティティを選択し、エンティティ名およびエンティティ・タイプのかわりにエンティティguidをパラメータとして使用し、再度コマンドを実行します。

この例では、oracle_databaseエンティティ、db1にコスト・センターcc1を割り当てます。

emcli assign_cost_center -entity_name="db1" -entity_type="oracle_database" -cost_center_name="cc1"

5.4.32 assign_csi_at_target_level

指定するターゲット名およびタイプにカスタマ・サポートID(CSI)を割り当てるか更新します。

書式

emcli assign_csi_at_target_level 
      -target_name="Target_name"
      -target_type="Target_type"
      -csi="Customer_Support_IDentifier_value"
      -mos_id="My_Oracle_Support_ID"

オプション

  • target_name

    Cloud Controlターゲットの名前。

  • target_type

    Cloud Controlターゲットのタイプ。

  • csi

    割り当てるカスタマ・サポートID値。

  • mos_id

    My Oracle Support(MOS)のユーザーID。

emcli assign_csi_at_target_level 
      -target_name="myhost.us.example.com"
      -target_type="oracle_example_type"
      -csi=12345678
      -mos_id="abc@xyz.com"

5.4.33 assign_csi_for_dbmachine_targets

データベース・マシン名に関連付けられたすべてのExadata、RACおよびデータベース・ターゲットのカスタマ・サポートID(CSI)の割当てまたは更新を行います。

書式

emcli assign_csi_for_dbmachine_targets
      -target_name="database_system_name"
      -csi="customer_support_identifier_value"
      -mos_id="my_oracle_support_ID"

オプション

  • target_name

    データベース・システム・ターゲットの名前。

  • csi

    割り当てるカスタマ・サポートID(CSI)。

  • mos_id

    My Oracle Support(MOS)のユーザーID。

この例では、CSI 1234567をデータベース・システムabcdef.company.comに割り当てます。

emcli assign_csi_for_dbmachine_targets 
      -target_name=abcdef.company.com
      -csi=1234567 
      -mos_id=abc@xyz.com

5.4.34 assign_test_to_target

テスト・タイプをターゲット・タイプに割り当てます。テスト・タイプtをターゲット・タイプTに割り当てると、タイプTのすべてのターゲットを、タイプtのテストで問い合せることができます。

書式

emcli assign_test_to_target
      -testtype=test-type_to_be_assigned
      -type=target_type
      [-tgtVersion]=version_of_target_type

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • testtype

    割り当てるテスト・タイプ。内部名を使用します。WebトランザクションのかわりにHTTPを使用します。

  • type

    サービス・ターゲット・タイプ。

  • tgtVersion

    ターゲット・タイプのバージョン。指定しない場合、最新のバージョンが使用されます。

この例では、テスト・タイプHTTPをタイプが汎用サービスv2のターゲットに割り当てます。

emcli assign_test_to_target 
      -testtype='HTTP' 
      -type='generic_service'
      -tgtVersion='2.0'

5.4.35 associate_cs_group_targets

指定したコンプライアンス標準を、テスト・モードまたは標準モードのターゲットの指定したグループに関連付けます。テスト・モードは、ドリフトおよび一貫性コンプライアンス標準でのみ適用できます。

書式

emcli associate_cs_group_targets 
      -cs_iname="<internal_name_of_standard>" 
      -author="<author>" 
      -version="<version>" 
      (-group_names="<group_name_list>" | -group_names_file="<file_name>)"

オプション

  • cs_iname

    コンプライアンス標準の内部名。

  • author

    コンプライアンス標準の作成者。

  • version

    コンプライアンス標準のバージョン。

  • group_names

    グループ名のカンマ区切りリスト。

  • group_names_file

    グループ名を含むファイルの名前。グループ名は、カンマ区切りの値か、またはグループ名が個別行にリストされたファイルのいずれかです。次に例を示します。

    -group_names_file=group1,group2,group3

    -group_names_file="group.txt" (group.txtは次の行を含みます):

    • group1
    • group2
    • group3

    注意: group_namesまたはgroup_names_fileのいずれかを使用してください。

次の例では、tgt_grp1およびtgt_grp2という名前のグループに対し、Jonesが作成したセキュリティ標準の2番目のバージョンのアソシエーションを作成します。

emcli associate_cs_group_targets 
     -cs_iname="security_standard" 
     -author="Jones" 
     -version="2" 
     -group_names="tgt_grp1,tgt_grp2"

5.4.36 associate_cs_targets

指定した標準をリストされているターゲットに関連付けます。

注意: 標準がOracleによって提供されている場合、<std_name>は標準の内部名です。

書式

 associate_cs_targets
  -name="<std_name>"
  -version="<std_version>"
  -author="<author_name>"
  -target_list="<target_name>[,<target_name>,<group_name>:Group]*"
  -target_list_file="<file_name>"
 
[ ] indicates that this option is optional

オプション

  • name

    標準の名前。

  • version

    標準のバージョン。

  • author

    標準の作成者。標準がOracleによって提供されている場合、<std_name>は標準の内部名(sysmanなど)です。

  • target_list

    ターゲットの名前。コンプライアンス標準を1つまたは少数のターゲットに関連付ける場合、このオプションが役に立ちます。ターゲットはカンマで区切ります。グループ・ターゲットを指定する場合、:Groupを追加する必要があります。次に例を示します。

    -target_list="slc0host"

    -target_list="slc0host,slc-host01"

    -target_list="slc0host,host_grps:Group"

  • target_list_file

    ターゲットのリストが含まれるファイルの名前。ターゲットは、カンマ区切りの値であっても、ターゲットが個別行にリストされたファイル内にあってもかまいません。次に例を示します。

    -target_list_file=slc0host,slc0host1,slc0host02

    -target_list_file="slc0host.txt"。この場合、slc0host.txtには次の行が含まれます。

    slc0host

    slc0host01

    slc0host02

    注意: target_listオプションまたはtarget_list_fileオプションを使用してください。

例1

次の例では、target_listを指定します。

emcli associate_cs_targets 
-name="secure configuration for host" 
-version="1" 
-author="sysman" 
-target_list="host1,host2,group1:Group"

例2

次の例では、target_list_fileを指定します。

emcli associate_cs_targets 
-name="secure configuration for host"
-version="1" 
-author="sysman" 
-target_list_file="file with target name list"

5.4.37 associate_target_to_adm

既存のアプリケーション・データ・モデルにターゲットを関連付けます。

書式

emcli associate_target_to_adm
     -adm_name=<application_data_model_name>
     -target_name=<target_name>
     -target_type=<target_type>

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • adm_name

    ターゲットを関連付けるアプリケーション・データ・モデル名。

  • target_name

    ターゲットを関連付けるアプリケーション・データ・モデル名。

  • target_type

    アプリケーション・データ・モデルに関連づけられるターゲットのタイプ。

出力

成功またはエラーを示すメッセージ

この例では、ターゲットtest_databaseをSample_ADMというアプリケーション・データ・モデルに関連付けます。

emcli associate_target_to_adm       -adm_name=Sample_ADM       -target_name=test_database
       -target_type=oracle_pdb

5.4.38 associate_user_profile

ユーザー・プロファイルをユーザーのセットに関連付けます。

書式

標準モード

emcli associate_user_profile
      -name="profile name"
      -users="users to be associated"

インタラクティブまたはスクリプト・モード

emcli associate_user_profile(
      name="profile name",
      users="users to be associated"      )

オプション

  • name

    ユーザー・プロファイルの名前を指定します。

  • users

    ユーザー・プロファイルを関連付けるユーザーの名前を指定します。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

この例では、profile1ユーザー・プロファイルをユーザーuser1およびuser2に関連付けます。

emcli associate_user_profile
      -name="profile1"
      -users=user1;user2

5.4.39 awrwh_add_src_db

AWRウェアハウスにデータベースを追加します。前提条件:

  • AWRウェアハウスが構成されている必要があります。

  • 次のデータベースは追加できません。

    • PDB

    • RACデータベースのインスタンス

    • AWRウェアハウス

  • 追加するデータベースでホスト優先資格証明とデータベース優先資格証明がすでに設定されている必要があります。

  • データベース・ユーザーは、DBAである必要があります。

  • データベース・ユーザーは、SYS.DBMS_SWRF_INTERNALに対する実行権限を持っている必要があります。

書式

emcli awrwh_add_src_db
-target_name=<Target Database>
-target_type=<Target Database Type>

オプション

  • target_name

    既存のターゲット・データベースの名前。

  • target_type

    ターゲットのタイプ。ターゲット・タイプとして使用可能な値は、oracle_databaseおよびrac_databaseです。

出力

成功またはエラーを示すメッセージ

次の例では、AWRウェアハウスにターゲット・データベースsample_databaseを追加します。

emcli awrwh_add_src_db -target_name=sample_database -target_type=oracle_database

5.4.40 awrwh_list_src_dbs

AWRウェアハウスにアップロードされているすべてのソース・データベースをリストします。Enterprise Managerスーパー管理者は、AWRウェアハウスにアップロードされているすべてのデータベースを参照できます。Enterprise Manager管理者は、自分で追加したデータベースか、表示権限を持っているデータベースのみを参照できます。前提条件: AWRウェアハウスが構成されている必要があります。

書式

emcli awrwh_list_src_dbs[-all | -dbs_with_no_recent_uploads][-script | -format=[name:<pretty|script|csv>];                   [column_separator:"column_sep_string"];                   [row_separator:"row_sep_string"];][-noheader]

オプション

  • all

    オプションを記述する文のフラグメント。

  • dbs_with_no_recent_uploads

    最近のアップロードではないすべてのソース・データベースをリストします。

  • script

    このオプションは、-format='name: script'と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。代替書式として次のコマンドを使用します。

    • -format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • -format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。

    • -format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

  • noheader

    このオプションを指定すると、列ヘッダーは出力されません。

出力

AWRウェアハウスにアップロードされているデータベースをリストします

次の例では、AWRウェアハウスにアップロードされているすべてのソース・データベースをリストします。

例1

次の例では、AWRウェアハウスにアップロードされているすべてのソース・データベースをリストします。

emcli awrwh_list_src_dbs

例2

次の例では、AWRウェアハウスにアップロードされているすべてのソース・データベースを列ヘッダーなしでリストします。

emcli awrwh_list_src_dbs 
      -noheader

5.4.41 awrwh_remove_src_db

AWRウェアハウスから既存のデータベースを削除します。前提条件:

  • AWRウェアハウスが構成されている必要があります

  • 指定したデータベースがAWRウェアハウスにアップロードされている必要があります

書式

emcli awrwh_remove_src_db
    -target_name=<Target Database>
    -target_type=<Target Database Type>

オプション

  • target_name

    既存のターゲット・データベースの名前。

  • target_type

    ターゲットのタイプ。ターゲット・タイプとして使用可能な値は、oracle_databaseおよびrac_databaseです。

出力

成功またはエラー

次の例では、AWRウェアハウスからターゲット・データベースsample_databaseを削除します。

emcli awrwh_remove_src_db -target_name=sample_database -target_type=oracle_database

5.4.42 bareMetalProvisioning

テスト・タイプをターゲット・タイプに割り当てます。テスト・タイプtをターゲット・タイプTに割り当てると、タイプTのすべてのターゲットを、タイプtのテストで問い合せることができます。

書式

emcli bareMetalProvisioning
       [-input_file="config_properties:input_XML"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • input_file

    ベアメタル・プロビジョニング用のXSDに準拠している入力XMLファイル。BMPのプロビジョニングに使用される詳細なXMLファイルは、下記を参照してください。

    input_fileオプションの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

emcli bareMetalProvisioning
       [-input_file="config_properties:input XML"]

XMLのサンプル・ファイル

<?xml version="1.0"?>
<DeployedImage><ImageName>OracleLinux</ImageName><OperatingSystemType>Oracle Enterprise Linux x86 32 bit</OperatingSystemType>
 
<!--Specify the Operating system type for this operation. Supported operating system types are : Oracle Enterprise Linux x86 32 bit, Oracle Enterprise Linux x86 64 bit, RedHat Enterprise Linux x86 32 bit, RedHat Enterprise Linux x86 64 bit, SUSE Linux Enterprise Server x86 32 bit, SUSE Linux Enterprise Server x86 64 bit-->
<TargetInfo><TargetType>MAC</TargetType>
 
<!--Specify the target type for this provisioning operation as follows : MAC : If the provisioning target type is mac address. RE_IMAGE : If reprovisioning the existing EM targets. Subnet : If provisioning all the targets in a Subnet.-->
<Target><MACAddress>aa:bb:cc:dd:ee:ff</MACAddress><NetworkInterface><InterfaceName>eth0</InterfaceName><Configuration>Dhcp</Configuration>
 
<!--Specify the network interface type as follows : Dhcp : If the interface configuration is to be dynamically assigned from a DHCP server. Static : If the interface configuration is to be statically configured. Network Profile : If the interface configuration is to be fetched from a Network Profile.-->
<Type>Non Bonding</Type>
 
<!--Specify the network interface type as follows : Non Bonding : If the interface is not part of any bond. Bonding Master : If the interface is supposed to be the Bonding master of a bond. Bonding Slave : If the interface is supposed to be a Bonding slave as part of bond.-->
<!-- Following are bonding configuration-->
<BondingMode>1</BondingMode>
 
<!--Specify the Bonding Mode in case the interface has the role of Bonding Master.-->
<SlaveDevices>eth1,eth2</SlaveDevices>
 
<!--Specify the Slave devices as a csv string in case the interface has the role of Bonding Master. For ex : eth1,eth2-->
<PrimarySlaveDevice>eth1</PrimarySlaveDevice>
 
<!--Specify the Primary Slave device in case the interface has the role of Bonding Master.-->
<ARPInterval>200</ARPInterval><ARPIPTarget>10.177.244.121</ARPIPTarget><ARPFrequency>400</ARPFrequency><ARPDownDelay>200</ARPDownDelay><ARPUpDelay>200</ARPUpDelay>
 
<!--bonding configuration-->
<!-- If Configuration is Static <IPAddress></IPAddress> <HostName></HostName> <Netmask></Netmask> <Gateway></Gateway> <DNSServers></DNSServers> -->
<IsBootable>true</IsBootable>
 
<!--Specify if the network interface is the bootable one.-->
</NetworkInterface></Target>
 
<!-- If TargetType is RE_IMAGE: replace <MACAddress> with following <HostName>myhost.us.example.com</HostName> <BootableMac>aa:bb:cc:dd:ee:ff</BootableMac> -->
<!-- If TargetType is Subnet: replace <MACAddress> with following <SubnetIP>10.244.177.252</SubnetIP> <SubnetMask>255.255.252.0</SubnetMask> -->
</TargetInfo>
 
<!-- If TargetType is RE_IMAGE: <HostTargetsPreferredCredSetName>cred1<.HostTargetsPreferredCredSetName> Specify the preferred credentials name to be used for accessing the EM Host targetse to be Re-imaged. -->
<StageServer>myhost.us.example.com</StageServer>
 
<!--Specify the Stage Server host name. For ex : myhost.mydomain.com-->
<StageStorage>/scratch/stage</StageStorage>
 
<!--Specify the Stage Storage on the stage server. For ex : /scratch/stage-->
<StageServerPreferredCredSetName>Cred1</StageServerPreferredCredSetName>
 
<!--Specify the preferred credentials name to be used for accessing the stage server.-->
<StageServerPrereqs>false</StageServerPrereqs>
 
<!--Specify if the pre-requisties check should be run on the stage server before starting the provisioning.-->
<BootServer>myhost.us.example.com</BootServer>
 
<!--Specify the Boot Server host name. For ex : myhost.mydomain.com-->
<BootServerPreferredCredSetName>Cred1</BootServerPreferredCredSetName>
 
<!--Specify the preferred credentials name to be used for accessing the boot server.-->
<BootServerPrereqs>false</BootServerPrereqs>
 
<!--Specify if the pre-requisties check should be run on the boot server before starting the provisioning.-->
<DhcpServer>myhost.us.example.com</DhcpServer>
 
<!--Specify the Dhcp Server host name. This is required only if DHCP automation is required. For ex : myhost.mydomain.com Note : Dhcp automation is supported only for the MAC and RE_IMAGE provisioning types.-->
<DhcpServerPreferredCredSetName>Cred1</DhcpServerPreferredCredSetName>
 
<!--Specify the preferred credentials name to be used for accessing the Dhcp server.-->
<DhcpServerPrereqs>false</DhcpServerPrereqs>
 
<!--Specify if the pre-requisties check should be run on the Dhcp server before starting the provisioning.-->
<RpmRepository>oelrepos</RpmRepository>
 
<!--Specify the RPM repository name to be used for provisioning operation. For ex : OEL4U8repos-->
<RootPassword>password</RootPassword>
 
<!--Specify the root password for the provisioned machines.-->
<TimeZone>Africa/Algiers</TimeZone>
 
<!--Specify the time zone for the provisioned machines.-->
<AgentInstallUser>oraem</AgentInstallUser>
 
<!--Specify the user name for installing EM agent on the provisioned machines. For ex : oraem-->
<AgentInstallGroup>dba</AgentInstallGroup>
 
<!--Specify the agent installation user's group for installing EM agent on the provisioned machines. For ex : dba-->
<AgentBaseInstallationDirectory>/var/lib/oracle/agent12g</AgentBaseInstallationDirectory>
 
<!--Specify a directory for installing EM agent on the provisioned machines. For ex : /var/lib/oracle/agent12g-->
<OracleInventoryLocation>/var/lib/oracle/oraInventory</OracleInventoryLocation>
 
<!--Specify a directory for storing oracle installed product's inventory on the provisioned machines. For ex : /var/lib/oracle/oraInventory-->
<AgentRegistrationPassword>password</AgentRegistrationPassword>
 
<!--Specify agent registration password for installing EM agent on the provisioned machines.-->
<AgentRpmUrl>http://myhost.us.example.com/oracle-agt.12.1.0.0.1-i386.rpm</AgentRpmUrl>
 
<!--Specify a http URL for fetching agent RPM. This is not mandatory if the agent rom is already placed at the staged location-->
<ReferenceAnaconda/>
 
<!--Specify a reference anaconda as a string. It will be used to capture properties like Keyboard, mouse. If not provided they will be defaulted to default values.-->
<PackageList>@base</PackageList>
 
<!--Specify the package list to be installed on the provisioned machines.-->
<ACPI>off</ACPI>
 
<!--Specify the ACPI value for the provisioned machines. Supported values are : on, off-->
<ParaVirtualizedKernel>false</ParaVirtualizedKernel>
 
<!--Specify if the provisioned machines should be booted with paravirtualized kernels.-->
<PostInstallScript>%post echo "post" </PostInstallScript>
 
<!--This section provides the option of adding commands to be run on the system once the installation is complete. This section must start with the %post command.-->
<FirstBootScript>#!/bin/sh # chkconfig: 345 75 25 # description: Bare Metal Provisioning First boot service # </FirstBootScript>
 
<!--This section provides the option of adding commands to run on the system when it boots for the first time after installation.-->
<RequireTTY>false</RequireTTY>
 
<!--Specify if tty is required on the provisioned machines.-->
<SeLinux>Disabled</SeLinux>
 
<!--Specify the SELinux configuration for the provisioned machines. Supported values are : Disabled, Enforcing, Permissive-->
<MountPointSettings/>
 
<!--Specify /etc/fstab settings for the provisioned machines.-->
<NISSettings/>
 
<!--Specify /etc/yp.conf settings for the provisioned machines.-->
<NTPSettings/>
 
<!--Specify /etc/ntp.conf settings for the provisioned machines.-->
<KernelParameterSettings/>
 
<!--Specify /etc/inittab settings for the provisioned machines.-->
<FirewallSettings/>
 
<!--Specify the firewall settings for the provisioned machines.-->
<HardDiskProfiles>
 
<!--Specify the Hard Disk profiles for the provisioned machines.-->
<HardDiskConfiguration>
 
<!--Specify the hard disk configuration details-->
<DeviceName>hda</DeviceName>
 
<!--Specify the device name for the disk. For ex : hda,hdb-->
<Capacity>10000000</Capacity>
 
<!--Specify the disk capacity in MB. For ex : 1024-->
</HardDiskConfiguration></HardDiskProfiles><PartitionConfigurations>
 
<!--Specify the partition configurations for the provisioned machines.-->
<PartitionConfiguration>
 
<!--Specify the partition configuration details.-->
<MountPoint>/</MountPoint>
 
<!--Specify the mount point for the partition. For ex : /, /root-->
<DeviceName>hda</DeviceName>
 
<!--Specify the disk name on which this partition has to be configured. For ex : hda,hdb-->
<SystemDeviceName>/dev/hda1</SystemDeviceName>
 
<!--For ex : /dev/hda1-->
<FileSystemType>ext3</FileSystemType>
 
<!--Specify the File System type for this partition. Supported file system types are : ext2, ext3, ocfs2, swap, Raid, LVM-->
<Size>4096</Size>
 
<!--Specify the size in MB for this partition. For ex : 5120-->
</PartitionConfiguration></PartitionConfigurations><RaidConfigurations>
 
<!--Specify the RAID configurations for the provisioned machines.-->
<RaidConfiguration>
 
<!--Specify the RAID configuration details-->
<MountPoint>raid.100</MountPoint>
 
<!--Specify the raid id . For ex : raid.100-->
<RaidLevel>0</RaidLevel>
 
<!--Specify the RAID Level for this raid device. Supported RAID Levels are : Raid 0, Raid 1, Raid 5, Raid 6-->
<Partitions>/dev/hda1,/dev/hda2</Partitions>
 
<!--Specify the raid partitions for this raid device as a csv string. For ex : /dev/hda1, /dev/hda2-->
<FileSystemType>ext3</FileSystemType>
 
<!--Specify the File System type for this partition. Supported file system types are : ext2, ext3, ocfs2, swap, LVM-->
</RaidConfiguration></RaidConfigurations><LogicalVolumeGroups>
 
<!--Specify the Logical Volume Groups for the provisioned machines.-->
<LogicalVolumeGroup>
 
<!--Specify the logical volume group configuration details-->
<GroupName>LVG1</GroupName>
 
<!--Specify the Logical group name. For ex : mygrp-->
<Partitions>/dev/hda1</Partitions>
 
<!--Specify the partitions that take part in this logical volume group as a csv string. For ex : /dev/hda1, /dev/hda2-->
<Raids>raid.100</Raids>
 
<!--Specify the RAIDs that take part in this logical volume group as a csv string. For ex : raid.100, raid.200-->
</LogicalVolumeGroup></LogicalVolumeGroups><LogicalVolumes>
 
<!--Specify the Logical Volumes for the provisioned machines.-->
<LogicalVolume>
 
<!--Specify the logical volume configuration details.-->
<MountPoint>/u01</MountPoint>
 
<!--Specify the mount point for this logical volume. For ex : /, /root-->
<LogicalVolumeName>LV1</LogicalVolumeName>
 
<!--Specify the logial volume name. For ex : myvols-->
<LogicalGroupName>LVG1</LogicalGroupName>
 
<!--Specify the logical group name where this volume should be created. For ex : mygrp-->
<FileSystemType>ext3</FileSystemType>
 
<!--Specify the File System type for this partition. Supported file system types are : ext2, ext3, ocfs2, swap-->
<Size>4096</Size>
 
<!--Specify the size in MB for this partition. For ex : 5120-->
</LogicalVolume></LogicalVolumes></DeployedImage>

5.4.43 cancel_cloud_service_requests

指定したユーザーが開始したスケジュールされたクラウド・サービス・リクエストを取り消します。キャンセルは、スケジュールされたリクエストにのみ可能であることに注意してください。

書式

emcli cancel_cloud_service_requests
      -user="username"
      [-family="family"]
      [-ids="id1;id2..."]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • user

    リクエストを開始したユーザーの名前。

  • family

    クラウド・リクエストをフィルタするために使用するサービス・ファミリ名。

  • ids

    クラウド・リクエストをフィルタするために使用するリクエストIDのリスト。各IDはセミコロン(;)で区切ってください。

例1

この例では、user1が所有するすべてのスケジュール済クラウド・リクエストをキャンセルします。

emcli cancel_cloud_service_requests 
      -user="user1"

例2

この例では、family1サービス・ファミリによって所有され、user1に所有されるすべてのクラウド・リクエストを取り消します。

emcli cancel_cloud_service_requests 
      -user="user1" 
      -family="family1"

5.4.44 change_ruleset_owner

エンタープライズ・ルール・セットの所有権を新しい所有者に割り当てます。

権限の要件:

新しい所有者には次の権限が必要です。

  • ルール・セットに対する「エンタープライズ・ルール・セットの編集」

  • ルール・セットで特定のターゲットが選択されている場合、新しいユーザーは、それらのターゲットに対する「ターゲットの表示」権限を持っている必要があります。

  • いくつかのルールでインシデントを作成または更新する場合、新しいユーザーは、それらのターゲットに対する「ターゲット・イベントの管理」権限も持っている必要があります。

書式

emcli change_ruleset_owner 
      -rule_set_name='rule set name'  
      -rule_set_owner=<rule set owner>  
      -new owner=<new owner> 

オプション

  • rule_set_name

    エンタープライズ・ルール・セットの名前。このオプションは、ターゲットのリストと関連付られているルール・セットのみに使用できます。

  • rule_set_owner

    ルール・セットの現在の所有者。

  • new_owner

    ルール・セットの新しい所有者。

次の例では、ルール・セット"My rule set"の所有者であるUSER1を削除し、新しい所有者としてUSER2を割り当てます。

emcli change_ruleset_owner -rule_set_name 'My rule set' -rule_set_owner USER1 - new_owner USER2

5.4.45 add_comment_to_problem

指定した問題にコメントを追加します。

書式

emcli add_comment_to_problem
     -problem_id="Problem ID"
     -comment="text"

オプション

  • problem_id

    コメントを追加する問題のID。

  • comment

    冗長コメント。

次のコマンドでは、ID 2を持つ問題に"Working on this"というコメントを追加します。

emcli -add_comment_to_problem -problem_id="2" -comment="Working on this"

5.4.46 change_service_system_assoc

特定のサービスをホストするシステムを変更します。

書式

emcli change_service_system_assoc
      -name='name'
      -type='type'
      -systemname='system_name'
      -systemtype='system_type'
      -keycomponents='keycomp1name:keycomp1type[;keycomp2name:keycomp2type;...]'

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    サービス名。

  • type

    サービス・タイプ。

  • systemname

    サービスが置かれているシステム。

  • systemtype

    システム・タイプ。

  • keycomponents

    サービスに使用されているシステムのキー・コンポーネントの名前とタイプのペア(keycomp_name:keycomp_typeなど)のリスト。

この例では、my serviceという汎用サービスのシステムを、指定されたキー・コンポーネントを備えたmy systemという汎用システムに変更します。

emcli change_service_system_assoc
      -name='my service' -type='generic_service'
      -systemname='my system' -systemtype='generic_system'
      -keycomponents='database:oracle_database; mytestbeacon:oracle_beacon'

5.4.47 change_target_owner

ターゲットの所有者を変更します。

書式

emcli change_target_owner
        -target="target_name:target_type"
        [-target="target_name:target_type"]
        -owner="current_target_owner_name"
        -new_owner="new_owner_name"

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target

    所有者を変更するターゲット名とターゲット・タイプ。

  • owner

    ターゲットの既存の所有者の名前。このオプションのデフォルト値は、現在ログインしているユーザーです。

  • new_owner

    ターゲットの新しい所有者の名前。

この例では、2つのターゲットの所有権をadminからadmin2に変更します。

emcli change_target_owner
          -target="abc.oracle.com:host"
          -target="testDBSystem:oracle_database"
          -owner="admin1"
          -new_owner="admin2"

5.4.48 clean_down_members

ノードおよびキャッシュ・ターゲットを含め、停止ステータスのCoherenceクラスタのすべてのメンバーを削除します。

書式

emcli clean_down_members
      -coherence_cluster_name:<Coherence Cluster Target Name>      [-debug]

オプション

  • coherence_cluster_name

    Coherenceクラスタ・ターゲットの完全修飾名。

  • debug

    デバッグのために冗長モードでverbを実行します。

この例では、TestClusterターゲットの停止ステータスのすべてのメンバーを削除します。

emcli clean_down_members 
      -coherence_cluster_name:"TestCluster" 

5.4.49 cleanup_dbaas_requests

ホストおよびEnterprise Managerからリクエストをクリーンアップします。このVerbでは、指定したオプションによって次を実行します。

  • プールの失敗したすべてのリクエストのクリーンアップ。

  • プールのすべてのリクエストのクリーンアップ。

  • 特定のユーザーの失敗したリクエストのクリーンアップ。

  • 特定のユーザーのすべてのリクエストのクリーンアップ。

書式

emcli help cleanup_dbaas_requests
emcli cleanup_dbaas_requests        [-ids="<request id>"]        [-pool_name="<pool name>" -pool_type="
                     <database|schema|pluggable_database>" 
        [-user="<SSA user name>"] 
        [-all]]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • ids

    クラウド・リクエストをフィルタするために使用するセミコロン(;)で区切られたリクエストID。

  • pool_name

    リクエストをクリーンアップする必要のあるプールの名前。

  • pool_type

    プールのタイプ。次のいずれかの値を入力します。

    • データベース・プールの場合: database

    • スキーマ・プールの場合: schema

    • プラガブル・データベース・プールの場合: pluggable_database

  • user

    リクエスト削除のフィルタリングで使用するユーザー名。

  • all

    これを指定した場合、(成功および失敗した)すべてのリクエストがクリーン・アップされ、スケジュール済状態のリクエストはキャンセルされ、進行中のリクエストは現状維持される。オプションを指定しない場合、失敗したリクエストのみクリーンアップされる。

注意:

idsおよびpool_nameオプションは同時には使用できません。

例1

この例では、失敗および成功した両リクエストをすべてクリーンアップします。このプロセスでは、原則としてプールがリセットされます。

emcli cleanup_dbaas_requests -pool_name="database_pool" -pool_type="database" -all

例2

この例では、特定のユーザーの失敗および成功したすべてのリクエストをクリーンアップします。このオプションは、システムからユーザーがいなくなり、そのユーザーが所有するすべてのサービス・インスタンスを管理者がクリーンアップする場合に役立ちます。

emcli cleanup_dbaas_requests -pool_name="database_pool" -pool_type="database" -all -user="SSA_USER" 

5.4.50 clear_compliance_ca

指定したコンプライアンス標準ルールおよびターゲット・タイプのすべての修正処理を消去します。

書式

emcli clear_compliance_ca 
      -rule_iname="<rule_internal_name>"
      -target_type="<target_type>"

オプション

  • rule_iname

    すべての修正処理を削除するコンプライアンス標準ルールの内部名。コンプライアンス標準ルールの内部名は、MGMT$CS_RULE_ATTRSビューで参照できます。

  • target_type

    コンプライアンス標準ルールに関連付けられているターゲット・タイプ。

次の例では、ホスト・ターゲットに存在するmy_ruleコンプライアンス標準ルールに関連付けられたすべての修正処理を消去します。

emcli clear_compliance_ca
      -rule_iname="my_rule"
      -target_type="host"

5.4.51 clear_credential

指定されたユーザーの優先資格証明またはモニタリング資格証明を消去します。

書式

emcli clear_credential
      -target_type="ttype"
      [-target_name="tname"]
      -credential_set="cred_set"
      [-user="user"]
      [-oracle_homes="home1;home2"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_type

    ターゲットのタイプ。oracle_homesオプションを指定する場合、hostにする必要があります。

  • target_name

    ターゲットの名前。このオプションを省略して、エンタープライズ優先資格証明を消去します。oracle_homesオプションを指定する場合、ターゲット名はホスト名にする必要があります。

  • credential_set

    設定対象の資格証明セット。

  • user

    対象の資格証明を使用するEnterprise Managerユーザー。省略すると、現行ユーザーの資格証明に適用されます。この値は、モニタリング資格証明では無視されます。

  • oracle_homes

    ターゲット・ホストのOracleホームの名前。資格証明は、指定されたすべてのホームで消去されます。

次の例では、myDBターゲットでユーザーadmin1の資格証明セットDBCredsNormalを消去します。

emcli clear_credential
       -target_type=oracle_database
       -target_name=myDB
       -credential_set=DBCredsNormal
       -user=admin1

5.4.52 clear_default_pref_credential

ユーザーのデフォルトの優先資格証明として設定されている名前付きの資格証明を消去します。名前付き資格証明は資格証明ストアから削除されません。この名前付き資格証明をデフォルト優先資格証明として使用するユーザー設定のみが消去されます。

書式

emcli clear_default_pref_cred 
        -set_name="set_name"
        -target_type="ttype"

オプション

  • ?set_name

    デフォルト優先資格証明がこの資格証明セットについて消去されます。

  • target_type

    資格証明セットのターゲット・タイプ。

この例では、HostCredsNormal資格証明セットのホスト・ターゲット・タイプに設定されているデフォルト優先資格証明を消去します。

emcli clear_default_pref_cred 
        -set_name=HostCredsNormal
        -target_type=host

5.4.53 clear_default_privilege_delegation_setting

指定したプラットフォームのデフォルトの権限委任設定をクリアします。

書式

標準モード

emcli clear_default_privilege_delegation_setting
        -platform_list="PLATFORM_DEFAULT"
 

インタラクティブまたはスクリプト・モード

clear_default_privilege_delegation_setting(
        platform_list="PLATFORM_DEFAULT"
        )

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • platform_list

    デフォルトの権限委任設定が削除されたプラットフォームのカンマ区切りリスト。サポート対象のプラットフォーム: Linux、HP-UX、SunOSおよびAIX。

終了コード

成功した場合は0です。0以外の値は、Verb処理が正常終了しなかったことを意味します。

この例では、Linux、HP-UX、SunOSおよびAIXプラットフォームのデフォルトの権限委任設定をクリアします。

emcli clear_default_privilege_delegation_setting 
-platform_list="Linux,HP-UX,SunOS,AIX"

5.4.54 clear_monitoring_credential

ターゲットに設定されているモニタリング資格証明を消去します。

書式

emcli clear_monitoring_credential
        -set_name="set_name"
        -target_name="target_name"
        -target_type="ttype"

オプション

  • set_name

    モニタリング資格証明がこの資格証明セットについて消去されます。

  • target_name

    このターゲットの優先資格証明が消去されます。

  • target_type

    ターゲットまたは資格証明セットのターゲット・タイプ。

この例では、ターゲットtestdb.example.comに設定されているモニタリング資格証明セット、DBCredsMonitoring資格証明セットを消去します。

emcli clear_monitoring_credential 
        -set_name=DBCredsMonitoring
        -target_name=testdb.example.com
        -target_type=oracle_database

5.4.55 clear_preferred_credential

ユーザーのターゲット優先資格証明として設定されている名前付きの資格証明を消去します。名前付き資格証明は資格証明ストアから削除されません。この名前付き資格証明を優先資格証明として使用するユーザー設定のみが消去されます。

書式

emcli clear_preferred_credential 
        -set_name="set_name"
        -target_name="target_name"
        -target_type="ttype"

オプション

  • set_name

    この資格証明セットの優先資格証明を設定します。

  • target_name

    このターゲットの優先資格証明が消去されます。

  • target_type

    ターゲットまたは資格証明セットのターゲット・タイプ。

この例では、ホスト・ターゲットtest.example.comに設定されている優先資格証明セット、HostCredsNormal資格証明セットを消去します。

emcli clear_preferred_credential 
        -set_name=HostCredsNormal
        -target_name=test.example.com
        -target_type=host

5.4.56 clear_privilege_delegation_setting

特定のホストから権限委任設定をクリアします。

書式

emcli clear_privilege_delegation_setting
        -host_names="name1;name2;..."
        [-input_file="FILE:file_path"]
        [-force="yes/no"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • host_names

    ホストの名前。

  • input_file

    ホストのリストを含むファイルのパス。ファイルには1行につき1つのホスト名が必要です。

    input_fileオプションの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • force

    yesに設定した場合、無効および到達不可のターゲットが無視され、有効で稼働中のすべてのターゲットから設定が削除されます。noに設定した場合、無効および停止しているターゲットはエラーを発生します。デフォルトはnoです。

次の例では、file.text入力ファイルにリストされたホストから権限委任設定を強制的にクリアします。

emcli clear_privilege_delegation_setting
      -input_file="FILE:/home/user/file.txt"
      -force=yes

5.4.57 clear_problem

指定した条件に一致する問題をクリアします(問題のキー、ターゲット・タイプ、期間)。ターゲットの問題をクリアできるのは、ターゲット管理権限を持つユーザーのみです。問題をクリアすると、基礎となるインシデントとイベントもクリアされます。

デフォルトでは、問題通知は送出されません。これを上書きするには、send_notificationオプションを指定します。基礎となるインシデントやイベントをクリアしても、通知は送出されません。

書式

emcli clear_problem
        -problem_key="problem_key"
        -target_type="target_type"
        -older_than="age_of_problem"
        [-target_name="target_name"]
        [-unacknowledged_only="clear_unacknowledged_problems"]
        [-send_notification="send_notifications_for_problems"]
        [-preview]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • problem_key

    クリアする問題の問題キー

  • target_type

    "Oracle Database"に対するoracle_databaseのような内部タイプ名。get_target_typesコマンドを使用して、ターゲット・タイプの内部名を取得できます。

  • older_than

    問題の期間を日単位で指定します。

  • target_name

    既存の非コンポジット・ターゲットの名前。たとえば、単一のデータベースの名前。コンポジット・ターゲットの名前(ターゲット・グループ)は使用できません。

  • unacknowledged_only

    指定した場合、未承認の問題のみクリアされます。このオプションには値は必要ありません。

  • send_notification

    指定した場合、クリアした問題に対して該当する通知があれば送出されます。デフォルトでは、クリアした問題に対する通知は送出されません。このオプションには値は必要ありません。

  • preview

    コマンドによってクリアされる見込みの問題数を取得します。

例1

この例では、すべてのデータベースにわたって、3日以上発生している(最初のインシデントの発生日に基づく) ORA-600問題をクリアします。

emcli clear_problem -problem_key="ORA-600" -target_type="oracle_database" -older_than="3"

例2

この例では、問題がクリアされたときに、該当する通知を送信します。デフォルトでは、クリアした問題に対する通知は送信されません。

emcli clear_problem -problem_key="ORA-600" -target_type="oracle_database" 
-older_than="3" - send_notification

5.4.58 clear_stateless_alerts

指定されたターゲットに関連付けられたステートレス・アラートを消去します。これらのステートレス・アラートを消去できるのはユーザーのみです。Enterprise Managerエージェントでは、これらのアラートは自動的に消去されません。ステートレス・アラートに関連付けられたメトリック内部名を確認するには、get_metrics_for_stateless_alerts Verbを使用します。

このコマンドを使用して、診断インシデントに関連付けられたステートレス・アラートを消去できません。Enterprise Managerコンソールのこれらのアラートの消去は、関連するインシデントまたは問題を消去することでのみ可能です。

書式

emcli clear_stateless_alerts        -older_than=number_in_days        -target_type=target_type        -target_name=target_name        [-include_members]        [-metric_internal_name=target_type_metric:metric_name:metric_column]        [-unacknowledged_only]        [-ignore_notifications]        [-preview]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • older_than

    アラートの経過時間を日数で指定します。(現在オープンしているステートレス・アラートを対象とするには、0を指定します。)

  • target_type

    内部ターゲット・タイプの識別子(host、oracle_database、emrepなど)。

  • target_name

    ターゲットの名前。

  • include_members

    コンポジット・ターゲットに適用され、メンバーに属しているアラートも調査されます。

  • metric_internal_name

    クリーンアップされるメトリック。get_metrics_for_stateless_alerts Verbを使用して、特定のターゲット・タイプでサポートされるメトリックの完全なリストを表示できます。

  • unacknowledged_only

    アラートが未確認の場合にのみ、それらのアラートを消去します。

  • ignore_notifications

    このオプションは、消去したアラートに関する通知を送信しない場合に使用します。これにより、通知サブシステムの負荷が軽減される可能性があります。

  • preview

    ターゲットで消去されるアラートの数が表示されます。

この例では、1週間より前の古いデータベース・アラート・ログから生成されるアラートを消去します。この例では、アラートの消去時に通知は送信されません。

emcli clear_stateless_alerts -older_than=7 -target_type=oracle_database -tar 
get_name=database -metric_internal_name=oracle_database:alertLog:genericErrStack -ignore_notifications

5.4.59 clone_as_home

指定されたApplication ServerのOracleホームまたはソフトウェア・ライブラリ・コンポーネントをターゲット・ホストから指定された接続先にクローニングします。PortalまたはWirelessの場合、OIDユーザーおよびパスワードも必要です。DBベースのリポジトリのみに接続しているJ2EEの場合、DCMスキーマ・パスワードが必要です。

EM CLI経由での変数の受渡し

%perlbin%または%oracle_home%のような変数を使用すると、EM CLIは値そのもののかわりに現在のローカル環境からの変数値を渡します。EM CLIコマンドを使用して変数を渡すために、-prescriptsまたは-postscriptsオプションを使用している場合があり、そのときはバッチファイルの中にEM CLIコマンドを設定しますが、%%%に置き換えて指定します。

書式

emcli clone_as_home
       -input_file="dest_properties:file_path"
       -list_exclude_files="list of files to exclude"
       -isSwLib="true/false"
       -tryftp_copy="true/false"
       -jobname="name of cloning job"
       -iasInstance=instance
       -isIas1013="true/false"
       [-oldIASAdminPassword=oldpass]
       [-newIASAdminPassword=newpass]
       [-oldoc4jpassword=oldpass]
       [-oc4jpassword=newpass]
       [-oiduser=oid admin user]
       [-oidpassword=oid admin password]
       [-dcmpassword=dcm schema password]
       [-prescripts="script name to execute"]
       [-run_prescripts_as_root="true/false"]
       [-postscripts="script to execute"]
       [-run_postscripts_as_root="true/false"]
       [-rootscripts="script name to execute"]
       [-swlib_component ="path:path to component;version:rev"] 
       [-source_params="TargetName:name;HomeLoc:loc;HomeName:name;
         ScratchLoc:Scratch dir Location"
       [-jobdesc="description"]

[ ] indicates that the parameter is optional

オプション

  • input_file="dest_properties:file_path"

    ターゲットに関する情報を含むファイル。

    ファイルの各行は、1つの接続先に関する情報に対応します。

    書式:

    Destination Host Name1;Destination Home Loc; Home Name; Scratch Location;

    input_fileオプションの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • list_exclude_files

    除外するファイルをカンマで区切ったリスト。ソースがソフトウェア・ライブラリの場合は必要ありません。ワイルドカードとして「*」を使用できます。

  • isSwLib

    ソースがOracleホーム・データベースかソフトウェア・ライブラリかを指定します。

  • ryftp_copy

    FTPでコピーするかどうかを指定します。コマンドラインからEM CLIを使用する場合は、FTPコピー・オプションをfalseに設定する必要があります。

  • jobname

    クローニング・ジョブの名前。

  • iasInstance

    インスタンスの名前。

  • isIas1013

    10.2.3 Iasホームであるかどうかを指定します。

  • oldoc4jpassword

    古いOC4Jパスワード。(10.1.3 Iasホームに必要。)

  • oc4jpassword

    新しいOC4Jパスワード。(10.1.3 Iasホームに必要。)

  • oldIASAdminPassword

    古いApplication Server管理者パスワード。(10.1.3 Iasホームには不要。)

  • newIASAdminPassword

    新しいApplication Server管理者パスワード。(10.1.3 Iasホームには不要。)

  • oiduser

    OID管理者ユーザー。

  • oidpassword

    OID管理者パスワード。

  • dcmpassword

    DCMスキーマ・パスワード。

  • prescripts

    実行するスクリプトのパス。

    注意:

    二重引用符で囲まれたオプションは、エスケープ(\)文字を使用することによって受渡し可能です。たとえば、次のようにします。

    prescripts=" <some value here>=\"some value here\" " 
  • run_prescripts_as_root

    前処理スクリプトをrootとして実行します。デフォルトでは、falseに設定されます。

  • postscripts

    実行するスクリプトのパス。

  • run_postscripts_as_root

    後処理スクリプトをrootとして実行します。デフォルトでは、falseに設定されます。

  • rootscripts

    実行するスクリプトのパス。ジョブ・システム環境変数(%oracle_home%%perl_bin%)を使用して、スクリプトの場所を指定できます。

  • swlib_component

    クローニングするソフトウェア・ライブラリへのパス。この場合、isSwLibをtrueに設定する必要があります。

  • source_params

    ソースOracleホーム情報。この場合、isSwLibをfalseに設定する必要があります。

  • jobdesc

    ジョブの説明。指定しない場合、デフォルトの説明が自動的に生成されます。

emcli clone_as_home
   -input_file="dest_properties:/home/destinations.txt"
   -list_exclude_files="centralagents.lst"
   -isSwLib="false"
   -tryftp_copy="false"
   -jobname="clone as home"
   -iasInstance="asinstancename"
   -isIas1013="false"
   -oldIASAdminPassword="oldpassword"
   -newIASAdminPassword="newpassword"
   -prescripts="/home/abc/myscripts"
   -run_prescripts_as_root="true"
   -rootscripts="%oracle_home%/root.sh"
   -source_params="TargetName:host.domain.com;HomeLoc=/home/oracle/appserver1;
    HomeName=oracleAppServer1;ScratchLoc=/tmp" 

5.4.60 clone_crs_home

指定された宛先ノードにソース・クラスタウェア・ホームの場所またはクラスタウェア・ソフトウェア・ライブラリ・コンポーネントが指定されている場合、Oracleクラスタウェア・クラスタを作成します。

書式

emcli clone_crs_home
       -input_file="dest_properties:file_path"
       -list_exclude_files="list of files to exclude"
       -isSwLib="true/false"
       -tryftp_copy="true/false"
       -jobname="name of cloning job"
       -home_name="name of home to use when creating Oracle Clusterware cluster"
       -home_location="location of home when creating Oracle Clusterware cluster"
       -clustername=name of cluster to create
       [-isWindows="false/true"]
       [-ocrLoc=ocr location]
       [-vdiskLoc=voting disk location]
       [-prescripts="script name to execute"]
       [-run_prescripts_as_root="true/false"]
       [-postscripts="script to execute"]
       [-run_postscripts_as_root="true/false"]
       [-rootscripts="script name to execute"]
       [-swlib_component ="path:path to component;version:rev"] 
       [-source_params="TargetName:name;HomeLoc:loc;HomeName:name;
         ScratchLoc:Scratch dir Location"]       [-jobdesc="description"]

[ ] indicates that the parameter is optional

オプション

  • input_file="dest_properties:file_path"

    ターゲットに関する情報を含むファイル。

    ファイルの各行は、1つの接続先に関する情報に対応します。

    書式:

    接続先ホスト名;宛先ノード名;スクラッチ場所;PVTIC;VirtualIP;

    input_fileオプションの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • list_exclude_files

    除外するファイルをカンマで区切ったリスト。ソースがソフトウェア・ライブラリの場合は必要ありません。アスタリスク(*)をワイルド・カードとして使用できます。

  • isSwLib

    ソースがOracleホーム・データベースかソフトウェア・ライブラリかを指定します。

  • tryftp_copy

    FTPでコピーするかどうかを指定します。コマンドラインからemcliを使用する場合は、FTPコピー・オプションをfalseに設定する必要があります。

  • jobname

    クローニング・ジョブの名前。

  • home_name

    Oracleクラスタウェア・クラスタのすべてのホームに使用されるホーム名。

  • home_location

    Oracleクラスタウェア・クラスタのすべてのホームに使用されるホームの場所。

  • clustername

    作成するクラスタの名前。

  • isWindows

    クローニング・ソースがWindowsプラットフォーム上にあるかどうかを指定します。このオプションは、ゴールド・イメージ・ソースからCRSクローニングを作成する場合にのみ適用されます。デフォルト値はfalseです。

  • ocrLoc

    Oracle Cluster Registryの場所。

  • vdiskLoc

    投票ディスクの場所。

  • prescripts

    実行するスクリプトのパス。

    注意:

    二重引用符で囲まれたオプションは、エスケープ(\)文字を使用することによって受渡し可能です。たとえば、次のようにします。

    prescripts=" <some value here>=\"some value here\" " 
  • run_prescripts_as_root

    前処理スクリプトをrootとして実行します。デフォルトでは、このオプションはfalseに設定されます。

  • postscripts

    実行するスクリプトのパス。

  • run_postscripts_as_root

    後処理スクリプトをrootとして実行します。デフォルトではfalseです。

  • rootscripts

    実行するスクリプトのパス。

  • swlib_component

    クローニングするソフトウェア・ライブラリへのパス。この場合、isSwLibをtrueに設定する必要があります。

  • source_params

    ソースOracleホーム情報。この場合、isSwLibをfalseに設定する必要があります。

  • jobdesc

    ジョブの説明。指定しない場合、デフォルトの説明が自動的に生成されます。

emcli clone_crs_home -input_file="dest_properties:crs.prop"  -isSwLib="true"
  -tryftp_copy="true" -jobname="crs cloning job2" -home_name="cloneCRS1" 
  -home_location="/scratch/scott/cloneCRS1 " -clustername="crscluster" 
  -ocrLoc="/scratch/shared/ocr" -vdiskLoc="/scratch/shared/vdisk" 
  -postscripts="%perlbin%/perl%emd_root%/admin/scripts/cloning/samples/
   post_crs_ create.pl ORACLE_HOME=%oracle_home%" 
  -run_postscripts_as_root="true" -rootscripts="%oracle_home%/root.sh" 
  -swlib_component="path:Components/crscomp;version:.1"

EM CLI経由での変数の受渡し

%perlbin%または%oracle_home%のような変数を使用すると、EM CLIは値そのもののかわりに現在のローカル環境からの変数値を渡します。EM CLIコマンドを使用して変数を渡すために、-prescriptsまたは-postscriptsオプションを使用している場合があり、そのときはバッチファイルの中にEM CLIコマンドを設定しますが、%%%に置き換えて指定します。

5.4.61 clone_database

データベースをクローニングします。

書式

emcli clone_database
      -source_db_name="source_database_name"
      -dest_global_dbname="global_name_of_clone_database" 
      -dest_oracle_sid="clone_database_instance_name"
      [-dest_host_name="clone_host_name"]  
      [-dest_oracle_home="clone_database_oracle_home"] 
      [-source_db_creds_name="source_database_credential_name"] 
      [-source_host_creds_name="source_database_host_credential_name"] 
      [-dest_host_creds_name="clone_database_host_credential_name"] 
      [-asm_inst_creds_name="asm_instance_credential_name"]  
      [-dest_target_name="clone_database_name"] 
      [-clone_type="clone_type"] 
      [-source_staging_area="source_staging_directory"]  
      [-dest_staging_area="clone_database_staging_directory"]  
      [-dest_storage_type="clone_database_storage_type"] 
      [-dest_database_area="clone_database_files_location"] 
      [-dest_recovery_area="clone_database_fast_recovery_area"] 
      [-dest_listener_selection="clone_database_listener_selection"] 
      [[-dest_listener_name="clone_database_listener_name"]
       [-dest_listener_port="clone_database_listener_port"]] 
      [-configure_with_oracle_restart"] 
      [-job_name="job_name"] 
      [-job_desc="job_description"

[ ] indicates that the parameter is optional

オプション

  • source_db_name

    ソース・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベース・インスタンスのいずれも可能です。

  • dest_global_dbname

    クローン・データベースのグローバル・データベース名。通常、<name>.<domain>で指定されます(ここで<name>は、db_unique_nameに使用され、<domain>はdb_domain_nameオプションに使用されます)。

  • dest_oracle_sid

    クローン・データベースのインスタンス名。

  • dest_host_name

    クローン・データベースのホスト名。指定しない場合、クローン・データベースはソース・データベースと同じホストに作成されます。

  • dest_oracle_home

    クローン・データベースのOracleホーム。指定しない場合、ソース・データベースのOracle Homeが使用されます。

  • source_db_creds_name

    ソース・データベースの名前付き資格証明。

  • source_host_creds_name

    ソース・データベース・ホストの名前付き資格証明。

  • dest_host_creds_name

    宛先(クローン)のホスト名前付き資格証明。

  • asm_inst_creds_name

    自動ストレージ管理(ASM)の名前付き資格証明。

  • dest_target_name

    クローン・データベースのEnterprise Managerターゲット名。

  • clone_type

    クローニングに使用されるソース・データベース・バックアップのタイプ。有効な値は、次のとおりです。

    • DUPLICATE: Recovery Manager (RMAN)によりデータベース・ファイルはクローン・データベース・ホストに直接移動されます。

    • STAGING: データベース・ファイルはステージング領域にバックアップされ、HTTPを介してクローン・データベース・ホストに移動されます。

    • EXISTING_BACKUP: Recovery Manager (RMAN)によりデータベース・ファイルは既存のバックアップからクローン・データベース・ホストにリストアされます。

  • pitr_date

    MM/dd/yyyy hh:mm:a (月/日/年 時:分:AM/PMマーカー)の書式での指定日のクローン・データベース。たとえば、03/22/2014 08:25:AMです。指定しない場合、クローン・データベースは最新のPoint-in-Timeで作成されます。このオプションは、clone_typeがEXISTING_BACKUPの場合に使用できます。

  • pitr_scn

    ソース・データベースの指定したシステム変更番号のクローン・データベース。指定しない場合、クローン・データベースは最新のPoint-in-Timeで作成されます。このオプションは、clone_typeがEXISTING_BACKUPの場合に使用できます。

  • encryption_mode

    既存のソース・データベース・バックアップの暗号化モード。指定されていない場合、デフォルト値はNONEです。このオプションは、clone_typeがEXISTING_BACKUPの場合に使用できます。有効な値は、次のとおりです。

    • WALLET: バックアップはOracle Encryption Walletを使用して暗号化されます。

    • PASSWORD: バックアップはパスワードを使用して暗号化されます。

    • DUAL: バックアップはOracle Encryption Walletおよびパスワードの両方を使用して暗号化されます。

  • backups_encryption_creds_name

    暗号化されたバックアップのデータベースの名前付き資格証明。このオプションはencryption_modeがPASSWORDまたはDUALの場合使用できます。

    注意:

    このオプションは、クローン・タイプがEXISTING_BACKUPで、データベース・バックアップがパスワードを使用して暗号化されている場合のみ使用できます。このデータベース資格証明は、Enterprise Managerでユーザー名をbackup_adminに指定してスコープはGLOBALで作成する必要があります。

  • tape_settings

    データベースがテープにバックアップされている場合、メディア管理ベンダー設定。このオプションは、clone_typeがEXISTING_BACKUPの場合に使用できます。

  • db_backups_location

    バックアップの宛先ホストの転送場所。,をデリミタに使用して、複数の値を指定できます。このオプションは、clone_typeがEXISTING_BACKUPで、様々なホストにクローニングする場合に使用できます。

    注意:

    このオプションは、クローン・タイプがEXISTING_BACKUPで、ソース・データベース・バックアップを参照できない様々なホストでデータベースがクローンされるときのみ使用できます。バックアップが宛先ホストから参照可能な場合、このオプションは指定しないようにする必要があります。

    • データベースのバックアップ・サイズが大容量な場合、宛先ホストから参照可能な共通の場所にバックアップする必要があります。

    • ソース・データベース・バックアップがASMディスク・グループ上にある場合、これらのバックアップは転送されないのでディスクグループが宛先ホストにマウントされるようにします。

    • このオプションを指定済と指定した場合、この場所で利用可能なすべてのファイルは、宛先ホストの一時的なステージング領域に転送されます。

    • このオプションは、カンマ(,)をデリミタに使用して複数の値を指定できます。

  • source_staging_area

    ソース・データベースのバックアップを格納するために使用されるステージング領域。このオプションは、clone_typeがSTAGINGの場合に使用できます。

  • dest_staging_area

    ソース・ホストから転送されたバックアップ・ファイルを格納するために使用されるステージング領域。このオプションは、clone_typeがSTAGINGの場合に使用できます。

  • dest_storage_type

    クローン・データベースのストレージ・タイプ。有効な値は、次のとおりです。

    • FILE_SYSTEM: クローン・データベース・ファイルは、(Oracle Managed Filesを使用した)標準のファイル・システムに配置されます。

    • ASM: クローン・データベースは自動ストレージ管理(ASM)を使用します。

  • dest_database_area

    クローン・データベース・ファイルのOracle Managed Files (OMF)の場所。これは、(storage_typeがFILE_SYSTEMの場合は)標準のファイル・システムまたは(storage_typeがASMの場合は)ASMディスク・グループになります。指定されていない場合、デフォルト値が使用されます。

  • dest_recovery_area

    高速リカバリ領域の場所。指定されていない場合、デフォルト値が使用されます。

  • dest_listener_selection

    選択したクローン・データベース・リスナー。有効な値は、次のとおりです。

    • GRID_INFRA: グリッド・インフラストラクチャ・ホームのリスナーを使用します。

    • DEST_DB_HOME: クローン・データベースOracle Homeのリスナーを使用します。

  • dest_listener_name

    クローン・データベースのリスナー名。このオプションは、dest_listener_selectionがDEST_DB_HOMEの場合のみ使用できます。指定しない場合、クローン・データベースOracle Homeに存在する最初のTCPリスナーが使用されます。このオプションを指定した場合、dest_listener_portも指定する必要があります。

  • dest_listener_port

    クローン・データベースのリスナー・ポート。このオプションは、dest_listener_selectionがDEST_DB_HOMEの場合のみ使用できます。このオプションを指定した場合、dest_listener_nameも指定する必要があります。

  • configure_with_oracle_restart

    クローン・ホストにOracle Restartが構成されている場合、クローン・データベースにOracle Restartを構成します。Oracle Restartは必要に応じて、自動的にデータベースを開始します。

  • job_name

    クローン・ジョブに固有のEnterprise Managerリポジトリ内のジョブ名。

  • job_desc

    ジョブの説明。

例1

emcli clone_database -source_db_name="database" -dest_target_name="dbClone1" -dest_host_name="host1" -dest_oracle_home="/ade/ngade_gct/oracle" -dest_oracle_sid="dbClone1" -dest_global_dbname="dbClone1" -dest_listener_selection="DEST_DB_HOME" -clone_type="DUPLICATE" -dest_storage_type="FILE_SYSTEM" 

例2

emcli clone_database -source_db_name="database" -source_db_creds_name="NC_DBCREDS1" -source_host_creds_name="NC_HOST_CREDS1" -dest_host_name="host1" -dest_host_creds_name="NC_HOST_CREDS2" -dest_oracle_home="/u01/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_2" -dest_oracle_sid="TESTDB1" -dest_global_dbname="TESTDB1" -dest_listener_selection="GRID_INFRA" -clone_type="EXISTING_BACKUP" -dest_storage_type="FILE_SYSTEM" db_backups_location="/oracle/dir1"

5.4.62 clone_database_home

指定されたOracleホームまたはソフトウェア・ライブラリをターゲット・ホストから指定された接続先にクローニングします。isRacオプションがtrueの場合、RACクラスタが作成されます。isRacオプションがtrueの場合、RACクラスタのホーム名と場所が必要です。

書式

 emcli clone_database_home
       -input_file="dest_properties:file_path"
       -list_exclude_files="files_to_exclude"
       -isSwLib="true|false"
       -isRac="true|false"
       -tryftp_copy="true|false"
       -jobname="name_of_cloning_job"
       [-home_name="home_when_creating_RAC_cluster"]
       [-home_location="location_of_home_when_creating_RAC_cluster"]
       [-prescripts="script_name_to_execute"]
       [-run_prescripts_as_root="true|false"]
       [-postscripts="script_to_execute"]
       [-run_postscripts_as_root="true|false"]
       [-rootscripts="script_name_to_execute"]
       [-swlib_component ="path:path_to_component;version:rev"] 
       [-source_params="TargetName:name;HomeLoc:loc;HomeName:name;
         ScratchLoc:scratch_dir_location"
       [-jobdesc="description"]

[ ] indicates that the parameter is optional

オプション

  • input_file=dest_properties

    ターゲットに関する情報を含むファイル。ファイルの各行は、1つの接続先に関する情報に対応します。

    データベースをクローニングする場合の書式(isRacがfalse):

    Destination Host Name1;Destination Home Loc; Home Name; Scratch Location;

    RACクラスタをクローニングする場合の書式(isRacがtrue):

    Host Name;Node Name;Scratch Location;

    input_fileオプションの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • list_exclude_files

    除外するファイルをカンマで区切ったリスト。ソースがソフトウェア・ライブラリの場合は必要ありません。ワイルドカードとして「*」を使用できます。

  • isSwLib

    ソースがOracleホーム・データベースかソフトウェア・ライブラリかを指定します。

  • isRac

    クローニングをRACモードで行うかどうかを指定します。isRacオプションがtrueの場合、RACクラスタが作成されます。isRacオプションがtrueの場合、RACクラスタのホーム名と場所が必要です。

  • tryftp_copy

    FTPでコピーするかどうかを指定します。コマンドラインからEM CLIを使用する場合は、FTPコピー・オプションをfalseに設定する必要があります。

  • jobname

    クローニング・ジョブの名前。

  • home_name

    RACクラスタを作成する場合に使用するホーム名。

  • home_location

    RACクラスタを作成する場合に使用するホームの場所。

  • prescripts

    実行するスクリプトのパス。

    注意:

    二重引用符で囲まれたオプションは、エスケープ(\)文字を使用することによって受渡し可能です。たとえば、次のようにします。

    prescripts=" <some value here>=\"some value here\" " 
  • run_prescripts_as_root

    前処理スクリプトをrootとして実行します。デフォルトではfalseです。

  • postscripts

    実行するスクリプトのパス。

  • run_postscripts_as_root

    後処理スクリプトをrootとして実行します。デフォルトはfalseです。

  • rootscripts

    実行するスクリプトのパス。ジョブ・システム環境変数(%oracle_home%%perl_bin%)を使用して、スクリプトの場所を指定できます。

  • swlib_component

    クローニングするソフトウェア・ライブラリへのパス。この場合、isSwLibをtrueに設定する必要があります。

  • source_params

    ソースOracleホーム情報。この場合、isSwLibをfalseに設定する必要があります。

  • jobdesc

    ジョブの説明。指定しない場合、自動的に生成されます。

emcli clone_database_home
      -input_file="dest_properties:clonedestinations"
      -list_exclude_files="*.log,*.dbf,sqlnet.ora,tnsnames.ora,listener.ora"
      -isSwLib="false"
      -isRac="false"
      -tryftp_copy="false"
      -jobname="clone database home"
      -prescripts="/home/joe/myScript"
      -run_prescripts_as_root="true"
      -rootscripts="%oracle_home%/root.sh"
      -source_params="TargetName:host.domain.com;HomeLoc=/oracle/database1; HomeName=OUIHome1;ScratchLoc=/tmp"

EM CLI経由での変数の受渡し

%perlbin%または%oracle_home%のような変数を使用すると、EM CLIは値そのもののかわりに現在のローカル環境からの変数値を渡します。EM CLIコマンドを使用して変数を渡すために、-prescriptsまたは-postscriptsオプションを使用している場合があり、そのときはバッチファイルの中にEM CLIコマンドを設定しますが、% %%に置き換えて指定します。

5.4.63 collect_metric

指定された内部メトリック名に関連するメトリックのセットに関して、収集およびしきい値評価を即座に実行します。メトリック・データ収集としきい値評価がEM CLIの呼出しに対して非同期で発生します。

通常、このコマンドは、オープン・メトリック・アラートまたはエラーが解決されたと判断し、メトリックを即座に収集して再評価することでイベントを消去する場合に使用します。このコマンドは、サーバーが生成するデータベース・メトリックを除くほとんどのメトリックに適用されます。

get_on_demand_metrics Verbを使用して、特定のターゲットでサポートされるメトリックの完全なリストを表示できます。

書式

 emcli collect_metric        -target_name=name        -target_type=type        -metric_name=metric_name | -collection_name=user_defined_metric_name

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_name

    ターゲットの名前。

  • target_type

    内部ターゲット・タイプの識別子(host、oracle_database、emrepなど)。

  • metric_name

    収集されるメトリックのセットを表す内部名。get_on_demand_metrics Verbを使用して、特定のターゲットでサポートされるメトリックのリストを表示できます。

  • collection_name

    ユーザー定義メトリックまたはSQLユーザー定義メトリックの名前。このオプションは、ユーザー定義メトリックとSQLユーザー定義メトリックにのみ適用されます。

例1

「CPU使用率(%)」メトリックを収集する場合、get_on_demand_metricsコマンドを使用して適切なメトリック内部名(ここではLoad)を確認し、次のようにコマンドを実行します。

emcli collect_metric  -target_type=host  -target_name=hostname.example.com  -metric_name=Load

例2

この例では、MyUDMというユーザー定義メトリックのしきい値を即座に収集および評価します。

emcli collect_metric -target_type=host -target_name=hostname.example.com  -collection=MyUDM

5.4.64 compare_sla

2つのXMLファイルで定義された2つのSLAを比較します。このユーティリティは、指定したディレクトリにsla1_compare.difとsla2_compare.difの差分ツリーを出力します。ユーザーは差分ユーティリティを使用して、これらの2つのファイルを比較できます。2つのsla.xmlを比較して差分を確認します。

書式

emcli compare_sla    -input_file=sla1:'first_xml    -input_file=sla2:'second_xml'    [-dir='directory']

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • input_file=sla1

    最初のXMLファイルのファイル名。

    input_fileオプションの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • input_file=sla2

    2番目のXMLファイルのファイル名。

    input_fileオプションの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • dir

    デフォルトは、現行のディレクトリです。別のディレクトリを指定する必要がある場合、このオプションを出力ファイルsla1_compare.difとsla2_compare.dif用に使用します。

この例では、sla1.xmlとsla2.xmlに定義されている2つのSLAを比較し、現行ディレクトリにsla1_compare.difとsla2_compare.difを出力します。

emcli compare_sla
          -input_file=sla1:sla1.xml -input_file=sla2:sla2.xml

このLinuxの例のように、標準の差分ツールを使用して、ファイルを比較できます。

diff sla1_compare.dif sla2_compare.dif

5.4.65 complete_post_pdb_relocation

クリーンアップ操作を実行し、最大可用性モードでプラガブル・データベースの再配置を完了します。

注意:

このverbを適用できるのはデータベース・バージョン12.2 (および以降)のみです。

注意:

バージョン12.2 (以降)のプラガブル・データベースを最大可用性モードで再配置すると、ソース・プラガブル・データベース・ターゲットは正常に再配置された後も引き続きEnterprise Managerに存在し続けます。最大可用性モードでは、ソースCDBのリスナーにより、再配置されたPDBに既存のクライアント接続がリダイレクトされます。この接続リダイレクトを促進するために、ソース・プラガブル・データベースがマウント状態で存在します。その後、ユーザーによってすべてのクライアント接続記述子が再配置先のプラガブル・データベースを指すように移行されてから、ソース・データベースを除去できます。このverbはソース・プラガブル・データベース・ターゲットで1回だけ実行してください。ソース・プラガブル・データベース・ターゲットが除去され、バックエンドからもプラガブル・データベースが削除されます。

書式

 emcli complete_post_pdb_relocation
		 -pdb_target_name="source pluggable database target name"
		 -input_file="path of the input file"
		 							           
[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • pdb_target_name

    ソース・プラガブル・データベース・ターゲットの名前。

  • input_file

    次の入力プロパティを含むファイルのパス。
    	SRC_CDB_CRED = SYSDBA source container database credentials (format - CRED_NAME:OWNER)
    	SRC_HOST_CRED = Source container database host credentials (format - CRED_NAME:OWNER)

例1

この例では、再配置後のアクションを実行して、ソース・プラガブル・データベース"SICDB_GEN"(最大可用性モードで別のコンテナ・データベースに再配置された)を削除します。

 emcli complete_post_pdb_relocation 
		 -pdb_target_name="SICDB_GEN" 
		 -input_file=data:/u01/post_relocate.props

5.4.66 config_compare

構成の比較ジョブを発行します。

書式

emcli config_compare
      -target_type="oracle_database"
      -first_config="Test Database"
      -second_config="SYSMAN" 
      -job_name="Test Compare Job"
      [-schedule=
      {
          start_time:yyyy/MM/dd HH:mm;
          tz:{java timezone ID};
          frequency:interval/weekly/monthly/yearly;
          repeat:#m|#h|#d|#w;
          months:#,#,...;
          days:#,#,...;
          end_time:yyyy/MM/dd HH:mm;
          grace_period:;
       }]
       [-template_id="18"]
       [-job_description="Test Description"]
       [-mapping_display="Tree"]
       [-email_address]
       [-save_mode="save_all|save_only_diffs"]
 
[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_type

    比較ジョブを発行するターゲット・タイプ。この値は内部名にする必要があります。内部名を取得するには、次のEM CLIコマンドを実行します。

    emcli get_target_types
    
  • first_config

    最初の構成名(ターゲットの最新の構成または保存済構成のいずれも可能)。最新の構成を発行する場合、ターゲット名を入力します。保存済構成を発行する場合、次の書式を使用します。

    "target_name|saved_configuration_name(which is the "name" field from the output of "emcli get_saved_configs" 
    
  • second_config

    2番目以降の構成の名前(1つ以上のターゲットの1つ以上の最新の構成および1つ以上の保存済構成を含むことが可能です)。カンマで区切ることで、複数の構成を指定できます。最新の構成を発行する必要がある場合、ターゲット名を入力します。保存済構成を発行する必要がある場合、次の書式を使用します。

    "target_name|saved_configuration_name(which is the "name" field from the output of "emcli get_saved_configs"
    
  • job_name

    比較ジョブの名前。

  • schedule

    比較ジョブをスケジュールする必要のあるスケジュール。スケジュール・オプションを指定しない場合、比較ジョブは即座に実行されます。

    • start_time: 比較ジョブが実行を開始する時間です。この書式は、yyyy/MM/dd HH:mmです。

      tz: タイムゾーンID (オプション)

    • frequency: 有効値は、once/interval/weekly/monthly/yearlyです(オプション)。

      頻度がintervalに設定されている場合、repeatを指定する必要があります。

      頻度がweeklyまたはmonthlyに設定されている場合、daysを指定する必要があります。

      頻度がyearlyに設定されている場合、daysとmonthsの両方を指定する必要があります。

    • repeat: 比較ジョブを繰り返す頻度です。(頻度がintervalに設定されている場合のみ必要です。)

    • days: 日数のカンマ区切りリストです。(頻度がweekly、monthlyまたはyearlyの場合のみ必要です。)例: repeat=1d

      頻度がweeklyの場合、有効範囲は1と7を含めたその範囲です。

      頻度がmonthlyまたはyearlyの場合、有効範囲は1と30を含めたその範囲です。

    • months: 月のカンマ区切りのリスト。(頻度がyearlyに設定されている場合のみ必要です。)有効範囲は1と12を含むその範囲です。

    • end_time: 比較ジョブの実行の終了時間です(オプション)。指定しない場合、比較ジョブは無限に実行されます。この書式は、yyyy/MM/dd HH:mmです。

    • grace_period: 猶予期間(分)です(オプション)

  • template_id

    テンプレートのID。値は整数です。

  • job_description

    比較ジョブの説明。

  • mapping_display

    treeまたはtableのいずれか。デフォルト値はtreeです。このオプションはコンポジット・ターゲットのみに使用します。注意: template_idを指定する場合、mapping_displayは指定しないでください。

  • email_address

    相違がある場合に通知メールを送信する電子メール・アドレス。

  • save_mode

    結果をすべて保存するか相違のみを保存するかの比較エンジンへの通知。有効な入力は、save_allおよびsave_only_diffsです。save_only_diffsオプションでは、相違は管理リポジトリに保存されます。これ以外の場合、すべての比較結果が保存されます。デフォルト値はsave_only_diffsです。

ジョブのステータスをチェックするには:

発行後、次のEM CLIコマンドを発行して比較ジョブのステータスを参照できます。

emcli get_jobs -name="jobName" 

ジョブを中断するには:

発行後、次のEM CLIコマンドを発行して比較ジョブを中断できます。

emcli stop_job -name="jobName"

例1

この例では、1 つのターゲットの最新の構成を複数のターゲットの最新の構成と比較します。比較結果はすべて保存されます。

emcli config_compare
      -target_type="oracle_database"
      -first_config="Test Database"
      -second_config="Test Database","Test_Database"
      -job_name="Test Job" -template_id="18"
      -save_mode="save_all"

例2

この例では、start_timeを指定して、最新の構成を保存済構成と比較します。

emcli config_compare
      -target_type="oracle_database"
      -first_config="Test Database"
      -second_config="Test Database|Test Database|oracle_
         database|20140101224530","Test_Database" -job_name="Test Job"
      -schedule="start_time:2014/06/10 15:45" 

5.4.67 configure_db_ha

データベースの高可用性(HA)構成タスクを実行します。このverbには複数のサブコマンドがあり、様々なHA関連操作を実行します。使用できるサブコマンドについて次に詳しく説明します。

configure_db_ha -configureRABackup

1つ以上のデータベースがバックアップとREDOをリカバリ・アプライアンスに送信し、リカバリ・アプライアンスによって保護されるように構成します。必要に応じて、データベースのOracleホームにリカバリ・アプライアンス・バックアップ・モジュールをインストールします。(指定したデータベースは、リカバリ・アプライアンスに保護されたデータベースとして登録されている必要があります。)

注意:

ここで指定するデータベースは、リカバリ・アプライアンスの保護データベースとして登録する必要があります。

書式

emcli configure_db_ha –configureRABackup
		–ra_target_name="<Recovery Appliance target name>"
		–ra_user="<Recovery Appliance database user name>"
		(
		 (–target_name="<database target name>" –target_type="oracle_database|rac_database") 
		 | input_file="target_list:<full pathname of input file>"

		)
		[–db_cred="<database named credential>"]
		[–db_host_cred="<database host named credential>"]
		[–enable_redo_ship]
		[–force_backup_module_install]
		[–staging_directory=”<full pathname where Backup Module will be staged on database hosts>”]
		[–schedule= 
		   {
				start_time:yyyy/MM/dd HH:mm;           
   				tz:{java timezone ID};                                
			}]        
[ ]  indicates that the parameter is optional.
     

オプション

  • ra_target_name

    指定したデータベースのバックアップの送信先として構成されるリカバリ・アプライアンスのターゲット名。

  • ra_user

    指定したすべてのデータベースが、リカバリ・アプライアンスへのバックアップとREDOの送信に使用するリカバリ・アプライアンス・データベース・ユーザー。これには、リカバリ・アプライアンスの管理者ユーザーではなく、仮想プライベート・カタログ・ユーザーを指定する必要があります。

  • target_name

    リカバリ・アプライアンスにバックアップを送信するように構成される単一インスタンスまたはクラスタ・データベースのターゲット名。複数データベース操作は、–target_name/–target_typeのかわりに–input_fileオプションを使用して実行できます。

  • target_type

    –target_nameによって指定されるターゲットの種類。単一インスタンス・データベース(oracle_database)またはクラスタ・データベース(rac_database)です。

  • input_file

    構成される各データベースの情報を含む入力ファイル。このオプションは-target_name/-target_typeのかわりです。target_nameおよびtarget_type行はデータベースごとに必須です。db_credおよびdb_host_cred行はオプションです。これらがデータベースについて指定されると、そのデータベースについてコマンドラインで指定された資格証明の設定(ある場合)が上書きされます。このファイルの形式は次のとおりです。
    target.0.target_name=<database #1 target name>
    target.0.target_type=oracle_database|rac_database
    target.0.db_cred=<database named credential for database #1>
    target.0.db_host_cred=<database host named credential for database #1>
    target.1.target_name=<database #1 target name>
    target.1.target_type=oracle_database|rac_database
    target.1.db_cred=<database named credential for database #2>
    target.1.db_host_cred=<database host named credential for database #2>
  • db_cred

    既存のEnterprise Managerデータベースの名前付き資格証明の名前。これを使用して、指定されたすべてのターゲット・データベースに接続できます。この引数が指定されない場合は、優先資格証明が使用されます。複数のデータベースが使用される場合、これにはグローバル名前付き資格証明を指定する必要があります。

    注意:

    -input_fileオプションが使用される場合、個々のデータベースについてこのオプションが上書きされることがあります。
  • db_host_cred

    データベース・インスタンスまたはクラスタ・インスタンスのターゲット・タイプに対して作成された、既存のEnterprise Managerデータベースのホスト資格証明の名前。(ホスト・ターゲット・タイプとは異なり)指定のターゲット・データベース・ホストでのオペレーティング・システム・コマンドの実行に使用できます。資格証明は、すべてのOracleホームへの書込み権限を持つユーザーのものであることが必要です。この引数が指定されない場合は、優先資格証明が使用されます。複数のデータベースが使用される場合、これにはグローバル名前付き資格証明を指定する必要があります。

    注意:

    -input_fileオプションが使用される場合、個々のデータベースについてこのオプションが上書きされることがあります。
  • enable_redo_ship

    指定されたすべてのターゲット・データベースからリカバリ・アプライアンスへのリアルタイムREDO転送を有効にします。

  • force_backup_module_install

    既存のバックアップ・モジュールがOracleホームにすでにインストールされていても、Enterprise Managerソフトウェア・ライブラリに格納されているリカバリ・アプライアンス・バックアップ・モジュールのバージョンを、指定のターゲット・データベースのOracleホームにインストールします。このオプションでは既存のバックアップ・モジュールが上書きされるため、ソフトウェア・ライブラリ内のバックアップ・モジュール・バージョンが、指定されたすべてのターゲット・データベースにインストールされているバージョンと同じか新しい場合のみこのオプションを選択してください。このフラグを指定しないと、既存のバックアップ・モジュールがOracleホームに存在しない場合のみ、バックアップ・モジュールがインストールされます。

  • staging_directory

    データベース・ホストでバックアップ・モジュールのインストール・ファイルがステージングされるディレクトリ。このディレクトリはすべてのホストに存在する必要があります。この場所に一時サブディレクトリが作成され、バックアップ・モジュールのインストール後またはファイル・システム・バックアップ・エージェントの完了後に削除されます。デフォルトのディレクトリは<Agent installation root>/EMStageです。

  • schedule

    カスタマイズされたバックアップ・デプロイメント・プロシージャをスケジュールします。スケジュール・オプションを指定しない場合、プロシージャは即座に実行されます。
    • start_time: プロシージャの実行開始時間。書式は\"yyyy/MM/dd HH:mm\"です

    • tz: タイムゾーンID (オプション)

例1

次の例では、単一インスタンス・データベース"Finance"が、バックアップとREDOをリカバリ・アプライアンス"Chicago ZDLRA"に送信するように構成します。バックアップ・モジュールがすでに存在する場合、各データベースのOracleホームにバックアップ・モジュールはインストールされません。この例では、データベースとホストの名前付き資格証明が使用されます。

	emcli configure_db_ha –configureRABackup –ra_target_name="Chicago ZDLRA" 
	–ra_user="rauser1" –target_name="Finance" –target_type="oracle_database" 
	–db_cred="DB_USER" –db_host_cred="DB_HOST_USER" –enable_redo_ship                     

例2

次の例では、クラスタ・インスタンス・データベース"Finance"が、バックアップとリカバリ・アプライアンス"Chicago ZDLRA"に送信するように構成します。REDOは送りません。各クラスタ・データベース・インスタンスのOracleホームにバックアップ・モジュールの強制インストールが実行されます。この例では、データベースとホストの優先資格証明が使用されます。

	emcli configure_db_ha –configureRABackup -ra_target_name="Chicago ZDLRA" 
	–ra_user="rauser1" –target_name="Finance" –target_type="rac_database" 
	–force_backup_module_install                  

例3

次の例では、入力ファイル"/tmp/dblist"に指定された複数のデータベースが、バックアップとREDOをリカバリ・アプライアンス"Chicago ZDLRA"に送信するように構成します。各データベースのOracleホームにバックアップ・モジュールの強制インストールが実行されます。バックアップ・モジュールのインストール・ファイルはカスタム・ディレクトリの場所(/tmp/stage)にステージングされます。この例では、データベースとデータベース・ホストの名前付き資格証明が使用されます。

	emcli configure_db_ha –configureRABackup –ra_target_name="Chicago ZDLRA" 
	–ra_user="rauser1" –input_file="target_list:/tmp/dblist" 
	-db_cred="NC_PDB_SYSDBA" –db_cred=”DB_USER” 
	–db_host_cred="DB_HOST_USER" –enable_redo_ship 
	–force_backup_module_install –staging_directory=”/tmp/stage"

例4

次の例では、入力ファイル"/tmp/dblist"に指定されたデータベースが、バックアップとREDOをリカバリ・アプライアンス"Chicago ZDLRA"に送信するように構成します。すでに存在する場合、バックアップ・モジュールはインストールされません。この例では、データベースとホストのグローバル名前付き資格証明が使用されます。この操作は、指定された将来の時刻にスケジュール設定されます。

emcli configure_db_ha –configureRABackup –ra_target_name="Chicago ZDLRA" 
–ra_user="rauser1"  –input_file="target_list:/tmp/dblist"
–db_cred="DB_USER" –db_host_cred="DB_HOST_USER" –enable_redo_ship 
-schedule="start_time:2016/06/28 18:31;tz:PST;"

configure_db_ha -confgureCloudBackup

1つまたは複数のデータベースがバックアップをDatabase Backup Cloud Serviceに送信するように構成します。必要に応じて、データベースのOracleホームにDatabase Cloudバックアップ・モジュールをインストールします。

書式

emcli configure_db_ha –configureCloudBackup
	(
	 (–target_name="<database target name>" –target_type="oracle_database|rac_database")
	 | input_file="target_list:<full pathname of input file>"
	)
	[–cloud_account="<Database Backup Cloud Service account name>"]   
	[–db_cred="<database named credential>"]     
	[–db_host_cred="<database host named credential>"]
 	[–force_backup_module_install]
	[–staging_directory=”<full pathname where Backup Module will be staged on database host>"]
	[-schedule=
		{
		 start_time:yyyy/MM/dd HH:mm;
		 tz:{java timezone ID};              
		}]  
[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • target_name

    単一インスタンスまたはクラスタ・データベースのターゲット名。複数データベース操作は、–target_name/–target_typeのかわりに–input_fileオプションを使用して実行できます。

  • target_type

    –target_nameによって指定されるターゲットの種類。単一インスタンス・データベース(oracle_database)またはクラスタ・データベース(rac_database)です。

  • input_file

    構成される各データベースの情報を含むファイル。このオプションは–target_name/–target_typeのかわりです。target_nameおよびtarget_type行はデータベースごとに必須です。db_credおよびdb_host_cred行はオプションです。これらがデータベースについて指定されると、そのデータベースについてコマンドラインで指定された資格証明の設定(ある場合)が上書きされます。このファイルの形式は次のとおりです。

    target.0.target_name=<database #1 target name>
    target.0.target_type=oracle_database|rac_database
    target.0.db_cred=<database named credential for database #1>
    target.0.db_host_cred=<database host named credential for database #1>
    target.1.target_name=<database #1 target name>
    target.1.target_type=oracle_database|rac_database
    target.1.db_cred=<database named credential for database #2>
    target.1.db_host_cred=<database host named credential for database #2> 
  • cloud_account

    Enterprise ManagerのHybrid Cloud設定コンソールで構成したクラウド・アカウントの名前。Backup Serviceに接続するために必要なすべての情報(サービス名、アイデンティティ・ドメイン、ユーザー名、パスワード、コンテナ(オプション)など)は、このアカウントとそれに関連するBackup Service設定から取得されます。この引数が指定されない場合、Database BackupのCloud Service設定ページで構成したグローバル・クラウド・アカウント設定が使用されます。(この引数を適用できるのは、Hybrid Cloud設定コンソールを使用して、アカウントとBackup Service設定を構成した場合のみです)。

  • db_cred

    既存のEnterprise Managerデータベースの名前付き資格証明の名前。これを使用して、指定されたすべてのターゲット・データベースに接続できます。この引数が指定されない場合は、優先資格証明が使用されます。複数のデータベースが使用される場合、これにはグローバル名前付き資格証明を指定する必要があります。

    注意:

    -input_fileオプションが使用される場合、個々のデータベースについてこのオプションが上書きされることがあります。
  • db_host_cred

    データベース・インスタンスまたはクラスタ・インスタンスのターゲット・タイプに対して作成された、既存のEnterprise Managerデータベースのホスト資格証明の名前。(ホスト・ターゲット・タイプとは異なり)指定のターゲット・データベース・ホストでのオペレーティング・システム・コマンドの実行に使用できます。資格証明は、すべてのOracleホームへの書込み権限を持つユーザーのものであることが必要です。この引数が指定されない場合は、優先資格証明が使用されます。複数のデータベースが使用される場合、これにはグローバル名前付き資格証明を指定する必要があります。

    注意:

    -input_fileオプションが使用される場合、個々のデータベースについてこのオプションが上書きされることがあります。
  • force_backup_module_install

    既存のバックアップ・モジュールがOracleホームにすでにインストールされていても、Enterprise Managerソフトウェア・ライブラリに格納されているOracle Database Cloudバックアップ・モジュールのバージョンを、指定のターゲット・データベースのOracleホームにインストールします。このオプションでは既存のバックアップ・モジュールが上書きされるため、ソフトウェア・ライブラリ内のバックアップ・モジュール・バージョンが、指定されたすべてのターゲット・データベースにインストールされているバージョンと同じか新しい場合のみこのオプションを選択してください。このフラグを指定しないと、既存のバックアップ・モジュールがOracleホームに存在しない場合のみ、バックアップ・モジュールがインストールされます。

  • staging_directory

    データベース・ホストでバックアップ・モジュールのインストール・ファイルがステージングされるディレクトリ。このディレクトリはすべてのホストに存在する必要があります。この場所に一時サブディレクトリが作成され、バックアップ・モジュールのインストール後またはファイル・システム・バックアップ・エージェントの完了後に削除されます。デフォルトのディレクトリは<Agent installation root>/EMStageです。

  • schedule

    カスタマイズされたバックアップ・デプロイメント・プロシージャをスケジュールします。スケジュール・オプションを指定しない場合、プロシージャは即座に実行されます。
    • start_time: プロシージャの実行開始時間。書式は"yyyy/MM/dd HH:mm"です。

    • tz: タイムゾーンID (オプション)

例1

次の例では、単一インスタンス・データベース"Finance"が、バックアップをDatabase Backup Cloud Serviceに送信するように構成します。バックアップ・モジュールがすでにインストールされている場合、バックアップ・モジュールはインストールされません。この例では、データベースとホストの名前付き資格証明が使用されます。

	emcli configure_db_ha –configureCloudBackup
	–target_name="Finance" –target_type="oracle_database"
	–db_cred="DB_USER" –db_host_cred="DB_HOST_USER"

例2

次の例では、クラスタ・データベース"Finance"が、バックアップをDatabase Backup Cloud Serviceに送信するように構成します。各クラスタ・データベース・インスタンスのOracleホームにバックアップ・モジュールの強制インストールが実行されます。この例では、データベースとホストの優先資格証明が使用されます。

	emcli configure_db_ha –configureCloudBackup
	–target_name="Finance" –target_type="rac_database" 
	–force_backup_module_install

例3

次の例では、入力ファイル"/tmp/dblist"に指定されたデータベースが、バックアップをDatabase Backup Cloud Serviceに送信するように構成します。各データベースのOracleホームにバックアップ・モジュールの強制インストールが実行されます。バックアップ・モジュールのインストール・ファイルはカスタム・ディレクトリの場所(/tmp/stage)にステージングされます。この例では、データベースとホストの名前付き資格証明が使用されます。

	emcli configure_db_ha –configureCloudBackup 
	–input_file="target_list:/tmp/dblist"
	-db_cred=”DB_USER” –db_host_cred="DB_HOST_USER" –force_backup_module_install 
	–staging_directory=”/tmp/stage"

configure_db_ha -installSoftware

Recovery Manager (RMAN)バックアップ・モジュールをOracleホームにインストールするか、リカバリ・アプライアンスのファイル・システム・バックアップ・エージェントを1つまたは複数のデータベースのホストにインストールします。

書式

emcli configure_db_ha –installSoftware
	(
	 (–target_name="<database target name>" –target_type="oracle_database|rac_database")
	 | input_file="target_list:<full pathname of input file>"
   )
	(
	 (–install_backup_module –module_type=”ra|cloud” [–force_backup_module_install]
	 [–db_host_cred="<database host named credential>"])
	 | (–install_fs_agent [–fs_agent_host_cred=”<host named credential>”]
	 [–fs_agent_install_directory=”<full pathname of OSB client installation directory>”])
	)
	[–staging_directory=”<full pathname where Backup Module and file system backup agent installation will be staged on database hosts>”]
	[–schedule=
		{                                            
		 start_time:yyyy/MM/dd HH:mm;               
		 tz:{java timezone ID};                                     
		}]

[ ]  indicates that the parameter is optional.          

オプション

  • target_name

    リカバリ・アプライアンスまたはOracle Cloudにバックアップを送信するように構成される単一インスタンスまたはクラスタ・データベースのターゲット名。複数データベース操作は、–target_name/–target_typeのかわりに–input_fileオプションを使用して実行できます。

  • target_type

    –target_nameによって指定されるターゲットの種類。単一インスタンス・データベース(oracle_database)またはクラスタ・データベース(rac_database)です。

  • input_file

    構成される各データベースの情報を含む入力ファイル。このオプションは–target_name/–target_typeのかわりです。target_nameおよびtarget_type行はデータベースごとに必須です。db_credおよびdb_host_cred行はオプションです。これらがデータベースについて指定されると、そのデータベースについてコマンドラインで指定された資格証明の設定(ある場合)が上書きされます。–install_backup_moduleオプションを使用してバックアップ・モジュールをインストールするときは、次の書式が使用されます。

    target.0.target_name=<database #1 target name>
    target.0.target_type=oracle_database|rac_database
    target.0.db_host_cred=<database host named credential for database #1>
    target.1.target_name=<database #1 target name>
    target.1.target_type=oracle_database|rac_database
    target.1.db_host_cred=<database host named credential for database #2>
    install_fs_backup_agentオプションを使用してファイル・システム・バックアップ・エージェントをインストールするときは、次の書式が使用されます。
    target.0.target_name=<database #1 target name>
    target.0.target_type=oracle_database|rac_database
    target.0.fs_agent_host_cred=<host named credential for the host(s) of database #1>
    target.1.target_name=<databse #1 target name>
    target.1.target_type=oracle_database|rac_database
    target.1.fs_agent_host_cred=<host named credential for the host(s) of database #2>
  • install_backup_module

    Enterprise Managerソフトウェア・ライブラリに格納されているバックアップ・モジュールのバージョン(–module_type引数で指定されたタイプ)を、指定されたターゲット・データベースのOracleホームにインストールします。デフォルトでは、–force_backup_module_installフラグが指定されないかぎり、モジュールがインストールされるのはデータベースのOracleホームに既存のモジュールがない場合です。このモジュールは–install_osb_clientと組み合せて指定することはできません。

  • module_type

    インストールされるRMANバックアップ・モジュールのタイプ。指定できる値は、ra (リカバリ・アプライアンスのバックアップ・モジュール)とcloud (Oracle Database Cloudバックアップ・モジュール)です

  • force_backup_module_install

    既存のバックアップ・モジュールがOracleホームにすでにインストールされていても、Enterprise Managerソフトウェア・ライブラリに格納されているリカバリ・アプライアンス・バックアップ・モジュールのバージョンを、指定のターゲット・データベースのOracleホームにインストールします。このオプションでは既存のバックアップ・モジュールが上書きされるため、ソフトウェア・ライブラリ内のバックアップ・モジュール・バージョンが、指定されたすべてのターゲット・データベースにインストールされているバージョンと同じか新しい場合のみこのオプションを選択してください。このフラグを指定しないと、既存のバックアップ・モジュールがOracleホームに存在しない場合のみ、バックアップ・モジュールがインストールされます。

  • db_host_cred

    データベース・インスタンスまたはクラスタ・インスタンスのターゲット・タイプに対して作成された、既存のEnterprise Managerデータベースのホスト資格証明の名前。(ホスト・ターゲット・タイプとは異なり)指定のターゲット・データベース・ホストでのオペレーティング・システム・コマンドの実行に使用できます。資格証明は、すべてのOracleホームへの書込み権限を持つユーザーのものであることが必要です。この引数が指定されない場合は、優先資格証明が使用されます。複数のデータベースが使用される場合、これにはグローバル名前付き資格証明を指定する必要があります。

    注意:

    -input_fileオプションが使用される場合、個々のデータベースについてこのオプションが上書きされることがあります。
  • install_fs_backup_agent

    指定されたターゲット・データベースのすべてのホストにファイル・システム・バックアップ・エージェントをインストールします。

  • fs_agent_host_cred

    指定されたターゲット・データベースのすべてのホストにファイル・システム・バックアップ・エージェントのインストールを実行するために使用できる、既存のEnterprise Managerホスト特権名前付き資格証明(データベース・ホスト資格証明ではありません)。この資格証明として、ルート・ユーザーまたはルート権限が委任されているユーザーを指定する必要があります。この引数が指定されない場合、データベースに関連付けられているホスト・ターゲットの優先資格証明が使用されます。複数のデータベースが使用される場合、これにはグローバル名前付き資格証明を指定する必要があります。

  • fs_agent_install_directory

    すべてのデータベース・ホストでファイル・システム・バックアップ・エージェントがインストールされるディレクトリ。このディレクトリはすべてのホストに存在する必要があります。デフォルト・ディレクトリは/usr/local/oracle/backupです。

  • staging_directory

    データベース・ホストでバックアップ・モジュールとファイル・システム・バックアップ・エージェントのインストールがステージングされる場所のフル名。

  • schedule

    カスタマイズされたバックアップ・デプロイメント・プロシージャをスケジュールします。スケジュール・オプションを指定しない場合、プロシージャは即座に実行されます。
    • start_time: プロシージャの実行開始時間。書式は"yyyy/MM/dd HH:mm"です。

    • tz: タイムゾーンID (オプション)

例1

次の例では、リカバリ・アプライアンス・バックアップが、1つの単一インスタンス・データベース"Finance"のOracleホームにインストールされます。バックアップ・モジュールがすでにインストールされている場合、バックアップ・モジュールはインストールされません。この例では、データベースとホストの名前付き資格証明が使用されます。

	emcli configure_db_ha –installSoftware
	–target_name="Finance" –target_type="oracle_database" –db_host_cred="DB_HOST_USER"
	-install_backup_module –module_type=”ra”

例2

次の例では、Oracle Database Cloudバックアップ・モジュールが、1つのRACデータベース"Finance"のOracleホームにインストールされます。モジュールがすでにインストールされている場合は、強制インストールが実行されます。この例では、データベース・ホストの名前付き資格証明が使用されます。

	emcli configure_db_ha –installSoftware
	–target_name="Finance" –target_type="rac_database"
	–install_backup_module –module_type=”cloud” –force_backup_module_install –db_host_cred="DB_HOST_USER" 

例3

この例では、リカバリ・アプライアンスのファイル・システム・バックアップ・エージェントが、1つのクラスタ・データベース"Finance"のすべてのクラスタ・データベース・ノードのデフォルトではない場所にインストールされます。この例では、特権ホスト資格証明が使用されます。

	emcli configure_db_ha –installSoftware 
	–target_name="Finance" –target_type="rac_database"
	–install_osb_client –osb_install_directory=”/usr/local/osb12”
	–osb_host_cred=”HOST_PRIV_CRED” 

例4

次の例では、リカバリ・アプライアンスのバックアップ・モジュールが、入力ファイル"/tmp/dblist"に指定された複数のデータベースのOracleホームにインストールされます。モジュールがすでにインストールされている場合は、強制インストールが実行されます。この例では、データベース・ホストの優先資格証明が使用されます。この操作は、指定された将来の時刻にスケジュール設定されます。

	emcli configure_db_ha –installSoftware
	–input_file="target_list:/tmp/dblist" –install_backup_module 
	–module_type=”ra” -force_backup_module_install
	-schedule="start_time:2016/06/28 18:31;tz:PST;" 

例5

次の例では、リカバリ・アプライアンスのファイル・システム・バックアップ・エージェントが、入力ファイルに指定された複数のデータベースのすべてのホストのデフォルトの場所にインストールされます。この例では、優先される特権ホスト資格証明が使用されます。ファイル・システム・バックアップ・エージェントのインストール・ファイルはカスタムのステージング領域の場所にステージングされます。

	emcli configure_db_ha –installSoftware
	-install_fs_backup_agent -staging_director="tmp/stage"

configure_db_ha -uploadFSBackupAgentInstall

リカバリ・アプライアンスのファイル・システム・バックアップ・エージェントのインストール・メディアをEnterprise Managerソフトウェア・ライブラリにアップロードします。このインストール・メディアは、-install_fs_backup_agentオプションを指定して実行する際に-installSoftwareサブコマンドによって使用され、ファイル・システム・バックアップ・エージェントのインストールを1つ以上のホストにプッシュします。アップロードされたインストール・メディアのプラットフォームに応じて個別のソフトウェア・ライブラリ・コンポーネントが作成されます。

書式

-media_location="<pathname of installation media zip file>"
オプション
  • media_location

    ファイル・システム・バックアップ・エージェントのインストール・メディアzipファイルのローカル・パス名。

リカバリ・アプライアンスのファイル・システム・バックアップ・エージェントのLinux64プラットフォーム用インストール・メディアをアップロードします。
emcli configure_db_ha -uploadFSBackupAgentInstall
-media_location="/home/osb_shiphome/releases/osb-12.1.0.2/osb_12.1.0.2.0_linux.x64_release.zip"

configure_db_ha -uploadBackupModule

Cloudバックアップ・モジュールまたはリカバリ・アプライアンス・バックアップ・モジュールを、Enterprise Managerソフトウェア・ライブラリにアップロードします。アップロードされたバックアップ・モジュールのプラットフォームに応じて個別のソフトウェア・ライブラリ・コンポーネントが作成されます。

書式

emcli configure_db_ha -uploadBackupModule 
		-module_location="<comma separated list of pathnames of Backup Module zip files>"
		-module_type="ra|cloud" 

オプション

  • module_location

    <comma separated list of pathnames of Backup Module zip files>
    バックアップ・モジュールのzipファイルのローカル・パス名のリスト。
  • module_type

    アップロードされるRMANバックアップ・モジュールのタイプ。指定できる値は、ra (リカバリ・アプライアンス・バックアップ・モジュール)とcloud (Oracle Database Cloudバックアップ・モジュール)です。

例1

次の例では、複数プラットフォーム用のCloudバックアップ・モジュールをアップロードします。

emcli configure_db_ha -uploadBackupModule -module_type="cloud" 
-module_location="/home/opc_linux64.zip,/home/opc_zlinux64.zip" 

例2

次の例では、Linux 64プラットフォーム用のリカバリ・アプライアンス・バックアップ・モジュールをアップロードします。

emcli configure_db_ha -uploadBackupModule -module_type="ra"
-module_location="/home/ra_linux64.zip"

5.4.68 config_db_service_target

Oracle Public Cloud用にDatabase as a Service (DBaaS)ターゲットを作成します。

書式

emcli config_db_service_target
      -database_unique_name="database unique name"
      -service_grp_name="service group name"
      -cloud_service_name="cloud service name"
      -operation="operation to be performed"
      -schema_name="schema name"
      -tablespace_name="tablespace name"
      [-subscription_id="subscription ID"]
      [-customer_name="customer name"]
      [-csi_number="CSI number"]
      [-connection_service_name="connection service name"]
      [-cloud_service_version="cloud service version"]
      [-l_o_b="line of business"]

オプション

  • database_unique_name

    DBaaSターゲットのベースとするデータベース・ターゲットのDBNameプロパティ。

  • service_grp_name

    DBaaSターゲットのサービス・グループ名。DBaaSターゲット名は、service_grp_name_cloud_service_nameとなります。

  • cloud_service_name

    Oracle Public Cloudサービス名。

  • operation

    DBaaSターゲットで実行する(createなどの)操作。

  • schema_name

    DBaaSターゲットと関連付られているスキーマ名。

  • tablespace_name

    DBaaSターゲットと関連付られている表領域の名前。

  • subscription_id

    DBaaSターゲットのCost Centerプロパティの値。

  • customer_name

    DBaaSターゲットの顧客連絡ポイント。

  • csi_number

    DBaaSターゲットのカスタマ・サポートID(CSI)。

  • connection_service_name

    DBaaSターゲットと関連付られているデータベース・サービス名。

  • cloud_service_version

    DBaaSターゲットのOracle Public Cloud Serviceバージョン。

  • l_o_b

    DBaaSターゲットのライン・オブ・ビジネス(LOB)。

終了コード

0 On success
Non-zero value means verb processing was not successful.

新しいDatabase as a Service (DBaaS)ターゲット(db_serv1)を作成します。スキーマ、表領域名、接続サービス名を指定します。新しいDBaaSターゲットは、db.example.comDBNameプロパティとするDatabaseターゲットに基づきます。

emcli config_db_service_target
      -database_unique_name="db.example.com"
      -service_grp_name="db"
      -cloud_service_name="serv1"
      -operation="Create"
      -schema_name="HR"
      -tablespace_name="SYSTEM"
      -connection_service_name="nservice1"

5.4.69 configure_log_archive_locations

ルート・ターゲットとその子のログ・アーカイブの場所を構成します。ターゲットのログ・アーカイブの場所を構成するには、ホスト名などの構成パラメータ、ログ・アーカイブ・ファイルにアクセス可能な場所、ホストにアクセスするための資格証明、およびログ・アーカイブ・ファイルの場所を把握している必要があります。

書式

emcli configure_log_archive_locations
      -root_target_name="<target_name>"
      -root_target_type="<target_type>"
      [-archive_config_file="<target_archive_config_file_location>"]
      [-no_update]
      [-debug]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • root_target_name

    ルート・ターゲットの名前。構成可能なツリー・ターゲット階層は、このルート・ターゲットを使用して作成されます。例のルート・ターゲットは、WebLogicドメインとFusion Applicationインスタンスです。

  • root_target_type

    ルート・ターゲット名のターゲット・タイプ。

  • archive_config_file

    アーカイブ構成ファイルの場所。このファイル内のすべての行に、次の7つのフィールドが同じ順序で含まれる必要があります。

    target_name,target_type,host_target_name,host_cred_type,host_cred_nameまたはnew_cred_user_name,new_cred_password,archive_dir_location

    • target_name

      このターゲットがルート階層の一部である場合、このターゲットとその子は、指定したアーカイブ・パラメータを使用して更新されます。

    • target_type

      前述のターゲットのターゲット・タイプ。

    • host_target_name

      アーカイブの場所にアクセス可能なホスト名。このターゲットをモニタリングする管理エージェントには、Oracle Fusion Middlewareプラグインのリリース12.1.0.4以上がインストールされている必要があります。

    • host_cred_type

      資格証明のタイプ。使用可能な値は、preferred_credentials、named_credentialsまたはnew_credentialsです。

    • host_cred_name

      preferred_credentialsタイプの資格証明セット名またはnamed_credentialsタイプの名前付き資格証明名。

    • new_cred_user_name

      new_credentialsタイプの新しい資格証明ユーザー名。

    • new_cred_password

      new_credentialsタイプの新しい資格証明パスワード。

    • archive_dir_location

      ログ・アーカイブ・ファイルが使用可能なディレクトリの場所。

  • no_update

    このフラグが指定されている場合、アーカイブ・プロパティを使用してすでに構成されているターゲットは再更新されません。

  • debug

    デバッグのために冗長モードでverbを実行します。

次の例では、Fusionインスタンス・ターゲットとその子のログ・アーカイブの場所を構成します。

 emcli configure_log_archive_locations 
         -root_target_name=fa1 
         -root_target_type=fusion_apps_instance 
         -archive_config_file=/scratch/config.txt 

サンプルのアーカイブ構成ファイル:

新しい資格証明の場合:

fa1,fusion_apps_instance,adc123.oracle.com,new_credentials,user1,pwd1,/scratch/fa1

優先資格証明の場合:

fa1,fusion_apps_instance,adc123.oracle.com,preferred_credentials,credential_set1,,/scratch/fa1

(これは優先資格証明であるため、,,は、new_cred_passwordフィールドが有効でないためにスキップされることを意味します。)

5.4.70 configure_siteguard_lag

システム上のすべてのデータベースまたは選択したデータベースに、適用ラグおよびトランスポート・ラグの制限を構成します。

書式

emcli configure_siteguard_lag
        [-system_name="name_of_the_system"] 
        [-target_name="name_of_the_target_database"] 
        [-property_name="lag_type"] 
        [-value="max_limit_in_seconds"] 
                                            
[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • system_name

    ラグ制限を構成する必要のあるシステムの名前。

  • target_name

    ラグ制限を構成する必要のあるデータベースの名前。

  • property_name

    構成するラグ・プロパティの名前。有効な値はApplyLagおよびTransportLagです。

  • value

    ラグの制限。これらの値は秒で指定します。

この例では、austin-systemのすべてのデータベースに1000秒の適用ラグ制限を構成します。

emcli configure_siteguard_lag
        -system_name="austin-system"
        -property_name="ApplyLag"
        -value="1000"

5.4.71 confirm_instance

手動ステップを確認します。ステータスが一時停止、停止、完了またはエラー終了の場合、インスタンスを確認できません。

書式

emcli confirm_instance 
      [-instance=<instance_guid>] 
      [exec=<execution_guid>] 
      [-name=<execution name>] 
      [-owner=<execution owner>] 
      -stateguid=<state_guid>

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • instance

    インスタンスのGUID。

  • exec

    実行のGUID。

  • name

    実行名。

  • owner

    実行の所有者。

  • stateguid

    状態GUIDのカンマ区切りリスト。

emcli confirm_instance -instance=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61 -stateguid=51F762417C4943DEE040578C4E087168

emcli confirm_instance -instance=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61 -stateguid='51F762417C4943DEE040578C4E087168,51F762417C4944DEE040578C4E087168'

5.4.72 continue_add_host

以前に発行し、なんらかの段階で失敗したホスト追加セッションの復帰または継続操作を実行します。

書式

emcli continue_add_host
        -session_name="session_name"
        -continue_all_hosts | -continue_ignoring_failed_hosts"
        [-wait_for_completion]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • session_name

    エージェント・デプロイメントの次のフェーズに進めるセッションの名前。

  • continue_all_hosts

    現在のデプロイメント・フェーズが失敗したものを含め、すべてのホスト上のセッションを継続します。

  • continue_ignoring_failed_hosts

    現在のデプロイメント・フェーズが成功したホストのセッションのみを継続します。

  • wait_for_completion

    コマンドを同期モードと非同期モードのどちらで実行するかを指定します。このオプションを(同期モードに)指定すると、コマンドは、ホスト追加セッションが完了するまで待機してから、ユーザーにコマンドライン制御を戻します。

例1

この例では、すべてのホストで、セッションADD_HOST_SYSMAN_Dec_17_2012_2:02:28_AM_PSTを次のデプロイメント・フェーズに進めます。

emcli continue_add_host -session_name='ADD_HOST_SYSMAN_Dec_17_2012_2:02:28_AM_PST' -continue_all_hosts 

例2

この例では、現在のフェーズが成功したホストでのみ、セッションADD_HOST_SYSMAN_Dec_17_2012_2:02:28_AM_PSTを次のデプロイメント・フェーズに同期させて進めます。

emcli continue_add_host -session_name='ADD_HOST_SYSMAN_Dec_17_2012_2:02:28_AM_PST' -continue_ignoring_failed_hosts -wait_for_completion 

5.4.73 convert_to_cluster_database

単一インスタンス・データベースをReal Application Cluster(RAC)データベースに移行します。

書式

  emcli convert_to_cluster_database 
        -sourceTargetName="Single instance database target to be converted to RAC"
        -sysdbaCreds="Named credentials for SYSDBA user"
        -hostCreds="Named credentials for Host"
        [-newOracleHome="RAC Oracle Home, if moving to differnt home"]
        [-racConfigType="ADMIN_MANAGED | POLICY_MA NAGED"]
        [-nodeList="Comma-separated node names for Admin Managed RAC database"]
        [-serverPoolList="Comma-separated list of server pools for Policy Managed
           database"]
        [-databaseArea="Shared storage location for database files"]
        [-recoveryArea="Shared storage location for recovery files"]
        [-listenerPort="RAC Listener port"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • sourceTargetName

    RACデータベースに移行する単一インスタンス・データベースのEnterprise Managerターゲット名。バージョン10.2.0.1.0以上のデータベースの移行がサポートされています。単一インスタンスのデータベース・ターゲットはRACデータベースが作成されるクラスタのノードのいずれかに存在している必要があります。クラスタはEnterprise Managerターゲットでなければなりません。

  • sysdbaCreds

    RACデータベースに移行するデータベースに対してSYSDBA権限を持つ名前付きデータベースの資格証明。

  • hostCreds

    Oracleホーム・インストールを所有しているユーザーの名前付きホスト資格証明。

  • newOracleHome

    移行対象のデータベースのRAC Oracleホームの場所。移行対象の単一インスタンス・データベースのOracleホームと異なる場合にのみ、これを指定する必要があります。

  • racConfigType

    RAC構成のタイプ。有効な値はPOLICY_MANAGEDおよびADMIN_MANAGEDです。POLICY_MANAGEDはバージョン11.2以上のバージョンでのみ有効です。指定しない場合、デフォルトはADMIN_MANAGEDです。

  • nodeList

    ADMIN_MANAGEDのRACデータベースに有効なノード名のリスト。移行対象の単一インスタンス・データベースが存在するノードが含まれている必要があります。指定しない場合、クラスタ内のすべてのノードが使用されます。

  • serverPoolList

    POLICY_MANAGEDのRACデータベースのサーバー・プール名のカンマ区切りリスト。データベースのバージョンが11.2以上の場合にのみ、適用できます。

  • databaseArea

    RACデータベースのデータファイルの新しい場所。この場所は、クラスタのノードで共有する必要があります。クラスタ・ファイル・システムの場所または自動ストレージ管理ディスク・グループのいずれかにすることができます。指定しない場合、既存のデータベース・ファイルが共有記憶域に存在している必要があります。ファイルはRAC移行中は移動されません。

  • recoveryArea

    RACデータベースの高速リカバリ領域の場所。この場所は、クラスタのノードで共有する必要があります。クラスタ・ファイル・システムの場所または自動ストレージ管理ディスク・グループのいずれかにすることができます。指定しない場合、既存のリカバリ領域の場所が共有記憶域に存在している必要があります。RAC移行中は変更されません。

  • listenerPort

    新しいRACデータベース用に作成される新しいRACリスナーのポート。指定しない場合、既存のリスナーが使用されます。このオプションは、バージョンが10.2および11.1のデータベースのみに適用できます。バージョンが11.2以上のデータベースの場合、この値は無視され、RACデータベースは常にクラウド・インフラストラクチャのホームの既存のリスナーに登録されます。

例1

emcli convert_to_cluster_database -sourceTargetName=sidb 
 -sysdbaCreds=sysCreds  -hostCreds=hostCreds racConfigType=ADMIN_MANAGED

例2

emcli convert_to_cluster_database -sourceTargetName=sidb 
 -sysdbaCreds=sysCreds  -hostCreds=hostCreds racConfigType=POLICY_MANAGED 
 -serverPoolList=sp1,sp2 -databaseArea=+DATA -recoveryArea=+RECOVERY

5.4.74 create_aggregate_service

集約サービス(名前とそのサブサービス)を定義します。集約サービスの作成後、Enterprise Manager Cloud Controlコンソールから編集して、収集および表示するパフォーマンスと使用状況メトリックを構成できます。

書式

emcli create_aggregate_service
      -name='name'
      -type='type'
      -availType=SUB-SERVICE|SYSTEM|TESTS
      -add_sub_services="name1:type1;name2:type2;..."
      -avail_eval_func=and|or
      [-hostName=<host_name>
      [-agentURL=<agent_url>
      [-properties='pname1|pval1;pname2|pval2;...']
      [-timezone_region=<gmt_offset>]
      [-systemname=<system_name>]
      [-systemtype=<system_type>]
      [-keycomponents='keycomp1name:keycomp1type;keycomp2name:keycomp2type;...']
      [-beacons='bcn1name:bcn1isKey;bcn2name:bcn2isKey;...']
      [-input_file='template:Template_file_name;[vars:Variables_file_name]']
      [-sysAvailType=<availability_type>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    集約サービス名。

  • type

    集約サービス・タイプ。

  • availType

    可用性をサブサービス、システムベースまたはテストベースに設定します。有効な値は、SUB-SERVICE、SYSTEMおよびTESTSです。

    可用性をSYSTEMに設定すると、-systemnameおよび-systemtypeが必要になります。

    可用性をTESTSに設定すると、TESTS、-beacons、テンプレート・ファイル、変数が必要になります。

  • add_sub_services

    サブサービスのリスト。

  • avail_eval_func

    可用性を評価する演算子。andを使用した場合、このaggregate_serviceを使用するには、すべてのサブサービス、テストおよびシステム・コンポーネントが起動している必要があります。orを使用した場合、このaggregate_serviceを起動するには、サブサービス、テストおよびシステム・コンポーネントの1つのみが起動している必要があります。

  • hostName

    このターゲット・インスタンスのデータを収集する管理エージェントを実行しているシステムのネットワーク名。

  • agentURL

    このターゲット・インスタンス用のデータを収集する管理エージェントのURL。ホスト名を入力すると、このフィールドにはホストのエージェントURLが自動的に入力されます。

  • properties

    サービス・インスタンスのプロパティの名前と値のペア(prop_name:prop_valueなど)のリスト。

  • timezone_region

    長い書式(America/Los Angeles)または短い書式(PST)のいずれも可能。タイム・ゾーンを指定しない場合、デフォルトのOMSタイム・ゾーンが使用されます。

  • systemname

    サービスが存在しているシステムの名前。

  • systemtype

    システム名のシステム・タイプをemcli get_targetsを使用して取得。

  • keycomponents

    サービスに使用されているシステムのキー・コンポーネントの名前とタイプのペア(keycomp_name:keycomp_typeなど)のリスト。

  • beacons

    サービスのビーコンを説明する名前とisKeyのペア。isKeyがYに設定されている場合、ビーコンはサービスのキー・ビーコンとして設定されます。可用性をテストベースに設定した場合、サービスには、少なくとも1つのキー・ビーコンが必要です。

  • input_file

    テンプレート・ファイル名は、テンプレート定義を含むXMLファイルです。変数ファイルでは、テンプレートの値を定義します。

    input_fileオプションの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

    このオプションのXMLファイルでの例は、次を参照してください。

  • sysAvailType

    availTypeがシステムベースの場合の可用性のタイプ。可用性をSYSTEM_TARGET_DIRECTLYまたはSELECTED_COMPONENTS_OF_A_SYSTEMのいずれかに設定します。

    可用性にSYSTEM_TARGET_DIRECTLYが設定される場合、システムには可用性(ステータス)が定義されている必要があります。-systemnameおよび-systemtypeは必要なオプションです。

    可用性がSELECTED_COMPONENTS_OF_A_SYSTEMに設定されている場合、-systemname、-systemtypeおよび-keycomponentsが必要なオプションです。

    可用性がSYSTEM_TARGET_DIRECTLYに設定されている場合で、システムに可用性(ステータス)が定義されていない場合、可用性セットは無効です。したがって、設定できる唯一のオプションはSELECTED_COMPONENTS_OF_A_SYSTEMです。

     emcli create_aggregate_service -name="My_Name"
                -type="aggregate_service" 
                -add_sub_services="sub1:type1;sub2:type2"
                -avail_eval_func="and"
                -availType="SUB_SERVICE" 
                 -properties="prop1|value1;prop2|value2"
                -timezone_region="PST"
 

XMLの例のinput_file

次のサンプルXMLファイルでは、EM Console Service Testという名前のタイプWeb Transactionのサービス・テストを作成します。このサービス・テストと関連するreadTimeout、Collection Intervalなどのいくつかのプロパティを<properties>のセクションに定義します。

このサービス・テストでは、<mgmt_bcn_step_with_props>の下に手順情報が定義されています。このステップの名前は1.Access Logout pageです。この手順でモニターするURLは、手順のプロパティ・セクションで定義されているhttps://myhost.in.domain.com:14513/em/console/logon/logoff?event=loadです。

このXMLファイルでは、<txn_thresholds>の下のトランザクション・レベルでこのサービス・テストのいくつかのしきい値レベルを定義しています。メトリックavg_response_timeでは、メトリック値が6000.0よりも大きい場合には警告アラートを発行し、メトリック値が12000.0よりも大きい場合はクリティカル・アラートを発行するよう示しています。

<?xml version = '1.0' encoding = 'UTF-8'?> <transaction-template template_type="aggregate_service" xmlns="template"> 
<variables> 
<variable name="HOST1" value="myhost.in.domain.com"/> 
<variable name="PORT1" value="14513"/> 
<variable name="PROTOCOL1" value="https"/> 
</variables> 
<transactions> 
<mgmt_bcn_transaction> 
<mgmt_bcn_txn_with_props> 
<mgmt_bcn_txn description="Test for checking the availability of EM Console/Website" is_representative="true" name="EM Console Service Test" monitoring="true" txn_type="HTTP"/> 
<properties> 
<property name="readTimeout" num_value="120000.0" prop_type="2" encrypt="false"/> 
<property name="certValidationMode" string_value="1" prop_type="1" encrypt="false"/> 
<property name="maxDownloadSize" num_value="1.0E8" prop_type="2" encrypt="false"/> 
<property name="sensitiveValuesProtection" string_value="0" prop_type="1" encrypt="false"/> 
<property name="failureStringModes" string_value="regularText" prop_type="1" encrypt="false"/> 
<property name="UserAgent" string_value="Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1) OracleEMAgentURLTiming/3.0" prop_type="1" encrypt="false"/> 
<property name="successStringModes" string_value="regularText" prop_type="1" encrypt="false"/> 
<property name="variablesModes" string_value="urlEncode" prop_type="1" encrypt="false"/> 
<property name="content" string_value="0" prop_type="1" encrypt="false"/> 
<property name="AcceptLanguage" string_value="en" prop_type="1" encrypt="false"/> 
<property name="connectionTimeout" num_value="120000.0" prop_type="2" encrypt="false"/> 
<property name="useCache" string_value="yes" prop_type="1" encrypt="false"/> 
<property name="stringValidationMode" string_value="1" prop_type="1" encrypt="false"/> 
<property name="granularity" string_value="transaction" prop_type="1" encrypt="false"/> 
<property name="numThreads" num_value="4.0" prop_type="2" encrypt="false"/> 
<property name="retries" num_value="1.0" prop_type="2" encrypt="false"/> 
<property name="timeout" num_value="300000.0" prop_type="2" encrypt="false"/> 
<property name="retryInterval" num_value="5000.0" prop_type="2" encrypt="false"/> 
</properties>
<per_bcn_properties/>
</mgmt_bcn_txn_with_props>
<steps_defn_with_props>
<mgmt_bcn_step_with_props>
<mgmt_bcn_step step_number="1" name="1.Access Logout page" step_type="HTTP"/>
<properties>
<property name="req_mode" num_value="1.0" prop_type="2" encrypt="false"/>
<property name="http_method" string_value="G" prop_type="1" encrypt="false"/>
<property name="url" string_value="{PROTOCOL1}://{HOST1}:{PORT1}/em/console/logon/logoff?event=load" prop_type="1" encrypt="false"/>
</properties>
</mgmt_bcn_step_with_props>
</steps_defn_with_props>
<stepgroups_defn/>
<txn_thresholds>
<mgmt_bcn_threshold warning_threshold="6000.0" warning_operator="0" critical_threshold="12000.0" critical_operator="0" num_occurrences="1">
<mgmt_bcn_threshold_key metric_name="http_response" metric_column="avg_response_time"/>
</mgmt_bcn_threshold>
<mgmt_bcn_threshold warning_threshold="0.0" warning_operator="1" critical_threshold="0.0" critical_operator="1" num_occurrences="1">
<mgmt_bcn_threshold_key metric_name="http_response" metric_column="status"/>
</mgmt_bcn_threshold>
</txn_thresholds>
<step_thresholds/>
<stepgroup_thresholds/>
</mgmt_bcn_transaction>
</transactions>
</transaction-template>

5.4.75 create_assoc

ターゲット・アソシエーション・インスタンスを作成します。

書式

標準モード

emcli create_assoc
       -assoc_type="association type"
       -source="source"
       -dest="destination_target"
       [-separator="separator:attribute_name:character"]
       [-subseparator="subseparator:attribute_name:character"]

インタラクティブ(スクリプト)モード

create_assoc(
      assoc_type="association type"
      ,source="source"
      ,dest="destination_target"
      [,separator="separator:attribute_name:character"]
      [,subseparator="subseparator:attribute_name:character"]
      )

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • source_type

    ソース・ターゲットのタイプ。

  • source

    ソース・ターゲット。

  • dest

    宛先ターゲット。

  • separator

    属性値を複数入力する場合、デフォルトのセパレータはセミコロン(;)。このオプションを使用すると、デフォルトのセパレータ値が上書きされます。

    例: separator="<attribute_name=sep_char>"(ここでattribute_nameは、セパレータ文字を上書きする属性名で、sep_charは新しいセパレータ文字です。)例: separator="att=#"

  • subseparator

    属性値を複数入力する場合、デフォルトのサブセパレータはコロン(:)。このオプションを使用すると、デフォルトのサブセパレータ値が上書きされます。

    例: subseparator="<attribute_name=sep_char>"(ここでattribute_nameは、セパレータ文字を上書きする属性名で、sep_charは新しいサブセパレータ文字です。)例: separator="att=#"

注意:

名前および所有者のオプションは同時に使用する必要があります。

終了コード

0はVerbの処理が正常終了したことを示します。

0以外の値は、Verb処理が正常終了しなかったことを意味します。

この例では、ターゲットabc_cluster:clusterからターゲットdef.oracle.com:hostおよびghi.oracle.com:hostに、タイプcluster_containsの関連付けを作成します。

emcli create_assoc
       -assoc_type="cluster_contains"
       -source="abc_cluster:cluster"
       -dest="def.oracle.com:host;ghi.oracle.com:host"

許可されるペアのリストについては、emcli list_allowed_pairsを入力してください。

5.4.76 create_blackout

1つ以上のモニター対象ターゲットでデータ収集アクティビティを保留するスケジュールされたブラックアウトを作成します。

書式

emcli create_blackout
      -name="name"
      -add_targets="name1:type1;name2:type2;..."...
      -reason="reason"
      [-description="description"]
      [-notification_only]
      [-is_sla_required]
      [-jobs_allowed] 
      [-propagate_targets]
      [-full_blackout_all_hosts]
      [-dep_services_all]
      -schedule=
         [frequency:once|interval|weekly|monthly|yearly];
         duration:[HH...][:mm...];
         [start_time:yy-MM-dd HH:mm];
         [end_time:yy-MM-dd HH:mm];
         [repeat:#m|#h|#d|#w];
         [months:#,#,...];
         [days:#,#,...];
         [tzinfo:specified|target|repository]
         [tzoffset:#|[-][HH][:mm]]
         [tzregion:...]

[ ]  indicates that the parameter is optional

スケジュール引数の制限:

frequency:once
    requires => duration or end_time
    optional => start_time, tzinfo, tzoffset
frequency:interval
    requires => duration, repeat
    optional => start_time, end_time, tzinfo, tzoffset
frequency:weekly
    requires => duration, days
    optional => start_time, end_time, tzinfo, tzoffset
frequency:monthly
    requires => duration, days
    optional => start_time, end_time, tzinfo, tzoffset
frequency:yearly
    requires => duration, days, months
    optional => start_time, end_time, tzinfo, tzoffset

オプション

  • name

    作成するブラックアウトの名前。

  • add_targets

    ブラックアウトに追加するターゲット。それぞれをtarget_name:target_typeとして指定します。このオプションは、複数回指定できます。

  • reason

    ブラックアウトの理由。SUPER_USER権限がある場合(Enterprise Managerのスーパー管理者)、理由には任意のテキスト文字列を使用できます。理由がリストにない場合、許容可能なブラックアウト理由のリストに追加されます。SUPER_USER権限がない場合、get_blackout_reasons Verbから返されるテキスト文字列の1つを指定する必要があります。

  • description

    ブラックアウトに関連する説明またはコメント。説明は2000文字以内で、任意のテキスト文字列を使用できます。

  • notification_only

    このオプションを指定すると、デフォルトで、選択したターゲットに計画メンテナンスの通知ブラックアウトが作成されます。ブラックアウト期間は、可用性(%)の計算から除外されます。

  • is_sla_required

    このオプションを指定すると、計画外メンテナンスの通知ブラックアウトが作成されます。ブラックアウト期間は、可用性(%)の計算で考慮されます。

  • jobs_allowed

    このオプションを指定すると、ブラックアウト期間中もブラックアウトされたターゲットに対してジョブを実行できます。このオプションを指定しない場合、これらのターゲットに対して実行される予定のジョブは、ブラックアウト期間中実行できません。ブラックアウトを作成すると、EMCLIまたはEnterprise Manager Cloud Controlコンソールからジョブの許可を変更できません。

  • propagate_targets

    このオプションを指定すると、タイプがホストであるターゲットに対するブラックアウトは、エージェントを含むそのホスト上のすべてのターゲットに対して適用されます。これは、emctlコマンドのnodelevelに相当します。このオプションが指定されているかどうかに関係なく、コンポジットまたはグループのターゲットに対するブラックアウトは、コンポジットまたはグループのすべてのメンバーに適用されます。

  • full_blackout_all_hosts

    このオプションを指定すると、このブラックアウトに含まれるすべてのホストで完全なブラックアウトが有効になります。完全なブラックアウトにより、ホストおよびホスト上のすべてのターゲット(エージェントを含む)がブラックアウトされます。propagate_targetsオプションは、このオプションの選択時に暗黙的に有効になります。

  • dep_services_all

    このオプションを指定すると、ブラックアウトに選択したターゲットのすべての依存ターゲットもブラックアウトされます。

  • schedule

    ブラックアウト・スケジュール。frequency引数によって、他の引数が必須かオプションかが決まります。

  • schedule=frequency

    ブラックアウト・スケジュールのタイプ(デフォルトはonce)。

  • schedule=duration

    ブラックアウトの期間を時間と分で指定します(-1は無限)。時間と分はそれぞれ6桁まで指定できます。

  • schedule=start_time

    ブラックアウトの開始日と時間。デフォルト値は現在の日付と時間です。値の書式はyy-MM-dd HH:mmです(例: 2003-09-25 18:34)。

  • schedule=end_time

    ブラックアウトの最終日と時間。frequencyが、weekly、monthlyまたはyearlyの場合、日付部分のみを使用します。frequencyがintervalまたはonceの場合、日付と時間が考慮されます。値の書式はyy-MM-dd HH:mmです(例: 2003-09-25 18:34)。

  • schedule=repeat

    ブラックアウトの開始時間から次の開始時間までの時間。数値の後ろの文字は時間の単位を表し、mは分、hは時間、dは日、wは週を表します。

  • schedule=months

    1から12までの整数で表される月の値のリスト。その年のブラックアウト開始日を月と日で完全に指定するには、各値に対応するday値が必要です。

  • schedule=days

    frequencyがweeklyの場合、1から7(1が日曜日)の整数で表される曜日の値のリストです。frequencyがmonthlyの場合、1から31または-1(月の最終日)の整数で表される日の値のリストです。frequencyがyearlyの場合、1から31または-1(月の最終日)の整数で表される日の値のリストです。この場合、月は、月と日の各ペアの対応する月の値になります。

  • schedule=tzinfo

    タイムゾーンのタイプ。tzinfo引数は、tzoffsetと組み合せて使用されます。使用可能なタイムゾーン・タイプは、specified(GMTとターゲット・タイムゾーンの間のオフセット)、target(指定されたターゲットのタイムゾーン)、およびrepository(リポジトリのタイムゾーン。tzinfoが指定されていない場合のデフォルト設定)です。詳細は、-schedule=tzoffsetを参照してください。

  • schedule=tzoffset

    タイムゾーンの値。tzinfo引数が指定されていないかrepositoryの場合、タイムゾーン値はリポジトリのタイムゾーンになります。この場合、tzoffset引数を指定することはできません。それ以外の場合は、tzoffset引数が必要です。tzinfoがspecifiedに設定されている場合、tzoffset引数では、GMTとタイムゾーン間のオフセットを時間と分で指定します。tzinfoがtargetに設定されている場合、tzoffset引数では、引数として渡されるターゲットのリストに整数のインデックス(最初は1)を指定します。たとえば、tzoffsetが1の場合、-add_targetsオプションで指定された最初のターゲットのタイムゾーンが使用されます。

    タイムゾーンは、ブラックアウト期間の開始時間と終了時間に適用されます。ブラックアウト期間のスケジュールを設定する際、各ターゲットに関連付けられているタイムゾーンは考慮されません(ただし、tzinfoがtargetに設定されている場合は、指定されたターゲットのタイムゾーンがブラックアウト時間に使用されます)。

  • schedule=[tzregion:<...>]

    使用するタイムゾーン・リージョン。tzinfoオプションを指定した場合、このオプションはブラックアウト・スケジュールに使用するタイムゾーンを決定します。それ以外の場合、このパラメータは無視されます。デフォルトはGMTです。

例1

この例では、指定したターゲット(database2)に、即座に開始し、30分間続くブラックアウトb1を作成します。

emcli create_blackout -name=b1 -add_targets=database2:oracle_database
      -schedule="duration::30"
      -reason="good reason1"

例2

この例では、指定したターゲット(database2およびdatabase3)に、2007-08-24 22:30に開始され30分間続くブラックアウトb1を作成します。タイムゾーンは、database2ターゲットのタイムゾーンです。

emcli create_blackout -name=b1
      -add_targets="database2:oracle_database;database3:oracle_database
      -schedule="frequency:once;start_time:07-08-24 22:30;duration::30;tzinfo:target:tzoffset:1"
      -reason="good reason4"

5.4.77 create_charge_entity_type

現在チャージバック・サポートがないEnterprise Managerターゲット・タイプにカスタム・エンティティ・タイプを作成します。指定したEnterprise Managerターゲット・タイプには、1つのカスタム・エンティティ・タイプしか作成できません。

書式

emcli create_charge_entity_type   
        -target_type="target_type"

オプション

  • target_type

    カスタム・エンティティ・タイプの名前。

この例では、Enterprise ManagerのApacheターゲット・タイプに、oracle_apacheという新しいChargebackエンティティ・タイプを作成します。

emcli create_charge_entity_type
        -target_type="oracle_apache"

5.4.78 create_charge_item

参照ファイルに指定されているプロパティに基づき、チャージバックにカスタム・チャージ・アイテムを作成します。

書式

emcli create_charge_item  
        -input_file="property_file:filename" 

オプション

オプション[-input_file]は、アイテム・プロパティを含むファイルのフルパスです。ファイルには、次のプロパティを定義できます。

  • target_type

    チャージ・アイテムが適用されるターゲット・タイプ。

  • source_data_type

    ソース・データ型。有効な値はmetric、configおよびpropertyです。

  • item_name

    アイテムの名前。

  • metric_group

    list_item_candidatesにリストされているメトリック・グループ名。source_data_type=metricの場合、必須プロパティです。

  • metric_column

    list_item_candidatesにリストされているメトリック列名。source_data_type=metricの場合、必須プロパティです。

  • config_view

    list_item_candidatesにリストされている構成ビュー名。source_data_type=configの場合、このプロパティは必須です。

  • config_key

    list_item_candidatesにリストされている構成キー名。source_data_type=configの場合、このプロパティは必須です。

  • config_column

    list_item_candidatesにリストされている構成列名。source_data_type=configの場合、このプロパティは必須です。

  • config_data_source

    構成メトリックのデータ・ソース。source_data_type=configの場合、このプロパティは必須です。

  • property

    list_item_candidatesにリストされているプロパティ名。source_data_type=propertyの場合、このプロパティは必須です。

  • item_displayname

    項目の表示名。

  • unit

    単位の表示名。

  • aggregation_type

    この項目に使用する集計のタイプ。data type=numberの場合にのみ適用されます。有効な値はsumおよびavgです。デフォルト値はavgです。

  • is_config_condition

    チャージ・プランで条件付きで使用される項目。有効な値は0、1です。デフォルト値は0です。

  • item_category

    項目のカテゴリ。デフォルト値はinstanceです。有効な値はcpu、memory、networkおよびinstanceです。

  • data_type

    有効な値はstringおよびnumberです。デフォルト値は構成およびプロパティ・タイプでは文字列、メトリック・タイプでは数字です。

例1

この例では、チャージのベースを特定のホスト上のプロセスの平均合計とするメトリック・カスタム・チャージ・アイテムを作成します。

emcli create_charge_item -input_file="property_file:/home/user/property_file"
Contents of /home/user/property_file: 
       target_type=host 
       source_data_type=metric 
       item_name=total_proc 
       metric_group=Load 
       metric_column=noOfProcs 
       item_displayname=Total Processes 
       unit=process 
       aggregation_type=avg 
       item_category=instance 
       data_type=number 

例2

この例では、インスタンス・リージョンに基づき様々な用途のチャージ・アイテムに異なるレートをチャージできる構成カスタム・チャージ・アイテムを作成します。

emcli create_charge_item -input_file="property_file:/home/user/property_file" 
Contents of /home/user/property_file: 
       target_type=oracle_database 
       source_data_type=config 
       item_name=custom_config 
       config_view=myCustomCCS 
       config_key=region 
       config_column=country 
       config_data_source=regionList.txt 
       item_display_name=Region of Instance 
       item_category=instance 
       data_type=string 

5.4.79 create_clone

新しいクローニングされたデータベースを作成します。

書式

emcli create_clone 
      -inputFile="File containing properties required for cloning a database" 

オプション

  • inputFile

    データベースをクローニングするために必要なプロパティを含むファイルの場所および名前。

次の例では、/u01/files/create_clone.propsファイルに含まれているオプションを使用してクローニングされたデータベースを作成します。

emcli create_clone        -inputFile=/u01/files/create_clone.props  

5.4.80 create_compare_check

指定したテンプレートおよびターゲット・タイプの比較チェックを作成します。

書式

EM CLI create_compare_checkコマンドには次の3つの書式があります。

Latest comparison:     
emcli create_compare_check 
      -name="<check_name>" 
      -template="<template_name>" 
      -target_type="<target_type>" 
      -compare_type="L<ATEST>"  
      -target_name="<target_name>" 
 
Saved comparison:
emcli create_compare_check 
      -name="<check_name>" 
      -template="<template_name>" 
      -target_type="<target_type>" 
      -compare_type="S<AVED>"
      -saved_guid="<saved_guid>" 
 
Consistency comparison:
emcli create_compare_check 
      -name="<check_name>" 
      -template="<template_name>" 
      -target_type="<target_type>"   
      -compare_type="C<ONSISTENCY>"

オプション

  • name

    作成する比較チェックの名前。

  • template

    比較のベースラインとして使用するテンプレートの名前。

  • target_type

    テンプレートに関連付けられたターゲット・タイプ。

  • compare_type

    比較のタイプ。値は次のとおりです。

    • LまたはLATEST

    • SまたはSAVED

    • CまたはCONSISTENCY

  • target_name

    ターゲットの名前。

  • saved_guid

    保存された比較の名前。

次の例では、Database Instance Templateを使用してmycheck1という比較チェックを作成します。チェックの対象は、Oracle Databaseターゲットのmy_targetです。比較タイプは、L (最新)です。

emcli create_compare_check
      -name="mycheck1" 
      -template="Database Instance Template"
      -target_type="oracle_database"
      -compare_type="L"
      -target_name="my_target"

5.4.81 create_config_onetimecompare

指定したテンプレートおよびターゲット・タイプの1回かぎりの比較を作成します。

書式

create_config_onetimecompareコマンドには次の3つの書式があります。

Latest comparison:
emcli create_config_onetimecompare 
      -name="<check_name>" 
      -template_name="<template_name>" 
      -target_type="<target_type>" 
      -compare_type="L"
      -ref_target_name="<target_name>" 
      -dest_target_list="<comma_separated_list_of_target_names>"
      
Saved comparison:
emcli create_config_onetimecompare 
     -name="<check_name>" 
     -template_name="<template_name>" 
     -target_type="<target_type>" 
     -compare_type="S"  
     -saved_config_name=<saved_config_name> 
     -dest_target_list="<comma_separated_list_of_target_name>" | -dest_saved_config_list="<comma_separated_list_of_saved_configuration>"
      
Consistency comparison
emcli create_config_onetimecompare 
      -name="<check_name>" 
      -template_name="<template_name>" 
      -target_type="<target_type>" 
      -compare_type="C" 
      -ref_target_name="<target_name>"

オプション

  • name

    1回かぎりの比較の名前。

  • template_name

    1回かぎりの比較に使用する比較テンプレート名。

  • target_type

    1回かぎりの比較のターゲット・タイプ。

  • compare_type

    比較のタイプ:

    • L (最新の比較)

    • S (保存済の比較)

    • C (一貫性の比較)

  • ref_target_name

    1回かぎりの比較の参照ターゲット名。

  • dest_target_list

    1回かぎりの比較の宛先ターゲット名のカンマ区切りリスト。比較タイプがSの場合、dest_saved_config_listオプションと組み合せて使用できます。

  • saved_config_name

    ターゲットの保存済構成の名前。

  • dest_saved_config_list

    宛先の保存済構成の名前のカンマ区切りリスト。比較タイプがSの場合、dest_target_listオプションと組み合せて使用できます。

例1

次の例では、最新の比較タイプで1回かぎりの比較を作成します。

emcli create_config_onetimecompare 
      -name="my_check" 
      -template_name="my_template" 
      -target_type="host"
      -compare_type="L" 
      -ref_target_name="target_name" 
      -dest_target_list="target1,target2,target3" 

例2

次の例では、保存済の比較タイプで1回かぎりの比較を作成します。

emcli create_config_onetimecompare 
      -name="my_check" 
      -template_name="my_template" 
      -target_type="host"
      -compare_type="S" 
      -saved_config_name="saved_config" 
      -dest_target_list="target1,target2,target3" 

5.4.82 create_cost_centers

1つ以上のコスト・センターを作成し、それらを個々の組織エンティティに関連付けます。

標準モード

emcli create_cost_centers
      cost-centers="cost center name,entity name"[;"cost center name,entity name";…]
      [-tenant_name="tenant name"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

インタラクティブまたはスクリプト・モード

create_cost_centers
      (cost-centers="cost center name,entity name"[;"cost center name,entity name";…]
      [,tenant_name="tenant name"])

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • cost_centers

    作成して組織エンティティ(ライン・オブ・ビジネスまたは部門)に関連付ける1つ以上のコスト・センターを指定します。組織エンティティはあらかじめ存在する必要があります。コスト・センター名とエンティティ名は、カンマを使用して区切ります。

  • tenant_name

    コスト・センターに関連付けられる組織エンティティが属するテナントの名前を指定します。デフォルトは、ログインしているユーザーのテナントです。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

例1

次の例では、売掛管理と買掛管理という2つのコスト・センターを作成し、両方とも会計部門に関連付けます。

emcli create_cost_centers
      -cost_centers="receivables,accounting;payables,accounting"

例2

次の例では、コーダーとテスターという2つのコスト・センターを作成し、コーダーは開発部門に、テスターはQA部門に関連付けます。組織エンティティは、エンジニアリング・テナントに属しています。

emcli create_cost_centers
      -cost_centers="coders,development;testers,QA"
      -tenant_name="engineering"

5.4.83 create_credential_set

新規資格証明セットを作成します。Enterprise Managerのスーパー管理者のみが新規資格証明セットを作成できます。

書式

  emcli create_credential_set 
        -set_name="set_name"
        -target_type="ttype"
        -supported_cred_types="supported_cred_types"
        -monitoring
        [-auth_target_type = "authenticating_target_type"
        [-description ="description]"

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • set_name

    作成する資格証明セットの名前。

  • target_type

    新規資格証明セットのターゲット・タイプ。

  • supported_cred_types

    この資格証明セットでサポートされている資格証明タイプ。show_credential_type_infoコマンドを使用すると、使用可能な資格証明タイプをリストできます。

  • monitoring

    モニタリング資格証明セットを作成します。

  • auth_target_type

    サポートされている資格証明タイプのターゲット・タイプ。デフォルト値はtarget_typeです。

  • description

    資格証明セットの説明。

この例では、New_Credential_Setという名前の新規資格証明セットを作成します。

emcli create_credential_set 
        -set_name=New_Credential_Set 
        -target_type=host
        -supported_cred_types=HostCreds;HostSSHCreds
        -description="Example credential set"

5.4.84 create_custom_plugin_update

管理エージェントにすでにデプロイされているプラグインを使用してカスタム・プラグイン更新を作成します。ソース・プラグインに適用されたすべてのパッチが含まれます。これは、管理エージェントに対する以降のプラグインすべてのデプロイメントで、Oracle提供のプラグイン・バージョンのかわりに使用します。

書式

emcli create_custom_plugin_update 
      -agent_name="agent_name"
      -plugin_id="plugin_id"
      [-overwrite]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • agent_name

    プラグインとそのパッチがデプロイされている管理エージェント(host:port)。

  • plugin_id

    カスタム・プラグイン機能を作成するために使用する必要があるプラグインのID。管理エージェントにデプロイされているプラグインのリストを表示するには、emcli list_plugins_on_agentを実行します。

  • overwrite

    リポジトリ内のこのプラグインにカスタム・プラグイン更新がすでに存在する場合、既存のカスタム・プラグイン更新を上書きおよび更新します。指定されていない場合、このプラグインに対して新しいカスタム・プラグイン更新は作成されません。後続のプラグインのデプロイメントに対してのみ適用されます。ソース・プラグインが以前にデプロイされた管理エージェントで自動的に再デプロイされることはありません。このような管理エージェントで再デプロイするには、emcli redeploy_plugin_on_agentを実行します。

例1

次の例では、host.example.comという名前の管理エージェントにすでにデプロイされているoracle.sysman.dbプラグインに対するカスタム・プラグイン更新を作成します。oracle.sysman.dbプラグインに対してカスタム・プラグイン更新がすでに存在している場合、このカスタム・プラグイン更新は上書きされず、したがって、新しいカスタム・プラグイン更新は作成されません。

emcli create_custom_plugin_update
      -agent_name="host.example.com" 
      -plugin_id="oracle.sysman.db"

例2

次の例では、リポジトリ内のoracle.sysman.dbに対してすでに存在しているカスタム・プラグイン更新を上書きおよび更新することにより、host.example.comという名前の管理エージェントにすでにデプロイされているoracle.sysman.dbプラグインに対するカスタム・プラグイン更新を作成します。

emcli create_custom_plugin_update 
      -agent_name="host.example.com" 
      -plugin_id="oracle.sysman.db"
      -overwrite 

5.4.85 create_database

データベースを作成します。

書式

emcli create_database
       [-dbType="type_of_database"]
       [-hostTargets="list_of_host_targets"]
       [-cluster="cluster_target_name"]
       -oracleHome="Oracle_Home_location"
       -gdbName="global_database_name"
       -templateName="path_and_display_name_of_the_software_library_entity"
       -hostCreds="named_credential_for_OS_user"
       -sysCreds="named_credential_for_SYS_user"
       -systemCreds="named_credential_for_SYSTEM_user"
       -dbsnmpCreds="named_credential_for_DBSNMP_user"
       [-sid="database_system_identifier"]
       [-racConfigType="RAC_configuration_type"]
       [-nodeList="comma-separated_node_names"]
       [-serverPoolList="comma-separated_list_of_server_pools"]
       [-newServerPool="new_server_pool_name_and_cardinality"]
       [-racOneServiceName="service_name_for_RAC_one-node_database"]
       [-templateInSwlib="TRUE|FALSE"]
       [-templateStageLocation="temporary_directory_on_agent_side"]
       [-storageType="FS|ASM"]
       [-dataFileLocation="Location_of_data_files "]
       [-recoveryAreaLocation="Fast_Recovery_Area_location "]
       [-enableArchiving]
       [-useOMF]
       [-listeners="comma-separated_list_of_listeners_database"]
       [-newListener="new_listener_and_port"] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • dbType

    作成する必要があるデータベースのタイプ。有効な値は、次のとおりです。

    • SINGLE_INSTANCE: 特定のホストまたはリストにあるホストにデータベースを作成します。

    • RAC: 複数ノードでクラスタ・データベースを作成します。

    • RACONE: 1ノードのRACデータベースを作成します。

    RACおよびRACONEの場合、clusterオプションを使用する必要があります。

  • hostTargets

    単一インスタンス・データベースを作成する必要のあるホスト・ターゲットのカンマ区切りリスト。これは、SINGLE_INSTANCEデータベースに必須のオプションです。

  • cluster

    クラスタを作成する必要のあるRACデータベースのクラスタ・ターゲット名。ターゲット名は有効で、ターゲットにアタッチされているノードが少なくとも1つ含まれている必要があります。これは、RACおよびRACONEデータベースに必須のオプションです。

  • oracleHome

    ホスト・ターゲットまたはクラスタ・ターゲットのOracleホーム。Oracleホームはすべてのターゲットに存在している必要があります。

  • gdbName

    データベースのグローバル・データベース名。

  • templateName

    ソフトウェア・ライブラリ・エンティティの完全修飾パスおよび表示名。

  • hostCreds

    Oracleホーム・インストールを所有しているユーザーの名前付きホスト資格証明。

  • sysCreds

    SYSユーザーを作成するために使用する名前付きデータベース資格証明。

  • systemCreds

    SYSTEMユーザーを作成するために使用する名前付きデータベース資格証明。

  • dbsnmpCreds

    DBSNMPユーザーを作成するために使用する名前付きデータベース資格証明。

  • sid

    データベースのシステム識別子。SINGLE_INSTANCEの場合、最大長は12で、それ以外は8です。これは英数字で先頭文字をアルファベットにする必要があります。

  • racConfigType

    RAC構成のタイプ。有効な値は、次のとおりです。

    • POLICY_MANAGED

    • ADMIN_MANAGED

    指定しない場合、デフォルトはADMIN_MANAGEDです。

  • nodeList

    ADMIN_MANAGEDのRACデータベースに有効なノード名のリスト。指定しない場合、指定したクラスタ・ターゲットのすべてのノードが使用されます。

  • serverPoolList

    POLICY_MANAGEDのRACデータベースのサーバー・プール名のカンマ区切りリスト。

  • newServerPool

    注意:

    serverPoolListまたはnewServerPoolのいずれかを使用できますが、両方は使用できません。newServerPoolの場合、カーディナリティは必須で、0より大きい正の整数にする必要があります。

  • racOneServiceName

    RAC One Nodeデータベースのサービス名。

  • templateInSwlib

    テンプレートがソフトウェア・ライブラリからのものであることを示すブール値。テンプレートがソフトウェア・ライブラリからのものである場合、有効な値はTRUEで、そうでない場合はFALSEです。このオプションを指定しない場合、デフォルトはFALSEです。

  • templateStageLocation

    テンプレートがホスト・ターゲットにステージングされる必要のある完全修飾パス。

  • storageType

    データベースに優先されている記憶域のタイプ。有効な値は、次のとおりです。

    • ファイル・システムの場合、FS。オプションを指定しない場合、これがデフォルトです。

    • 自動ストレージ管理の場合は、ASM。

  • dataFileLocation

    データファイルの場所。

  • recoveryAreaLocation

    高速リカバリ領域の場所。

  • enableArchiving

    データのアーカイブが必要かどうかを指定します。アーカイブが必要な場合、有効な値はTRUEで、不要の場合はFALSEです。デフォルトはFALSEです。

  • useOMF

    Oracle Managed Filesを使用するかどうかを指定します。

  • listeners

    作成したデータベースを登録するリスナーのカンマ区切りリスト。これはSINGLE_INSTANCEデータベース専用で、RACデータベースの場合は無視されます。

  • newListener

    新規リスナー(name:port)は、新しいリスナーを作成してデータベースを登録します。これはSINGLE_INSTANCEデータベース専用で、RACデータベースの場合は無視されます。

例1

emcli create_database -oracleHome=/u01/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_2 -gdbName=testRACCli -hostCreds=cluster_named -sysCreds=sys -systemCreds=system -dbsnmpCreds=dbsnmp 
                       -templateName=/u01/app/oracle/product/11.2.0/
dbhome_2/assistants/dbca/templates/General_Purpose.dbc -dbType=RAC -cluster=cluster1
                       -dataFileLocation=/u01/share/oradata -recoveryAreaLocation=/u01/share/fra 

例2

emcli create_database -oracleHome=/u01/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_2 -gdbName=testdbee -hostCreds=cluster_named
                       -sysCreds=sys -systemCreds=system -dbsnmpCreds=dbsnmp -templateName=/u01/app/oracle/product/11.2.0/
dbhome_2/assistants/dbca/templates/General_Purpose.dbc
                       -dbType=RAC -cluster=cluster1 -racConfigType=POLICY_MANAGED -newServerPool=sp1:2 

5.4.86 create_database_size

サービス・テンプレートで指定された値を上書きするデータベース・サイズを指定します。

書式

emcli create_database_size -name="<size name>" 
-description="<size description>"        
[-attributes="cpu:<number of cores>;memory:<memory in GB>;processes:<max number of processes>;storage:<Total Storage in GB allocated to database>;"]
[-source_type="Profile Source"]  

[ ]  indicates that the parameter is optional.

注意: 1つ以上の属性を使用してデータベース・サイズを指定してください。異なる属性はセミコロン(;)で区切る必要があります。database_size verbを使用して指定された属性は、サービス・テンプレートで指定された値を上書きします。

オプション

  • name

    データベース・サイズの名前を作成します。

  • description

    データベース・サイズの説明を作成します。

  • attributes

    データベース・サイズを定義します。属性をセミコロン(;)で区切る必要があります。次の属性の値を指定できます。

    cpu: CPUコアの総数。

    memory: 合計最大メモリー(GB)。

    processes: データベースに同時に接続できるプロセスの合計数。

    storage: データベースに割り当てられる合計ストレージ(GB)

次の例では、最大4つのCPU、50GBの記憶域、4GBのメモリーを使用したSmallという名前のデータベース・サイズを作成します。

emcli create_database_size 
      -name=Small 
      -description="Small size database" 
      -attributes="cpu:4;storage:50;memory:4"      
      -source_type="weblogic_domain"  

5.4.87 create_dbaas_quota

SSAユーザー・ロール用のデータベース割当て制限を作成します。

書式

emcli create_dbaas_quota
       -role_name="<SSA user role name>"
       -databases="<number of database requests>"
       -schema_services="<number of schema service requests>"
       -pluggable_databases="<number of Pluggable database service requests>"
       -memory="<memory(GB)>"
       -storage="<storage(GB)>"

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • role_name

    割当て制限の作成対象となるSSAユーザー・ロールの名前。

  • databases

    許可されるデータベース・サービス・リクエストの数。たとえば、リクエスト数が10の場合、次のように入力します。

    -databases="10"
    
  • schema_services

    許可されるスキーマ・サービス・リクエストの数。たとえば、リクエスト数が10の場合、次のように入力します。

    -schema_services="10"
    
  • pluggable_databases

    許可されるプラガブル・データベース・サービス・リクエストの数。たとえば、リクエスト数が10の場合、次のように入力します。

    -pluggable_databases="10"
    
  • memory

    許可されるメモリー使用量。たとえば、10GBの場合、次のように入力します。

    -memory="10"
    
  • storage

    許可される記憶域使用量。たとえば、10GBの場合、次のように入力します。

    -storage="10"

この例では、My Roleロールに割当て制限を割り当てます。

emcli create_dbaas_quota
       -role_name="My Role"
       -databases="10"
       -schema_services="10"
       -pluggable_databases="10"
       -memory="99"
       -storage="99"

5.4.88 create_dbprofile

新しいデータベース・プロファイルを作成します。

書式

emcli create_dbprofile
			       -input_file=data:"file:path"
	       [-schedule=
	               	[frequency:interval|weekly|monthly|yearly];
	               	start_time:yy-MM-dd HH:mm;
	               	end_time:yy-MM-dd HH:mm;
		               [repeat:#m];
	               	[months:#,#,#,...];
	               	[days:#,#,#,...];
	               	[tz:{timezone ID}];
	               	[grace_period:xxx];
      	]
	[-purge_policy=DAYS|SNAPSHOTS: number]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • input_file

    作成されるプロファイルのタイプと使用されるオプションについて完全に記述するプロパティ・ファイル。

  • schedule

    frequency: データベース・プロファイルを作成する頻度タイプ。interval (分単位)、weekly、monthlyまたはyearlyを指定できます

    start_time: yy-MM-dd HH:mm書式のデータベース・プロファイル・コンポーネントの作成の開始時間を示します。

    end_time: yy-MM-dd HH:mm書式のデータベース・プロファイル・コンポーネントの作成の繰返しの終了時間を示します。

    repeat: データベース・プロファイルを作成する繰返し率。頻度が間隔の場合、繰返しは分単位です。

    months: データベース・プロファイル・コンポーネントの作成の繰返しが発生するまでの月数。

    days: データベース・プロファイル・コンポーネントの作成の繰返しが発生するまでの日数。

    tz: tz:America/New_Yorkなどのタイム・ゾーンID。

    grace_period: データベース・プロファイルの作成を試行する際に許可される最大遅延を定義する期間(分)。ジョブ・システムでは、スケジュールされた時間に猶予期間を加えた期間内に実行を開始できない場合、データベース・プロファイルの作成のスキップが設定されます。デフォルトでは、猶予期間は無期限になっています。

  • purge_policy

    日数またはスナップショットの数に基づいて収集されたデータをパージできます。purge_policyを指定しない場合、デフォルトはNONEです。指定できる値は、DAYS、SNAPSHOTです。

    DAYSの場合、データ・コンポーネントのパージが必要になるまでの日数を指定します。

    SNAPSHOTの場合、データ・コンポーネントの数を選択します。この値より古いデータがパージされます。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、指定したスケジュールおよびパージ・ポリシーを使用してプロパティ・ファイルprofile.txtに基づいて新しいデータベース・プロファイルを作成します。

emcli create_dbprofile -input_file="data:/tmp/profile.txt" -schedule="frequency:interval;start_time:14-10-05 05:30;end_time:14-10-12 05:23;repeat:30;grace_period:60;tz:America/New_York" -purge_policy=DAYS:2

5.4.89 create_diag_snapshot

指定したターゲットの診断スナップショットを作成します。

書式

emcli create_diag_snapshot  
      -name=<name>
      -desc=<description>
      -start_time=<yyyy/MM/dd HH:mm> 
      -end_time=<yyyy/MM/dd HH:mm> 
      -targets=<type1:name1;type2:name2;…>
      [-diag_type_odl_target_types=<type1;type2; ….>]
      [-diag_type_odl_online_logs=<true|false>]
      [-diag_type_odl_offline_logs=<true|false>]
      [-diag_type_jvmd_target_types=<type1;type2; ….>]
      [-diag_type_jvmd_properties="<pname1:pval1;pname2:pval2;…>"]
      [-debug]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    作成する診断スナップショットの名前。指定した名前の診断スナップショットが存在していないことを確認してください。

  • desc

    診断スナップショットの説明。

  • start_time

    ログ収集の開始時間。スナップショットには開始時間から終了時間までのすべてのログが含まれます。スナップショットで有効な期間であることを確認してください。

  • end_time

    ログ収集の終了時間。スナップショットには開始時間から終了時間までのすべてのログが含まれます。スナップショットで有効な期間であることを確認してください。

  • targets

    スナップショットのターゲット・タイプとターゲット名のリスト。このリストには、特定のシステムのターゲットをすべて含めることができます。ユーザーは、選択した診断タイプに対して、特定のターゲット・タイプを任意のオプションで選択できます。

  • diag_type_odl_target_types

    Oracle Diagnostic Logging (ODL)診断タイプのターゲット・タイプ・リスト。ターゲット・リストからターゲット・タイプのサブセットを選択してスナップショットを作成できます。

  • diag_type_odl_online_logs

    デフォルトでは、スナップショットに対してはオンライン・ログが収集されます。Oracle Diagnostic Logging (ODL)診断タイプに対して、オフライン、オンライン、または両方のログの収集を選択できます。

  • diag_type_odl_offline_logs

    デフォルトでは、スナップショットに対してはオフライン・ログとアーカイブ・ログは収集されません。Oracle Diagnostic Logging (ODL)診断タイプに対して、オフライン、オンライン、または両方のログの収集を選択できます。

  • diag_type_jvmd_target_types

    JVMD診断タイプのターゲット・タイプ・リスト。ターゲット・リストからターゲット・タイプのサブセットを選択してスナップショットを作成できます。

  • diag_type_jvmd_properties

    JVMD診断タイプのログを収集するためのプロパティ・リスト。

  • debug

    デバッグのために冗長モードでverbを実行します。

例1

この例では、オフライン・ログを使用して、EMGC_DOMAINおよびEMGC_OMS1ターゲットのスナップショットを作成します。ターゲット・タイプ(weblogic_domain、weblogic_j2eeserver)はOracle Diagnostic Logging (ODL)診断タイプに属します。

emcli create_diag_snapshot 
      –name=wls_snapshot 
      –desc= “Snapshot for Weblogic Domains and Server" 
      –start_date="2012/10/02 10:30" 
      -end_date="2012/10/03 22:30" 
      –targets="weblogic_domain:/EMGC_EMGC_DOMAIN/EMGC_DOMAIN;
                weblogic_j2eeserver: /EMGC_EMGC_DOMAIN/EMGC_DOMAIN/EMGC_OMS1"

例2

この例では、オフライン・ログを使用して、weblogic_j2eeserverターゲット・タイプのスナップショットを作成します。ターゲット・リストに加えて、ターゲット・タイプをフィルタできます。

emcli create_diag_snapshot 
      –name=wls_snapshot 
      –desc=“Snapshot for Weblogic Domains and Server" 
      –start_date="2012/10/02 10:30" 
      -end_date="2012/10/03 22:30" 
      –targets="weblogic_domain:/EMGC_EMGC_DOMAIN/EMGC_DOMAIN;
              weblogic_j2eeserver:/EMGC_EMGC_DOMAIN/EMGC_DOMAIN/EMGC_OMS1;
              weblogic_j2eeserver:/EMGC_EMGC_DOMAIN/EMGC_DOMAIN/EMGC_ADMIN_SERVER" 
      -diag_type_odl_target_types="weblogic_j2eeserver" 
      -diag_type_odl_offline_logs=true

5.4.90 create_fmw_domain_profile

WebLogicドメインからFusion Middlewareプロビジョニング・プロファイルを作成します。

書式

emcli create_fmw_domain_profile 
        -name="profile_name" 
        -ref_target="reference_target_name" 
        [-description="profile_description"] 
        [-oh_cred="Oracle_home_owner_credentials"] 
        [-includeOh] 
        [-schedule= 
              start_time:yyyy/MM/dd HH:mm; 
              [tz:{java_timezone_ID}]; 
              [grace_period:xxx]; 
        ] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    作成するプロファイルの名前。

  • ref_target

    プロファイルを作成するために参照に使用されるWebLogicドメイン・ターゲットの名前。

  • description

    作成するプロファイルの説明。

  • oh_cred

    参照ホストへのアクセスに使用される名前付き資格証明。書式は次のとおりです。

    CREDENTIAL_NAME:CREDENTIAL_OWNER
    

    すべての操作は、管理サーバー・ホストで実行します。管理サーバー・ホストのOracleホームの所有者の資格証明が必要です。名前付き資格証明を提供しない場合、Oracleホーム・ターゲットのホスト優先資格証明が使用されます。

  • includeOh

    プロファイルのOracleホーム・バイナリを含める。

  • schedule

    デプロイメント・プロシージャのスケジュール。指定しない場合、プロシージャは即座に実行されます。

    • start_time:プロシージャの開始時間。

    • tz: タイム・ゾーンのID。

    • grace_period: 猶予期間(分)。

例1

この例では、優先資格証明を使用して指定したWebLogicドメイン・ターゲットから指定したスケジュールのWebLogicドメイン・プロファイルを作成します。

emcli create_fmw_domain_profile 
      -name="BitlessDomainProfile" 
      -ref_target="/Farm01_base_domain/base_domain" 
      -description="A domain profile without software bits" 
      -schedule="start_time:2014/6/21 21:23;tz:America/New_York;grace_period:60" 

例2

この例では、指定した名前付き資格証明を使用して指定したWebLogicドメイン・ターゲットから、WebLogicドメインとOracleホームを即座に作成します。

emcli create_fmw_domain_profile 
      -name="DomainProfileWithBits" 
      -ref_target="/Farm01_base_domain/base_domain" 
      -oh_cred="MY_HOST_CRED:SYSMAN" 
      -includeOh 

5.4.91 create_fmw_home_profile

OracleホームからFusion Middlewareプロビジョニング・プロファイルを作成します。

書式

emcli create_fmw_home_profile 
        -name="profile_name" 
        -ref_target="reference_target_name" 
        [-description="profile_description"] 
        [-oh_cred="Oracle_home_owner_credentials"] 
        [-schedule= 
              start_time:yyyy/MM/dd HH:mm; 
              [tz:{java timezone ID}]; 
              [grace_period:xxx]; 
        ] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    作成するプロファイルの名前。

  • ref_target

    プロファイルを作成するために参照用に使用されるOracleホーム・ターゲットの名前。

  • description

    作成するプロファイルの説明。

  • oh_cred

    参照ホストへのアクセスに使用される名前付き資格証明。書式は次のとおりです。

    CREDENTIAL_NAME:CREDENTIAL_OWNER
    

    名前付き資格証明を提供しない場合、Oracleホーム・ターゲットのホスト優先資格証明が使用されます。

  • schedule

    デプロイメント・プロシージャのスケジュール。指定しない場合、プロシージャは即座に実行されます。

    • start_time:プロシージャの開始時間。

    • tz: タイム・ゾーンのID。

    • grace_period: 猶予期間(分)。

例1

この例では、優先資格証明を使用して指定したOracleホーム・ターゲットから指定したスケジュールにプロファイルを作成します。

emcli create_fmw_home_profile 
      -name="OhProfile1" 
      -ref_target="/Farm01_base_domain/base_domain" 
      -description="An Oracle Home profile" 
      -schedule="start_time:2014/6/21 21:23;tz:America/New_York;grace_period:60"
 

例2

この例では、指定した名前付き資格証明を使用して指定したOracleホーム・ターゲットから、プロファイルを即座に作成します。

emcli create_fmw_home_profile 
      -name="OhProfile2" 
      -ref_target="WebLogicServer_10.3.6.0_myhost.mycompany.com_5033" 
      -oh_cred="MY_HOST_CRED:SYSMAN" 

5.4.92 create_gold_agent_image

指定したソース管理エージェントを使用して、またはすでに作成済のイメージを別のエンタープライズ管理システムからインポートして、管理エージェント・ゴールド・イメージを作成します。

書式

emcli create_gold_agent_image
        -image_name="gold_image_name"
        -version_name="gold_image_version_name"
        -source_agent|-import_location="source_agent|import_location"
        [-gold_image_description="gold_image_description"]
        [-working_directory="working_directory_location"]
        [-config_properties= " agent_configuration_properties"] 
[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • image_name

    作成した管理エージェント・ゴールド・イメージを追加する必要があるゴールド・イメージ名を指定します。

  • version_name

    管理エージェント・ゴールド・イメージのバージョン名を指定します。

  • source_agent

    管理エージェント・ゴールド・イメージを作成するためにソースとして使用する必要がある管理エージェントを指定します。ゴールド・イメージを作成するためにソースとして使用できる管理エージェントのリストを表示するには、emcli get_targets -target="oracle_emd"を実行します。

  • import_location

    ゴールド・エージェント・イメージ・バージョンを作成するためにゴールド・エージェント・イメージ・ソフトウェアをステージングし、すべてのOMSからアクセス可能な場所を指定します。

  • gold_image_description

    管理エージェント・ゴールド・イメージの説明を指定します。

  • working_directory

    管理エージェント・ゴールド・イメージを作成するために使用する必要がある作業ディレクトリを指定します。デフォルトの作業ディレクトリは、$AGENT_INSTANCE_HOME/installです。

  • config_properties

    管理エージェント・ゴールド・イメージの作成中に取得する必要がある管理エージェント構成プロパティを「;」で区切って指定します。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

例1

次の例では、ソース管理エージェントとしてexample.com:3872を使用して管理エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGI_DB_JUL_13を作成し、ゴールド・イメージ・バージョンをゴールド・イメージOPC_DB_MONITORINGに追加します。

emcli create_gold_agent_image 
                 -source_agent=example.com:3872 -version_name=OPC_AGI_DB_JUL_13 -image_name=OPC_DB_MONITORING 

例2

次の例では、ソース管理エージェントとしてexample.com:3872を、作業ディレクトリとして/tmpを使用して管理エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGI_DB_JUL_13を作成し、ゴールド・イメージ・バージョンをゴールド・イメージOPC_DB_MONITORINGに追加します。

emcli create_gold_agent_image 
                 -source_agent=example.com:3872 -version_name=OPC_AGI_DB_JUL_13 -image_name=OPC_DB_MONITORING -working_directory=/tmp

5.4.93 create_group

グループの名前とメンバーを定義します。グループの作成後、Enterprise Manager Cloud Controlコンソールからグループを編集し、グループ・メンバーに表示するサマリー・メトリックを構成できます。

標準モード

emcli create_group
      -name="name"
      [-type=<group>]
      [-add_targets="name1:type1;name2:type2;..."]...
      [-is_propagating="true/false"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

インタラクティブまたはスクリプト・モード

create_group
      (name="name"
      [,type=<group>]
      [,add_targets="name1:type1;name2:type2;..."]...
      [,is_propagating="true/false"])

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    グループの名前。

  • type

    グループ・タイプ: group。デフォルトはgroupです。

  • add_targets

    既存のターゲットをグループに追加します。各ターゲットは、名前と値のペアtarget_name:target_typeで指定します。このオプションは、標準モードで複数回指定できます。

  • is_propagating

    グループに対する権限をメンバー・ターゲットに伝播するかどうかを示すフラグ。デフォルトはfalseです。

この例では、db_groupという名前のデータベースのみのグループを作成します。このグループは、2つのOracleデータベースemp_recpayrollで構成されています。

emcli create_group 
      -name=db_group
      -add_targets="emp_rec:oracle_database"
      -add_targets="payroll:oracle_database"

5.4.94 create_inst_media_profile

グループの名前とメンバーを定義します。グループの作成後、Enterprise Manager Cloud Controlコンソールからグループを編集し、グループ・メンバーに表示するサマリー・メトリックを構成できます。

標準モード

emcli create_inst_media_profile 
       -name="profile_name" 
       -host="host_target" 
       -version="media_version" 
       -platform="media_platform" 
       [-description="profile_description"] 
       [-host_cred="Oracle_home_owner_credentials"] 
       -files= 
             WebLogic:WLSFile1; 
             SOA:SOAFile1,SOAFile2; 
             OSB:OSBFile; 
             RCU:RCUFile; 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    作成するプロファイルの名前。

  • host

    すべてのインストール・ファイルが格納されているホスト・ターゲットの名前。

  • version

    インストール・メディアのバージョン。

  • platform

    インストール・メディアの対象プラットフォーム。

  • description

    作成するプロファイルの説明。

  • host_cred

    ファイルへのアクセスに使用される名前付き資格証明。書式は次のとおりです。

    CREDENTIAL_NAME:CREDENTIAL_OWNER. 
    

    名前付き資格証明を提供しない場合、Oracleホーム・ターゲットのホスト優先資格証明が使用されます。

  • files

    ソフトウェア・ライブラリにアップロードされるファイルのリスト。許可される製品は、WebLogic、SOA、OSBおよびRCUです。WebLogicに対するアップロードは任意です。書式は次のとおりです。

    PRODUCT1:FILE1,FILE2;PRODUCT2:FILE3,FILE4

例1

この例では、指定したホストの指定した場所からWebLogic Serverのインストール・メディア・ファイルをソフトウェア・ライブラリにアップロードします。優先資格証明は、ファイルへのアクセスに使用されます。

emcli create_inst_media_profile 
      -name="WebLogic1036Installer" 
      -host="myhost.mycompany.com" 
      -description="WebLogic Server 10.3.6.0 installer" 
      -version="10.3.6.0" 
      -platform="Generic" 
      -files="WebLogic:/u01/media/weblogic/wls1036_generic.jar" 

例2

この例では、指定したホストの指定した場所からSOAおよびWebLogic Serverのインストール・メディア・ファイルをソフトウェア・ライブラリにアップロードします。提供された名前付き資格証明はファイルへのアクセスに使用されます。

emcli create_inst_media_profile 
      -name="SOA+WLSInstaller" 
      -host="myhost.mycompany.com" 
      -description="SOA 11.1.1.7.0 and WebLogic Server 10.3.6.0 installer" 
      -version="11.1.1.7.0" 
      -platform="Generic" 
      -host_cred="MY_HOST_CRED:SYSMAN"
      -files="WebLogic:/u01/media/weblogic/
       wls1036_generic.jar;SOA:/u01/media/soa/soa1.zip,/u01/media/soa/soa2.zip" 

5.4.95 create_jeeappcom

ソフトウェア・ライブラリ内にJava EEアプリケーション・コンポーネントを作成します。作成に成功すると、エンティティのリビジョンがソフトウェア・ライブラリの指定したフォルダに表示されます。

このエントリは、まだアップロードされていない状態です。Verbのupload_jeeappcomp_fileを使用して、このエントリをソフトウェア・ライブラリにアップロードしてください。

書式

emcli create_jeeappcomp 
        -name="entity_name" 
        -folder_id="folder_id" 
        [-desc="entity_desc"] 
        [-attr="<attr name>:<attr value>"] 
        [-prop="<prop name>:<prop value>"] 
        [-secret_prop="<secret prop name>:<secret prop value>"] 
        [-note="note text"] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    エンティティの名前。

  • folder_id

    エンティティが作成されるフォルダのID。ソフトウェア・ライブラリ・ホームページには、フォルダとエンティティの識別子が、内部IDと呼ばれるカスタム列として表示されます。デフォルトでは、この列は表示されていません。

  • desc

    エンティティの簡単な説明。新しい説明はすべての既存のリビジョンで表示できます。

  • attr

    エンティティの属性を指定するための名前:値のペア。attr_name:attr_valueとして表されます。複数の属性に値を指定するには、-attrオプションを繰り返し指定します。

  • prop

    エンティティの構成プロパティを指定するための名前:値のペア。prop_name:prop_valueとして表されます。複数のプロパティに値を指定するには、このオプションを繰り返し指定します。

  • secret_prop

    構成プロパティとそのシークレット値を指定するための名前:値のペア。シークレット値はコマンドラインで指定しないでください。かわりに、プロパティ名を入力して、[Enter]キーを押します。入力を要求されたら、シークレット値を入力します。

  • note

    エンティティに対して行った変更や、追跡したい変更履歴など、エンティティに関連する情報。

例1

folder_idによって識別されるフォルダ内に、myJeeAppCompと呼ばれるJava EEアプリケーション・コンポーネントを作成します。フォルダIDを検索するには、ソフトウェア・ライブラリのホームページで使用可能な、内部IDと呼ばれるカスタム列を使用します。この列はデフォルトでは表示されていないことに注意してください。

emcli create_jeeappcomp 
      -name="myJeeAppComp"
       folder_  id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:cat:B13B3B7B086458CFE040E80A19AA560C"  
+E34

例2

エンティティに関する簡単な説明を使用して、folder_idによって識別されるフォルダ内に、myJeeAppCompという名前のエンティティを作成します。PRODUCT、PRODUCT_VERSIONおよびVENDORなどのエンティティの属性が指定されています。DEFAULT_HOMEという構成プロパティの値が指定されています。エンティティに関連する情報を含むメモが含まれています。

新しく作成されたエンティティ・リビジョンの識別子が標準出力で印刷されます。

emcli upload_jeeappcomp_file
emcli create_jeeappcomp 
        -name="myJeeAppComp"
folder_id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:cat:B13B3B7B086458CFE040E80A19AA560C"  
        -desc="myJeeAppComp description" 
        -attr="PRODUCT:JEEApp" 
        -attr="PRODUCT_VERSION:3.0" 
        -attr="VENDOR:Vendor" 
        -prop="DEFAULT_HOME:/u01/myJeeAppComp3/" 
        -note="myJeeAppComp for test servers" 

5.4.96 create_job

ジョブを作成してスケジュールします。このVerbはマルチタスク・ジョブをサポートしています。

注意:

EM CLIでは、create_job Verbで-input_fileにtargetTypeプロパティを設定することによって、OSのスクリプト・ジョブをデータベース・ターゲットに実行できます。たとえば、次のようにします。

targetType=oracle_database

他のターゲット・タイプも同様に設定できます。

EM CLIは、次のジョブ・タイプをサポートしています。

ASMSQLScript
ASSOCIATE_CS_FA
ASSOCIATE_DOMAIN_FA
AssociateClusterASM
BlockAgent
CoherenceCacheAddition
CoherenceNodesRefresh
Config Log Archive Locations
DbMachineDashboard
DiscoverPDBEntities
FusionMiddlewareProcessControl
GlassFishProcessControl
InstallKernelModuleJob
Log Rotation
OSCommand
OpatchPatchUpdate_PA
RMANScript
RefreshFromEMStore
RefreshFromMetalink
RefreshFusionInstance
SOABulkRecovery
SQLScript
ShutdownDB
StartDepartedCohNodes
StartDepartedCohStoreNodes
StartFusionInstance
StartupDB
StatspackPurge
StopFusionInstance
Upgrade Exalogic Systems
WebLogic Domain Discover
WebLogic Domain Refresh
WLSTScript

注意:

すべてのジョブ・タイプがすべてのターゲット・タイプをサポートしているわけではありません。describe_job_typeを使用すると特定のジョブ・タイプでどのターゲット・タイプがサポートされているか判断できます。

書式

emcli create_job
   -input_file=property_file:"filename"
   [-name="job_name"]
   [-type="job_type"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    ジョブ名。

  • job_type

    ジョブ・タイプの名前。describe_job_type Verbを使用すると、ジョブ・タイプのテンプレート・プロパティ・ファイルを取得できます。

  • input_file

    ファイル名を指定して、ジョブを作成してスケジュールするためのプロパティをロードします。プロパティ・ファイルを読み取るために、EM CLIクライアントにアクセスできる必要があります。同じジョブ・タイプの別のジョブを使用して、EM CLI Verbのdescribe_jobでプロパティ・ファイルを生成することもできます。

    input_fileオプションの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

この例では、/tmp/myjob1_prop.txtにあるプロパティ・ファイルを使用して、ジョブ・タイプがMyJobType1で、MYJOB1という名前のジョブを作成してスケジュールします。

emcli create_job -name=MYJOB1 -job_type=MyJobType1 -input_file="property_file:/tmp/myjob1_prop.txt"

5.4.97 create_job_from_library

ライブラリ・ジョブをテンプレートとして使用して、ジョブを作成します。このVerbはマルチタスク・ジョブをサポートしています。

書式

emcli create_job_from_library
    -lib_job_name="library_job_name"
    -name="new_job_name"
   [-owner="library_job_owner"]
   [-input_file=property_file:"filename"]
   [-appendtargets]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • lib_job_name

    テンプレートとして使用するライブラリ・ジョブ。

  • owner

    ジョブの所有者。このオプションを指定しないと、デフォルトのジョブ所有者はログインしているEnterprise Manager管理者になります。

  • name

    作成する新しいジョブの名前。名前はプロパティ・ファイル内に指定することもできます。名前を指定しない場合、名前はライブラリ・ジョブの名前から生成されます。

  • input_file

    filenameを提供して、ジョブを作成するプロパティをロードできます。

    プロパティ・ファイルを指定すると、プロパティ・ファイル内の値は上書きされるか、ライブラリ・ジョブ内の既存の値に付加されます。プロパティ・ファイルを指定しない場合、ライブラリ・ジョブは未変更で発行されます。

    input_fileオプションの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • appendtargets

    プロパティ・ファイルのターゲットをライブラリ・ジョブの既存のターゲットに付加します。これ以外の場合、プロパティ・ファイルにターゲットが指定されている場合、ライブラリ・ジョブのターゲットは上書きされます。

例1

この例では、ライブラリ・ジョブMYLIBJOB1に基づいてMYJOBという名前のジョブを作成します。

emcli create_job_from_library -lib_job_name=MYLIBJOB1 -name=MyJob

例2

この例では、ライブラリ・ジョブMYLIBJOB1に基づいてMYJOB2という名前のジョブを作成します。/tmp/myjob1_prop.txtのプロパティは、ライブラリ・ジョブの設定を上書きします。

emcli create_job_from_library -lib_job_name=MYLIBJOB1 -name=MyJob2 -input_file=property_file:/tmp/myjob1_prop.txt

5.4.98 create_library_job

ライブラリ・ジョブを作成します。このVerbはマルチタスク・ジョブをサポートしています。

書式

emcli create_library_job
   [-name="job_name"]
   [-type="job_type"]
    -input_file=property_file:"filename"

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    ジョブ名。

  • type

    ジョブ・タイプの名前。describe_job_type Verbを使用すると、ジョブ・タイプのテンプレート・プロパティ・ファイルを取得できます。

  • input_file

    ファイル名を指定して、ライブラリ・ジョブを作成するためのプロパティをロードします。プロパティ・ファイルを読み取るために、EM CLIクライアントにアクセスできる必要があります。同じジョブ・タイプの別のライブラリ・ジョブを使用して、EM CLI Verbのdescribe_library_jobでプロパティ・ファイルを生成することもできます。

    input_fileオプションの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

この例では、/tmp/myjob1_prop.txtにあるプロパティ・ファイルを使用して、ジョブ・タイプがMyJobType1で、MYLIBJOB1という名前のライブラリ・ジョブを作成します。

emcli create_library_job -name=MYLIBJOB1 -job_type=MyJobType1 
-input_file="property_file:/tmp/myjob1_prop.txt"

5.4.99 create_mw_profile

指定したアーカイブおよびプロパティを使用して、Oracle以外のミドルウェア・プロビジョニング・プロファイルを作成します。

Oracle以外のミドルウェアには、Apache TomcatやJBossなどがあります。

Oracleミドルウェア・プロビジョニング・プロファイルについては、その他のVerb (create_fmw_domain_profileやcreate_fmw_home_profileなど)を参照してください。

書式

emcli create_mw_profile 
      -input_file=propertiesXml:"Properties XML" 
      -host="Host Target Name" 
      [-host_cred="Host Credentials"] 
      [-location="Software Library Location"] 
      [-input_file=parameters:"Provisioning Options"] 
      -files= 
         Archive1, 
         Archive2, 
         Script1, 
         Script2 

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • input_file

    プロファイルの特性を記述したXMLファイル。これには、プロファイルからプロビジョニングするために実行できるコマンドのリストも含まれます。

  • host

    アーカイブおよび(必要な場合は)プロビジョニング中に必要とされる任意のスクリプトを含むすべてのファイルが格納されるホスト・ターゲットの名前。

  • host_cred

    参照ホストへのアクセスに使用される名前付き資格証明。このオプションは必須ではありません。資格証明オプションを渡すには、次の形式で名前:値のペアを入力します。

    credential_name:credential_owner
    

    各要素の意味は次のとおりです。

    credential_nameは、名前付き資格証明の名前です。

    credential_ownerは、管理サーバー・ホストのOracleホーム所有者の資格証明です。

    名前付き資格証明を指定しない場合、ホスト・ターゲットの優先ホスト資格証明が使用されます。

  • location

    プロファイルのソフトウェア・ライブラリの場所。このオプションは必須ではありません。デフォルトは、Middleware Provisioning/Generic Profilesです。

  • input_file:properties

    プロファイル・プロパティにリストされたコマンドによって必要とされるすべてのパラメータの値をリストしたプロパティ・ファイル。これは、プロビジョニング中にも同じものを指定できるオプション・パラメータです。

  • files

    ソフトウェア・ライブラリにアップロードする必要のあるファイルのリスト。これらのファイルは、file1,file2という書式で渡されます。このプロファイルからプロビジョニングするために必要なすべてのファイルを指定する必要があります。

次の例では、ホストmyhost.example.comからソフトウェア・ライブラリにアーカイブとプロビジョニング・スクリプトをアップロードします。プロファイルは、指定した名前付き資格証明を使用して作成されます。

emcli create_mw_profile 
      -input_file=propertiesXml:"/u11/myprofile/properties.xml" 
      -host="myhost.mycompany.com" 
      -host_cred="MY_HOST_CRED:SYSMAN" 
      -location="My Stuff/Profiles/Middleware" 
      -files="/u11/myprofile/binaries.zip,/u11/myprofile/
 configuration.zip,/u11/myprofile/cloneBinaries.sh,/u11/myprofile/cloneConfig.sh" 

5.4.100 create_named_credential

名前付き資格証明を作成します。コマンドラインの引数または入力プロパティ・ファイルを使用すると、入力パラメータを指定できます。パスワードとパラメータ値のためのinput_fileタグもサポートしています。

標準モード

 emcli create_named_credential         -cred_name=<name>        -auth_target_type=<authenticating_target_type>        -cred_type=<credential_type>        -cred_scope=<credential_scope>        -cred_desc=<credential_description>        -target_name=<target_name>        -target_type=<target_type>        -test         -test_target_name=<test_target_name>        -test_target_type=<test_target_type>        -input_file=<tag:value>        -input_bfile=<tag:value>        -properties_file=<filename>        -attributes=<p1:v1;p2:v2;...>

インタラクティブまたはスクリプト・モード

 create_named_credential         (cred_name=<name>        ,auth_target_type=<authenticating_target_type>        ,cred_type=<credential_type>        ,cred_scope=<credential_scope>        ,cred_desc=<credential_description>        ,target_name=<target_name>        ,target_type=<target_type>        ,test         ,test_target_name=<test_target_name>        ,test_target_type=<test_target_type>        ,input_file=<tag:value>        ,input_bfile=<tag:value>        ,properties_file=<filename>        ,attributes=<p1:v1;p2:v2;...>)

オプション

  • cred_name

    MyBackUpCredsなどの資格証明の名前。properties_fileを使用しない場合、これが必要です。

  • auth_target_type

    認証ターゲット・タイプ(ホストなど)。properties_fileを使用しない場合、これが必要です。

  • cred_type

    資格証明のタイプ。properties_fileを使用しない場合、これが必要です。

  • cred_scope

    使用可能な値は、global|instanceです。デフォルトはglobalです。

  • cred_desc

    資格証明の説明。

  • target_name

    cred_scopeがインスタンスである場合、必要です。

  • target_type

    cred_scopeがインスタンスである場合、必要です。

  • test

    これを使用して、資格証明を保存する前にテストします。

  • test_target_name

    これを使用して、ターゲット名を指定しグローバル資格証明をテストします。cred_scopeがglobalで、testパラメータを使用する場合、必要です。

  • test_target_type

    これを使用して、ターゲット・タイプを指定しグローバル資格証明をテストします。cred_scopeがglobalで、testパラメータを使用する場合、必要です。

  • input_file

    これを使用して、ファイルから機密プロパティ値を指定します。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • input_bfile

    これを使用して、ファイルからバイナリ・プロパティ値を指定します。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • properties_file

    これを使用して、ファイルのすべてのパラメータを渡します。コマンドラインで指定した値が優先されます。

  • attributes

    次のように資格証明列を指定します。

    colname:colvalue;colname:colvalue
    

    -separator=attributes=<newvalue>を使用すると、セパレータ値を変更でき、-subseparator=attributes=<newvalue>を使用すると、サブセパレータ値を変更できます。

    separatorパラメータとsubseperatorパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

例1

この例では、ユーザー名がfooでパスワードがbarである、HostCredsという名前の資格証明を作成します。

emcli create_named_credential
        -cred_name=NC1
        -auth_target_type=host
        -cred_type=HostCreds
        -attributes="HostUserName:foo;HostPassword:bar"

例2

この例では、ユーザー名がfoo、パスワードがbar、権限委任タイプがSUDOおよびRUNASユーザー・ルートの権限委任資格証明を作成します。

emcli create_named_credential 
        -cred_name=NC1 
        -auth_target_type=host 
        -cred_type=HostCreds
        -attributes="HostUserName:foo;HostPassword:bar;PDPTYPE:SUDO;RUNAS:root"

powerbroker属性を使用するには、次のようにします。

-attributes="HostUserName:foo;HostPassword:bar;PDPTYPE:POWERBROKER;RUNAS:root;
PROFILE:EMGC

5.4.101 create_operation_plan

Oracle Site Guard操作の操作計画を作成します。

書式

emcli create_operation_plan
        -primary_system_name="name_of_primary_system"
        -standby_system_name="name_of_standby_system"
        -system_name="name_of_system"
        -operation="name_of_operation"
        -name="name_of_operation_plan"
        -role="role_associated_with_system"

オプション

  • primary_system_name

    プライマリ・サイトに関連付けられるシステムの名前。このパラメータは、スイッチオーバーまたはフェイルオーバー操作の場合に入力します。

  • standby_system_name

    スタンバイ・サイトに関連付けられるシステムの名前。このパラメータは、スイッチオーバーまたはフェイルオーバー操作の場合に入力します。

  • system_name

    システムの名前。このパラメータは、起動または停止操作の場合に入力します。

  • operation

    操作の機能。例: スイッチオーバー、フェイルオーバー、起動または停止。

  • name

    操作計画の名前。

  • role

    操作(起動または停止)を実行するときに、システムに関連付けられるロール。

例1

emcli create_operation_plan
      -primary_system_name="BISystem1"
      -standby_system_name="BISystem2"
      -operation="switchover"
      -name="BISystem1-switchover-plan"

例2

emcli create_operation_plan
      -system_name="austin"
      -operation="start"
      -name="BISystem1-start-plan"
      -role="Primary"

5.4.102 create_organizational_entity

組織エンティティを作成します。これは、部門またはライン・オブ・ビジネスです。部門は、通常、組織内で特定の職責に該当する部署です。ライン・オブ・ビジネス(LOB)は、通常、企業が提供する製品またはサービスを表します。

組織エンティティを作成する際に、コスト・センターも作成できます。コスト・センターとは、組織内でコストを収集および報告できる最小の単位です。

標準モード

emcli create_organizational_entity
      -entity_name="entity name"
      -entity_type="entity type"
      [-parent_entity_name="parent entity name"]
      [-tenant_name="tenant name"]
      [-cost_centers="cost centers"[;"cost centers"...]]
      [-separator=argument_name="separator_value"])

[ ]  indicates that the parameter is optional.

インタラクティブまたはスクリプト・モード

create_organizational_entity
      (entity_name="entity name"
      ,entity_type="department|lob"
      [,parent_entity_name="parent entity name"]
      [,tenant_name="tenant name"]
      [,cost_centers="cost centers"[;"cost centers"...]]
      [,separator=argument_name="separator_value"])

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • entity_name

    作成する組織エンティティの名前。

  • entity_type

    作成するエンティティのタイプ。値は、departmentまたはlobです。

  • parent_entity_name

    作成する組織エンティティの親を指定します。親は、あらかじめ存在している必要があり、作成するタイプにかかわらず、部門またはLOBを使用できます。デフォルトは親なしです。

  • tenant_name

    作成される組織エンティティが属するテナントの名前を指定します。デフォルトは、ログインしているユーザーのテナントです。

  • cost_centers

    作成して作成対象の組織エンティティに関連付ける1つ以上のコスト・センターを指定します。デフォルトはコスト・センターなしです。create_cost_centers Verbを使用してコスト・センターを作成し、それらを個別に関連付けることができます。

  • separator

    複数値の入力引数用のセパレータであるセミコロン(;)を上書きします。separatorまたはsubseparatorの上書きの詳細は、セパレータおよびサブセパレータの上書きを参照してください。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

例1

次の例では、C1、C2、C3という3つのコスト・センターを持つfinanceという名前の部門を作成します。

emcli create_organizational_entity
      -entity_name="finance"
      -entity_type="department"
      -cost_centers="c1;c2;c3"

例2

次の例では、C1、C2、C3という3つのコスト・センターを持つfinanceという名前の部門を作成します(セパレータはカンマ(,)に変更されます)。

emcli create_organizational_entity
      -entity_name="finance"
      -entity_type="department"
      -cost_centers="c1,c2,c3"
      -separator=cost_centers=","

5.4.103 create_paas_zone

PaaSインフラストラクチャ・ゾーンを作成します。

書式

emcli create_paas_zone
       -name="<PaaS Zone name>"
       -credential="<global named credential>"
       [-hosts="<Host1,Host2,Host3...>"]
       [-ovm_zones="<OVMZone1,OVMZone2,OVMZone3...>"]
       [-roles="<ssaRole1,ssaRole2,..>"]
       [-description="<PaaS Zone description>"]
       [-cpu_utilization="<value between 1 and 100>"]
       [-memory_utilization="<value between 1 and 100>"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • name

    作成するPaaSインフラストラクチャ・ゾーンの名前。

  • credential

    このPaaSインフラストラクチャ・ゾーンでプロビジョニングに使用するグローバル名前付き資格証明。資格証明はすべてのホストで同じである必要があります。クラウド管理者は、所有している名前付き証明書のみ使用できます。

  • hosts

    このPaaSインフラストラクチャ・ゾーンのメンバーとして追加するホスト・ターゲットのカンマ区切りのリスト。

  • ovm_zones

    このPaaSインフラストラクチャ・ゾーンのメンバーとして追加するOracle仮想マシン(OVM)ゾーン・ターゲットのカンマ区切りのリスト。作成するPaaSインフラストラクチャ・ゾーンには、最低1つのホストまたはOVMゾーン・ターゲットを追加する必要があります。

  • roles

    このPaaSインフラストラクチャ・ゾーンにアクセスできるSSAロールのカンマ区切りのリスト。PaaSインフラストラクチャ・ゾーンは、ロールを使用することで、限定されたユーザーに対して使用可能にできます。SSAロールは、このEM CLIコマンドを実行する前にすでに作成されている必要があります。

  • description

    PaaSインフラストラクチャ・ゾーンの説明。

  • cpu_utilization

    配置ポリシー制約を使用すると、クラウド管理者がPaaSインフラストラクチャ・ゾーンのすべてのホストの上限値を設定できます。この制限は、PaaSインフラストラクチャ・ゾーン内のホスト・メンバーが消費するリソースの最大量を制限します。たとえば、本番PaaSインフラストラクチャ・ゾーンでは、CPUの使用率を80%に制限し、開発用PaaSインフラストラクチャ・ゾーンでは使用率を最大95%に制限できます。サービス・インスタンスは、配置制約を満たす1番目のホストにプロビジョニングされます。入力する値は、1から100の間である必要があります。指定しない場合は、デフォルト値の80%が使用されます。

  • memory_utilization

    PaaSインフラストラクチャ・ゾーンで使用されるメモリーの割合を制限する配置ポリシー制約。入力する値は、1から100の間である必要があります。指定しない場合は、デフォルト値の80%が使用されます。

この例では、My PaaS Zoneという名前のPaasインフラストラクチャ・ゾーンを作成します。

emcli create_paas_zone
       -name="My PaaS Zone"
       -credential="ZoneNamedCredentials"
       -hosts="host1.mycompany.com, host2.mycompany.com"
       -roles="SSA_USER_ROLE"
       -description="This is a test PaaS Zone"
       -cpu_utilization="85"
       -memory_utilization="75"

5.4.104 create_partition_profile

書式

emcli create_partition_profile
-name="Profile Name" 
-ref_target="Reference Target Name" 
-partition_name="Partition Name" 
[-oh_cred="Oracle Home Owner Credentials"]
 [-wls_cred="WebLogic Administrator Credentials"]
 [-schedule=start_time:yyyy/MM/dd HH:mm;
 [tz:{java timezone ID}];
 [grace_period:xxx]; ]
 [-workDir="Working Directory Location"]

[]は、オプションのパラメータであることを示します。

オプション

  • name

    WebLogicドメイン・パーティション・プロファイルの名前。

  • ref_target

    パーティションのエクスポート元になる参照WebLogicドメイン・ターゲットの名前。

  • partition_name

    プロファイルの作成元になるパーティションの名前。

  • oh_cred

    参照ホストへのアクセスに使用される名前付き資格証明。これはオプションのパラメータです。資格証明パラメータを渡すには、次の形式で名前:値のペアを入力します。

    credential_name:credential_owner

    Credential_nameは、名前付き資格証明の名前です。

    Credential_ownerは、管理サーバー・ホストのOracleホーム所有者の資格証明です。

    注意:

    すべての操作は、管理サーバー・ホストで実行されます。

    名前付き資格証明が指定されていない場合は、Oracleホーム・ターゲットの優先ホスト資格証明が使用されます。

  • wls_cred

    管理サーバーへのアクセスに使用される名前付き資格証明。

    これはオプションのパラメータです。資格証明パラメータを渡すには、次の形式で名前:値のペアを入力します。

    credential_name:credential_owner

    Credential_nameは、名前付き資格証明の名前です。

    Credential_ownerは、WebLogicドメインの管理者の資格証明です。

    注意:

    名前付き資格証明が指定されていない場合は、ドメイン・ターゲットの優先管理者資格証明が使用されます。

  • schedule

    デプロイメント・プロシージャを実行するタイミングを指定します。値を入力しない場合、デフォルトで、プロシージャは即座に実行されます。プロシージャをスケジュールするには、次の項目を指定します。

    • start_time: プロシージャの開始時間。

    • tz: タイムゾーンID。

    • grace_period: 猶予期間(分)。

  • workDir

    使用する作業ディレクトリを指定します。これはオプションのパラメータです

例5-1 例

WebLogicドメインのパーティション・プロファイルは、指定したスケジュールで、ドメインbase_domainからHRPartitionを使用してHRPartitionProfileという名前で作成されます。

資格証明が指定されていないため、優先資格証明が使用されます。

emcli create_fmw_domain_profile 
-name="HRPartitionProfile" 
-ref_target="/Farm01_base_domain/base_domain" 
-partition_name="HRPartition" 
-description="A partition profile for human resources" 
-schedule="start_time:2016/6/21 21:23;tz:America/New_York;grace_period:60" 
-workDir="/u01/mytemp"

5.4.105 create_patch_plan

指定した名前の新規パッチ計画、およびパッチとターゲットのマップを作成します。

書式

emcli create_patch_plan
        -name="name"
        -input_file=data:"file_path" 
        [-impact_other_targets="add_all | add_original_only | cancel"] 
        [-problems_assoc_patches="ignore_all_warnings | cancel"] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    設定の名前。

  • input_file

    新規パッチ計画を作成する入力データ。名前と値のペアのプロパティでデータを指定する必要があります。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • impact_other_targets

    パッチを計画に追加しているときに、他のターゲットが影響を受ける場合のアクション。このオプションで使用可能な値は、次のとおりです。

    add_all: 影響を受けるすべてのターゲットを計画に追加します。add_original_only: 元のターゲットのみを計画に追加します。cancel: 計画の作成を取り消します。

  • problems_assoc_patches

    パッチをターゲットに関連付ける際に問題が発生した場合のアクション。このオプションで使用可能な値は、次のとおりです。

    ignore_all_warnings: すべての警告を無視します。cancel: 計画の作成を取り消します。

emcli create_patch_plan -name="plan_name" -input_file=data:"/tmp/patchplan.props"
emcli create_patch_plan -name="plan name" -input_file=data:"/tmp/patchplan.props" -impact_other_targets="add_all" 

次のサンプル入力ファイルを使用すると、2つのパッチを含むパッチ計画を作成できます。

patch.0.patch_id=4518443
         patch.0.release_id=80102010
         patch.0.platform_id=226
         patch.0.language_id=0
         patch.0.target_name=orclws
         patch.0.target_type=oracle_database
         patch.1.patch_id=4424952
         patch.1.release_id=80102030
         patch.1.platform_id=46
         patch.1.language_id=0
         patch.1.target_name=arac
         patch.1.target_type=rac_database

5.4.106 create_pool

ソフトウェア・プールを作成します。

書式

emcli create_pool
       -name="<software pool name>"
       -target_type="<software pool target type>"
       -paas_zone="<Paas Infrastructure Zone of software pool>"
       -members="<Member1, Member2...>"
       [-description="<software pool description>"]
       [-placement_constraints="<constraint1=value1, constraint2=value2...>"]
       [-member_constraints="<constraint1=value1, constraint2=value2>"]
       [-properties="<property1=value1, property2=value2>"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • name

    作成するソフトウェア・プールの名前。

  • target_type

    ミドルウェア・プールの場合はmwaas_zone、データベース・プールの場合はoracle_cloud_zone、スキーマ・プールの場合はschaas_poolなど、作成するソフトウェア・プールのターゲット・タイプ。

  • paas_zone

    ソフトウェア・プールを作成するPaaSインフラストラクチャ・ゾーンの名前。

  • members

    ソフトウェア・プールのメンバーとして追加するターゲットのカンマ区切りのリスト。追加するターゲットは、指定したメンバー制約を満たしている必要があります。

  • description

    ソフトウェア・プールの説明。

  • placement_constraints

    セルフ・サービス管理者がリソース使用率の上限を設定できるようにする配置制約のカンマ区切りのキー値ペア。これにより、リソース使用量の観点からソフトウェア・プールのメンバーを保護できます。たとえば、本番ソフトウェア・プールにより厳密な制約を課す一方で、開発用ソフトウェア・プールにはより寛大な制約を課すといったことが可能です。

  • member_constraints

    ソフトウェア・プールへのメンバー・ターゲットの追加を設定基準で制限するカンマ区切りのキー値ペア。emcli get_pool_allowed_member_constraints -target_type=<Target type>を実行し、プール・ターゲット・タイプの許可されている可能なメンバー制約のリストを取得します。

  • properties

    プール・ターゲット・タイプに基づいて指定する必要がある追加のプロパティ用のカンマ区切りのキー値ペア。

次の例では、My Poolソフトウェア・プールを作成します。

emcli create_pool
       -name="My Pool"
       -target_type="mwaas_zone"
       -paas_zone="My PaaS Zone"
       -members="MyMember"
       -description="This is a test Pool"
       -placement_constraints="MAX_INSTANCES=20"
       -member_constraints="VERSION=10.3.5.0"

5.4.107 create_pluggable_database

プラガブル・データベースを作成します。

書式

emcli create_pluggable_database
		 -cdbTargetName="Specify the CDB target name for creating new PDB"
		 -cdbTargetType="Specify the CDB target type - oracle_database, rac_database"
		 -cdbHostCreds="Specify the host credentials on which the CDB target is located. (owner:name)"
		 [-cdbTargetCreds="Specify the credentials of container database on which the new PDB will be created. (owner:name)"]
		 -pdbName="Specify a name for the new PDB"
		 -sourceType="Type of pdb to be created - DEFAULT, UNPLUGGED_PDB, CLONE, PROFILE"
		 [-sourcefromSWLIB="If -sourceType is 'UNPLUGGED_PDB', specify if the dump location is SWLIB or not."]
		 [-pdbTemplateInSWLIB="If -sourceFromSWLIB, specify the URN of pdb template component in SWLIB."]
		 [-sourcePDBTempStagingLocation="Specify fully qualified location for staging temporary files. If not specified it will be defaulted to to "C:\Temp" in case of Windows and "\tmp" otherwise."]
		 [-unpluggedPDBType="If -sourceType is 'UNPLUGGED_PDB', specify pdb dump type - ARCHIVE, RMAN, XML."]
		 [-sourcePDBArchiveLocation="If -unpluggedPDBType=ARCHIVE, this is fully qualified archive location"]
		 [-sourcePDBMetadataFile="If -unpluggedPDBType=RMAN or XML, this is fully qualified path of the source PDB metadata file"]
		 [-sourcePDBDataBackup="If -unpluggedPDBType=RMAN, this is fully qualified path of the source PDB datafile"]
		 [-moveDatafiles="If -unpluggedPDBType=XML, this will move the source PDB datafiles to the destination"]
		 [-excludeStandbys="If -unpluggedPDBType=XML and if 'moveDatafiles' is specified, this will exclude the new PDB from standby CDBs"]
		 [-sourcePDBName="If -sourceType is 'CLONE', specify the name of an existing PDB which is a valid em target"]
		 [-sourceCDBCreds="If -sourceType is 'CLONE', specify the credentials of container database on which the -sourcePDBName is present. (owner:name)"]
		 [-pdbAdminCreds="Name of pdb credentials with admin role. (owner:name)"]
		 [-useOMF="Specifies that the datafiles can be stored in OMF location"]
		 [-sameAsSource="Specifies that the datafiles of new PDB can be stored in the same location as that of source CDB"]
		 [-newPDBFileLocation="Specify the storage location for datafiles of the created PDB."]
		 [-createAsClone="If -sourceType is 'UNPLUGGED_PDB' and if 'createAsClone' is specified, the PDB will be created as clone."]
		 [-lockAllUsers="If -sourceType is 'UNPLUGGED_PDB' and if 'lockAllUsers' is specified, all PDB users of the new PDB will be locked."]
		 [-noUserTablespace="Specifies that the new DEFAULT PDB will not be created with USERS tablespace."]
		 [-useSnapClone="If -sourceType is 'CLONE', specify if Snap Clone should be used for cloning"]
		 [-sourceCDBHostCreds="If -sourceType is 'CLONE' and -useSnapClone is specified, this is the host credentials for the source container database. (owner:name)"]
		 [-mountPointPrefix="If -sourceType is 'CLONE' and -useSnapClone is specified, this is the mount point prefix for the clone volumes"]
		 [-writableSpace="If -sourceType is 'CLONE' and -useSnapClone is specified, this is the writable space in GB for the clone volumes"]
		 [-saveProfile="If -sourceType is 'CLONE' and -useSnapClone is specified, -saveProfile allows the created snapshot to be saved as profile"]
		 [-profileName="If -saveProfile is specified, -profileName is required"]
		 [-profileLocation="If -saveProfile is specified, -profileLocation is required"]
		 [-profileURN="If -sourceType is 'PROFILE', -profileURN is required"]
		 [-privHostCreds="If -sourceType is 'CLONE' and -useSnapClone is specified, this is the privileged host credentials to mount the volumes at the specified locations. (owner:name)"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • cdbTargetName

    プラガブル・データベースが作成されるターゲット・コンテナ・データベース。これはEnterprise Manager上の有効なターゲットである必要があります。

  • cdbTargetType

    ターゲット・コンテナ・データベースのタイプ。

  • cdbHostCreds

    ターゲット・コンテナ・データベースがあるホストの資格証明。これはEnterprise Managerに保存された資格証明の名前です。現在のユーザー以外のユーザーが所有する資格証明を指定するには、owner:nameという書式を使用します。

  • cdbTargetCreds

    新しいPDBが作成されるコンテナ・データベースの資格証明。これはEnterprise Managerに格納された資格証明の名前です。

  • pdbName

    作成されるプラガブル・データベース名。これは複数のプラガブル・データベースを作成する場合には接頭辞として機能し、シーケンス番号が後ろに付いてpdb名<pdbname>#が生成されます

  • numOfPdbs

    作成されるプラガブル・データベースの合計数。所定のコンテナ・データベースで許可される新しいプラガブル・データベースの最大数は252です。値を指定しない場合はデフォルト値の1になります。

  • sourceType

    作成されるプラガブル・データベースのタイプ。有効な値は次のとおりです。
    • DEFAULT: シード・プラガブル・データベースからプラガブル・データベースを作成します

    • UNPLUGGED_PDB: 切断されたデータベースの既存のダンプ(アーカイブ、RMANファイル・セットまたはXML)から、プラガブル・データベースを作成します

    • CLONE: 既存のプラガブル・データベースからプラガブル・データベースを作成します

    • PROFILE: 既存のPDBプロファイルからプラガブル・データベースを作成します

  • sourceFromSWLIB

    -sourceTypeに'UNPLUGGED_PDB'が指定され、ダンプがソフトウェア・ライブラリにある場合、このフラグを設定する必要があります。

  • pdbTemplateInSWLIB

    -sourceFromSWLIBの場合、ソフトウェア・ライブラリのpdbテンプレートの有効なURNを指定します。

  • sourcePDBTempStagingLocation

    一時ファイルをステージングするために完全修飾された場所を指定します。指定されない場合、デフォルトの場所はWindowsであれば"C:\Temp"、それ以外は"\tmp"です。ファイルは操作の後で削除されます。

  • unpluggedPDBType

    -sourceTypeをUNPLUGGED_PDBに指定し、ダンプがファイル・システムからである場合、これは、使用するダンプのタイプを指定します。有効な値は次のとおりです。
    • ARCHIVE: プラガブル・データベースを既存のPDBアーカイブから作成します

    • RMAN: プラガブル・データベースを既存のPDB RMANファイル・セットから作成します

    • XML: プラガブル・データベースをメタデータ・ファイルから作成します

  • sourcePDBArchiveLocation

    -unpluggedPDBTypeにARCHIVEが指定される場合、これはPDBアーカイブの完全修飾された場所です。

  • sourcePDBMetadataFile

    -unpluggedPDBTypeにRMANまたはXMLが指定される場合、これはメタデータ・ファイルの完全修飾された場所です。

  • sourcePDBDataBackup

    -unpluggedPDBTypeにRMANが指定される場合、これはデータファイル・バックアップの完全修飾された場所です。

  • moveDatafiles

    このパラメータが適用されるのは、パラメータ-unpluggedPDBTypeにXMLが指定される場合のみです。このオプションは、ソース・プラガブル・データベースのデータファイルを宛先のデータファイルの場所に移動するように指定します。

  • excludeStandbys

    このパラメータが適用されるのは、パラメータ-unpluggedPDBTypeにXMLが指定され、'moveDatafiles'が指示される場合のみです。このオプションは、新しいプラガブル・データベースをすべてのスタンバイ・コンテナ・データベースから除外します(STANDBYS=NONE)。

  • sourcePDBName

    -sourceTypeにCLONEが指定される場合、これには、新しいプラガブル・データベースのクローニング元のプラガブル・データベースの名前を指定します。これはEnterprise Managerの有効なターゲットである必要があります。

  • sourceCDBCreds

    -sourceTypeにCLONEが指定される場合、-sourcePDBNameが存在するコンテナ・データベースの資格証明を指定します。これはEnterprise Managerに格納された資格証明の名前です。

  • useOMF

    新しいプラガブル・データベースのデータファイルの宛先は、OMFの場所になります。これはソースCDBがOMFである場合のみ有効です。

  • sameAsSource

    新しいプラガブル・データベースのデータファイルの宛先は、CDBと同じになります。複数のPDBを作成する場合、このオプションは無効です。

  • newPDBFileLocation

    新しいプラガブル・データベースのデータファイルの宛先。

  • pdbAdminCreds

    新しいプラガブル・データベースの管理資格証明。新しいプラガブル・データベースのソースがDEFAULTの場合、これは必須パラメータです。他のオプションの場合は、オプションです。

  • createAsClone

    -sourcePDBTypeが'UNPLUGGED_PDB'に指定され、複数のプラガブル・データベースの作成時にデフォルトで使用される場合、このフラグは、新しいプラガブル・データベースをクローンとして作成するかどうかを指定します。

  • lockAllUsers

    このフラグは、-sourcePDBTypeが'UNPLUGGED_PDB'の場合にすべてのユーザーがロックされるかどうかを指定します。

  • noUserTablespace

    このフラグは、新規DEFAULT PDBをUSER表領域なしで作成するかどうかを指定します。これは、-sourceTypeがDEFAULTの場合のみ適用されます。

  • useSnapClone

    このフラグは、スナップ・クローンがPDBのクローニングに使用できるかどうかを指定します。これは-sourceTypeがCLONEの場合にのみ適用されます。

  • sourceCDBHostCreds

    これはソース・コンテナ・データベースのストレージ情報を取得するためのホスト資格証明です。これは-sourceTypeがCLONEで-useSnapCloneが指定されている場合にのみ適用されます。

  • mountPointPrefix

    これはクローン・ボリュームのマウント・ポイント接頭辞です。これは-sourceTypeがCLONEで-useSnapCloneが指定されている場合にのみ適用されます。

  • writableSpace

    これはクローン・ボリュームの書込み可能領域(GB単位)です。これは-sourceTypeがCLONEで-useSnapCloneが指定されている場合にのみ適用されます。

  • saveProfile

    これにより、ソースPDBに作成されたスナップショットをプロファイルとして保存できます。これは-sourceTypeがCLONEで-useSnapCloneが指定されている場合にのみ適用されます。

  • profileName

    作成するプロファイルの名前を指定します。これは-saveProfileが指定される場合のみ適用されます。

  • profileLocation

    これにより、作成したプロファイルを保存するソフトウェア・ライブラリの場所を指定します。これは-saveProfileが指定される場合のみ適用されます。

  • profileURN

    これにより、PDBの作成元のプロファイルのURNを指定します。これは、-sourceTypeがPROFILEの場合のみ適用されます。

  • privHostCreds

    これは指定した場所でボリュームをマウントするための特権ホスト資格証明です。これは-sourceTypeがCLONEで-useSnapCloneが指定されている場合にのみ適用されます。

例1

emcli create_pluggable_database 
		 -cdbTargetName=database 
		 -cdbTargetType=oracle_database 
		 -pdbName=pdb -sourceType=UNPLUGGED_PDB 
		 -unpluggedPDBType=ARCHIVE
		 -sourcePDBArchiveLocation=/u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_2/assistants/dbca/templates/a.tar.gz 
		 -cdbHostCreds=HOST_CREDS 
		 -cdbTargetCreds=DBSNMP 
		 -newPDBFileLocation=/u01/app/oradata/pdb 
		 -pdbAdminCreds=pdb_creds 
		 -lockAllUsers

例2

emcli create_pluggable_database 
		 -cdbTargetName=database 
		 -cdbTargetType=oracle_database 
		 -pdbName=pdb -numOfPdbs=1 
		 -sourceType=CLONE 
		 -cdbHostCreds=SYSMAN:HOST_CREDS 
		 -cdbTargetCreds=SYSMAN:DBSNMP 
		 -sourcePDBName=source_pdb 
		 -sourceCDBCreds=CDB_SYS_CREDS 
		 -useSnapClone  
		 -srcCDBHostCreds=SYS 
		 -mountPointPrefix=/mount/point/prefix -writableSpace=1 
		 -sourcePDBTempStagingLocation=/tmp 
		 -privHostCreds=HOST_SUDO 
		 -saveProfile -profileName=PROFILENAME 
		 -profileLocation=MyProfiles

例3

emcli create_pluggable_database 
		 -cdbTargetName=database 
		 -cdbTargetType=oracle_database 
		 -pdbName=pdb -numOfPdbs=1 
		 -sourceType=PROFILE 
		 -cdbHostCreds=HOST_CREDS 
		 -cdbTargetCreds=DBSNMP 
		 -mountPointPrefix=/mount/point/prefix
		 -writableSpace=1 
		 -sourcePDBTempStagingLocation=/tmp 
		 -privHostCreds=HOST_SUDO -profileURN=oracle:defaultService:em:provisioning:1:PROFILE:URN:RANDOM:0.1

例4

emcli create_pluggable_database 
		 -cdbTargetName=database 
		 -cdbTargetType=oracle_database 
		 -pdbName=pdb -numOfPdbs=2 
		 -sourceType=UNPLUGGED_PDB -unpluggedPDBType=RMAN 
		 -sourcePDBMetadataFile=/u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_2/assistants/dbca/templates/a.xml 
		 -sourcePDBDataBackup=/u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_2/assistants/dbca/templates/a.dfb 
		 -cdbHostCreds=HOST_CREDS 
		 -cdbTargetCreds=DBSNMP 
		 -newPDBFileLocation=/u01/app/oradata/pdb 
		 -pdbAdminCreds=pdb_creds 
		 -createAsClone

例5

emcli create_pluggable_database 
		 -cdbTargetName=database 
		 -cdbTargetType=oracle_database 
		 -cdbHostCreds=HOST_CREDS 
		 -cdbTargetCreds=CDB_SYS_CREDS 
		 -pdbName=pdb 
		 -sourceType=CLONE 
		 -sourcePDBName=source_pdb
		 -sourceCDBCreds=CDB_SYS_CREDS 
		 -useSnapClone -srcCDBHostCreds=HOST_CREDS 
		 -mountPointPrefix=/oracle -writableSpace=1 
		 -sourcePDBTempStagingLocation=/tmp 
		 -privHostCreds=ROOT_CREDS

5.4.108 create_privilege_delegation_setting

権限委任設定テンプレートを作成し、後で適用します。1つ以上の設定を作成してapply_privilege_delegation_setting Verbを使用する必要があります。

標準モード

 emcli create_privilege_delegation_setting
         -setting_name="name"
         -setting_type="ttype"
         [-settings="setting"]
         [-separator=settings=";"]
         [-subseparator=settings=","]

[ ]  indicates that the parameter is optional

インタラクティブまたはスクリプト・モード

 create_privilege_delegation_setting
         (setting_name="name"
         ,setting_type="ttype"
         [,settings="setting"]
         [,separator=settings=";"]
         [,subseparator=settings=","])

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • setting_name

    権限委任設定テンプレートの名前。

  • setting_type

    作成する設定のタイプ。

  • settings

    パラメータ値。次のいずれかのパラメータを選択します。

    %USERNAME% - コマンドを実行するユーザーの名前。%RUNAS% - このユーザーとしてコマンドを実行。%COMMAND% - sudoコマンド。

    %USER%、%RUNAS%、%COMMAND%は、権限委任設定を作成または変更する際にエンドユーザーがそのまま使用する必要があるトークンです。これらのトークンは、実行されているコマンドに応じて、実行時にユーザー用に実際の値に置き換わります。また、%command%は、10.2.0.5 GCでは大文字(%COMMAND%)にします。

  • separator

    指定した名前で、名前と値のペアの間に挿入するデリミタ。デフォルト値はセミコロン(;)です。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • subseparator

    指定した名前で、名前と値の各ペアにおいて名前と値の間に挿入するセパレータ。デフォルト値はセミコロン(;)です。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

例1

これらの例では、sudo_settingという名前の設定を作成します。設定のタイプはSUDOで、使用するsudoパスは/usr/local/bin/sudoです。sudo引数は次のとおりです。

-S -u %RUNAS% %COMMAND%

emcli create_privilege_delegation_setting
      -setting_name=sudo_setting
      -setting_type=SUDO
      -settings="SETTINGS:/usr/local/bin/sudo -S -u %RUNAS% %COMMAND%"

例2

この例では、pb_settingという名前の設定を作成します。この設定のタイプはPOWERBROKERで、使用されるPowerBrokerパスは/etc/pbrunです。引数は次のとおりです。

%RUNAS% %PROFILE% %COMMAND%

emcli create_privilege_delegation_setting
      -setting_name="pb_setting"
      -setting_type="POWERBROKER"
      -settings="SETTINGS,/etc/pbrun %RUNAS% %PROFILE% %COMMAND%"
      -separator="settings=;"
      -subseparator="settings=,"

5.4.109 create_rbk

指定したターゲットに遡及ブラックアウトを作成し、その可用性を更新します。ターゲットのOPERATORの権限を持つEnterprise Manager管理者のみが、このアクションを実行できます。このコマンドを使用するには、ユーザー・インタフェースで遡及ブラックアウト機能を有効にする必要があります。

書式

emcli create_rbk 
  -reason="<blackout_reason>"
  -add_targets="name1:type1;name2:type2;..."  
  -schedule="start_time:<yyyy-MM-dd HH:mm:ss>;end_time:<yyyy-MM-dd
   HH:mm:ss>;[tzregion:<timezone_region>;]"
  [-propagate_targets]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • reason

    遡及ブラックアウト用に格納する理由。(Enterprise Managerのスーパー管理者で)SUPER_USER権限がある場合、理由には任意のテキスト文字列を使用できます。理由がリストにない場合、許容可能なブラックアウト理由のリストに追加されます。SUPER_USER権限がない場合、get_blackout_reasons Verbから返されるテキスト文字列の1つを指定する必要があります。

  • add_targets

    遡及ブラックアウトに追加するターゲット。各ターゲットは、target_name:target_typeで指定します。このオプションは、複数回指定できます。

  • schedule

    遡及ブラックアウトのスケジュール。遡及ブラックアウト・スケジュールを提供するためには、次の引数は必須です。

    • schedule=start_time: ブラックアウトの開始日/時間。この値の書式は、yyyy-MM-dd HH:mm:ssです。たとえば、2013-09-20 12:12:12です。

    • schedule=end_time: ブラックアウトの終了日/時間。この値の書式は、yyyy-MM-dd HH:mm:ssです。たとえば、2013-09-20 12:15:00です。

    • schedule=tzregion: 使用するタイムゾーン・リージョン。たとえば、UTCです。提供されていない場合、tzregionのデフォルトはUTCです。

  • propagate_targets

    タイプがhostのターゲットに対するブラックアウトは、そのホスト上のエージェント以外のすべてのターゲットに適用されます。このオプションが指定されているかどうかに関係なく、コンポジットまたはグループのターゲットに対するブラックアウトは、コンポジットまたはグループのすべてのメンバーに適用されます。

例1

この例では、Oemrep_Databaseに対して遡及ブラックアウトを作成し、ブラックアウトとしてターゲットの可用性レコードを2013-09-20 12:12:12 UTCから2013-09-20 12:15:00 UTCに更新します。

emcli create_rbk -reason="Testing" 
      -add_targets="Oemrep_Database:oracle_database"
      -schedule="start_time:2013-09-20 12:12:12;end_time:2013-09-20
       12:15:00;tzregion:UTC"

例2

この例では、ホストexample.company.com上のすべてのターゲットの遡及ブラックアウトを作成し、ブラックアウトとしてその可用性レコードを2013-09-20 12:12:12 UTCから2013-09-20 12:15:00 UTCに更新します。

emcli create_rbk -reason="Testing" 
      -add_targets="example.company.com:host"
      -schedule="start_time:2013-09-20 12:12:12;end_time:2013-09-20 
       12:15:00;tzregion:UTC"
      -propagate_targets

5.4.110 create_red_group

冗長性グループの名前とメンバーを定義します。冗長性グループの作成後、Enterprise Manager Cloud Controlコンソールから冗長性グループを編集し、冗長性グループ・メンバーに対して表示するグラフを構成できます。

書式

emcli create_red_group
      -name="name"
      [-type=<generic_redundancy_group>]
      -add_targets="name1:type1;name2:type2;..."...
      [-owner=<redundancy_group_owner>]
      [-timezone_region=<actual_timezone_region>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    冗長性グループの名前。

  • type

    冗長性グループのタイプ。デフォルトはgeneric_redundancy_groupです。

  • add_targets

    既存のターゲットを冗長性グループに追加します。各ターゲットは、名前と値のペアtarget_name:target_typeで指定します。このオプションは、複数回指定できます。

  • owner

    冗長性グループの所有者。

  • timezone_region

    この冗長性グループのタイムゾーン・リージョン。

この例では、lsnr_groupという名前の冗長性グループを作成します。このグループは、2つのOracleリスナーemp_recpayrollで構成されています。

emcli create_red_group -name=lsnr_group
      -add_targets="emp_rec:oracle_listener"
      -add_targets="payroll:oracle_listener"

5.4.111 create_redundancy_group

冗長性グループを作成します。

書式

 emcli create_redundancy_group        -redundancyGroupName="redGrpName"        -memberTargetType="tType"        -memberTargetNames="tName1;tName2"        [-group_status_criterion=NUMBER|PERCENTAGE]        [-group_status_tracked=UP|DOWN]        [-group_status_value=<group_status_value>]        [-timezone_region=<valid_time_zone_region>]
        [is_propagating=true|false]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • redundancyGroupName

    冗長性グループの名前。

  • memberTargetType

    構成メンバー・ターゲットのターゲット・タイプ。

  • memberTargetNames

    この冗長性グループのメンバー・ターゲット。

  • group_status_criterion

    このオプションと次の2つのオプションで、冗長性グループのステータスを計算します。したがって、3つのオプションをすべて指定する必要があります。キャパシティ・グループではない場合、次の組合せを指定する必要があります。

    -group_status_criterion='NUMBER' -group_status_tracked='UP' -group_status_value='1']
    
  • group_status_tracked

    前述のパラメータを参照してください。

  • group_status_value

    group_status_criterionパラメータを参照してください。

    -group_status_criterion= "PERCENTAGE"の場合、1から100の任意の値を指定できます。-group_status_criterion="NUMBER"の場合、1以上で、存在するターゲットの数以下の任意の値を指定できます。

  • timezone_region

    この冗長性グループのタイムゾーン・リージョン。有効なタイムゾーン・リージョンのリストを確認するには、SQLPLUSで次のコマンドを入力してください。

    SELECT TZNAME FROM V$TIMEZONE_NAMES
    

    このコマンドを実行するには、SELECT_CATALOG_ROLEロールが必要なことがあります。

  • is_propagating

    冗長性グループに対する権限をメンバー・ターゲットに伝播するかどうかを示します。デフォルト値はfalseです。

例1

この例では、メンバー・ターゲットとしてlistener、listener2、listener3を保持するredGrp1という名前の冗長性グループを作成します。ステータスは、メンバー・ターゲットの55%が実行中の場合に冗長性グループが稼働しているものとして計算されます。

    emcli create_redundancy_group -redundancyGroupName='redGrp1'          -memberTargetType='oracle_listener'          -memberTargetNames='listener;listener2;listener3'          -group_status_criterion='PERCENTAGE'          -group_status_tracked='UP'          -group_status_value='55'

例2

この例では、PST8PDTというタイムゾーンでメンバー・ターゲットとしてlistener、listener2、listener3を保持するredGrp1という名前の冗長性グループを作成します。ステータスは、メンバー・ターゲットの2つが実行中の場合に冗長性グループが稼働しているものとして計算されます。

emcli create_redundancy_group -redundancyGroupName='redGrp1'
          -memberTargetType='oracle_listener'
          -memberTargetNames='listener;listener2;listener3'
          -timezone_region='PST8PDT'
          -group_status_criterion='NUMBER'
          -group_status_tracked='UP'
          -group_status_value='2'

5.4.112 create_resolution_state

インシデントまたは問題の状態を記述する新規解決状態を作成します。スーパー管理者のみがこのコマンドを実行できます。新しい状態は常に、「新規」と「クローズ済」の状態の間に追加されます。positionオプションを使用して、状態のリスト全体におけるこの状態の正確な位置を指定する必要があります。指定できる位置は、2と98の間です。

この状態は、デフォルトでインシデントと問題の両方に適用されます。applies_toオプションを使用すると、状態をインシデントと問題のいずれかのみに適用する指定が可能です。コマンドが正常に実行されると、成功メッセージが報告されます。作成に失敗した場合にはエラー・メッセージが報告されます。

書式

emcli create_resolution_state
      -label="label_for_display"
      -position="display_position"
       [-applies_to="INC|PBLM"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • label

    エンドユーザーに表示される状態のラベル。ラベルは32文字以下です。必要に応じて、これを後で変更できます。

  • position

    状態のリスト全体におけるこの状態の位置。ユーザー・インタフェースの状態のリストを表示する際に使用します。指定できる位置は、2と98の間です。必要に応じて、後で状態の位置を変更できます。

    状態を簡単に移動できるように、位置は十分な間隔をおいて設定することをお薦めします。たとえば、2、3、4ではなく5、10、15に位置を設定します。こうすれば位置15から9のように状態を簡単に移動できますが、後者と比べると、前者の場合には順序を変更する余地を空けるために、すべての状態を移動しなければならないからです。

  • applies_to

    状態をインシデントと問題のいずれかのみに適用するように指定します。デフォルトでは、状態はインシデントと問題の両方に適用されます。サポートされている値は、INCまたはPBLMです。

例1

この例では、位置25でインシデントと問題の両方に適用する解決状態を追加します。

emcli create_resolution_state -label="Waiting for Ticket" -position=25

例2

この例では、位置35で問題のみに適用する解決状態を追加します。

emcli create_resolution_state -label="Waiting for SR" -position=35 -applies_to=PBLM

5.4.113 create_role

新しいEnterprise Manager管理者ロールを作成します。

標準モード

emcli create_role
        -name="role_name"
        [-type="type_of_role"]
        [-description="description"]
        [-roles="role1;role2;..."]
        [-users="user1;user2;..."]
        [-privilege="name[;secure_resource_details]]"
        [-separator=privilege="sep_string"]
        [-subseparator=privilege="subsep_string"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

インタラクティブまたはスクリプト・モード

create_role
        (name="role_name"
        [,type="type_of_role"]
        [,description="description"]
        [,roles="role1;role2;..."]
        [,users="user1;user2;..."]
        [,privilege="name[;secure_resource_details]]"
        [,separator=privilege="sep_string"]
        [,subseparator=privilege="subsep_string"]
        )

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    ロール名。

  • type

    ロールのタイプ。このオプションのデフォルト値はEM_ROLEです。このパラメータで設定可能な別の値は、EM_ROLEおよびEXTERNAL_ROLEです。

  • description

    ロールの説明。

  • roles

    この新しいロールに割り当てるロールのリスト。現在、組込みロールはPUBLICのみです。

  • users

    ロールを割り当てるユーザーのリスト。WITH_ADMINオプション付きでロールを付与する必要がある場合、<subseparator:>WITH_ADMINオプションを含めます。

  • privilege

    このロールに与える権限。このオプションは、複数回指定できます。注意: 権限では大文字と小文字が区別されません。

    <secure_resource_details>は次のように指定します。

    resource_guid|[resource_column_name1=resource_column_value1[:resource_column_name2=resource_column_value2]..]"
    

    リソース情報を必要としないSYSTEM権限のリストを取得するには、次のemcliコマンドを実行します。

    emcli get_supported_privileges -type=SYSTEM

    権限の完全なリストおよびリソース列名を取得するには、次のemcliコマンドを実行します。

    emcli get_supported_privileges

    ターゲット・タイプ権限のリストを取得するには、次のemcliコマンドを実行します。

    emcli get_supported_privileges -type=TARGET

    ジョブ権限のリストを取得するには、次のemcliコマンドを実行します。

    emcli get_supported_privileges -type=JOB

  • separator

    privilegeオプションの値で、名前と値のペアを区切る文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタは「;」です。

    例: separator="<attribute_name=sep_char>"

    ここで、attribute_nameはセパレータ文字を上書きする属性名で、sep_charは新しいセパレータ文字です(separator="att=#")

  • subseparator

    privilegeオプションの値で、各名前と値のペアの名前と値を区別する文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタは「;」です。

    例: subseparator="<attribute_name=sep_char>"

    ここで、attribute_nameはセパレータ文字を上書きする属性名で、sep_charは新しいサブセパレータ文字です(subseparator="att=#")

    separatorまたはsubseparatorの上書きの詳細は、セパレータおよびサブセパレータの上書きを参照してください。

この例では、「This is a new role called my_new_role」という1文の説明付きの、my_new_roleという名前のロールを作成します。ロールは、既存の3つのロール(role1role2role3)を組み合せたものです。ロールには、ID 923470234ABCDFE23018494753091111のジョブを表示する権限とターゲットhost1.example.com:hostを表示する権限の2つの権限が追加されています。ロールは、johndoejanedoeに付与されます。

例1 - コマンドライン形式

emcli create_role
      -name="my_new_role"
      -desc="This is a new role called my_new_role"
      -roles="role1;role2;role3"
      -privilege="view_job;923470234ABCDFE23018494753091111"
      -privilege="view_target;host1.example.com:host"
      -users="johndoe;janedoe"

例2 - スクリプトおよび対話形式

create_role
      (name="my_new_role"
      ,desc="This is a new role called my_new_role"
      ,roles="role1;role2;role3"
      ,privilege="view_job;923470234ABCDFE23018494753091111"
      ,privilege="view_target;host1.example.com:host"
      ,users="johndoe;janedoe")

この例では、ロール・タイプはEXTERNAL_ROLEで、「This is an external role.」という1文の説明付きのmy_external_roleという名前のロールを作成します。

例3 - コマンドライン形式

emcli create_role
      -name="my_external_role"
      -type="EXTERNAL_ROLE"
      -desc="This is an external role"

例4 - スクリプトおよび対話形式

create_role
      (name="my_external_role"
      ,type="EXTERNAL_ROLE"
      ,desc="This is an external role")

5.4.114 create_service

Enterprise Managerによってモニターされるサービスを追加します。

書式

emcli create_service
      -name='name'
      -type='type'
      -availType=test|system
      -availOp=and|or
      [-hostName=<host_name>
      [-agentURL=<agent_url>
      [-properties='pname1|pval1;pname2|pval2;...']
      [-timezone_region=<gmt_offset>]
      [-systemname=<system_name>]
      [-systemtype=<system_type>]
      [-keycomponents='keycomp1name:keycomp1type;keycomp2name:keycomp2type;...']
      [-beacons='bcn1name:bcn1isKey;bcn2name:bcn2isKey;...']
      [-input_file="template:Template file name]"]
      [-input_file="variables:Variable file name]"]
      [-sysAvailType=<availability_type>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    サービス名。名前には、コロン(:)、セミコロン(;)、先行または後続の空白を使用できません。

  • type

    サービス・タイプ。

  • availType

    可用性をテストベースまたはシステムベースに設定します。可用性をtestに設定すると、テンプレート・ファイル、ビーコン、変数を引数として指定する必要があります。可用性をsystemに設定すると、systemname、systemtypeおよびkeycomponentsを指定する必要があります。

  • availOp

    可用性の演算子。andの場合、すべてのキー・テストとコンポーネントを使用して、可用性を判断します。orの場合、いずれかのキー・テストとコンポーネントを使用して、可用性を判断します。

  • hostName

    このターゲット・インスタンスのデータを収集する管理エージェントを実行しているシステムのネットワーク名。

  • agentURL

    このターゲット・インスタンス用のデータを収集する管理エージェントのURL。ホスト名を入力すると、このフィールドにはホストのエージェントURLが自動的に入力されます。

  • properties

    サービス・インスタンスのプロパティの名前と値のペア(prop_name:prop_valueなど)のリスト。

  • timezone_region

    このターゲット・インスタンスのGMTオフセット(-7または-04:00の書式を使用)。

  • systemname

    サービスが存在しているシステムの名前。

  • systemtype

    サービスを作成するシステムのタイプ。

  • keycomponents

    サービスに使用されているシステムのキー・コンポーネントの名前とタイプのペア(keycomp_name:keycomp_typeなど)のリスト。

  • beacons

    サービスのビーコンを説明する名前とisKeyのペア。isKeyがYに設定されている場合、ビーコンはサービスのキー・ビーコンとして設定されます。可用性をテストベースに設定した場合、サービスには、少なくとも1つのキー・ビーコンが必要です。

  • input_file

    テンプレート・ファイル名は、テンプレート定義を含むXMLファイルです。変数ファイルでは、テンプレートの値を定義します。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • sysAvailType

    availTypeがシステムベースの場合の可用性のタイプ。可用性にsystem target directlyまたはselected components of a systemのいずれかを設定します。

    可用性にsystem target directlyが設定されている場合、システムに可用性(ステータス)が定義されている必要があります。systemnameとsystemtypeは設定が必要なパラメータです。

    可用性がselected components of a systemに設定されている場合、systemname、systemtypeおよびkeycomponentsは設定が必要なパラメータです。

    可用性にsystem target directlyが設定されている場合で、システムに可用性(ステータス)が定義されていない場合、可用性セットは無効です。したがって、設定可能なオプションは、selected components of a systemです。

例1

この例では、my_systemという名前の汎用システムで、指定されたプロパティを持つmy_serviceという名前の汎用サービスを作成します。可用性はシステムベースに設定されていて、可用性はシステム・ターゲット・ステータスに基づいています。

emcli create_service
      -name='my service' -type='generic_service' 
      -availType='system' -availOp='or' 
      			-sysAvailType='system target directly'
      -properties='prop1:value1; prop2:value2'
      -timezone_region='PST8PDT'
      -systemname='my system' -systemtype='generic_system'

例2

この例では、指定したキー・コンポーネントを備えたmy systemという汎用システムで、指定したプロパティを持つmy_serviceという汎用サービスを作成します。可用性はシステムベースに設定されます。

emcli create_service
      -name='my_service' -type='generic_service'
      -availType='system' -availOp='or'
      -properties='prop1:value1; prop2:value2'
      -timezone_region='PST8PDT'
      -systemname='my system' -systemtype='generic_system'
      -keycomponents='database:oracle_database; mytestbeacon:oracle_beacon'

5.4.115 create_service_template

サービス・テンプレートを作成します。

書式

emcli create_service_template
       -name="<service template>"
       -service_family="<service family>"
       -service_type="<service type>"]
       -pool_target_type="target type of software pools" 
       -software_pools="<SwPool1,SwPool2,SwPool3,...>"
       [-roles="<SsaRole1,SsaRole2,..>"]
       [-description="<service template description>"]
       [-input_file="data:<service executable metadata file>"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • name

    作成するサービス・テンプレートの名前。

  • service_family

    データベースの場合はDBAAS、ミドルウェアの場合はMWAASなど、サービス・テンプレートが作成されるサービス・ファミリ。

  • service_type

    物理ミドルウェア・サービス・テンプレートの場合はPhysicalWLSなど、サービス・テンプレートが作成されるサービス・タイプ。

  • pool_target_type

    サービス・テンプレートに関連付けるソフトウェア・プールのターゲット・タイプ。

  • software_pools

    このサービス・テンプレートに関連付けるソフトウェア・プールのカンマ区切りのリスト。

  • roles

    このサービス・テンプレートにアクセスできるSSAロールのカンマ区切りのリスト。サービス・テンプレートは、ロールを使用することで、限定されたユーザーに対して使用可能にできます。SSAロールは、このEM CLIコマンドを実行する前にすでに作成されている必要があります。

  • description

    サービス・テンプレートの説明です。

  • input_file

    プロシージャ構成変数の値を設定するために必要なJSON形式での構成およびプロファイル・データを含みます。たとえば、次のようにします。

    input_file="data:executable.json"

この例では、サービス・テンプレートMy Service Templateを作成します。

emcli create_service_template
       -name="Middleware service template August"
       -service_family="MWAAS"
       -service_type="PhysicalWLS"
       -pool_target_type="mwaas_zone"
       -software_pools="MyPoolOH"
       -roles="SSA_USER_ROLE"
       -description="Middleware small instance service template."
       -input_file="data:executable.json"

5.4.116 create_siteguard_configuration

Site Guardのサイト構成を作成します。システムおよびロールを関連付けます。

書式

emcli create_siteguard_configuration
      -primary_system_name=<name>
      -standby_system_name=<name1;name2;...>

オプション

  • primary_system_name

    プライマリ・サイトに関連付けられるシステムの名前。

  • standby_system_name

    スタンバイ・システムに関連付けられるシステムの名前。複数のシステム名を指定できます。

emcli create_siteguard_configuration
      -primary_system_name="BISystem1"
      -standby_system_name="BISystem2"

5.4.117 create_siteguard_credential_association

資格証明をサイト内のターゲットに関連付けます。

書式

emcli create_siteguard_credential_association
      -system_name=<name>
      [-target_name=<name>]
      -credential_type=<type>
      [-credential_name=<name>]
      [-use_preferred_credential=<type>]
      -credential_owner=<owner>

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • system_name

    システムの名前。

  • target_name

    ターゲットの名前。

  • credential_type

    資格証明のタイプ。HostNormal、HostPrivileged、WLSAdminまたはDatabaseSysdbaのいずれかです。

  • credential_name

    資格証明の名前。このオプションを指定しない場合、use_preferred_credentialパラメータを指定する必要があります。

  • use_preferred_credential

    資格証明の名前。このオプションを指定しない場合、credential_nameパラメータを指定する必要があります。

  • credential_owner

    資格証明の所有者。

例1

emcli create_siteguard_credential_association
      -system_name="BISystem1"
      -credential_type="HostNormal"
      -credential_name="HOST-SGCRED"
      -credential_owner="sysman"

例2

emcli create_siteguard_credential_association
      -system_name="BIsystem1"
      -target_name="database-instance"
      -credential_type="HostNormal"
      -credential_name="HOST-DBCRED"
      -credential_owner="sysman"

5.4.118 create_siteguard_script

スクリプト(前処理スクリプト、後処理スクリプトおよびストレージ・スクリプト)をSiteGuard構成に関連付けます。

書式

emcli create_siteguard_script
      -system_name=<name>
      -operation=<name>
      -script_type=<type>
      [-host_name=[<name1;name2;...>]
      -path=<path_of_script>
      [-all_hosts=true|false]
      [-role=Primary|Standby]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • system_name

    システムの名前。

  • operation

    操作の名前。例: Switchover、Failover、StartまたはStop。

  • script_type

    スクリプトのタイプ。Mount、UnMount、Pre-Script、Post-Script、FailoverまたはSwitchoverのいずれかです。

  • host_name

    このスクリプトが実行されるホストの名前。このオプションは、複数回指定できます。

  • path

    スクリプトのパス。

  • all_hosts

    スクリプトを、システム内のすべてのホストで実行できるようにします。このオプションは、host_nameを無視します。

  • role

    システム・ロールに基づいたスクリプトを構成します。デフォルトでは、スクリプトは、特定のシステムのプライマリ・ロールおよびスタンバイ・ロールの両方に対して構成されます。

例1

emcli create_siteguard_script
      -system_name="BISystem1"
      -operation="Switchover"
      -script_type="Pre-Script"
      -path="/tmp/prescript"
      -all_hosts="true"
      -role="Primary"

例2

emcli create_siteguard_script
      -system_name="BISystem1"
      -operation="Switchover"
      -script_type="Pre-Script"
      -path="/tmp/prescript"
      -host_name="BIHOST1"
      -host_name="BIHOST2"

5.4.119 create_standby (非推奨)

プライマリ・データベースのバックアップから生成されるスタンバイ・データベースを作成します。

注意:

create_standbyは非推奨のため、かわりにcreate_standby_databaseを使用します。

書式

emcli create_standby      
		 -source_db_target_name="<standby database target name>"
      -source_db_target_type="oracle_database|rac_database"
      -dest_oracle_sid="<standby instance name>"
      -spname="<standby database unique name>"
      [-source_db_creds_name="primary database credential name"]
		 [-source_host_creds_name="primary database host credential name"]
		 [-dest_host_creds_name="standby database host credential name"]
		 [-asm_inst_creds_name="asm instance credential name"]
 		 [-dest_host_name="standby host name"]
		 [-dest_oracle_home="standby database oracle home"]
		 [-dest_target_name="standby database target name"]
		 [-use_duplicate=\"Yes|No\"]
		 [-source_staging_area="primary staging directory"]
		 [-storage_type="storage type"]
		 [-dest_db_database_area="standby database files location"]
		 [-dest_db_recovery_area="standby database fast recovery area"]
		 [-dest_listener_selection="standby database listener selection"]
		 [-dest_listener_name="standby database listener name"]
		 [-dest_listener_port="standby database listener port"]
		 [-stby_type="standby type"]
		 [-use_broker=\"Yes|No\"]
		 [-use_sys_dba_monitoring_creds="use sys dba monitoring creds"]
		 [-dest_staging_area="standby staging directory"]
		 [-configure_with_oracle_restart]
		 

オプション

  • source_db_target_name

    プライマリ・データベースのEnterprise Managerターゲット名ソース。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベース・インスタンスのいずれも可能です。

  • source_db_target_type

    プライマリ・データベースのターゲット・タイプ。単一インスタンスの場合はoracle_databaseを、クラスタの場合はrac_databaseを指定します。

  • dest_oracle_sid

    スタンバイ・データベースのインスタンス名。

  • spname

    スタンバイ・データベースの一意の名前。

  • source_db_creds_name

    SYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのプライマリ・データベースの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • source_host_creds_name

    プライマリ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのプライマリ・データベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • dest_host_creds_name

    プライマリ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのスタンバイ・データベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • asm_inst_creds_name

    ASMインスタンスの名前付き資格証明。

  • dest_host_name

    スタンバイ・データベースのホスト名。デフォルトは、プライマリ・ホスト名です。

  • dest_oracle_home

    スタンバイ・データベースのOracleホームの場所。デフォルトは、プライマリ・データベースのOracleホームの場所です。

  • dest_target_name

    スタンバイ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。デフォルトは、スタンバイ・データベースの一意の名前です。

  • use_duplicate

    Recovery Manager (RMAN)によってデータベース・ホストをクローニングするために直接移動されるデータベース・ファイル。デフォルトはyesです。

  • source_staging_area

    プライマリ・データベースのバックアップを格納するために使用されるステージング領域。このオプションは、use_duplicateが設定されていない場合にのみ使用できます。

  • storage_type

    スタンバイ・データベースのストレージ・タイプ。

    • FILE_SYSTEM: スタンバイ・データベース・ファイルは、標準のファイル・システムに配置されます。

    • ASM_STORAGE: スタンバイ・データベースは、自動ストレージ管理(ASM)を使用します。

    デフォルトはFILE_SYSTEMです。

  • dest_db_database_area

    スタンバイ・データベース・ファイルのOracle Managed Files (OMF)の場所。(storage_typeがFILE_SYSTEMの場合は)標準のファイル・システムまたは(storage_typeがASM_STORAGEの場合は) ASMディスク・グループになります。

  • dest_db_recovery_area

    スタンバイ・データベースの高速リカバリ領域。

  • dest_listener_selection

    スタンバイ・データベースのリスナー選択。

    • GRID_INFRA: グリッド・インフラストラクチャ・ホームのリスナーを使用します。

    • DEST_DB_HOME: スタンバイ・データベースのOracleホームからのリスナーを使用します。

    デフォルトはGRID_INFRAです。

  • dest_listener_name

    スタンバイ・データベースのリスナー名。このオプションは、dest_listener_selectionがDEST_DB_HOMEに設定されている場合のみ使用できます。

    指定しない場合、デフォルト値は、スタンバイ・データベースのOracleホームに存在する最初のTCPリスナーです。dest_listener_nameを指定する場合、dest_listener_portも指定する必要があることに注意してください。

  • dest_listener_port

    スタンバイ・データベースのリスナー・ポート。このオプションは、dest_listener_selectionがDEST_DB_HOMEに設定されている場合のみ使用できます。dest_listener_portを指定する場合、dest_listener_nameも指定する必要があることに注意してください。

  • stby_type

    作成するスタンバイ・データベースのタイプ。

    • PHYSICAL

    • LOGICAL

    デフォルトはPHYSICALです。

  • use_broker

    Data Guard Brokerを使用してData Guard構成を管理します。デフォルトはyesです。

  • use_sys_dba_monitoring_creds

    SYSDBA資格証明を使用してスタンバイ・データベースをモニターします。デフォルトはnoです。

  • dest_staging_area

    プライマリ・ホストから転送されたバックアップ・ファイルを格納するために使用されるステージング領域。このオプションは、use_duplicateが設定されていない場合にのみ使用できます。

  • configure_with_oracle_restart

    宛先ホストにOracle Restartが構成されている場合、スタンバイ・データベースにOracle Restartを構成します。Oracle Restartは必要に応じて、自動的にスタンバイ・データベースを開始します。デフォルトはnoです。

例1

次のコマンドでは、Databaseという名前のプライマリ単一インスタンス・データベースのバックアップから生成された一意の名前のdatabase1を使用して、スタンバイ・データベースを作成します。

emcli create_standby
      -source_db_target_name="database"
      -source_db_target_type="oracle_database"
      -dest_oracle_sid="database1"
      -spname="database1"

例2

次のコマンドでは、primaryという名前のクラスタ・データベースのバックアップから生成された一意の名前のdatabase1を使用して、スタンバイ・データベースを作成します。スタンバイ・データベースは、モニタリングのためにSYSDBA資格証明を使用し、Data Guard構成を管理するためにData Guard Brokerを使用します。

emcli create_standby 
      -source_db_target_name="primary"
      -source_db_target_type="rac_database"
      -dest_oracle_sid="database1"
      -spname="database1"
      -use_broker="Yes"
      -use_sys_dba_monitoring_creds="Yes"

5.4.120 create_standby_database

プライマリ・データベースのバックアップから生成されるスタンバイ・データベースを作成します。

書式

emcli create_standby_database      
      -source_db_target_name="<standby database target name>"
      -source_db_target_type="oracle_database|rac_database"
      -dest_oracle_sid="<standby instance name>"
      -spname="<standby database unique name>"
      [-source_db_creds_name="<primary database credential name>"] 
      [-source_host_creds_name="<primary database host credential name>"] 
      [-dest_host_creds_name="<standby database host credential name>"] 
      [-asm_inst_creds_name="<asm instance credential name>"] 
      [-dest_host_name="<standby host name>"] 
      [-dest_oracle_home="<standby database Oracle home>"] 
      [-dest_target_name="<standby database target name>"] 
      [-use_duplicate="Yes|No"]
      [-source_staging_area="<primary staging directory>"] 
      [-storage_type="<storage type>"] 
      [-dest_db_database_area="<standby database files location>"] 
      [-dest_db_recovery_area="<standby database fast recovery area>"] 
      [-dest_listener_selection="<standby database listener selection>"] 
      [-dest_listener_name="<standby database listener name>"] 
      [-dest_listener_port="<standby database listener port>"] 
      [-stby_type="<standby type>"] 
      [-use_broker="Yes|No"]
      [-use_sys_dba_monitoring_creds] 
      [-dest_staging_area="<standby staging directory>"] 
      [-configure_with_oracle_restart]
      [-src_ssh_tunnel_port="<ssh tunnel port used by standby database to connect to primary database>"]
      [-dest_ssh_tunnel_port="<ssh tunnel port used by primary database to connect to standby database>"]
      [-src_gateway_creds_name="<primary database host hybrid gateway agent credential name>"]
      [-dest_gateway_creds_name="<standby database host hybrid gateway agent credential name>"]
      [-dest_GI_host_creds_name="<standby database grid infrastructure credential name>"]
      [-tde_wallet_creds_name="<transparent data encryption wallet credentials of the primary database>"]

オプション

  • source_db_target_name

    プライマリ・データベースのEnterprise Managerターゲット名ソース。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベース・インスタンスのいずれも可能です。

  • source_db_target_type

    プライマリ・データベースのターゲット・タイプ。単一インスタンスの場合はoracle_databaseを、クラスタの場合はrac_databaseを指定します。

  • dest_oracle_sid

    スタンバイ・データベースのインスタンス名。

  • spname

    スタンバイ・データベースの一意の名前。

  • source_db_creds_name

    SYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのプライマリ・データベースの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • source_host_creds_name

    プライマリ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのプライマリ・データベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • dest_host_creds_name

    プライマリ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのスタンバイ・データベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • asm_inst_creds_name

    ASMインスタンスの名前付き資格証明。

  • dest_host_name

    スタンバイ・データベースのホスト名。デフォルトは、プライマリ・ホスト名です。

  • dest_oracle_home

    スタンバイ・データベースのOracleホームの場所。デフォルトは、プライマリ・データベースのOracleホームの場所です。

  • dest_target_name

    スタンバイ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。デフォルトは、スタンバイ・データベースの一意の名前です。

  • use_duplicate

    Recovery Manager (RMAN)によってデータベース・ホストをクローニングするために直接移動されるデータベース・ファイル。デフォルトはyesです。

  • source_staging_area

    プライマリ・データベースのバックアップを格納するために使用されるステージング領域。このオプションは、use_duplicateが設定されていない場合にのみ使用できます。

  • storage_type

    スタンバイ・データベースのストレージ・タイプ。

    • FILE_SYSTEM: スタンバイ・データベース・ファイルは、標準のファイル・システムに配置されます。

    • ASM_STORAGE: スタンバイ・データベースは、自動ストレージ管理(ASM)を使用します。

    デフォルトはFILE_SYSTEMです。

  • dest_db_database_area

    スタンバイ・データベース・ファイルのOracle Managed Files (OMF)の場所。(storage_typeがFILE_SYSTEMの場合は)標準のファイル・システムまたは(storage_typeがASM_STORAGEの場合は) ASMディスク・グループになります。

  • dest_db_recovery_area

    スタンバイ・データベースの高速リカバリ領域。

  • dest_listener_selection

    スタンバイ・データベースのリスナー選択。

    • GRID_INFRA: グリッド・インフラストラクチャ・ホームのリスナーを使用します。

    • DEST_DB_HOME: スタンバイ・データベースのOracleホームからのリスナーを使用します。

    デフォルトはGRID_INFRAです。

  • dest_listener_name

    スタンバイ・データベースのリスナー名。このオプションは、dest_listener_selectionがDEST_DB_HOMEに設定されている場合のみ使用できます。

    指定しない場合、デフォルト値は、スタンバイ・データベースのOracleホームに存在する最初のTCPリスナーです。dest_listener_nameを指定する場合、dest_listener_portも指定する必要があることに注意してください。

  • dest_listener_port

    スタンバイ・データベースのリスナー・ポート。このオプションは、dest_listener_selectionがDEST_DB_HOMEに設定されている場合のみ使用できます。dest_listener_portを指定する場合、dest_listener_nameも指定する必要があることに注意してください。

  • stby_type

    作成するスタンバイ・データベースのタイプ。

    • PHYSICAL

    • LOGICAL

    デフォルトはPHYSICALです。

  • use_broker

    Data Guard Brokerを使用してData Guard構成を管理します。デフォルトはyesです。

  • use_sys_dba_monitoring_creds

    SYSDBA資格証明を使用してスタンバイ・データベースをモニターします。デフォルトはnoです。

  • dest_staging_area

    プライマリ・ホストから転送されたバックアップ・ファイルを格納するために使用されるステージング領域。このオプションは、use_duplicateが設定されていない場合にのみ使用できます。

  • configure_with_oracle_restart

    宛先ホストにOracle Restartが構成されている場合、スタンバイ・データベースにOracle Restartを構成します。Oracle Restartは必要に応じて、自動的にスタンバイ・データベースを開始します。デフォルトはnoです。

  • src_ssh_tunnel_port

    スタンバイ・データベースがプライマリ・データベースに接続するために使用するSSHトンネル・ポート。これは、接続リクエストをプライマリ・データベース・リスナー・ポートに転送するためにスタンバイ・ホストで作成されたポートです。

  • dest_ssh_tunnel_port

    プライマリ・データベースがスタンバイ・データベースに接続するために使用するSSHトンネル・ポート。これは、接続リクエストをスタンバイ・データベース・リスナー・ポートに転送するためにプライマリ・ホストで作成されたポートです。

  • src_gateway_creds_name

    プライマリ・データベース・ホストのハイブリッド・ゲートウェイ・エージェントの名前付き資格証明。

  • dest_gateway_creds_name

    スタンバイ・データベース・ホストのハイブリッド・ゲートウェイ・エージェントの名前付き資格証明。

  • dest_GI_host_creds_name

    グリッド・インフラストラクチャのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのグリッド・インフラストラクチャの名前付き資格証明。

  • tde_wallet_creds_name

    プライマリ・データベースの透過的データ暗号化ウォレット資格証明。次に示すようにcreate_named_credential動詞を使用して、これらの資格証明を作成します。
    emcli create_named_credential
    	-cred_name=WC1 -cred_type=GenericPassword
    	-auth_target_type='<system>'
    	-attributes="GENERIC_PASSWORD:<Primary Database TDE Wallet Password>"

例1

次のコマンドでは、Databaseという名前のプライマリ単一インスタンス・データベースのバックアップから生成された一意の名前のdatabase1を使用して、スタンバイ・データベースを作成します。

emcli create_standby_database
      -source_db_target_name="database"
      -source_db_target_type="oracle_database"
      -dest_oracle_sid="database1"
      -spname="database1"

例2

次のコマンドでは、primaryという名前のクラスタ・データベースのバックアップから生成された一意の名前のdatabase1を使用して、スタンバイ・データベースを作成します。スタンバイ・データベースは、モニタリングのためにSYSDBA資格証明を使用し、Data Guard構成を管理するためにData Guard Brokerを使用します。

emcli create_standby_database 
      -source_db_target_name="primary"
      -source_db_target_type="rac_database"
      -dest_oracle_sid="database1"
      -spname="database1"
      -use_broker="Yes"
      -use_sys_dba_monitoring_creds="Yes" 

例3

次のコマンドは、宛先ゲートウェイを介して到達可能なクラウド・ホスト'cloudhost.oracle.com'上に、TDEで暗号化されたプライマリ・データベースのスタンバイ・データベースを作成します。プライマリ・データベースとスタンバイ・データベース間の通信は、指定されたトンネル・ポートを使用して確立されます。

emcli create_standby_database
		-source_db_target_name="primary_database"
		-source_db_target_type="oracle_database"
		-dest_oracle_sid='opcst'
		-spname='opcst'
		-dest_target_name='opcst'
		-use_sys_dba_monitoring_creds='YES'
		-source_db_creds_name='SRC_DB_CRED'
		-use_duplicate='YES'
		-asm_inst_creds_name="ASM"
		-dest_db_database_area="DATADG"
		-dest_db_recovery_area="RECODG"
		-dest_listener_selection='DEST_DB_HOME'
		-source_host_creds_name='SRC_HOST_CREDS'
		-dest_host_creds_name='OPC_SSH_NAMED_CREDS'
		-dest_host_name="cloudhost.oracle.com"
		-dest_oracle_home="/scratch/aime/db/product/dbhome_1"
		-dest_gateway_creds_name='DEST_GATEWAY_CREDS'
		-dest_GI_host_creds_name="DEST_GRID_CREDS"
		-src_ssh_tunnel_port="4001"
		-dest_ssh_tunnel_port="4001"
		-configure_with_oracle_restart"
		-tde_wallet_creds_name='WC1'

5.4.121 create_swlib_directive_entity

ソフトウェア・ライブラリにディレクティブ・タイプのエンティティを作成します。作成に成功すると、エンティティ・リビジョンがソフトウェア・ライブラリのホームページの指定したフォルダに表示されます。

書式

emcli create_swlib_directive_entity
      -name="entity_name"
      -folder_id="folder_id"
      -arg="[<arg prefix>;]<arg prop name>[;<arg suffix>]"
      [-shell_type]="<shell type>"
      [-run_privileged]
      [-file="<abs/relative file path>[;<new file name>]"
      [-upload_storage="<storage location name>;<storage type>"] | [-refer_       storage="<storage location name>;<storage type>"]
      [-credential_set_name="setname"] | [-credential_name="name" -credential_owner="owner"]
      [-desc="entity_desc"]
      [-attr="<attr name>:<attr value>"]
      [-note="note text"]
      [-show_entity_rev_guid]
      [-show_cmd_line_and_exit]

[ ] indicates that the parameter is optional.

パラメータ

  • name

    エンティティの名前。

  • folder_id

    エンティティが作成されるフォルダのID。ソフトウェア・ライブラリ・ホームページには、フォルダとエンティティのIDがカスタム列(内部ID)として表示されます。ただし、これはデフォルトでは非表示です。

  • arg

    オプションの接頭辞または接尾辞(あるいはその両方)付きで指定したコマンドライン引数のプロパティ名。複数の引数を指定するには、オプションを繰り返します。

  • shell_type

    シェル・タイプは次のいずれかにすることができます。

    • SUB_Exec - スクリプト内に指定

    • SUB_PSUB_Bash - Basherl - Perl

    • デフォルトはSUB_Perlです。

  • run_privileged

    これは、ディレクティブを権限付きの資格証明で実行する必要があるかどうかを指定するオプションです。デフォルトでは、標準資格証明で実行されます。

  • file

    -upload_storageが指定されている場合、これはアップロードされるファイルの絶対パスです。-refer_storageが指定されている場合、これは指定した記憶域の場所から参照されるファイルの相対パスです。ファイルのアップロード後にソフトウェア・ライブラリに格納されているファイル名は、デフォルトで、アップロードまたは参照されるファイルの名前になります。オプションで「;」で区切って別のファイル名を指定できます。コマンドラインに指定した最初のファイルは、メイン・ファイルとしてデフォルト設定され、ディレクティブの実行時に実行されます。

  • host

    ファイルが使用可能なホストのターゲット名。これは、-upload_storageオプションと組み合せて使用する必要があります。

  • credential_set_name

    管理リポジトリに格納されているホスト・ターゲット用の優先資格証明のセット名。これは、次のいずれかです。

    • HostCredsNormal: デフォルトの権限のない資格証明セット

    • HostCredsPriv: 権限付きの資格証明セット

  • credential_name

    管理リポジトリに格納されている名前付き資格証明。このオプションは、-credential_ownerオプションとともに指定する必要があります。これは、-upload_storageオプションと組み合せて使用する必要があります。

  • credential_owner

    管理リポジトリに格納されている名前付き資格証明の所有者。このオプションは、-credential_nameオプションとともに指定する必要があります。これは、-upload_storageオプションと組み合せて使用する必要があります。

  • upload_storage

    「;」で区切られた、アップロード先の記憶域の場所とタイプ。指定した場所のステータスはアクティブである必要があります。デフォルトで、ソフトウェア・ライブラリ用に構成された最初のアップロード場所の記憶域のタイプと場所に設定されます。ストレージ・タイプは次のいずれかにすることができます。

    • OmsShared (OMS共有ファイルシステム)

    • OmsAgent (OMSエージェント・ファイルシステム)

  • refer_storage

    「;」で区切られた、ファイルを参照するための記憶域の場所とタイプ。指定した場所のステータスはアクティブである必要があります。ストレージ・タイプは次のいずれかにすることができます。

    • http

    • NFS

    • ExtAgent

    指定した場合、このオプションは-upload_storageオプションより優先されます。

  • desc

    エンティティの説明。新しい説明はすべての既存のリビジョンで表示できます。

  • attr

    属性とその値は「:」で区切ります。複数の属性を指定するには、オプションを繰り返します。

  • note

    エンティティについてのメモ。複数のメモを指定するには、オプションを繰り返します。

  • show_entity_rev_guid

    新しいエンティティ・リビジョンの内部GUIDの出力を有効にするかどうかを指定するオプション。

  • show_cmd_line_and_exit

    コマンドラインを出力し、新しいエンティティ・リビジョンを作成せずに終了することを可能にするかどうかを指定するオプション。

例1

次の例では、指定したフォルダにmyAcmeInstallという名前のディレクティブ・エンティティを作成します。ディレクティブには-home接頭辞付きの1つの引数があり、引数の値は'oh_home'プロパティのものです。これには2つのスクリプト・ファイルが関連付けられており、最初のものがメイン・ファイルとしてデフォルト設定されます。メイン・ファイルは、ディレクティブの実行時に実行されます。また、mymodule.pmファイルの内容は、'common.pm'という名前で保存されます。これらのファイルは、emcliプロセスの所有者がローカルにアクセスできます。フォルダIDの値は、ソフトウェア・ライブラリ・ホームページにあります。ソフトウェア・ライブラリ・ホームページには、フォルダとエンティティのIDがカスタム列(内部ID)として表示されます。ただし、これはデフォルトでは非表示です。

emcli create_swlib_directive_entity
      -name="myAcmeInstall"
      -folder_        id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:cat:B13B3B7B086458CFE040E80A19AA560C" 
-arg="-home :oh_home"
     -shell_type=SUB_Perl
     -file=/u01/scripts/myscript.pl
     -file=/u01/scripts/mymodule.pm;common.pm

例2

次の例では、指定したフォルダにmyAcmeInstallという名前のディレクティブ・エンティティを作成します。ディレクティブには-home接頭辞付きの1つの引数があり、引数の値は'oh_home'プロパティのものです。これには2つのスクリプト・ファイルが関連付けられており、最初のものがメイン・ファイルとしてデフォルト設定されます。メイン・ファイルは、ディレクティブの実行時に実行されます。また、mymodule.pmファイルの内容は、'common.pm'という名前で保存されます。これらのファイルは、ACME_USERが所有するMyAcmeCredsとして識別される資格証明を使用して、ホストfs1.us.acme.comから取得されます。フォルダIDの値は、ソフトウェア・ライブラリ・ホームページにあります。ソフトウェア・ライブラリ・ホームページには、フォルダとエンティティのIDがカスタム列(内部ID)として表示されます。ただし、これはデフォルトでは非表示です。

emcli create_swlib_directive_entity
     -name="myAcmeInstall"
     -folder_id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:cat:B13B3B7B086458CFE040E80A19AA560C"id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:cat:B13B3B7B086458CFE040E80A19AA560C" 
     -arg="-home :oh_home"
     -shell_type=SUB_Perl
     -file=/u01/scripts/myscript.pl
     -file=/u01/scripts/mymodule.pm;common.pm
     -host="fs1.us.acme.com"  
     -credential_name="MyAcmeCreds"  
     -credential_owner="ACME_USER

5.4.122 create_swlib_entity

ソフトウェア・ライブラリにエンティティを作成します。作成に成功すると、エンティティのリビジョンがソフトウェア・ライブラリのホームページの指定したフォルダに表示されます。

書式

emcli create_swlib_entity 
      -name="entity_name" 
      -folder_id="folder_id" 
      [-type]="type_internal_id"] 
      [-subtype]="subtype_internal_id"] 
      [-desc="entity_desc"] 
      [-attr="<attr_name>:<attr value>"] 
      [-prop="<prop_name>:<prop value>"] 
      [-secret_prop="<secret_prop_name>:<secret_prop=_value>"] 
      [-note="note_text"] 

[ ]  indicates that the parameter is optionalis optional

オプション

  • name

    エンティティの名前。

  • folder_id

    エンティティが作成されるフォルダの識別子。ソフトウェア・ライブラリ・ホームページには、フォルダとエンティティの識別子がカスタム列(内部ID)として表示されます。これらはデフォルトでは非表示です。

  • type

    タイプを特定するには、list_swlib_entity_types verbを使用します。

  • subtype

    エンティティ・サブタイプの内部識別子。タイプがComponentの場合、デフォルトはGeneric Componentサブタイプです。サブタイプを特定するには、list_swlib_entity_types Verbを使用します。

  • desc

    エンティティの説明。

  • attr

    コロン(:)で区切られた属性とその値。複数の属性に値を指定するには、このオプションを繰り返し指定します。

  • prop

    コロン(:)で区切られた構成プロパティとその値。複数のプロパティに値を指定するには、このオプションを繰り返し指定します。

  • secret_prop

    コロン(:)で区切られた構成プロパティとそのシークレット値。コマンドラインでシークレット値を指定しないことをお薦めします。コマンドラインで指定しない場合、値を入力するように要求されます。複数のプロパティに値を指定するには、このオプションを繰り返し指定します。

  • note

    エンティティについてのメモ。複数のメモを指定するには、このオプションを繰り返し指定します。

例1

この例では、指定したフォルダにmyAcmeInstallという名前のエンティティを作成します。エンティティのタイプはComponentで、サブタイプがデフォルトのGeneric Componentです。フォルダ識別子の値はソフトウェア・ライブラリのホームページで確認できます。ソフトウェア・ライブラリ・ホームページには、フォルダとエンティティの識別子がカスタム列(内部ID)として表示されます。これらはデフォルトでは非表示です。

emcli create_swlib_entity 
      -name="myAcmeInstall" 
      -folder_id=
"oracle:defaultService:em:provisioning:1:cat:B13B3B7B086458CFE040E80A19AA560C" 
 

例2

この例では、指定したフォルダに、説明を指定してmyAcmeInstallという名前のエンティティを作成します。エンティティのタイプはComponentで、サブタイプがデフォルトのGeneric Componentです。エンティティの属性の値は、PRODUCT、PRODUCT_VERSIONおよびVENDORが指定されています。DEFAULT_HOMEという名前の構成プロパティの値が指定されています。エンティティについてのメモも指定されています。新しく作成されたエンティティ・リビジョンの識別子が標準出力で印刷されます。

emcli create_swlib_entity 
      -name="myAcmeInstall" 
      -folder_id=
"oracle:defaultService:em:provisioning:1:cat:B13B3B7B086458CFE040E80A19AA560C"
       -desc="myAcmeInstall description" 
       -attr="PRODUCT:Acme" 
       -attr="PRODUCT_VERSION:3.0" 
       -attr="VENDOR:Acme Corp" 
       -prop="DEFAULT_HOME:/u01/acme3/" 
       -note="myAcmeInstall for test servers" 

5.4.123 create_swlib_folder

ソフトウェア・ライブラリにフォルダを作成します。

書式

emcli create_swlib_folder 
      -name="folder_name" 
      -parent_id="parent_folder_id" 
      [-desc="folder_description"] 

[ ]  indicates that the parameter is optionalis optional

オプション

  • name

    フォルダの名前。

  • parent_id

    フォルダが作成される親フォルダの識別子。ルート・フォルダにフォルダを作成するには、親フォルダの識別子をROOTとして指定します。ソフトウェア・ライブラリ・ホームページには、フォルダとエンティティの識別子がカスタム列(内部ID)として表示されます。これらはデフォルトでは非表示です。

  • desc

    フォルダの説明。

この例では、指定した親フォルダにmyFolderという名前のフォルダを作成します。

emcli create_swlib_folder
       -name="myFolder"
       -parent_id=
"oracle:defaultService:em:provisioning:1:cat:B13B3B7B086458CFE040E80A19AA560C"
       -desc="myFolder description"

5.4.124 create_system

システムの名前とメンバーを定義します。システムの作成後、Enterprise Manager Cloud Controlコンソールからシステムを編集し、システム・メンバーに対して表示するグラフを構成できます。

データベース・システムには、プライマリ・データベースおよびリスナーや自動ストレージ管理などの関連ターゲットが含まれます。また、データベースがData Guard構成内にある場合は、スタンバイ・データベースおよびその関連ターゲットも含まれます。データベース・システムは、スタンバイ・データベース用に作成することはできません。

書式

emcli create_system
      -name="name"
      [-type=<system>]
      [-add_members="name1:type1:key_member/non_key_member;name2:type2;..."]...
      [-separator=add_members="sep_value"]
      [-subseparator=add_members="subsep_value"]
      -timezone_region="actual_timezone_region"
      [-owner="owner"]
      [-meta_ver="meta_version_of_system_type"]
      [-is_propagating="true|false"]
      [-availability_type="ALL|ANY"]

[ ]  indicates that the parameter is optionalis optional

オプション

  • name

    システムの名前。

  • type

    システム・タイプ(generic_system)。デフォルトはgeneric_systemです。

  • add_members

    既存のターゲットをシステムに追加します。各ターゲットは、名前と値のペアtarget_name:target_typeで指定します。このオプションは複数回指定できます。key_memberでは、このターゲットはシステムの可用性計算の一部であることを指定します。

  • separator

    指定した引数の名前と値のペアのセパレータ。

  • subseparator

    指定した引数の名前と値を区切ります。

  • timezone_region

    実際のタイムゾーン・リージョン。

  • owner

    システムの所有者。

  • meta_ver

    システム・タイプのメタ・バージョン。デフォルトは1.0です。

  • is_propagating

    システムに対する権限をメンバー・ターゲットに伝播するかどうかを示すフラグ。デフォルト値はfalseです。

  • availability_type

    システムの可用性計算方法。key_memberが定義されている場合、これを定義する必要があります。ALLは、システムを稼働中としてマークするためにすべてのキー・メンバーが稼働中である必要があることを示します。ANYは、システムを稼働中としてマークするために少なくとも1つのキー・メンバーが稼働中である必要があることを示します。

出力

成功またはエラー。スタンバイ・データベースを作成しようとすると、次のメッセージが表示されます。

指定したシステム・タイプでは操作がサポートされていません。

例1

この例では、下位互換性があるdb_systemという名前の汎用システムを作成します。このシステムは、2つのOracleデータベースemp_recpayrollで構成されています。このシステムの所有者はuser1です。システム・タイプのメタ・バージョンは3.0です。

emcli create_system -name=db_system
      -add_members="emp_rec:oracle_database"
      -add_members="payroll:oracle_database"
      -timezone_region="PST8PDT"
      -owner="user1"

例2

この例では、db_system1という名前の汎用システムを作成します。このシステムは、2つのOracleデータベースemp_recとpayrollで構成されています。emp_recはシステムのキー・メンバーです。可用性計算方法は、キー・メンバーのいずれかが稼働していればシステムが稼働しているとみなされる方法です。システム・タイプのメタ・バージョンは3.0です。この例は、システムを作成するための推奨方法を示します。

emcli create_system -name=db_system1
      -add_members="emp_rec$oracle_database$key_member"
      -add_members="payroll$oracle_database"
      -subseparator=add_members="$"
      -timezone_region="PST8PDT"
      -availability_type="ANY"

5.4.125 create_tenant

Enterprise Managerに新しいテナントを作成します。

書式

標準モード

emcli create_tenant
      -name="name"
      -description="description"
      -owner_name="owner_name"
      [-owner_password="owner_password"]
      [-owner_type="owner_type"]
      [-namespace="namespace"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

インタラクティブまたはスクリプト・モード

emcli create_tenant(
      name="name"
      ,description="description"
      ,owner_name="owner_name"
      [,owner_password="owner_password"]
      [,owner_type="owner_type"]
      [,namespace="namespace"]
)

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    テナントの名前。

  • description

    テナントの説明。

  • owner_name

    テナント所有者の名前。

  • owner_type

    所有者のタイプ。EM_USERは、デフォルトの所有者タイプです。設定可能な別の値は、EM_USERおよびEXTERNAL_USERです。

  • namespace

    テナントのネームスペース。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、テナント所有者がjohn_doeであるmy_tenantという名前のテナントを作成します。

emcli create_tenant 
      -name=my_tenant
      -description="This is the tenant description."
      -owner_name=john.doe
      -owner_password=pw 
      -owner_type=EM_USER

5.4.126 create_udmmig_session

ユーザー定義メトリック(UDM)をターゲットのメトリック拡張に移行するセッションを作成します。

書式

emcli create_udmmig_session
      -name=<session_name>
      -desc=<session_description>
      [-udm_choice=<specific_udm_to_convert>]*
      {-target=<type:name_of_target_to_migrate> }* 
      | {-input_file=targetList:<complete_path_to_file>};
         {-template=<template_name_to_update> }* 
      | {-input_file=templateList:<complete_path_to_file>}
      [-allUdms]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    作成する移行セッションの名前。

  • desc

    作成する移行セッションの説明。

  • udm_choice

    特定のUDMを移行する場合、指定します。指定しない場合、すべてのUDMが移行されます。

  • target

    更新するターゲットのタイプ名。複数の値を指定できます。

  • input_file=targetList

    1行に1つずつ、次の書式でターゲットのリストを含むファイル名を指定します。

    <targetType>:<targetName>
    

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • template

    更新するモニタリング・テンプレートの名前。複数の値を指定できます。

  • input_file=templateList

    1行に1つずつ、テンプレートのリストを含むファイル名を指定します。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • allUdms

    セッションがターゲットとテンプレートのすべてのUDMを含むように強制します。(デフォルトの動作では、セッションにないものが選択されます。)

例1

この例では、ターゲットtesthost上のhostudmというUDMを移行する、名前がhostsessionの新規セッションを作成します。

emcli create_udmmig_session 
      -name=hostsession -desc="Convert UDMs for Host Target"  
      -udm_choice=hostudm -target=host:testhost

例2

この例では、セッションに存在しないターゲットtesthost上のすべての未変換のUDMを移行する、名前がhostsessionの新規セッションを作成します。

emcli create_udmmig_session 
      -name=hostsession -desc="Convert UDMs for Host Target"
      -target=host:testhost -allUdms

5.4.127 create_user

新しいEnterprise Manager管理者を作成します。

標準モード

emcli create_user
      -name="name"[-password="password"][-type="type of user"]
      [-roles="role1;role2;..."]
      {-email="email1;email2;..."]
      [-privilege="name[;secure-resource-details]]"]
      [-profile="profile_name"]
      [-desc="user_description"]
      [-expired="true/false"]
      [-prevent_change_password="true/false"]
      [-department="department_name"]
      [-cost_center="cost_center"]
      [-line_of_business="line_of_business"]
      [-contact="contact"]
      [-location="location"]
      [-external_user_id="external_user_id"]
      [-tenant="tenant"]
      [-like="like"]
      [-input_file="FILE:file_path"]
      [-separator="separator:attribute_name:character"]
      [-subseparator="subseparator:attribute_name:character"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

インタラクティブまたはスクリプト・モード

create_user(
       name="name"
       [,password="password"]
       [,type="type of user"]
       [,roles="role1;role2;..."]
       [,email="email1;email2;..."]
       [,privilege="name[;secure-resource-details]]"]
       [,profile="profile_name"]
       [,desc="user_description"]
       [,expired="true/false"]
       [,prevent_change_password="true/false"]
       [,department="department_name"]
       [,cost_center="cost_center"]
       [,line_of_business="line_of_business"]
       [,contact="contact"]
       [,location="location"]
       [,external_user_id="external_user_id"]
       [,tenant="tenant"]
       [,like="like"]
       [,input_file="FILE:file_path"]
       [,separator="separator:attribute_name:character"]
       [,subseparator="subseparator:attribute_name:character"]       )
[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    管理者名。

  • password

    管理者パスワード。

  • type

    ユーザーのタイプ。このオプションのデフォルト値はEM_USERです。このオプションで使用可能な値は、次のとおりです。

    • EM_USER

    • EXTERNAL_USER

    • DB_EXTERNAL_USER

  • roles

    この管理者に割り当てるロールのリスト。現在、組込みロールとしてPUBLICが含まれています。

  • email

    この管理者の電子メール・アドレスのリスト。

  • privilege

    この管理者に付与する権限。このオプションは、複数回指定できます。<secure_resource_details>は次のように指定します。

    resource_guid|[resource_column_name1=resource_column_value1[:resource_column_name2=resource_column_value2]..]"
    

    リソース情報を必要としないSYSTEM権限のリストを取得するには、次のemcliコマンドを実行します。

    emcli get_supported_privileges -type=SYSTEM

    権限の完全なリストおよびリソース列名を取得するには、次のコマンドを実行します。

    emcli get_supported_privileges

    TARGET権限のリストを取得するには、次のemcliコマンドを実行します。

    emcli retrieve -type=TARGET

    ジョブ権限のリストを取得するには、次のemcliコマンドを実行します。

    emcli get_supported_privileges -type=JOB

  • profile

    データベース・プロファイル名。デフォルトのプロファイル名としてDEFAULTを使用します。

  • desc

    追加されるユーザーに関するユーザー説明。

  • expired

    このオプションを使用すると、パスワード期限が即座に切れます。デフォルトはfalseです。

  • prevent_change_password

    有効な値はtrueまたはfalseです。trueに設定すると、独自のパスワードを変更できなくなります。デフォルトはfalseです。

  • department

    管理者の部署の名前。

  • cost_center

    組織内の管理者のコスト・センター。

  • line_of_business

    管理者の部門。

  • contact

    管理者の連絡先情報。

  • location

    管理者の場所。

  • external_user_id

    管理者の外部ユーザーID。

  • tenant

    管理者のテナント名。

  • like

    別のユーザーを類似作成します。

  • input_file

    ファイルの内容を読み取り、プロパティ値として渡します。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • separator

    属性値を複数入力する場合、デフォルトのセパレータはセミコロン(;)。このオプションを使用すると、デフォルトのセパレータ値が上書きされます。

    例: separator="<attribute_name=sep_char>"(ここでattribute_nameは、セパレータ文字を上書きする属性名で、sep_charは新しいセパレータ文字です。)例: separator="att=#"

  • subseparator

    属性値を複数入力する場合、デフォルトのサブセパレータはコロン(:)。このオプションを使用すると、デフォルトのサブセパレータ値が上書きされます。

    例: subseparator="<attribute_name=sep_char>"ここでattribute_nameは、セパレータ文字を上書きする属性名で、sep_charは新しいサブセパレータ文字です。例: separator="att=#"

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

この例では、new_adminという名前のEnterprise Manager管理者を作成します。この管理者には、ID 923470234ABCDFE23018494753091111のジョブを表示する権限とターゲットhost1.example.com:hostを表示する権限の2つの権限が追加されています。管理者new_adminには、PUBLICロールが付与されます。

例1 コマンドライン形式

emcli create_user
      -name="new_admin"
      -password="oracle"
      -email="first.last@example.com;joe.shmoe@shmoeshop.com"
      -roles="public"
      -privilege="view_job;923470234ABCDFE23018494753091111"
      -privilege="view_target;host1.example.com:host"

例2 - スクリプトおよび対話形式

create_user
      (name="new_admin"
      ,password="oracle"
      ,email="first.last@example.com;joe.shmoe@shmoeshop.com"
      ,roles="public"
      ,privilege="view_job;923470234ABCDFE23018494753091111"
      ,privilege="view_target;host1.example.com:host")

これらの例では、SSOサーバーなどの外部ユーザー・ストアにすでに作成されているUser1をEnterprise Managerユーザーにします。priv_fileの内容はview_target;host1.example.com:hostです。User1にはhost1.example.com:hostターゲットの表示権限があります。

例3 - コマンドライン形式

emcli create_user
      -name="User1"
      -type="EXTERNAL_USER"
      -input_file="privilege:/home/user1/priv_file"

例4 - スクリプトおよび対話形式

create_user
      (name="User1"
      ,type="EXTERNAL_USER"
      ,input_file="privilege:/home/user1/priv_file")

5.4.128 create_user_profile

ユーザー・プロファイルを作成します。

書式

標準モード

emcli create_user_profile
      -name="profile name"
      [-description="profile desc"]
      [-users="users to be associated"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

インタラクティブまたはスクリプト・モード

create_user_profile(
       name="profile name"
       [,description="profile desc"]
       [,users="users to be associated"]
       )

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    作成するユーザー・プロファイルの名前。

  • description

    作成するユーザー・プロファイルの説明。

  • users

    ユーザー・プロファイルを関連付けるユーザーの名前。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、profile1という名前で新しいユーザー・プロファイルを作成します。

emcli create_user_profile
      -name="profile1"
      -description=test profile
      -users=user1;user2

5.4.129 data_transfer

ソースからターゲットへデータを転送します。

書式

emcli data_transfer        -inputFile="File containing properties required for transferring data"

オプション

  • inputFile

    データの転送に必要なプロパティを含むファイルの場所。このジョブに必要な必須プロパティは、次のとおりです。

    SOURCE_LOCATION = ソース・ホスト上のデータの場所。

    SRC_HOST = データを含むソース・ホスト。

    SRC_HOST_CREDS = データがあるホストの資格証明。ソース・ホストがOPC上にある場合、これはホストSSH資格証明にする必要があります。

    DEST_HOST = データのコピー先の宛先ホスト。

    DEST_HOST_CREDS = データのコピー先のホストの資格証明。資格証明ホストがOPC上にある場合、これはホストSSH資格証明にする必要があります。

    DEST_LOCATION = データのコピー先の宛先ホスト上の場所。

次の例では、データをソースから、data_transfer.propsファイルに含まれるターゲットに転送します。

emcli data_transfer 
      -input_file=data:/u01/files/data_transfer.props       

5.4.130 db_clone_management

書式

データベース・クローニング・ライフ・サイクル管理用のVerb。

emcli db_clone_management 
-createFullClone 
-createTestMaster 
-createCloneDB 
-createSnapClone 
-createSnapshotClone 
-cloneToCloud 
-enableTestMaster 
-disableTestMaster 
-refreshDatabase 
-deleteDatabase 
-listClones 
-listTestMasters 
-listDatabaseBackups 
-listDatabaseSnapshots
[-target_name="database target name"
-target_type="database target type"
-clone_type="clone_type"
-input_file="path of input file"
-print_properties="print properties for input file"] 

[ ]は、オプションのパラメータを意味します。

オプション

  • -createFullClone

    フル・クローン・データベースを作成します。

  • -createTestMaster

    テスト・マスター・データベースを作成します。

  • -CreateCloneDB

    CloneDBデータベースを作成します。

  • -createSnapClone

    スナップ・クローン・データベースを作成します。

  • -createSnapshotClone

    Exadataスパース・クローン・データベースを作成します。

  • -cloneToCloud

    Oracle Cloudにデータベースをクローニングします

  • -enableTestMaster

    テスト・マスターとしてデータベースを有効化します。

  • -refreshDatabase

    ソースからデータベースをリフレッシュします。

  • -deleteDatabase

    Enterprise Managerからデータベースとターゲットを削除します。

  • -listClones

    データベースのクローンをリストします。

  • -listTestMasters

    テスト・マスター・データベースをリストします。

  • -listDatabaseBackups

    データベースのRMANバックアップおよびイメージ・プロファイルをリストします。

  • -listDatabaseSnapshots

    データベースのスナップショット・プロファイルをリストします。

  • -target_name

    データベース・ターゲットの名前。これには、-target_typeの指定が必要になります。

  • -target_type

    データベース・ターゲットのタイプ。使用可能な値は次のとおりです。
    • oracle_database (単一インスタンス・データベースの場合)。

    • rac_database (RACデータベース)。

  • -clone_type

    クローンのタイプ。使用可能な値は次のとおりです。
    • LIVE (ライブ・クローンを実行する場合)

    • POINT_IN_TIME (前のポイント・イン・タイム・クローンを実行する場合)。

  • -input_file

    入力プロパティを格納しているファイルのパス。

  • -print_properties

    データベース・クローニングのプロシージャに必要な入力プロパティを出力します。これには、-target_nameと-target_typeの指定が必要になります。

  • -usage

    Verbの詳細な使用方法を表示するオプション。

例5-2 例タイトル

(オプション)ここには、リファレンスを説明する例を入力します。

5.4.131 db_cloud_maintenance

データベース・クラウド・メンテナンス・タスクを実行します。

db_cloud_maintenance -activateSoftware

プールの新しいソフトウェアをアクティブ化します。

書式

emcli db_cloud_maintenance -activateSoftware
       -pool_name= "pool_name" 
       -pool_type= "pool_type" l
       [-force= "force" ]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • pool_name

    プールの名前。

  • pool_type

    プールのタイプ。

  • force

    新しいメンバーを強制的にアクティブ化します。

次の例では、新しいメンバーを強制的にアクティブ化し、POOLという名前のOracle Cloud Zoneプールの新しいソフトウェアをアクティブ化します。

emcli db_cloud_maintenance -activateSoftware 
      -pool_name=POOL 
      -pool_type=oracle_cloud_zone 
      -force=true

db_cloud_maintenance -performOperation

指定されたプールの名前付き操作を実行します。

書式

emcli db_cloud_maintenance -performOperation
       -name= "name"
       -description= "description"
       -purpose= "purpose" 
       -pool_name= "pool_name"
       -pool_type= "pool_type" 
        [-start_schedule= "start_schedule"]
        [-end_schedule= "end_schedule" ]
        [-input_file= "data:input_file" ]
        [-target_type= "target_type" ]
        [-target_list= "target_list" ]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • name

    操作の名前。

  • description

    操作の説明。

  • purpose

    操作の目的。指定できる値は、UPDATE_DB、UPDATE_RACDB、UPDATE_GI、DEPLOY_DB_SOFTWARE、DEPLOY_GI_SOFTWARE、DEPLOY_RAC_SOFTWARE、ROLLBACK_DB、ROLLBACK_GI、ROLLBACK_RACDBおよびCLEANUP_SOFTWAREです。

  • pool_name

    プールの名前。

  • pool_type

    プールのタイプ。

  • start_schedule

    スケジュールされた開始時刻。start_scheduleの書式は、yyyy-MM-dd HH:mm:ss(start_schedule="2013-11-11 12:15:30"など)です。デフォルトの開始時間は即時です。

  • end_schedule

    スケジュールされた終了時間。end_scheduleの書式は、yyyy-MM-dd HH:mm:ss(end_schedule="2014-11-11 22:30:00"など)です。デフォルトの終了時間は無期限です。

  • input_file

    メンテナンス・アクションの入力データ(input_file="data:~/input_files/dataなど)。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • target_type

    デフォルト・ターゲット・タイプは目的に基づいて識別されます。たとえば、目的がDEPLOY_DBである場合、デフォルトのターゲット・タイプはoracle_homeになります。

  • target_list

    ターゲットのカンマ区切りリスト。ターゲット・リストは、選択されているターゲット・タイプに基づくエンティティのリストです。たとえば、target_type=rac_database target_listの場合、ターゲット・リストは"rac1.example.com,rac2.example.com"です。デフォルトのtarget_listはpurposeに基づきます。たとえば、目的がDEPLOY_DBである場合、デフォルトのターゲット・リストはプールに存在するOracleホームのリストになります。

次の例では、POOLという名前のOracle Cloud ZoneプールのRACデータベースの更新操作を実行します。

emcli -performOperation 
      -name="Update RAC Database " 
      -description="Update RAC database Instance" 
      -purpose="UPDATE_RACDB" 
      -start_schedule="start_time:2014/09/01 00:00" 
      -end_schedule="start_time:2014/09/01 13:00" 
      -pool_name="POOL NAME" 
      -pool_type=oracle_cloud_zone 
      -target_type=rac_database 
      -target_list="rac1.example.com" 

5.4.132 db_software_maintenance

データベース・ソフトウェア・メンテナンス・タスクを実行します。

db_software_maintenance -createSoftwareImage

指定されたOracleホームの新しいソフトウェア・イメージを作成します。createSoftwareImage verbは、テキスト・ファイルからデータを取得するか、getInputVariableListコマンドを使用します。

書式

emcli db_software_maintenance -createSoftwareImage
      [-data= "data"]      [-getInputVariableList= "getInputVariableList"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • data

    txt入力ファイルのパス。

  • getInputVariableList

    入力ファイルに指定される変数のリストを指定します。

例1

データ・ファイル内で渡されるすべてのパラメータのリストを取得するには、次のコマンドを実行します。

emcli db_software_maintenance -createSoftwareImage
      -getInputVariableList=true                

例2

次の例では、新しいイメージおよびバージョンを作成します。

emcli db_software_maintenance -createSoftwareImage 
      -data="input_file=data:"/home/user/input_rac"      

この例のinput_racファイルの内容は次のとおりです。

  • IMAGE_NAME=DbGoldImage

  • IMAGE_DESCRIPTION=Gold Image for 11g db

  • REF_TARGET_NAME=ORACLE_HOME

  • IMAGE_SWLIB_LOC=Oracle Home Provisioning Profiles/11.2.0.3.0/linux_x64

  • REF_HOST_CREDENTIALS=ZONE_CREDS:TESTSUPERADMIN

  • WORKING_DIRECTORY=/tmp

  • STORAGE_TYPE_FOR_SWLIB=OmsShared

  • STORAGE_NAME_FOR_SWLIB=swlib

  • VERSION_NAME=Version1

db_software_maintenance -createImage

新しいイメージを作成します。

書式

emcli db_software_maintenance -createImage           
       -image_name= "image_name"
       -description= "description"
       -type= "type"
       -target_type= "target_type"
       -version= "version" 
       -platform_id= "platform_id"
       -status= "status"

オプション

  • image_name

    イメージの名前。

  • description

    イメージの説明。

  • type

    イメージ・バージョンがソフトウェア・ライブラリにある場合のSWLIBなどのイメージのタイプ。

  • target_type

    イメージのターゲット・タイプ。たとえば、単一インスタンスのOracleデータベースを管理するためにイメージが作成されている場合、ターゲット・タイプはoracle_databaseです。

  • version

    11.2.0.4.0などの製品のRDBMSバージョン。

  • platform_id

    プラットフォームID(Linux x86_64の226など)。

  • status

    PRODUCTIONなどのイメージ・ステータス。

次の例では、GI_11204という名前の新しいイメージを作成します。

emcli db_software_maintenance -createImage 
      -image_name="GI_11204" 
      -description="GI_11204" 
      -type="SWLIB" 
      -target_type=cluster -version=11.2.0.4.0 
      -platform_id=226 -status=PRODUCTION 

db_software_maintenance -createVersion

既存のソフトウェア・ライブラリ・コンポーネントを使用して、既存のイメージに新規バージョンを作成します。

書式

emcli db_software_maintenance -updateVersionStatus
      -version_name= "version_name"       
		 -image_id= "image_id"       
		 -external_id= "external_id"          
		 -status= "status"  

オプション

  • version_name

    バージョンの名前。

  • image_id

    イメージのID。

  • external_id

    バージョンの外部ID。たとえば、ソフトウェア・ライブラリ・ゴールド・イメージのUniform Resource Name (URN)です。

  • status

    DRAFT、ACTIVE、CURRENT、RESTRICTEDなどのバージョンのステータス。

次の例では、バージョンVersion1を作成します。

emcli db_software_maintenance -createVersion 
      -version_name="Version1" 
      -image_id="01B5F14FD57D7B89E05313B2F00A739F" 
      -external_id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:cmp:COMP
      Component:SUB_OracleDB:0191172464DD36B6E05313B2F00AB90A:0.1" 
      -status=CURRENT

db_software_maintenance -subscribeTarget

新しいターゲットを作成し、ターゲット・サブスクリプションを変更します。

書式

emcli db_software_maintenance -subscribeTarget      
      -target_name= "target_name"
      -target_type= "target_type"
      -[parent_target_name= "parent_target_name"]
      -[parent_target_type= "parent_target_type"]
      -image_id= "image_id"
      -[version_id= "version_id'

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • target_name

    ターゲットの名前。

  • target_type

    ターゲット・タイプ。

  • parent_target_name

    親ターゲット名。

  • parent_target_type

    親ターゲット・タイプ。

  • image_id

    イメージID。

  • version_id

    バージョンID。

次の例では、POOL NAMEという名前のOracle Cloud Zoneターゲットを変更します。

emcli db_software_maintenance -subscribeTarget
      -target_name="POOL NAME" 
      -target_type=oracle_cloud_zone 
      -image_id=FE55AD7AB28974EFE04313B2F00AD4A0 
                       

db_software_maintenance -updateVersionStatus

イメージのバージョン・ステータスを更新します。

書式

emcli db_software_maintenance -updateVersionStatus
      [-version_id= "version_id"]       -status= "status"

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • version_id

    バージョンID。

  • status

    DRAFT、ACTIVE、CURRENT、RESTRICTEDなどのバージョンのステータス。

次の例では、バージョンID 02A635AOD8D904A4E05362F3E40ADFD8のイメージのバージョンをCURRENTに更新します。

emcli db_software_maintenance -updateVersionStatus 
      -version_id=02A635AOD8D904A4E05362F3E40ADFD8 
      -status=CURRENT

db_software_maintenance -getImages

クラウド・フローで作成されたイメージのリストを返します。プロファイル作成の一部として作成されるゴールド・イメージはここにはリストされません。

書式

emcli db_software_maintenance -getImages

次の例では、システムに存在するイメージのリストを戻します。

emcli db_software_maintenance -getImages
                     

db_software_maintenance -deleteImage

イメージを削除します。

書式

emcli db_software_maintenance -deleteImage            
      -image_id= "image_id"      [-force= "force"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • image_id

    削除するイメージのID。

  • force

    イメージにサブスクライブされたターゲットがある場合でも強制的に削除します。

次の例では、ID 01B5F14FD57D7B89E05313B2F00A739Fのイメージを削除します。

emcli db_software_maintenance -deleteImage 
      -image_id="01B5F14FD57D7B89E05313B2F00A739F

db_software_maintenance -unsubscribeTarget

指定されたターゲットをサブスクライブ解除します。

書式

emcli db_software_maintenance -subscribeTarget      
      -target_name= "target_name" 
      -target_type= "target_type" 
      -image_id= "image_id" 
      [-version_id= "version_id']

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • target_name

    ターゲットの名前。

  • target_type

    ターゲット・タイプ。

  • image_id

    イメージID。

次の例では、名前POOL NAMEおよびイメージID FE55AD7AB28974EFE04313B2F00AD4A0のOracle Cloud Zoneターゲットをサブスクライブ解除します。

emcli db_software_maintenance -unsubscribeTarget
      -target_name="POOL NAME" 
      -target_type=oracle_cloud_zone 
      -image_id=FE55AD7AB28974EFE04313B2F00AD4A0 
                       

db_software_maintenance -searchImage

指定されたフィルタに基づいてイメージを検索します。ワイルドカードには'%'を使用します。フィルタが指定されていない場合は、システムに存在するすべてのイメージが返されます。

書式

emcli db_software_maintenance -searchImage
      [-name_pattern= "name_pattern"]
      [-version_pattern= "version_pattern"]
      [-description_pattern= "description_pattern"]
      [-owner= "owner"]
      [-target_type= "target_type"]
      [-platform_id= "platform_id"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • name_pattern

    名前のパターン。

  • version_pattern

    バージョンのパターン。

  • description_pattern

    説明のパターン。

  • version_pattern

    バージョンのパターン。

  • target_type

    ターゲット・タイプ。

  • platform_id

    プラットフォームID(Linux x86_64の226など)。

例1

次の例では、GIを含む名前のデータベース・イメージを検索します。

emcli db_software_maintenance -searchImage
      -name_pattern="%GI%"                

例2

次の例では、Linux x86_64プラットフォーム(プラットフォームID226)のデータベース・イメージを検索します。

emcli db_software_maintenance -searchImage 
      -platform_id="226"
                      

db_software_maintenance -getTargetSubscriptions

指定されたターゲットのサブスクリプションのリストを戻します。

書式

emcli db_software_maintenance -getTargetSubscriptions
      -target_name= "target_name"    Target name
      -target_type= "target_type"    Target type
      [-image_type= "image_type"    Image type] 

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • target_name

    ターゲットの名前。

  • target_type

    ターゲット・タイプ。

  • image_type

    イメージ・タイプ。

次の例では、POOL NAMEという名前のOracle Cloud Zoneターゲットのサブスクリプションのリストを戻します。

emcli db_software_maintenance -getTargetSubscriptions
      -target_name="POOL NAME" 
      -target_type="oracle_cloud_zone"                 

db_software_maintenance -getVersions

指定されたイメージのバージョンのリストを戻します。

書式

emcli db_software_maintenance -getVersions
      -image_id= "image_id"
      [-version_status= "version_status"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • image_id

    イメージの名前。

  • version_status

    バージョンのステータス・フィルタ。

次の例では、ID 01B5F14FD57D7B89E05313B2F00A739Fのイメージのバージョンのリストを戻します。

emcli db_software_maintenance -getVersions
      -image_id="01B5F14FD57D7B89E05313B2F00A739F" 
      -version_status=CURRENT  
                     

db_software_maintenance -getImageSubscriptions

サブスクライブされたターゲットのリストを返します。

書式

emcli db_software_maintenance -getImageSubscriptions
      -image_id= "image_id" 

オプション

  • image_id

    イメージのID。

次の例では、ID ID01B5F14FD57D7B89E05313B2F00A739Fのイメージのターゲットのリストを戻します。

emcli db_software_maintenance -getImageSubscriptions
      -image_id="01B5F14FD57D7B89E05313B2F00A739F"                

db_software_maintenance -performOperation

新しいデータベース・ソフトウェア・メンテナンス操作を作成します。サブコマンド–performOperationはさらにさまざまなコマンドに分かれます。使用できるコマンドについて次に詳しく説明します。

-performOperation –Deploy

deployコマンドは、新しいOracleホームの作成時に最新バージョンのサブスクライブ・イメージを自動的に使用します。

emcli db_software_maintenance -performOperation -name="Deploy
		-1120407 GI Home" -purpose=DEPLOY_GI_SOFTWARE
		-target_type=input_file -target_list="CLUSTER1"
		-normal_credential="NC_HOST_CREDS:TESTSUPERADMIN"
		-privilege_credential="HOST_PRIV:TESTSUPERADMIN"
		-inputfile="data:/usr/oracle/deploy.txt"		

オプション

  • name

    これは操作の一意の名前です。

  • purpose

    フリート操作によって実行できる次の標準の目的があります。
    • DEPLOY_DB_SOFTWARE

    • DEPLOY_GI_SOFTWARE

    • DEPLOY_SIHA_SOFTWARE

  • traget_type

    この操作が実行されるターゲットのタイプ。

  • target_list

    これはパッチを適用する必要があるターゲットのカンマ区切りのリストです。

  • normal_credential

    これは<Named Credential: Credential Owner>という形式で入力する必要があります。

    • <Named Credential>: 新しいOracleホームがデプロイされるホストの名前付き資格証明。

    • <Credential Owner>: この名前付き資格証明を所有するEnterprise Managerユーザー。

  • privilege_credential

    これは<Named Credential: Credential Owner>という形式で入力する必要があります。

    • <Named Credential>: 新しいOracleホームがデプロイされるホストの名前付き資格証明。

    • <Credential Owner>: この名前付き資格証明を所有するEnterprise Managerユーザー。

      これらの資格証明は、スクリプトをルートとして実行するために使用されます。

  • start_schedule

    ステージングおよびデプロイが開始される日付(将来開始される予定の場合)。

    形式: "start_time:yyyy/mm/dd HH:mm"

    注意:

    これはオプションのパラメータです。日付を指定しない場合、フリート操作は即座に開始されます。
  • Input_file

    このファイルには次のエントリが含まれます。

    • NEW_ORACLE_HOME_LIST= <新しいOracleホームのパス>

      これは、すべてのホストで新しいOracleホームがインストールされる場所です。資格証明所有者には、この場所への読取り/書込みアクセス権がある必要があります。

    • workingDir=<一時ディレクトリの名前>

    • dispatchLoc=<ディスパッチ場所>

      これは、ホスト上ですべてのスクリプトがステージングされる場所です。これらのスクリプトは、"root"ユーザーとして起動されます。

    • SKIP_PREREQUISITE_CHECKS=<true|false>- デフォルト値はfalseです。

    • SKIP_CVU_CHECK=<true|false>- デフォルト値はfalseです。

    • PREREQS_ONLY=<true|false>- デフォルト値はfalseです。前提条件チェック時にエラーを検出するために使用できます。値を"true"に設定すると、実際のデプロイメントは行われません。

    注意:

    このverbは、次のステップに進む前に完了する必要があるプロシージャを発行します。

コンテナ・データベースのデプロイ:

emcli db_software_maintenance -performOperation
-purpose="DEPLOY_CDB" -target_name="<>CDB Name that is being patched"
-target_type="<target type>
-name="Operation Name”
-description="Operation description"
-db_prefix | db_name ="<DB Name prefix or DB name>"
–normal_credential="<credential name>"
–privilege_credential="<credential name>"
–database_credential="SYSDBA credential name>"

既存のコンテナを使用する場合:

emcli db_software_maintenance -performOperation 
-purpose="ATTACH_CDB"-target_name="<CDB Name that is being patched>"
-target_type="<target type>"
-name="Operation Name”
-description="Operation description"
-destinationCDB ="<Container database to which PDBs will be migrated>"
–normal_credential="<credential name>"
–privilege_credential=”<credential name>"
–database_credential="<SYSDBA credential name>"

-performOperation –Update

Updateコマンドは、次のようにさまざまなアクションで使用されます。

リスナーの移行

データベース・ホームから実行されているリスナーがある場合は、次のverbを使用してそれらをパラレルOracleホームに移行します。このコマンドを使用して、Oracleデータベース・ホームから実行しているリスナーを移行できます。グリッド・インフラストラクチャ・ホームは、GI更新プロセス中に自動的に移行されます。

書式

emcli db_software_maintenance -performOperation -name="Update
		Listener" -purpose=migrate_listener -target_type=oracle_database
		-target_list="DB1" -normal_credential="NC_HOST_CREDS:SYSMAN"
		-privilege_credential="HOST PRIV:SYSMAN" start_schedule

オプション

  • name

    これは操作の一意の名前です。

  • purpose

    フリート操作によって実行できる次の標準の目的があります。
    • MIGRATE_LISTENER

  • traget_type

    この操作が実行されるターゲットのタイプ。これは、RACの場合は"rac_database"、単一インスタンス・データベースの場合は"oracle_database"です。

  • target_list

    これは移行するターゲットのカンマ区切りのリストです。

  • normal_credential

    これは<Named Credential: Credential Owner>という形式で入力する必要があります。

    • <Named Credential>: 新しいOracleホームがデプロイされるホストの名前付き資格証明。

    • <Credential Owner>: この名前付き資格証明を所有するEnterprise Managerユーザー。

  • privilege_credential

    これは<Named Credential: Credential Owner>という形式で入力する必要があります。

    • <Named Credential>: 新しいOracleホームがデプロイされるホストの名前付き資格証明。

    • <Credential Owner>: この名前付き資格証明を所有するEnterprise Managerユーザー。

      これらの資格証明は、スクリプトをルートとして実行するために使用されます。

  • start_schedule

    ステージングおよびデプロイが開始される日付(将来開始される予定の場合)。

    形式: "start_time:yyyy/mm/dd HH:mm"

    注意:

    これはオプションのパラメータです。日付を指定しない場合、フリート操作は即座に開始されます。

データベース/クラスタの更新

ステージ操作およびデプロイ操作が完了したら、新しくデプロイされたGrid Infrastructureホームにグリッド・インフラストラクチャ・インスタンスを移行する必要があります。

書式

emcli db_software_maintenance -performOperation -name="Update
Cluster" -purpose=UPDATE_GI -target_type=cluster -target_list=
CLUSTER1 -normal_credential="NC_HOST_CREDS:SYSMAN"
privilege_credential="HOST PRIV:SYSMAN" [-rolling=<true/false]

オプション

  • name

    これは操作の一意の名前です。

  • purpose

    フリート操作によって実行できる次の標準の目的があります。

    • 単一インスタンスおよびSIHA用のUPDATE_DB

    • RACデータベースおよびRAC One Node用のUPDATE_RACDB

    • クラスタ用のUPDATE_GI

  • target_type

    この操作の対象となるターゲットのタイプ("rac_database"または"single instance"データベース)。

  • target_list

    これはパッチを適用する必要があるターゲットのカンマ区切りのリストです。

    • 同種のタイプのターゲットは、単一のフリート操作でサポートされます。

  • normal_credential

    これは<Named Credential: Credential Owner>という形式で入力する必要があります。
    • <Named Credential>: 新しいOracleホームがデプロイされるホストの名前付き資格証明。

    • <Credential Owner>: この名前付き資格証明を所有するEnterprise Managerユーザー。

  • privilege_credential

    これは<Named Credential: Credential Owner>という形式で入力する必要があります。
    • <Named Credential>: 新しいOracleホームがデプロイされるホストの名前付き資格証明。

    • <Credential Owner>: この名前付き資格証明を所有するEnterprise Managerユーザー。

      これらの資格証明は、スクリプトをルートとして実行するために使用されます。

  • rolling

    これはオプションのフラグであり、デフォルト値はtrueです。更新プロシージャはデフォルトでは「ローリング・パッチ」モードで動作しますが、必要に応じてそれをオーバーライドできます。

  • start_schedule

    ステージングおよびデプロイが開始される日付(将来開始される予定の場合)。

    形式: "start_time:yyyy/mm/dd HH:mm"

    注意:

    これはオプションのパラメータです。日付を指定しない場合、フリート操作は即座に開始されます。
  • input_file

    これはオプションのパラメータです。ここに指定できるパラメータは、workingDir: = <一時ディレクトリの名前>です。

ノードごとのRACデータベース/クラスタの更新

クラスタを更新する場合、クラスタ・インスタンスの切替えプロセス中に、そのノードで実行されているすべてのRACデータベース・インスタンスが必ず停止される必要があります。このため、クラスタの更新の後にRACデータベースを更新すると、インスタンスが2回再起動されます。

管理者が切替えプロセスに対する制御を強化する状況が考えられます。たとえば、管理者は、データベース・インスタンスを複数回再起動することを回避するために、クラスタおよびRACデータベースのノードごとの更新の実行を選択する場合があります。また、管理者が、ノード固有の事前または事後の手順を実行する必要がある場合があります。

このオプションは、ユーザーが各ノードに次のタスクを実行することを有効にして、この制御を提供します。
  • クラスタ・インスタンスを切り替えます。

  • RACデータベース・インスタンスを停止されたままにします。

    たとえば、RACデータベースRACDB_112およびRACDB_121がこのクラスタで実行されているとします。この特定のノードで実行されているインスタンスRACDB_112_1およびRACDB_121_1は、クラスタ・インスタンスが切り替えられた後も停止されたままです。
    	emcli db_software_maintenance -performOperation -name="Update
    	Cluster" -purpose=UPDATE_GI -target_type=cluster -
    	target_list= CLUSTER1 -
    	normal_credential="NC_HOST_CREDS:SYSMAN" -
    	privilege_credential="HOST_PRIV:SYSMAN" - rolling=true -
    	node_list="host1.us.oracle.com" –startupDatabase=false
  • 同じノード上のすべてのRACデータベース・インスタンスを切り替えます。

  • この手順はインスタンスRACDB_112_1およびRACDB_121_1を新しいホームに切り替え、再起動します。

    たとえば、RACデータベースRACDB_112およびRACDB_121がこのクラスタで実行されているとします。この特定のノードで実行されているインスタンスRACDB_112_1およびRACDB_121_1は、クラスタ・インスタンスが切り替えられた後も停止されたままです。

書式

emcli db_software_maintenance -performOperation -name="Update
		RAC DB" -purpose=UPDATE_RACDB -target_type=rac_database -
		target_list= RACDB -normal_credential="NC_HOST_CREDS:SYSMAN" -
		privilege_credential="HOST_PRIV:SYSMAN" -rolling=true -
		node_list="host1.us.oracle.com"

オプション

  • name

    これは操作の一意の名前です。

  • purpose

    フリート操作によって実行できる次の標準の目的があります。

    • 単一インスタンスおよびSIHA用のUPDATE_DB

    • RACデータベースおよびRAC One Node用のUPDATE_RACDB

    • クラスタ用のUPDATE_GI

  • target_type

    この操作の対象となるターゲットのタイプ("rac_database"または"single instance"データベース)。

  • target_list

    これはパッチを適用する必要があるターゲットのカンマ区切りのリストです。

    • 同種のタイプのターゲットは、単一のフリート操作でサポートされます。

    • このターゲット・リストに基づく一意のホストのリストが表示され、それらのホストでOracleホーム・ソフトウェアのステージングが開始されます。

    • 同じOracleホームから実行されているターゲットをこのリストに指定した場合、ステージング操作およびデプロイ操作はすべてのターゲットに対して起動されるのではなく、一度だけ起動されます。

  • normal_credential

    これは<Named Credential: Credential Owner>という形式で入力する必要があります。
    • <Named Credential>: 新しいOracleホームがデプロイされるホストの名前付き資格証明。

    • <Credential Owner>: この名前付き資格証明を所有するEnterprise Managerユーザー。

  • privilege_credential

    これは<Named Credential: Credential Owner>という形式で入力する必要があります。
    • <Named Credential>: 新しいOracleホームがデプロイされるホストの名前付き資格証明。

    • <Credential Owner>: この名前付き資格証明を所有するEnterprise Managerユーザー。

      これらの資格証明は、スクリプトをルートとして実行するために使用されます。

  • node_list

    インスタンスを更新する必要があるホストのカンマ区切りのリストです。

    たとえば、RACDBが4ノードのクラスタ(host1、host2、host3およびhost4)で実行されていて、一度に2つのホストのインスタンスのみを更新することを選択した場合、このパラメータの値はnode_list="host1, host2"として指定する必要があります。

    注意:

    これはオプションのパラメータです。日付を指定しない場合、フリート操作は即座に開始されます。

-performOperation –Rollback

このコマンドは、更新操作が完了した後にデータベースを元のOracleホームに戻すために使用します。

書式

emcli db_software_maintenance -performOperation -name="Rollback
		RAC DB" -purpose=ROLLBACK_RACDB -target_type=rac_database -
		target_list= RACDB -normal_credential="NC_HOST_CREDS:SYSMAN" -
		privilege_credential="HOST_PRIV:SYSMAN" [-rolling=true/false]
		[-node_list="host1.us.oracle.com"]

オプション

  • name

    これは操作の一意の名前です。

  • purpose

    フリート操作によって実行できる次の標準の目的があります。

    • ROLLBACK_DB

    • ROLLBACK_RACDB

    • ROLLBACK_GI

  • target_type

    この操作の対象となるターゲットのタイプ("rac_database"または"oracle_database")。

  • target_list

    これはパッチを適用する必要があるターゲットのカンマ区切りのリストです。

    • 同種のタイプのターゲットは、単一のフリート操作でサポートされます。

    • このターゲット・リストに基づく一意のホストのリストが表示され、それらのホストでOracleホーム・ソフトウェアのステージングが開始されます。

    • 同じOracleホームから実行されているターゲットをこのリストに指定した場合、ステージング操作およびデプロイ操作はすべてのターゲットに対して起動されるのではなく、一度だけ起動されます。

  • normal_credential

    これは<Named Credential: Credential Owner>という形式で入力する必要があります。
    • <Named Credential>: 新しいOracleホームがデプロイされるホストの名前付き資格証明。

    • <Credential Owner>: この名前付き資格証明を所有するEnterprise Managerユーザー。

  • privilege_credential
    これは<Named Credential: Credential Owner>という形式で入力する必要があります。
    • <Named Credential>: 新しいOracleホームがデプロイされるホストの名前付き資格証明。

    • <Credential Owner>: この名前付き資格証明を所有するEnterprise Managerユーザー。

      これらの資格証明は、スクリプトをルートとして実行するために使用されます。

  • non_rolling

    デフォルトでは、ロールバックはすべてのノードで実行されます。non_rolling backフラグが有効な場合、(node_listコマンドを使用して)ロールバックするノードのリストを選択できます。

  • rolling

    デフォルトでは、ロールバックはローリング方式で実行されます。このフラグは、非ローリング・モード(OJVM)で適用されてロールバックする必要があるパッチが現在のOracleホームにある場合に使用します。

  • node_list

    インスタンスを更新する必要があるホストのカンマ区切りのリストです。

    たとえば、RACDBが4ノードのクラスタ(host1、host2、host3およびhost4)で実行されていて、一度に2つのホストのインスタンスのみを更新することを選択した場合、このパラメータの値はnode_list="host1, host2"として指定する必要があります。

db_software_maintenance -getSubscriptionsForContainer

データベース・プールなどのコンテナ・ターゲットのサブスクリプションを戻します。

書式

emcli db_software_maintenance -getSubscriptionsForContainer      
      -image_id= "image_id"   
      -target_name= "target_name"  
      -target_type= "target_type" 

オプション

  • image_id

    イメージID。

  • target_name

    Oracle Enterprise Managerのターゲットの名前。

  • target_type

    ターゲット・タイプ。

次の例では、名前POOL NAMEおよびイメージID FE55AD7AB28974EFE04313B2F00AD4A0のOracle Cloud Zoneターゲットのサブスクリプションを戻します。

emcli db_software_maintenance -getSubscriptionsForContainer
      -target_name="POOL NAME" 
      -target_type=oracle_cloud_zone 
      -image_id=FE55AD7AB28974EFE04313B2F00AD4A0
                       

5.4.133 dbimport

データをエクスポート・ダンプから、指定したデータベース・ターゲットにインポートします。

書式

emcli dbimport       -inputFile="File containing properties for importing data to a database"

オプション

  • inputFile

    データをデータベースに転送するために必要なプロパティを含むファイルの場所。

次の例では、データをエクスポート・ダンプから、dbimport.propsファイルに指定されているデータベース・ターゲットにインポートします。

emcli dbimport 
      -inputFile=/u01/files/dbimport.props

5.4.134 deactivate_mda_finding_types

指定したMDA結果タイプを非アクティブ化します。結果タイプは、N (新規)、A (アクティブ)またはI (非アクティブ)のステータスを持ちます。現在アクティブな(たとえば、ステータスA)結果タイプのみが非アクティブになります。それ以外は前のステータスが保持されます。非アクティブ化された後は、その結果タイプに対して新しいターゲットが有効になることはなく、非アクティブな結果タイプに対して分析の実行がスケジュールされることもありません。

書式

emcli deactivate_mda_finding_types      [-finding_types="<list of finding types>"]       [-separator=finding_types="separator_for_finding_types_values"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • finding_types

    結果タイプのリスト。使用されるデフォルト・セパレータは、「;」です。

  • separator=finding_types

    結果タイプのリストに使用されるカスタム・セパレータを示します。結果タイプ・リストで「;」以外の文字をセパレータとして使用する場合、このオプションは必須です。

例1

次の例では、単一の結果タイプを非アクティブ化します。

emcli deactivate_mda_finding_types
      -finding_types="oracle.sysman.emas.wls_gc_overhead"

例2

次の例では、複数の結果タイプを非アクティブ化します。

emcli deactivate_mda_finding_types 
      -finding_types="oracle.sysman.emas.wls_gc_overhead;oracle.sysman.emas.wls_heap_config"

5.4.135 define_diagcheck_exclude

グループに対して診断チェック除外を定義し、除外をチェックします。

書式

emcli define_diagcheck_exclude
        -target_type="type"
        -exclude_name="name"
        { [-excl_group="diag_group" ]*
          [-excl_check="diag_check" ]* | 
         -input_file=excl_def:<complete_path_to_file> }

[ ]  indicates that the parameter is optionalis optional

オプション

  • target_type

    ターゲットのタイプ。

  • exclude_name

    除外に使用するための名前。

  • excl_group

    除外するdiagcheckのグループ。

  • excl_check

    除外するdiagcheckの名前。

  • input_file

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

5.4.136 delete_assoc

ターゲット・アソシエーション・インスタンスを削除します。

書式

標準モード

emcli delete_assoc
       -assoc_type="association type"
       -source="target_name:target_type"
       -dest="target_name1:target_type1[;target_name2:target_type2..]"
       [-separator="separator:attribute_name:character"]
       [-subseparator="subseparator:attribute_name:character"]

インタラクティブ(スクリプト)モード

delete_assoc(
      assoc_type="association type"
      ,source="target_name:target_type"
      ,dest="target_name1:target_type1[;target_name2:target_type2..]"
      [,separator="separator:attribute_name:character"
      [,subseparator="subseparator:attribute_name:character"]      )

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • assoc_type

    アソシエーションのタイプ。

  • source

    ソース・ターゲットのターゲット名およびターゲット・タイプ。

  • dest

    宛先ターゲットのターゲット名およびターゲット・タイプ。

  • separator

    属性値を複数入力する場合、デフォルトのセパレータはセミコロン(;)。このオプションを使用すると、デフォルトのセパレータ値が上書きされます。

    例: separator="<attribute_name=sep_char>"(ここでattribute_nameは、セパレータ文字を上書きする属性名で、sep_charは新しいセパレータ文字です。)例: separator="att=#"

  • subseparator

    属性値を複数入力する場合、デフォルトのサブセパレータはコロン(:)。このオプションを使用すると、デフォルトのサブセパレータ値が上書きされます。

    例: subseparator="<attribute_name=sep_char>"ここでattribute_nameは、セパレータ文字を上書きする属性名で、sep_charは新しいサブセパレータ文字です。例: separator="att=#"

終了コード

0はVerbの処理が正常終了したことを示します。

0以外の値は、Verb処理が正常終了しなかったことを意味します。

この例では、ターゲットabc_cluster:clusterからターゲットdef.oracle.com:hostおよびghi.oracle.com:hostのタイプcluster_containsのアソシエーションを削除します。

emcli delete_assoc
      -assoc_type="cluster_contains"
      -source="abc_cluster:cluster"
      -dest="def.oracle.com:host;ghi.oracle.com:host"

5.4.137 delete_bda_cluster

指定したHadoopクラスタ・ターゲットとそのすべての子を削除します。これがBDAターゲット内の最後のクラスタである場合、BDAターゲットとそのすべての子も削除します。

Hadoopクラスタが複数のラックにわたって分散されている場合、BDAラック全体にわたって削除を実行します。BDAラック内に他のクラスタが存在する場合、Hadoopクラスタ・ターゲットを削除する前に共有ターゲットを再配置します。

書式

emcli delete_bda_cluster
        -cluster="cluster_name"

オプション

  • cluster

    削除するクラスタの名前。

次の例では、acmeクラスタ・ターゲットとそのすべての子を削除します。acmeがBDAラック内の最後のクラスタである場合、ラックとそのすべての子を削除します。ラック内に他のクラスタが存在する場合、クラスタを削除する前に共有ターゲットを再配置します。

emcli delete_bda_cluster
        -cluster="acme"

5.4.138 delete_blackout

すでに終了したブラックアウトまたは完全に停止したブラックアウトを削除します。進行中のブラックアウトや現在スケジュールされているブラックアウトは削除できません。まずstop_blackoutを実行する必要があります。

書式

emcli delete_blackout
      -name="name"
      [-createdby="blackout_creator"]
      [-emd_url="emd_url"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    削除するブラックアウトの名前。

  • createdby

    ブラックアウトを作成したEnterprise Managerユーザー。デフォルトは現行ユーザーです。別のユーザーが作成したブラックアウトを削除するには、SUPER_USER権限が必要です。emctlを通じて作成されたブラックアウトでは、-createdby="<SYSTEM>"を指定する必要があります。

  • emd_url

    emctlブラックアウトが作成されたときに使用されたエージェントのemd_url。これは、emctlを通じて作成されたブラックアウトの必須パラメータです。

例1

この例では、現行ユーザーが作成したブラックアウトbackup_monthlyを削除します。

emcli delete_blackout 
      -name=backup_monthly

例2

この例では、指定した一意の名前のemctlを通じて作成されたブラックアウトblack_2015-04-14 04:45:10を削除します。

emcli delete_blackout 
      -name="black_2015-04-14 04:45:10" 
      -createdby="<SYSTEM>" 
      -emd_url="https://myhost.company.com:1234/emd/main/"

5.4.139 delete_charge_item

チャージバックからカスタム・チャージ・アイテムを削除します。

書式

emcli delete_charge_item  
        -target_type="target_type"
        -item_name="item_name"

オプション

  • target_type

    カスタム・チャージ・アイテムと関連付られているターゲット・タイプ。

  • item_name

    削除するカスタム・チャージ・アイテムの名前。

例1

この例では、ターゲット・タイプhostと関連付られているtotal_procという名前のカスタム・チャージ・アイテムを削除します。

emcli delete_charge_item
        -target_type="host"
        -item_name="total_proc" 

例2

この例では、ターゲット・タイプOracle Databaseと関連付られているcustom_configという名前のカスタム・チャージ・アイテムを削除します。

emcli delete_charge_item
        -target_type="oracle_database"
        -item_name="custom_config"

5.4.140 delete_chef_cookbook

chefクックブックのソフトウェア・ライブラリ・コンポーネントおよびディレクティブを削除します。クックブックごとにこのVerbを1回使用します。

書式

emcli delete_chef_cookbook 
      -name="component_name"
      -folder_name="swlib_folder_name" 

オプション

  • name

    ソフトウェア・ライブラリ・コンポーネント名

  • folder_name

    コンポーネントとディレクティブが保存されているソフトウェア・ライブラリ・フォルダ。

次の例では、chefクックブックのカスタム・ソフトウェア・ライブラリ・コンポーネントおよびディレクティブを削除します。

emcli delete_chef_cookbook 
      -name=component 
      -folder_name="MyComponents"

5.4.141 delete_cloud_service_instances

指定したフィルタに基づいてクラウド・サービス・インスタンスを削除します。

書式

emcli delete_cloud_service_instances
      -user="username"
      [-family="family"]
      [-type="service type"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • user

    削除するサービス・インスタンスをフィルタするために使用するユーザーの名前。

  • family

    クラウド・リクエストをフィルタするために使用するサービス・ファミリ名。

  • type

    削除するサービス・インスタンスをフィルタするために使用するサービス・タイプ。

例1

この例では、指定したユーザー(user1)が所有する指定したサービス・ファミリ(family1)に属するすべてのクラウド・インスタンスを削除します。

emcli delete_cloud_service_instances -user="user1" -family="family1"

例2

この例では、指定したユーザー(user1)が所有し、指定したサービス・ファミリ(family1)および指定したサービス・タイプ(type1)に属するすべてのクラウド・インスタンスを削除します。

emcli delete_cloud_service_instances -user="user1" -family="family1" -type="type1"

5.4.142 delete_cloud_user_objects

クラウド・サービス・インスタンスおよびリクエストを含むクラウド・ユーザー・オブジェクトを削除します。

書式

emcli delete_cloud_user_objects
      -user="username"
      [-purge]
      [-force]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • user

    ユーザー・オブジェクトをフィルタリングするために使用するユーザーの名前。

  • purge

    完了したクラウド・サービスのリクエストをパージするフラグを設定する。このオプションが使用されている場合を除き、デフォルトはfalseです。

  • force

    進行中のリクエストをキャンセルするためのフラグを設定する。ジョブの状態に応じて、手動でクリーンアップする必要のある場合があります。

    慎重に使用してください。操作を一度開始すると元に戻すことはできません。

例1

指定したユーザー(user1)が所有するすべてのクラウド・オブジェクトを削除し、スケジュールされているリクエストをすべてキャンセルします。

emcli delete_cloud_user_objects -user="user1"

例2

指定したユーザー(user1)が所有するすべてのクラウド・オブジェクトを削除し、スケジュールされているリクエストをすべてキャンセルし、完了しているすべてのリクエストをパージします。

emcli delete_cloud_user_objects -user="user1" -purge

5.4.143 delete_compare_check

指定したターゲット・タイプの比較チェックを削除します。最新の比較チェックが削除されます。

書式

emcli delete_compare_check 
      -name="<check_name>"  
      -target_type="<target_type>"

オプション

  • name

    削除する比較チェックの名前。

  • target_type

    比較チェックを削除するターゲット・タイプ。

次の例では、ホスト・ターゲットからcheck_deployment_my_target比較チェックを削除します。

emcli delete_compare_check 
      -name="check_deployment_my_target" 
      -target_type="host"

5.4.144 delete_config_compare_template

リポジトリから指定した構成比較テンプレートを削除します。

書式

emcli delete_config_compare_template        -template_name="<template_name>"

オプション

  • template_name

    構成比較テンプレートの名前。

次の例では、Host Templateというテンプレート名の構成比較テンプレートを削除します

emcli delete_config_compare_template 
      -template_name="Host Template"

5.4.145 delete_config_onetimecompare

リポジトリから保存済の1回かぎりの比較を削除します。

書式

emcli delete_config_onetimecompare  
      -name="<comparison_name>"

オプション

  • name

    保存された構成比較の名前。

次の例では、cmp_host1という名前の保存済の1回かぎりの比較をリポジトリから削除します。

emcli delete_config_onetimecompare 
      -name="cmp_host1"

5.4.146 delete_config_search

リポジトリから保存済の構成検索を削除します。

書式

emcli delete_config_search    
      -name="saved_search_name" 
      [-search_type="Latest/History"]  

[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • name

    保存された検索の名前。

  • search_type

    保存された検索のタイプ(LatestまたはHistory)。これは、デフォルト値がLatestのオプション・パラメータです。

次の例では、保存済の検索のsearch_07_15-2015を削除します。

emcli delete_config_search       -name="search_07_15_2015" 
      -search_type="Latest" 
     

5.4.147 delete_credential_set

資格証明セットを削除します。Enterprise Managerのスーパー管理者のみが資格証明セットを削除できます。システム既存の資格証明セットは削除できません。

書式

  emcli delete_credential_set        -set_name="set_name"        -target_type="ttype"

オプション

  • set_name

    削除する資格証明セットの名前。

  • target_type

    資格証明セットのターゲット・タイプ。

この例では、Old_Credential_Setという名前の資格証明セットを削除します。

emcli delete_credential_set 
        -set_name=Old_Credential_Set 
        -target_type=host

5.4.148 delete_custom_plugin_update

プラグインに対するカスタム・プラグイン更新を削除します。後続のすべてのプラグイン・デプロイメントでは、Enterprise Manager自己更新で使用できる最新の適用可能バージョンまたはリビジョンが使用されます。

このカスタム・プラグイン更新が以前にデプロイされた管理エージェントに自動的に再デプロイされることはありません。後続のプラグインのデプロイメントに対してのみ適用されます。

書式

emcli delete_custom_plugin_update
      -plugin="<plugin_id>:<plugin_version>:<plugin_revision>"

オプション

  • plugin

    プラグインのID、バージョンおよびリビジョン。プラグインのバージョンおよびリビジョンを表示するには、emcli list_custom_plugin_updatesを実行します。

次の例では、oracle.sysman.db2プラグインの12.1.0.2.0バージョンのカスタム・プラグイン更新を削除します。

emcli delete_custom_plugin_update       -plugin="oracle.sysman.db2:12.1.0.2.0"

5.4.149 delete_database

Oracle Enterprise Managerからデータベースおよびターゲットを削除します。

書式

emcli delete_database
      -inputFile="File containing properties required for deleting a database"  

オプション

  • inputFile

    データベースを削除するために必要なプロパティを含むファイルの場所および名前。

次の例では、/u01/files/delete_database.propsファイルに含まれているパラメータを使用してデータベースを削除します。

emcli delete_database        -inputFile=/u01/files/delete_database.props  

5.4.150 delete_database_size

create_database_size verbを使用して作成されたデータベース・サイズを削除します。

書式

emcli delete_database_size 
      -name="<Existing size name>" 

オプション

  • name

    既存のデータベース・サイズの名前。

次の例では、Smallという名前のデータベース・サイズを削除します。

emcli delete_database_size 
      -name=Small

5.4.151 delete_dbaas_quota

SSAユーザー・ロール用のデータベース割当て制限を削除します。

書式

emcli delete_dbaas_quota
       -role_name="<SSA user role  name>"

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • role_name

    割当て制限の削除対象となるSSAユーザー・ロールの名前。

この例では、My Roleの割当て制限を削除します。

emcli delete_dbaas_quota
       -role_name="My Role"

5.4.152 delete_dbprofile

既存のデータベース・プロファイル・コンポーネントを削除します。

書式

emcli delete_dbprofile     -comp_loc="Database Profile component location and name in software library"     [-version="Database Profile component version name"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • comp_loc

    データベース・プロファイル・コンポーネントの場所および名前の組合せ。

  • version

    データベース・プロファイル・コンポーネントのバージョン名。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、プロファイル名がRMAN_Profile、バージョンがRMAN_Backup_10_04_14_12_40_PM、および場所がDatabase Provisioning Profiles/11.2.0.4.0/linux_x64であるデータベース・プロファイル・コンポーネントを削除します。

emcli delete_dbprofile -comp_loc="Database Provisioning Profiles/11.2.0.4.0/linux_x64/RMAN_Profile" -version="RMAN_Backup_10_04_14_12_40_PM"

5.4.153 delete_diag_snapshot

指定した診断スナップショットを削除します。

書式

emcli delete_diag_snapshot
        -name="<diag_snapshot_name>"
        [-debug]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    削除する診断スナップショットの名前。指定した名前の診断スナップショットが存在していることを確認してください。

  • debug

    デバッグのために冗長モードでverbを実行します。

この例では、Snapshot1という名前のスナップショットをCloud Controlから削除します。

emcli delete_diag_snapshot
      -name="Snapshot1"

5.4.154 delete_fmw_profile

ソフトウェア・ライブラリからFusion Middlewareプロビジョニング・プロファイルを削除します。

書式

emcli delete_fmw_profile
      -location="Profile Location" 
       -source="source"
       -dest="association type"
       [-separator="separator:attribute_name:character"]
       [-subseparator="subseparator:attribute_name:character"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • location

    プロファイルへの完全なソフトウェア・ライブラリ・パス。list_fmw_profiles verbを使用して完全パスを識別します。

注意:

名前および所有者のパラメータは同時に使用する必要があります。

次の例では、ソフトウェア・ライブラリからFusion Middlewareプロファイル「MyProfile」を削除します。

emcli delete_fmw_profile       -location="Fusion Middleware Provisioning/Profiles/MyProfile" 

5.4.155 delete_from_target_properties_master_list

ターゲット・プロパティのマスター・リストからプロパティを削除します。

書式

標準モード

emcli delete_from_target_properties_master_list
      -property_name="null"
      -property_value="null"

インタラクティブまたはスクリプト・モード

delete_from_target_properties_master_list(
property_name="null"
,property_value="null"
)

[ ] indicates that the parameter is optional. Delete if the verb has no optional parameters

オプション

  • property_name

    削除するプロパティの名前。

  • property_value

    削除するプロパティの値。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

5.4.156 delete_gold_agent_image

管理エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを削除します。

書式

emcli delete_gold_agent_image  
      -version_name="gold_image_version_name_to_delete"

オプション

  • version_name

    削除する管理エージェント・ゴールド・イメージ・バージョン。

次の例では、管理エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGI_DB_JUL_13を削除します。

emcli delete_gold_agent_image        -version_name=OPC_AGI_DB_JUL_13

5.4.157 delete_group

グループを削除します。存在しないグループを削除すると、グループXが存在しないというエラーが生成されます。

書式

emcli delete_group
      -name="name"
      [-type=<group>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    削除するグループの名前。

  • type

    グループ・タイプ: group。デフォルトはgroupです。

例1

この例では、データベース・ターゲット・タイプで構成されるグループpayroll_groupを削除します。

emcli delete_group -name=payroll_group

例2

この例では、ホスト・ターゲット・タイプで構成されるグループmy_hostsを削除します。

emcli delete_group -name=my_hosts

5.4.158 delete_incident_record

提供されたIDに基づいて、最大20のオープン・インシデントを1つ以上削除します。これによって、基礎となるイベントがあるすべてのアソシエーションを削除し、それに従って注釈を付けます。インシデントを削除しても、実際の基礎となるイベントは削除されず、これらのイベントはオープンのまま残ります。

権限の要件: インシデントの管理権限のあるユーザーのみがインシデントを削除できます。デフォルトでは、デフォルト値以外が設定された(Escalation、Priority、Resolution Status、Acknowledgement、Owner AssignmentまたはSuppressionなどの)ワークフロー属性が設定されているインシデントは、-forceオプションが使用されていないかぎり、削除されません。クローズされているインシデント、診断(ADR)インシデント、およびチケットが作成されているインシデントは削除できません。各インシデントの削除ステータスは、コマンドの実行時に表示されます。

書式

emcli delete_incident_record
-incident_number_list="Comma-separated list of incident numbers"
[-force]
[-preview]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • incident_number_list

    削除する(最大20までの)インシデント数のカンマ区切りのリスト。

  • force

    デフォルトでないワークフロー値をチェックせずにインシデントを削除する。

  • preview

    指定したインシデントを(インシデント番号で)削除できるか表示する。

例1

この例では、インシデント173、1886、32、5および853が削除可能であるか表示します。

このコマンドの出力は次のようになります。

emcli delete_incident_record -incident_number_list="173,1886,32,5,853" -preview

========= 
RESULTS   
========= 
=> Incident 173 can be deleted. 
 
=> Incident 1886 can only be deleted using the -force option, as one or more incident workflow attributes have been been used.
 
=> Incident 32 cannot be deleted because there is ticket attached with the incident.
 
=> Incident 5 cannot be deleted because user AdminX does not have at least a manage incident privilege. 
 
=> Incident 853 can be deleted. 

例2

この例では、インシデント178、1886および853をデフォルトではないインシデント・ワークフロー値をチェックせずに削除します。このコマンドの出力は次のようになります。

emcli delete_incident_record -incident_number_list="173,1886,853" -force

========= 
RESULTS   
========= 

=> Incident 173 has been successfully deleted. 
 
=> Incident 1886 has been successfully deleted.
 
=> Incident 853 has been successfully deleted.

5.4.159 delete_instance

停止または完了したデプロイメント・インスタンスを削除します。ステータスが停止、完了またはエラー終了の場合のみ、インスタンスを削除できます。

書式

emcli delete_instance 
      [-instance=<instance_guid>] 
      [-exec=<execution_guid>] 
      [-name=<execution_name>] 
      [-owner=<execution_owner>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • instance

    インスタンスのGUID。

  • exec

    実行のGUID。

  • name

    実行名。

  • owner

    実行の所有者。

例1

emcli delete_instance -instance=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61

例2

emcli delete_instance -exec=2B15CB29C3F9E6CE040578C96093F16

5.4.160 delete_job

フィルタ基準に一致するジョブまたはジョブのセットを削除します。ジョブはいずれかの実行がアクティブの場合、削除できません。すべての実行は、次のいずれかの状態である必要があります。

ABORTED、FAILED、COMPLETED、STOPPED、SKIPPED

ジョブID、ステータスおよび実行中のジョブのリストを取得するには、get_jobsを使用します。

書式

emcli delete_job
      [-job_id="ID1;ID2;..."]
      [-name="job name pattern"]
      [-owner="job owner"]
      [-type="job type"]
      [-targets="target name:target type"]
      [-input_file=property_file:"filename"]
      [-preview]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • job_id

    削除するジョブのセミコロン( ; )区切りのリスト。

    注意: このフィルタは、他のフィルタと一緒に使用できません。

  • name

    削除するジョブの名前またはパターン。ジョブを一意に識別するには、現行ユーザーを使用します。

  • owner

    ジョブの所有者。

  • type

    ジョブのジョブ・タイプ。

  • targets

    削除するジョブのターゲット名とターゲット・タイプ。

  • input_file

    ジョブをフィルタするためのプロパティをfilenameに指定できます。指定したすべてのフィルタ基準と一致するジョブが削除されます。少なくとも1つのフィルタを指定する必要があります。また、ログイン中の管理者が、一致するジョブに対して必要な権限を持つ必要があります。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • preview

    削除されるジョブのみをリストします。指定するオプションのリストで、-previewがオプションに含まれていない場合、ジョブが削除されてから、それらのジョブがリストされます。-previewがオプションの1つである場合、同じリストが表示されますが、ジョブは削除されません。

例1

この例では、ジョブIDが12345678901234567890123456789012の既存のジョブを削除します。

emcli delete_job -job_id=12345678901234567890123456789012

例2

この例では、ログイン中の管理者が所有しているMY_JOBという名前のジョブを停止して削除します。アクティブなジョブを削除するには、stopとdeleteのパターンを使用できます。

emcli stop_job -name=my_job
emcli delete_job -name=my_job

5.4.161 delete_library_job

create_library_jobsコマンドを使用して作成したライブラリ・ジョブを削除します。

書式

emcli delete_library_job
      -name=<"library_job_name">
      [-owner=<"library_job_owner">]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    ライブラリ・ジョブの名前。

  • owner

    ライブラリ・ジョブの所有者(現在ログインしているEM CLI管理者と異なる場合)。

例1

この例では、現在ログインしているEnterprise Manager管理者が所有しているライブラリ・ジョブlibjob1を削除します。

emcli delete_library_job -name=libjob1 

例2

この例では、Enterprise Manager管理者emadmin1が所有しているライブラリ・ジョブlibjob2を削除します。

emcli delete_library_job -name=libjob2 -owner=emadmin1 

5.4.162 delete_metric_promotion

プロモート・メトリックを削除します。

書式

emcli delete_metric_promotion
      -name=<service_target_name>
      -type=<service_target_type>
      [-category=<usage/performance/business>]
      [-promotedMetricName=<promoted_metric]
      [-promotedMetricColumn=<promoted_metric_column>]
      -promotedMetricKey=<key_value_of_promoted_metric>

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    サービス・ターゲットの名前。

  • type

    サービス・タイプの名前。

  • category

    プロモート・メトリックが、サービスの使用状況メトリックかパフォーマンス・メトリックかを定義します。これは、プロモート・メトリックの名前とメトリック列を特定します。これを指定しない場合、promotedMetricNameおよびpromotedMetricColumnを指定する必要があります。

  • promotedMetricName

    プロモート・メトリック名。categoryを指定した場合は省略可能です。

  • promotedMetricColumn

    プロモート・メトリック列。categoryを指定した場合は省略可能です。

  • promotedMetricKey

    プロモート・メトリックのキー値を特定します。ユーザー・インタフェースのプロモート・メトリックの表示名に相当します。

この例では、サービスMyTargetでキー値がmymetric1のプロモート・パフォーマンス・メトリックを削除します。

emcli delete_metric_promotion -name='MyTarget' -type='generic_service'
      -category=Performance -promotedMetricKey=mymetric1

5.4.163 delete_mw_profile

ソフトウェア・ライブラリからOracle以外のミドルウェア・プロビジョニング・プロファイルを削除します。

Oracle以外のミドルウェアには、Apache TomcatやJBossなどがあります。

Oracleミドルウェア・プロビジョニング・プロファイルについては、その他のVerb (delete_fmw_domain_profileやdelete_fmw_home_profileなど)を参照してください。

書式

emcli delete_mw_profile 
      -location="Profile Location" 

オプション

location

プロファイルへの完全なソフトウェア・ライブラリ・パス。list_mw_profilesを使用して完全パスを確認します。

次の例では、MyProfileという名前のプロファイルを削除します。

 emcli delete_mw_profile 
      -location="Middleware Provisioning/Generic Profiles/MyProfile" 

5.4.164 delete_named_credential

既存の名前付き資格証明を削除します。

書式

emcli delete_named_credential 
        -cred_owner=<owner>
        -cred_name=<name>

オプション

  • cred_owner

    資格証明の所有者。

  • cred_name

    必須の資格証明の名前。ワイルドカードはサポートされていません。

5.4.165 delete_operation_plan

Site Guard構成から指定された操作計画を削除します。

書式

emcli delete_operation_plan
      -name=<plan_name>

オプション

  • name

    削除する操作計画の名前。

emcli delete_operation_plan
      -name="BISystem1-switchover"

5.4.166 delete_oracle_database

Oracle Databaseを構成解除して削除します。

書式

emcli delete_oracle_database
		 -input_file=data:"absolute file path"
		 [-instances|-software|-all]
		 [-schedule=
			[frequency:interval|weekly|monthly|yearly];
			start_time:yy-MM-dd HH:mm;
			end_time:yy-MM-dd HH:mm;
			[repeat:#m];
			[months:#,#,#,...];
			[days:#,#,#,...];
			[tz:{timezone ID}];
			[grace_period:xxx]
		 ]	
 									           
[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • software

    空のSIDBホームを削除します。

  • listeners

    Oracleホームから実行中のリスナーを削除または構成解除します。

  • all

    インスタンス、リスナーおよびソフトウェア・ホームを削除します。

  • input_file

    Oracle Databaseの構成解除と削除を実行するために必要なパラメータを含むプロパティ・ファイル。"emcli describe_input -oracle_database"コマンドを使用して、クリーンアップ操作を実行するためのプロパティのリストを取得します。

  • schedule

    • frequency: Oracle Restartを削除する頻度のタイプ。interval (分単位)、weekly、monthlyまたはyearlyを指定できます

    • start_time: Oracle Restartのクリーンアップの開始時刻をyy-MM-dd HH:mmの書式で指定します

    • end_time: Oracle Restartのクリーンアップの終了時刻をyy-Mm-dd HH:mmの書式で指定します

    • repeat: Oracle Restartのクリーンアップの繰返し率。頻度が間隔の場合、繰返しは分単位です。

    • months: 指定した月数が経過してからOracle Restartのクリーンアップの繰返しが行われます

    • days: 指定した日数が経過してからOracle Restartのクリーンアップの繰返しが行われます

    • tz: タイム・ゾーンのID

例1

この例では、Oracle Databaseインスタンスがプロパティ・ファイル"deletesiha.txt"に基づいて指定のスケジュールでクリーンアップされます。

emcli delete_oracle_database -instances 
		 -input_file="data:/tmp/deletesidb.txt" 
		 -schedule="frequency:interval;start_time:15-10-27 05:30;end_time:14-10-12 05:23;repeat:30;grace_period:60;tz:America/New_York"	 	

例2

この例では、Oracle Databaseがプロパティ・ファイル"deletesiha.txt"に基づいてクリーンアップされます。

emcli delete_oracle_database -all 
		 -input_file="data:/tmp/deletesiha.txt"

5.4.167 delete_oracle_restart

Oracle Restart (SIHA)を構成解除および削除します。

書式

emcli delete_oracle_restart
		 -input_file=data:"absolute file path"
		 [-instances|-software|-all]
		 [-schedule=
			[frequency:interval|weekly|monthly|yearly];
			start_time:yy-MM-dd HH:mm;
			end_time:yy-MM-dd HH:mm;
			[repeat:#m];
			[months:#,#,#,...];
			[days:#,#,#,...];
			[tz:{timezone ID}];
			[grace_period:xxx]
		 ]	
 									           
[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • instances

    Oracle Restart (SIHA)インスタンスのみを構成解除します。

  • software

    空のOracle Restart (SIHA)ホームを削除します。

  • all

    Oracle Restart (SIHA)ホームを構成解除および削除します。

  • input_file

    Oracle Restartの構成解除と削除を実行するために必要なパラメータを含むプロパティ・ファイル。"emcli describe_input -oracle_restart"コマンドを使用して、クリーンアップ操作を実行するためのプロパティのリストを取得します。

  • schedule

    • frequency: Oracle Restartを削除する頻度のタイプ。interval (分単位)、weekly、monthlyまたはyearlyを指定できます

    • start_time: Oracle Restartのクリーンアップの開始時刻をyy-MM-dd HH:mmの書式で指定します

    • end_time: Oracle Restartのクリーンアップの終了時刻をyy-Mm-dd HH:mmの書式で指定します

    • repeat: Oracle Restartのクリーンアップの繰返し率。頻度が間隔の場合、繰返しは分単位です。

    • months: 指定した月数が経過してからOracle Restartのクリーンアップの繰返しが行われます

    • days: 指定した日数が経過してからOracle Restartのクリーンアップの繰返しが行われます

    • tz: タイム・ゾーンのID

例1

この例では、Oracle Restartインスタンスがプロパティ・ファイル"deletesiha.txt"に基づいて指定のスケジュールでクリーンアップされます。

emcli delete_oracle_restart -instances 
		 -input_file="data:/tmp/deletesiha.txt"
		 -schedule="frequency:interval;start_time:15-10-27 05:30;end_time:14-10-12 05:23;repeat:30;grace_period:60;tz:America/New_York"		 	

例2

この例では、Oracle Restartがプロパティ・ファイル"deletesiha.txt"に基づいてクリーンアップされます。

emcli delete_oracle_restart -all 
		 -input_file="data:/tmp/deletesiha.txt"

5.4.168 delete_paas_zone

PaaSインフラストラクチャ・ゾーンを削除します。PaaSインフラストラクチャ・ゾーンは、既存のソフトウェア・プールが関連付けられている場合、削除できません。

書式

emcli delete_paas_zone
        -name="<name of PaaS Zone>

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • name

    既存のPaaSインフラストラクチャ・ゾーンの名前。

この例では、My PaaS Zoneという名前のPaasインフラストラクチャ・ゾーンを削除します。

emcli delete_paas_zone
        -name="My PaaS Zone"

5.4.169 delete_patch_plans

パッチ計画を削除します。

書式

emcli delete_patch_plans
        -name="plan_names" 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

name

削除するパッチ計画の名前を指定します。このオプションに対して複数のパッチ計画を指定する場合は、セパレータとしてカンマを使用します。

次の例では、パッチ計画plan_1、plan_2およびplan_3を削除します。

emcli delete_patch_plans -name="plan_1,plan_2,plan_3"

5.4.170 delete_patches

ソフトウェア・ライブラリからパッチを削除します。

書式

emcli delete_patches 
      -patch_name=<patch_name> 
      -release=<release_id>
      -platform=<platform_id>

オプション

  • patch_name

    パッチ番号。

  • release

    パッチ・リリースID。

  • platform

    パッチ・プラットフォームID。

emcli delete_patches -patch_name=13741363 -release=80112310 -platform=226

5.4.171 delete_pluggable_database

プラガブル・データベース(PDB)を削除します。

書式

emcli delete_pluggable_database
      -cdbTargetName="CDB_of_target_PDBs"
      -cdbTargetType="CDB_target_type"
      -cdbHostCreds="CDB_host_credentials"
      -cdbTargetCreds="CDB_target_credentials"
      -pdbName="PDB_names"
      [-cdbHostPrivCreds="CDB_host_privileged_credentials"]
      [-ignoreStorageWarnings]

[]は、オプションのパラメータであることを示します。

オプション

  • cdbTargetName

    削除するPDBが含まれるターゲット・コンテナ・データベース(CDB)。指定するターゲットCDBがEnterprise Managerの有効なターゲットであることを確認します。

  • cdbTargetType

    ターゲットCDBのデータベース・タイプ。oracle_databaseやrac_databaseなど。

  • cdbHostCreds

    ターゲットCDBがあるホストの資格証明。

  • cdbTargetCreds

    ターゲットCDBの資格証明。

  • pdbName

    削除するPDBの名前。名前はカンマを使用して区切ります。

  • cdbHostPrivCreds

    スナップ・クローン記憶域のマウント・ポイントが配置されているホストの権限付き資格証明。このオプションが必要となるのは、スナップ・クローンを使用して作成されたPDBを削除する場合のみです。

  • ignoreStorageWarnings

    スナップ・クローンを使用して作成されたPDBを削除する際に生成される可能性がある、記憶域からの警告をすべて無視します。

この例では、HOST_CREDSをCDBホスト資格証明、DB_CREDSをCDBターゲット資格証明として使用して、test_CDB (Oracleの単一インスタンスCDB)に含まれるtest_pdb PDBを削除します。

emcli delete_pluggable_database -cdbTargetName=test_database -cdbTargetType=oracle_database -pdbName=test_pdb -cdbHostCreds=HOST_CREDS -cdbTargetCreds=DB_CREDS

5.4.172 delete_pool verb

ソフトウェア・プールを削除します。ソフトウェア・プールは、関連付けられている既存のサービス・テンプレートがある場合、削除できません。

書式

emcli delete_pool
       -name="<software pool name>"
       -target_type="<software pool target type>"
       
[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • name

    既存のソフトウェア・プールの名前。

  • target_type

    既存のソフトウェア・プールのターゲット・タイプ。

次の例では、ソフトウェア・プールMy Poolを削除します。

emcli delete_pool
       -name="My Pool"
       -target_type="mwaas_zone"
       

5.4.173 delete_privilege_delegation_settings

権限委任設定テンプレートを削除します。

書式

emcli delete_privilege_delegation_settings
      -setting_names="setting_name1;setting_name2;setting_name3;"

オプション

  • setting_names

    削除する設定の名前。

この例では、setting_name1setting_name2およびsetting_name3という名前の権限設定を削除します。

emcli delete_privilege_delegation_settings
        -setting_names="sudo_setting1;sudo_setting2;pbSetting1

5.4.174 delete_procedure

デプロイメント・プロシージャを削除します。purgeオプションを使用すると、プロシージャは完全に削除されます。それ以外の場合、ごみ箱に移動されます。

書式

emcli delete_procedure
      [-procedure={procedure guid}] 
      [-name={procedure name}] 
      [-owner={procedure owner}] 
      [-purge]

パラメータ

  • procedure

    プロシージャGUID。

  • name

    プロシージャ名。

  • owner

    プロシージャ所有者。

    注意:

    名前および所有者のパラメータは同時に使用する必要があります。

  • purge

    プロシージャを完全に削除します。

次の例では、プロシージャ16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61を完全に削除します。

emcli delete_procedure       -procedure=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61 
      -purge

5.4.175 delete_proxy

指定した名前で識別されるHTTP(S)プロキシを削除します。

構文

  emcli delete_proxy
       -name="<name>"

オプション

  • -name

    プロキシを識別する名前。

次のコマンドでは、us-proxy-1という名前のプロキシを削除します。

   emcli delete_proxy
       -name="us-proxy-1"

5.4.176 delete_resolution_state

既存の解決状態を削除します。通常は、使用しない解決状態のためにこのコマンドを使用します。状態への参照がある場合、代替の解決状態を指定する必要もあります。この場合、参照をこの代替の状態に変更します。このアクションは時間がかかることがあります。

スーパー管理者のみがこのコマンドを実行できます。コマンドが正常に実行されると、成功メッセージが報告されます。削除に失敗した場合にはエラー・メッセージが報告されます。

注意:

このプロセスで更新したインシデントまたは問題について通知は送信されません。

書式

emcli delete_resolution_state
      -label="label of the state to be deleted"
      -alt_res_state_label="alternative resolution state"

オプション

  • label

    削除する状態のラベル。

  • alt_res_state_label

    使用する代替のラベル。

この例では、解決状態Waiting for SRを削除し、この状態への参照を状態Work in Progressで置き換えます。

emcli delete_resolution_state  -label="Waiting for SR" -alt_res_state_label="Work in Progress"

5.4.177 delete_role

既存のEnterprise Manager管理者ロールを削除します。

書式

emcli delete_role
      -name="role_name"

オプション

  • name

    ロール名。

この例では、existing_roleという名前のロールを削除します。

emcli delete_role -name="existing_role"

5.4.178 delete_saved_config

保存済のターゲット構成を削除します。

書式

emcli delete_saved_config
      -name="saved config name" 
      [-target_type="host"] 
      [-target_name="test_host"] 
    
[ ] indicates that the parameter is optional. 

パラメータ

  • name

    削除する保存済構成の名前。

  • target_type

    削除する構成のターゲット・タイプ。この値は内部名にする必要があります。これはオプションのパラメータです。

  • target_name

    削除する構成のターゲットの名前。これはオプションのパラメータです。

例1

次のコマンドでは、saved config nameという名前の保存済構成を削除します。

emcli delete_saved_config 
      -name="saved config name" 

例2

次のコマンドでは、test_hostという名前のホスト・ターゲット・タイプの保存済構成を削除します。

emcli delete_saved_config 
      -target_type="host" 
      -target_name="test_host" 

5.4.179 delete_saved_onetimecomparison

保存済のターゲット構成を削除します。

書式

emcli delete_saved_onetimecomparison
      -name="saved config name" 
      [-target_type="host"] 
      [-target_name="test_host"] 
    
[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • name

    削除する保存済構成の名前。

  • target_type

    削除する構成のターゲット・タイプ。この値は内部名にする必要があります。このオプションは必須ではありません。

  • target_name

    削除する構成のターゲットの名前。このオプションは必須ではありません。

例1

次のコマンドでは、saved config nameという名前の保存済構成を削除します。

emcli delete_saved_onetimecomparison 
      -name="saved config name" 

例2

次のコマンドでは、test_hostという名前のホスト・ターゲット・タイプの保存済構成を削除します。

emcli delete_saved_onetimecomparison 
      -target_type="host" 
      -target_name="test_host" 

5.4.180 delete_service_template

サービス・テンプレートを削除します。

書式

emcli delete_service_template
-name="<service template name>"]
-service_family="<service family name>"]
       
[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • name

    既存のサービス・テンプレートの名前。

  • service_family

    サービス・テンプレートが属するサービス・ファミリ。データベースの場合はDBAAS、ミドルウェアの場合はMWAASなど。

この例では、名前がtemplate2、サービス・ファミリがMWAASのサービス・テンプレートを削除します。

emcli delete_service_template
       -name="Middleware service Template August"
       -service_family="MWAAS"
       

5.4.181 delete_siebel

Siebelサーバー、コンポーネント・グループ、コンポーネント、ワークフローなど1つ以上のSiebelエンタープライズ・インスタンスおよび関連付けられたターゲットを削除します。

書式

emcli delete_siebel 
      -enterprise=<Siebel_enterprise_1>,<Siebel_enterprise_2> 
      [-out_file='<output_file>'] 
      [<-debug>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • enterprise

    Enterprise Managerコンソールに表示されている、Siebelエンタープライズのターゲット名。複数のエンタープライズを同時に削除する必要がある場合、カンマ区切り値を指定します。

  • out_file

    出力ファイルの完全修飾パス。コマンドの出力は、このファイルにリダイレクトされます。

    このオプションを指定すると、削除されたターゲットのリストがファイルに出力されます。このオプションを指定しない場合、リストはコンソールに直接出力されます。

  • debug

    冗長モードで実行し、デバッグ・ログ・メッセージを生成して出力します。

この例では、Siebelエンタープライズ・インスタンスをCloud Controlから削除します。コマンドの出力は、deletion_output.txtファイルにリダイレクトされます。

emcli delete_siebel 
      -enterprise=SBA80_ent1.example.com,SBA78_ent2.us.example.com 
      -out_file='c:\emcli\deletion_output.txt'

5.4.182 delete_siteguard_aux_host

システムに関連付けられた補助ホストを削除します。

書式

emcli delete_siteguard_aux_host
        -system_name="name_of_the_system"
        [-host_name="name_of_the_auxiliary_host"] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • system_name

    補助ホストを削除するシステムの名前。

  • host_name

    削除する補助ホストの名前。指定しない場合、システムに関連付けられているすべてのホストが削除されます。

例1

この例では、austin-systemに関連付けられている補助ホストhost1.domain.comを削除します。

emcli delete_siteguard_aux_host 
        -system_name="austin-system" 
        -host_name="host1.domain.com"

例2

この例では、austin-systemに関連付けられている補助ホストhost2.domain.comを削除します。

emcli delete_siteguard_aux_host 
        -system_name="austin-system" 
        -host_name="host2.domain.com"

5.4.183 delete_siteguard_configuration

Site Guard構成を削除します。指定されたシステムに関連する全体の構成(スクリプト、資格証明アソシエーション、サイト・アソシエーション、操作計画)および関連付けられているすべてのスタンバイ・システムは削除されます。

書式

emcli delete_siteguard_configuration
      -primary_system_name=<name> | -standby_system_name=<name>

オプション

  • primary_system_name

    プライマリ・システムの名前。primary_system_nameまたはstandby_system_nameのいずれかを指定します。

  • standby_system_name

    スタンバイ・システムの名前。

例1

emcli delete_siteguard_configuartion
      -primary_system_name="BISystem1"

例2

emcli delete_siteguard_configuration
      -standby_system_name="BISystem2"

5.4.184 delete_siteguard_credential_association

Site Guard構成から資格証明アソシエーションを削除します。

書式

emcli delete_siteguard_credential_association
      -system_name=<name>
      [-target_name=<name>]
      -credential_type=<type>

{ }  indicates that the parameter is optional

オプション

  • system_name

    システムの名前。

  • target_name

    ターゲットの名前。

  • credential_type

    資格証明のタイプ。HostNormal、HostPrivileged、WLSAdminまたはDatabaseSysdbaのいずれかです。

例1

emcli create_siteguard_credential_association
      -system_name="BISystem1"
      -credential_type="HostNormal"
      -credential_name="HOST-SGCRED"
      -credential_owner="sysman"

例2

emcli create_siteguard_credential_association
      -system_name="BIsystem1"
      -target_name="database-instance"
      -credential_type="HostNormal"
      -credential_name="HOST-DBCRED"
      -credential_owner="sysman"

5.4.185 delete_siteguard_lag

システム上のすべてのデータベースまたは選択したデータベースで、適用ラグおよびトランスポート・ラグの制限を更新します。

書式

emcli delete_siteguard_lag
        [-system_name="name_of_the_system"] 
        [-target_name="name_of_the_database"] 
        [-property_name="lag_type"] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • system_name

    ラグ制限のプロパティを更新するシステムの名前。

  • target_name

    ラグ制限のプロパティを更新するターゲット・データベースの名前。

  • property_name

    ラグ・プロパティの名前。このオプションの有効な値はApplyLagTransportLagです。

例1

この例では、austin-systemに構成されているすべてのデータベースのApplyLagプロパティを削除します。

emcli delete_siteguard_lag 
        -system_name="austin-system" 
        -property_name="ApplyLag"

例2

次の例では、austin-systemに構成されているデータベースOID-dbTransportLagプロパティを削除します。

emcli delete_siteguard_lag 
        -system_name="austin-system" 
        -target_name="OID_db" 
        -property_name="TransportLag"

5.4.186 delete_siteguard_script

Site Guard構成から指定されたスクリプトを削除します。

書式

emcli delete_siteguard_script
      -script_id=<script_id>

オプション

  • script_id

    スクリプトに関連付けられたID。

emcli delete_siteguard_script
      -script_id="10"

5.4.187 delete_siteguard_script_hosts

ホストまたは特定のスクリプトと関連付けられたホストを削除します。

書式

emcli delete_siteguard_script_hosts
      -script_id=<script_id>
      -host_name=<name1;name2;...>

オプション

  • script_id

    スクリプトに関連付けられたID。

  • host_name

    このスクリプトを実行するホストの名前。このオプションは、複数回指定できます。

emcli delete_siteguard_script_hosts
      -script_id="10"
      -host_name="BIHOST1"

出力列

ステップ番号、操作名、ターゲット名、ターゲット・ホストおよびエラー・モード

5.4.188 delete_sla

ターゲットに対して1つ以上のSLAを削除します。

書式

emcli delete_sla
    -targetName=<target_name>
    -targetType=<target_type>
    -slaName=<SLA_name>

オプション

  • targetName

    ターゲットの名前。

  • targetType

    ターゲットのタイプ。

  • slaName

    SLAの名前。

この例では、ターゲットからgold_slaという名前のSLAを削除します。

    emcli delete_sla
          -targetName='my_service' -targetType='generic_service'
          -slaName='gold_sla'

5.4.189 delete_system

システムを削除します。

書式

emcli delete_system
      -name="name"
      [-type=<generic_system>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    削除するシステムの名前。

  • type

    システム・タイプ(generic_system)。デフォルトはgeneric_systemです。

この例では、システムmy_systemを削除します。

emcli delete_system -name=my_system

5.4.190 delete_target

Enterprise Manager Cloud Controlモニタリング・フレームワークから指定されたターゲットを削除します。ターゲットを削除すると、管理リポジトリからは削除されますが、ターゲットそのものは削除されません。

get_targets verbを使用して、使用可能なターゲットと対応するタイプのリストを取得できます。

書式

emcli delete_target
      -name=<name>
      -type=<type>
      [-delete_monitored_targets]
      [-async]
      [-delete_members]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    ターゲット名。

  • type

    ターゲット・タイプ。

  • delete_monitored_targets

    指定された管理エージェントによりモニターされているターゲットを削除します。これはoracle_emdターゲット・タイプにのみ適用可能です。

  • async

    ターゲットを非同期で削除します。

  • delete_members

    ターゲットのすべてのメンバーも削除します。

例1

この例では、test.example.com:1836という名前のエージェントとモニターされているターゲットすべてを削除します。この操作を実行するには、Enterprise Manger Cloud ControlでUNREACHABLEとマークされている必要があります。

emcli delete_target
      -name="test.example.com:1836"
      -type="oracle_emd"
      -delete_monitored_targets
      -async

例2

この例では、farm01_base_domainという名前のexample_ias_farmターゲットとドメイン、クラスタ、サーバー、アプリケーション・デプロイメントなどのすべてのメンバーを削除します。

emcli delete_target
      -name="farm01_base_domain"
      -type="example_ias_farm"
      -delete_members

5.4.191 delete_tenant

Enterprise Managerテナントを削除します。

書式

標準モード

emcli delete_tenant
      -name="tenant name"

対話モード

emcli delete_tenant (name="tenant_name")

オプション

  • name

    削除するテナントの名前を指定します。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、my_nameテナントを削除します。

emcli delete_tenant      -name="my_tenant"

5.4.192 delete_test

テストを構成するステップおよびステップ・グループとともにサービス・テストを削除します。

書式

emcli delete_test
      -name=<target_name>
      -type=<target_type>
      -testname=<test_name>
      -testtype=<test_type>

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    サービス・ターゲット名。

  • type

    サービス・ターゲット・タイプ。

  • testname

    テストの名前。

  • testtype

    テストのタイプ。

この例では、MyTargetという名前のgeneric_serviceターゲットのTMyTestという名前のHTTPテストを削除します。

emcli delete_test -name='MyTarget' -type='generic_service' 
                  -testname='MyTest' -testtype='HTTP'

5.4.193 delete_test_threshold

テストのしきい値を削除します。

書式

emcli delete_test_threshold
      -name=<target_name>
      -type=<target_type>
      -testname=<test_name>
      -testtype=<test_type>
      -metricName=<metric_name>
      -metricColumn=<metric_column>
      [-beaconName=<beacon_name>]
      [-stepName=<step_name>]
      [-stepGroupName=<stepgroup_name>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    サービス・ターゲット名。

  • type

    サービス・ターゲット・タイプ。

  • testname

    テストの名前。

  • testtype

    テストのタイプ。

  • metricName

    メトリックの名前。

  • metricColumn

    列の名前。

  • beaconName

    ビーコンの名前。

  • stepName

    ステップの名前。

  • stepGroupName

    ステップ・グループの名前。

emcli delete_test_threshold 
      -name="Service Name"
      -type="generic_service"
      -testname="Test Name"
      -testtype="HTTP"
      -metricName="http_response"
      -metricColumn="timing"

5.4.194 delete_user

既存のEnterprise Manager管理者を削除します。

ユーザーを削除すると、そのユーザーが作成したジョブはすべて停止され、削除されます。そのユーザーが作成したブラックアウトも削除されます。ただし、ユーザーを削除するコールを発行したときに、そのユーザーが作成したブラックアウトがアクティブな場合、そのユーザーを削除することはできません。この状態は、ユーザー削除の無効状態とみなされます。まず、これらのアクティブなブラックアウトをすべて停止し、失敗したユーザー削除コールを再発行する必要があります。

書式

emcli delete_user
      -name=<user_name>
      [-new_object_owner=<user_name>]
      [-force]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    管理者名。

  • new_object_owner

    削除する現在の管理者が所有しているセキュア・オブジェクトを割り当てる管理者の名前。このオプションを指定しない場合、削除する管理者が所有しているセキュア・オブジェクトが削除されます。

  • force

    管理者が現在ログイン中であっても、その管理者を削除します。

例1

この例では、sysman3という名前のEnterprise Manager管理者を削除します。

emcli delete_user -name=sysman3

例2

この例では、user1という名前のEnterprise Manager管理者を削除し、user1が所有するすべてのセキュア・オブジェクトをuser5に割り当てます。

5.4.195 delete_user_profile

ユーザー・プロファイルを削除します。

書式

標準モード

emcli delete_user_profile
      -name="profile name"

インタラクティブまたはスクリプト・モード

create_user_profile(
       name="profile name"
       )

オプション

  • name

    削除するユーザー・プロファイルの名前。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、現在のテナントのプロファイル(profile1)を削除します。

emcli delete_user_profile
      -name="profile1"

5.4.196 deploy_bipublisher_reports

このVerbは、Enterprise ManagerのOracleから提供されたすべてのレポート、または任意で特定のEnterprise Manager Plug-inレポートを、BI Publisherカタログにデプロイします。

また、このVerbを使用してレポートのjarファイルをアップロードすることもできます(jarファイルはOMSのファイルシステム上に置かれます)。この操作では、-forceオプションを指定しない場合、Enterprise Managerレポート・フォルダの既存のBI Publisherレポートは上書きされません。

注意:

このVerbにはEnterprise Managerスーパー管理者権限が必要です。

書式

emcli deploy_bipublisher_reports
    [-force]
    [-all | -reportsjarfile=<reports_jar_file> | (-pluginid=<plugin_id>  
     [-pluginversion=<plugin_version>]) )
[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

注意:

-forceを使用すると、操作全体に適用されます。パラメータが1つもない場合、-allを指定しているとみなされます。

-allオプション、-reportsjarfileオプション、または-pluginidオプションを使用できますが、3つを同時に使用することはできません。-pluginidオプションを使用する場合、-pluginversionオプションを含めることもできます。

  • force

    レポートを上書きします。このオプションを使用すると、BI Publisherサーバーのすべてのレポートが新しいコピーで上書きされます。

  • all

    レポートを上書きします。このオプションを使用すると、BI Publisherサーバーのすべてのレポートが新しいコピーで上書きされます。

  • reportsjarfile

    1つ以上のBI Publisherレポートが含まれる、単一のEnterprise ManagerレポートのJARファイルをデプロイします。このJARファイルはOMSの$ORACLE_HOMEと相対的な位置関係にあります。

  • pluginid

    Enterprise Managerシステム・レポートに加えて、ロードされているプラグインベースのBI Publisherレポートもデプロイします。

  • pluginversion

    プラグインを特定のバージョンに限定します。

例1

この例では、Enterprise ManagerのOracleから提供された、すべてのプラットフォームおよびプラグインのレポートをデプロイしますが、既存のレポートは上書きしません。

emcli deploy_bipublisher_reports -all

例2

この例では、チャージバック・レポートおよび傾向レポートのみをデプロイし、既存のレポートがある場合は上書きします。

emcli deploy_bipublisher_reports -force -pluginid=oracle.sysman.emct -pluginversion=12.1.0.3.0

5.4.197 deploy_bipublisher_selfupdates

自己更新Enterprise ManagerレポートをBI Publisherカタログにデプロイします。フォルダ内のすべてのレポートをデプロイするには、-folderオプションを指定します。単一のレポートをデプロイするには、-folderおよび-reportオプションを使用します。すべての自己更新レポートをデプロイするには、-allオプションを指定します。

-forceオプションが指定されないかぎり、デプロイ操作によってBI Publisherカタログ内の既存のBI Publisherレポートが上書きされることはありません。

書式

emcli deploy_bipublisher_selfupdates
    [-force]
    -all | (-folder=<folder> [-report=<reportname>]) 

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • force

    デプロイ中のコピーを使用してBI Publisherカタログ内の既存のレポートを上書きします。

  • all

    すべての自己更新レポートをデプロイします。

  • folder

    デプロイされるレポートを指定したフォルダに制限します。デフォルトでは、-reportオプションも指定されていないかぎり、フォルダ内のすべてのレポートがデプロイされます。

  • report

    指定した単一のレポートをデプロイします。-reportパラメータを使用する場合、-folderパラメータを指定する必要があります。

例1

次の例では、すべての自己更新レポートをCompliance Reportsフォルダにデプロイします。

emcli deploy_bipublisher_selfupdates -folder="Compliance Reports"

例2

次の例では、Compliance ReportsフォルダにあるConsolidation Reportという名前の自己更新レポートのみをデプロイし、既存のレポートを上書きします。

 emcli deploy_bipublisher_selfupdates -force -folder="Compliance Reports" -report="Consolidation Report"

5.4.198 deploy_plugin_on_agent

プラグインを管理エージェントにデプロイします。プラグインのデプロイメントには、エージェント名を指定する必要があります。

注意:

プラグインは管理サーバーに正常にデプロイされた後にかぎり、管理エージェントにデプロイできます。

書式

emcli deploy_plugin_on_agent 
        -agent_names=<agent1;agent2>
        -plugin=<plug-in_id[:version>]
        [-discovery_only]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • agent_names

    プラグインをデプロイする必要のある管理エージェント(host:port)。

  • plugin

    デプロイする必要のあるプラグインIDとバージョン。バージョンはオプションです。デフォルトは管理サーバーにデプロイされている適用可能な最新のバージョンです。新しいバージョンが使用可能でもエージェントのOSプラットフォームで認証されていない場合、最新のバージョンは選択されません。

  • discovery_only

    検出コンテンツをデプロイする必要のある場合にのみ使用します。

例1

この例では、管理エージェントmyhost1.example.comに最新バージョンのoracle.sysman.db2をデプロイします。

emcli deploy_plugin_on_agent -plugin="oracle.sysman.db2" 
-agent_names="myhost1.example.com:1838"

例2

この例では、管理エージェントmyhost1.us.example.comにバージョン12.1.0.1.0のプラグインoracle.sysman.db2をデプロイします。

emcli deploy_plugin_on_agent 
      -plugin="oracle.sysman.db2:12.1.0.1.0" 
      -agent_names="myhost1.us.example.com:1838"

5.4.199 deploy_plugin_on_server

プラグインを管理サーバーにデプロイします。プラグインのデプロイメント・プロセスが管理サーバーを再起動することがあります。プラグインがすでにサーバーのいずれかにデプロイされている場合、このサーバーはスキップされます。低いバージョンのプラグインがすでにデプロイされている場合、プラグインはアップグレードされます。低いバージョンのプラグインがすでにデプロイされている場合、新しいリビジョンが適用されます。

書式

emcli deploy_plugin_on_server 
        -plugin=<plug-in_id>[:<version>]
        [-sys_password=<sys_password>]
        [-prereq_check]
        [-use_last_prereq_result]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • plugin

    管理サーバーにデプロイするIDまたはID:バージョン。書式は-plugin=<oracle.sysman.db:12.1.0.1.0>です。プラグインID(oracle.sysman.dbなど)は必須パラメータです。バージョンはオプションです。バージョンを指定しない場合、ダウンロードされている中で最も高いバージョンのプラグインがデプロイメント用とみなされます。このプラグインのバージョンに複数のリビジョンがダウンロードされている場合、最も高いリビジョンがデプロイメント用とみなされます。

  • sys_password

    リポジトリDBA SYSのパスワード。これを指定しない場合、パスワードの入力を要求されます。prereq_checkを使用する場合、これは不要です。

  • prereq_check

    このオプションを指定した場合、プラグインがデプロイされるのではなく、このプラグイン・デプロイメントが正常終了するための前提条件を満たしていないものすべてについてのチェックの表示のみが行われます。このオプションを指定しない場合、前提条件チェックの後にプラグイン・デプロイメントが行われます。

  • use_last_prereq_result

    -prereq_checkオプションを使用して前提条件チェックが特定のプラグイン・セットについてすでに実行されていて、これらのプラグインに対して他のデプロイメント・アクティビティが発生しない場合、このオプションを使用すると、前提条件チェックをスキップしてデプロイメントを即座に開始できます。

例1

この例では、ダウンロード済の最新のバージョンのOracle Databaseプラグイン(プラグインID: oracle.sysman.db)を管理サーバーにデプロイします。

emcli deploy_plugin_on_server 
      -plugin=oracle.sysman.db 
      -sys_password=<welcome>

例2

次の例では、Oracle Databaseプラグイン(バージョン12.1.0.2..0)およびOracle Fusion Middlewareプラグイン(version 12.1.0.2.0)を管理サーバーにデプロイします。SYSパスワードはコマンドラインで渡されていないので、入力を要求されます。両方のプラグインの低いバージョンがすでにデプロイされている場合、これらは12.1.0.2.0にアップグレードされます。デプロイされるプラグインのいずれか一方のバージョンが低い場合、エラーになります。これらは別々にデプロイする必要があります。

emcli deploy_plugin_on_server 
      -plugin="oracle.sysman.db:12.1.0.2.0;oracle.sysman.emas:12.1.0.2.0"

5.4.200 deregister_forwarder_agents

エージェントのリストを使用し、各エージェントを転送エージェントとして登録解除します。

書式

emcli deregister_forwarder_agents
      -agent_list="agent_list"
[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • agent_list

    フォワーダとして登録解除する必要があるエージェントのリスト。エージェントは空白で区切る必要があります。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、agent1およびagent2を転送エージェントとして登録解除します。

emcli deregister_forwarder_agents 
      -agent_list="agent1 agent2..."  

5.4.201 describe_dbprofile_input

データベース・プロファイル作成の入力変数をすべてリストおよび記述します。

書式

emcli describe_dbprofile_input      [-data_mode={EXPORT/DBCA_TEMPLATE/RMAN/STORAGE_SNAPSHOT}]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • data_mode

    データベース・プロファイルを発行する必要のあるデータ・モード。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、スナップショット・データベース・プロファイルを作成するために必要な入力変数をすべてリストします。

emcli describe_dbprofile_input -data_mode=STORAGE_SNAPSHOT

5.4.202 describe_engr_sys_targets

Enterprise Managerで検出されたエンジニアド・システム・ターゲットのすべてのコンポーネントをリストします。

書式

emcli describe_engr_sys_targets 
      -system_target_name="system_target_name" 
      -system_target_type="system_target_type" 
      [-component_type="component_type"] 

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • system_target_name

    エンジニアド・システムのターゲット名を指定します。

  • system_target_type

    エンジニアド・システムのターゲット・タイプを指定します。

  • component_type

    エンジニアド・システム・コンポーネントのターゲット・タイプを指定します。

例1

次の例では、エンジニアド・システム"DB Machine slcm12.example.com":"oracle_dbmachine"のすべてのコンポーネントを表示します。

emcli describe_engr_sys_targets  
      -system_target_name="DB Machine slcm12.example.com" 
      -system_target_type="oracle_dbmachine" 

例2

次の例では、エンジニアド・システム"DB Machine slcm12.example.com":"oracle_dbmachine"のOracle Infinibandスイッチ・ターゲットを表示します。

emcli describe_engr_sys_targets  
      -system_target_name="DB Machine slcm12.example.com" 
      -system_target_type="oracle_dbmachine" 
      -component_type="Oracle Infiniband Switch" 

5.4.203 describe_fmw_profile

ソフトウェア・ライブラリのFusion Middlewareプロビジョニング・プロファイルの説明を指定します。

書式

emcli describe_fmw_profile
      -location="Profile Location" 

オプション

  • location

    プロファイルへの完全なソフトウェア・ライブラリ・パス。list_fmw_profiles verbを使用して完全パスを識別します。

注意:

名前および所有者のパラメータは同時に使用する必要があります。

次の例では、ソフトウェア・ライブラリのFusion Middlewareプロファイル「MyProfile」の説明を表示します。

emcli describe_fmw_profile       -location="Fusion Middleware Provisioning/Profiles/MyProfile" 

5.4.204 describe_job

ジョブを記述し、ユーザー・インタフェースまたはcreate_job Verbを使用して発行されたジョブのプロパティを取得します。出力をファイルにリダイレクトし、テンプレートとして使用できます。

このVerbはマルチタスク・ジョブをサポートしています。

書式

emcli describe_job
     -name=<"job_name">
     [-owner=<"job_owner">]
     [-verbose]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    記述するジョブの名前。

  • owner

    このジョブを所有するEnterprise Manager管理者。指定しない場合、現在ログイン中のEM CLI管理者が所有者として想定されます。ログイン中のEnterprise Manager管理者は、ジョブを記述するために少なくとも表示権限を持っている必要があります。

  • verbose

    ヘルプ・テンプレートとプロパティを出力します。

Example1

この例では、ログイン中のEnterprise Manager管理者admin1が所有しているyourJobという名前のライブラリ・ジョブを記述します。ログイン中のEnterprise Manager管理者にはこのジョブの表示権限があります。

emcli describe_job -name=yourJob -owner=admin1

例2

emcli describe_job -name=EMCLI_JOB_2 -verbose

# Job Name : EMCLI_JOB_2

# Current status of the job is ACTIVE.

# Job Type: OSCommand.
# This job type supports the following target types only :
host,j2ee_application,metadata_repository,oracle_apache,oracle_apm,oracle_beacon,oracle_csa_collector,oracle_database,oracle_emd,oracle_emrep,oracle_home,oracle_ias_farm,oracle_oms,oracle_oms_console,oracle_oms_pbs,weblogic_domain,weblogic_j2eeserver.
 
 
# Target List. 
# In a target list, each member is specified using the target name and target type # in the fashion:
#    target_name:target_type
# To specify an element of the target list, the following notation is used:
#    job_target_list.1=target_name:target_type
# The suffix "1" after the key word "job_target_list" signifies that the entry is # for the first element.
# The target target_name:target_type should exists in EM.
# Permissible target types are: 
host,j2ee_application,metadata_repository,oracle_apache,oracle_apm,oracle_beacon,oracle_csa_collector,oracle_database,oracle_emd,oracle_emrep,oracle_home,oracle_ias_farm,oracle_oms,oracle_oms_console,oracle_oms_pbs,weblogic_domain,weblogic_j2eeserver.
# A sample target list could be: 
# job_target_list.1=<target_name>:host
# job_target_list.2=<target_name>:host
# The target list can only contain targets of the same target type. A cluster, 
# group, domain or system 
# target must not be intermixed with targets of the other target types.
 
 
# Variable List. 
# In a variable list, each member is specified in the following way: 
# Scalar variable: A variable whose value can be represented as a single string.
#    variable.variable_name=variable_value
# Here "variable" is a keyword. Variable name is the name of the variable whose 
# value is being specified.
# Value is specified on the right hand side after the equal to sign.
# Vector variable: A variable whose value is represented as an array or list of 
# string values.
#    variable.variable_name.1=value1
#    variable.variable_name.2=value2
# Here the numbers suffixing the variable name signify the entry number in the  
# list.
# Large variable: A variable whose value is exceptionally large. Syntax is similar # to a scalar variable.
#    variable.large_variable_name=a_very_very_big_value
 
 
# Credential List. 
# This is the list of credential usages declared by the job type. 
# Each entry takes the form: 
#    cred.credusage_name.target_details=cred_type:cred_details
# Here the prefix "cred" is a keyword signifying that this line represents a 
# credential entry.
# "credusage_name" would be substituted with the name of the credential usage 
# declared in the job type.
# This is followed by the target details, which take the following form:
#    target_name:target_type
# The value for this credential usage entry is specified using the type of the 
# credential and its details.
# "cred_type" can take either "SET" or "NAMED" as its value, depending on whether # the credential is a credential set or a named credential.
# "cred_details" can specify either the name of a credential set or the name of a # named credential based on the "cred_type"
# A sample entry for a target target1:host for credential usage defaultHostCred 
# for a credential set could look like:
#    cred.defaultHostCred.target1:host=SET:HostCredsNormal
# A sample entry for a target target1:host for credential usage defaultHostCred 
# for a named credential could look like:
#    cred.defaultHostCred.target1:host=NAMED:MyNamedCredential
# A sample entry for a target target1:host for credential usage defaultHostCred 
# for a named credential shared by EM Admin "admin1" could look like:
#    cred.defaultHostCred.target1:host=NAMED:admin1:MyNamedCredential
 
# Schedule.
# Specify a schedule for the job. Detailed instructions as per below:
# Frequency: Specifies the frequency of repeatedly submitting instances of this 
# job.
#    scheule.frequency=Frequency_Type
# Frequency type could be either of IMMEDIATE, ONCE, WEEKLY, MONTHLY, YEARLY, 
# REPEAT_BY_MINUTES, REPEAT_BY_HOURS, REPEAT_BY_DAYS, REPEAT_BY_WEEKS.
# If frequency is IMMEDIATE, then other schedule fields do not matter.
# Start Time: Start time for the schedule.
#    scheule.startTime=MM-DD-YYYY
# End Time: End time for the schedule.
#    scheule.endTime=MM-DD-YYYY
# Grace Period: Grace period in minutes for the schedule.
#    scheule.graceperiod=
# Months : Months for repetition. January is denoted by 0 and December by 11
#    schedule.months=0,1,2
# Days: Days of the week for repetition. Sunday is denoted by 0 and Saturday by 6.
#    schedule.days=0,1,2
# Timezone: Timezone information is further detailed into type, target index, zone # offset and region.
#    schedule.timezone.type: either of TIMEZONE_TARGET, TIMEZONE_SPECIFIED, 
# TIMEZONE_REGION_SPECIFIED.
#    schedule.timezone.targetIndex : specify the index of the target whose 
# timezone is to be used.
#    schedule.timezone.zoneOffset : timezone offset.
#    schedule.timezone.region : timezone region
# Following is a complete schedule section, remove #  and populate the values for # submission:
# scheule.frequency=ONCE
# schedule.startTime=12-21-2012
# schedule.endTime=12-21-2012
# schedule.gracePeriod=10
# schedule.months=
# schedule.days=
# schedule.timezone.type=TIMEZONE_TARGET
# schedule.timezone.targetIndex=1
# schedule.timezone.zoneOffset=
# schedule.timezone.region=

job_target_list.1=myhost.us.example.com:host
 
# Variable: args
# Description: Options of the command to run on the target
variable.args=hello
 
# Variable: command
# Description: Command to run on the target
variable.command=echo
 
# Credential Usage: defaultHostCred
# Description: 
cred.defaultHostCred.myhost.us.example.com:host=NAMED:SYSMAN:CRED1
 
schedule.frequency=REPEAT_BY_MINUTES
schedule.startTime=2012-02-01 01:01:01.0
schedule.endTime=2051-02-01 01:01:01.0
schedule.gracePeriod=-1
schedule.months=
schedule.days=
schedule.interval=1
schedule.timezone.type=TIMEZONE_TARGET
schedule.timezone.targetIndex=1
schedule.timezone.zoneOffset=0
schedule.timezone.region=

5.4.205 describe_job_type

ジョブ・タイプを記述し、そのプロパティを取得します。出力をファイルにリダイレクトできます。

このverbは、ジョブ・システムの汎用EM CLIをサポートしているジョブ・タイプのプロパティ・ファイルをダンプ出力します。このファイルには、ドキュメント、必要なすべての資格証明の使用方法のリスト、およびそのジョブ・タイプの(ライブラリ)ジョブ・インスタンスを作成するために必要なすべての変数のリストが含まれます。

このVerbはマルチタスク・ジョブをサポートしています。

書式

emcli describe_job_type
     -job_type=<"job_type_internal_name">
     [-verbose]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • job_type

    記述するジョブ・タイプの名前を指定します。EM CLIを使用してジョブまたはライブラリ・ジョブを作成できるすべてのジョブ・タイプの名前を取得するには、get_job_types verbを使用します。

  • verbose

    ヘルプ・テンプレートとプロパティを出力します。

例1

この例では、コンソール上にプロパティ・ファイルを作成します。これはファイルにリダイレクトして、何度も使用できます。

emcli describe_job_type -job_type=OSCommand

# Job Type: OSCommand.
# This job type supports the following target types only :
host,j2ee_application,metadata_repository,oracle_apache,oracle_apm,oracle_beacon,oracle_csa_collector,oracle_database,oracle_emd,oracle_emrep,oracle_home,oracle_ias_farm,oracle_oms,oracle_oms_console,oracle_oms_pbs,weblogic_domain,weblogic_j2eeserver.
 
 
# Variable: args
# Description: Options of the command to run on the target
variable.args=
 
# Variable: command
# Description: Command to run on the target
variable.command=
 
# Credential Usage: defaultHostCred
# Description: 
cred.defaultHostCred.<target_name>:<target_type>=

例2

このverboseオプションを使用する例では、ジョブの個々のプロパティの指定方法についてのヘルプを含むプロパティ・ダンプを生成します。

emcli describe_job_type -job_type=OSCommand -verbose

# Job Type: OSCommand.
# This job type supports the following target types only :
host,j2ee_application,metadata_repository,oracle_apache,oracle_apm,oracle_beacon,oracle_csa_collector,oracle_database,oracle_emd,oracle_emrep,oracle_home,oracle_ias_farm,oracle_oms,oracle_oms_console,oracle_oms_pbs,weblogic_domain,weblogic_j2eeserver.
 
 
# Target List. 
# In a target list, each member is specified using the target name and target type # in the fashion:
#    target_name:target_type
# To specify an element of the target list, the following notation is used:
#    job_target_list.1=target_name:target_type
# The suffix "1" after the key word "job_target_list" signifies that the entry is # for the first element.
# The target target_name:target_type should exists in EM.
# Permissible target types are: 
host,j2ee_application,metadata_repository,oracle_apache,oracle_apm,oracle_beacon,oracle_csa_collector,oracle_database,oracle_emd,oracle_emrep,oracle_home,oracle_ias_farm,oracle_oms,oracle_oms_console,oracle_oms_pbs,weblogic_domain,weblogic_j2eeserver.
# A sample target list could be: 
# job_target_list.1=<target_name>:host
# job_target_list.2=<target_name>:host
# The target list can only contain targets of the same target type. A cluster, 
# group, domain or system 
# target must not be intermixed with targets of the other target types.

# Variable List. 
# In a variable list, each member is specified in the following way: 
# Scalar variable: A variable whose value can be represented as a single string.
#    variable.variable_name=variable_value
# Here "variable" is a keyword. Variable name is the name of the variable whose 
# value is being specified.
# Value is specified on the right hand side after the equal to sign.
# Vector variable: A variable whose value is represented as an array or list of 
# string values.
#    variable.variable_name.1=value1
#    variable.variable_name.2=value2
# Here the numbers suffixing the variable name signify the entry number in the 
# list.
# Large variable: A variable whose value is exceptionally large. Syntax is similar # to a scalar variable.
#    variable.large_variable_name=a_very_very_big_value
 
# Credential List. 
# This is the list of credential usages declared by the job type. 
# Each entry takes the form: 
#    cred.credusage_name.target_details=cred_type:cred_details
# Here the prefix "cred" is a keyword signifying that this line represents a 
# credential entry.
# "credusage_name" would be substituted with the name of the credential usage 
# declared in the job type.
# This is followed by the target details, which take the following form:
#    target_name:target_type
# The value for this credential usage entry is specified using the type of the 
# credential and its details.
# "cred_type" can take either "SET" or "NAMED" as its value, depending on whether # the credential is a credential set or a named credential.
# "cred_details" can specify either the name of a credential set or the name of a # named credential based on the "cred_type"
# A sample entry for a target target1:host for credential usage defaultHostCred 
# for a credential set could look like:
#    cred.defaultHostCred.target1:host=SET:HostCredsNormal
# A sample entry for a target target1:host for credential usage defaultHostCred 
# for a named credential could look like:
#    cred.defaultHostCred.target1:host=NAMED:MyNamedCredential
# A sample entry for a target target1:host for credential usage defaultHostCred 
# for a named credential shared by EM Admin "admin1" could look like:
#    cred.defaultHostCred.target1:host=NAMED:admin1:MyNamedCredential
 
# Schedule.
# Specify a schedule for the job. Detailed instructions as per below:
# Frequency: Specifies the frequency of repeatedly submitting instances of this 
# job.
#    scheule.frequency=Frequency_Type
# Frequency type could be either of IMMEDIATE, ONCE, WEEKLY, MONTHLY, YEARLY, 
# REPEAT_BY_MINUTES, REPEAT_BY_HOURS, REPEAT_BY_DAYS, REPEAT_BY_WEEKS.
# If frequency is IMMEDIATE, then other schedule fields do not matter.
# Start Time: Start time for the schedule.
#    scheule.startTime=MM-DD-YYYY
# End Time: End time for the schedule.
#    scheule.endTime=MM-DD-YYYY
# Grace Period: Grace period in minutes for the schedule.
#    scheule.graceperiod=
# Months : Months for repetition. January is denoted by 0 and December by 11
#    schedule.months=0,1,2
# Days: Days of the week for repetition. Sunday is denoted by 0 and Saturday by 6.
#    schedule.days=0,1,2
# Timezone: Timezone information is further detailed into type, target index, zone # offset and region.
#    schedule.timezone.type: either of TIMEZONE_TARGET, TIMEZONE_SPECIFIED, 
# TIMEZONE_REGION_SPECIFIED.
#    schedule.timezone.targetIndex : specify the index of the target whose 
# timezone is to be used.
#    schedule.timezone.zoneOffset : timezone offset.
#    schedule.timezone.region : timezone region
# Following is a complete schedule section, remove #  and populate the values for # submission:
# scheule.frequency=ONCE
# schedule.startTime=12-21-2012
# schedule.endTime=12-21-2012
# schedule.gracePeriod=10
# schedule.months=
# schedule.days=
# schedule.timezone.type=TIMEZONE_TARGET
# schedule.timezone.targetIndex=1
# schedule.timezone.zoneOffset=
# schedule.timezone.region=
 
 
# Variable: args
# Description: Options of the command to run on the target
variable.args=
 
# Variable: command
# Description: Command to run on the target
variable.command=
 
# Credential Usage: defaultHostCred
# Description: 
cred.defaultHostCred.<target_name>:<target_type>=

5.4.206 describe_library_job

ライブラリ・ジョブを記述し、そのプロパティを取得します。出力をファイルにリダイレクトできます。

書式

emcli describe_library_job
     -name=<"job_name">
     [-owner=<"job_owner">]
     [-verbose]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    記述するライブラリ・ジョブの名前。

  • owner

    このライブラリ・ジョブを所有するEnterprise Manager管理者。指定しない場合、現在ログイン中のEM CLI管理者が所有者として想定されます。ログイン中のEnterprise Manager管理者は、ジョブを記述するために少なくとも表示権限を持っている必要があります。

  • verbose

    ヘルプ・テンプレートとプロパティを出力します。

例1

この例では、ログイン中のEnterprise Manager管理者admin1が所有しているyourLibJobという名前のライブラリ・ジョブを記述します。ログイン中のEnterprise Manager管理者にはこのライブラリ・ジョブの表示権限があります。

emcli describe_library_job -name=yourLibJob -owner=admin1

例2

emcli describe_library_job -name=MYJOB1

# Job Name : MYJOB1

# Current status of the job is ACTIVE.

# Job Type: OSCommand.
# This job type supports the following target types only :
host,j2ee_application,metadata_repository,oracle_apache,oracle_apm,oracle_beacon,oracle_csa_collector,oracle_database,oracle_emd,oracle_emrep,oracle_home,oracle_ias_farm,oracle_oms,oracle_oms_console,oracle_oms_pbs,weblogic_domain,weblogic_j2eeserver.

 
job_target_list.1=myhost.us.example.com:host
 
# Variable: args
# Description: Options of the command to run on the target
variable.args=hello
 
# Variable: command
# Description: Command to run on the target
variable.command=echo
 
# Credential Usage: defaultHostCred
# Description: 
cred.defaultHostCred.myhost.us.example.com:host=NAMED:SYSMAN:CRED1
 
schedule.frequency=REPEAT_BY_MINUTES
schedule.startTime=2012-02-01 01:01:01.0
schedule.endTime=2051-02-01 01:01:01.0
schedule.gracePeriod=-1
schedule.months=
schedule.days=
schedule.interval=1
schedule.timezone.type=TIMEZONE_TARGET
schedule.timezone.targetIndex=1
schedule.timezone.zoneOffset=0
schedule.timezone.region=

5.4.207 describe_patch_plan_input

パッチ計画の入力データを記述します。

書式

emcli describe_patch_plan_input
        -name=<name>

オプション

  • name

    指定するパッチ計画の名前。

emcli describe_patch_plan_input -name="plan_name

5.4.208 describe_procedure_input

デプロイメント・プロシージャまたはプロシージャ構成の入力データを記述します。

書式

emcli describe_procedure_input
      [-procedure=<procedure_GUID>]
      [-name=<procedure_name_or_procedure_conf>]
      [-owner=<procedure_owner_or_procedure_config>]
      [-parent_proc=<procedure_of_procedure_config>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • procedure

    実行するプロシージャのGUID。

  • name

    プロシージャまたはプロシージャ構成の名前。

  • owner

    プロシージャまたはプロシージャ構成の所有者。

  • parent_proc

    プロシージャ構成のプロシージャ。プロシージャとプロシージャ構成の両方が同じ名前を持つ場合に、プロシージャ構成を記述するためにこれを適用します。

emcli describe_procedure_input -procedure=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61 > describeDP.properties

5.4.209 dg_change_protection_mode

プライマリ・データベースのData Guard保護モードを変更します。

書式

emcli dg_change_protection_mode
      -new_protection_mode="maximum_protection|maximum_availability|maximum_performance"
      -primary_target_name="<primary target name>"
      -primary_target_type="oracle_database|rac_database" 
      -standby_target_name="<standby target name>"
      -standby_target_type="oracle_database|rac_database"
      [-primary_db_creds_name="<primary database credential name>"]
      [-primary_host_creds_name="<primary database host credential name>"] 
      [-standby_db_creds_name="<standby database credential name>"]
      [-standby_host_creds_name="<standby database host credential name>"]

オプション

  • new_protection_mode

    新しい保護モードのタイプ。指定できる値は次のとおりです。

    • maximum_protection: 最大保護

    • maximum_availability: 最大可用性

    • maximum_performance: 最大パフォーマンス

  • primary_target_name

    プライマリ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベースのいずれも可能です。

  • primary_target_type

    プライマリ・データベースのターゲット・タイプ。単一インスタンスの場合はoracle_databaseを、クラスタの場合はrac_databaseを指定します。

  • standby_target_name

    スタンバイ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベースのいずれも可能です。

  • standby_target_type

    スタンバイ・データベースのターゲット・タイプ。単一インスタンスの場合はoracle_databaseを、クラスタの場合はrac_databaseを指定します。

  • primary_db_cred_name

    SYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのプライマリ・データベースの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • primary_host_cred_name

    プライマリ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのプライマリ・データベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • standby_db_cred_name

    SYSDBAロールまたはSYSDGロールを持つユーザーのスタンバイ・データベースの名前付き資格証明。

    デフォルト値: 優先資格証明が使用されます。

  • standby_host_cred_name

    スタンバイ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのスタンバイ・データベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

次の例では、databaseというプライマリ・クラスタ・データベースからdatabaseというスタンバイ・クラスタ・データベースへのData Guard保護モードを最大パフォーマンス・モードに変更します。

emcli dg_change_protection_mode 
      -new_protection_mode="max_protection"
      -primary_target_name="database"
      -primary_target_type="oracle_database"
      -stby_target_name="database"
      -stby_target_type="oracle_database"

5.4.210 dg_configure_fsfo

指定したプライマリ・データベースとスタンバイ・データベースの間でData Guardファスト・スタート・フェイルオーバーを構成します。

書式

emcli dg_configure_fsfo
      -operation= "enable | disable | edit"
      -primary_target_name="primary target name"
      -primary_target_type="oracle_database|rac_database"
      -standby_target_name="standby target name"
      -standby_target_type="oracle_database|rac_database"
      [-primary_db_cred_name="primary database credential name"]
      [-primary_host_cred_name="primary database host credential name"]
      [-standby_db_cred_name="standby database credential name"]
      [-standby_host_cred_name="standby database host credential name"]
      [-observer_host_name="observer host name"]
      [-observer_oracle_home="observer oracle home"]
      [-observer_host_cred_name="observer host credential name"]
      [-alternate_observer_host_name="alternate observer host name"]
      [-alternate_observer_oracle_home="alternate observer oracle home"]
      [-alternate_observer_host_cred_name="alternate observer host credential name"]
      [-failover_threshold="failover threshold"]
      [-lag_limit="lag limit"]
      [-failover_conditions="failover_conditions"]
      [-auto_reinstate_primary="no automatic reinstate primary"]
      [-auto_shutdown_primary="no automatic shutdown primary"]
      [-swap_jobs="swap jobs"]
      [-swap_thresholds="swap thresholds"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • operation

    ファスト・スタート・フェイルオーバーで実行する次の操作:

    • enable: ファスト・スタート・フェイルオーバーを有効にします。

    • disable: ファスト・スタート・フェイルオーバーを無効にしてオブザーバを停止します。

    • edit: 元のパラメータ・セットを変更します。たとえば、ファスト・スタート・フェイルオーバー指定のスタンバイ・データベースの変更、しきい値の調整、オブザーバ・プロセスの起動または再起動などを行うことができます。実際は、プライマリ・ターゲット値に加え、指定したどのパラメータと値のペアでも更新されます。そのため、スタンバイ・データベースを変更するには、すべての必須パラメータを指定し、オプション値に対して行う他の任意の変更に加え、スタンバイ・ターゲットの名前を変更します。

  • primary_target_name

    プライマリ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベースのいずれも可能です。

  • primary_target_type

    プライマリ・データベースのターゲット・タイプ。単一インスタンスの場合はoracle_databaseを、クラスタの場合はrac_databaseを指定します。

  • standby_target_name

    スタンバイ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベースのいずれも可能です。

  • standby_target_type

    スタンバイ・データベースのターゲット・タイプ。単一インスタンスの場合はoracle_databaseを、クラスタの場合はrac_databaseを指定します。

  • primary_db_cred_name

    SYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのプライマリ・データベースの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • primary_host_cred_name

    プライマリ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのプライマリ・データベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • standby_db_cred_name

    SYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのスタンバイ・データベースの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • standby_host_cred_name

    スタンバイ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのスタンバイ・データベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • observer_host_name

    Enterprise Managerがオブザーバを開始する、検出されたホスト。デフォルトはnoneです。

  • observer_oracle_home

    オブザーバ・ホストのOracleホーム(指定した場合)。デフォルトはnoneです。

  • observer_host_cred_name

    オブザーバのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのオブザーバ・ホストの名前付き資格証明。

  • alternate_observer_host_name

    メイン・オブザーバがアクセスできず再起動できない場合に、Enterprise Managerが代替オブザーバを開始する、検出されたホスト。デフォルトはnoneです。

  • alternate_observer_oracle_home

    Enterprise Managerが必要に応じて代替オブザーバを開始する、代替オブザーバ・ホスト上のOracleホーム(指定した場合)。デフォルトはnoneです。

  • alternate_observer_host_cred_name

    代替オブザーバのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーの代替オブザーバ・ホストの名前付き資格証明。

  • failover_threshold

    ファスト・スタート・フェイルオーバーの開始前に、プライマリ・データベースがオブザーバおよびスタンバイ・データベースとの接続を解除する必要のある時間(秒)。デフォルトは30秒です。

  • lag_limit

    スタンバイ・データベースがプライマリ・データベースより遅れても可能な時間(秒)。この時間を超えるとファスト・スタート・フェイルオーバーを使用できません。デフォルトは30秒です。

  • failover_conditions

    フェイルオーバー条件のカンマ区切りリストで、この条件がプライマリ・データベースで検出されると、ファスト・スタート・フェイルオーバーがトリガーされます。

    • 1: 破損した制御ファイル

    • 2: 破損したディクショナリ

    • 3: アクセス不可能なログ・ファイル

    • 4: スタック・アーカイバ

    • 5: データファイル・オフライン

    デフォルトは1, 2, 5です

  • auto_reinstate_primary

    以前のプライマリ・データベースが再起動された後に接続が再度確立された場合に、オブザーバが以前のプライマリ・データベースを自動的に回復するかどうかを制御します。このプロパティは、エラー条件により発生したフェイルオーバーの動作の回復を制御しません。デフォルトはyesです。

  • auto_shutdown_primary

    ファスト・スタート・フェイルオーバーが発生したことを自立的に認識した場合にプライマリ・データベースが自動的に停止するかどうかを制御します。ただし、オブザーバおよびスタンバイ・データベースからのネットワーク分離が原因かどうか検証できません。このプロパティは、エラー条件により発生したフェイルオーバーの停止動作を制御しません。デフォルトはyesです。

  • swap_jobs

    転送可能タイプ(バックアップ、RMANスクリプトおよびSQLスクリプト)のプライマリ・データベースまたはスタンバイ・データベースのスケジュール済ジョブが、Enterprise Managerによってファスト・スタート・フェイルオーバーが検出された後、他のデータベースに移動するかどうかを指定します。デフォルトでは有効になりません。

  • swap_threshold

    Enterprise Managerによってファスト・スタート・フェイルオーバーが検出された後、プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースの間でモニタリング設定がスワップされることを指定します。デフォルトでは有効になりません。

例1

次の例では、プライマリ・ターゲットがdbprimaryという名前の単一インスタンス・データベースで、スタンバイ・ターゲットがdbstandbyという名前の単一インスタンス・データベースであるファスト・スタート・フェイルオーバーを有効化します(接続が再度確立された場合に以前のプライマリ・データベースを自動的に回復することはありません)。

emcli dg_configure_fsfo
      -operation="enable"
      -primary_target_name="dbprimary"
      -primary_target_type="oracle_database"
      -standby_target_name="dbstandby"
      -standby_target_type="oracle_database"
      -auto_reinstate_primary="no"

例2

次の例では、プライマリ・ターゲットがdbprimaryという名前の単一インスタンス・データベースのファスト・スタート・フェイルオーバーを編集して、スタンバイ・ターゲットをdbalternateという名前の単一インスタンス・データベースに変更します。また、ラグ制限を60秒に、フェイルオーバーしきい値を40秒に変更します。

emcli dg_configure_fsfo
      -operation="edit"
      -primary_target_name="dbprimary"
      -primary_target_type="oracle_database"
      -standby_target_name="dbalternate"
      -standby_target_type="oracle_database"
      -lag_limit="60"
      -failover_threshold="40"

5.4.211 dg_convert_standby

フィジカル・スタンバイ・データベースをスナップショット・スタンバイ・データベースに、またはその逆に変換します。

書式

emcli dg_convert_standby
     -standby_target_name=""
		-standby_target_type="oracle_database|rac_database"
		[-standby_db_creds_name=""]
		[-standby_host_creds_name=""]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • standby_target_name

    スタンバイ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベースのいずれも可能です。

  • standby_target_type

    スタンバイ・データベースのターゲット・タイプ。許容される値は次のとおりです。

    • oracle_database: 単一インスタンス・データベース

    • rac_database: クラスタ・データベース

  • standby_db_creds_name

    SYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのスタンバイ・データベースの名前付き資格証明。デフォルト値: 優先資格証明が使用されます。

  • standby_host_creds_name

    スタンバイ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのスタンバイ・データベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルト値: 優先資格証明が使用されます。

次の例は、フィジカル・スタンバイ・データベースをスナップショット・スタンバイ・データベースに変換します。

emcli dg_convert_standby  
		-standby_target_name="database"
		-standby_target_type="oracle_database"

5.4.212 dg_failover

プライマリ・データベースからスタンバイ・データベースへのData Guardフェイルオーバーを実行します。

書式

emcli dg_failover
      -primary_target_name="<primary target name>"
      -primary_target_type="oracle_database|rac_database"
      -standby_target_name="<standby target name>"
      -standby_target_type="oracle_database|rac_database" 
      [-primary_db_creds_name="<primary database credential name>"]	
      [-primary_host_creds_name="<primary database host credential name>"] 
      [-standby_db_creds_name="<standby database credential name>"] 
      [-standby_host_creds_name="<standby database host credential name>"] 
      [-swap_jobs] 
      [-swap_thresholds]  
      [-immediate] 

オプション

  • primary_target_name

    プライマリ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベースのいずれも可能です。

  • primary_target_type

    プライマリ・データベースのターゲット・タイプ。単一インスタンスの場合はoracle_databaseを、クラスタの場合はrac_databaseを指定します。

  • standby_target_name

    スタンバイ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベースのいずれも可能です。

  • standby_target_type

    スタンバイ・データベースのターゲット・タイプ。単一インスタンスの場合はoracle_databaseを、クラスタの場合はrac_databaseを指定します。

  • primary_db_creds_name

    SYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのプライマリ・データベースの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • primary_host_creds_name

    プライマリ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのプライマリ・データベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • standby_db_creds_name

    SYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのスタンバイ・データベースの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • standby_host_creds_name

    スタンバイ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのスタンバイ・データベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • swap_jobs

    転送可能タイプ(バックアップ、RMANスクリプトおよびSQLスクリプト)のプライマリ・データベースまたはスタンバイ・データベースのスケジュール済ジョブが、Enterprise Managerによってファスト・スタート・フェイルオーバーが検出された後、他のデータベースに移動するかどうかを指定します。デフォルトでは有効になりません。

  • swap_thresholds

    Enterprise Managerによってファスト・スタート・フェイルオーバーが検出された後、プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースの間でモニタリング設定がスワップされることを指定します。デフォルトでは有効になりません。

  • immediate

    使用可能なすべてのREDOデータがスタンバイ・データベースに適用されるのを待機しない即時フェイルオーバーを指定します。これは、最も速いフェイルオーバーの方法です。ただし、データが失われる可能性があります。このオプションを指定しない場合、データ損失が最小化される完全フェイルオーバーが実行されます。完全フェイルオーバーを使用することをお薦めします。デフォルトでは有効になりません。

例1

次のコマンドでは、databaseという名前の単一インスタンスのプライマリ・データベースからdatabase1という名前のクラスタ・スタンバイ・データベースに完全フェイルオーバーを実行します。

emcli dg_failover
      -primary_target_name="database"
      -primary_target_type="oracle_database"
      -standby_target_name="database1"
      -standby_target_type="oracle_database"

例2

次のコマンドでは、primaryという名前のクラスタ・プライマリ・データベースからstandbyという名前のクラスタ・スタンバイ・データベースに即時フェイルオーバーを実行します。

emcli dg_failover 
      -primary_target_name="primary"
      -primary_target_type="rac_database"
      -standby_target_name="standby"
      -standby_target_type="rac_database"
      -immediate

5.4.213 dg_remove_configuration

Data Guard構成の一部であるメンバー・データベースから、判別されたData Guard構成を削除します。

書式

emcli dg_remove_configuration
     -member_target_name="<target name>"
		-member_target_type="oracle_database|rac_database"
		[-member_db_creds_name="<member database credential name>"]
		[-member_host_creds_name="<mamber database host credential name>"]
		[-preserve_redo_dests]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • member_target_name

    Data Guard構成の一部であるメンバー・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベースのいずれも可能です。

  • member_target_type

    Data Guard構成の一部であるメンバー・データベースのデータベース・ターゲット・タイプ。許容される値は次のとおりです。

    • oracle_database: 単一インスタンス・データベース

    • rac_database: クラスタ・データベース

  • member_db_creds_name

    Data Guard構成の一部であるメンバー・データベースのSYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのデータベース名前付き資格証明。デフォルト値: 優先資格証明が使用されます。

  • member_host_creds_name

    メンバー・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのデータベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルト値: 優先資格証明が使用されます。

  • preserve_redo_dests

    Data Guard Broker構成の削除後も、プライマリ・データベースに構成されたアーカイブ・ログ保存先をすべて保持します。REDOのスタンバイ・データベースへの送信が続けられます。デフォルト値: 無効

例1

次の例は、メンバー・データベースの指定されたデータベースから判別されたデータガード構成を削除します。

emcli dg_remove_configuration  
		-member_target_name="database"
     -member_target_type="oracle_database"

例2

次の例は、メンバー・データベースの指定されたプライマリから判別されたデータガード構成を削除します。REDOのスタンバイ・データベースへの送信は続けられます。

emcli dg_remove_configuration  
		-member_target_name="primary"
		-member_target_type="rac_database" -preserve_redo_dests

5.4.214 dg_remove_standby_database

Data Guard構成からスタンバイ・データベースを削除します。

書式

emcli dg_remove_standby_database
     -primary_target_name="<primary target name>"
		-primary_target_type="oracle_database|rac_database"
		-standby_target_name="<standby target name>"
		-standby_target_type="oracle_database|rac_database"
		[-primary_db_creds_name="<primary database credential name>"]
		[-primary_host_creds_name="<primary database host credential name>"] 
		[-standby_db_creds_name="<standby database credential name>"]
		[-standby_host_creds_name="<standby database host credential name>"]
		[-preserve_redo_dests]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • primary_target_name

    プライマリ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベースのいずれも可能です。

  • primary_target_type

    プライマリ・データベースのターゲット・タイプ。許容される値は次のとおりです。

    • oracle_database: 単一インスタンス・データベース

    • rac_database: クラスタ・データベース

  • standby_target_name

    スタンバイ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベースのいずれも可能です。

  • standby_target_type

    スタンバイ・データベースのターゲット・タイプ。許容される値は次のとおりです。
    • oracle_database: 単一インスタンス・データベース

    • rac_database: クラスタ・データベース

  • primary_db_creds_name

    SYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのプライマリ・データベースの名前付き資格証明。デフォルト値: 優先資格証明が使用されます。

  • primary_host_creds_name

    プライマリ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのプライマリ・データベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルト値: 優先資格証明が使用されます。

  • standby_db_creds_name

    SYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのスタンバイ・データベースの名前付き資格証明。デフォルト値: 優先資格証明が使用されます。

  • standby_host_creds_name

    スタンバイ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのスタンバイ・データベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルト値: 優先資格証明が使用されます。

  • preserve_redo_dests

    このスタンバイ・データベースがData Guard Broker構成から削除された後も、このスタンバイ・データベースのプライマリ・データベースに構成されたアーカイブ・ログ保存先を保持します。REDOのこのスタンバイ・データベースへの送信は続けられます。デフォルト値: 無効。

例1

次の例は、スタンバイ・データベースの指定されたデータベースをデータガード構成から削除します。

emcli dg_remove_standby_database 
		-primary_target_name="database"  
		-primary_target_type="oracle_database" -standby_target_name="database1"
		-standby_target_type="oracle_database"      

例2

次の例は、スタンバイ・データベースの指定されたスタンバイをデータガード構成から削除します。REDOのこのスタンバイ・データベースへの送信は続けられます。

 emcli dg_remove_standby_database 
		-primary_target_name="primary"
		-primary_target_type="rac_database" -standby_target_name="standby"
		-standby_target_type="rac_database" -preserve_redo_dests

5.4.215 dg_switchover

プライマリ・データベースとスタンバイ・データベース間でData Guardスイッチオーバーを実行します。

書式

emcli dg_switchover
      -primary_target_name="<primary target name>"
      -primary_target_type="oracle_database|rac_database" 
      -standby_target_name="<standby target name>"
      -standby_target_type="oracle_database|rac_database"  
      [-primary_db_creds_name="<primary database credential name>"]
      [-primary_host_creds_name="<primary database host credential name>"] 
      [-standby_db_creds_name="<standby database credential name>"] 
      [-standby_host_creds_name="<standby database host credential name>"] 
      [-swap_jobs] 
      [-swap_thresholds]
      [-tde_wallet_creds_name="<transparent data encryption wallet credentials of the primary database>"]  

オプション

  • primary_target_name

    プライマリ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベースのいずれも可能です。

  • primary_target_type

    プライマリ・データベースのターゲット・タイプ。単一インスタンスの場合はoracle_databaseを、クラスタの場合はrac_databaseを指定します。

  • standby_target_name

    スタンバイ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベースのいずれも可能です。

  • standby_target_type

    スタンバイ・データベースのターゲット・タイプ。単一インスタンスの場合はoracle_databaseを、クラスタの場合はrac_databaseを指定します。

  • primary_db_creds_name

    SYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのプライマリ・データベースの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • primary_host_creds_name

    プライマリ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのプライマリ・データベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • standby_db_creds_name

    SYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのスタンバイ・データベースの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • standby_host_creds_name

    スタンバイ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのスタンバイ・データベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • swap_jobs

    転送可能タイプ(バックアップ、RMANスクリプトおよびSQLスクリプト)のプライマリ・データベースまたはスタンバイ・データベースのスケジュール済ジョブが、Enterprise Managerによってファスト・スタート・フェイルオーバーが検出された後、他のデータベースに移動するかどうかを指定します。デフォルトでは有効になりません。

  • swap_thresholds

    Enterprise Managerによってファスト・スタート・フェイルオーバーが検出された後、プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースの間でモニタリング設定がスワップされることを指定します。デフォルトでは有効になりません。

  • tde_wallet_creds_name

    プライマリ・データベースの透過的データ暗号化ウォレット資格証明。次に示すようにcreate_named_credential動詞を使用して、これらの資格証明を作成します。
    emcli create_named_credential
    	-cred_name=WC1
    	-cred_type=GenericPassword
    	-auth_target_type='<system>'
    	-attributes="GENERIC_PASSWORD:<Primary Database TDE Wallet Password>"

例1

次のコマンドでは、databaseという名前のプライマリ・クラスタ・データベースとdatabase1という名前のスタンバイ・クラスタ・データベース間でスイッチオーバーを実行します。

emcli dg_switchover 
      -primary_target_name="database"
      -primary_target_type="oracle_database"
      -standby_target_name="database1"
      -standby_target_type="oracle_database"

例2

次のコマンドでは、primaryという名前のクラスタ・プライマリ・データベースとstandbyという名前のクラスタ・スタンバイ・データベース間でスイッチオーバーを実行します。primaryのスケジュール済ジョブとモニタリング設定は、スイッチオーバーの完了後にstandbyに移動されます。

emcli dg_switchover 
      -primary_target_name="primary"
      -primary_target_type="rac_database"
      -standby_target_name="standby"
      -standby_target_type="rac_database"
      -swap_jobs
      -swap_thresholds

5.4.216 dg_verify_config

プライマリ・データベースのData Guard構成の状態を検証し、次のチェックを実行します。

- 各データベースのData Guard Brokerから詳細なステータス情報を取得します。

- プライマリ・データベースとスタンバイ・データベース間でREDOトランスポートが動作していることを確認します。

- スタンバイREDOログ・ファイルの適切な構成を確認します。

- Data Guard Brokerプロパティが基礎となるデータベース・プロパティに一致していることを確認します。

- すべてのデータベースのエージェントのステータスを確認します。

- 優先資格証明がすべてのデータベースに設定されていることを確認します。

検証プロセスが終了すると、次の修正が自動的に実行されます。

- ブローカとデータベース・プロパティ間の不整合を解決します。

- 必要に応じて、任意のデータベースにスタンバイREDOログ・ファイルを作成します。

書式

emcli dg_verify_config
      -primary_target_name="<primary target name>"
      -primary_target_type="oracle_database|rac_database"  
      [-primary_db_creds_name="<primary database credential name>"] 
      [-primary_host_creds_name="<primary database host credential name>"]  
      [-reset_inconsistent_props="broker|database"]
      [-create_srls] 
      [-verify_only]

オプション

  • primary_target_name

    プライマリ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベースのいずれも可能です。

  • primary_target_typ

    プライマリ・データベースのターゲット・タイプ。単一インスタンスの場合はoracle_databaseを、クラスタの場合はrac_databaseを指定します。

  • primary_db_creds_name

    SYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのプライマリ・データベースの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • primary_host_creds_name

    プライマリ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのプライマリ・データベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • reset_inconsistent_props

    一貫性のないプロパティをブローカまたはデータベース値にリセットします。指定できる値は次のとおりです。

    • broker

    • database

    デフォルトはbrokerです。

  • create_srls

    何も持たないか、適切な番号やサイズを持たないデータベースに対してスタンバイREDOログ・ファイルを作成します。ファイルは、Oracle Managed Files (OMF)で構成されたデータベースのOMFとして作成されます。

  • verify_only

    検証を実行します。自動的に一貫性のないプロパティを解決したり、スタンバイREDOログ・ファイルを作成することはありません。

例1

次のコマンドでは、状態を検証し、databaseという名前のクラスタ・プライマリ・データベースの一貫性のないプロパティを解決します。

emcli dg_verify_config 
      -primary_target_name="database"
      -primary_target_type="oracle_database"

例2

次のコマンドでは、primaryという名前のクラスタ・プライマリ・データベースの状態の検証のみを行います。

emcli dg_verify_config 
      -primary_target_name="primary"
      -primary_target_type="rac_database"
      -verify_only

5.4.217 diagchecks_deploy_status

各ターゲット・タイプに対して診断チェック・デプロイメントのステータスを取得します。

書式

emcli diagchecks_deploy_status
        [-target_type=<type>]*

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_type

    ターゲットのタイプ。複数の値を指定できます。

5.4.218 diagchecks_deploy_tglist

あるターゲット・タイプについて特定のデプロイメント・タイプのターゲット・リストを取得します。

書式

emcli diagchecks_deploy_tgtlist
        -target_type=<type>
        -deploy_type=<CURRENT|OLDER|MISSING|ALL>
        [-show_excludes]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_type

    ターゲットのタイプ。複数の値を指定できます。

  • deploy_type

    CURRENT、OLDER、MISSINGまたはALLのいずれかのデプロイメント・タイプ。

  • show_excludes

    除外が設定されているターゲットの場合、これらを出力します。

5.4.219 disable_audit

すべてのユーザー操作の監査を無効にします。

書式

emcli disable_audit

この例では、すべての操作の監査を無効にします。

emcli disable_audit

5.4.220 disable_config_history

ターゲット・タイプの構成履歴の計算を無効にします。

書式

emcli disable_config_history 
      -target_type="{target type|'*'}"

オプション

  • target_type

    構成履歴を無効にするターゲットのタイプ。値として、内部名か、すべてのターゲット・タイプを示す*を指定する必要があります。

例1

この例では、ホスト・ターゲット・タイプの構成履歴の計算を無効にします。

emcli disable_config_history -target_type="host" 

例2

この例では、すべてのターゲット・タイプの構成履歴の計算を無効にします。

emcli disable_config_history -target_type="*"

5.4.221 disable_mda_finding_types_for_targets

指定したターゲットに対して指定したMDA結果タイプを無効にします。結果が指定したターゲット・タイプに適用可能で、EM CLIユーザーにターゲットに対する権限がある場合にのみ、ターゲットに対して結果タイプが無効になります。

書式

emcli disable_mda_finding_types_for_targets      [-finding_types="<list of finding types>"]
      [-targets="<list of targets and their target types>"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • finding_types

    結果タイプのリスト。使用されるデフォルト・セパレータは、「;」です。

  • targets

    ターゲットとそのターゲット・タイプのリスト。使用されるデフォルト・セパレータは、「;」です。

例1

次の例では、単一のターゲットで単一の結果タイプを無効化します。

emcli disable_mda_finding_types_for_targets
      -finding_types="oracle.sysman.emas.wls_gc_overhead"
      -targets="/EMGC_EMGC_DOMAIN/EMGC_DOMAIN/EMGC_OMS1:weblogic_j2eeserver"

例2

次の例では、複数のターゲットで複数の結果タイプを無効化します。

emcli disable_mda_finding_types_for_targets
      -finding_types="oracle.sysman.emas.wls_gc_overhead;oracle.sysman.emas.wls_heap_config"
      -targets="/EMGC_EMGC_DOMAIN/EMGC_DOMAIN/EMGC_OMS1:weblogic_j2eeserver;/test_base_domain/base_domain/MS1:weblogic_j2eeserver"

5.4.222 disable_sla

ターゲットのSLAを無効にします。

書式

emcli disable_sla
    -targetName=<target_name>
    -targetType=<target_type>
    -slaName=<SLA_name>

オプション

  • targetName

    ターゲットの名前。

  • targetType

    ターゲットのタイプ。

  • slaName

    SLAの名前。

この例では、ターゲットmy_service (generic_service)のgold_slaという名前のSLAを無効にします。

    emcli disable_sla
          -targetName='my_service' -targetType='generic_service'
          -slaName='gold_sla'1

5.4.223 disable_snapclone

データベースのスナップ・クローン機能を無効化します。

書式

標準モード

emcli disable_snapclone
         -db_name="<database name>"

インタラクティブまたはスクリプト・モード

disable_snapclone( 
        db_name="<database name>"
        )

[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • db_name

    データベースの名前。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、データベースtestmstrのスナップ・クローン機能を無効化します。

emcli disable_snapclone
                -db_name="testmstr"

5.4.224 disable_target

管理リポジトリ側と管理エージェント側の両方のターゲットを無効化します。

構文

 emcli disable_target
        -type="target_type1"
        -name="target_name1"
        -agent="agent_name1"
        [-ignore_invalid_target] 

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • -type=target_type1

    無効化するターゲットのターゲット・タイプ。

  • -name=target_name1

    ターゲットの名前。ワイルドカード文字のパーセント記号(%)を使用して、指定した管理エージェントの指定したタイプのすべてのターゲットを無効化できます。

  • -agent=agent_name1

    ターゲットを無効化する必要のある管理エージェントの名前。

  • -ignore_invalid_target

    指定した場合、プロセスでは無効なターゲットが無視されます。

例1

次のコマンドでは、管理エージェントおよびOMSのターゲットを無効化します(ターゲットが無効の場合は失敗します)。

    emcli disable_target
        -type="oracle_em_service"
        -name="TestService"
        -agent="TestAgent"

例2

次のコマンドでは、OMS側と管理エージェント側の両方のTestAgent管理エージェントにあるoracle_em_serviceタイプのすべてのターゲットを無効化します。無効なターゲットは無視されます。

    emcli disable_target
        -type="oracle_em_service"
        -name="%"
        -agent="TestAgent"
        -ignore_invalid_target

5.4.225 disable_test

サービス・テストのモニタリングを無効にします。

書式

emcli disable_test
      -name=<target_name>
      -type=<target_type>
      -testname=<test_name>
      -testtype=<test_type>

オプション

  • name

    サービス・ターゲット名。

  • type

    サービス・ターゲット・タイプ。

  • testname

    テスト名。

  • testtype

    テスト・タイプ。

この例では、MyTargetという名前のgeneric_serviceターゲットでMyTestという名前のHTTPテストを無効にします。

emcli disable_test -name='MyTarget' -type='generic_service'
      -testname='MyTest' -testtype='HTTP'

5.4.226 disassociate_user_profile

ユーザー・プロファイルとユーザー・セット間のアソシエーションを削除します。

書式

標準モード

emcli disassociate_user_profile
      -name="profile name"
      -users="users to be disassociated"

インタラクティブまたはスクリプト・モード

emcli disassociate_user_profile(
      name="profile name";
      [,description="profile desc"]
      [,users="users to be associated"]
      [,included_profiles="profile to be included"]
      )

オプション

  • name

    関連付けを解除するユーザー・プロファイルの名前。

  • users

    プロファイルの関連付けを解除するユーザー。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、user1およびuser2からprofile1ユーザー・プロファイルの関連付けを解除します。

emcli disassociate_user_profile
      -name=profile1 
      -users="user1";"user2"

5.4.227 discover_bda_cluster

指定したホストに対してビッグ・データ検出を実行します。最新の構成変更の再検出または新規検出用として使用できます。

書式

emcli discover_bda_cluster
        -hostname="host_name"
        -host_credential="host_named_cred"
        -ilom_credential="ilom_named_cred"
        -infiniband_credential="ibswitch_named_cred"
        -cloudera_credential="cloudera_named_cred"
        -snmp_string="SNMP_community_string"

オプション

  • hostname

    ビッグ・データ・ネットワーク内のホストの名前。

  • host_credential

    管理エージェント・ホームを所有するoracle OSアカウントの名前付き資格証明。

  • ilom_credential

    ビッグ・データ・ネットワーク内のOracle Integrated Lights Out Manager (Oracle ILOM)サーバー上のroot OSアカウントの名前付き資格証明。

  • infiniband_credential

    ビッグ・データ・ネットワーク内のインフィニバンド・スイッチ上のnm2user OSアカウントの名前付き資格証明。

  • cloudera_credential

    CDHクラスタを管理するCloudera Managerのadminアカウントの名前付き資格証明。

  • snmp_string

    PDUおよびCiscoスイッチのトラップに対するSNMPコミュニティ文字列。読取り専用文字列はpublicです。

次の例では、acme101.comという名前のホスト上でBDAクラスタ検出を実行します。クラスタがすでに存在する場合、最新の構成を更新します。

emcli discover_bda_cluster
         -hostname="acme101.com"
         -host_credential="HOST_CRED"
         -ilom_credential="ILOM_CRED" 
         -infiniband_credential="IB_CRED"
         -cloudera_credential="CM_CRED"
         -snmp_string="public"

5.4.228 discover_cloudera_cluster

指定したCloudera ManagerホストのHadoopクラスタを検出します。最新のクラスタ構成変更の再検出用として使用することもできます。

書式

emcli discover_cloudera_cluster
        -hostname = "host_name"
        -cloudera_credential = "cloudera_named_cred"
        -host_credential  = "host_named_cred"

オプション

  • hostname

    クラスタを形成するホストの1つの名前。

  • cloudera_credential

    クラスタを管理するCloudera Managerの名前付き資格証明。

  • host_credential

    指定したホストの名前付き資格証明。

次の例では、指定した名前付き資格証明を使用して、acme101.comという名前のホストが含まれるHadoopクラスタを検出します。

emcli discover_bda_cluster
        -hostname="acme101.com"
        -cloudera_credential="CM_CRED"
        -host_credential="HOST_CRED"

5.4.229 discover_coherence

1つ以上の管理対象外のCoherenceクラスタを検出します(管理対象Coherenceクラスタは、WLSドメイン検出プロセスの一環として検出されます)。

書式

emcli discover_coherence
      -input_file=coherence_discovery_file:file_path
      [-debug]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • input_file

    Coherenceクラスタごとに1行の詳細を含むCSV形式ファイルの完全修飾パス。CSVファイルの構造は、次のとおりです。

    <Management Node host machine name>,
              <Management Node listen port>,
              <Management Node username - optional>,
              <Management Node password - optional>,
              <Management Node service name - optional>,
              <Agent url>	
    

    たとえば、次のようにします。

    host1.companyA.com,9910,,,,https://host1.companyA.com:3872/emd/main/,
    

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • debug

    デバッグのために冗長モードでverbを実行します。

この例では、my_clusters_info.csvファイルを読み取り、Cloud Controlに追加するクラスタを特定します。

emcli discover_coherence 
  -input_file=coherence_discovery_file:"c:\emcli\my_clusters_info.csv

5.4.230 discover_db

入力ファイルに指定されたプリファレンスに従って、単一インスタンス、Real Application Cluster (RAC)およびプラガブル・データベースとそれらに関連するターゲットを検出して追加または昇格します。

書式

標準モード

emcli discover_db
          -db_discovery_file="db_discovery_file"
          [-debug]
          [-promote]
          [-add_missing_cluster]
          [-check]

インタラクティブまたはスクリプト・モード

discover_db(
         ddb_discovery_file="db_discovery_file"
         [,debug=True/False]
         [,promote=True/False]
         [,add_missing_cluster=True/False]
         [,check=True/False]
          )
[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • db_discovery_file

    このファイルには、データベースの追加に必要なプリファレンスが含まれます。ファイルは、特定のホストまたはクラスタに固有の個別ブロックを持つように編成されている必要があります。各入力ブロックは、ホストまたはクラスタの名前、データベース資格証明およびターゲット・タイプの行を含みます。オプションで、各入力ブロックは、検出タイムアウトやデータベース・ステータスなどの検出ヒントを含むことができます。

    入力ブロックは空の行で区切られます。

    データベース資格証明は、データベース名と資格証明(ユーザー名、パスワード、ロール)のペアとして指定されます。

    指定したホストのすべてのデータベースに共通のデータベース資格証明を指定する場合、データベース名のかわりに「*」を指定できます。

    次のようにデータベース・ターゲット・タイプを指定します。

    • rac_database in case of a RAC database

    • oracle_database (単一インスタンス・データベースの場合)。

    次のようにASM資格証明を指定します。

    asm_creds=Username,Password,Role

    グループにターゲットを追加するには、次のようにグループ名をカンマで区切って指定します。

    group_names=Group Name 1,Group Name 2,Group Name 3

    追加または昇格するターゲットの名前には、次のように接頭辞または接尾辞を含めることができます。

    db_name_prefix=Prefix pattern

    db_name_suffix=Suffix pattern

    ターゲット・プロパティ(グローバル・プロパティまたはユーザー追加プロパティ)は、次のように入力を指定することで保存できます。

    global_props=Property 1 Name: Property 1 Value, Property 2 Name: Property 2 Value

    user_added_props=Property 1 Name: Property 1 Value, Property 2 Name: Property 2 Value

    ホスト名を指定する場合の入力ファイルの構造は、次のとおりです。

    <host_name=Host Machine Name>
            <db_creds=Target Name:Username,Password,Role>
            <target_type=Target Type -optional>
            <discovery_hints - optional>
               <asm_creds=Username,Password,Role -optional>
               <group_names=Group Name 1,Group Name 2,Group Name 3 -optional>
               <db_name_prefix=Prefix pattern -optional>
               <db_name_suffix=Suffix pattern -optional>
            <global_props=Property 1 Name: Property 1 Value -optional>
            <user_added_props=Property 1 Name: Property 1 Value  -optional>
    

    クラスタ名を指定する場合の入力ファイルの構造は、次のとおりです。

    <cluster_name=Name of the Cluster>
            <db_creds=Target Name:Username,Password,Role>
            <target_type=Target Type -optional>
            <discovery_hints - optional>
               <asm_creds=Username,Password,Role -optional>
               <group_names=Group Name 1,Group Name 2,Group Name 3 -optional> 
               <db_name_prefix=Prefix pattern -optional>
               <db_name_suffix=Suffix pattern -optional>
            <global_props=Property 1 Name: Property 1 Value -optional>
            <user_added_props=Property 1 Name: Property 1 Value  -optional>        	   
            
            -----------------
            cluster_name=slc00dsno-cls
            db_creds=db1:sys,oracle,SYSDBA 
            db_creds=db2:sys,welcome,SYSDBA
            target_type=oracle_database
               asm_creds=sys,oracle,SYSDBA
               group_names=group1,group2        
            cluster_name=slc00dtfg-r
            db_creds=*:sys,oracle,SYSDBA
            target_type=rac_database 
            db_status=up
               db_name_prefix=prefix_
               db_name_suffix=_suffix
            global_props=Comment:Test,Contact:4444,Cost Center:CC
    

    たとえば、ファイルの内容は次のようになります(ファイルの入力が2ブロックの場合)。

      
            -----------------
            host_name=slc00dsn.mycompany.com
            db_creds=db1:sys,oracle,SYSDBA
            db_creds=db2:sys,welcome,SYSDBA
            target_type=oracle_database
               asm_creds=sys,oracle,SYSDBA
               group_names=group1,group2
            
            host_name=slc00dtf.mycompany.com
            db_creds=*:sys,oracle,SYSDBA
            target_type=rac_database
            db_status=up
            db_name_prefix=prefix_
               db_name_suffix=_suffix
               global_props=Comment:Test,Contact:4444,Cost Center:CC
  • debug

    デバッグをオンにするかオフにするかを指定します。

  • promote

    自動検出で取得されたターゲットを昇格します。

  • add_missing_cluster

    指定したホストが有効で対応するクラスタが追加されていない場合にクラスタを追加します。

  • check

    検出を実行して結果を表示します。ターゲットは追加されません。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、データベース・ターゲットを検出してそれを昇格します。

emcli discover_db 
      -input_file=db_discovery_file:/emcli/test.txt <-debug> <-promote> <-add_missing_cluster> <-check>

5.4.231 discover_fa

Fusion Applicationsドメインの検出ファイルを読み取り、ホストで検出されたターゲットをホスト・エージェント・マッピング・ファイルに指定されたエージェントに保存して、複数のFusion Applicationsドメインを検出します。ホスト・エージェント・マッピング・ファイルが指定されていない場合、ローカルのエージェント(ターゲットと同じホストのエージェント)を使用して、検出されたターゲットも保存およびモニターします。ローカルのエージェントがない場合、デフォルトの検出エージェントを使用して、検出されたターゲットも保存およびモニターします。

注意:

このverbは、1つのファイルにすべての詳細を追加することにより、一度に複数のFusionインスタンスの検出をサポートしていますが、個々のEM CLI discover_faコマンドを複数回実行して、各Fusionインスタンスを別々に検出することをお薦めします。

書式

emcli discover_fa
      -input_file=fa_domain_discovery_file:file_path
      [-input_file=host_agent_mapping_file:file_path]
      [-input_file=pf_domain_cred_mapping_file:file_path]
      [-debug]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • input_file=fa_domain_discovery_file

    追加するドメインごとに1行の詳細を含むCSV形式ファイルの完全修飾パス。有効なWebLogicバージョンの値は10です。CSVファイルの構造は、次のとおりです。

    <WebLogic Server version>,
    <Administration Server host machine name>,
    <Administration Server listen port>,
    <Administration Server username>,
    <Administration Server password>,
    <External Options - optional>,
    <JMX Protocol - required only if SSL enabled>,
    <JMX Service URL - required only if SSL enabled>,
    <Unique Domain Identifier>,
    <Agent URL/>,
    <Discover Down Servers - optional - Default if not specified is false starting <PS1. Before PS1 the default for this is true>,
    <Use Same Credentials for All Domains in the Fusion Instance - optional - Default if <not specified is true>
    

    たとえば、次のようにします。

    10,mco01.mycompany.com,7001,weblogic,welcome1,,,,my_farm_
        01,https://mco01.mycompany.com:3872/emd/main/,,
    10,mco01.mycompany.com,7001,weblogic,welcome1,,,,my_farm_
        01,https://mco01.mycompany.com:3872/emd/main/,true,
    10,mco01.mycompany.com,7001,weblogic,welcome1,,,,my_farm_
        01,https://mco01.mycompany.com:3872/emd/main/,true,true
    10,mco01.mycompany.com,7001,weblogic,welcome1,,,,my_farm_
        01,https://mco01.mycompany.com:3872/emd/main/,false,true
    

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • input_file=host_agent_mapping_file

    管理対象サーバーがモニターされ、エージェントが各ホストの管理対象サーバーをモニターするために使用されるホストのシステム名(複数行)を含むCSV形式ファイルの完全修飾パス。

    たとえば、次のようにします。

    mycompany.com,https://mco01.mycompany.com:3872/emd/main
    

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • input_file=pf_domain_cred_mapping_file

    資格証明がfa_domain_discoveryファイルに追加された資格証明と異なるFusionインスタンスの各ドメインのWebLogic管理資格証明(複数行)を含むCSV形式ファイルの完全修飾パス。

    資格証明がpf_domain_cred_mappingファイルで上書きされない場合、同じ資格証明がFusion Applicationインスタンスのすべてのドメインに使用されます。

    たとえば、次のようにします。

    <UniqueKey - "<Fusion Instance 
         Identifier><CommonDomainDisplayName>">,<Administration Server 
         username>,<Administration Server password>,
    <UniqueKey - "<Fusion Instance 
         Identifier>-<CommonDomainDisplayName>">,<Administration Server 
         username>,<Administration Server password>,<Administration Server Host 
         Name>
    
    Example:
    fi9-FS,weblogic12,welcome1,
    fi9-PRJ,faadmin,fusionfa1,
    fi9-PRC,faadmin,fusionfa1,myhost.us.example.com
    fi9-PRC,,,myhost.us.example.com
    

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • debug

    デバッグのために冗長モードでverbを実行します。

例1

この例では、my_domains_info.csvファイルを読み取り、Cloud Controlに追加するFusionインスタンスを特定します。また、my_agent_mapping.csvファイルを読み取り、どのエージェントがホストのどの管理対象サーバーをモニターするかを特定します。さらに、my_domain_cred_mapping.csvファイルを読み取り、個々の製品ファミリを検出するためにどの資格証明を使用するかを特定します。

emcli discover_fa 
      -input_file=fa_domain_discovery_file:c:\emcli\my_domains_info.csv 
      -input_file=host_agent_mapping_file:c:\emcli\my_agent_mapping.csv 
      -input_file=pf_domain_cred_mapping_file:c:\emcli\my_domain_cred_mapping.csv 

例2

emcli discover_fa -input_file=fa_domain_discovery_file:/tmp/emcli/
domain_discovery_file.txt -input_file=host_agent_mapping_filee:/tmp/emcli/
host_agent_mapping_file.txt -input_file=pf_domain_cred_mapping_file:/tmp/emcli/
pf_domain_cred_mapping_file.txt -debug

5.4.232 discover_gf

ドメインの検出ファイルを読み取り、ホストで検出されたターゲットをホスト・エージェント・マッピング・ファイルに指定されたエージェントに保存して、複数のGlassFishドメインを検出します。ホスト・エージェント・マッピング・ファイルが指定されていない場合、ローカルのエージェント(ターゲットと同じホストのエージェント)を使用して、検出されたターゲットを保存およびモニターします。ローカルのエージェントがない場合、デフォルトの検出エージェントを使用して、検出されたターゲットを保存およびモニターします。

書式

$emcli discover_gf
       -input_file=domain_discovery_file:file_path
       [-input_file=host_agent_mapping_file:file_path]
       [-debug]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • input_file=domain_discovery_file

    追加するドメインごとに1行の詳細を含むCSV形式ファイルの完全修飾パス。CSVファイルの構造は、次のとおりです。

    <Administration Server host machine name>,
    <Administration Server listen port>,
    <Administration Server username>,
    <Administration Server password>,
    <Unique Domain Identifier>,
    <Agent url - optional >,
    <Protocol - optional >,
    <Service URL - optional>,
    <External Options - optional>,
    <Discover Down Servers - optional - Default if not specified is false>,\n" +
    

    たとえば、次のようにします。

    mco01.mycompany.com,4848,admin,welcome1,my_domain_01,https://mco01.mycompany.com:3872/emd/main
    mco01.mycompany.com,4848,admin,welcome1,my_domain_01,https://mco01.mycompany.com:3872/emd/main,http,,,true
    

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • input_file=host_agent_mapping_file

    管理対象サーバーがモニターされ、エージェントが各ホストの管理対象サーバーをモニターするために使用されるホストのシステム名(複数行)を含むCSV形式ファイルの完全修飾パス。CSVファイルの構造は、次のとおりです。

    <target_host1>,<save_to_agent1>
    <target_host2>,<save_to_agent3>
    

    たとえば、次のようにします。

    mycompany.com,https://mco01.mycompany.com:3872/emd/main
    

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • debug

    デバッグのために冗長モードでverbを実行します。

例1

$emcli discover_gf -input_file=domain_discovery_file:/tmp/emcli/domain_discovery_file.txt

例2

$emcli discover_gf -input_file=domain_discovery_file:/tmp/emcli/domain_discovery_file.txt -input_file=host_agent_mapping_file:/tmp/emcli/host_agent_mapping_file.txt -debug

5.4.233 discover_jboss

Oracle Enterprise ManagerでJBossターゲットを検出します。JBossターゲットには、JBoss JEEサーバー、JBoss Application Server、JBossドメインおよびJBossパーティション(jboss_jeeserver、jboss_app_server、jboss_domain、jboss_partitionなど)が含まれます。

discover_jboss EM CLI Verbの使用方法の詳細は、Oracle Technology Networkで入手できるOracle Enterprise Managerコマンドライン・インタフェースのドキュメントを参照してください。

書式

  emcli discover_jboss
        -host
        -version
        -port
        -agent
        -auth_type
        [-username]
        [-password]
        [-debug]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • host

    JBossホストの完全修飾名(スタンドアロンの場合)、またはJBossドメイン・コントローラのJBoss 6ターゲットまたは完全修飾名(ドメイン・ベースの検出の場合)。

  • version

    JBossターゲット・バージョン(バージョン6および7のみ指定可能)。

  • port

    HTTP管理ポート/JMXコネクタ・ポート。

  • agent

    モニタリング・エージェント。

  • auth_type

    JBoss認証タイプ(digest_authentication、basic_authenticationまたはnone)。Digest認証は、JBoss 6ターゲットには使用できません。

  • username

    JBossホストのユーザー名。

  • password

    JBossホストのパスワード。

  • debug

    デバッグのために冗長モードでverbを実行します。

例1

次の例では、Oracle Enterprise Managerでバージョン7のJBossターゲットを検出します。

emcli discover_jboss
      -host=host1.example.com
      -version=7
      -port=1234
      -agent=host1.example.com:31453
      -auth_type=digest_authentication
      -username=jboss
      -password=jboss123

例2

次の例では、Oracle Enterprise Managerでバージョン6のJBossターゲットを検出します。

emcli discover_jboss
     -host=host1.example.com
     -version=6
     -port=1234
     -agent=host1.example.com:31453
     -auth_type=none

5.4.234 discover_siebel

Siebelエンタープライズのインスタンスを検出します。

書式

 emcli discover_siebel
        -input_file=enterprise_info_file:<file_path>
        [-out_file='<fully_qualified_path_of_output_file>']
        [-precheck]
        [-debug]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • input_file

    入力ファイルはCSV形式である必要があります。CSVファイルの構造は、次のとおりです。

    GATEWAY_HOST = < Gateway Server Host >,
    PORT = < Gateway Server Port - optional Default if not specified is 2320 >,
    INSTALL_DIR = < Gateway Server Install Directory - optional >,
    ENTERPRISE_NAME = < Siebel Enterprise Name >,
    SIEBEL_USERNAME = < Siebel Enterprise User Name >,
    SIEBEL_PASSWORD = < Siebel Enterprise Password >,
    DATABASE_USERNAME = < Database User Name >,
    DATABASE_PASSWORD = < Database Password >

    注意:

    INSTALL_DIRは、Siebelバージョン8.2.2以上を検出する場合には必須パラメータです。

    この例は、Siebelユーザー名とパスワードに「sbluser」と「SBLpass」、データベースユーザー名とパスワードに「dbuser」と「dbpass」をそれぞれ使用し、場所「Location1」にインストールされ、ポート「23201」で実行され、ホスト「host1」にあるゲートウェイを使用するSiebelエンタープライズ(Siebel)の検出を示します。

    GATEWAY_HOST=host1,PORT=23201,INSTALL_DIR=Location1,
    ENTERPRISE_NAME=siebel,SIEBEL_USERNAME=sbluser,
    SIEBEL_PASSWORD=SBLpass,DATABASE_USERNAME=dbuser,
    DATABASE_PASSWORD=DBpass
    

    カンマに関する特殊なケース:

    • パスワードなどいずれかのエントリにカンマ(,)がある場合、CSVファイルにはそのエントリをバックスラッシュとカンマ(\,)として追加する必要があります。たとえば、SIEBEL_PASSWORDがwe,lco,me1の場合、CSVファイルのエントリはSIEBEL_PASSWORD = we\,lc\,ome1となります。

    • パスワードなどいずれかのエントリに、バックスラッシュの後にカンマが続く箇所(\,)がある場合、CSVファイルにはそのエントリをバックスラッシュ2個とカンマ(\\,)として追加する必要があります。たとえば、SIEBEL_PASSWORDがwe\,lco\,me1の場合、CSVファイルのエントリはSIEBEL_PASSWORD = we\\,lc\\,ome1となります。

      input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • out_file

    コマンドの出力は、このファイルにリダイレクトされます。指定しない場合、コンソールに出力されます。

  • debug

    冗長モードで実行し、追加のデバッグ・ログ・メッセージを生成して出力します。指定すると、詳細に出力されます。

  • precheck

    すべての確認と検証を実行して、Siebelエンタープライズの擬似的な検出を行います。このオプションでは、実際の検出に先立って、確認用にこれらのステップの結果をユーザーに示します。これにより、すべての前提条件が満たされていることが確認され、前提条件が満たされている場合は検出は行われません。

例1

この例では、my_enterprise_info.csvファイルを読み込み、Cloud Controlに追加するSiebelエンタープライズ・インスタンスを決定します。コマンドの出力は、discovery_output.txtファイルにリダイレクトされます。

  emcli discover_siebel 
        -input_file=enterprise_info_file:'c:\emcli\my_enterprise_info.csv'
        -out_file='c:\emcli\discovery_output.txt'
        -debug

例2

この例は上述の例と同じですが、-precheckオプションを追加することにより、事前チェックが成功するかどうかを確認し、失敗した場合はエラーを表示します。

  emcli discover_siebel 
        -input_file=enterprise_info_file:'c:\emcli\my_enterprise_info.csv'
        -out_file='c:\emcli\discovery_output.txt'
        -debug

5.4.235 discover_was

Oracle Enterprise ManagerでIBM Websphereターゲットを検出します。ターゲットには、IBM WebshpereセルまたはIBM Websphere JEEサーバー(websphere_cellやwebsphere_jeeserverなど)が含まれます。

discover_was EM CLI Verbの使用方法の詳細は、Oracle Technology Networkで入手できるOracle Enterprise Managerコマンドライン・インタフェースのドキュメントを参照してください。

書式

emcli discover_was      -host      -port      -version      -key_file      -dir      -agent      [-username]      [-password]      [-debug]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • host

    WebSphere Application Serverが実行されているホストの完全修飾名。

  • version

    Websphere Application Serverのバージョン。バージョン6.0、6.1、7.0、8.0または8.5を指定できます。

  • port

    サーバーのSOAPコネクタ・ポート。

  • key_file

    モニタリング・エージェント信頼ファイルの絶対パス。このオプションは、ポートがSSL対応の場合に必要です。

  • dir

    デプロイメント・マネージャがインストールされているディレクトリの絶対パス。リモート検出の場合、必要なjarファイルがコピーされているエージェント・ホストのディレクトリのパスを指定します。

  • agent

    モニタリング・エージェント。

  • username

    Websphereホスト・ユーザー名(セキュリティが有効な場合)

  • password

    Websphereホスト・パスワード(セキュリティが有効な場合)。

  • debug

    デバッグのために冗長モードでverbを実行します。

例1

次の例では、IBM Websphereセルでターゲットを検出します。

emcli discover_was
      -host=host1.example.com
      -version=8.5
      -port=1234
      -key_file=/path/to/monitoring/agent/trust/store/file
      -dir=/to/websphere/server/install/home
      -agent=host1.example.com:12345
      -username=was
      -password=was123

例2

次の例では、スタンドアロンのIBM Websphere Application Serverを検出します。

emcli discover_was
      -host=host1.example.com
      -version=8.5
      -port=1234
      -key_file=/path/to/monitoring/agent/trust/store/file
      -dir=/path/to/websphere/server/install/home
      -agent=host1.example.com:12345
      -username=was
      -password=was123

5.4.236 discover_wls

注意:

Enterprise Manager 13.2では、次のWeblogic Serverバージョンがサポートされます。

12.2.1.x、12.1.3.x、12.1.2.x

10.3.6.x、10.3.5.x、10.3.4.x、10.3.3.x、10.3.2.x、9.2.x

ここで説明する内容は、これらのバージョンのみに適用されます。

Purpose

1つ以上のWebLogicドメイン(およびこれにデプロイされるOracle Fusion Middleware 11gおよび12cソフトウェア)を検出し、どの管理エージェントがどのホストの管理対象サーバーをモニターするのかを指定するために使用します。

Function

このverbは、1つ以上のOracle WebLogic Serverドメインを検出します。これは、domain_discovery_fileというラベルの付いたファイルを読み取り、WebLogic Serverを検出します。すでに検出されているWebLogic Serverを検出しようとすると、検出済のWebLogic Serverドメインがリフレッシュされます。

Requirements

WebLogic Serverを検出するには、管理サーバーが稼働している必要があります。最初の検出の後またはドメイン・メンバーシップのリフレッシュ中は、一般的なWebLogic Serverのモニタリングのために管理サーバーが稼働している必要はありません。最初の検出の後またはドメイン・メンバーシップのリフレッシュ中は、WLSのモニタリングのために管理対象サーバーが稼働している必要はありません。検出の際には、Cloud Controlによって管理されるすべての管理対象サーバーを稼働させておくことをお薦めします。

domain_discovery_fileが必要です。これがないと検出は行われません。検出を実行する前に、CSV(カンマ区切りの値)形式のファイルを作成する必要があります。検出済コンポーネントをモニタリング用に特定の管理エージェントに保存するには、discover_wls verbでhost_agent_mapping_fileというラベルの付いた2番目のファイルを読み取ります。host_agent_mapping_fileが存在しない場合、domain_discovery_fileで指定されている、実際の検出を実行する管理エージェントは、すべての検出済のターゲットをモニターするエージェントとして使用します。

generate_discovery_input Verbと組み合せた使用方法

generate_discovery_input Verbは、自動検出操作によって検出されたターゲットに基づいて自動的に検出入力ファイルを作成します。この検出入力ファイルをdiscover_wls Verbとともに使用して、検出されたドメインを完全に管理されているターゲットとしてプロモートする手順をさらに自動化するために使用できます。

書式

emcli discover_wls
        -input_file=domain_discovery_file:file_path
        [-input_file=host_agent_mapping_file:file_path]
        [-input_file=disable_target_types_file:file_path]
        [-input_file=global_target_props_file:file_path]
        [-debug]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • input_file=domain_discovery_file

    追加するドメインごとに1行の詳細を含むCSV(カンマ区切りの値)形式ファイルの完全修飾パス。各行の書式は、ファイル構造の項のdomain_discovery_fileで示されています。

    domain_discovery_fileの形式について次の点に注意してください。

    オプション:

    • パラメータの順番は固定です。ファイル構造の項のdomain_discovery_fileで示されている順番と同じ順番で指定する必要があります。

    • 指定したパラメータのいずれかでカンマ(,)を使用する場合、次の例で示されているように、バックスラッシュでカンマをエスケープする必要があります。ここでは、パスワードmy,pwdのカンマの前にバックスラッシュを挿入しています。

      10,domain123.xyx.us,11990,weblogic,my\,pwd,,,farm_demo,https://myco01.mycompany.com:3872/emd/main/
      

    デリミタおよび要件:

    • デリミタにカンマを使用します。

    • 対応するパラメータを指定しない場合でも、デリミタは指定する必要があります。ファイル構造の項のdomain_discovery_fileの最後の行を参照してください。

    • 指定したパラメータの1つでカンマ(,)を使用する場合、バックスラッシュでカンマをエスケープする必要があります。この例では、パスワードにカンマが含まれます。

      10,mco01.mycompany.com,7001,weblogic,welco\,me1,,,,my_farm_01,https://mco01.mycompany.com:3872/emd/main/
      
    • 指定したパラメータの1つでバックスラッシュを使用する場合、別のバックスラッシュでバックスラッシュをエスケープする必要があります。この例では、パスワードにバックスラッシュが含まれます。

      10,mco01.mycompany.com,7001,weblogic,we\,lco \ \ me1,,,,my_farm_01,https://mco01.mycompany.com:3872/emd/main/,true,false
      
    • トークンの最小数は10、最大数18です。次に、10個の必須トークンを示します。
      • <WebLogic Serverのバージョン>

      • <管理サーバー・ホスト・マシン名>

      • <管理サーバー・リスニング・ポート>

      • <管理サーバーのユーザー名>

      • <管理サーバーのパスワード>

      • <外部パラメータ - オプション

        >
      • <JMXプロトコル - SSLが有効な場合にのみ必要>

      • <JMXサービスURL - SSLが有効な場合にのみ必要>

      • <一意のドメイン識別子>

      • <エージェントURL>

    • パラメータの順番は固定です。ファイル構造の項のサンプル・ファイル構造で示されている順番と同じ順番でパラメータを指定する必要があります。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • input_file=host_agent_mapping_file

    管理対象サーバーがモニターされるホストのシステム名(複数行)を含み、各ホストの管理対象サーバーをモニターするために使用される管理エージェントを指定するCSV(カンマ区切りの値)形式ファイルの完全修飾パス。各行の書式は次のとおりです。

    <Discovered_target_host_machine_name>,<Agent_URL_to_save/monitor_the_host>
    

    たとえば、次のようにします。

    myco01.mycompany.com,https://myco01.mycompany.com:3872/emd/main/
    myco02.mycompany.com,https://myco02.mycompany.com:3872/emd/main/
    myco03.mycompany.com,https://myco03.mycompany.com:3872/emd/main/
    

    パラメータの定義は次のとおりです。

    • Discovered_target_host_machine_name

      検出する必要のあるWebLogic Serverがインストールされているホスト・マシン。myco01ではなく、myco01.mycompany.comのように完全ホスト名を使用します。

    • Agent_URL_to_save/monitor_the_host

      対応するホストですべて検出されたターゲットをモニターするために使用する管理エージェントのURL。

    デリミタおよび要件:

    • デリミタにカンマを使用します。

    • トークンの合計数は各行で固定されていて、2にする必要があります。

    • パラメータの順番は固定です。ファイル構造の項のサンプル・ファイル構造で示されている順番と同じ順番でパラメータを指定する必要があります。

    • <target_host1>および<save_to_agent1>は、どちらも必須パラメータです。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • input_file=disable_target_types_file

    検出しない内部ターゲット・タイプ名の複数の行を含む、CSV(カンマ区切りの値)形式ファイルの完全修飾パス。

    たとえば、次のようにします。

    oracle_soa_composite
    j2ee_application
    

    discover_wls VerbをFusion Applications WebLogic Serverドメインに対して実行する場合、無効化するターゲット・タイプにFusion Applicationsターゲット・タイプを含めることができます。

  • global_target_props_file

    ターゲット・プロパティを含むCSV形式ファイルへの完全修飾パス。ファイルの構造は次のとおりです。

    <管理サーバー・ホスト・マシン名>,

    <管理サーバー・リスニング・ポート>,

    <コメント>,

    <連絡先>,

    <コスト・センター>,

    <部署>,

    <ライフサイクル・ステータス。有効な値: None、Mission Critical、Production、Staging、Test、Development>,

    <ライン・オブ・ビジネス>,

    <場所>,

    <すべてのターゲットに適用 - true/false。デフォルトはfalse>

    検出入力ファイルに指定したドメインのグローバル・プロパティを設定するには、グローバル・プロパティ・ファイルに指定した管理サーバー・ホストおよび管理サーバー・ポートが、ドメイン検出入力ファイルに指定したホストおよびポートと一致している必要があります。

  • debug

    デバッグのために冗長モードでこのverbを実行します。

ファイル構造

WebLogic Serverバージョン用のdomain_discovery_file

この例では、WebLogic Server用のサンプルのdomain_discovery_fileの構造を示します。OPTはオプション・パラメータを示しています。最後のエントリは、オプション・パラメータExternal Options、JMX Protocol、JMX Service URL、Management Agent URL、Node Manager Username、およびNode Manager Passwordが指定されていない場合の書式を示します。

<WebLogic Server version>,
<Administration Server host machine name>,
<Administration Server listen port>,
<Administration Server username>,
<Administration Server password>,
<External Options - optional>,
<JMX Protocol - Required only if SSL enabled>,
<JMX Service URL - Required only if SSL enabled>,
<Unique Domain Identifier>,
<Agent URL/>,
<Discover Down Servers - optional - Default if not specified is false>,
<Use Credential Store - optional - Default if not specified is false>
<Enable Refresh Job - optional - Default if not specified is false>
<Use Host Name in Service URL - optional - Default if not specified is false>
<Node Manager Username> - optional - Default if not specified is the Administration Server Username>
<Node Manager Password> - optional - Default if not specified is the Administration Server password>

たとえば、次のようにします。

10,mco01.mycompany.com,7001,weblogic,welcome1,,,,my_farm_01,https://mco01.mycompany.com:3872/emd/main/,false,false,NodeUsername,NodePassword

パラメータの定義は次のとおりです。

  • WebLogic Server Version

    有効な値は9、10または12です。この例では、WebLogic Serverバージョン10を検出するためのdomain_discovery_file内のサンプル・エントリを示しています。

    10,myco01.mycompany.com,7001,weblogic,welcome1,,,,soa_farm,
    https://myco02.mycompany.com:8723/emd/main/
    
  • Administration Server Host

    検出する必要のあるWeblogic管理サーバーの完全ホスト名(たとえば、myco01.mycompany.comなど)。これは必須パラメータです。

  • Port

    Weblogic管理サーバーのリスニング・ポート。

  • Username

    Weblogic管理サーバーのログイン・ユーザー名。

  • Password

    Weblogic管理サーバーのログイン・パスワード。

  • External Options

    これらのパラメータは、管理サーバーに接続するJavaプロセスに渡されます。これらの各パラメータの先頭は-Dである必要があります。

  • JMX Protocol

    管理エージェントは管理サーバーに対してJMX接続を実行し、ドメインのメンバーを検出します。有効な値はt3、t3s、iiopおよびiiopsです。プロトコルを指定しない場合は、デフォルトのt3が使用されます。

  • JML Service URL

    管理サーバーに対してJMX接続を実行します。このオプションを指定しない場合、入力パラメータに基づいて作成されます。

  • Unique Domain Identifier

    ターゲットの一意の名前を作成します。このオプションに使用できるのは、英数字と特殊文字「_」のみで、その他の特殊文字は使用できません。

  • Agent URL

    ターゲットを検出するために使用する管理エージェントのURL。値を指定しない場合は、ターゲットWebLogic Serverに存在するローカルの管理エージェントが使用されます。管理エージェントがターゲットWebLogic Serverで見つからない場合、エラーが表示されます。

  • Discover Down Servers

    この値がtrueの場合、停止しているサーバーが検出されます。falseの場合、停止しているサーバーは検出されません。

  • Use Credential Store

    この値がtrueに設定されている場合、資格証明ストアからWebLogic資格証明が取得されます。

  • Discover App Versions

    オプション: 指定されていない場合のデフォルトはtrueです

    アプリケーションのアクティブなバージョンのみが必要な場合は、falseに設定します。

  • Enable Refresh Job

    オプション: 指定されていない場合のデフォルトは、falseです

    ドメイン検出をリフレッシュする日次ジョブを実行する場合は、trueに設定します。

  • サービスURLにホスト名を使用

    オプション: 指定されていない場合のデフォルトは、falseです

  • 検出失敗のインシデントを作成

    オプション: 指定されていない場合のデフォルトは、falseです

  • Node Manager Username

    オプション: 指定されていない場合のデフォルトは、Administration Server Usernameです

    モニター対象としてノード・マネージャが検出されるようにするには、ユーザー名/パスワードが必要になります。

  • Node Manager Password

    オプション: 指定されていない場合のデフォルトは、Administration Server Passwordです

この例では、my_domains_info.csvファイルを読み取り、Cloud Controlに追加するドメインを特定します。また、my_agent_mapping.csvファイルを読み取り、どの管理エージェントがホストのどの管理対象サーバーをモニターするかを特定します。

emcli discover_wls
    -input_file=domain_discovery_file:\emcli\my_domains_info.csv
    -input_file=host_agent_mapping_file:\emcli\my_agent_mapping.csv
    -debug

この例では、標準的な出力リダイレクトを使用して、手動でdiscover_wlsの出力をファイルにリダイレクトします。

emcli discover_wls input_file=domain_discovery_file:"<fully_qualified_path_of_domain_discovery_file/domain_discovery_file.csv>" > /tmp/emcli/output_file.out

5.4.237 discover_wmq

Oracle Enterprise ManagerでIBM Websphere MQターゲットを検出します。IBM Websphere MQターゲットには、個々のIBM Websphere MQターゲットまたはIBM Websphere MQクラスタ(wmq_clusterやwmqなど)が含まれます。

書式

  emcli discover_wmq
      -host
      -port
      -username
      -jarpath
      [-channel]
      -agent
      [-disc_pref]
      -password
      [-debug]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • host

    Webshpere MQキュー・マネージャが実行されているホストの完全修飾名またはIPアドレス。

  • port

    Websphere MQキュー・マネージャのTCP/IPリスナー・ポート。

  • username

    Websphere MQキュー・マネージャにアクセスできるユーザーのユーザー名。

  • jarpath

    それぞれコロン(Linuxの場合)およびセミコロン(Windowsの場合)で区切られた必須のjarファイルの絶対パス。

  • channel

    モニタリングに使用するサーバー接続チャネルの名前。サーバー接続チャネルのタイプは、SVRCONNである必要があります(SYSTEM.DEF.SVRCONNなど)。

  • agent

    モニタリング・エージェント。

  • disc_pref

    単一のWebsphere MQキュー・マネージャに検出を制限する必要がある場合、検出のプリファレンスの値はtrueに設定する必要があります。指定しない場合、falseとみなされます。

  • password

    Websphere MQパスワード(セキュリティが有効な場合)。

  • debug

    指定されると、デバッグのために冗長モードでverbを実行します。

例1

次の例では、Oracle Enterprise ManagerでLinuxのjarpathを指定することでIBM Websphere MQターゲットを検出します。

emcli discover_wmq
  -host=host1.example.com
  -port=1416
  -username=mqm
-jarpath=/install/home/com.ibm.mq.commonservices.jar:/install/home/com.ibm.mq.headers.jar:/install/home/com.ibm.mq.jar:/install/home/com.ibm.mq.jmqi.jar:/install/home/com.ibm.mq.pcf.jar:/install/home/connector.jar
  -channel=SYSTEM.DEF.SVRCONN
  -agent=host1.example.com:12345
  -password=admin

例2

次の例では、Oracle Enterprise ManagerでWindowsのjarpathを指定することでIBM Websphere MQターゲットを検出します。

emcli discover_wmq
  -host=host1.example.com
  -port=1416
  -username=mqm
-jarpath=/install/home/com.ibm.mq.commonservices.jar;/install/home/com.ibm.mq.headers.jar;/install/home/com.ibm.mq.jar;/install/home/com.ibm.mq.jmqi.jar;/install/home/com.ibm.mq.pcf.jar;/install/home/connector.jar
  -channel=SYSTEM.DEF.SVRCONN
  -agent=host1.example.com:12345
  -password=admin

5.4.238 discover_workloads

ディレクトリに含まれているキャプチャ(およびリプレイ)を記述します。

出力列: エンティティ名、データベース名、開始時間、ステータス。

サンプルXMLファイル:

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
      <cliImportData xmlns="http://xmlns.oracle.com/sysman/db/dbreplay">
        <targetName>database</targetName>
        <targetType>oracle_database</targetType>
        <dbHostName>host.example.com</dbHostName>
        <dbCredRef>
          <credName>testDB121</credName>
          <credOwner>sysman</credOwner>
        </dbCredRef>
        <dbHostCredRef>
          <credName>testDBHost121</credName>
          <credOwner>sysman</credOwner>
        </dbHostCredRef>
        <directoryPath>/storage/dbr/copyDir_task4Caps</directoryPath>
        <consolidatedDirectory>true</consolidatedDirectory>
      </cliImportData>

書式 - 標準モード

emcli discover_workloads		[-input_file="template:<input file path>"]		[-include_replays]		[-format="[name:<pretty|script|csv>];[column_separator:"column_sep_string"];[row_separator:"row_sep_string"]"]

書式 - インタラクティブまたはスクリプト・モード

discover_workloads(		[input_file="template:<input file path>"]		[,include_replays=True/False]		[,format="[name:<pretty|script|csv>];[column_separator:"column_sep_string"];[row_separator:"row_sep_string"]"]		]

オプション

  • input_file

    Verbのパラメータを含むXMLファイルへの完全修飾されたパス。

  • include_replays

    ディレクトリに含まれているキャプチャに加え、リプレイを記述します。

  • format

    出力の形式を指定します。デフォルト値は"name:pretty"です。このオプションは、次の方法で使用できます。

    • format="name:pretty" スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script" 出力のデフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列と行のセパレータの文字列は独自の値で上書きできます。

    • format="name:script;column_separator:<column_sep_string>" Verbによって出力される列が<column_sep_string>によって区切られます。行は改行で区切られます。

    • format="name:script;row_separator:<row_sep_string>" Verbによって出力される行<row_sep_string>によって区切られます。列はタブ文字で区切られます。

    • format="name:script;column_separator:<column_sep_string>;row_separator:<row_sep_string>" Verb出力の列は<column_sep_string>で区切られ、行は<row_sep_stringで区切られます。

    • format="name:csv" 出力のデフォルトの列セパレータをカンマに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

例1 - 標準モード

次の例では、ディレクトリに含まれているキャプチャとリプレイを記述します。

emcli discover_workloads   -include_replays   -input_file=template:/storage/xml/import4Captures.xml

例2 - インタラクティブまたはスクリプト・モード

次の例では、ディレクトリに含まれているキャプチャとリプレイを記述します。

discover_workloads(include_replays=True,    input_file="template:/storage/xml/import4Captures.xml"  )

例3 - 標準モード

次の例では、ディレクトリに含まれているキャプチャのみを記述します。

emcli discover_workloads  -input_file=template:/storage/xml/import4Captures.xml

例4 - インタラクティブまたはスクリプト・モード

次の例では、ディレクトリに含まれているキャプチャのみを記述します。

discover_workloads(input_file="template:/storage/xml/import4Captures.xml"  )

5.4.239 download_ats_test_databank_file

所定のATSテストに対応する指定されたデータバンク・ファイルをダウンロードします。データバンク別名が指定されていない場合、テストのすべてのデータバンクがダウンロードされます。

書式

emcli download_ats_test_databank_file
        -name=<target_name>
        -type=<target_type>
        -testname=<test_name>
        -testtype=<test_type>
        [-databankAlias=<databank_alias>]
        [-output_dir=<output_directory>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    ターゲットの名前。

  • type

    ターゲット・タイプの名前。

  • testname

    テストの名前。

  • testtype

    テストのタイプ。

  • databankAlias

    データバンク別名。

  • output_dir

    出力ディレクトリ。ディレクトリが存在していない場合は、作成されます。

例1

この例では、指定したテストについてalias1に対応するデータバンクをダウンロードします。

emcli download_ats_test_databank_file -name="Service Name"
                                      -type="generic_service"
                                      -testname="Test Name"
                                      -testtype="OATS"
                                      -databankAlias="alias1"

例2

この例では、指定したテストに対応するすべてのデータバンクをダウンロードします。

emcli download_ats_test_databank_file -name="Service Name"
                                      -type="generic_service"
                                      -testname="Test Name"
                                      -testtype="OATS"

5.4.240 download_ats_test_zip

指定したATSテストに対応するZIPバンドルをダウンロードします。

書式

emcli download_ats_test_zip
        -name=<target_name>
        -type=<target_type>
        -testname=<test_name>
        -testtype=<test_type>
        [-output_dir=<output_directory>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    ターゲットの名前。

  • type

    ターゲット・タイプの名前。

  • testname

    テストの名前。

  • testtype

    テストのタイプ。

  • output_dir

    出力ディレクトリ。ディレクトリが存在していない場合は、作成されます。

emcli download_ats_test_zip -name="Service_Name"
                            -type="Generic_Service"
                            -testname="Test_Name"
                            -testtype="OATS"
                            -output_dir="outputDirectory"

5.4.241 download_update

更新をダウンロードします。

書式

emcli download_update 
        -id="internal id" 

オプション

  • id

    ダウンロードする更新の内部識別子。

この例では、更新をダウンロードする対象となるジョブを発行して、発行時にジョブ実行IDを出力します。

emcli download_update 
        -id="914E3E0F9DB98DECE040E80A2C5233EB"

5.4.242 dump_activity_list

現在のアクティビティすべてのリストを出力します。

書式

emcli dump_activity_list 

5.4.243 edit_dbprofile

既存のデータベース・プロファイルのスケジュールおよびパージ・ポリシーを編集します。

書式

emcli edit_dbprofile
      -comp_loc="Database Profile component location in software library"
        [-schedule=          [NONE]|[frequency:interval|weekly|monthly|yearly];
          start_time:yy-MM-dd HH:mm;
          end_time:yy-MM-dd HH:mm;
          [repeat:#m];
          [months:#,#,#,...];
          [days:#,#,#,...];
          [tz:{java timezone ID}];
          [grace_period:xxx];
        ]
        [-purge_policy= DAYS|SNAPSHOTS: number]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • comp_loc

    データベース・プロファイルの場所および名前の組合せ。

  • schedule

    • frequency: データベース・プロファイルを作成する頻度タイプ。間隔(分単位)、weekly、monthlyまたはyearlyを指定できます。

    • start_time: yy-MM-dd HH:mm書式のデータベース・プロファイル・コンポーネントの作成の開始時間を示します。

    • end_time: yy-MM-dd HH:mm書式のデータベース・プロファイル・コンポーネントの作成の繰返しの終了時間を示します

    • repeat: データベース・プロファイルを作成する繰返し率。頻度が間隔の場合、繰返しは分単位です。

    • months: データベース・プロファイル・コンポーネントの作成の繰返しが発生するまでの月数。

    • days: データベース・プロファイル・コンポーネントの作成の繰返しが発生するまでの日数。

    • tz: tz:America/New_Yorkなどのタイム・ゾーンID。

    • grace_period: データベース・プロファイルの作成を試行する際に許可される最大遅延を定義する期間(分)。ジョブ・システムでは、スケジュールされた時間に猶予期間を加えた期間内に実行を開始できない場合、データベース・プロファイルの作成のスキップが設定されます。デフォルトでは、猶予期間は無期限になっています。

  • purge_policy

    指定された日数(DAYS)またはスナップショットの数(SNAPSHOT)に基づいて収集されたデータをパージできます。purge_policyパラメータが指定されない場合、デフォルトはNONEです。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、スケジュールを編集し、場所Database Provisioning Profiles/11.2.0.4.0/linux_x64のポリシー・データベース・プロファイルRMAN_Profileをパージします。

emcli edit_dbprofile       -comp_loc="Database Provisioning Profiles/11.2.0.4.0/linux_x64/RMAN_Profile"
      -schedule="frequency:interval;start_time:14-10-05 05:30;end_time:
         14-10-12 05:23;repeat:30;grace_period:60;tz:America/New_York" 
      -purge_policy=DAYS:2        

5.4.244 edit_sl_rule

指定されたサービスのサービスレベル・ルールを編集します。

書式

emcli edit_sl_rule
      -name="target name"
      -type="target type"
      [-expSL="expected service level value"]
      [-repeatSequence="days repeat sequence"]
      [-startTime="start time"]
      [-endTime="end time"]
      [-availStatesInclude="included availability states"]
      [-availStatesExclude="excluded availability states"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    ターゲット名を指定します。

  • type

    ターゲット・タイプを指定します。ターゲット・タイプを取得するにはemcli get_targetsを使用します。

  • expSL

    予期するサービスレベル・ルールを指定します。値として0から100までの任意の数を指定する必要があります。

  • repeatSequence

    サービスレベル・ルールを適用する曜日を指定します。「MON, TUE, WED, THU, FRI, SAT, SUN」のようなカンマ区切り値で曜日の値を指定します。

  • startTime

    サービスレベル・ルールの適用を開始する時刻を指定します。HH:minという形式で時刻を入力します。

  • endTime

    サービスレベル・ルールの適用を終了する時刻を指定します。HH:minという形式で時刻を入力します。

  • availStatesInclude

    サービスレベル・ルールを計算するときに含める可用性の状態(UP以外)を指定します。値はBLACKOUTまたはUNKNOWNです。

  • availStatesExclude

    サービスレベル・ルールを計算するときに除外する可用性の状態(UP以外)を指定します。値はBLACKOUTまたはUNKNOWNです。

例1

月曜日から木曜日の午前6時に開始するようにMyServiceサービスレベル・ルールを更新します。

emcli edit_sl_rule
      -name="MyService"
      -type="generic_service"
      -expSL="90.0"
      -repeatSequence="MON,TUE"
      -startTime="06:00"
      -endTime="23:00"
      -availStatesInclude="BLACKOUT"
      -availStatesExclude="UNKNOWN"

5.4.245 edit_storage_ceiling

ストレージ・プールのストレージ上限を設定します。

書式

標準モード

emcli edit_storage_ceiling
       -storage_name="<storage name>"
       -pool_name="<pool name>"
       -storage_ceiling="<storage ceiling in GB>"

インタラクティブまたはスクリプト・モード

edit_storage_ceiling(
        storage_name="<storage name>" 
        ,pool_name="<pool name>"
        ,storage_ceiling="<storage ceiling in GB>"
        )

[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • storage_name

    ストレージの名前。

  • pool_name

    ストレージ・プールの名前。

  • storage_ceiling

    ストレージ・プールに対して設定するストレージ上限。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、ストレージ・プールsunzfs1に対してストレージ上限を設定します。

edit_storage_ceiling
                -storage_name="sunzfs1"
                -pool_name="pool-01"
                -storage_ceiling="100"

5.4.246 em_asr_asset_actcred

Oracle自動サービス・リクエスト(ASR)ターゲットのアクティブ化資格証明を追加または削除します。

書式

標準モード

emcli em_asr_asset_actcred
      [-targetName="Target Name"]
      [-targetType="Target Type"]
      [-mosid="MOS user name"]
      [-passwd="MOS user password"]

インタラクティブまたはスクリプト・モード

em_asr_asset_actcred(
      [,targetName="Target Name"]
      [,targetType="Target Type"]
      [,mosid="MOS user name"]
      [,passwd="MOS user password"]
      )

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • targetName

    ターゲット名を指定します。

  • targetType

    ターゲット・タイプを指定します。

  • mosid

    有効なMy Oracle Support (MOS)ユーザー名。

  • passwd

    MOSユーザー・パスワード。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

例1

グローバル・アクティブ化資格証明を割り当てます。ユーザーは、MOSユーザー・パスワードの入力を求められます。

標準モード

emcli em_asr_asset_actcred
      -add -mosid="MOS_user_name"

インタラクティブまたはスクリプト・モード

em_asr_asset_actcred(add=True,
      mosid="MOS_user_name"
      )

例2

ターゲットのアクティブ化資格証明を割り当てます。ユーザーは、MOSユーザー・パスワードの入力を求められます。

標準モード

emcli em_asr_asset_actcred
      -targetName="ASR_target1"
      -targetType="host"
      -mosid="MOS_user_name"

インタラクティブまたはスクリプト・モード

em_asr_asset_actcred(
      targetName="ASR_target1",
      targetType="host",
      mosid="MOS_user_name"
      )

5.4.247 em_asr_asset_activation_details

すべてのOracle自動サービス・リクエスト(ASR)ターゲットに関するアクティブ化の詳細を含むCSVファイルをダウンロードします。

書式

標準モード

emcli em_asr_asset_activation_details

インタラクティブまたはスクリプト・モード

em_asr_asset_activation_details()

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

5.4.248 em_asr_asset_activation_job

Oracle自動サービス・リクエスト(ASR)アクティブ化ジョブを管理します。このVerbを使用して、ジョブ・ステータスを表示し、ジョブを開始または再スケジュールします。

注意:

この操作を実行できるのは、Enterprise Managerスーパー・ユーザーのみです。

書式

標準モード

emcli em_asr_asset_activation_job
      [-start]
      [-rescheduleNow]

インタラクティブまたはスクリプト・モード

em_asr_register(
      [start=True/False]
      [,rescheduleNow=True/False]
      )

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • start

    現在の時間に毎日(今日を含む)実行するアクティブ化ジョブを開始します(開始していない場合)。

  • rescheduleNow

    現在の時間に毎日(今日を含む)実行するアクティブ化ジョブを再スケジュールします(スケジュール済の場合)。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

例1

アクティブ化ジョブのステータスを表示します。

標準モード

emcli em_asr_asset_activation_job

インタラクティブまたはスクリプト・モード

em_asr_asset_activation_job()

例2

アクティブ化ジョブを開始します(スケジュールされていない場合)。アクティブ化ジョブがすでにスケジュールされている場合はエラーが返されます。

標準モード

emcli em_asr_asset_activation_job
      -start

インタラクティブまたはスクリプト・モード

em_asr_asset_activation_job(
      start=True
      )

5.4.249 em_asr_asset_exclude_list

Oracle自動サービス・リクエスト(ASR)除外リストに対してターゲットを追加または削除します。

書式

標準モード

emcli em_asr_asset_exclude_list
      [-add]
      [-remove]
      [-all]
      [-targetName="Target Name"]
      [-targetType="Target Type"]

インタラクティブまたはスクリプト・モード

em_asr_asset_exclude_list(
      [add=True/False]
      [,remove=True/False]
      [,all=True/False]
      [,targetName="Target Name"]
      [,targetType="Target Type"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • add

    除外リストにASRターゲットを追加します。

  • remove

    除外リストからASRターゲットを削除します。

  • all

    対象となるASRターゲットをすべて選択するフラグを設定します。

  • targetName

    ターゲット名を指定します。

  • targetType

    ターゲット・タイプを指定します。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

例1

Oracle ASR除外リストに特定のターゲットを追加します。

標準モード

emcli em_asr_asset_exclude_list
      -add
      -targetName="ASR_target1"
      -targetType="host"

インタラクティブまたはスクリプト・モード

em_asr_asset_exclude_list(
      add=True,
      targetName="ASR_target1",
      targetType="host"
      )

例2

Oracle ASR除外リストからすべてのターゲットを削除します。

標準モード

emcli em_asr_asset_exclude_list
      -remove
      -all

インタラクティブまたはスクリプト・モード

em_asr_asset_exclude_list(
      remove=True,
      all=True
      )

5.4.250 em_asr_asset_include_list

Oracle自動サービス・リクエスト(ASR)包含リストに対してターゲットを追加または削除します。

書式

標準モード

emcli em_asr_asset_include_list
      [-add]
      [-remove]
      [-all]
      [-targetName="Target Name"]
      [-targetType="Target Type"]

インタラクティブまたはスクリプト・モード

em_asr_asset_include_list(
      [add=True/False]
      [,remove=True/False]
      [,all=True/False]
      [,targetName="Target Name"]
      [,targetType="Target Type"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • add

    Oracle ASR包含リストにターゲットを追加します。

  • remove

    Oracle ASR包含リストからターゲットを削除します。

  • all

    対象となるASRターゲットをすべて選択するフラグを設定します。

  • targetName

    ターゲット名を指定します。

  • targetType

    ターゲット・タイプを指定します。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

例1

Oracle ASR包含リストにすべてのターゲットを追加します。

標準モード

emcli em_asr_asset_include_list
      -add
      -all

インタラクティブまたはスクリプト・モード

em_asr_asset_include_list(
      add=True,
      all=True
)

例2

Oracle ASR包含リストからすべてのターゲットを削除します。

標準モード

emcli em_asr_asset_include_list
      -remove
      -all

インタラクティブまたはスクリプト・モード

em_asr_asset_include_list(
      remove=True,
      all=True
      )

5.4.251 em_asr_deregister

Oracle自動サービス・リクエスト(ASR)に関連付けられたOracle ASR登録およびインシデント・ルールを削除します。

注意:

この操作を実行できるのは、Enterprise Managerスーパー・ユーザーのみです。

書式

標準モード

emcli em_asr_deregister
      [-all]
      -default

インタラクティブまたはスクリプト・モード

em_asr_deregister(
      [all]
      ,default
      )

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • all

    Oracle ASRに関連付けられたすべてのOracle ASRユーザー登録およびインシデント・ルールを削除します。

  • default

    Oracle ASRに関連付けられたOracle ASRユーザー登録のみを削除します。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

例1

Oracle ASRユーザー登録およびインシデント・ルールを削除します。

emcli em_asr_deregister 
      -all

例2

Oracle ASRユーザー登録のみを削除します。

emcli em_asr_deregister 
      -default

5.4.252 em_asr_register

Enterprise ManagerでOracle自動サービス・リクエスト(ASR)機能を有効にします。My Oracle Support (MOS)資格証明を使用して、ASRに対して検出された新しいアセットをアクティブ化します。

注意:

この操作を実行できるのは、Enterprise Managerスーパー・ユーザーのみです。

書式

標準モード

emcli em_asr_register
      -mosid="My Oracle Support (MOS) user name"
      [-passwd = <My Oracle Support (MOS) user password>]
      [-dontStartJob = <Do not start activation job as part of registration>]

インタラクティブまたはスクリプト・モード

em_asr_register(
      mosid="mosid"
      [,passwd = <My Oracle Support (MOS) user password>]
      [,dontStartJob = <Do not start activation job as part of registration>]
      )

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • mosid

    有効なMy Oracle Support (MOS)ユーザー名。

  • passwd

    MOSユーザー・パスワード。

  • dontStartJob

    アクティブ化ジョブを開始しないかどうかを示すフラグ。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

例1

ASRを有効にし、アクティブ化ジョブを開始します。

emcli em_asr_register 
      -mosid="user1@123.com"

例2

ASRを有効にしますが、アクティブ化ジョブを開始しません。

emcli em_asr_register 
      -mosid="user1@123.com" 
      -dontStartJob

5.4.253 em_asr_xsl_upload

XSLファイルの場所およびコンテンツを使用して、入力としてのOracle自動サービス・リクエスト(ASR)用のサービス・リクエスト(SR)の作成、更新またはクローズ・メッセージを生成し、それをOMSに更新します。

注意:

この操作を実行できるのは、Enterprise Managerスーパー・ユーザーのみです。

書式

標準モード

emcli em_asr_xsl_upload
      -input_file="xsl_file:<full filepath>"

インタラクティブまたはスクリプト・モード

em_asr_xsl_upload(
      input_file="xsl_file:<full filepath>"
      )

オプション

  • input_file

    XSLテンプレート・ファイルのフルパス。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

例1

XSLファイルをOMSにアップロードします。

emcli em_asr_xsl_upload 
      -input_file="xsl_file:/tmp/scratch/myfile1.xsl"

5.4.254 emcli deploy_jvmd使用状況

WebLogicドメインでJVMDエージェントをデプロイします。

書式

emcli deploy_jvmd
			-domain_name="Domain Target Name" 
        [-engine="JVMD Engine URL"] 
        [-clusters="Clusters Name"] 
        [-servers="Servers Name"] 
        [-host_cred="Oracle Home Owner Credentials"] 
        [-wls_cred="WebLogic Administrator Credentials"] 
        [-deploy_mode="Deploy Mode"] 
        [-java_args="Client java arguments"] 
        [-schedule= 
					  start_time:yyyy/MM/dd HH:mm; 
              [tz:{java timezone ID}]; 
              [grace_period:xxx]; 
        ]
			[-workDir="Working Directory Location"]
			[-libDir="Libraries Directory Location"]

[ ] indicates that the parameter is optional.

オプション

  • -domain_name

    エージェントがデプロイされるWebLogicドメイン・ターゲットの名前。

  • -engine

    JVMDエンジンURLまたは構成済JVMDロード・バランサURL。使用可能なすべてのURLのリストはJVMDエージェントのダウンロード・ダイアログ・ボックスに表示されます。

  • -clusters

    JVMDエージェントのターゲットとなるクラスタの名前。

  • -servers

    JVMDエージェントのターゲットとなるサーバーの名前。

  • -host_cred

    参照ホストへのアクセスに使用される名前付き資格証明。これはオプション・パラメータです。資格証明パラメータを渡すには、次の形式で名前と値のペアを入力します: credential_name:credential_owner

    ここで、
    • Credential_nameは、名前付き資格証明の名前です。

    • Credential_ownerは、管理サーバー・ホストのOracleホーム所有者の資格証明です。

    注意:

    すべての操作は、管理サーバー・ホストで実行されます。名前付き資格証明が指定されていない場合は、Oracleホーム・ターゲットの優先ホスト資格証明が使用されます。
  • -wls_cred

    管理サーバーへのアクセスに使用される名前付き資格証明。これはオプションのパラメータです。資格証明パラメータを渡すには、次の形式で名前:値のペアを入力します: credential_name:credential_owner。

    ここで、
    • Credential_nameは、名前付き資格証明の名前です。

    • Credential_ownerは、管理サーバー・ホストのOracleホーム所有者の資格証明です。

    注意:

    名前付き資格証明が指定されていない場合は、ドメイン・ターゲットの優先管理者資格証明が使用されます。
  • -deploy_mode

    JVMDエージェントのデプロイメント・モード。これはオプションのパラメータです。有効なモードは、「デプロイ」、「再デプロイ」および「アンデプロイ」です。モードが指定されていない場合は、「デプロイ」モードがデフォルトで使用されます。

  • -java_args

    管理サーバーへの接続に使用されるクライアントのjava引数。これはオプションのパラメータです。

  • -schedule

    デプロイメント・プロシージャを実行するタイミングを指定します。値を入力しない場合、デフォルトで、プロシージャは即座に実行されます。プロシージャをスケジュールするには、次の項目を指定します。
    • start_time: プロシージャの開始時間

    • tz: タイムゾーンID

    • grace_period: 猶予期間(分)

  • -workDir

    使用する作業ディレクトリを指定します。これはオプションのパラメータです。

  • -libDir

    ネイティブ・ライブラリ抽出用のデフォルト・ディレクトリ。これはオプションのパラメータです。

例1

JVMDエージェントは、指定したスケジュールで2つのクラスタをターゲットとしてドメインbase_domainにデプロイされます。また、資格証明が指定されていないため、ターゲットの優先ホスト資格証明が使用されます。

		emcli deploy_jvmd 
              -domain_name="/Farm01_base_domain/base_domain" 
              -engine="protocol://myhost.mycompany.com:port" 
              -clusters="Cluster1,Cluster2" 
              -schedule="start_time:2016/6/21 
21:23;tz:America/New_York;grace_period:60" 
              -workDir="/u01/mytemp"             

5.4.255 emcli scaledown_domain

WebLogicドメインから指定した管理対象サーバーを削除します。

書式

emcli scaledown_domain 
		 -domain_target="Domain Target Name"
		 -server_list="Server List" 
		 [-host_cred="Host Credentials"] 
		 [-wls_cred="WebLogic Administrator Credentials"]
		 [-schedule= 
				start_time:yyyy/MM/dd HH:mm;
				[tz:{java timezone ID}];
				[grace_period:xxx];
		 ]
[ ] indicates that the parameter is optional.

オプション

  • -domain_target

    WebLogicドメイン・ターゲットの名前。

  • -server_list

    削除する管理対象サーバー名のカンマ区切りリスト。

  • -host_cred

    管理対象サーバー・ドメイン・ホームで書込み権限を持つOSユーザーの名前付き資格証明リスト。資格証明パラメータを渡すには、次の形式で名前:値のペアを入力します: credential_name:credential_owner

    ここで、
    • Credential_nameは、名前付き資格証明の名前です。

    • Credential_ownerは、管理サーバー・ホストのOracleホーム所有者の資格証明です。

    注意:

    1つのみ指定されている場合は、すべての操作が同じ資格証明で実行されます。各管理対象サーバーが異なる資格証明を必要とする場合、カンマ区切りの資格証明リストが管理対象サーバーのリストと照合されます。名前付き資格証明が指定されていない場合、優先ホスト資格証明が使用されます。
  • -wls_cred

    管理サーバーへのアクセスに使用される名前付き資格証明。これはオプションのパラメータです。資格証明パラメータを渡すには、次の形式で名前:値のペアを入力します: credential_name:credential_owner

    ここで、
    • Credential_nameは、名前付き資格証明の名前です。

    • Credential_ownerは、WebLogicドメインの管理者の資格証明です。

    注意:

    名前付き資格証明が指定されていない場合は、ドメイン・ターゲットの優先管理者資格証明が使用されます。
  • -schedule

    デプロイメント・プロシージャを実行するタイミングを指定します。値を入力しない場合、デフォルトで、プロシージャは即座に実行されます。プロシージャをスケジュールするには、次の項目を指定します。
    • start_time: プロシージャの開始時間

    • tz: タイムゾーンID

    • grace_period: 猶予期間(分)

例1

mServerという名前の単一の管理対象サーバーは、指定したスケジュールでWebLogicドメイン・ターゲット/Farm01_base_domain/base_domainから削除する必要があります。管理対象サーバー・ホストの資格証明が指定されていないため、ターゲット・ホストおよびドメイン・ターゲットの優先資格証明が使用されます。

		emcli scaledown_domain 
            -domain_target="/Farm01_base_domain/base_domain" 
            -server_list="mServer" 
            -schedule="start_time:2014/6/21 
21:23;tz:America/New_York;grace_period:60"             

5.4.256 emcli_tde

指定のターゲット・データベースでTDE操作を実行します。

書式

emcli tde
	-target_name="target_name"
	-target_type="target_type"
	-operation="operation"
	-connect_as= "DBUserName:uname;DBPassword:upassword[;DBRole:SYSDBA]" or "DBNamedCreds:unamedcreds" or "DBCredsOwner:ucredsowner;DBNamedCreds:unamedcreds"
	[-wallet_password="wallet_password"]
	[-wallet_new_password="new_wallet_password"]
	[-wallet_location="wallet_location"]
	[-keystore_type ="HSM"]
	[-keystore_status ="open"]
	[-tablespace="tablespace"]
	[-backup_id="new_backup_101"]
	[-backup_location="\scratch\oracle\wallet\"]
	[-algorithm="algorithm"]
	[-master_key_tag="NEW MASTER KEY"]
	[-keep="yes/no" default "no" ]
	[-encrypted="yes/no" default "no" ]
	[-validate_only="yes/no" default "no"] 
[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • target_name

    ターゲットの名前。

  • target_type

    ターゲットのタイプ。この引数のデフォルト値は、oracle_databaseです。指定できる値は、oracle_databaseおよびrac_databaseです。

  • operation

    tde操作の名前。大文字と小文字が区別されます。tdeでサポートされる操作は、rekey、open_keystore、close_keystore、make_tablespace_offline、make_tablespace_online、encrypt_tablespace_online、decrypt_tablespace_online、rekey_tablespace_online、finish_tablespace_online、encrypt_tablespace_offlineおよびdecrypt_tablespace_offlineです。

  • master_key_tag

    データベース・バージョン12.1以降では、管理者がキー更新操作でマスター・キーを特定するタグを指定できます。これはオプション・パラメータです。デフォルトでは"NEW MASTER KEY"がTAGとして使用されます。

  • connect_as

    このオプションによって、ユーザーが別のユーザーとしてログインしなくても、そのユーザーのパスワードを変更できるようになります。-- "DBUserName:uname;DBPassword:upassword[;DBRole:SYSDBA]"または-- "[DBCredsOwner:ucredsowner;]DBNamedCreds:unamedcreds"のいずれかの形式で指定する必要があります。これを指定しない場合は、自身でパスワードを変更します。

  • wallet_password

    キー更新、クローズおよびオープン操作の場合は、TDEウォレット管理操作を実行するためにウォレット・パスワードが必要です。

  • wallet_new_password

    パスワード変更操作の場合、パスワードを変更するために新しいウォレット・パスワードが必要です。

  • wallet_location

    TDEウォレット管理操作の場合、ウォレットを特定するためにウォレットの場所が必要です。

  • keystore_type

    list_databases操作の場合、keystore_typeオプションを使用して結果をフィルタ処理できます。

  • keystore_status

    list_databases操作の場合、keystore_statusオプションを使用して結果をフィルタ処理できます。

  • backup_location

    TDEキーストア・バックアップ操作の場合、バックアップ・キーストアの場所はオプションです。この入力を指定しない場合、バックアップされるキーストア・ファイルの格納に現在のキーストアの場所が使用されます。

  • backup_id

    TDEキーストア・バックアップ操作の場合、バックアップ・キーストアIDはオプションです。この入力を指定しない場合、バックアップIDとして現在のサーバー・タイムスタンプが使用されます。

  • tablespace

    TDE操作の場合、指定の表領域名に対して、暗号化、復号化およびキー更新を実行するには、表領域名が必要です。

  • algorithm

    TDE操作の場合、指定の表領域に対して暗号化とキー更新を実行するには、暗号化アルゴリズムが必要です。

  • keep

    表領域の暗号化、復号化、キー更新操作後に古いデータファイルを保持するかどうかを指定します。指定できる値は次のとおりです。
    • Yes- 古いデータファイルを保持します。

    • No- 古いデータファイルを保持しません。

    このオプションのデフォルト値はNOです。

    注意:

    実行時(ウォレット管理操作: キー更新、オープンおよびクローズ)には、wallet_passwordを非エコー・モードで入力するように求められます。
    このオプションによって、コマンドラインに表示されるパスワードが非表示になります。

例1

次の例は、TDEウォレット・ターゲットtdeEnabledDatabaseのクローズを試行します。

emcli tde 
   -target_name=tdeEnabledDatabase
   -target_type=oracle_database
   -operation=close
   -wallet_password=Testing_1234
   -connect_as= "DBUserName:uname;DBPassword:upassword[;DBRole:SYSDBA]" or "[DBCredsOwner:ucredsowner;]DBNamedCreds:unamedcreds"

例2

次の例は、TDEウォレット・ターゲットtdeEnabledDatabaseのオープンを試行します。

emcli tde
   -target_name=tdeEnabledDatabase
   -target_type=oracle_database
   -operation=open
   -wallet_password=Testing_1234
   -connect_as= "DBUserName:uname;DBPassword:upassword[;DBRole:SYSDBA]" or "[DBCredsOwner:ucredsowner;]DBNamedCreds:unamedcreds"

例3

次の例は、ターゲットtdeEnabledDatabaseでマスター・キーのキー更新を試行します。

emcli tde 
    -target_name=tdeEnabledDatabase
    -target_type=oracle_database
    -operation=rekey
    -master_key_tag="new_rekey_101"
    -wallet_password=Testing_1234
    -connect_as= "DBUserName:uname;DBPassword:upassword[;DBRole:SYSDBA]" or "[DBCredsOwner:ucredsowner;]DBNamedCreds:unamedcreds"

例4

次の例は、キーストアのバックアップを試行します。バックアップIDおよび場所はオプションの引数です。デフォルトでは、キーストアのバックアップ場所は現在のキーストアの場所内で、バックアップIDは現在のサーバー・タイムスタンプになります。backup_keystore操作はデータベース・バージョン12.1以降でサポートされます。

emcli tde 
   -target_name=tdeEnabledDatabase
   -target_type=oracle_database
   -operation=backup_keystore
   -backup_id="new_backup_101"
   -backup_location="\scratch\oracle\wallet\"
   -wallet_password=Testing_1234
   -connect_as= "DBUserName:uname;DBPassword:upassword[;DBRole:SYSDBA]" or "[DBCredsOwner:ucredsowner;]DBNamedCreds:unamedcreds"

例5

次の例は、キーストア・パスワードの変更を試行します。change_keystore_password操作はデータベース・バージョン12.1以降でサポートされます。

emcli tde 
   -target_name=tdeEnabledDatabase
   -target_type=oracle_database
   -operation=change_keystore_password
   -wallet_password=Testing_1234
   -wallet_new_password=Testing#4321
   -connect_as= "DBUserName:uname;DBPassword:upassword[;DBRole:SYSDBA]" or "[DBCredsOwner:ucredsowner;]DBNamedCreds:unamedcreds"

例6

次の例は、指定されたターゲットのキーストア詳細をフェッチします。

emcli tde 
   -target_name=tdeEnabledDatabase
   -target_type=oracle_database
   -operation=keystore_details
   -connect_as= "DBUserName:uname;DBPassword:upassword[;DBRole:SYSDBA]" or "[DBCredsOwner:ucredsowner;]DBNamedCreds:unamedcreds"

例7

次の例は、ターゲットtdeEnabledDatabaseで表領域をオンラインにします。

emcli tde
   -target_name=tdeEnabledDatabase
   -target_type=oracle_database
   -operation=make_tablespace_online
   -tablespace=EXAMPLE_TS_1
   -connect_as= "DBUserName:uname;DBPassword:upassword[;DBRole:SYSDBA]" or "[DBCredsOwner:ucredsowner;]DBNamedCreds:unamedcreds"

例8

次の例は、オンライン機能を使用してターゲットtdeEnabledDatabaseで表領域を暗号化します。

emcli tde
   -target_name=tdeEnabledDatabase
   -target_type=oracle_database
   -operation=encrypt_tablespace_online
   -tablespace=EXAMPLE_TS_1
   -algorithm=AES256
   -keep=yes      
   -connect_as= "DBUserName:uname;DBPassword:upassword[;DBRole:SYSDBA]" or "[DBCredsOwner:ucredsowner;]DBNamedCreds:unamedcreds"

例9

次の例は、オンライン機能を使用してターゲットtdeEnabledDatabaseで表領域をキー更新します。

emcli tde
   -target_name=tdeEnabledDatabase
   -target_type=oracle_database
   -operation=rekey_tablespace_online
   -tablespace=EXAMPLE_TS_1
   -algorithm=AES192
   -keep=yes      
   -connect_as= "DBUserName:uname;DBPassword:upassword[;DBRole:SYSDBA]" or "[DBCredsOwner:ucredsowner;]DBNamedCreds:unamedcreds"

例10

次の例は、オンライン機能を使用してターゲットtdeEnabledDatabaseで表領域を復号化します。

emcli tde
   -target_name=tdeEnabledDatabase
   -target_type=oracle_database
   -operation=decrypt_tablespace_online
   -tablespace=EXAMPLE_TS_1
   -keep=yes      
   -connect_as= "DBUserName:uname;DBPassword:upassword[;DBRole:SYSDBA]" or "[DBCredsOwner:ucredsowner;]DBNamedCreds:unamedcreds"

例11

次の例は、終了操作を使用して、前に実行されて問題が発生したたオンライン表領域操作を終了します。

emcli tde
   -target_name=tdeEnabledDatabase
   -target_type=oracle_database
   -operation=finish_tablespace_online
   -tablespace=EXAMPLE_TS_1
   -algorithm=AES192
   -keep=yes      
   -connect_as= "DBUserName:uname;DBPassword:upassword[;DBRole:SYSDBA]" or "[DBCredsOwner:ucredsowner;]DBNamedCreds:unamedcreds"

注意:

オフライン機能がサポートされるのは、ターゲット・データベースのバージョン11.2.0.4、12.1および12.2のみです。

例12

次の例は、ターゲットtdeEnabledDatabaseで表領域をオフラインにします。

emcli tde
   -target_name=tdeEnabledDatabase
   -target_type=oracle_database
   -operation=make_tablespace_offline
   -tablespace=EXAMPLE_TS_1
   -connect_as= "DBUserName:uname;DBPassword:upassword[;DBRole:SYSDBA]" or "[DBCredsOwner:ucredsowner;]DBNamedCreds:unamedcreds"

例13

次の例は、オフライン機能を使用してターゲットtdeEnabledDatabaseで表領域を暗号化します。

emcli tde
   -target_name=tdeEnabledDatabase
   -target_type=oracle_database
   -operation=encrypt_tablespace_offline
   -tablespace=EXAMPLE_TS_1
   -algorithm=AES256
   -connect_as= "DBUserName:uname;DBPassword:upassword[;DBRole:SYSDBA]" or "[DBCredsOwner:ucredsowner;]DBNamedCreds:unamedcreds"

例14

次の例は、オフライン機能を使用してターゲットtdeEnabledDatabaseで表領域を復号化します。

emcli tde
   -target_name=tdeEnabledDatabase
   -target_type=oracle_database
   -operation=decrypt_tablespace_offline
   -tablespace=EXAMPLE_TS_1
   -connect_as= "DBUserName:uname;DBPassword:upassword[;DBRole:SYSDBA]" or "[DBCredsOwner:ucredsowner;]DBNamedCreds:unamedcreds"

例15

次の例は、指定したターゲットの表領域をリストします。

emcli tde
  -target_name=tdeEnabledDatabase
  -target_type=oracle_database
  -operation=list_tablespaces
  -encrypted=yes/no
  -connect_as= "DBUserName:uname;DBPassword:upassword[;DBRole:SYSDBA]" or "[DBCredsOwner:ucredsowner;]DBNamedCreds:unamedcreds"

例16

次の例は、TDE詳細ともにデータベースをリストします。ターゲット名、ターゲット・タイプ、キーストア・タイプおよびキーストア・ステータスをオプションのフィルタ引数として使用し、さらに結果を絞り込むことができます。

emcli tde
   -target_name=TargetDBName
   -target_type=oracle_database
   -operation=list_databases
   -keystore_type=HSM/WALLET/OKV
   -keystore_status=open/closed/unknown/not_configured

5.4.257 enable_audit

すべてのユーザー操作および基本的なユーザー操作の監査を有効にします。他の操作の詳細は、update_audit_settings verbを参照してください。

書式

emcli enable_audit
      [-level=basic]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • level=basic

    基本的なユーザー操作の監査を有効にします。

例1

この例では、すべての操作の監査を有効にします。

emcli enable_audit

例2

この例では、LOGIN、LOGOUT、DB_LOGINおよびDB_LOGOUTの監査を有効にします。

emcli enable_audit -level=basic

5.4.258 enable_config_history

ターゲット・タイプの構成履歴の計算を有効にします。

書式

emcli enable_config_history -target_type="{target type|'*'}"

オプション

  • target_type

    構成履歴を有効にするターゲットのタイプ。値として、内部名か、すべてのターゲット・タイプを示す*を指定する必要があります。

例1

この例では、ホスト・ターゲット・タイプの構成履歴の計算を有効にします。

emcli enable_config_history -target_type="host" 

例2

この例では、すべてのターゲット・タイプの構成履歴の計算を有効にします。

emcli enable_config_history -target_type="*"

5.4.259 enable_forwarder_agents

エージェントのリストを使用し、各エージェントをフォワーダ・エージェントとしてマークします。

書式

emcli enable_forwarder_agents
      -agent_list="agent_list"

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • agent_list

    フォワーダとして登録する必要があるエージェントのリスト。エージェントは空白で区切る必要があります。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、agent1およびagent2を転送エージェントとして有効にします。

emcli enable_forwarder_agents 
      -agent_list="agent1 agent2..."  

5.4.260 enable_mda_finding_types_for_targets

指定したターゲットに対して指定したMDA結果タイプを有効にします。結果が指定したターゲット・タイプに適用可能で、EM CLIユーザーにターゲットに対する権限がある場合にのみ、ターゲットに対して結果タイプが有効になります。

書式

emcli enable_mda_finding_types_for_targets
      [-targets="<list of targets and their target types >"]
      [-finding_types="<list of finding types>"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • targets

    ターゲットとそのターゲット・タイプのリスト。

  • finding_types

    結果タイプのリスト。

例1

次の例では、単一のターゲットで単一の結果タイプを有効化します。

emcli enable_mda_finding_types_for_targets
      -finding_types="oracle.sysman.emas.wls_gc_overhead"
      -targets="/EMGC_EMGC_DOMAIN/EMGC_DOMAIN/EMGC_OMS1:weblogic_j2eeserver" 

例2

次のコマンドでは、複数のターゲットで複数の結果タイプを有効化します。

emcli enable_mda_finding_types_for_targets
      -finding_types="oracle.sysman.emas.wls_gc_overhead;oracle.sysman.emas.wls_heap_config"
     -targets="/EMGC_EMGC_DOMAIN/EMGC_DOMAIN/EMGC_OMS1:weblogic_j2eeserver;/test_base_domain/base_domain/MS1:weblogic_j2eeserver"

5.4.261 enable_metric_data_load

隔離プロセスが原因でデータ・ロードが無効になっているターゲットまたはメトリックのメトリック・データ・ロードを再有効化します。

次の場合、このVerbではバルク操作がサポートされます。

  • 指定したターゲット・タイプの指定したターゲットのすべてのメトリック

  • 指定したターゲット・タイプのすべてのターゲットの指定したメトリック

書式

emcli enable_metric_data_load 
        [-target_type="host"]
        [-targets="host1;host2;"]
        [-metrics="Load;Filesystems;"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • -target_type

    メトリック・データ・ロードを再有効化するターゲット・タイプ。すべてのターゲットで操作を実行する場合、このオプションはスキップします。

  • -targets

    指定したターゲット・タイプのターゲットのセミコロンで区切られたリスト。このオプションは、target_typeオプションと組み合せて使用する必要があります。指定したターゲット・タイプのすべてのターゲットで操作を実行する場合、このオプションはスキップします。

  • -metrics

    指定したターゲット・タイプのメトリックのセミコロンで区切られたリスト。このオプションは、target_typeオプションと組み合せて使用する必要があります。指定したターゲット・タイプのすべてのメトリックで操作を実行する場合、このオプションはスキップします。

例1

次のコマンドでは、すべてのホスト・ターゲットのすべてのメトリックでメトリック・データ・ロードを再有効化します。

 emcli enable_metric_data_load 
       -target_type="host"

例2

次のコマンドでは、myhost1.example.comおよびmyhost2.example.comホスト・ターゲットのすべてのメトリックでメトリック・データ・ロードを再有効化します。

 emcli enable_metric_data_load 
          -target_type="host"
          -targets="myhost1.example.com;myhost2.example.com;"

5.4.262 enable_or_disable_event_correlation_rule

イベント相関ルールを有効化または無効化します。

書式

enable_or_disable_event_correlation_rule
    -rule_name="event correlation rule name"
    -enable=true/false

オプション

  • rule_name

    イベント相関ルール名。

  • enable

    値をtrueに設定してルールを有効にするか、値をfalseに設定してルールを無効にします。

次のコマンドでは、イベント相関ルールadd_event_to_incidentを有効化します。

enable_or_disable_event_correlation_rule 
      -rule_name="add_event_to_incident"      -enable=true

5.4.263 enable_sla

ターゲットのSLAを有効にします。

書式

emcli enable_sla
    -targetName=<target_name>
    -targetType=<target_type>
    -slaName=<SLA_name>
    [-now]
    [-versionStart=<MM/dd/yyyy hh:mm a>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • targetName

    ターゲットの名前。

  • targetType

    ターゲットのタイプ。

  • slaName

    SLAの名前。

  • now

    すぐにSLAを有効にします。それ以外の場合、時間にversionStartを使用します。

  • versionStart

    SLAの計算を開始する日時を指定します。

例1

この例では、ターゲットmy_service (generic_service)のgold_slaという名前のSLAをすぐに有効にします。

    emcli enable_sla
          -targetName='my_service' -targetType='generic_service'
          -slaName='gold_sla' -versionNum=2 -now

例2

この例では、ターゲットmy_service (generic_service)のgold_slaという名前のSLAを有効にします。2012年9月23日午後3時30分にアクティブになり、計算を開始します。

    emcli enable_sla
          -targetName='my_service' -targetType='generic_service'
          -slaName='gold_sla' -versionNum=2 -versionStart='09/23/2012 3:30 PM'

5.4.264 enable_snapclone

データベースのスナップ・クローン機能を有効化します。

書式

標準モード

emcli enable_snapclone
        -db_name="<database name>"

インタラクティブまたはスクリプト・モード

enable_snapclone(
        db_name="<database name>"
        )

[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • db_name

    データベースの名前。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、データベースtestmstrのスナップ・クローン機能を有効化します。

emcli enable_snapclone
               -db_name="testmstr"

5.4.265 enable_target

管理リポジトリ側と管理エージェント側の両方のターゲットを有効化します。

構文

 emcli enable_target
        -type="target_type1"
        -name="target_name1"
        -agent="agent_name1"
        [-ignore_invalid_target] 

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • -type=target_type1

    有効化するターゲットのターゲット・タイプ。

  • -name=target_name1

    ターゲットの名前。ワイルドカード文字のパーセント記号(%)を使用して、指定した管理エージェントの指定したタイプのすべてのターゲットを有効化できます。

  • -agent=agent_name1

    ターゲットを有効化する必要のある管理エージェントの名前。

  • -ignore_invalid_target

    指定した場合、プロセスでは無効なターゲットが無視されます。

例1

次のコマンドでは、管理エージェントおよびOMSのターゲットを有効化します(ターゲットが無効の場合はエラーが発生します)。

    emcli enable_target
        -type="oracle_em_service"
        -name="TestService"
        -agent="TestAgent"

例2

次のコマンドでは、OMS側と管理エージェント側の両方のTestAgent管理エージェントにあるこのタイプのすべてのターゲットを有効化します。無効なターゲットは無視されます。

    emcli enable_target
        -type="oracle_em_service"
        -name="%"
        -agent="TestAgent"
        -ignore_invalid_target

5.4.266 enable_test

サービス・テストのモニタリングを有効にします。サービス・テストの収集をすべてのビーコンにプッシュします。

書式

emcli enable_test
      -name=<target_name>
      -type=<target_type>
      -testname=<test_name>
      -testtype=<test_type>

オプション

  • name

    サービス・ターゲット名。

  • type

    サービス・ターゲット・タイプ。

  • testname

    テスト名。

  • testtype

    テスト・タイプ。

この例では、MyTargetという名前のgeneric_serviceターゲットでMyTestという名前のHTTPテストを有効にします。

emcli enable_test -name='MyTarget' -type='generic_service'
      -testname='MyTest' -testtype='HTTP'

5.4.267 execute_hostcmd

一連のターゲットに対してホスト・コマンドを実行します。

書式

emcli execute_hostcmd
      -cmd=<host_command"
      -osscript=<script_to_be_executed>
      -targets=<name1:type1;name2:type2;...>
      -credential_set_name=<name>
      [-input_file=<parameter_tag:script_file>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • cmd

    host commandは有効な任意のホスト・コマンドまたはホスト・コマンドのグループです。

  • osscript

    cmdパラメータを指定して実行するOSスクリプト。

  • targets

    ターゲット名とターゲット・タイプのペアのリストです。ホスト・コマンドは、このリストのEnterprise Managerターゲットに対して実行されます。すべてのターゲットは、ターゲットのグループを表すhostまたはcompositeタイプである必要があります。グループの場合、グループはすべてのホスト・ターゲットを抽出するように展開され、ホスト・コマンドはそれらのホスト・ターゲットに対して実行されます。

  • credential_set_name

    credential_set_nameパラメータは、Enterprise Managerリポジトリに格納されている優先資格証明のセット名を参照します。このオプションがない場合、ホスト・コマンドの実行にはHostCredsNormalが使用されます。hostターゲット・タイプの場合、次の2つの資格証明セットがあります。

    • HostCredsNormal - ホスト・ターゲットに対するデフォルトの権限のない資格証明セット

    • HostCredsPriv - ホスト・ターゲットに対する権限付きの資格証明セット

      資格証明セット・パラメータは、usernamepasswordなどの資格証明の上書きパラメータがない場合のみ指定できます。

      指定されている場合、資格証明の上書きパラメータを完全に指定する必要があります。ホスト・コマンドの場合、usernamepasswordを一緒に指定する必要があります。

  • input_file

    -osscriptオプションとともに使用すると、OSスクリプトの内容をロードできます。-input_fileでは、タグとローカルのファイル・パス間のマッピングを指定します。タグは、-osscriptの実際のOSスクリプトの内容のかわりに指定します。タグにはコロン(:)とセミコロン(;)は使用できません。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

例1

この例では、ターゲットstach.example.com:hostおよびグループgrpに含まれるホスト・ターゲットに対してホスト・コマンドls -l;を実行します。すべてのターゲットに対して、格納されているHostCredsPriv優先資格証明が使用されます。

emcli execute_hostcmd
      -cmd="ls -l;"
      -credential_set_name="HostCredsPriv"
      -targets="stach.example.com:host;grp:composite"

例2

この例では、スクリプト/scratch/dba_scripts/shellscript.shの内容を-osscriptの値にロードし、ターゲットreference.example.com:hostおよびグループgrpに含まれるホスト・ターゲットに対して実行します。すべてのターゲットに対して、格納されているHostCredsNormal優先資格証明が使用されます。

emcli execute_hostcmd
      -cmd="/bin/sh -s" 
      -osscript="FILE"
      -input_file="FILE:/scratch/dba_scripts/shellscript.sh"
      -credential_set_name="HostCredsNormal"
      -targets="reference.example.com:host;grp:composite"

5.4.268 execute_sql

一連のターゲットに対してSQLコマンドを実行します。

書式

emcli execute_sql
      -sql=<sql_command>
      -targets=<name1:type1;name2:type2;...>
      -credential_set_name=<name>
      [-input_file=<parameter_tag:script_file>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • sql

    sql commandは、1つのSQL文です。

  • targets

    ターゲット名とターゲット・タイプのペアのリストです。SQLコマンドは、このリストのEnterprise Managerターゲットに対して実行されます。すべてのターゲットは、ターゲットのグループを表すoracle_databaseまたはcompositeタイプである必要があります。グループの場合、グループはすべてのデータベース・ターゲットを抽出するように展開され、SQLコマンドはそれらのデータベース・ターゲットに対して実行されます。

  • credential_set_name

    Enterprise Managerリポジトリに格納されている優先資格証明のセット名を参照します。このオプションがない場合、SQLコマンドの実行にはDBCredsNormalおよびDBHostCreds資格証明セットが使用されます。どちらのターゲット・タイプにも、複数の資格証明セットがあります。

    • HostCredsNormal - ホスト・ターゲットに対するデフォルトの権限のない資格証明セット

    • HostCredsPriv - ホスト・ターゲットに対する権限付きの資格証明セット

    • DBHostCreds - oracle_databaseターゲット用のホスト資格証明セット

    • DBCredsNormal - oracle_databaseターゲット用のデフォルトの標準資格証明セット

    • DBCredsSYSDBA - oracle_databaseターゲット用のsysdba資格証明セット

    credential_set_nameパラメータは、[db_|host_]username[db_|host_]passwordなどの資格証明の上書きパラメータがない場合のみ指定できます。指定されている場合、資格証明の上書きパラメータを完全に指定する必要があります。SQLコマンドの場合、db_usernamedb_passworddb_rolehost_usernameおよびhost_passwordが必要です。

  • input_file

    -sqlオプションとともに使用すると、SQLスクリプトの内容をロードできます。-input_fileオプションでは、タグとローカルのファイル・パス間のマッピングを指定します。タグは、-sqlの実際のSQLコマンドのかわりに指定します。タグにはコロン(:)とセミコロン(;)は使用できません。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

例1

この例では、ターゲットdatabase:oracle_databaseおよびグループgrpに含まれるデータベース・ターゲットに対してSQLコマンドselect * from sysman.mgmt_targets;を実行します。すべてのターゲットに対して、格納されているSYSDBA優先資格証明が使用されます。

emcli execute_sql
      -sql="select * from sysman.mgmt_targets;"
      -credential_set_name="DBCredsSYSDBA"
      -targets="database:oracle_database;grp:composite"

例2

この例では、スクリプト/scratch/dba_scripts/enterprise_schema.sqlの内容を-sqlの値にロードし、ターゲットdatabase:oracle_databaseおよびグループgrpに含まれるデータベース・ターゲットに対して実行します。すべてのターゲットに対して、格納されているSYSDBA優先資格証明が使用されます。

emcli execute_sql
      -sql="FILE"
      -input_file="FILE:/scratch/dba_scripts/enterprise_schema.sql"
      -credential_set_name="DBCredsSYSDBA"
      -targets="database:oracle_database;grp:composite"

5.4.269 export_adm

アプリケーション・データ・モデルを指定されたファイル名で指定されたディレクトリにエクスポートします。

書式

emcli export_adm
     -adm_name=<application_data_model_name>
     [-directory=<directory_path>]
     [-file_name=<file_name>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • adm_name

    エクスポートするアプリケーション・データ名。

  • directory

    アプリケーション・データ・モデルをエクスポートするディレクトリ。ディレクトリが指定されない場合、ファイルは現在のディレクトリに保存されます。

  • file_name

    アプリケーション・データ・モデルをエクスポートするファイルの名前。ファイル名が指定されない場合、デフォルトのファイル名は、指定されたアプリケーション・データ・モデル名と同じになります。ファイル名に拡張子がない場合、デフォルト拡張子は.xmlです。

出力

成功またはエラーを示すメッセージ。

例1

この例では、アプリケーション・データ・モデルSample_ADMをsample_adm.xmlファイルにエクスポートします。

emcli export_adm
       -directory=/home/user
       -adm_name=Sample_ADM
       -file_name=sample_adm.xml

5.4.270 export_admin_group

管理グループ階層をエクスポートします。

書式 - 標準モード

emcli export_admin_group

書式 - インタラクティブまたはスクリプト・モード

export_admin_group()

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、全部で5つの値を持つライフサイクル・ステータスという1つのレベルで管理グループを作成します。

ade:[ system_23 ] [system@sys01apq emgc]$ emcli export_admin_group
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<AdminGroup>
    <groupList>
        <parent>ADMGRP0</parent>
        <child>Deve-Grp</child>
        <level>1</level>
<propertyValuePair>orcl_gtp_lifecycle_status:Development</propertyValuePair>
    </groupList>
    <groupList>
        <parent>ADMGRP0</parent>
        <child>MC-Grp</child>
        <level>1</level>
<propertyValuePair>orcl_gtp_lifecycle_status:MissionCritical</propertyValuePair>
    </groupList>
    <groupList>
        <parent>ADMGRP0</parent>
        <child>Prod-Grp</child>
        <level>1</level>
<propertyValuePair>orcl_gtp_lifecycle_status:Production</propertyValuePair>
    </groupList>
    <groupList>
        <parent>ADMGRP0</parent>
        <child>Stag-Grp</child>
        <level>1</level>
<propertyValuePair>orcl_gtp_lifecycle_status:Stage</propertyValuePair>
    </groupList>
    <groupList>
        <parent>ADMGRP0</parent>
        <child>Test-Grp</child>
        <level>1</level>
<propertyValuePair>orcl_gtp_lifecycle_status:Test</propertyValuePair>
    </groupList>
    <levelList>
        <levelNumber>1</levelNumber>
<levelProperty>orcl_gtp_lifecycle_status</levelProperty>
        <propertyValues>Development</propertyValues>
        <propertyValues>MissionCritical</propertyValues>
        <propertyValues>Production</propertyValues>
        <propertyValues>Stage</propertyValues>
        <propertyValues>Test</propertyValues>
    </levelList>
    <rootNode>ADMGRP0</rootNode>
</AdminGroup>
emcli awrwh_add_src_db -target_name=sample_database -target_type=oracle_database

5.4.271 export_charge_plans

チャージ・プラン・メタデータをXMLファイルにエクスポートします。

書式

emcli export_charge_plans  
        [-charge_plan="plan_name"[-entity_type = chargeback_entity_type]]
        [-start_date=ddmmyyyy]
        -file=file_name
[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • charge_plan

    エクスポートするチャージ・プランの名前。このオプションが指定されない場合、すべてのチャージ・プラン・メタデータがエクスポートされます。

  • entity_type

    チャージ・プランをエクスポートするチャージバック・エンティティ・タイプの名前。このオプションが指定されない場合、チャージ・プランのすべてのエンティティ・タイプ・チャージ・レートがエクスポートされます。

  • start_date

    チャージ・プラン・メタデータをエクスポートするレポート・サイクルの開始日。開始日の値はddmmyyyy形式で指定する必要があります。このオプションが指定されない場合、現在のレポート・サイクルの開始日が使用されます。

  • file

    メタデータのエクスポート先の絶対パス。

例1

この例では、現在のレポート・サイクルでアクティブな場合にチャージ・プランPlan Aに関連付けられているhostエンティティ・タイプのメタデータを、ファイル/home/plans.xmlにエクスポートします。

emcli export_charge_plans
        -charge_plan="Plan A"
        -entity_type=host
        -file=/home/plans.xml 

例2

この例では、01062014に開始するレポート・サイクルでアクティブな場合にチャージ・プランPlan Aのメタデータを、ファイル/home/plans.xmlにエクスポートします。

emcli export_charge_plans
        -charge_plan="Plan A"
        -start_date=01062014
        -file=/home/plans.xml 

5.4.272 export_compliance_group

名前、作成者およびバージョンを指定して、コンプライアンス・グループ定義およびすべての要素定義をエクスポートします。

書式

emcli export_compliance_group
      -name=<name>
      -author=<author>
      -version=<name>
      -output_file=<file>

オプション

  • name

    エクスポートするグループの名前。

  • author

    エクスポートするグループの作成者。

  • version

    エクスポートするグループのバージョン。

  • output_file

    エクスポート・ファイルの名前。

例1

emcli export_compliance_group \
     -name="foo" \
     -author="Jonas" \
     -version="99" \
     -output_file="$HOME/reports/group.xml"

5.4.273 export_compliance_standard_rule

指定したファイルにルールをエクスポートします。

書式

export_compliance_standard_rule
  -name=<name>
  -target_type=<target_type>
  -output_file=<file>

オプション

  • name

    エクスポートするルールの名前。

  • target_type

    エクスポートするルールのターゲット・タイプ。

  • output_file

    エクスポート・ファイルの名前。

例1

emcli export_compliance_standard_rule \
     -name="foo" \
     -target_type="weblogic_j2eeserver" \
     -output_file="$HOME/reports/rule.xml"

5.4.274 export_config_compare_result

比較結果をファイルにエクスポートします。

書式

emcli export_config_compare_result  
      -compare_check_name="<check_name>" 
      -filename="<path_to_zip_file>"
      [-result_format="<S|L>"] 
      [-content="<D|A>"] 

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • compare_check_name

    比較チェックの名前。

  • filename

    絶対パスを使用した出力zipファイル。

  • result_format

    Sを指定すると、結果が並列形式でエクスポートされます。Lを指定すると、結果がリスト形式でエクスポートされます。デフォルト値はSです。

  • content

    値がDの場合、差分のみがエクスポートされます。値がAの場合、すべての結果がエクスポートされます。デフォルト値はDです。

例1

次の例では、test checkという名前の比較チェックの結果をファイルTestReport.zipにエクスポートします。並列形式で差分のみがエクスポートされます。

emcli export_config_compare_result 
      -compare_check_name="test check" 
      -filename="/tmp/TestReport.zip"

例2

次の例では、test checkという名前の比較チェックの結果をファイルTestReport.zipにエクスポートします。リスト形式で差分のみがエクスポートされます。

emcli export_config_compare_result 
      -compare_check_name="test check" 
      -filename="/tmp/TestReport.zip" 
      -result_format="L" 

5.4.275 export_config_onetimecompare

リポジトリからzipファイルに保存済の1回かぎりの比較の結果をエクスポートします。

書式

emcli export_config_onetimecompare  
      -filename="<name_of_output_zip_file>" 
      -name="<comparison_name>" 
      [-result_format="<S|L>"] 
      [-content="<D|A>"] 

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • filename

    絶対パスを使用した出力zipファイル。

  • name

    保存された1回かぎりの比較の名前。

  • result_format

    Sを指定すると、結果が並列形式でエクスポートされます。Lを指定すると、結果がリスト形式でエクスポートされます。デフォルト値はSです。

  • content

    値がDの場合、差分のみがエクスポートされます。値がAの場合、すべての結果がエクスポートされます。デフォルト値はDです。

次の例では、リポジトリから/tmp/TestReport.zip出力ファイルにcmp_host1という名前で保存済の1回かぎりの比較の結果をエクスポートします。

emcli export_config_onetimecompare
     -filename="/tmp/TestReport.zip" 
     -name="cmp_host1"

5.4.276 export_config_search

保存された構成検索をXMLファイルにエクスポートします。

書式

emcli export_config_search  
      -name="<Configuration Search UI Name>" 
      -output_file="<XML file name>" 

オプション

  • name

    構成検索の表示名。これは必須パラメータです。

  • output_file

    絶対パスを使用したXMLファイルの名前。これは必須パラメータです。

次の例では、構成をtestSearch.xmlファイルにエクスポートします。

emcli export_config_search       -name="testSearch" 
      -output_file="/tmp/testSearch.xml" 

5.4.277 export_config_compare_template

引数としてfilenameに指定した名前で比較テンプレートをファイルにエクスポートします。

書式

emcli export_config_compare_template  
      -template_id="<id_of_template>" 
      -filename="<name_of_xml_file>"

オプション

  • template_id

    エクスポートする比較テンプレートの識別子。

  • filename

    絶対パスを使用した出力XMLファイル。

次の例では、識別子1の比較テンプレートをファイルTestHost.xmlにエクスポートします。

emcli export_config_compare_template 
      -template_id="1" 
      -output_file="/tmp/TestHost.xml" 

5.4.278 export_custom_charge_items

指定されたXMLファイルにユーザー定義チャージ・アイテム・メタデータをエクスポートします。

書式

emcli export_custom_charge_items
        -entity_type="entity_type"
        -file=output_file

オプション

  • entity_type

    チャージ・アイテム・メタデータをエクスポートするエンティティの名前。

  • file

    指定されたエンティティ・タイプに関連付けられたユーザー定義チャージ・アイテムを書き込むファイルのフルパス。

この例では、hostエンティティ・タイプに関連付けられたユーザー定義チャージ・アイテム・メタデータを、homeディレクトリのmyhost.xmlファイルに書き込みます。

emcli export_custom_charge_items
        -entity_type="host"
        -file=/home/myhost.xml

5.4.279 export_facet

指定したファイルにリアルタイム・モニタリング・ファセットをエクスポートします。

書式

emcli  export_facet
       -name="<name>"
       -target_type="<target_type>"
       -entity_type="<entity_type>"
       -output_file="<file>"

オプション

  • Name

    エクスポートするファセットの名前(内部)。

  • target_type

    エクスポートするファセットのターゲット・タイプ(内部)。自分の環境で使用可能なすべてのターゲット・タイプを確認するには、$AGENT_HOME/sysman/admin/metadataディレクトリをチェックしてください。メタデータ・ファイル(XMLファイル)は、各ターゲット・タイプに存在します。

  • entity_type

    エクスポートするファセットのosfile、osprocess、osuserなどのエンティティ・タイプ(内部)。

  • output_file

    エクスポート・ファイルの名前。

次の例では、$HOME/reports/facet.xmlファイルにfooファセットをエクスポートします。

emcli export_facet 
      -name="foo" 
      -target_type="host" 
      -entity_type="osfile" 
      -output_file="$HOME/reports/facet.xml"

5.4.280 export_incident_rule_set

エンタープライズ・ルール・セットのリストからインシデント・ルール・セットをエクスポートします。

注意:

Oracle提供の即時利用可能なルール・セットはエクスポートできません。

権限の要件

ユーザーは、誰でもエンタープライズ・ルール・セットをエクスポートできます。

書式

emcli export_incident_rule_set 
      -rule_set_name=<rule set name>  
      [-rule_set_owner=<ruleset owner>] 
      -export_file=<export file >  

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • rule_set_name

    エンタープライズ・ルール・セットの名前。

  • rule_set_owner (オプション)

    ルール・セットの所有者。

  • export_file

    エクスポートするルール・セットのファイル・パス付きのXMLファイル名。

    ディレクトリ内でファイル名を指定すると、このオプションによって、そのディレクトリ内に指定したルール・セット名でファイルが作成されます。

このコマンドでは、sysmanが所有するTEST_RULESETという名前のエンタープライズ・ルール・セットをtmpディレクトリにあるXMLファイル(TEST_RULESET.xml)にエクスポートします(/tmp/TEST_RULESET.xml)。

emcli export_incident_rule_set -rule_set_name=TEST_RULESET -rule_set_owner=sysman -export_file="/tmp/"

5.4.281 export_jobs

修正処理も含めて、Enterprise Manager内の一致するすべてのジョブ定義をエクスポートします。システム・ジョブとネストされているジョブは除外されます。

書式

emcli export_jobs 
   -export_file=<zip_file_name>"   
   [-name="job_name1;job_name2;..."]
   [-type="job_type1;job_type2;..."]
   [-targets="tname1:ttype1;tname2:ttype2;..."]
   [-owner="owner1;owner2;..."]
   [-preview]   

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • export_file

    作成するZipファイル名。

  • name

    フィルタリングに使用するジョブ名のパターン。ジョブ名をセミコロンで区切って指定できます。1つの値でフィルタする場合は、ワイルドカード文字(%または_)も使用できます。ワイルドカード%は1つ以上の文字と一致します。_ (アンダースコア)は1つの文字のみと一致します。

  • type

    フィルタリングに使用するジョブ・タイプのパターン。ジョブ・タイプをセミコロンで区切って指定できます。1つの値でフィルタする場合は、ワイルドカード文字(%または_)を使用できます。

  • targets

    フィルタリングに使用するターゲットの名前とタイプのパターン。ターゲットの名前とタイプをセミコロンで区切って指定できます。1つの値でフィルタする場合は、ワイルドカード文字(%または_)を使用できます。

  • owner

    フィルタリングに使用するジョブの所有者。ジョブ所有者をセミコロンで区切って指定できます。

  • preview

    Enterprise Managerサイト内のフィルタ基準と一致するジョブがstdoutに出力されます。ジョブはファイルにはエクスポートされません。

出力列

成功またはエラーを示すメッセージ。

例1

この例では、ジョブMYJOB1およびMYJOB2のジョブ定義をjob_data.zipにエクスポートします。

emcli export_jobs -name=MYJOB1;MYJOB2 -export_file=jobsdata.zip

例2

この例では、名前がADMINで開始するユーザーによって所有されるすべてのジョブのジョブ定義をエクスポートします。

emcli export_jobs -owner=ADMIN% -export_file=jobsdata.zip

5.4.282 export_latest_config

引数output_fileとして指定された名前のファイルに最新の構成をエクスポートします。

書式

emcli export_latest_config
      -target_type="host"
      -target_name="test_host"
      [-export_members="true"]
      [-output_file="ExportConfig.zip"]

オプション

  • target_type

    構成が保存されているターゲット・タイプ。デフォルトは内部名です。

  • target_name

    ターゲット名。

  • export_members

    ターゲット・メンバーをエクスポートします。

    • True

    • False

    デフォルトはfalseです。

  • output_file

    絶対パスを使用した出力zipファイル。

次の例では、test_hostという名前のホスト・ファイルに対する最新の構成をファイルExportConfig.zipにエクスポートします。ターゲット・メンバーはエクスポートされません。

emcli export_latest_config       -target_type="host"
      -target_name="test_host"
      -export_members="false"
      -output_file="ExportConfig.zip" 

5.4.283 export_masking_definition

マスキング定義をXML形式でエクスポートします。

書式

emcli export_masking_definition
     -definition_name=<masking_definition_name>
     [-path=file_path]
     [-file=file_name]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • definition name

    マスキング定義の名前。

  • path

    マスキング・スクリプトを保存するファイル名のパス。ファイル名は自動生成されます。-pathと-fileは相互に排他的です。絶対パスのみが許可されます。

  • file

    マスキング・スクリプトを保存するファイル名。ファイル名には絶対パスが含まれている必要があります。-pathと-fileは相互に排他的です。

出力列

成功またはエラーを示すメッセージ。

例1

この例では、指定したパスのXMLファイルにマスキング定義mask_hr_dataをエクスポートします。

emcli export_masking_definition
      -definition_name=mask_hr_data
      -path=/tmp/

例2

この例では、abc.xmlという名前のXMLファイルにマスキング定義mask_hr_dataをエクスポートします。

emcli export_masking_definition
      -definition_name=mask_hr_data
      -file=/tmp/abc.xml

5.4.284 export_metric_extension

メトリック拡張アーカイブ・ファイルをエクスポートします。

書式

emcli export_metric_extension
       -file_name=<metric_extension_archive_name>
       -target_type=<metric_extension_target_type>
       -name=<metric_extension_name>
       -version=<metric_extension_version>

オプション

  • file_name

    エクスポートするメトリック拡張アーカイブ・ファイルの名前。

  • target_type

    メトリック拡張のターゲット・タイプ。

  • name

    メトリック拡張の名前。

  • version

    エクスポートするメトリック拡張のバージョン。

この例では、指定したターゲット・タイプ、名前およびバージョンのメトリック拡張のアーカイブを作成します。

emcli export_metric_extension -file_name=<name of the metric extension archive> -target_type=<target type of the metric extension> -name=<name of the metric extension -version=<version of the metric extension>

5.4.285 export_report

タイトルと所有者を指定して、情報パブリッシャ・レポート定義およびすべての要素定義をエクスポートします。

書式

emcli export_report
      -title=<report_title>
      -owner=<report_owner>
      -output_file=<file>

オプション

  • title

    エクスポートするレポートのタイトル。Oracleによって提供されたレポートのコピーをエクスポートするには、タイトルの値に、リポジトリに保存された内部レポート・タイトル値を指定する必要があります。内部タイトルの使用を避けるには、レポートのコピーを作成して任意のタイトルを付け、そのタイトルを使用してレポートをエクスポートします。

  • owner

    エクスポートするレポートの所有者。ログインしているemcliユーザーは、レポートの表示権限を持っている必要があります。ターゲット名はエクスポートされません。レポートはタイトルと所有者により一意に定義されるため、その両方を指定する必要があります。

  • output_file

    エクスポート・ファイルの名前。

 emcli export_report       -title=Maintenance_Report       -owner=SHIFT1_OPERATOR       -output_file=$HOME/reports/maint_report.xml

5.4.286 export_saved_config

保存済のターゲット構成をエクスポートします。

書式

emcli export_saved_config
      -name="saved config name" 
      [-output_file="ExportConfig.zip"]
      
[ ] indicates that the options is not mandatory.

オプション

  • name

    削除する保存済構成の名前。

  • output_file

    絶対パスを使用した出力zipファイル。これはオプションのパラメータです。

次のコマンドでは、blr2201989.idc.oracle.com|host|20141210130723という名前の保存済の構成をファイルExportConfig.zipにエクスポートします。

emcli export_saved_config 
      -name="blr2201989.idc.oracle.com|host|20141210130723" 
      -output_file="ExportConfig.zip" 
       

5.4.287 export_sla

SLAの構成詳細をローカル・ファイルに抽出します。slaNameまたはバージョン(またはその両方)を指定しない場合、複数のSLAが同じ出力ファイルにエクスポートされます。

書式

emcli export_sla
    -targetName=<target_name>
    -targetType=<target_type>
    [-slaName=<SLA_name>]
    -output_file=<output_filename>

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • targetName

    ターゲットの名前。

  • targetType

    ターゲットのタイプ。

  • slaName

    SLAの名前。

  • output_file

    テンプレートの出力ファイル名。ファイルが存在しない場合は作成され、すでに存在している場合は上書きされます。(抽出操作が成功していると想定されます。操作が失敗すると、ファイルは作成されません。既存のファイルは変更されません。)

この例では、ターゲットmy_serviceのgold_slaという名前のSLAの構成詳細が含まれている、service_sla.xmlという名前の出力ファイルを作成します。

emcli export_sla
          -targetName='my_service' 
          -targetType='generic_service'
          -slaName='gold_sla'
          -output_file='service_sla.xml'

5.4.288 export_standard

リポジトリからXMLファイルに標準をエクスポートします。

書式

emcli export_standard
      -name=<name>
      -author=<author>
      -version=<name>
      -output_file=<file>

オプション

  • name

    エクスポートする標準の名前。

  • author

    エクスポートする標準の作成者。

  • version

    エクスポートする標準の作成者。

  • output_file

    エクスポート・ファイルの名前。

emcli export_standard \
     -name=foo \
     -author=Curly \
     -version=99 \
     -output_file=$HOME/reports/standard.xml

5.4.289 export_subset_definition

指定されたサブセット定義を、指定されたディレクトリの場所にXMLファイルとしてエクスポートします。

書式

emcli export_subset_definition
   -subset_name=<subset_definition_name>
   [-file_name=<file_name>]
   [-directory=<directory_path>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • subset_name

    エクスポートするサブセット定義名。

  • file_name

    エクスポートするファイルを保存するファイル名。ファイル名を指定しないと、サブセット定義名が付けられて保存されます。拡張子を指定しないと、デフォルトの拡張子として.xmlが使用されます。

  • directory

    エクスポートするファイルを保存するディレクトリの場所。ディレクトリを指定しない場合、ファイルは現在のディレクトリ内に保存されます。

出力

エクスポートの成功またはエラーを示すメッセージ。

例1

この例では、HR_Subsetという名前のサブセット定義を現在のディレクトリにXMLとしてエクスポートします。

emcli export_subset_definition -subset_name=HR_Subset

例2

この例では、HR_Subsetという名前のサブセット定義を、ディレクトリpath /scratch/subsetにHR_Subset_Exportという名前のXMLとしてエクスポートします。

emcli export_subset_definition -directory=/scratch/subset -subset_name=HR_Subset -file_name=HR_Subset_Export

5.4.290 export_swlib_cache_files

ソフトウェア・ライブラリ・エンティティ・ファイルを圧縮ファイルからホスト・ターゲット上のファイル・システムの場所にエクスポートします。

書式

emcli export_swlib_cache_files
      -dest_dir_path="dest_dir_path"
      -zip_file_name="zip_file_name"
      -dest_host_name="dest_host_name"
      -urn_file_entry="urn_file_entry"
      -dest_host_tmp_dir="dest_host_tmp_dir"
      -credential_set_name="setname"] | [-credential_name="name" -credential_owner="owner"]

パラメータ

  • dest_dir_path

    圧縮ファイルが作成されるホスト上の場所。

  • zip_file_name

    作成される圧縮ファイルの名前。

  • dest_host_name

    圧縮ファイルが作成されるホスト・ターゲットの名前。

  • urn_file_entry_file

    エンティティ・リビジョン、#、ファイル名という順序の識別子を含むemcliクライアント・ホスト上のファイル。識別子に#が続かない場合、そのエンティティ・リビジョンのすべてのファイル・エントリがエクスポートされます。

  • dest_host_tmp_dir

    エクスポート用の一時ファイルが作成される宛先ホストのディレクトリ。

  • credential_set_name

    管理リポジトリに格納されているホスト・ターゲット用の優先資格証明のセット名。次のいずれかになります。

    • HostCredsNormal: デフォルトの権限のない資格証明セット

    • HostCredsPriv: 権限付きの資格証明セット

  • credential_name

    管理リポジトリに格納されている名前付き資格証明。このオプションは、-credential_ownerオプションとともに指定する必要があります。

  • credential_owner

    管理リポジトリに格納されている名前付き資格証明の所有者。このオプションは、-credential_nameオプションとともに指定する必要があります。

ACME_USERが所有する名前付き資格証明MyAcmeCredsを使用して、IDがoracle:defaultService:em:provisioning:1:cmp:COMP_Component:SUB_Generic:B1B1880C6A8C62AAE0548C42832D14:0.1のエンティティからファイル・モジュール/zipUtil.pmを含むホストexport.us.acme.com上にzipファイル/u01/export_loc/exportedfile.zipを作成します。ホストexport.us.acem.comの/tempディレクトリに一時ファイルが作成されます。

emcli export_swlib_cache_files
      -dest_dir_path="/u01/export_loc"
      -zip_file_name="exportedfile.zip"
      -dest_host_name="export.us.acme.com"
      -urn_file_entry_file="/u01/export_urnfile"
      -dest_host_tmp_dir="/tmp"
      -credential_name="MyAcmeCreds"
      -credential_owner="ACME_USER"

5.4.291 export_template

モニタリング・テンプレートをエクスポートし、同時にテンプレートのUDMもエクスポートします。テンプレートは、XMLファイルの形式でファイル・システムにエクスポートするか、XML形式で標準出力に出力することができます。

書式

emcli export_template
      -name=<name>
      -target_type=<target_type>
      [-output_file=<file_for_exported_template>]
      [-archive]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    テンプレートの名前。名前とターゲット・タイプによりテンプレートは一意に識別されます。

  • target_type

    テンプレートのターゲット・タイプ。

  • output_file

    テンプレートを出力するファイルを指定します。指定しない場合、テンプレートはstdoutに出力されます。

  • archive

    テンプレートをZIPファイルとしてエクスポートする必要があることを指定します。メトリック拡張がテンプレートに含まれている場合、このオプションはテンプレートをZIPファイルとしてエクスポートするために必要です。

例1

この例では、HOST_TEMP1という名前とhostというターゲット・タイプで指定したテンプレートXMLを画面に出力します。

emcli export_template -name=HOST_TEMP1 -target_type=host

例2

この例では、HOST_TEMP1という名前とhostというターゲット・タイプで指定したテンプレートXMLをtest.xmlファイルに作成します。

emcli export_template -name=HOST_TEMP1 -target_type=host -output_file=test.xml

5.4.292 export_update

自己更新アーカイブ・ファイルをEnterprise Managerから指定した場所にエクスポートします。

書式

emcli export_update 
        -id="internal id" 
        -dir="dir" 
        -omslocal 
emcli export_update 
        -id="internal id" 
        -dir="dir" 
        -host="hostname" 
        [-credential_set_name="setname"] | -credential_name="name" 
          -credential_owner="owner" 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • id

    エクスポートする更新の内部識別子。

  • dir

    更新がエクスポートされるディレクトリの完全パス。

  • omslocal

    ディレクトリがOMSからアクセス可能であることを指定するフラグ。

  • host

    更新がエクスポートされるホスト・ターゲットのターゲット名。

  • credential_set_name

    ホスト・ターゲットのリポジトリに格納されている優先資格証明のセット名。次のいずれかにすることができます。HostCredsNormal: デフォルト非特権資格証明セット HostCredsPriv: 特権資格証明セット

  • credential_name

    リポジトリに格納されている名前付き資格証明の名前。このオプションはcredential_ownerオプションと一緒に指定する必要があります。

  • credential_owner

    リポジトリに格納されている名前付き資格証明の所有者。このオプションはcredential_nameオプションと一緒に指定する必要があります。

例1

この例では、更新アーカイブ・ファイルをホストhost1.example.comにある/u01/common/にエクスポートします。ホストはEnterprise Managerの管理対象ホスト・ターゲットである必要があります。このホストの管理エージェントは稼働中でなければなりません。ホストhost1.example.comの優先非特権資格証明は、リモート・ファイルをプッシュするために使用します。

emcli export_update 
        -id="914E3E0F9DB98DECE040E80A2C5233EB" 
        -dir="/u01/common/" 
        -host="host1.example.com" 
        -credential_set_name="HostCredsNormal" 

例2

この例では、更新アーカイブ・ファイルをホストhost1.example.comにある/u01/common/にエクスポートします。ホストはEnterprise Managerの管理対象ホスト・ターゲットである必要があります。このホストの管理エージェントは稼働中でなければなりません。ユーザーadmin1が所有している名前付き資格証明host1_credsは、リモート・ファイルをプッシュするために使用します。

emcli export_update 
        -id="914E3E0F9DB98DECE040E80A2C5233EB" 
        -dir="/u01/common/" 
        -host="host1.example.com" 
        -credential_name="host1_creds" 
        -credential_owner="admin1"

5.4.293 extend_as_home

指定されたApplication ServerのOracleホームまたはソフトウェア・ライブラリ・コンポーネントをターゲット・ホストから指定された接続先にクローニングします。新しいホストは既存のクラスタに結合されます。PortalまたはWirelessの場合、OIDユーザーおよびパスワードも必要です。データベースをベースとするリポジトリのみに接続しているJ2EEの場合、DCMスキーマ・パスワードが必要です。

EM CLI経由での変数の受渡し

%perlbin%または%oracle_home%のような変数を使用すると、EM CLIは値そのもののかわりに現在のローカル環境からの変数値を渡します。EM CLIコマンドを使用して変数を渡すために、-prescriptsまたは-postscriptsオプションを使用している場合があり、そのときはバッチファイルの中にEM CLIコマンドを設定しますが、%%%に置き換えて指定します。

書式

emcli extend_as_home
       -input_file="dest_properties:file_path"
       -list_exclude_files="list of files to exclude"
       -isSwLib="true/false"
       -tryftp_copy="true/false"
       -jobname="name of cloning job"
       -iasInstance=instance
       -clustername=name of the cluster to join
       -oldIASAdminPassword=oldpass
       -newIASAdminPassword=newpass
       [-oiduser=oid admin user]
       [-oidpassword=oid admin password]
       [-dcmpassword=dcm schema password]
       [-prescripts=script name to execute"]
       [-run_prescripts_as_root="true/false"]
       [-postscripts=script to execute"]
       [-run_postscripts_as_root="true/false"]
       [-rootscripts=script name to execute"]
       [-swlib_component ="path:path to component;version:rev"] 
       [-source_params="TargetName:name;HomeLoc:loc;HomeName:name;
         ScratchLoc:Scratch dir Location"
       [-jobdesc="description"]

[ ] indicates that the parameter is optional

オプション

  • input_file=dest_properties

    ターゲットに関する情報を含むファイル。ファイルの各行は、1つの接続先に関する情報に対応します。

    書式:

    Destination Host Name1;Destination Home Loc; Home Name; Scratch Loca

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • input_file=list_exclude_files

    除外するファイルをカンマで区切ったリスト。ソースがソフトウェア・ライブラリの場合は必要ありません。アスタリスク(*)をワイルド・カードとして使用できます。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • isSwLib

    ソースがOracleホーム・データベースかソフトウェア・ライブラリかを指定します。

  • tryftp_copy

    FTPでコピーするかどうかを指定します。コマンドラインからEM CLIを使用する場合は、FTPコピー・オプションをfalseに設定する必要があります。

  • jobname

    クローニング・ジョブの名前。

  • iasInstance

    Application Serverインスタンス。

  • clustername

    結合するクラスタの名前。

  • oldIASAdminPassword

    古いApplication Server管理者パスワード。

  • newIASAdminPassword

    新しいApplication Server管理者パスワード。

  • oiduser

    OID管理者ユーザー。

  • oidpassword

    OID管理者パスワード。

  • dcmpassword

    DCMスキーマ・パスワード。

  • prescripts

    実行するスクリプトのパス。

    注意:

    二重引用符で囲まれたパラメータは、エスケープ(\)文字を使用することによって受渡し可能です。たとえば、次のようにします。

    prescripts=" <some value here>=\"some value here\" " 
  • run_prescripts_as_root

    前処理スクリプトをrootとして実行します。デフォルトでは、このオプションはfalseに設定されます。

  • postscripts

    実行するスクリプトのパス。

  • run_postscripts_as_root

    後処理スクリプトをrootとして実行します。デフォルトでは、このオプションはfalseに設定されます。

  • rootscripts

    実行するスクリプトのパス。ジョブ・システム環境変数(%oracle_home%%perl_bin%)を使用して、スクリプトの場所を指定できます。

  • swlib_component

    クローニングするソフトウェア・ライブラリへのパス。この場合、isSwLibをtrueに設定する必要があります。

  • source_params

    ソースOracleホーム情報。この場合、isSwLibをfalseに設定する必要があります。

  • jobdesc

    ジョブの説明。指定しない場合、デフォルトの説明が自動的に生成されます。

emcli extend_as_home
   -input_file="dest_properties:/home/destinations.txt"
   -list_exclude_files="centralagents.lst"
   -isSwLib="false"
   -tryftp_copy="false"
   -jobname="extend as home"
   -iasInstance="asinstancename"
   -isIas1013="false"
   -clustername=ascluster
   -oldIASAdminPassword="oldpassword"
   -newIASAdminPassword="newpassword"
   -prescripts="/home/abc/myscripts"
   -run_prescripts_as_root="true"
   -rootscripts="%oracle_home%/root.sh"
   -source_params="TargetName:host.domain.com;HomeLoc=/home/oracle/appserver1;
    HomeName=oracleAppServer1;ScratchLoc=/tmp" 

5.4.294 extend_crs_home

Oracleクラスタウェアのソース・ホームの場所またはOracleクラスタウェアのソフトウェア・ライブラリ・コンポーネントを使用して、Oracleクラスタウェアのクラスタを指定された接続先まで拡張します。コンポーネントが使用されている場合、Oracleホーム名およびホームの場所とともに、現行クラスタに含まれるホストの情報を提供する必要があります。ソース・ホームからクローニングする場合、ソース情報(-srchost-home_name-home_location)を2度渡す必要はありません。この情報はホームから抽出されます。これらは、ソフトウェア・ライブラリ・コンポーネントからクローニングする場合のみ必要です。

書式

 emcli extend_crs_home
    -input_file="dest_properties:file_path"
    -list_exclude_files="list of files to exclude"
    -clusternodes="node1;node2;node3;node4"
    -clustername="name of cluster to create"
    -isSwLib="true/false"
    -tryftp_copy="true/false"
    -jobname="name of cloning job"
     [-srchost=name of a host node present on the cluster being extended"]
     [-home_name="home name on a host for the existing Oracle Clusterware
       cluster"]
     [-home_location="location on a host for the existing Oracle Clusterware
       cluster"]
     [-prescripts=script name to execute"]
     [-run_prescripts_as_root="true/false"]
     [-postscripts=script to execute"]
     [-run_postscripts_as_root="true/false"]
     [-rootscripts=script name to execute"]
     [-swlib_component ="path:path to component;version:rev"] 
     [-source_params="TargetName:name;HomeLoc:loc;HomeName:name;
       ScratchLoc:Scratch dir Location"]
     [-jobdesc="description"]

[ ] indicates that the parameter is optional

オプション

  • input_file

    ターゲットに関する情報を含むファイル。ファイルの各行は、1つの接続先に関する情報に対応します。

    書式:

    Destination Host Name1;Destination Node Name;Scratch Location;PVTIC;VirtualIP;

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • list_exclude_files

    除外するファイルをカンマで区切ったリスト。ソースがソフトウェア・ライブラリの場合は必要ありません。アスタリスク(*)をワイルド・カードとして使用できます。

  • clusternodes

    クラスタ内の現行ノードのリスト。

  • clustername

    作成するクラスタの名前。

  • isSwLib

    ソースがOracleホーム・データベースかソフトウェア・ライブラリかを指定します。

  • tryftp_copy

    FTPでコピーするかどうかを指定します。コマンドラインからEM CLIを使用する場合は、FTPコピー・オプションをfalseに設定する必要があります。

  • jobname

    クローニング・ジョブの名前。

  • srchost

    拡張するOracleクラスタウェアのクラスタを構成するホストの名前。

  • home_name

    現行のOracleクラスタウェアのすべてのクラスタ・ノードが使用するホームの名前。

  • home_location

    現行のOracleクラスタウェアのすべてのクラスタ・ノードが使用するホームの場所。

  • prescripts

    実行するスクリプトのパス。

    注意:

    二重引用符で囲まれたパラメータは、エスケープ(\)文字を使用することによって受渡し可能です。たとえば、次のようにします。

    prescripts=" <some value here>=\"some value here\" " 
  • run_prescripts_as_root

    前処理スクリプトをrootとして実行します。デフォルトでは、このオプションはfalseに設定されます。

  • postscripts

    実行するスクリプトのパス。

  • run_postscripts_as_root

    後処理スクリプトをrootとして実行します。デフォルトでは、このオプションはfalseに設定されます。

  • rootscripts

    実行するスクリプトのパス。ジョブ・システム環境変数(%oracle_home%%perl_bin%)を使用して、スクリプトの場所を指定できます。

  • swlib_component

    クローニングするソフトウェア・ライブラリへのパス。この場合、isSwLibをtrueに設定する必要があります。

  • source_params

    ソースOracleホーム情報。この場合、isSwLibをfalseに設定する必要があります。

  • jobdesc

    ジョブの説明。指定しない場合、デフォルトの説明が自動的に生成されます。

emcli extend_crs_home -input_file="dest_properties:crs.prop"  -list_exclude_files=""
   -isSwLib="false"
   -tryftp_copy="false" -jobname="crs extend job"
   -home_name="cloneCRS1"
   -home_location="/scratch/scott/cloneCRS1 "
   -clusternodes="node1;node2" -clustername="crscluster"
   -postscripts="%perlbin%/perl%emd_root%/admin/scripts/cloning/samples/
     post_crs_extend.pl ORACLE_HOME=%oracle_home%"
   -run_postscripts_as_root="false" -rootscripts="%oracle_home%/root.sh"
   -source params="TargetName:testhost;HomeLoc:
     /scratch/scott/cloneCRS1;HomeName:cloneCRS1;ScratchLoc:/tmp"

EM CLI経由での変数の受渡し

%perlbin%または%oracle_home%のような変数を使用すると、EM CLIは値そのもののかわりに現在のローカル環境からの変数値を渡します。EM CLIコマンドを使用して変数を渡すために、-prescriptsまたは-postscriptsオプションを使用している場合があり、そのときはバッチファイルの中にEM CLIコマンドを設定しますが、%%%に置き換えて指定します。

5.4.295 extend_rac_home

指定されたOracleホームの場所またはRACソフトウェア・ライブラリ・コンポーネントを指定された接続先にクローニングして、RACクラスタを拡張します。コンポーネントが使用されている場合、Oracleホーム名およびホームの場所とともに、現行クラスタに含まれるホストの情報を提供する必要があります。ソース・ホームからクローニングする場合、この情報はホームから自動的に抽出されます。

書式

emcli extend_rac_home
   -input_file="dest_properties:file_path"
   -list_exclude_files="list of files to exclude"
   -isSwLib="true/false"
   -tryftp_copy="true/false"
   -jobname="name of cloning job"
   -clusternodes="node1;node2;node3;node4"
    [-srchost=name of a host node present on the RAC cluster being extended"]
    [-home_name="home name on a host for the existing RAC cluster"]
    [-home_location="location on a host for the existing RAC cluster"]
    [-prescripts="script name to execute"]
    [-run_prescripts_as_root="true/false"]
    [-postscripts="script to execute"]
    [-run_postscripts_as_root="true/false"]
    [-rootscripts="script name to execute"]
    [-swlib_component ="path:path to component;version:rev"] 
    [-source_params="TargetName:name;HomeLoc:loc;HomeName:name;
      ScratchLoc:Scratch dir Location"]
    [-jobdesc="description"]

[ ] indicates that the parameter is optional

オプション

  • input_file

    ターゲットに関する情報を含むファイル。ファイルの各行は、1つの接続先に関する情報に対応します。

    書式:

    Destination Host Name;Destination Node Name;Scratch Location;

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • list_exclude_files

    除外するファイルをカンマで区切ったリスト。ソースがソフトウェア・ライブラリの場合は必要ありません。アスタリスク(*)をワイルド・カードとして使用できます。

  • isSwLib

    ソースがOracleホーム・データベースかソフトウェア・ライブラリかを指定します。

  • tryftp_copy

    FTPでコピーするかどうかを指定します。コマンドラインからEM CLIを使用する場合は、FTPコピー・オプションをfalseに設定する必要があります。

  • jobname

    クローニング・ジョブの名前。

  • clusternodes

    クラスタ内の現行ノード。

  • srchost

    拡張するRACクラスタを構成するホストの名前。

  • home_name

    現行のすべてのRACクラスタ・ノードが使用するホームの名前。

  • home_location

    現行のすべてのRACクラスタ・ノードが使用するホームの場所。

  • prescripts

    実行するスクリプトのパス。

    注意:

    二重引用符で囲まれたパラメータは、エスケープ(\)文字を使用することによって受渡し可能です。たとえば、次のようにします。

    prescripts=" <some value here>=\"some value here\" " 
  • run_prescripts_as_root

    前処理スクリプトをrootとして実行します。デフォルトでは、このオプションはfalseに設定されます。

  • postscripts

    実行するスクリプトのパス。

  • run_postscripts_as_root

    後処理スクリプトをrootとして実行します。デフォルトでは、このオプションはfalseに設定されます。

  • rootscripts

    実行するスクリプトのパス。

  • swlib_component

    クローニングするソフトウェア・ライブラリへのパス。この場合、isSwLibをtrueに設定する必要があります。

  • source_params

    ソースOracleホーム情報。この場合、isSwLibをfalseに設定する必要があります。

  • jobdesc

    ジョブの説明。指定しない場合、デフォルトの説明が自動的に生成されます。

emcli extend_rac_home
       -input_file="dest_properties:clonedestinations"
       -list_exclude_files="*.log,*.dbf,sqlnet.ora,tnsnames.ora,listener.ora"
       -isSwLib="false"
       -tryftp_copy="false"
       -jobname="clone database home"
       -clusternodes="node1;node2"
       -prescripts="/home/joe/myScript"
       -run_prescripts_as_root="true"
       -rootscripts="%oracle_home%/root.sh"
       -source_params="TargetName:host.domain.com;HomeLoc:/oracle/database1;
        HomeName:OUIHome1;ScratchLoc:/tmp"

EM CLI経由での変数の受渡し

%perlbin%または%oracle_home%のような変数を使用すると、EM CLIは値そのもののかわりに現在のローカル環境からの変数値を渡します。EM CLIコマンドを使用して変数を渡すために、-prescriptsまたは-postscriptsオプションを使用している場合があり、そのときはバッチファイルの中にEM CLIコマンドを設定しますが、%%%に置き換えて指定します。

5.4.296 extract_template_tests

リポジトリ・テンプレートからローカル・ファイルに変数とテスト定義を抽出します。

書式

emcli extract_template_tests
      -templateName=<template_name>
      -templateType=<template_type>
      -output_file=<output_filename>
      [-encryption_key=<key>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • templateName

    テンプレートの名前。

  • templateType

    テンプレートのタイプ。

  • output_file

    出力ファイルの名前。ファイルが存在しない場合は作成され、すでに存在している場合は上書きされます。(抽出操作が成功していると想定されています。操作が失敗すると、ファイルは作成されません。既存のファイルは変更されません。)

  • encryption_key

    ファイルの内容を暗号化する鍵。同じ鍵がファイルの復号化に使用されます。

この例では、Webアプリケーション・テンプレートmy_templateの変数値とテスト定義を含む、my_template.xmlという名前のファイルを作成します。ファイルの内容は、my_passwordという鍵を使用して暗号化されます。

emcli extract_template_tests
      -templateName=my_template -templateType=website
      -output_file=my_template.xml -encryption_key=my_password

注意:

  • emcliユーザーは、リポジトリ・テンプレートに対してこの操作を実行するオペレータ権限を持っている必要があります。

  • ビーコン関連の情報は、ファイルにエクスポートされません。特に、モニタリング・ビーコンのリストと、ビーコン固有のプロパティまたはしきい値は、エクスポートされません。

  • パスワード変数の値は、エクスポートされません。

5.4.297 failover (deprecated)

プライマリ・データベースからスタンバイ・データベースへのData Guardフェイルオーバーを実行します。

注意:

failoverは非推奨のため、かわりにdg_failoverを使用します。

書式

emcli failover
      -primary_target_name="<primary target name>"
      -primary_target_type="oracle_database|rac_database"
      -standby_target_name="<standby target name>"
      -standby_target_type="oracle_database|rac_database" 
      [-primary_db_creds_name="<primary database credential name>"]	
      [-primary_host_creds_name="<primary database host credential name>"] 
      [-standby_db_creds_name="<standby database credential name>"] 
      [-standby_host_creds_name="<standby database host credential name>"] 
      [-swap_jobs] 
      [-swap_thresholds]  
      [-immediate] 

オプション

  • primary_target_name

    プライマリ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベースのいずれも可能です。

  • primary_target_type

    プライマリ・データベースのターゲット・タイプ。単一インスタンスの場合はoracle_databaseを、クラスタの場合はrac_databaseを指定します。

  • standby_target_name

    スタンバイ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベースのいずれも可能です。

  • standby_target_type

    スタンバイ・データベースのターゲット・タイプ。単一インスタンスの場合はoracle_databaseを、クラスタの場合はrac_databaseを指定します。

  • primary_db_creds_name

    SYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのプライマリ・データベースの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • primary_host_creds_name

    プライマリ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのプライマリ・データベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • standby_db_creds_name

    SYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのスタンバイ・データベースの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • standby_host_creds_name

    スタンバイ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのスタンバイ・データベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • swap_jobs

    転送可能タイプ(バックアップ、RMANスクリプトおよびSQLスクリプト)のプライマリ・データベースまたはスタンバイ・データベースのスケジュール済ジョブが、Enterprise Managerによってファスト・スタート・フェイルオーバーが検出された後、他のデータベースに移動するかどうかを指定します。デフォルトでは有効になりません。

  • swap_thresholds

    Enterprise Managerによってファスト・スタート・フェイルオーバーが検出された後、プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースの間でモニタリング設定がスワップされることを指定します。デフォルトでは有効になりません。

  • immediate

    使用可能なすべてのREDOデータがスタンバイ・データベースに適用されるのを待機しない即時フェイルオーバーを指定します。これは、最も速いフェイルオーバーの方法です。ただし、データが失われる可能性があります。このオプションを指定しない場合、データ損失が最小化される完全フェイルオーバーが実行されます。完全フェイルオーバーを使用することをお薦めします。デフォルトでは有効になりません。

例1

次のコマンドでは、databaseという名前の単一インスタンスのプライマリ・データベースからdatabase1という名前のクラスタ・スタンバイ・データベースに完全フェイルオーバーを実行します。

emcli failover
      -primary_target_name="database"
      -primary_target_type="oracle_database"
      -standby_target_name="database1"
      -standby_target_type="oracle_database"

例2

次のコマンドでは、primaryという名前のクラスタ・プライマリ・データベースからstandbyという名前のクラスタ・スタンバイ・データベースに即時フェイルオーバーを実行します。

emcli failover 
      -primary_target_name="primary"
      -primary_target_type="rac_database"
      -standby_target_name="standby"
      -standby_target_type="rac_database"
      -immediate

5.4.298 fix_compliance_state

すでに削除されたターゲットに関連する古いアソシエーションおよび結果を削除します。

書式

fix_compliance_state

emcli fix_compliance_state

5.4.299 fmw_discovery_prechecks

ホスト構成が収集されているかどうかをチェックします。まだ収集されていない場合、ホストの構成の収集を開始します。

書式

emcli fmw_discovery_prechecks
      -hostnames=<comma separated list of host names>

オプション

  • hostnames

    ホスト名のCSV (カンマ区切り値)リスト。

終了コード

Verb処理が正常終了した場合は0です。

0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、ホスト構成が収集されているかどうかをチェックします。

emcli fmw_discovery_prechecks      -hostnames="host1.domain.com,host2.domain.com"

5.4.300 generate_activity_report

OMSの現在のアクティビティ・レポートを生成します。

書式

emcli generate_activity_report 

5.4.301 generate_discovery_input

このVerbにより、複数のWebLogicドメインをCloud Controlコンソールに追加するプロセスの自動化が促進されます。このVerbは自動検出によりいくつかのWebLogicドメインがすでに検出されているときに実行できます。

このVerbは、自動検出操作によって検出されたターゲットに基づいて自動的に検出入力ファイルを作成します。この検出入力ファイルをdiscover_wls Verbとともに使用して、検出されたドメインを完全に管理されているターゲットとしてプロモートする手順をさらに自動化するために使用できます。その結果、EM CLIでドメインの検出を実行するために検出入力ファイルを作成する必要がなくなります。

書式

emcli generate_discovery_input
        -out_file=<fully_qualified_path_of_output_file>

オプション

  • out_file

    出力ファイルが生成される場所。指定した場所に対する書込み権限をOMSユーザーが持っていることを確認します。このVerbをEM CLIクライアントから起動している場合は、指定した場所に対する読取り権限が自分にあることを確認します。

この例では、出力ファイル/tmp/myFile.csvを作成します。

emcli generate_discovery_input -out_file=/tmp/myFile.csv

5.4.302 generate_downtime_contact

指定したターゲットが停止した場合に通知する受信者の電子メール・アドレスのリストを生成します。

オプションで、Always-On Monitoringで使用される停止時連絡先ターゲット・プロパティにこの電子メール・リストを保存できます。

書式

emcli generate_downtime_contact
     -target_name="<target name>"
     -target_type="<target type>"
     [-set]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • target_name

    ターゲット名。

  • target_type

    ターゲット・タイプ。

  • set (オプション)

    このフラグを使用して、指定したターゲットの停止時連絡先プロパティを自動的に設定します。

例1

次のコマンドでは、タイプがhostのターゲットlocalhost.site.comの停止時電子メール連絡先を取得します。

emcli generate_downtime_contact -target_name="localhost.site.com" -target_type="host"

例2

次のコマンドでは、タイプがhostのターゲットlocalhost.site.comの停止時電子メール連絡先を取得します。このターゲットの停止時連絡先プロパティは、自動的に更新されます。

emcli generate_downtime_contact -target_name="localhost.site.com" -target_type="host" -set

5.4.303 generate_masking_script

指定されたマスキング定義のマスキング・スクリプトを生成します。

書式

emcli generate_masking_script 
      -definition_name=masking_definition_name 
      [-tablespace_name=tablespace_name]
      [-parameters=<name1:value1;name2:value2;...>] 
      [-credential_name=cred_name]
      [-input_file=<parameter_tag:file_path>]
      [-generate_export=Y|N]
      [-generate_mask=Y|N]
      [-script | -format=[name:<pretty|script|csv>]; 
                         [column_separator:column_sep_string]; 
                         [row_separator:row_sep_string];

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • definition_name

    マスキング定義の名前。

  • tablespace_name

    マスキング定義の名前。

  • parameters

    データベース・インスタンスへの接続に必要な資格証明を示す名前と値のペアのリスト。サポートされているパラメータは、db_username、db_passwordおよびdb_roleです。

  • credential_name

    データベース資格証明の名前。db_usernameおよびdb_passwordパラメータが指定されていない場合、このオプションは必須です。

  • input_file

    parametersオプションとともに使用すると、ユーザー名やパスワードなどのパラメータ値を別のファイルで格納できます。タグとローカルのファイル・パス間のマッピングを指定します。タグは、parametersの特定のパラメータ値のかわりに指定します。タグにはコロン(:)とセミコロン(;)は使用できません。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • generate_export

    Oracle Data Pumpを使用して、マスキングされたデータを指定したソース・データベースからエクスポートするためのスクリプトを生成するかどうかを指定します。YまたはNを指定します。

  • generate_mask

    指定した(非本番)データベースでマスキングされたデータを使用して機密データをインプレースで置き換えるためのスクリプトを生成するかどうかを指定します。YまたはNを指定します。

  • script

    これは、-format='name: script'と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format="name:script;column_separator:<column_sep_string>"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • format="name:script;row_separator:<row_sep_string>"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。列はタブ文字で区切られます。

出力

成功またはエラー・メッセージ、および影響レポート(生成されている場合)。

例1

次の例では、mask_hr_dataという名前のマスキング定義のスクリプトを生成します。データベース・パスワードはpwd.txtファイルから読み取られます。

emcli generate_masking_script
      -definition_name=mask_hr_data
      -parameters=PWD_FILE
      -input_file=PWD_FILE:pwd.txt

例2

次の例では、名前付き資格証明DB_NCからデータベース資格証明を読み取り、mask_hr_dataという名前のマスキング定義のスクリプトを生成します。

emcli generate_masking_script
      -definition_name=mask_hr_data
      -credential_name=DB_NC

5.4.304 generate_subset

指定されたサブセット定義とターゲット・データベースを使用してサブセットを生成します。

書式

emcli generate_subset
      -subset_name=<subset_definition_name>
      -target_name=<target_name>      -target_type=<target_type>
      [-in_place_delete]
      [-db_pref_cred_name=<DBCredsNormal | DBCredsSYSDBA>]
      [-db_cred_name=<database_credential_name>]
      [-host_cred_name=<host_credential_name>]
      [-rule_parameters=<rule_parameters>]
      [-subset_directory=<database_directory_object_name>]
      [-custom_directory_path=<custom_directory_path> ]
      [-use_external_directory]
      [-external_directory=<external_directory_object_name>]
      [-export_file_name=<export_file_name>]
      [-max_file_size=<maximum_file_size>]
      [-max_threads=<maximum_number_of_threads>]
      [-compress_dump_file=<compress_dump>]
      [-encrypt_dump_file]
      [-encryption_password=<encryption_password>
      [-confirm_encryption_password=<encryption_password_confirmation>]
      [-seed_flag]
      [-seed_password=<seed_password>]
      [-log_file_name=<log_file_name>]
      [-job_name=<job_name>]
      [-job_description=<job_description>]
      [-is_non_prod_env]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • subset_name

    サブセットを生成する既存のサブセット定義の名前。

  • target_name

    データベース・ターゲット名。

  • target_type

    ターゲットのタイプ。ターゲット・タイプとして指定できる値は、oracle_database、rac_databaseおよびoracle_pdbです。

  • in_place_delete

    サブセット操作を生成するかどうかを決定します。デフォルトの操作では、データをダンプ・ファイルにエクスポートします。指定したターゲットからデータを削除するには、このフラグを設定します。

  • db_pref_cred_name

    Enterprise Managerリポジトリに格納されている優先資格証明の名前。db_pref_cred_nameまたはdb_cred_nameのいずれかに値を指定する必要があります。このオプションに対する有効な値は次のとおりです。

    • DBCredsNormal - oracle_databaseターゲット用のデフォルトの標準資格証明セット。

    • DBCredsSYSDBA - oracle_databaseターゲット用のSYSDBA資格証明セット。

  • db_cred_name

    選択したターゲット・データベースに接続するための、Enterprise Managerリポジトリに格納されている既存の資格証明の名前。

  • host_cred_name

    ターゲット・ホストにアクセスするための、Enterprise Managerリポジトリに格納されている既存のホスト資格証明の名前。値を指定しないと、このターゲットに設定された優先ホスト資格証明が、ターゲット・ホストへのアクセスに使用されます。

  • rule_parameters

    値をルール・パラメータ名にマップします。いずれかのルール・パラメータの値がない場合、このオプションの値を指定する必要があります。また、このオプションを使用して、指定された値を上書きすることもできます。

    たとえば、次のようにします。

    -rule_parameters="department_id_param:80;order_id_param:2400"
    
  • subset_directory

    ダンプ・ファイルとログ・ファイルを保存するディレクトリの場所のオブジェクト名。たとえば、次のようにします。

    DATA_PUMP_DIR
    
  • custom_directory_path

    ダンプ・ファイルとログ・ファイルを保存する、ターゲット・ホスト上のユーザー指定ディレクトリの場所。subset_directoryまたはcustom_directory_pathのいずれかに値を指定する必要があります。たとえば、次のようにします。

    /scratch/user/subset_dir
    
  • use_external_directory

    高速エクスポート・ダンプのために外部ディレクトリ(クラスタ化/共有ファイル・システムまたはASM)を有効化します。このオプションを設定する場合は、external_directoryの値を指定する必要があります。

  • external_directory

    高速エクスポート・ダンプのための外部ディレクトリ(クラスタ化/共有ファイル・システムまたはASM)。たとえば、次のようにします。

    DATA_PUMP_DIR
    
  • export_file_name

    ダンプ・ファイルを保存するファイル名。値を指定しない場合はデフォルト値のEXPDAT%U.DMPになります。ファイル名に%Uを使用して、一連のダンプ・ファイルをワイルドカードによって指定できます。

  • max_file_size

    最大ファイル・サイズ(MB)。値を指定しない場合はデフォルト値の100になります。

  • max_threads

    エクスポート操作で作成されるスレッドの最大数。値を指定しない場合はデフォルト値の1になります。

  • compress_dump_file

    エクスポート操作中のデータ圧縮を有効にします。

  • encrypt_dump_file

    エクスポート操作中のデータ暗号化を有効にします。

  • encryption_password

    エクスポート操作中にデータを暗号化するパスワードの鍵。encrypt_dump_fileを設定したが、このオプションの値を指定しないと、暗号化パスワードを指定するように求められます。セキュアな操作のためには、パスワードをスクリプトに含めずに、プロンプトに対して指定することをお薦めします。

  • confirm_encryption_password

    このオプションの値は、encryption_passwordと同じにする必要があります。encrypt_dump_fileを設定したが、このオプションの値を指定しないと、暗号化パスワードの確認を入力するように求められます。セキュアな操作のためには、パスワードをスクリプトに含めずに、プロンプトに対して指定することをお薦めします。

  • seed_flag

    サブセット定義に1つ以上のマスキング定義が含まれ、マスキング定義のいずれかに置換フォーマットまたは暗号化フォーマットが含まれることを指定します。

  • seed_password

    サブセット定義に1つ以上のマスキング定義が含まれ、マスキング定義のいずれかに置換フォーマットまたは暗号化フォーマットが含まれる場合に使用されるシード文字列。seed_flagを設定したが、このオプションの値を指定しないと、シード・パスワードを指定するように求められます。シードには任意のテキスト文字列を使用できます。セキュアな操作のためには、パスワードをスクリプトに含めずに、プロンプトに対して指定することをお薦めします。

  • log_file_name

    ログ・ファイルを保存するファイル名。デフォルト値はEXPDAT.LOGです。

  • is_non_prod_env

    指定したデータベースが本番データベースではないという確認。in_place_deleteオプションが設定されている場合、このオプションは必須です。

  • job_name

    サブセット・ジョブ名を生成します。

  • job_description

    ジョブの説明。

出力

成功またはエラー・メッセージ、およびジョブ名(該当する場合)。

例1

この例では、ルール・パラメータを使用してデータをダンプ・ファイルにエクスポートします。

emcli generate_subset 
      -subset_name=hr_subset 
      -target_name=sample_database  
      -target_type=oracle_database 
      -export_file_name=EXPDAT.DMP 
      -db_cred_name=db_cred 
      -host_cred_name=host_cred  
      -subset_directory=DATA_PUMP_DIR 
      -rule_parameters="department_id:80;order_id:2400"

例2

この例では、暗号化を有効にしてデータをダンプ・ファイルにエクスポートします。encryption_passwordとconfirm_encryption_passwordの入力を求められます。

emcli generate_subset 
      -subset_name=hr_subset 
      -target_name=sample_database 
      -encryption_password  
      -target_type=oracle_database 
      -export_file_name=EXPDAT.DMP 
      -db_cred_name=db_cred 
      -host_cred_name=host_cred  
      -subset_directory=DATA_PUMP_DIR

5.4.305 generate_ui_trace_report

レンダリング速度が遅いページを特定できるユーザー・インタフェース・ページのパフォーマンス・トレース・レポートを生成します。

書式

標準モード

emcli generate_ui_trace_report     [-user_name="user_name"]     [-start_time="start_time"]     [-duration="duration"]

インタラクティブまたはスクリプト・モード

generate_ui_trace_report(     [user_name="user_name"]     [,start_time="start_time"]     [,duration="duration"]     )

[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • user_name

    ページ・パフォーマンス・トレース・レポートを生成するユーザーの名前。デフォルトは、現在ログインしているユーザーです。

  • start_time

    ページ・パフォーマンス・トレース・レポートを生成する必要がある開始時刻(mm:dd:yy形式)。デフォルトは現在時刻の1時間前です。

  • duration

    ページ・パフォーマンス・トレース・レポートを生成する必要がある期間(hh:mm形式)。デフォルトは1時間です。

次の例では、過去6時間のUIページ・パフォーマンス・トレース・レポートを生成してダウンロードします。

emcli generate_ui_trace_report -duration 06:00

5.4.306 get_accesspoints

指定したサーバー・ターゲットのすべてのアクセス・ポイント・ターゲットとその現在のステータスを取得します。指定したサーバー・ターゲットのすべてのアクセス・ポイント・ターゲットとその現在のステータスを取得します。

書式

emcli get_accesspoints
      -name="<server target name>"
      -type="<server target type>"
     [-noheader]
     [-limit_rows="<Maximum number of targets to be retrieved>"]

[ ] indicates that the parameter is optional.

オプション

  • name

    サーバー・ターゲットの名前。

  • type

    サーバー・ターゲットのタイプ。

  • noheader

    列見出しのない表形式の出力を表示します。

  • limit_rows

    取得するターゲットの最大数。指定しない場合はデフォルトの2000行になります。

次の例では、サーバー・ターゲットserver_name:server_typeの最初の10個のアクセス・ポイントとその現在のステータスをヘッダーなしの表出力でリストします。結果は、ターゲット・タイプとターゲット名によって順序付けられます。

emcli get_accesspoints
     -name="server_name"
     -type="server_type"
     -noheader
     -limit_rows="10      

5.4.307 get_add_host_status

ホスト追加セッションの最新のステータスが表示されます。

書式

emcli get_add_host_status
      -session_name="Session name"
      [-details]
      [-show_only_failed_hosts]
      [-host_name="Host name"]
      [-noheader]
      [-script | -format=
                 [name:<pretty|script|csv>];
                 [column_separator:"column_sep_string"];
                 [row_separator:"row_sep_string"];
        ]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • session_name

    ステータスを表示するセッションの名前。

  • details

    指定したセッションに関する追加情報を表示します。

  • show_only_failed_hosts

    ホスト追加操作が失敗したホストのみを表示します。

  • host_name

    指定したホストの詳細を表示します。

  • noheader

    列見出しのない表形式の出力を表示します。

  • script

    これは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

出力列

ホスト、プラットフォーム名、初期化、リモート前提条件、エージェント・デプロイメント、エラー

例1

この例は、セッション「ADD_HOST_SYSMAN_Jun_6_2013_11:26:43_PM_PDT」におけるホスト「example.com」の詳細ステータスを示します。

emcli get_add_host_status -session_name=ADD_HOST_SYSMAN_Jun_6_2013_11:26:43_PM_PDT -host_name=example.com

例2

この例は、セッション「ADD_HOST_SYSMAN_Jun_6_2013_11:26:43_PM_PDT」で失敗したホストのみを表示します。

emcli get_add_host_status -session_name=ADD_HOST_SYSMAN_Jun_6_2013_11:26:43_PM_PDT -show_only_failed_hosts

5.4.308 get_agent_properties

管理エージェントのプロパティを表示します。管理エージェントの表示権限がある場合に、このコマンドを使用できます。

書式

emcli get_agent_properties      -agent_name="<agent_target_name>"      [-all]      [-format="<format_name>"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • agent_name

    管理エージェント・ターゲットの名前。

  • all

    すべての管理エージェント・プロパティを表示します。デフォルトでは、基本プロパティのみが表示されます。

  • format

    管理エージェント・プロパティを表示するための書式。有効な値は、pretty、scriptおよびcsvです。デフォルトでは、値はpretty書式で表示されます。

この例では、すべての管理エージェント・プロパティをCSV形式で表示します。

 emcli get_agent_properties -agent_name=agent.example.com:11850         -all         -format=csv

5.4.309 get_agent_property

特定の管理エージェント・プロパティの値を表示します。管理エージェントの表示権限がある場合に、このコマンドを使用できます。

書式

emcli get_agent_property      -agent_name=<agent_target_name>      -name=<agent_property_name>

オプション

  • agent_name

    管理エージェント・ターゲットの名前。

  • name

    管理エージェント・プロパティの名前。

この例では、emd.propertiesに含まれるUploadIntervalプロパティの現在の値を表示します。

emcli get_agent_property -agent_name=agent.example.com:11850
         -name=UploadInterval

5.4.310 get_agent_unsubscribe_status

サブスクライブ解除された管理エージェントのステータスを表示します。

書式

emcli get_agent_unsubscribe_status
      -version_name | -op_name
      [-agent="agent_name_pattern"]
      [-severity="ERROR|WARNING"]
      [-severity_id="severity_id"]
      [-status="PendingUpdateInprogress|
Updatable|NotUpdatable|NotExecuted|Success|Inprogress|Failed"]

[ ] indicates that the parameter is optional.

パラメータ

  • version_name

    サブスクライブ解除された管理エージェント・ゴールド・イメージのバージョン名。

  • op_name

    サブスクライブ解除された管理エージェント・ゴールド・イメージの操作名。

  • agent

    サブスクライブ解除された管理エージェント・ゴールド・イメージのエージェント名。

  • severity

    サブスクライブ解除された管理エージェント・ゴールド・イメージの重大度ステータス。

  • severity_id

    サブスクライブ解除された管理エージェント・ゴールド・イメージの重大度ID。

    注意:

    -op_nameパラメータまたは-version_nameパラメータを指定する必要があります。-severityまたは-severity_idを指定した場合は、-version_nameまたは-statusは指定しないでください。

  • status

    サブスクライブ解除された管理エージェント・ゴールド・イメージのステータス。

例1

次の例では、管理エージェントxyz.domain.com:1243の管理エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_POD_JUNEに対して発行されたサブスクライブ解除操作の詳細を表示します。

emcli get_agent_unsubscribe_status
      -version_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE"
      -agent="xyz.domain.com:1243" 

例2

次の例では、ステータスがFailedの管理エージェントxyz.domain.com:1243についてサブスクライブ解除操作UNSUBSCRIBE_JOB123の詳細が表示されます。

emcli get_agent_unsubscribe_status 
      -op_name="UNSUBSCRIBE_JOB123"
      -status="Failed" -agent="xyz.domain.com:1243"

5.4.311 get_agent_update_status

管理エージェントの更新結果を表示します。

書式

emcli get_agent_update_status 
      -version_name | -op_name
      [-agent="agent_name_pattern"]
      [-severity="ERROR|WARNING"] 
      [-severity_id="severity_id"] 
      [-status="PendingUpdateInprogress|Updatable|NotUpdatable|NotExecuted|Success
       |Inprogress|Failed"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • version_name

    指定した管理エージェント・ゴールド・イメージ・バージョン名に対して発行された更新操作の詳細を表示します。

  • op_name

    指定した更新操作の詳細が表示されます。

  • agent

    更新操作の詳細を表示する管理エージェントの名前パターン。

  • status

    更新操作の詳細を表示するステータス。

  • severity

    更新操作の詳細を表示する重大度レベル。

  • severity_id

    更新操作の詳細を表示する重大度ID。

注意:

-op_nameパラメータまたは-version_nameパラメータを指定する必要があります。-severityまたは-severity_idを指定した場合は、-version_nameまたは-statusは指定しないでください。

例1

次の例では、重大度がWARNINGで、重大度IDがROOT_RUN_CHECKである更新操作UPDATE_JOB123の管理エージェントを表示します。

emcli get_agent_update_status 
      -op_name="UPDATE_JOB123"
      -severity="WARNING"
      -severity_id="ROOT_RUN_CHECK"
      -op_name="UPDATE_JOB123"

例2

次の例では、重大度がWARNINGに、重大度IDがROOT_RUN_CHECKに設定されている管理エージェントxyz.domain.com:1243の更新操作UPDATE_JOB123の詳細を表示します。

emcli get_agent_update_status 
      -op_name="UPDATE_JOB123"
      -severity="WARNING"
      -severity_id="ROOT_RUN_CHECK"
      -agent="xyz.domain.com:1243"

5.4.312 get_agent_upgrade_status

エージェントのアップグレード結果を表示します。

書式

emcli get_agent_upgrade_status
      [-agent]
      [-job_name]
      [-status]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • agent

    指定のエージェント名、またはカンマで区切られたエージェント名のパターンについて、アップグレード・ジョブの詳細を表示します。

  • job_name

    指定のジョブ名について、アップグレード・ジョブの詳細を表示します。

  • status

    指定のステータスについて、アップグレード・ジョブの詳細を表示します。

パラメータの順列と組合せについては、次のとおりです。

パラメータなし — 各ジョブについて、<JOB NAME, JOB STATUS, NUMBER OF AGENTS IN THE JOB, JOB START TIME, JOB END TIME>を表示します。

-job_nameのみ — ジョブ名を-job_nameパラメータで渡した各ジョブのエージェントについて、<AGENT_NAME, UPGRADE STATUS OF AGENT, UPGRADE START TIME, UPGRADE END TIME>を表示します。

-agentのみ — エージェントが存在し、そのエージェント名が-agentパラメータで渡されたジョブについて、<JOB NAME, UPGRADE STATUS OF AGENT IN THE JOB, UPGRADE START TIME, UPGRADE END TIME>を表示します。

-agentおよび-statusのみ — エージェントおよびエージェントのアップグレード・ステータスを-agentと-statusで渡した各ジョブについて、<JOB NAME, UPGRADE START TIME, UPGRADE END TIME>を表示します。

-job_nameおよび-agentのみ — -job_nameおよび-agentパラメータで渡したエージェントのジョブの各ステップについて、<JOB STEP NAME, JOB STEP STATUS, JOB STEP START TIME, JOB STEP END TIME>を表示します。

-job_nameおよび-statusのみ — エージェントのアップグレード・ステータスが-job_nameと-statusでそれぞれ渡されたジョブの各エージェントについて、<AGENT_NAME, UPGRADE START TIME, UPGRADE END TIME>を表示します。

-job_name、-agentおよび-status — ステップのステータスが-job_name、-agentおよび-statusでそれぞれ渡されたエージェントのジョブの各ステップについて、<JOB STEP NAME, JOB STEP START TIME, JOB STEP END TIME>を表示します。

-statusのみ — ジョブのステータスが-statusパラメータで渡された各ジョブについて、<JOB NAME, NUMBER OF AGENTS IN THE JOB, JOB START TIME, JOB END TIME>を表示します。

例1

この例は、エージェントxyz.domain.com:1243のエージェント・アップグレード・ジョブの詳細を示します。

emcli get_agent_upgrade_status -agent="xyz.domain.com:1243"

例2

この例は、ジョブUPGRADE_JOB123のエージェント・アップグレード・ジョブの詳細を示します。

emcli get_agent_upgrade_status  -job_name="UPGRADE_JOB123"

5.4.313 get_agentimage

入力として指定された特定のプラットフォームとバージョンの管理エージェント・イメージを取得します。

書式

emcli get_agentimage
   -destination=<download_directory> 
   -platform="<platform>"
   [-version=<version>]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • destination

    管理エージェント・ソフトウェアをダウンロードするディレクトリ。この場所への書込み権限を持っていることを確認します。

    宛先ディレクトリの名前に2つ以上の用語が空白で区切られている場合は、二重引用符でディレクトリ名を囲んでください。たとえば、宛先ディレクトリの名前が/tmp/linuxagentimageの場合、-destination="/tmp/linuxagentimage"のように値を入力します。

  • platform

    ソフトウェアをダウンロードするプラットフォーム。ソフトウェアをOMSホストで使用できるプラットフォームのいずれかと一致する必要があります。これを特定するには、emcli get_supported_platformsコマンドを使用します。

  • version

    ダウンロードする管理エージェント・ソフトウェアのバージョン。これを指定しない場合、デフォルトのOMSバージョンが使用されます。

emcli get_agentimage -destination=/tmp/agtImage -platform=Linux x86 -version=12.1.0.1.0

5.4.314 get_agentimage_rpm

入力として指定されたLinuxプラットフォームとバージョンの管理エージェント・イメージを取得し、イメージをrpmとして変換します。

書式

emcli get_agentimage_rpm
   -destination=<download_directory> 
   -platform=<platform>
   [-version=<version>]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • destination

    .rpmファイルをダウンロードするディレクトリ。この場所への書込み権限を持っていることを確認します。

    宛先ディレクトリの名前に2つ以上の用語が空白で区切られている場合は、二重引用符でディレクトリ名を囲んでください。たとえば、宛先ディレクトリの名前が/tmp/linuxagentimageの場合、-destination="/tmp/linuxagentimage"のように値を入力します。

  • platform

    .rpmファイルをダウンロードするプラットフォーム。ソフトウェアをOMSホストで使用できるプラットフォームのいずれかと一致する必要があります。これを特定するには、emcli get_supported_platformsコマンドを使用します。

  • version

    .rpmファイルをダウンロードする管理エージェントのバージョン。これを指定しない場合、デフォルトのOMSバージョンが使用されます。

emcli get_agentimage_rpm -destination=/tmp -platform=Linux x86 -version=12.1.0.1.0

5.4.315 get_aggregate_service_info

集約サービス・インスタンスのタイムゾーンおよび可用性評価関数情報を取得します。

書式

emcli get_aggregate_service_info
      -name=<name>
      -type=<type>
      [-noheader]
      [-script|-format=
               [name:<pretty|script|csv>];
               [column_separator:<sep_string>];
               [row_separator:<row_sep_string>]
      ]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    集約サービス名。

  • type

    集約サービス・タイプ。

  • noheader

    列見出しのない表形式の情報を表示します。

  • script

    これは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

 emcli get_aggregate_service_info -name=My_Name
      -type=aggregate_service

5.4.316 get_aggregate_service_members

集約サービス・インスタンスのサブサービスを取得します。

書式

emcli get_aggregate_service_members
      -name=<name>
      -type=<type>
      [-noheader]
      [-script|-format=
                      [name:<pretty|script|csv>];
                      [column_separator:<sep_string>];
                      [row_separator:<row_sep_string>]
      ]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    集約サービス名。

  • type

    集約サービス・タイプ。

  • noheader

    列見出しのない表形式の情報を表示します。

  • script

    これは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

emcli get_aggregate_service_members -name=My_Name
      -type=aggregate_service

5.4.317 get_best_implementer

サーバー/MAPターゲットのベスト・インプリメンタを取得します。

書式

emcli get_best_implementer
      -name="<server target name>"
      -type="<server target type>"
      [-cap_name="<capability name>"]
      [-cap_type="<capability type>"]

[ ] indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • name

    サーバー・ターゲットの名前。

  • type

    サーバー・ターゲットのタイプ。

  • cap_name

    指定すると、その機能のみを対象とするベスト・インプリメンタが返されます(オプション)。

  • cap_type

    指定すると、指定した機能タイプのベスト・インプリメンタが返されます。cap_type=1はCOLLECTIONに対応し、cap_type=2はACTIONに対応します

次の例では、タイプCOLLECTIONの機能capability_nameのベスト・インプリメンタをリストします。

emcli get_best_implementer
      -name="server_name"
      -type="server_type"
      -cap_name="capability_name"
      -cap_type="1"

5.4.318 get_blackout_details

指定されたブラックアウトの詳細情報を取得します。

書式

emcli get_blackout_details
      -name=<name>
      [-createdby=<blackout_creator>]
      [-noheader]
      [-script | -format=
                 [name:<pretty|script|csv>];
                 [column_separator:<column_sep_string>];
                 [row_separator:<row_sep_string>];
      ]
[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    ブラックアウトの名前。

  • createdby

    ブラックアウトを作成したEnterprise Managerユーザー。デフォルトは現行ユーザーです。emctlを使用して作成されたブラックアウトの詳細を表示するには、-createdby="<SYSTEM>"を使用します。

  • noheader

    列見出しのない表形式の情報を表示します。

  • script

    これは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format="name:script;column_separator:<column_sep_string>"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • format="name:script;row_separator:<row_sep_string>"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。列はタブ文字で区切られます。

出力列

ステータス、ステータスID、ジョブ実行、次回開始、期間、理由、頻度、繰返し、日、月、開始時間、終了時間、タイムゾーン・リージョン、タイムゾーン・オフセット

例1

この例では、現行ユーザーによって作成されたブラックアウトblackout1の詳細な情報を表示します。

emcli get_blackout_details -name=blackout1

例2

この例では、ユーザーjoeによって作成されたブラックアウトblackout1の詳細な情報を表示します。

emcli get_blackout_details -name=blackout1 -createdby=joe

5.4.319 get_blackout_reasons

すべてのブラックアウト理由を1行に1つずつ表示します。

書式

emcli get_blackout_reasons

この例では、すべてのブラックアウト理由を1行に1つずつ表示します。

emcli get_blackout_reasons

5.4.320 get_blackout_targets

指定されたブラックアウトのターゲットをリストします。

書式

emcli get_blackout_targets
      -name=<name>
      [-createdby=<blackout_creator>]
      [-noheader]
      [-script | -format=
                 [name:<pretty|script|csv>];
                 [column_separator:<column_sep_string>];
                 [row_separator:<row_sep_string>];
      ]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    ブラックアウトの名前。

  • createdby

    ブラックアウトを作成したEnterprise Managerユーザー。デフォルトは現行ユーザーです。emctlを使用して作成されたブラックアウトの詳細をリストするには、-createdby="<SYSTEM>"を使用します。

  • noheader

    列見出しのない表形式の情報を表示します。

  • script

    これは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format="name:script;column_separator:<column_sep_string>"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • format="name:script;row_separator:<row_sep_string>"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。列はタブ文字で区切られます。

出力列

ターゲット名、ターゲット・タイプ、ステータス、ステータスID

例1

この例では、現行ユーザーが作成したブラックアウトblackout1のターゲットをリストします。

emcli get_blackout_targets -name=blackout1

例2

この例では、ユーザーjoeが作成したブラックアウトblackout1のターゲットをリストします。

emcli get_blackout_targets -name=blackout1 -createdby=joe

5.4.321 get_blackouts

すべてのブラックアウト、または指定したターゲットあるいは1つ以上のホストのブラックアウトをリストします。ユーザーが表示権限を持つブラックアウトのみリストされます。

書式

emcli get_blackouts
      [-target=<name1:type1> | -hostnames=<host1;host2;...>]
      [-noheader]
      [-script | -format=
                        [name:<pretty|script|csv>];
                        [column_separator:<column_sep_string>];
                        [row_separator:<row_sep_string>];
      ]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target

    このターゲットのブラックアウトをリストします。このオプションも-hostnamesオプションも指定されていない場合、ユーザーが表示権限を持つすべてのブラックアウトがリストされます。

  • hostnames

    指定されたホストの1つにターゲットを持つブラックアウトをリストします。ホスト名は、ホスト・ターゲットのターゲット名の部分です。たとえば、host.example.com:hostではなくhost.example.comと指定します。このオプションも-targetオプションも指定されていない場合、ユーザーが表示権限を持つすべてのブラックアウトがリストされます。

  • noheader

    列見出しのない表形式の情報を表示します。

  • script

    これは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format="name:script;column_separator:<column_sep_string>"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • format="name:script;row_separator:<row_sep_string>"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。列はタブ文字で区切られます。

出力列

名前、作成者、ステータス、ステータスID、次回開始、期間、理由、頻度、繰返し、開始時間、終了時間、前回終了時間、タイムゾーン・リージョン、タイムゾーン・オフセット

例1

この例では、ホストmyhost.example.comの一部のターゲットを対象とするすべてのブラックアウトを表示します。

emcli get_blackouts -hostnames=myhost.example.com

例2

この例では、ホストmyhost.example.comまたはホストyourhost.example.comの一部のターゲットを対象とするすべてのブラックアウトを表示します。

emcli get_blackouts -hostnames=myhost.example.com
-hostnames=yourhost.example.com

5.4.322 get_ca_info

Cloud Controlがインストールされてから作成されたすべての認証局(CA)についての情報を表示します。-detailsオプションを指定した場合、証明書がCAによって発行されている管理エージェントの名前も表示します。次の情報はCloud Controlリポジトリから取得されます。

  • Cloud Controlリポジトリ内の認証局(CA)の一意の識別子

  • CAの説明

  • CAの作成日

  • CAの有効期限

  • このCAに登録された管理エージェントの数

  • CAに登録されていないセキュアな管理エージェントの数

書式

emcli get_ca_info
        [-ca_id=<id1;id2;...>]
        [-details]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • ca_id

    認証局IDを指定します。

  • details

    各認証局について、この認証局によって証明書が発行されている管理エージェントの名前のリストを表示します。

この例では、IDが2として指定されたCAの出力を表示します。

    emcli get_ca_info -ca_id=2
 
     Info about CA with ID: 2
     CA is configured
     DN: EMAILADDRESS=Enterprise.Manager@myomshost.mycompany.com,
     CN=myomshost.mycompany.com, OU=EnterpriseManager on myomshost.mycompany.com,
     O=EnterpriseManager on myomshost.mycompany.com, L=EnterpriseManager on   
     myomshost.mycompany.com1, ST=CA, C=US, DC=com
     Serial# : 87539237298512593900
     Valid From: Mon Oct 25 17:01:15 UTC 2011
     Valid Till: Thu Oct 22 17:01:12 UTC 2020
     Number of Agents registered with CA ID 2 is 1
 
     Number of Agents to be re-secured, as OMS is secured using force_newca  
        : 1

最終行のforce_newcaオプションについては、新しい証明書がIDを2として作成されたことを示しています。2つの管理エージェントは、この新しい証明書に登録するために再保護されています。myomshost.mycompany.comで実行中のOMSは、新しく作成された証明書に登録するために再保護されています。新しい証明書に登録するために保護する必要のある管理エージェントがあります。管理エージェント名を取得するには、次の例で示すように、コマンドemcli get_ca_info -ca_id=2 -detailsを実行する必要があります。

この例では、ID 2のCAに登録された管理エージェントの名前を表示します。

emcli get_ca_info -ca_id=2 -details
 
     Info about CA with ID: 2
     CA is configured
     DN: EMAILADDRESS=Enterprise.Manager@myomshost.mycompany.com,   
      CN=myomshost.mycompany.com, OU=EnterpriseManager on myomshost.mycompany.com,  
      O=EnterpriseManager on myomshost.mycompany.com, L=EnterpriseManager on  
      myomshost.mycompany.com2, ST=CA, C=US, DC=com
     Serial# : 87539237298512593900
     Valid From: Mon Oct 25 17:01:15 UTC 2011
     Valid Till: Thu Oct 22 17:01:12 UTC 2020
     Number of Agents registered with CA ID 2 is 1
     usagent1.mycompany.com:20872
 
     Following Agents needs to be re-secured, as OMS is secured using force_newca    
     :

     ukagent1.mycompany.com:1830

5.4.323 get_cloud_service_instances

クラウド・サービス・インスタンスのリストを取得します。どのオプションも指定しないと、すべてのインスタンスが出力されます。

書式

emcli get_cloud_service_instances
      [-user="username"]
      [-family="family"]
      [-type="service type"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • user

    サービス・インスタンスをフィルタするために使用するユーザーの名前を指定します。

  • family

    サービス・インスタンスをフィルタするために使用するサービス・ファミリの名前を指定します。

  • type

    サービス・インスタンスをフィルタするために使用するサービスのタイプを指定します。

例1

この例では、指定されたサービス・ファミリ(family1)に属するすべてのクラウド・インスタンスを表示します。

emcli get_cloud_service_instances -family="family1"

例2

この例では、指定されたサービス・タイプ(type1)に属するすべてのクラウド・インスタンスを表示します。

emcli get_cloud_service_instances -type="type1"

5.4.324 get_cloud_service_requests

クラウド・サービス・リクエストのリストを取得します。どのオプションも指定しないと、すべてのリクエストが出力されます。複数のオプションを同時に使用することはできません。

書式

emcli get_cloud_service_requests
      [-user="username"]
      [-family="family"]
      [-ids="id1;id2..."]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • user

    サービス・インスタンスをフィルタするために使用するユーザーの名前を指定します。

  • family

    サービス・インスタンスをフィルタするために使用するサービス・ファミリの名前を指定します。

  • ids

    クラウド・リクエストをフィルタするために使用するリクエストIDのリストを指定します。各IDはセミコロン(;)で区切ってください。

例1

この例では、指定されたサービス・ファミリ(family1)に属するすべてのクラウド・サービス・リクエストを表示します。

emcli get_cloud_service_requests -family="family1"

例2

この例では、特定のリクエストID (1および2)のすべてのクラウド・サービス・リクエストを表示します。

emcli get_cloud_service_requests -ids="1;2"

5.4.325 get_cloud_user_objects

クラウド・ユーザー・オブジェクト、クラウド・サービス・インスタンスおよびクラウド・サービス・リクエストのリストを取得します。-userオプションを指定しないと、すべてのオブジェクトが出力されます。

書式

emcli get_cloud_user_objects
      [-user="username"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • user

    ユーザー・オブジェクトをフィルタリングするために使用するユーザーの名前。

例1

この例では、すべてのクラウド・ユーザー・オブジェクト、クラウド・サービス・インスタンス、クラウド・サービス・リクエストおよびその他のオブジェクトを表示します。

emcli get_cloud_user_objects

例2

この例では、指定されたユーザー(user1)のすべてのクラウド・ユーザー・オブジェクト、クラウド・サービス・インスタンス、クラウド・サービス・リクエストおよびその他のオブジェクトを表示します。

emcli get_cloud_user_objects -user="user1"

5.4.326 get_compliance_rule_ca

(オプションでターゲット・タイプでフィルタされた)指定したルール内部名に対する修正処理識別子を返します。

書式

emcli get_compliance_rule_ca 
     -rule_iname="<rule internal name>" 
     [-target_type="<target_type>"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • rule_iname

    コンプライアンス標準ルールの内部名。ルール内部名は、MGMT$CS_RULE_ATTRSビューで参照できます。

  • target_type

    ターゲット・タイプ。このオプションを使用して、ターゲットの指定したタイプに検索を制限します。

次の例では、myruleコンプライアンス標準ルールの修正処理識別子を取得します。

emcli get_compliance_rule_ca 
      -rule_iname="myrule"

5.4.327 get_compliance_rule_violation_event

参照元の様々な標準全体にわたり指定したルールおよびターゲットのルート標準、実行時識別子、ルート・ターゲット、ターゲット、イベント・インスタンスID、およびコンテキスト情報(オプション)の一意の識別子のリストを返します。

書式

emcli get_compliance_rule_violation_event  
      -rule_iname="<rule_internal_name>" 
      -target_type="<target_type>" 
      -target_name="<target_name>"
      [-attrs="<attribute_list>"] 
              root_cs_guid
              rqs_guid
              root_target_guid
              target_guid
              event_instance_id
      [-separator="<separator>"]
      [-show_context]
              column_name
              column_type=<N | S>
              column_value
 
[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • rule_iname

    コンプライアンス標準ルールの内部名。ルール内部名は、MGMT$CS_RULE_ATTRSビューで参照できます。

  • target_type

    コンプライアンス標準ルールに関連付けられているターゲット・タイプ。

  • target_name

    ターゲットの名前。

  • attrs

    属性のリスト。属性を指定しない場合、次の順序ですべての属性が返されます。

    • root_cs_guid: ルールが関連付けられているルート標準の一意の識別子。

    • rqs_guid: ルート標準で参照されるルールの一意の実行時識別子。

    • root_target_guid: ルート・ターゲットの一意の識別子。

    • target_guid: ターゲットの一意の識別子。

    • event_instance_id: event_instanceの一意の識別子。

  • separator

    列エントリ間で使用されるセパレータ。セパレータを指定しない場合、カンマ「,」が使用されます。

  • show_context

    show_contextを指定しない場合、コンテキストは返されません。show_contextを指定すると、次の順序で次の属性が返されます。

    • column_name: 違反イベントのコンテキスト属性名。

    • column_value: 違反イベントのコンテキスト属性値。

    • column_type: 違反イベントのコンテキスト属性タイプ(数値の場合はN、文字列の場合はS)。

emcli get_compliance_rule_violation_event 
      -rule_iname="myrule" 
      -target_type="host" 
      -target_name="my_machine" 
      -attrs="root_cs_guid,root_target_guid" 
      -show_context

If myrule is associated to the specified target through M root_targets, the output appears as:std_guid,root_tgt1_guid,[column_name1,column_value11,column_type1],[column_name2,...],...[column_nameN,...]std_guid,root_tgt2_guid,[column_name1,column_value1M,column_type1],[column_name2,...],...[column_nameN,...]

5.4.328 get_config_history_searches

すべての保存済の履歴構成検索を取得します。

書式

emcli get_config_history_searches  
      [-target_type="<target_type>"] 
      [-owner="<user>"]
      [-no_header]

オプション

  • target_type

    構成検索が作成されているターゲット・タイプ。デフォルトは内部名です。完全な値または%を使用したパターン・マッチを指定できます。

  • owner

    構成履歴検索を作成したユーザーの名前またはID。

  • format

    書式を指定します。指定できる値は次のとおりです。

    • format="name:pretty" - 読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script" - デフォルトの列セパレータをタブに設定し、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。

    • format="name:csv" - 列セパレータをカンマに設定し、行セパレータを改行に設定します。

    デフォルトはformat="name:pretty"です。

  • noheader

    列見出しのない表形式の出力を表示します。

例1

次のコマンドでは、名前にdataというパターンが含まれているターゲット・タイプに作成されたすべての構成検索を表示します。

emcli get_config_history_searches 
      -target_type="%data%"

例2

次の例では、ユーザー名Test Adminによってターゲット・タイプOracle Databaseに作成されたすべての履歴検索を表示します

emcli get_config_history_searches 
      -target_type="oracle_database"
      -owner="Test Admin"

5.4.329 get_config_onetimecomparisons

リポジトリから1回かぎりの比較をすべて取得します。

書式

emcli get_config_onetimecomparisons  
      [-name="<comparison_name>"] 
      [-template_name="<template_name>"] 
      [-ref_target_name="<target_name>"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • name

    保存された1回かぎりの比較の名前。

  • template_name

    保存された1回かぎりの比較のテンプレート名。

  • ref_target_name

    保存された1回かぎりの比較の参照ターゲット名。

例1

次の例では、default templateというテンプレート名で保存されている1回かぎりの比較をリポジトリからすべて取得します。

emcli get_config_onetimecomparisons 
      -template_name="default template"

例2

次の例では、host.comという参照ターゲット名で保存されている1回かぎりの比較をリポジトリからすべて取得します。

emcli get_config_onetimecomparisons 
      -ref_target_name="host.com"

5.4.330 get_config_searches

保存された構成検索に関する情報を表示します。

書式

emcli get_config_searches
      [-target_type="<name_or_pattern>"] 
      [-search_created_using="<sql or modeler> "] 
      [-system_defined="<yes or no>"] 
      [-format="name:<format_option>"] 
      [-noheader] 
     
[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • target_type

    構成検索の基礎となるターゲット・タイプと一致する文字列。内部ターゲット・タイプ名を使用します。名前全体を指定するか、%をワイルドカードとして使用してパターン・マッチを指定します。

  • search_created_using

    この検索を作成するために使用したのはモデラーか、SQLスクリプトか、またはすべてかを示します。そのため、値はmodeler、sqlまたはAllのいずれかにする必要があります。デフォルトはAllです。

  • system_defined

    この検索を定義したのはシステムか、ユーザーか、またはすべてかを示します。そのため、値はyesまたはnoのいずれかにする必要があります。デフォルトはAllです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータ文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

      format="name:script;column_separator:<column_sep_string>"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • format="name:script;column_separator:<column_sep_string>"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • format="name:script;row_separator:<row_sep_string>"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。列はタブ文字で区切られます。

  • noheader

    列見出しのない表形式の出力を表示します。

例1

次の例では、SQLを使用して作成された検索で、名前にdataというパターンが含まれているターゲット・タイプに作成されたすべての構成検索を表示します。

emcli get_config_searches 
      -target_type="%data%" 
      -search_created_using="sql      

例2

次の例では、モデラーを使用して作成されたシステム定義の検索で、名前にdataというパターンが含まれているターゲット・タイプに作成されたすべての構成検索を表示します。

emcli get_config_searches 
      -target_type="%data%" 
      -search_created_using="modeler" 
      -system_defined="yes"  
       

5.4.331 get_config_templates

すべての比較テンプレートを取得します。

書式

emcli get_config_templates
      [-target_type="oracle_database"]
      [-template_name="host_template"]
      [-owner="SYSMAN"]
      [-list_default_templates="yes"]
      [-list_oracle_provided_templates="no"]
      [-format="[name:<pretty|script|csv>]; 
            [column_separator:"column_sep_string"];
            [row_separator:"row_sep_string"]"] 
      [-noheader]
 
[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_type

    比較テンプレートが作成されるターゲット・タイプ。この値は内部名にする必要があります。内部名を取得するには、次のEM CLIコマンドを実行します。

    emcli get_target_types
    
  • template_name

    テンプレートの名前。名前全体を指定するか、%を使用してパターン・マッチを指定できます。この値は内部名にする必要があります。

  • owner

    比較テンプレートの所有者。名前全体を指定するか、%を使用してパターン・マッチを指定できます。

  • list_default_templates

    有効な入力値はyesまたはnoです。このオプションの値がyesの場合、結果にはデフォルト・テンプレートが含まれます。このオプションの値がnoの場合、結果にはデフォルト・テンプレートが含まれません。このオプションを指定しないと、結果にすべてのテンプレートが表示されます。

  • list_oracle_provided_templates

    有効な入力値はyesまたはnoです。このオプションを指定すると、結果はOracle提供のテンプレートのみになります。このオプションの値がyesの場合、結果にOracle提供テンプレートが含まれます。このオプションの値がnoの場合、結果にはOracle提供テンプレートが含まれません。このオプションを指定しないと、結果にすべてのテンプレートが表示されます。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

  • noheader

    列見出しのない表形式の出力を表示します。

出力列:

  • テンプレートID、テンプレート名、ターゲット・タイプ、デフォルト(テンプレートがデフォルトの場合はYes、それ以外の場合はNoを表示)、Oracle提供(テンプレートがOracle提供の場合はYes、それ以外の場合はNoを表示)、所有者、保存時間、タイムゾーン、説明

例1

この例では、ユーザー名「Test Admin」によってターゲット・タイプ「Test Database」に作成された、template_nameが「Test Database Template」の比較テンプレートすべてを表示します。

emcli get_config_templates -target_type="oracle_database" -template_name="Test Database Template" -owner="Test Admin"

例2

この例では、Oracle提供の比較テンプレートすべてを表示します。

emcli get_config_templates -list_oracle_provided_templates="yes" 

5.4.332 get_connection_mode

My Oracle Support (MOS)の接続モードを取得します。MOSの接続モードはオンラインとオフラインの2つです。

書式

emcli get_connection_mode

オプション

なし。

5.4.333 get_credtype_metadata

資格証明タイプの資格証明タイプ情報を出力します。資格証明列名が出力されます。これらの列名は、create_named_credential verbおよびmodify_named_credential verbのパラメータ名として使用する必要があります。

書式

emcli get_credtype_metadata 
        -auth_target_type=<ttype>
        -cred_type=<name>

オプション

  • auth_target_type

    認証ターゲット・タイプ。

  • cred_type

    資格証明のタイプ。

emcli get_credtype_metadata 
          -auth_target_type=host
          -cred_type=HostCreds

5.4.334 get_db_account

指定した検索基準でユーザー名、プロファイル、アカウント・ステータスおよび認証タイプとしてデータベース・アカウント詳細を表示します。

書式

emcli get_db_account
        -target_name="tname"
        -connect_as= "DBUserName:uname;DBPassword:upassword[;DBRole:SYSDBA]" or "[DBCredsOwner:ucredsowner;]DBNamedCreds:unamedcreds"
        [-user_name="user_name"]
        [-target_type="ttype"]
        [-profile=profile default ""]
        [-account_status=account_status default "" ]
        [-authentication_type=auth_type default ""]
        [-limit_rows=limit_rows default 25 
        [-noheader]
        [-script | -format=
                           [name:<pretty|script|csv>];
                           [column_separator:"column_sep_string"];
                           [row_separator:"row_sep_string"];
        ]
        [-input_file="tag1:file_path1;tag2:file_path2;..."]
        [-validate_only="yes/no" default "no"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • target_name

    ターゲットの名前。

  • user_name

    検索対象のユーザー名。セミコロン(;)で区切られた複数のユーザー名を指定できます。このオプションのデフォルト値は空の文字列で、結果にはすべてのユーザーが表示されます。user_nameは大/小文字を区別します。

  • target_type

    ターゲットのタイプ。このVerbで使用可能なターゲット・タイプの値は、次のとおりです。

    • oracle_database

    • rac_database

    この引数のデフォルト値は、oracle_databaseです。

  • profile

    検索対象のデータベース・アカウントのプロファイル。このオプションのデフォルト値は空の文字列です。結果にはすべてのプロファイルのユーザーが表示されます。

  • account_status

    検索対象のアカウント・ステータス。このオプションのデフォルト値は空の文字列です。結果にはすべてのアカウント・ステータスのユーザーが表示されます。

  • authentication_type

    検索対象の認証タイプ。このオプションのデフォルト値は空の文字列です。結果にはすべての認証タイプのユーザーが表示されます。

  • limit_rows

    結果に表示される最大行数。このオプションのデフォルト値は25です。

  • script

    このオプションは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。パラメータは次の構成で使用できます。

    • -format="name:pretty"は、出力表を読取り可能な形式で出力しますが、スクリプトによる解析は意図していません。

    • -format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータ文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • -format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

  • no_header

    列見出しのない表形式の出力を表示します。

  • connect_as

    ターゲット・データベースへの接続方法を指定します。次の2つの形式のいずれかで指定する必要があります。

    • DBUserName:uname;DBPassword:upassword[;DBRole:SYSDBA]

    • [DBCredsOwner:ucredsowner;]DBNamedCreds:unamedcreds

  • input_file

    パスワードを非表示にする場合にはこのオプションを使用します。古いパスワードおよび新しいパスワードを含むファイルへのパスを指定してください。各パスにはパスワード・オプションで参照されるタグが必要です。

  • validate_only

    操作を実行せずに指定したオプションの検証を実行するかどうかを示します。次の2つのオプションを使用します。

    • Yes - 指定したオプションを検証します。操作は実行されません。検証エラーはコンソールに表示されます。

    • No - 指定したオプションに従って操作を実行します。

    このオプションのデフォルト値はnoです。

出力

出力列: ユーザー名プロファイル・アカウント・ステータス認可タイプ

次の例を参照してください。

例1

次の例では、名前付き資格証明SYS_myDBを使用してデータベースmyDBのユーザーAdmin1の詳細を取得します。

emcli get_db_account      -target_name=myDB      -user_name=Admin1      -connect_as="DBNamedCreds:SYS_myDB" 

例2

次の例では、sysdbaユーザーを使用して指定した検索基準ですべてのアカウントの詳細を取得します。

emcli get_db_account      -target_name=myDB      -profile=DEFAULT      -account_status=OPEN      -authentication_type=PASSWORD      -connect_as="DBUserName:sys;DBPassword:welcome;DBRole:sysdba" 

5.4.335 get_db_profile

指定した検索基準で、データベース・プロファイル詳細をプロファイル、リソース名、リソース・タイプおよび制限として表示します。

書式

emcli get_db_profile
        -target_name="tname"
        -connect_as= "DBUserName:uname;DBPassword:upassword[;DBRole:SYSDBA]" or "[DBCredsOwner:ucredsowner;]DBNamedCreds:unamedcreds"
        [-target_type="ttype"]
        [-profile=profile default ""]
        [-resource=resource default "" ]
        [-limit_rows=limit_rows default 25 
        [-noheader]
        [-script | -format=
                           [name:<pretty|script|csv>];
                           [column_separator:"column_sep_string"];
                           [row_separator:"row_sep_string"];
        ]
        [-input_file="tag1:file_path1;tag2:file_path2;..."]
        [-validate_only="yes/no" default "no"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • target_name

    ターゲットの名前。

  • profile

    検索対象のプロファイル。セミコロン(;)で区切られた複数のプロファイルを指定できます。このオプションのデフォルト値は空の文字列で、結果にはすべてのプロファイルが表示されます。プロファイルは大/小文字を区別します。

  • target_type

    ターゲットのタイプ。このVerbで使用可能なターゲット・タイプの値は、次のとおりです。

    • oracle_database

    • rac_database

    この引数のデフォルト値は、oracle_databaseです。

  • resource

    検索対象のデータベース・プロファイルのリソース名。このオプションのデフォルト値は空の文字列です。結果にはすべてのリソース名のプロファイルが表示されます。

  • limit_rows

    結果に表示される最大行数。このオプションのデフォルト値は25です。

  • script

    このオプションは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。パラメータは次の構成で使用できます。

    • -format="name:pretty"は、出力表を読取り可能な形式で出力しますが、スクリプトによる解析は意図していません。

    • -format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータ文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • -format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

  • noheader

    列見出しのない表形式の出力を表示します。

  • connect_as

    ターゲット・データベースの接続モード。次の2つの形式のいずれかで指定する必要があります。

    • DBUserName:uname;DBPassword:upassword[;DBRole:SYSDBA]

    • [DBCredsOwner:ucredsowner;]DBNamedCreds:unamedcreds

  • input_file

    パスワードを非表示にする場合はこのオプションを使用します。古いパスワードおよび新しいパスワードを含むファイルへのパスを指定してください。各パスにはパスワード・オプションで参照されるタグが必要です。

  • validate_only

    操作を実行せずに指定したオプションの検証を実行するかどうかを示します。次のオプションから1つ選択します。

    • Yes - 指定したオプションを検証します。操作は実行されません。

    • No - 指定したオプションに従って操作を実行します。

    このオプションのデフォルト値はnoです。

出力

出力列: プロファイル・リソース名リソース・タイプ制限

次の例を参照してください。

例1

次の例では、SYS_myDB名前付き資格証明を使用してプロファイルDEFAULTのすべてのリソースの詳細を取得します。

emcli get_db_profile
      -target_name=myDB
      -profile=DEFAULT
      -connect_as="DBNamedCreds:SYS_myDB"

例2

次の例では、sysdba資格証明を使用してプロファイルDEFAULTのリソースの詳細を取得します。

emcli get_db_profile
      -target_name=myDB
      -profile=DEFAULT
      -resource=CONNECT_TIME
      -connect_as="DBUserName:sys;DBPassword:welcome;DBRole:sysdba"

5.4.336 get_db_sys_details_from_dbname

一意のデータベース名からOracle Databaseシステム・ターゲットの詳細を取得します。

書式

emcli get_db_sys_details_from_dbname
      -db_unique_name="database unique name"

オプション

  • db_unique_name

    データベース・ターゲットの一意のデータベース名を識別します。この名前は、データベース・ターゲットの「最新収集」ページで見つけることも、問い合せることもできます。

次の例では、company_e_commerceデータベースの詳細を取得する方法を示します。

emcli get_db_sys_details_from_dbname -db_unique_name="company_e_commerce"

5.4.337 get_dbaas_quota

SSAユーザー・ロール用のデータベース割当て制限設定をリストします。

書式

emcli get_dbaas_quota

次の例では、ロール用の割当て制限を正常に取得します。

emcli get_dbaas_quota

これにより、次のような情報が表示されます。

ROLE_NAME: SSA_USER_ROLE1 NUMBER_OF_SCHEMA_SERVICES: 99
MEMORY: 99
STORAGE: 99
NUMBER_OF_PLUGGABLE_DATABASES: 99NUMBER_OF_DB_INSTANCES : 99

Quotas for Roles retrieved successfully

5.4.338 get_dbaas_request_settings

データベース・リクエスト設定をリストします。

書式

emcli get_dbaas_request_settings

次の例では、データベース・リクエスト設定を正常に取得します。

emcli get_dbaas_request_settings

これにより、次のような情報が表示されます。

Future Reservation Length  : 2 Months
 Maximum Archive Duration : 10 Weeks
 Default Retirement Period : 1 Years
Request Settings retrieved successfully.

5.4.339 get_duplicate_credentials

指定したターゲット・スコープ名前付き資格証明と同じターゲット・スコープ名前付き資格証明をすべて取得します。重複した資格証明は冗長です。名前付き資格証明は、再利用すると効率的に管理できます。同じ名前付き資格証明はすべての使用状況で再利用できます。

書式

emcli get_duplicate_credential 
        -cred_name=<cred_name>
        [-cred_owner=<cred_owner>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • cred_name

    この資格証明との重複を検索します。

  • cred_owner

    資格証明の所有者。デフォルトは現在のユーザーです。

この例では、名前付き資格証明MyOracleCredentialおよび資格証明の所有者Joeと同じ資格証明をすべて取得します。

emcli get_duplicate_credential 
        -cred_name=MyOracleCredential
        -cred_owner=Joe

5.4.340 get_engr_sys_patching_logs

正常に完了したかエラー付きで完了した最後のパッチ適用プロシージャによって生成された診断ログ・ファイルを取得します。

書式

emcli get_engr_sys_patching_logs
      -system_target_name="system_target_name"
      -system_target_type="system_target_type"
      -target_name="target_name" 
      -target_type="target_type" | -component_type="component_type" 
      -log_location="log_location"
      -required parameter

[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • system_target_name

    エンジニアド・システムのターゲット名を指定します。

  • system_target_type

    エンジニアド・システムのターゲット・タイプを指定します。

  • target_name

    ターゲット名を指定します。

  • target_type

    ターゲット・タイプを指定します。

  • component_type

    エンジニアド・システム・コンポーネントのタイプを指定します。

  • log_location

    ログ・ファイルを保存する場所を指定します。

例1

次の例では、エンジニアド・システムDB Machine slcm12.example.com:oracle_dbmachineのメンバー・ターゲットclusteradm0102.example.com:clusterに対して最後に完了したパッチ適用プロシージャによって生成されたログ・ファイルを取得します。

emcli get_engr_sys_patching_logs
      -system_target_name="DB Machine slc12.example.com" 
      -system_target_type="oracle_dbmachine" 
      -target_name="clusteradm0102.example.com" 
      -target_type="cluster" 
      -log_location="/tmp/log_file

例2

次の例では、エンジニアド・システムDB Machine slcm12.example.com:oracle_dbmachineのコンポーネントOracle Infiniband Switchに対して最後に完了したパッチ適用プロシージャによって生成されたログ・ファイルを取得します。

emcli get_engr_sys_patching_logs
      -system_target_name="DB Machine slcm12.example.com" 
      -system_target_type="oracle_dbmachine" 
      -component_type="Oracle Infiniband Switch"  
      -log_location="/tmp/log_file"

5.4.341 get_executions

発行GUIDを使用して、発行の実行リストを取得します。

書式

emcli get_executions 
   -instance=<Instance_GUID>

オプション

  • instance

    発行の実行をすべて表示します。

出力列

実行GUID、名前、ステータス

emcli get_executions instance=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61

5.4.342 get_ext_dev_kit

拡張開発キットをローカル・システムにダウンロードします。このverbはパラメータがありません。コマンドを実行するディレクトリへのedk.zipというキットのダウンロードのみを実行します。内容の抽出後、このキットを使用して、Enterprise Managerの拡張可能なコンポーネント(プラグイン)を開発できます。

書式

emcli get_ext_dev_kit

オプション

なし。

5.4.343 get_gold_agent_image_activity_status

管理エージェント・ゴールド・イメージ・アクティビティのステータスを表示します。

書式

emcli get_gold_agent_image_activity_status 
        -operation_name="gold_image_operation_name"
        [-noheader]
        [-script | -format=
                           [name:<pretty|script|csv>];
                           [column_separator:"column_sep_string"];
                           [row_separator:"row_sep_string"];
        ]
[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • operation_name

    特定の管理エージェント・ゴールド・イメージ・アクティビティのステータスを表示します。管理エージェント・ゴールド・イメージ・アクティビティのリストを表示するには、emcli list_gold_agent_image_activitiesを実行します。

  • noheader

    列見出しのない表形式の出力を表示します。

  • script

    このオプションは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    出力形式のタイプを指定します。このオプションのデフォルト値は、-format="name:pretty"です。

    -format="name:pretty"は読取り可能な書式で出力表を出力します。スクリプトで解析することはできません。

    -format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブ文字に、デフォルトの行セパレータを改行文字に設定します。column_separatorおよびrow_separator文字列を指定して、これらのデフォルト文字を変更できます。

    -format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行文字に設定します。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、管理エージェント・ゴールド・イメージ操作GOLDAGENTIMAGE_CREATE_2013_12_22_12_12_52_535のステータスを表示します。

emcli get_gold_agent_image_activity_status  
                     -operation_name=GOLDAGENTIMAGE_CREATE_2013_12_22_12_12_52_535

5.4.344 get_gold_agent_image_details

管理エージェント・ゴールド・イメージのプラットフォーム、プラグイン、パッチ、構成プロパティおよび管理エージェントの詳細を表示します。

書式

emcli get_gold_agent_image_details 
        -version_name="gold_image_version_name"
        [-platform]
        [-plugin]
        [-patch]
        [-config_properties]
        [-agent]
        [-noheader]
        [-script | -format=
                           [name:<pretty|script|csv>];
                           [column_separator:"column_sep_string"];
                           [row_separator:"row_sep_string"];
       ]
[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • version_name

    詳細を表示する管理エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンの名前を指定します。

  • platform

    管理エージェント・ゴールド・イメージのプラットフォーム詳細を表示します。

  • plugin

    管理エージェント・ゴールド・イメージのプラグイン詳細を表示します。

  • patch

    管理エージェント・ゴールド・イメージのパッチ詳細を表示します。

  • config_properties

    管理エージェント・ゴールド・イメージの構成プロパティを表示します。

  • agent

    管理エージェント・ゴールド・イメージの管理エージェント詳細を表示します。

  • noheader

    列見出しのない表形式の出力を表示します。

  • script

    このオプションは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    出力形式のタイプを指定します。このオプションのデフォルト値は、-format="name:pretty" です。

    -format="name:pretty"は読取り可能な書式で出力表を出力します。スクリプトで解析することはできません。

    -format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブ文字に、デフォルトの行セパレータを改行文字に設定します。column_separatorおよびrow_separator文字列を指定して、これらのデフォルト文字を変更できます。

    -format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行文字に設定します。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、管理エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGI_DB_JUL_13のプラットフォーム、プラグインおよびパッチの詳細を表示します。

emcli get_gold_agent_image_details 
                      -version_name=OPC_AGI_DB_JUL_13 

5.4.345 get_group_members

指定されたグループのメンバーをリストします。

ターゲットがグループの複数のサブグループに存在する場合、そのターゲットは一度のみリストされます。

書式

emcli get_group_members
      -name=<name>
      [-type=<group>]
      [-depth=#]
      [-noheader]
      [-expand_non_groups]
      [-script | -format=
                 [name:<pretty|script|csv>];
                 [column_separator:<column_sep_string>];
                 [row_separator:<row_sep_string>];
      ]
[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    グループのターゲット名。

  • type

    グループ・タイプ: group。デフォルトはgroupです。

  • depth

    指定された深さまで、サブグループのターゲット・メンバーをリストします。デフォルトは1です。depthが0に設定されている場合、グループのターゲット・メンバーはリストされず、グループの存在のみが検証されます。depthが-1に設定されている場合、出力にグループが表示されない場合、すべてのグループとサブグループのターゲット・メンバーがリストされます。ターゲットは複数のサブグループのメンバーであっても、2回以上はリストされないことに注意してください。

  • noheader

    列見出しのない表形式の情報を表示します。

  • expand_non_groups

    集約のメンバーと集約ターゲットをリストします。デフォルトでは、サブグループ・ターゲット・メンバーのみがリストされます。

  • script

    これは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

出力列

ターゲット名、ターゲット・タイプ

例1

この例では、グループmy_group:groupとそのサブグループの一意のターゲットをリストします。

emcli get_group_members -name=my_group -depth=-1

例2

この例では、グループmy_group:groupとそのサブグループまたは集約の一意のターゲットをリストします。集約ターゲットもリストされます。

emcli get_group_members -name=my_group -depth=-1 -expand_non_groups

5.4.346 get_groups

すべてのグループをリストします。

書式

emcli get_groups
      [-noheader]
      [-script | -format=
                 [name:<pretty|script|csv>];
                 [column_separator:<column_sep_string>];
                 [row_separator:<row_sep_string>];
      ]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • noheader

    列見出しのない表形式の情報を表示します。

  • script

    これは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

出力列

ターゲット名、ターゲット・タイプ

この例では、すべてのグループをリストします。

emcli get_groups

5.4.347 get_instance_data

インスタンスの送信データをダウンロードします。

書式

emcli get_instance_data 
        [-instance=<instance_guid>] 
        [-exec=<execution_guid>] 
        [-name=<execution name>] 
        [-owner=<execution owner>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • instance

    インスタンスのGUID。

  • exec

    実行のGUID。

  • name

    実行名。

  • owner

    実行の所有者。

出力

インスタンス・プロパティ・データ。

emcli get_instance_data -instance=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61 > data.xml

5.4.348 get_instance_status

コマンドラインのGUIDで識別されたプロシージャ・インスタンスのステータスを表示します。

書式

emcli get_instance_status  
        -instance=<instance_guid> 
        [-exec=<execution_guid>] 
        [-name=<execution_name>] 
        [-owner=<execution_owner>] 
        [-xml [-details] [-showJobOutput [-tailLength=<last_n_characters>]]]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • instance

    GUID番号で識別されたプロシージャ・インスタンスの詳細を表示します。emcli get_instancesコマンドを使用すると、GUID番号を確認できます。

  • exec

    実行のGUID。

  • name

    実行名。

  • owner

    実行の所有者。

  • xml

    XML形式で各ステップの完全なステータスを表示します。

  • details

    コマンド出力のより詳細な情報を表示します。このオプションには、-xmlオプションも必要です。

  • showJobOutput

    ジョブ実行ステップの出力またはエラーを表示します。このオプションには、-xmlオプションも必要です。

  • tailLength

    ジョブ・ステップ出力またはエラーの文字数を制限します。このオプションには、-showJobOutputオプションも必要です。

    <Last N Characters>は、0以外の正数であり、その数に達するまでジョブ・ステップ出力の最後から文字が選択されます。システムにより、ダンプ用の最大許容文字数が設定されます。このオプションを指定しない場合、最大許容文字数がダンプされます。

出力列

GUID、プロシージャ・タイプ、インスタンス名、ステータス

ステータス値

ステータス/戻り値は次のとおりです。

SUCCEEDED

FAILED

EXECUTING

COMPLETED

例1

この例では、プロシージャの詳細をCSV形式で示します。

emcli get_instance_status -guid=12345678901234567890123456789012

例2

この例では、出力の最後の1024文字で、XML形式の詳細を表示します。

 emcli get_instance_status -guid=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61 -xml -showJobOutput -tailLength=1024

5.4.349 get_instances

プロシージャ・インスタンスのリストを表示します。

書式

emcli get_instances 
      [-type=<procedure_type>]

[  ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • type

    タイプprocedure_typeのすべてのプロシージャ・インスタンスを表示します。

出力列

インスタンスGUID、実行GUID、プロシージャ・タイプ、インスタンス名、ステータス

例1

この例では、すべてのプロシージャ・インスタンスをリストします。

emcli get_instances

例2

この例では、タイプがPatchOracleSoftwareのすべてのプロシージャ・インスタンスをリストします。

emcli get_instances -type=PatchOracleSoftware

関連項目

5.4.350 get_internal_metric

指定したOMSから内部メトリックの値を取得します。このVerbは、list_internal_metrics Verbによって返される任意の内部メトリックのメトリック値を取得します。

書式

emcli get_internal_metric 
        -metric_name=<metric name>
        [-script | -format=
                           [name:<pretty|script|csv>];
                           [column_separator:"column_sep_string"];
                           [row_separator:"row_sep_string"];
        [-oms_name=<specific oms name> ]
        ]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • metric_name

    OMSから値を抽出する内部メトリックの名前。内部メトリックのリストは、list_internal_metrics Verbを使用して取得できます。

  • oms_name

    ターゲットOMSの名前。明示的なOMS名は、Cloud Controlコンソールの「管理サービス」ページで確認できます。このページにナビゲートするには、「設定」ページから「Cloud Controlの管理」、「管理サービス」を選択します。「サーバー」領域で、管理サービスの完全名(<host name>:<port number>_Management_Service)を探します。

    注意: oms_nameオプションを指定する必要があるのは、マルチOMS環境で特定のOMSにアクセスしようとする場合のみです。oms_nameオプションを省略すると、get_internal_metric Verbは、EMCLIの現在のインスタンスを実行しているOMSにアクセスします。

例1

次の例では、myserver.myco.com:17999_Management_Serviceという名前のOMSからメトリックpbc_WorkManagerStatisticsのメトリック値を抽出します。

emcli get_internal_metric -metric_name=pbs_WorkManagerStatistics -oms_name=myserver.myco.com:17999_Management_Service

例2

次の例では、EMCLIを現在実行しているOMSからメトリックpbc_WorkManagerStatisticsのメトリック値を抽出します。

emcli get_internal_metric -metric_name=pbs_WorkManagerStatistics 

5.4.351 get_job_execution_detail

ジョブ実行の詳細を表示します。

書式

 emcli get_job_execution_detail        -execution=<"execution_id">        [-xml [-showOutput [-tailLength=<"length">]]]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • execution

    ジョブ実行のID(execution_id)を指定します。

  • xml

    実行の詳細をXMLとして表示します。

  • showOutput

    ジョブ実行内部のステップの出力を表示します。このオプションは、常に-xmlオプションと組み合せて使用します。

  • tailLength

    出力の表示を、出力の最後からの一定の文字数に制限します。(length)は文字数です。このオプションは、常に-showOutputオプションと組み合せて使用します。このオプションを指定しない場合、システム生成の厳格な制限が適用されます。

例1

この例では、CSV形式で詳細を表示します。

emcli get_job_execution_detail -execution=1234567890123456789012345678901

例2

この例では、完全出力のXML形式で詳細を表示します。

emcli get_job_execution_detail -execution=12345678901234567890123456789012 -xml -showOutput

5.4.352 get_job_types

EM CLIからジョブ、ライブラリ・ジョブおよびマルチタスク・ジョブを作成するために使用できるすべてのジョブ・タイプをリストします。

EM CLIは、次のジョブ・タイプをサポートしています。

ASMSQLScript
ASSOCIATE_CS_FA
ASSOCIATE_DOMAIN_FA
AssociateClusterASM
BlockAgent
CoherenceCacheAddition
CoherenceNodesRefresh
Config Log Archive Locations
DbMachineDashboard
DiscoverPDBEntities
FusionMiddlewareProcessControl
GlassFishProcessControl
InstallKernelModuleJob
Log Rotation
OSCommand
OpatchPatchUpdate_PA
RMANScript
RefreshFromEMStore
RefreshFromMetalink
RefreshFusionInstance
SOABulkRecovery
SQLScript
ShutdownDB
StartDepartedCohNodes
StartDepartedCohStoreNodes
StartFusionInstance
StartupDB
StatspackPurge
StopFusionInstance
Upgrade Exalogic Systems
WebLogic Control
WebLogic Domain Discover
WebLogic Domain Refresh

書式

emcli get_job_types   [-type="job_type_pattern"]   [-target_type="target_type"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • type

    ジョブ・タイプの内部名パターン。ジョブ・タイプ名の全体または一部を指定します。

  • target

    ジョブ・タイプを実行する対象のターゲット・タイプ。

5.4.353 get_jobs

既存のジョブをリストします。

標準モード

emcli get_jobs
        [-name="job_name_pattern"]
        [-owner="job_owner"]
        [-job_ids="ID1;ID2;..."]
        [-targets="type1:name1;type2:name2;..."]
        [-status_ids="status1;status2;..."]
        [-noheader]
        [-script | -format=
                           [name:<pretty|script|csv>];
                           [column_separator:"column_sep_string"];
                           [row_separator:"row_sep_string"];
        ]

[ ]  indicates that the parameter is optional

インタラクティブまたはスクリプト・モード

get_jobs
      [(name="job_name_pattern"]
      [,owner="job_owner"]
      [,job_ids="ID1;ID2;..."]
      [,targets="type1:name1;type2:name2;..."]
      [,status_ids="status1;status2;..."]
      [,noheader=True|False]
      [,script=True|False | ,format=
                 [name:<pretty|script|csv>];
                 [column_separator:"column_sep_string"];
                 [row_separator:"row_sep_string"];
      ])

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    フィルタリングのためのジョブ名のパターン。

  • owner

    フィルタリングのためのジョブの所有者。

  • job_ids

    出力フィルタとして使用するジョブIDをリストします。

  • targets

    出力フィルタとして使用するターゲット(名前とタイプのペア)をリストします。

  • status_ids

    出力フィルタとして使用する数値ステータスIDをリストします。

    設定可能なすべてのジョブ・ステータスの数値コードは次のとおりです。

    • ABORTED(Error)=3

    • ACTION_REQUIRED_STATUS=22

    • COMPLETED(Successful)=5

    • EXECUTING(Running)=2

    • FAILED=4

    • INACTIVE=14

    • MISSING_CREDS_STATUS=21

    • QUEUED=15

    • REASSIGNED_STATUS=20

    • SCHEDULED=1

    • SKIPPED=18

    • STOPPED=8

    • STOP_PENDING=12

    • SUSPENDED_AGENT_DOWN=7

    • SUSPENDED_BLACKOUT=11

    • SUSPENDED_EVENT=10

    • SUSPENDED_LOCK=9

    • SUSPEND_PENDING=13

    • SUSPENDED_USER=6

    • TARGET_NOT_READY_STATUS =26

  • noheader

    列見出しのない表形式の情報を表示します。

  • script

    これは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

出力列

名前、タイプ、ID、実行ID、スケジュール、タイムゾーン、完了、ステータス、ステータスID、所有者、ターゲット・タイプ、ターゲット名

これらの例では、指定したジョブID 12345678901234567890123456789012および09876543210987654321098765432100のジョブを表示します。

例1 - コマンドライン形式

emcli get_jobs
      -job_ids="12345678901234567890123456789012;09876543210987654321098765432100"

例2 - スクリプトおよび対話形式

get_jobs
    (job_ids="12345678901234567890123456789012;
       09876543210987654321098765432100")

これらの例では、mainhost.example.comという名前のホスト・ターゲットに対して実行される、スケジュール済または完了したすべてのジョブを表示します。

例3 - コマンドライン形式

emcli get_jobs
      -status_ids="1;5"
      -targets="mainhost.example.com:host"

例4 - スクリプトおよび対話形式

get_jobs
     (status_ids="1;5", 
      targets="mainhost.example.com:host")

5.4.354 get_mda_engine_status

ミドルウェア診断アドバイザ(MDA)エンジンの現在のステータスを示します。

書式

emcli get_mda_engine_status

5.4.355 get_metering_data

使用状況の詳細を取得します。

書式

emcli get_metering_data 
     [-start_date=<start_date_in_mmddyyyy>] 
     [-end_date=<end_date_in_mmddyyyy>]
     [-charge]
     [-cost_center=<cost_center_name>] 
     [-target_type=<target_type>
     [-target_name=<target_name>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • start_date

    mmddyyyy形式のレポート・サイクルの開始日。このレポート・サイクルの開始日を指定しない場合、最後のレポート・サイクルが使用されます。

  • end_date

    mmddyyyy形式のレポート・サイクルの終了日。このレポート・サイクルの終了日を指定しない場合、最後のレポート・サイクルが使用されます。

  • charge

    チャージ・リレーション情報を出力します。

  • cost_center

    コスト・センター名。コスト・センター名を指定しない場合、ログイン・ユーザーがコスト・センター名として使用されます。

  • target_type

    ターゲット・タイプを指定しない場合、すべてのターゲットが使用されます。このリリースでサポートされているターゲット・タイプは、oracle_database、oracle_vm_guest、hostおよびweblogic_j2eeserverです。このオプションは、target_nameパラメータを指定しない場合、有効ではありません。

  • target_name

    ターゲット名を指定しない場合、指定されたターゲット・タイプのすべてのターゲットが使用されます。このオプションは、target_typeパラメータを指定しない場合、有効ではありません。

例1

この例では、開始日が10012011のレポート・サイクルのコスト・センターcost_center_internal_nameの使用状況データを表示します。

emcli get_metering_data     -start_date=10012011     -cost_center=cost_center_internal_name 

例2

この例では、開始日が10012011のレポート・サイクルのコスト・センターcost_center_internal_nameについて、my_targetという名前のOracle Guest VMターゲットの使用状況データを表示します。

emcli get_metering_data 
    -start_date=10012011 
    -cost_center=cost_center_internal_name 
    -target_type=oracle_vm_guest 
    -target_name=my_target 
    -charge 

5.4.356 get_metrics_for_stateless_alerts

指定されたターゲット・タイプに関して、アラートがステートレスであるために手動で消去できるメトリックをリストします。このコマンドの出力では、メトリック名とメトリック内部名の両方が表示されます。特定のメトリックに関連するステートレス・アラートを消去するには、clear_stateless_alerts verbを使用します。

書式

emcli get_metrics_for_stateless_alerts      -target_type=type

オプション

  • target_type

    内部ターゲット・タイプの識別子(host、oracle_database、oc4j、oracle_emrep、oracle_emdなど)。

この例では、Oracleデータベース(ターゲット・タイプの内部名はoracle_database)においてステートレス・アラートを手動で消去できるすべてのメトリックのリストを表示します。

emcli get_metrics_for_stateless_alerts -target_type=oracle_database

5.4.357 get_named_credential

名前付き資格証明の詳細を表示します。

標準モード

emcli get_named_credential 
        -cred_owner=<owner>
        -cred_name=<name>
        -out=<filename>

インタラクティブまたはスクリプト・モード

get_named_credential 
        (cred_owner=<owner>
        ,cred_name=<name>
        ,out=<filename>)

オプション

  • cred_owner

    資格証明の所有者。

  • cred_name

    必須の資格証明の名前。

  • out

    出力ファイル名。同じファイルをcreate_named_credentialおよびmodify_named_credentialの入力プロパティ・ファイルとして使用できます。

この例では、現在ログインしているユーザーが所有している名前付き資格証明NC1の詳細を表示します。

例1 - コマンドライン形式

emcli get_named_credential 
      -cred_name=NC1

例2 - スクリプトおよび対話形式

get_named_credential 
       (cred_name="NC1")

この例では、管理者CREDS_MGRが所有している名前付き資格証明NC2の詳細を表示します。

例3 - コマンドライン形式

emcli get_named_credential 
      -cred_name=NC2 
      -cred_owner=CREDS_MGR

例4 - スクリプトおよび対話形式

get_named_credential 
      (cred_name="NC2" 
      ,cred_owner="CREDS_MGR")

5.4.358 get_not_updatable_agents

更新できない管理エージェントを表示します。

書式

emcli get_not_updatable_agents 
      [-version_name  | -image_name] 

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • version_name

    指定した管理エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを使用して更新できない管理エージェントを表示するパラメータ。

  • image_name

    指定したイメージ名の最新の管理エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを使用して更新できない管理エージェントを表示するパラメータ。

例1

次の例では、イメージOPC_AGT_ADC_PODの最新の管理エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを使用して更新できない管理エージェントを表示します。

emcli get_not_updatable_agents  
      -image_name="OPC_AGT_ADC_POD"

例2

次の例では、管理エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用して更新できない管理エージェントを表示します。

emcli get_not_updatable_agents  
      -version_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE"

5.4.359 get_oms_config_property

指定したプロパティ名に対応するプロパティ値を取得します。

書式

emcli get_oms_config_property 
        -property_name="propertyName"
        [-oms_name="omsName"]
        [-details]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • property_name

    値を取得する必要があるプロパティの名前。

  • oms_name

    プロパティを取り込む必要がある管理サーバーの名前。

  • details

    プロパティ値の導出先の詳細、およびプロパティのグローバル値とデフォルト値を指定します。

例1

この例では、管理サーバーmyhost:1159_Management_Serviceから、プロパティ名propNameに設定されているプロパティ値を取得します。

get_oms_config_property -property_name=propName -oms_name="myhost:1159_Management_Service"

例2

この例では、すべての管理サーバーから、プロパティ名propNameに設定されているプロパティ値を詳細とともに取得します。

get_oms_config_property -property_name=propName -details

5.4.360 get_oms_inventory

OMSバージョン、プラグインの詳細、および各ホームに適用されているパッチを表示します。

書式

emcli get_oms_inventory 
      [-xml]|[-map]

[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • xml

    出力をxml形式で表示します。

  • map

    出力を名前:値の形式で表示します。

5.4.361 get_oms_logging_property

指定したロギング・プロパティ名に対応するプロパティ値を取得します。

書式

emcli get_oms_logging_property 
        -property_name="propertyName"
        [-oms_name="omsName"]
        [-details]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • property_name

    値を取得する必要があるロギング・プロパティの名前。

  • oms_name

    プロパティを取り込む必要がある管理サーバーの名前。

  • details

    プロパティ値の導出先の詳細、およびロギング・プロパティのグローバル値とデフォルト値を指定します。

例1

この例では、管理サーバーmyhost:1159_Management_Serviceから、プロパティ名propNameに設定されているプロパティ値を取得します。

get_oms_logging_property -property_name=propName -oms_name="myhost:1159_Management_Service"

例2

この例では、すべての管理サーバーから、プロパティ名propNameに設定されているプロパティ値を取得します。

get_oms_logging_property -property_name=propName 

5.4.362 get_on_demand_metrics

collect_metric EM CLI Verbで即座に収集できるメトリックのリストを取得します。このリストのメトリック名の列で特定のメトリックを識別し、それに対応するメトリック内部名をcollect_metric verbで使用します。

書式

emcli get_on_demand_metrics      -target_type=type
      -target_name=name

オプション

  • target_type

    内部ターゲット・タイプの識別子(host、oracle_database、oc4j、oracle_emrep、oracle_emdなど)。

  • target_name

    ターゲットの名前。

この例では、hostname.example.comというホスト・ターゲットの収集可能なメトリックのリストを表示します。

emcli get_on_demand_metrics -target_type=host -target_name=hostname.example.com

5.4.363 get_onetime_registration_token

1回かぎりの使用のエージェント登録トークンを生成します。

書式

標準モード

emcli get_onetime_registration_token
[-validity="number of minutes"]

インタラクティブまたはスクリプト・モード

get_onetime_registration_token([validity="number of minutes"]
)

[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • validity1

    登録トークンの有効時間(分)。デフォルトの有効時間は15分です。最大許容有効時間は720分です。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

例1

次のコマンドでは、有効時間が25分である1回かぎりの登録トークンを生成します。

emcli get_onetime_registration_token 
      -validity=25

例2

次のコマンドでは、有効時間が15分である1回かぎりの登録トークンを生成します。

emcli get_onetime_registration_token  

5.4.364 get_operation_plan_details

指定された操作計画に関する手順ごとの詳細な情報を提供します。

書式

emcli get_operation_plan_details
      -name="plan name"

オプション

  • name

    操作計画の名前。

emcli get_operation_plan_details
      -name="BISystem1-switchover"

5.4.365 get_operation_plans

構成されたすべての操作計画を一覧表示します。

書式

emcli get_operation_plans
      -name=<operation plan_name>
      -operation=<operation_name>

オプション

  • name

    操作計画の名前。

  • operation

    スイッチオーバー、フェイルオーバー、起動または停止などの操作の名前。

出力列

計画名、操作名、構成GUID

emcli get_operation_plans
      -name="austin-switchover"
      -operation="switchover"

5.4.366 get_organizational_hierarchy

指定した組織エンティティについて、部門、ライン・オブ・ビジネスおよびコスト・センターの組織階層を取得します。

標準モード

emcli get_organizational_hierarchy
      -entity_name="entity name"
      [-tenant_name="tenant name"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

インタラクティブまたはスクリプト・モード

emcli get_organizational_hierarchy
      (entity_name="entity name"
      [,tenant_name="tenant name"])

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • entity_name

    階層を取得する組織エンティティの名前。

  • tenant_name

    指定した組織エンティティが属するテナントの名前を指定します。デフォルトは、ログインしているユーザーのテナントです。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、Capital Gainsテナントに属するinvestmentsという名前のエンティティの組織階層を取得します。

emcli get_organizational_hierarchy
      entity_name="investments"
      tenant_name="Capital Gains"

5.4.367 get_paas_zone_detail

PaaSインフラストラクチャ・ゾーンの詳細を取得します。

書式

emcli get_paas_zone_detail
      -name="<Name of PaaS Zone>"

オプション

  • name

    既存のPaaSインフラストラクチャ・ゾーンの名前。

この例では、My PaaS Zoneに関するPaasインフラストラクチャ・ゾーンの詳細を取得します。

emcli get_paas_zone_detail
    -name="My PaaS Zone"

次の情報が表示されます。

Name                            My PaaS Zone 
Description                     This is a test PaaS Zone 
Named Credentials               ZoneNamedCredentials 
Number of Hosts                 2 
Roles                           CLOUD_ADMIN_ROLE 
Maximum Memory Allocation (%)   75 
Maximum CPU Utilization (%)     85 

注意:

このPaaSインフラストラクチャ・ゾーンのメンバーを取得するには、次の手順を実行します。

emcli get_system_members -name="My PaaS Zone" -type="self_service_zone"

5.4.368 get_patch_plan_data

パッチ計画のユーザー編集可能データを取得します。

書式

emcli get_patch_plan_data
        -name="name"

オプション

  • name

    指定するパッチ計画の名前。

emcli get_patch_plan_data -name="plan_name" 

5.4.369 get_plugin_deployment_status

特定のプラグインのデプロイメントまたはアンデプロイメント・アクティビティのステータスを、ステップのリストとともに表示します。

書式

emcli get_plugin_deployment_status 
       [-plugin="plugin_id"]
       [-destination_type=(agent|server)] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • plugin

    デプロイメントまたはアンデプロイメント・ステータスを表示する必要のあるプラグインのID。指定しない場合、デプロイされている最新のプラグインのステータス、すなわち最後にデプロイまたはアンデプロイされたものが表示されます。

  • destination_type

    宛先タイプを指定します。agentまたはserverのいずれかを指定します。サーバー側のみまたはエージェント側のみに存在する指定したプラグインの最新のデプロイメント・ステータスを表示できます。指定しない場合、サーバー側かエージェント側かにかかわらず、このプラグインに実行された最新のデプロイメントまたはアンデプロイメントがデフォルトになります。

例1

最後のプラグインのデプロイメントまたはアンデプロイメント・アクティビティのステータスを表示します。

emcli get_plugin_deployment_status

例2

この例では、特定のプラグインの最後のデプロイメントまたはアンデプロイメント・アクティビティのステータスを表示します。

emcli get_plugin_deployment_status 
      -plugin=oracle.sysman.db

5.4.370 get_pool_allowed_placement_constraints

プール・ターゲット・タイプの配置制約のリストを取得します。

書式

emcli get_pool_allowed_placement_constraints
      -target_type="<Target type of Software Pool>"

オプション

  • target_type

    ソフトウェア・プールのターゲット・タイプ。

次の例では、mwaas_zoneターゲット・タイプの配置制約のリストを取得します。

emcli get_pool_allowed_placement_constraints
     -target_type="mwaas_zone"

次のような出力が表示されます。

Name                       Description
MAX_INSTANCES              Maximum Number of Java Servers (per host)

5.4.371 get_pool_capacity

ホスト当たりのCPU使用率、メモリー割当て、インスタンス数などの、ソフトウェア・プールの容量の詳細を取得します。

書式

emcli get_pool_capacity
    -name="<Software Pool name>"
    -target_type="<Target type of Software Pool>"

オプション

  • name

    既存のソフトウェア・プールの名前。

  • target_type

    ソフトウェア・プールのターゲット・タイプ。

5.4.372 get_pool_detail

ソフトウェア・プールの詳細を取得します。

書式

 emcli get_pool_detail
      -name="<Software Pool name>"
      -target_type="<Target type of Software Pool>"

オプション

  • name

    既存のソフトウェア・プールの名前。

  • target_type

    ソフトウェア・プールのターゲット・タイプ。

次の例では、MyPoolソフトウェア・プールの詳細を取得します。

 emcli get_pool_detail
        -name="My Pool"
       -target_type="mwaas_zone"

次の情報が表示されます。

   Name                         My Pool 
   Target Type                  mwaas_zone 
   Description                  This is a test Pool 
   Paas Infrastructure Zone     My PaaS Zone 
   Number of Members            1 
   Placement Constraints        MAX_INSTANCES : 25 
   Member Constraints           VERSION : 10.3.5.0 

注意:

このソフトウェア・プールのメンバーを取得するには、次の手順を実行します。

emcli get_system_members -name="My Pool" -type="mwaas_zone"

5.4.373 get_pool_filtered_targets

指定した基準に基づき、ソフトウェア・プールの作成に使用可能なフィルタ処理済ターゲットを取得します。

書式

emcli get_pool_filtered_targets
      -target_type="<Target type of Software Pool>"
      -paas_zone="<Paas Infrastructure Zone of Software Pool>"
      [-member_constraints="<constraint1=value1, constraint2=value2>"
]

[]は、オプションのパラメータであることを示します。

オプション

  • target_type

    ソフトウェア・プールのターゲット・タイプ。

  • paas_zone

    フィルタ処理済ターゲットの取得先であるPaaSインフラストラクチャ・ゾーンの名前。

  • member_constraints

    設定基準によってソフトウェア・プールへのメンバー・ターゲットの追加を制限するカンマ区切りのキー値ペア。

次の例では、プール・ターゲット・タイプに対して使用可能なメンバー制約のリストを取得します。

emcli get_pool_allowed_member_constraints -target_type=<Target type>

5.4.374 get_procedure_types

すべてのデプロイメント・プロシージャ・タイプのリストを取得します。

書式

emcli get_procedure_types

出力列

プロシージャ・タイプ

この例では、すべてのプロシージャ・タイプをリストします。

emcli get_procedure_types

5.4.375 get_procedure_xml

デプロイメント・プロシージャXMLファイルを取得します。XMLは標準出力に表示されます。

書式

emcli get_procedure_xml 
      -procedure=[procedure_guid]
      [-name=<procedure_name>]
      [-owner=<procedure_owner>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • procedure

    プロシージャのGUID。

  • name

    プロシージャの名前。

  • owner

    プロシージャの所有者。

出力

デプロイメント・プロシージャのXML。

emcli get_procedure_xml -procedure=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61 > proc.xml

5.4.376 get_procedures

デプロイメント・プロシージャおよび事前に保存済のプロシージャ構成のリストを記述します。

書式

emcli get_procedures [-type=<procedure_type>]
      [-parent_proc=<procedure_associate>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • type

    タイプprocedure_typeのすべてのデプロイメント・プロシージャを表示します。

  • parent_proc

    プロシージャ構成に関連付けられたプロシージャ。

出力列

GUID、プロシージャ・タイプ、名前、表示タイプ、バージョン、作成者、プロシージャ名

5.4.377 get_reports

すべてのユーザーまたは指定したユーザーが所有し、表示可能な情報パブリッシャ・レポートのリストを返します。このレポートの出力では、レポートのタイトルと所有者の文字列は空白で区切られ、引用符で囲まれます。各レポートはそれぞれ独自の行に出力されます。

書式

emcli get_reports   [-owner="<report_owner>"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • owner

    特定のEnterprise Managerが所有する表示可能なレポートのリスト表示を有効にします。

出力

引用符で囲まれた、空白義理のレポートのタイトルと所有者の文字列、およびそれぞれ独自の行に出力されるレポート。

emcli get_reports –owner=username
“report 1","username"
“example report 2","username"

emcli get_reports
“report A","username1"
“report 1","username2"
“example report 2","username2

5.4.378 get_resolution_states

インシデントと問題の管理に使用されている既存の解決状態のリストを取得します。状態の表示位置も出力します。新規とクローズ済の固定の解決状態はリストに含まれません。

書式

emcli get_resolution_states 

オプション

なし。

この例では、インシデントの定義済状態(OnHold、Waiting、Processed)および問題の定義済状態(OnHoldとProcessed)のサンプル出力を表示します。

Incident resolution states
   5     OnHold
  10     Waiting
  25     Processed
 
Problem resolution states
   5     OnHold
  25     Processed

5.4.379 get_retry_arguments

再試行できる失敗したステップの引数を取得します。

書式

emcli get_retry_arguments 
      [-instance=<instance_guid>] 
      [-exec=<execution_guid>] 
      [-name=<execution_name>] 
      [-owner=<execution_owner>] 
      [-stateguid=<state_guid>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • instance

    インスタンスのGUID。

  • exec

    実行のGUID。

  • name

    実行名。

  • owner

    実行の所有者。

  • stateguid

    状態のGUID。

emcli get_retry_arguments -instance=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61

emcli get_retry_arguments -instance=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61 -stateguid=51F762417C4943DEE040578C4E087168

5.4.380 get_runtime_data

実行のランタイム・プロパティ・データをダウンロードします。インスタンスGUID、実行GUIDまたは名前と値のペアを使用して、実行を取得できます。

書式

emcli get_runtime_data
        [-instance={instance_guid}] 
        [-exec={execution_guid}] 
        [-name={execution name}] 
        [-owner={execution owner}]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • instance

    インスタンスのGUID。

  • exec

    実行のGUID。

  • name

    実行名。

  • owner

    実行の所有者。

注意:

名前および所有者のパラメータは同時に使用する必要があります。

この例では、実行のランタイム・プロパティ・データを表示します。

emcli get_runtime_data -exec=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61 > data.xml

5.4.381 get_sample_migration_xml

選択した移行方法に基づいて、指定したディレクトリの場所にソースと宛先のマッピングを示すサンプルXML移行ファイルを生成します。

書式

emcli get_sample_migration_xml
      -migration_type=<migration type>
      [-file_name=<file name>]
      [-directory=<directory path>]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • migration_type

    移行方法を次のように指定します。

    • ONLINE_DATAGUARD: Data Guardフィジカル・スタンバイ(最短停止時間)

    • RMAN_CLONE: RMANクローン

    • OFFLINE_DATAPUMP: データ・ポンプ(フルまたはスキーマ)のエクスポートおよびインポート(クロス・プラットフォーム)

    • ONLINE_TTS: 完全トランスポータブル・エクスポートおよびインポート(最短停止時間、クロス・プラットフォーム)

  • file_name

    サンプル移行ファイルの名前。拡張子を指定しない場合、デフォルトでxmlになります。ファイル名を指定しない場合、デフォルトでSampleMigrationXML.xmlになります。

  • directory

    サンプル・ファイルの保存場所。ディレクトリを指定しない場合、デフォルトで現在のディレクトリになります。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

例1

次の例では、現在のディレクトリにSampleMigrationXML.xmlという名前のサンプルXML移行ファイルを生成します。サンプルの移行では、Data Guard移行方法を使用します。

emcli get_sample_migration_xml 
      -migration_type="ONLINE_DATAGUARD" 

例2

次の例では、/scratch/migrationsディレクトリにRMANMapping.xmlという名前のサンプルXML移行ファイルを生成します。サンプルの移行では、RMANクローン移行方法を使用します。

emcli get_sample_migration_xml
      -migration_type="RMAN_CLONE"
      -file_name="RMANMapping"
      -directory="/scratch/migrations"

5.4.382 get_saved_configs

保存済構成をリストします。

書式

emcli get_saved_configs 
        [-target_type="<target_type>"] 
        [-target_name="<target_name>"] 
        [-owner="<owner>"] 
        [-format=name:<pretty|script|csv>;
        [column_separator:"column_sep_string"];
        [row_separator:"row_sep_string"];]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_type

    "Oracle Database"に対するoracle_databaseのような内部タイプ名。get_target_typesコマンドを使用して、ターゲット・タイプの内部名を取得できます。

  • target_name

    ターゲットの名前。名前全体を指定するか、%を使用してパターン・マッチを指定します。

  • owner

    保存済構成の所有者。

    完全な値または%を使用したパターン・マッチを指定できます。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format="name:script;column_separator:<column_sep_string>"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • format="name:script;row_separator:<row_sep_string>"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。列はタブ文字で区切られます。

  • noheader

    列見出しのない表形式の出力を表示します。

出力列

名前(保存済構成の名前、すなわちターゲット名、ターゲット・タイプ、YYYYMMDDHH24MISS形式保存時間を連結したもの)、ターゲット・タイプ、ターゲット名、保存時間(形式: yyyy/MM/dd HH:mm)、タイムゾーン、所有者、説明

例2

この例では、ターゲット・タイプhostかつターゲット名test hostに作成された保存済構成をすべてリストします。

emcli get_saved_configs -target_type="host" -target_name="test host" 

Example2

この例では、test userという名前のユーザーによってターゲット・タイプhostかつターゲット名test hostに作成された保存済構成をすべてリストします。

5.4.383 get_service_template_detail

サービス・テンプレートの詳細を取得します。

書式

emcli get_service_template_detail
        -name="<Service_Template_name>"
        -service_family="<Service_family_name>"

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    既存のサービス・テンプレートの名前。

  • service_family

    サービス・テンプレートが属するサービス・ファミリ。たとえば、データベースの場合はDBAAS、ミドルウェアの場合はMWAASです。

emcli clear_problem 
      -problem_key="ORA-600" 
      -target_type="oracle_database"-preview

次のような出力が表示されます。

Name Middleware service template August 
Service Family MWAAS 
Description Middleware small instance service template 
Roles CLOUD_USER_ROLE_1 
Software Pools mwaas_zone:pool1 
Configurations 
{ 
"type" : "CDP" 
"serviceFamily" : "MWAAS", 
"payloads": null,
"configurations" : [ { 
"name" : "WebLogic Username *", 
"value" : "weblogic",
"id" : "wlsUserName",
"displayName" : null,
"description" : "Username for the WebLogic Server",
"values" : null,
"required" : false,
"secret" : false,
"subconfigurations" : null
}, { 
"name" : "WebLogic Password *",
"value" : "Welcome_123",
"id" : "wlsUserPassword",
"displayName" : null,
"description" : "Password for the WebLogic Server",
"values" : null,
"required" : false,
"secret" : true,
"subconfigurations" : null
},{ 
"name" : "Topology",
"value" : "1",
"id" : "topology",
"displayName" : null,
"description" : "Enter 1 for single cluster, 0 for no cluster. For physical provisioning it is auto populated based on the profile selected. For virtual provisioning it is defaulted to 1. Please change based on the actual topology of the assembly. ",
"values" : null,
"required" : false,
"secret" : false,
"subconfigurations" : null
}, 

この例ではすべての構成が表示されるわけではないことに注意してください。

5.4.384 get_service_templates

使用可能なサービス・テンプレートをリストします。

書式

emcli get_service_templates
        [-service_family="<Service_family_name>"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • service_family

    サービス・テンプレートのフィルタリングに使用されるサービス・ファミリ名。たとえば、データベースの場合はDBAAS、ミドルウェアの場合はMWAASです。

5.4.385 get_signoff_agents

サインオフに使用できるエージェントを示します。

オプションを1つも指定しない場合、サインオフ可能なエージェントをすべて表示します。オプションを2つ以上指定した場合、渡したそれぞれのオプションに属する、サインオフ可能なエージェントの和集合を表示します。

書式

emcli get_signoff_agents 
      [-agents="List_of_agents"]
      [-platforms="List_of_platforms"]
      [-versions="list_of_versions"]
      [-groups="list_of_group_names"]
      [-output_file="location_of_output_file"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • agents

    エージェント名またはエージェント名パターンのカンマ区切りリストに一致する、サインオフ対象エージェントのリスト。

  • platforms

    指定したプラットフォーム上でサインオフできるエージェントをリストします。

  • versions

    指定したバージョンでサインオフできるエージェントをリストします。

  • groups

    指定したグループに属する、サインオフできるエージェントをリストします。

  • output_file

    古いOracle Management AgentホームとOracleホーム・ターゲットを削除して、アップグレード済のOracle Management Agentのディレクトリをバックアップするためのクリーンアップ・ジョブに送信できる出力ファイルに、エージェントを追加します。

例1

この例は、オプションに指定したエージェントに一致するエージェントのリストをクリーンアップ用に表示します。

emcli get_signoff_agents -agents="abc%,xyz.domain.com:1243"

例2

この例は、オプションに指定したプラットフォームに一致するエージェントのリストをクリーンアップ用に表示します。

emcli get_signoff_agents -platforms="Linux x86,Microsoft Windows x64 (64-bit)"

5.4.386 get_signoff_status

エージェントのサインオフ結果を表示します。

書式

emcli get_signoff_status 
      [-agent="full_agent_name"]
      [-job_name="job_name"]
      [-status="status"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • agent

    指定のエージェント名、またはカンマで区切られたエージェント名のパターンについて、サインオフ・ジョブの詳細を表示します。

  • job_name

    指定のジョブ名について、サインオフ・ジョブの詳細を表示します。

  • status

    指定のステータスについて、サインオフ・ジョブの詳細を表示します。

パラメータの順列と組合せについては、次のとおりです。

パラメータなし — 各ジョブについて、<JOB NAME, JOB STATUS, NUMBER OF AGENTS IN THE JOB, JOB START TIME, JOB END TIME>を表示します。

-job_name — ジョブ名を-job_nameパラメータで渡した各ジョブのエージェントについて、<AGENT_NAME, STATUS OF JOB, START TIME, END TIME>を表示します。

-statusのみ — ジョブのステータスが-statusパラメータで渡された各ジョブについて、<JOB NAME, NUMBER OF AGENTS IN THE JOB, JOB START TIME, JOB END TIME>を表示します。

-agentのみ — エージェントが存在し、そのエージェント名が-agentパラメータで渡されたジョブについて、<JOB NAME, STATUS OF JOB, START TIME, END TIME>を表示します。

-job_nameおよび-agentのみ — -job_nameおよび-agentパラメータで渡したエージェントのジョブの各ステップについて、<JOB STEP NAME, JOB STEP STATUS, JOB STEP START TIME, JOB STEP END TIME>を表示します。

-job_name、-agentおよび-status — ステップのステータスが-job_name、-agentおよび-statusでそれぞれ渡されたエージェントのジョブの各ステップについて、<JOB STEP NAME, JOB STEP START TIME, JOB STEP END TIME>を表示します。

-job_nameおよび-statusのみ — エージェントのアップグレード・ステータスが-job_nameと-statusでそれぞれ渡されたジョブの各エージェントについて、<;AGENT_NAME, START TIME, END TIME>を表示します。

-agentおよび-status — エージェントおよびクリーンアップ・ステータスを-agentと-statusでそれぞれ渡した各ジョブについて、<JOB NAME, START TIME, END TIME>を表示します。

例1

この例は、エージェントxyz.domain.com:1243のサインオフ・ジョブの詳細を示します。

emcli get_signoff_status -agent=xyz.domain.com:1243

例2

この例は、ステータスSuccessのサインオフ・ジョブの詳細を示します。

emcli get_signoff_status -status="Success"

5.4.387 get_siteguard_credential_association

システムに構成された資格証明アソシエーションをリストします。

書式

emcli get_siteguard_credential_association
      [-system_name=<name_of_system>]
      [-target_name=<name_of_target>]
      [-credential_type=<type_of_credential>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • system_name

    システムの名前。

  • target_name

    ターゲットの名前。

  • credential_type

    資格証明のタイプ。HostNormal、HostPrivileged、WLSAdminまたはDatabaseSysdbaのいずれかです。

出力列

ターゲット名、資格証明名、資格証明タイプ

例1

emcli get_siteguard_credential_association
      -system_name="austin-system"
      -credential_type="HostNormal"

例2

emcli create_siteguard_credential_association
      -system_name="austin-system"
      -target_name="austin-database-instance"
      -credential_type="HostNormal"

5.4.388 get_siteguard_health_checks

操作計画に対するヘルス・チェックのスケジュールを表示します。

書式

emcli get_siteguard_health_checks
        [-operation_plan="name_of_the_operation_plan"] 
 
[ ]  indicates that the parameter is optional

パラメータ

operation_plan

ヘルス・チェックがスケジュールされた操作計画の名前。

この例では、austin-switchover操作計画でシステムにスケジュールされたヘルス・チェックに関する情報を表示します。

emcli get_siteguard_health_checks 
        -operation_plan="austin-switchover"

5.4.389 get_siteguard_lag

システムのすべてのデータベースまたは選択されたデータベースに対する適用ラグとトランスポート・ラグの制限の構成を取得して表示します。

書式

emcli get_siteguard_lag
        [-system_name="name_of_the_system"] 
        [-target_name="name_of_the_target_database"] 
        [-property_name="lag_type"] 
		
[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • system_name

    詳細を表示しようとする構成が含まれるシステムの名前。

  • target_name

    詳細を表示しようとするラグ構成が含まれるデータベースの名前。

  • property_name

    構成されているラグ・プロパティの名前。有効な値はApplyLagおよびTransportLagです。

例1

この例では、システムaustin-systemのすべてのデータベースに構成されている適用ラグ制限の詳細を表示します。

emcli get_siteguard_lag 
        -system_name="austin-system" 
        -property_name="ApplyLag"

例2

この例では、austin-systemのデータベースOID-dbに構成されているトランスポート・ラグ制限の詳細を表示します。

emcli get_siteguard_lag 
        -system_name="austin-system" 
        -target_name="OID_db" 
        -property_name="TransportLag"

5.4.390 get_siteguard_script_credential_params

Site Guardスクリプトのすべての資格証明パラメータを取得します。

書式

emcli get_siteguard_script_credential_params        -script_id="Id associated with the script"         -credential_name="name of the credential"         [-credential_owner="credential owner"] 

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • script_id

    スクリプトID。

  • credential_name

    資格証明の名前。このオプションが指定されない場合、スクリプトのパラメータとして関連付けられたすべての資格証明がリストされます。

  • credential_owner

    資格証明の所有者。この引数が指定されない場合、スクリプトのパラメータとして関連付けられたすべての資格証明がリストされます。

例1

次のコマンドは、ID 1および名前NAMED_CREDENTIAL_XのスクリプトのSite Guard資格証明パラメータを取得します。

emcli get_siteguard_script_credential_params 
      -script_id="1" 
      -credential_name="NAMED_CREDENTIAL_X" 

例2

次のコマンドは、スクリプトID 3のすべてのスクリプトのSite Guard資格証明パラメータを取得します。

emcli get_siteguard_script_credential_params 
      -script_id=3"

5.4.391 get_siteguard_script_hosts

スクリプトが実行されるように設計されたすべてのスクリプトに関連付けられたホストをリストします。

書式

emcli get_siteguard_script_hosts
      [-script_id=<script_id>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • script_id

    スクリプトに関連付けられたID。

出力列

ホスト名

emcli get_siteguard_script_hosts
      -script_id="10"

5.4.392 get_siteguard_scripts

指定されたシステムに関連付けられたSite Guardスクリプトを取得します。

書式

emcli get_siteguard_scripts
      -system_name=<system_name>
      -operation=<operation_name>
      [-script_type=<type_of_script>]
      [-role=<role_of_system>]

パラメータ

  • system_name

    システムの名前。

  • operation

    スイッチオーバー、フェイルオーバー、起動または停止などの操作の名前。

  • script_type

    スクリプトのタイプ。例: mount、unmount、pre-script、post-script、failoverまたはswitchover。

  • role

    システムに関連付けられたロールに基づいてスクリプトをフィルタ処理します。例: PrimaryまたはStandby。

出力列

スクリプト、ID、タイプ、操作、パス、ロール

例1

emcli get_siteguard_scripts
      -system_name="BISystem1"
      -operation="Switchover"
      -script_type="Pre-Script"

例2

emcli get_siteguard_scripts
      -system_name="austin-system"
      -operation="Switchover"
      -script_type="Pre-Script"
      -role="Primary"

5.4.393 get_supported_platforms

管理エージェント・ソフトウェアがOMSホストで使用できるプラットフォームをリストします。

書式

emcli get_supported_platforms

出力

コマンドの出力は、この例のように表示されます。

--------------------------
Platform Name : Linux x86
--------------------------

5.4.394 get_supported_privileges

指定したタイプに基づいてEnterprise Managerの使用可能な権限のリストを取得します。

書式

emcli get_supported_privileges
        -type="ResourceType"
        [-noheader]
        [-script | -format=
                           [name:<pretty|script|csv>];
                           [column_separator:"column_sep_string"];
                           [row_separator:"row_sep_string"];
        ]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • type

    Enterprise Managerから取得する権限のタイプ。使用可能な値は、次のとおりです。

    • ALL (デフォルト値)

    • SYSTEM

    • TARGET

    • JOB

  • noheader

    列見出しのない表形式の情報を表示します。

  • script

    これは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

出力列

権限名、権限タイプ、リソース・クラス、リソースGUID列、リソースID列

5.4.395 get_swlib_entity_details

エンティティ・リビジョンの詳細をリストします。

書式

emcli get_swlib_entity_details
      -entity_rev_id="entity_rev_id"

パラメータ

  • entity_rev_id

    エンティティ・リビジョンの識別子。

5.4.396 get_system_members

指定されたシステムのメンバーをリストします。

書式

emcli get_system_members
      -name="name"
      [-type=<generic_system>]
      [-depth=#  (default 1)]
      [-noheader]
      [-script | -format=
            [name:<pretty|script|csv>];
            [column_separator:"column_sep_string"];
            [row_separator:"row_sep_string"];
      ]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    システムのターゲット名。

  • type

    システム・タイプ(generic_system)。デフォルトはgeneric_systemです。

  • depth

    指定された深さまで、サブシステムのターゲット・メンバーをリストします。depthが0に設定されている場合、システムのターゲット・メンバーはリストされず、システムの存在のみが検証されます。depthが-1に設定されている場合、すべてのシステムおよびサブシステムのターゲット・メンバーがリストされます。

  • noheader

    列見出しのない表形式の情報を表示します。

  • script

    これは、-format="name:script"と同じです。対話およびスクリプト・モードでは、値はTrueまたはFalseである必要があります。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

出力列

ソース・ターゲット名、メンバー・ターゲット名、メンバー・ターゲット・タイプ、レベル

例1

この例では、システムdb2_systemのデータベースをリストします。

emcli get_system_members -name=db2_system

例2

この例では、システムmy_system:generic_systemが存在することを確認します。

emcli get_system_members -name=my_system -depth=0

5.4.397 get_target_properties

指定されたターゲット・タイプのすべてのプロパティ名をリストします。

書式

emcli get_target_properties
         -target_type="target_type"

オプション

  • target_type

    ユーザー定義のプロパティ名をリストするターゲット・タイプ。

emcli get_target_properties -target_type="host"

Comment
Contact
Deployment Type
Line of Business
Location
Target properties fetched successfully

5.4.398 get_target_types

入力プラグインのターゲット・タイプとそれらの詳細を取得します。

書式

emcli get_target_types
      -plugin="Plug-in Id for which the targets types needs to be retrieved" 

出力列: 表示ターゲット・タイプ、ターゲット・タイプがコンポジットか(Y/N)

オプション

  • plugin

    ターゲット・タイプを取得する必要があるプラグインID。

次の例では、データベース・プラグインのすべてのターゲット・タイプを表示します。

emcli get_target_types
      -plugin=oracle.sysman.db       

5.4.399 get_targets

ターゲットのステータスおよびアラート情報を取得します。

標準モード

emcli get_targets
        [-targets="[name1:]type1;[name2:]type2;..."]
        [-alerts]
        [-noheader]
        [-script | -format=
                           [name:<pretty|script|csv>];
                           [column_separator:"column_sep_string"];
                           [row_separator:"row_sep_string"];
        ]
        [-limit_rows="maximum_targets_to_be_retrieved"]
        [-config_search="configuration_search_UI_name"]
        [-unmanaged]
        [-properties]
        [-separator_properties="properties_sep_string"]
        [-subseparator_properties="properties_subsep_string"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

インタラクティブまたはスクリプト・モード

get_targets
      [(targets="[name1:]type1;[name2:]type2;..."]
      [,alerts=True|False]
      [,noheader=True|False]
      [,script=True|False | ,format=
                 [name:<pretty|script|csv>];
                 [column_separator:"column_sep_string"];
                 [row_separator:"row_sep_string"];
      ]
      [,-limit_rows="maximum_targets_to_be_retrieved"]
      [,-config_search="configuration_search_UI_name"]
      [,-unmanaged]
      [,-properties]
      [,-separator_properties="properties_sep_string"]
      [,-subseparator_properties="properties_subsep_string"])

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • targets=name:type

    名前またはタイプは、完全な値または「%」を使用したパターン・マッチです。また、名前はオプションなので、タイプのみを指定できます。

  • alerts

    各ターゲットのクリティカル・アラートと警告アラートの数を表示します。スクリプトおよび対話モードでは、値はTrueまたはFalseのいずれかに設定する必要があります。

  • noheader

    列見出しのない表形式の出力を表示します。スクリプトおよび対話モードでは、値はTrueまたはFalseのいずれかに設定する必要があります。

  • script

    これは、-format="name:script"と同じです。スクリプトおよび対話モードでは、値はTrueまたはFalseのいずれかに設定する必要があります。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

  • limit_rows

    取得するターゲットの最大数。指定しない場合はデフォルトの2000行になります。

  • config_search

    検索UI名には、構成検索の表示名を指定する必要があります。

  • unmanaged

    管理対象外ターゲットを取得します(ステータスまたはアラート情報なし)。

  • properties

    取得するターゲットの最大数。指定しない場合はデフォルトの2000行になります。

  • separator_properties

    separator_propertiesを使用して管理対象外ターゲットのプロパティを表示します。

  • subseparator_properties

    subseparator_propertiesを使用して管理対象外ターゲットのプロパティを表示します。

出力列

ステータスID、ステータス、ターゲット・タイプ、ターゲット名、クリティカル、警告

この例では、管理対象外ホスト・ターゲットの名前とタイプの情報を表示します。

例1 - コマンドライン形式

emcli get_targets
      -targets="host"
      -unmanaged

例2 - スクリプトおよび対話形式

get_targets    (targets="host"    ,unmanaged)

この例では、指定されたセパレータを使用して管理対象外ホスト・ターゲットの名前、タイプおよびプロパティを表示します。デフォルトでは、separator_propertiesは「;」、subseparator_propertiesは「:」です。

例3 - コマンドライン形式

emcli get_targets
      -unmanaged -properties 
      -separator_properties=, 
      -subseparator_properties==

例4 - スクリプトおよび対話形式

get_targets
    (unmanaged -properties 
    ,separator_properties=, 
    ,subseparator_properties==)

5.4.400 get_test_thresholds

テストのしきい値を表示します。

書式

 emcli get_test_thresholds      -name=<target_name>      -type=<target_type>      -testname=<test_name>      -testtype=<test_type>      [-script|-format=               [name:"pretty|script|csv"];               [column_separator:"sep_string"];               [row_separator:"row_sep_string"]
      ]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    ターゲット名。

  • type

    ターゲット・タイプ。

  • testname

    テスト名。

  • testtype

    テスト・タイプ。

  • script

    これは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

emcli get_test_thresholds -name="Service Name"
               -type="generic_service"
               -testname="Test Name"
               -testtype="HTTP"

5.4.401 get_threshold

指定したターゲットとメトリックに関するしきい値情報を取得します。

書式

emcli get_threshold      -target_name="tname"      -target_type="ttype"      [-metric="metric_group"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_name

    しきい値に関連付けられているターゲットの名前。

  • target_type

    しきい値に関連付けられているターゲットのタイプ。

  • metric

    しきい値に関連付けられているメトリック・グループ。このオプションを指定しない場合のデフォルトでは、すべてのメトリックのしきい値を表示します。

例1

この例では、ホストmyhost.example.comで、Loadカテゴリのしきい値データを取得します。

emcli get_threshold
          -target_name="myhost.example.com"
          -target_type="host"
          -metric="Load"

例2

この例では、ホストmyhost.oracle.comのディスク・アクティビティについて、DiskActivitybusyしきい値を取得します。

emcli get_threshold
          -target_name="myhost.oracle.com"
          -target_type="host"
          -metric="DiskActivity"

5.4.402 get_unsync_alerts

指定されたターゲットの管理エージェントとリポジトリの間で同期していないアラートのリストを取得します。通常、このコマンドは、管理エージェントが最新のアラートをリポジトリにアップロードしていないと判断される場合に使用します。そのような状況では、リポジトリは管理エージェントの状態と同期していません。

書式

 emcli get_unsync_alerts       -target_type="type"
       -target_name="name"

オプション

  • target_type

    内部ターゲット・タイプの識別子(host、oracle_database、emrepなど)。

  • target_name

    ターゲットの名前。

出力列

ステータス

この例では、ターゲット・タイプhostおよびターゲット名abc.example.comの同期していないアラート状態を表示します。

emcli get_unsync_alerts -target_type=host -target_name=abc.example.com

5.4.403 get_unused_metric_extensions

エージェントにデプロイされているが、どのターゲットにも添付されていないメトリック拡張のリストを取得します。

書式

 emcli get_unused_metric_extensions

オプション

なし。

5.4.404 get_update_status

更新の最新のステータスを取得します。

書式

emcli get_update_status 
        -id="internal id" 

オプション

  • id

    更新の内部識別子。

この例は、最新の更新ステータスを表示します。

emcli get_update_status 
        -id="914E3E0F9DB98DECE040E80A2C5233EB" 

5.4.405 get_updatable_agents

特定の管理エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンまたは管理エージェント・ゴールド・イメージを使用して更新できる管理エージェントを表示します。

書式

emcli get_updatable_agents 
        -version_name  | -image_name 
        [-agents="Full Agent Name"] 
        [-versions="List of Versions"]
        [-groups="List of group names"]
        [-output_file="Location of the output file"]

[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • version_name

    管理エージェント・ゴールド・イメージのバージョン名を指定します。

  • image_name

    作成した管理エージェント・ゴールド・イメージを追加する必要があるゴールド・イメージ名を指定します。

  • versions

    指定したバージョンで更新可能な管理エージェントを表示します。

  • agents

    名前が指定した名前パターンに一致する更新可能な管理エージェントを表示します。

  • groups

    名前が指定した名前パターンに一致するグループに含まれる更新可能な管理エージェントを表示します。

  • output_file

    更新可能な管理エージェントの表示されたリストを出力ファイルに追加します。

    注意: -version_nameパラメータまたは-image_nameパラメータの指定は必須です。両方指定すると、(これらのパラメータをそれぞれ個別に指定した場合の)出力が結合して表示されます。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

例1

次の例では、管理エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用して更新できる管理エージェントをリストし、そのリストを出力ファイル/scratch/agents_file.txtに追加します。

emcli get_updatable_agents 
            -image_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -output_file="/scratch/agents_file.txt"

例2

次の例では、管理エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用して更新できるバージョン12.1.0.1.0または12.1.0.2.0の管理エージェントをリストします。

emcli get_updatable_agents 
            -version_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" -versions="12.1.0.1.0,12.1.0.2.0"

5.4.406 get_upgradable_agents

アップグレード可能なエージェントを示します。オプションを1つも指定しない場合、アップグレード可能なエージェントをすべて表示します。オプションを2つ以上指定した場合、指定したそれぞれのオプションに属する、アップグレード可能なエージェントの和集合を表示します。

書式

emcli get_upgradable_agents 
      [-agents="full_agent_name"]
      [-platforms="list_of_platforms"]
      [-versions="list_of_versions"]
      [-groups="list_of_group_names"]
      [-output_file="output_file_location"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • agents

    エージェント名またはエージェント名パターンに一致する、アップグレード可能なエージェントをリストします。

  • platforms

    指定したプラットフォーム上でアップグレード可能なエージェントをリストします。

  • versions

    指定したバージョンでアップグレード可能なエージェントをリストします。

  • groups

    指定したグループに属する、アップグレード可能なエージェントをリストします。

  • output_file

    アップグレード可能なエージェントをリストし、指定したファイルに追加します。

例1

この例は、グループGROUP1およびGRP2に属する、アップグレード可能なエージェントを表示します。

emcli get_upgradable_agents -groups="GROUP1,GRP2"

例2

この例は、アップグレード可能なエージェントをリストし、/scratch/agents_file.txtファイルに追加します。

emcli get_upgradable_agents -output_file="/scratch/agents_file.txt"

5.4.407 grant_bipublisher_roles

BI Publisherカタログにアクセスするためのロールを付与します。

書式

emcli grant_bipublisher_roles
    (-roles="role1[;role2;...role_n]" 
    [-users="user"] 
    [-external_role="grantee_group"]) 
     
[ ]  indicates that the parameter is optional

注意:

ロールおよびユーザー・パラメータの値では、大/小文字が区別されます。

オプション

  • roles

    1つ以上のロールをBI Publisherに付与します。セミコロンで区切って1つ以上のロールを指定します。ロール・パラメータの値では、大/小文字が区別されます。

  • users

    付与されるロールを受け取るユーザー。ユーザー・パラメータの値では、大/小文字が区別されます。

  • external_role

    ロールを付与するグループ。

例1

この例では、1つのロールを1グループに付与します。

emcli grant_bipublisher_roles -roles="EMBIPViewer" -external_role="TESTGROUPNAME"

例2

この例では、複数のロールを1グループに付与します。

emcli grant_bipublisher_roles -roles="EMBIPViewer;EMBIPAuthor" 
      -external_role="TESTGROUPNAME"

5.4.408 grant_license_no_validation

ライセンス供与可能な入力ターゲット・タイプに属するユーザー指定のターゲットのセットまたはすべてのターゲットに対して、ユーザー指定のパックのセットまたはすべてのパックに関するライセンスを供与します。

11gデータベース・ターゲットの場合、ユーザー・インタフェースを使用して、Database DiagnosticおよびTuning Packsを有効または無効にできません。ライセンスを管理するには、control_management_pack_access初期化パラメータを設定する必要があります。このオプションの詳細は、『Oracle Enterprise Managerライセンス情報』の「Enterpriseデータベース管理」の章を参照してください。

ヒント:

このverbを使用してホストやデータベースなどのスタンドアロン・ターゲット・タイプのライセンスを付与できますが、依存ターゲット・タイプOC4J、Jserv、Webキャッシュなどがある、親Application Server (oracle_ias)ターゲット・タイプのライセンスを付与できません。これを行うには、かわりにgrant_license_with_validation verbを使用します。

たとえば、関連する依存ターゲットOC4J1を持つAS1のpack ias_configおよびApplication Serverターゲットの場合、このverbはAS1にライセンスを付与しますが、これはOC4J1に伝播しません。

書式

emcli grant_license_no_validation      -type="target_type"      [-targets="tname1;tname2;..."]      [-packs="pack1;pack2;..."]      [-file="file_name"]
      [-displayAllMessages]
     
[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • type

    データベースに存在するターゲット・タイプ。名前には、コロン(:)、セミコロン(;)、先行または後続の空白を使用できません。一度に1つのターゲット・タイプのみを指定できます(-type="oracle_database"など)。

  • targets

    ターゲットは次の順番で指定してください。

    TargetName1;TargetName2;
    

    たとえば、次のようにします。

    -targets="database1;database2;database3;"
    

    セミコロン(;)はターゲットを指定する際のセパレータです。

    ターゲットの引数の指定方法の詳細は、次の例に関する項を参照してください。

  • packs

    ライセンス・パックは次の順番で指定してください。

    pack1;pack2;
    

    たとえば、次のようにします。

    -packs="db_diag;db_config;"
    

    セミコロン(;)はパックを指定する際のセパレータです。

    パックの引数の指定方法の詳細は、次の例に関する項を参照してください。

  • file

    完全なパスを使用してファイル名を指定します。たとえば、次のようにします。

    -file="/usr/admin1/db_license.txt"
    

    このファイルには、状況に応じてターゲットおよびパックのリストを含める必要があります。

    • ターゲットのリストのみを指定する場合、次の書式を使用します。

      targets=database1;database2;database3;
      
    • パックのリストのみを指定する場合、次の書式を使用します。

      packs=db_diag;db_config;
      
    • ターゲットとパックの両方のリストを指定する場合、次の書式を使用します。

      targets=database1;database2;database3;packs=db_diag;db_config;
      
  • displayAllMessages

    すべてのメッセージを表示します。デフォルトでは、メッセージのみが表示されます。コマンドラインでは、=valueは使用できません。

次の例1および例2では、特定のターゲットの特定のパックにライセンスを付与します。引数として渡すことができるターゲット・タイプとパック名を判定するには、mgmt_license_viewという名前のビューを使用して、ライセンス供与可能なターゲットのリスト、そのターゲット・タイプ、およびそれらにライセンス供与されたパックのリストを参照します。

この情報を取得するには、次を実行します。

  1. sysman.mgmt_license_viewへのアクセス権を持つsysmanまたは他のユーザーを使用し、ユーザー名とパスワードを指定してSQL*Plusにアクセスします。

  2. 次のように、sysman.mgmt_license_viewから個別のパック名を選択します。

    target_type=<oracle_database>
    

この例では、ターゲット・タイプとして指定するOracleデータベースのパック名を表示します。

PACK_NAME
-------------------
db_config
provisioning
db_sadm
db_tuning
db_diag
provisioning_db
db_chgmgt
 
7 rows selected.

この情報に基づいて、db_chgmgtパックのdatabase1ターゲットにライセンスを付与するには、次のコマンドを入力します。

emcli grant_license_no_validation -type="oracle_database" -targets="database1" -packs="db_chgmgt"

mgmt_license_viewの唯一の制限は、パックが該当のタイプの少なくとも1つのターゲットに付与されていて、そのターゲット・タイプのパックしかリストされないということです。すなわち、パックが該当のタイプのどのターゲットに付与されていない場合、mgmt_license_viewでは情報を表示できません。

例1

この例では、db_diagおよびdb_configパックのライセンスをdatabase1、database2およびdatabase3ターゲット(oracle_databaseターゲット・タイプ)に付与します。

emcli grant_license_no_validation -type="oracle_database"           -targets="database1;database2;database3;" -packs="db_diag;db_config;"

例2

この例では、db_diagおよびdb_configパックのライセンスを設定内のすべてのデータベース・ターゲットに付与します。

emcli grant_license_no_validation -type="oracle_database"
       -packs="db_diag;db_config;"

5.4.409 grant_license_with_validation

ビジネス・ルールに従って、ライセンス供与可能な入力ターゲット・タイプに属するユーザー指定のターゲットのセットまたはすべてのターゲットに対して、ユーザー指定のパックのセットまたはすべてのパックに関するライセンスを供与します。

11gデータベース・ターゲットの場合、ユーザー・インタフェースを使用して、Database DiagnosticおよびTuning Packsを有効または無効にできません。ライセンスを管理するには、control_management_pack_access初期化パラメータを設定する必要があります。このオプションの詳細は、『Oracle Enterprise Managerライセンス情報』の「Enterpriseデータベース管理」の章を参照してください。

ヒント:

このverbを使用してホストやデータベースなどのスタンドアロン・ターゲット・タイプのライセンスを付与できます。また、依存ターゲット・タイプOC4J、Jserv、Webキャッシュなどがある、親Application Server (oracle_ias)ターゲット・タイプのライセンスも付与できます。

たとえば、関連する依存ターゲットOC4J1を持つAS1のpack ias_configおよびApplication Serverターゲットの場合、このverbはAS1にライセンスを付与し、OC4J1(およびAS1に関連付けられている他のすべての依存ターゲット)にも伝播します。

スタンドアロン・ターゲット・タイプのみにライセンスを付与するには、grant_license_no_validation verbを使用します。

書式

emcli grant_license_with_validation      -type="target_type"      [-targets="tname1;tname2;..."]      [-packs="pack1;pack2;..."]      [-file="file_name"]      [-displayAllMessages]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • type

    データベースに存在するターゲット・タイプ。名前には、コロン(:)、セミコロン(;)、先行または後続の空白を使用できません。一度に1つのターゲット・タイプのみを指定できます(-type="oracle_database"など)。

  • targets

    ターゲットは次の順番で指定してください。

    TargetName1;TargetName2;
    

    たとえば、次のようにします。

    -targets="database1;database2;database3;"
    

    セミコロン(;)はターゲットを指定する際のセパレータです。

    ターゲットの引数の指定方法の詳細は、次の例に関する項を参照してください。

  • packs

    ライセンス・パックは次の順番で指定してください。

    pack1;pack2;
    

    たとえば、次のようにします。

    -packs="db_diag;db_config;"
    

    セミコロン(;)はパックを指定する際のセパレータです。

    パックの引数の指定方法の詳細は、次の例に関する項を参照してください。

  • file

    完全なパスを使用してファイル名を指定します。たとえば、次のようにします。

    -file="/usr/admin1/db_license.txt"
    

    このファイルには、状況に応じてターゲットおよびパックのリストを含める必要があります。

    • ターゲットのリストのみを指定する場合、次の書式を使用します。

      targets=database1;database2;database3;
      
    • パックのリストのみを指定する場合、次の書式を使用します。

      packs=db_diag;db_config;
      
    • ターゲットとパックの両方のリストを指定する場合、次の書式を使用します。

       targets=database1;database2;database3; packs=db_diag;db_config;
      
  • displayAllMessages

    すべてのメッセージを表示します。デフォルトでは、メッセージのみが表示されます。コマンドラインでは、=valueは使用できません。

次の例1および例2では、特定のターゲットの特定のパックにライセンスを付与します。引数として渡すことができるターゲット・タイプとパック名を判定するには、mgmt_license_viewという名前のビューを使用して、ライセンス供与可能なターゲットのリスト、そのターゲット・タイプ、およびそれらにライセンス供与されたパックのリストを参照します。

この情報を取得するには、次を実行します。

  1. sysman.mgmt_license_viewへのアクセス権を持つsysmanまたは他のユーザーを使用し、ユーザー名とパスワードを指定してSQL*Plusにアクセスします。

  2. 次のように、sysman.mgmt_license_viewから個別のパック名を選択します。

    target_type=<oracle_database>
    

この例では、ターゲット・タイプとして指定するOracleデータベースのパック名を表示します。

PACK_NAME
-------------------
db_config
provisioning
db_sadm
db_tuning
db_diag
provisioning_db
db_chgmgt
 
7 rows selected.

この情報に基づいて、db_chgmgtパックのdatabase1ターゲットにライセンスを付与するには、次のコマンドを入力します。

emcli grant_license_with_validation -type="oracle_database" -targets="database1" -packs="db_chgmgt"

mgmt_license_viewの唯一の制限は、パックが該当のタイプの少なくとも1つのターゲットに付与されていて、そのターゲット・タイプのパックしかリストされないということです。すなわち、パックが該当のタイプのどのターゲットに付与されていない場合、mgmt_license_viewでは情報を表示できません。

例1

この例では、db_diagおよびdb_configパックのライセンスをdatabase1、database2およびdatabase3ターゲット(oracle_databaseターゲット・タイプ)に付与します。

emcli grant_license_with_validation -type="oracle_database"           -targets="database1;database2;database3;" -packs="db_diag;db_config;"

例2

この例では、db_diagおよびdb_configパックのライセンスを設定内のすべてのデータベース・ターゲットに付与します。

emcli grant_license_with_validation -type="oracle_database"
       -packs="db_diag;db_config;"

5.4.410 grant_privs

既存のEnterprise ManagerユーザーまたはEnterprise Managerロールに権限を付与します。

注意:

既存のEnterprise Manager管理者ロールを置き換えるには、modify_role verbを使用します。

書式

emcli grant_privs
        -name="username|rolename"
        -privilege="name[;secure_resource_details]"
        [-grant_all_targets_on_host="yes|no"]
        [-separator=privilege="sep_string"]
        [-subseparator=privilege="subsep_string"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    権限を付与するユーザー名またはロール名。

  • privilege

    Enterprise Managerユーザーまたはロールに付与する権限。このオプションは、複数回指定できます。

    secure_resource_detailsを次のように指定します。

    resource_guid|[resource_column_name1=resource_column_value1
    [:resource_column_name2=resource_column_value2]..]"
    

    emcliのget_supported_privilegesによって記述された順番でリソース情報を指定した場合、オプションで、このオプションからリソース列名を削除できます。詳細は、関連項目の項を参照してください。

  • grant_all_targets_on_host

    権限パラメータの一部として指定されたホストのすべてのターゲットに権限を付与する必要があるかどうかを指定します。デフォルト値はnoです。

  • separator=privilege

    -privilegeオプションの値で、名前と値のペアを区切る文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタはセミコロン(;)です。

  • subseparator=privilege

    -privilegeオプションの値で、各名前と値のペアの名前と値を区別する文字列デリミタを指定します。デフォルトのサブセパレータ・デリミタはコロン(:)です。

例1

この例では、次の権限をuser1に付与します。

  • どんなビーコンでも使用可能な権限

  • IDが923470234ABCDFE23018494753091111のジョブに対するフル・コントロール

  • ターゲットhost1.example.com:hostに対するフル・コントロール

  • 資格証明cred1:user2に対するフル・コントロール

  • IDが123451234ABCDFE23018494753092222のターゲットに対する表示権限

emcli grant_privs
      -name="user1"
      -privilege="USE_ANY_BEACON"
      -privilege="FULL_JOB;923470234ABCDFE23018494753091111"
      -privilege="FULL_TARGET;TARGET_NAME=host1.example.com:TARGET_TYPE=host"
      -privilege="FULL_CREDENTIAL;CRED_NAME=cred1:CRED_OWNER=user2"
      -privilege="FULL_CREDENTIAL;CRED_GUID=123451234ABCDFE23018494753092222"

例2

この例では、EMロールRole1にターゲット権限を付与します。

emcli grant_privs
      -name="Role1"
      -privilege="FULL_TARGET;TARGET_NAME=host1.example.com:TARGET_TYPE=host"

関連項目

権限の完全なリストおよびリソース列名を確認するには、次のコマンドを実行します。

emcli get_supported_privileges

リソース情報が必要なSYSTEM権限のリストを確認するには、次のコマンドを実行します。

emcli get_supported_privileges -type=SYSTEM

TARGET権限のリストを参照するには、次のコマンドを実行します。

emcli get_supported_privileges -type=TARGET

JOB権限のリストを参照するには、次のコマンドを実行します。

emcli get_supported_privileges -type=JOB

5.4.411 grant_roles

既存のEnterprise ManagerユーザーまたはEnterprise Managerロールにロールを付与します。

書式

emcli grant_roles
     -name="username|rolename"
     [-roles="role1;role2;..."]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    ロールを付与するユーザー名またはロール名。

  • roles

    Enterprise Managerユーザーまたはロールに付与するロール。このオプションは、複数回指定できます。

emcli grant_roles
      -name="user1"
      -roles="SUPER_USER"

emcli grant_roles
      -name="Role1"
      -roles="BLACKOUT_ADMIN;MAINTAIN_TARGET"

5.4.412 help

すべてのverbのサマリーまたは個々のEM CLI verbのコマンドライン・ヘルプを表示します。

注意:

すべてのverbのコマンドライン・ヘルプを表示するには、EM CLIを設定し、構成する必要があります。

書式

emcli help [verbname]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

なし。

例1

この例では、使用可能なすべてのVerbの概要を表示します。

emcli help

例2

この例では、add_target verbの説明、構文および使用例を表示します。

emcli help add_target

5.4.413 ignore_instance

失敗したステップを無視します。インスタンスが完了、エラー終了、一時停止中または停止している場合、このインスタンスは無視できません。

書式

emcli ignore_instance 
      -instance=<instance_guid> 
      [exec=<execution_guid>] 
      [-name=<execution_name>] 
      [-owner=<execution_owner>] 
      [-stateguid=<state_guid>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • instance

    インスタンスのGUID。

  • exec

    実行のGUID。

  • name

    実行名。

  • owner

    実行の所有者。

  • stateguid

    状態GUIDのカンマ区切りリスト。

emcli ignore_instance -instance=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61 -stateguid=51F762417C4943DEE040578C4E087168

5.4.414 import_adm

指定されたXMLファイルからアプリケーション・データ・モデルをインポートします。

書式

emcli import_adm
     -file=<file_name>
     -adm_name=<application_data_model_name>
     -target_name=<target_name>
     -target_type=<target type>
     [-desc=<description>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • file

    XMLファイルの絶対パスを含むファイル名。

  • adm_name

    アプリケーション・データ・モデルのインポートに使用するモデル名。

  • target_name

    アプリケーション・データ・モデルを作成するターゲット。

  • target_type

    アプリケーション・データ・モデルを作成するターゲットのターゲット・タイプ。

  • desc

    アプリケーション・データ・モデルの説明。

出力

成功またはエラーを示すメッセージ。

この例では、sample_adm_import.xmlファイルのアプリケーション・データ・モデルをSample_ADMとしてインポートします。

emcli import_adm
       -file=/home/user/sample_adm_import.xml
       -adm_name=Sample_ADM
       -target_name=test_database
       -target_type=oracle_pdb
       -desc="Application Data Model for EBS"

5.4.415 import_admin_group

管理グループ階層をインポートします。

書式 - 標準モード

emcli import_admin_group
		-property_file="null"

書式 - インタラクティブまたはスクリプト・モード

import_admin_group(
		property_file="null"
		)

オプション

  • ヘルプは使用できません。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、全部で5つの値を持つライフサイクル・ステータスという1つのレベルで管理グループを作成します。

ade:[ system_23 ] [system@sys01apq emgc]$ emcli export_admin_group
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<AdminGroup>
    <groupList>
        <parent>ADMGRP0</parent>
        <child>Deve-Grp</child>
        <level>1</level>
<propertyValuePair>orcl_gtp_lifecycle_status:Development</propertyValuePair>
    </groupList>
    <groupList>
        <parent>ADMGRP0</parent>
        <child>MC-Grp</child>
        <level>1</level>
<propertyValuePair>orcl_gtp_lifecycle_status:MissionCritical</propertyValuePair>
    </groupList>
    <groupList>
        <parent>ADMGRP0</parent>
        <child>Prod-Grp</child>
        <level>1</level>
<propertyValuePair>orcl_gtp_lifecycle_status:Production</propertyValuePair>
    </groupList>
    <groupList>
        <parent>ADMGRP0</parent>
        <child>Stag-Grp</child>
        <level>1</level>
<propertyValuePair>orcl_gtp_lifecycle_status:Stage</propertyValuePair>
    </groupList>
    <groupList>
        <parent>ADMGRP0</parent>
        <child>Test-Grp</child>
        <level>1</level>
<propertyValuePair>orcl_gtp_lifecycle_status:Test</propertyValuePair>
    </groupList>
    <levelList>
        <levelNumber>1</levelNumber>
<levelProperty>orcl_gtp_lifecycle_status</levelProperty>
        <propertyValues>Development</propertyValues>
        <propertyValues>MissionCritical</propertyValues>
        <propertyValues>Production</propertyValues>
        <propertyValues>Stage</propertyValues>
        <propertyValues>Test</propertyValues>
    </levelList>
    <rootNode>ADMGRP0</rootNode>
</AdminGroup>
emcli awrwh_add_src_db -target_name=sample_database -target_type=oracle_database

5.4.416 import_appreplay_workload

ワークロード・メタデータのXMLファイルをインポートし、新しいアプリケーション・リプレイ・ワークロード・オブジェクトを作成します。ワークロード・メタデータのXMLファイルは、ワークロード・ルート・ディレクトリに格納され、ワークロード取得プロセスの一部として自動的に生成されます。XMLファイルには、実際の取得済ワークロードRAWデータファイルへのポインタが含まれています。あるEnterprise Managerシステムによって取得されたワークロードを別のEnterprise Managerシステムにインポートする場合、XMLファイルに指定されているワークロード記憶域の場所がアクセス可能でワークロード・データファイルを含んでいることを確認します。

書式

emcli  import_appreplay_workload
        -input_file=template:<input_filename>

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • input_file

    ワークロード・メタデータのXMLファイルへの完全修飾パス。ワークロードXMLファイルは、取得中に自動的に作成されます。ただし、XMLファイルに必要な変更を加えてからインポートする必要があります。たとえば、エクスポートされたファイルのワークロード名を変更し、XMLファイルの名前を変更し、ワークロード名を一致させる場合があります。また、取得したデータファイルを移動した場合に、ワークロード・データファイルが存在する場所を指す記憶域の場所を変更しなければならないこともあります。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

5.4.417 import_charge_plans

指定されたファイルからチャージ・プラン・メタデータをインポートします。

書式

emcli import_charge_plans  
        [-charge_plan="plan_name"[-entity_type=entity_type_name]]
        [<-create|-create_revision|-validate|-describe>]
        [-start_date=ddmmyyyy]
        -file=file_name
[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • charge_plan

    インポートするチャージ・プランの名前。このオプションが指定されない場合、ファイル内のすべてのチャージ・プランがインポートされます。

  • entity_type

    ファイル内の指定されたチャージ・プランからチャージ・レート・メタデータをインポートするチャージバック・エンティティ・タイプの名前。このオプションが指定されない場合、チャージ・プランのすべてのエンティティ・タイプ・チャージ・レートがインポートされます。

  • create

    チャージ・プラン・メタデータをインポートしてチャージ・プランを作成します。

  • create_revision

    チャージ・プラン・メタデータをインポートしてチャージ・プラン・リビジョンを作成します。

  • validate

    チャージ・プラン・メタデータ・ファイルを検証します。これはインポート操作が指定されない場合のデフォルト・アクションです。

  • describe

    指定されたファイルのチャージ・プラン・メタデータを説明します。

  • start_date

    該当するチャージ・プラン・インポート操作のレポート・サイクルの開始日(ddmmyyyy形式)。このオプションが指定されない場合、現在のレポート・サイクルの開始日が使用されます。

  • file

    インポートするチャージ・プラン・メタデータを含むXMLファイルの絶対パス。

例1

この例では、/home/allplans.xmlのチャージ・プラン・メタデータを説明します。

emcli import_charge_plans
        -file=/home/allplans.xml
        -describe

例2

この例では、/home/plans.xmlのPlan Cチャージ・プラン・メタデータをインポートし、有効な開始日01092014のプラン・リビジョンを作成します。

emcli import_charge_plans
        -charge_plan="Plan C"
        -file=/home/plans.xml
        -create_revision
        -start_date=01092014

5.4.418 import_compliance_object

コンプライアンス・オブジェクトをリポジトリにインポートします。

書式

 import_compliance_object
      -files=file1;file2;...  [-overwrite] [-deep]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • files

    インポートするファイル。

  • overwrite

  • deep

emcli import_compliance_object
       -files=file1.xml;file2.xml -overwrite

5.4.419 import_config_compare_template

引数filenameとして指定された比較テンプレートをインポートします。

書式

emcli import_config_compare_template
      -filename="<file_name>"

オプション

  • filename

    比較テンプレートを表す絶対パスを使用した入力XMLファイル。

次の例では、ファイル/tmp/sample_comparison_templateで表される比較テンプレートをインポートします。

emcli import_config_compare_template
      -filename="/tmp/sample_comparison_template.xml"

5.4.420 import_config_search

リポジトリに構成検索XMLファイルをインポートします。

書式

emcli import_config_search  
      -file="<XML file name>"  

オプション

  • file

    XMLファイルの名前。ファイル名には絶対パスが含まれている必要があります。

次の例では、構成をimportfile.xmlファイルにインポートします。

emcli import_config_search       -file="/tmp/importfile.xml" 
     

5.4.421 import_custom_charge_items

指定されたファイルからユーザー定義のチャージ・アイテム・メタデータをインポートします。

書式

emcli import_custom_charge_items
        -file=file_name
        [-validate]
[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • file

    ユーザー定義チャージ・アイテム・メタデータをインポートするXMLファイルの絶対パス。

  • validate

    XMLファイルを検証します。

例1

この例では、/home/host.xmlからユーザー定義チャージ・アイテム・メタデータをインポートします。

emcli import_custom_charge_items
        -file=/home/host.xml

例2

この例では、/home/host.xmlのユーザー定義チャージ・アイテム・メタデータを検証します。

emcli import_custom_charge_items
        -file=-file=/home/host.xml
        -validate

5.4.422 import_custom_plugin_update

拡張開発キットを使用して作成されたカスタム・プラグイン更新をインポートします。インポートされたプラグイン更新は、管理エージェントへの以降のすべてのプラグインのデプロイメントで使用されます。

書式

emcli import_custom_plugin_update 
      -archive="<path_to_plugin_update_archive>" 
       [-overwrite] 

オプション

  • archive

    カスタム更新アーカイブ・ファイルへの絶対パス。

  • overwrite

    このプラグインにカスタム・プラグイン更新がすでに存在する場合、既存のカスタム・プラグイン更新を上書きします。指定されていない場合、このプラグインに対してカスタム・プラグイン更新はインポートされません。後続のプラグインのデプロイメントに対してのみ適用されます。既存のプラグインが以前にデプロイされた管理エージェントで自動的に再デプロイされることはありません。このような管理エージェントで再デプロイするには、emcli redeploy_plugin_on_agent Verbを実行します。

例1

次の例では、/u01/oracle/plugin_updates/の場所から12.1.0.4.0_oracle.sysman.db.008.zipアーカイブ・ファイルをインポートしますが、これは、このプラグインにカスタム・プラグイン更新が存在していないことが前提です。

emcli verb_name 
      -archive="/u01/oracle/plugin_updates/12.1.0.4.0_oracle.sysman.db.008.zip"

例2

次の例では、/u01/oracle/plugin_updates/の場所から12.1.0.4.0_oracle.sysman.db.008.zipアーカイブ・ファイルをインポートし、このプラグインの既存のカスタム・プラグイン更新を上書きします。

emcli import_custom_plugin_update 
      -archive="/u01/oracle/plugin_updates/12.1.0.4.0_oracle.sysman.db.008.zip"
      -overwrite

5.4.423 import_incident_rule_set

エンタープライズ・ルール・セットのリストからルール・セットをインポートします

注意:

Oracle提供の即時利用可能なルール・セットはインポートできません。

権限の要件

「ルール・セットの作成」権限を付与されているすべてのユーザーがエンタープライズ・ルール・セットをインポートできます。

書式

emcli import_incident_rule_set 
    -import_file=<XML file created by the export_incident_rule_set verb>  
    [-alt_rule_set_name=<rule set name>]  

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • import_file

    以前にエクスポートしたルール・セットのファイル・パス付きのXMLファイル名。

  • alt_rule_set_name (オプション)

    このオプションによって、元の名前が同じである既存のルール・セットが存在する場合に使用できる代替エンタープライズ・ルール・セット名を指定できます。

次のコマンドでは、TEST_RULESET.xmlをインポートし、COPY_OF_TEST_RULESETという名前のルール・セットを作成します。

emcli import_incident_rule_set -import_file="/tmp/TEST_RULESET.xml"  -alt_rule_set_name=COPY_OF_TEST_RULESET 

5.4.424 import_jobs

zipファイルから、修正処理も含めてEnterprise Managerにすべてのジョブ定義をインポートします。ライブラリ・ジョブが作成されます。EM CLIにログインしているユーザーがライブラリ・ジョブの所有者として設定されます。

書式

emcli import_jobs 
   -import_file=<zip_file_name>"
   [-name="job name1;job_name2;..."]
   [-type="job type1;job_type2;..."]
   [-targets="tname1:ttype1;tname2:ttype2;..."]   [-owner="owner1;owner2;..."]
   [-preview]   [-force]   [-stoponerror]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • import_file

    ジョブ定義を含むZipファイル名。

  • name

    フィルタリングに使用するジョブ名。ジョブ名をセミコロンで区切って指定できます。ワイルドカード文字を使用するフィルタリングはサポートされていません。

  • type

    フィルタリングに使用するジョブ・タイプ。ジョブ・タイプをセミコロンで区切って指定できます。ワイルドカード文字を使用するフィルタリングはサポートされていません。

  • targets

    フィルタリングに使用するターゲット名前とターゲット・タイプ。ターゲットの名前とタイプをセミコロンで区切って指定できます。ワイルドカード文字を使用するフィルタリングはサポートされていません。

  • owner

    フィルタリングに使用するジョブ所有者。所有者をセミコロンで区切って指定できます。ワイルドカード文字を使用するフィルタリングはサポートされていません。

  • preview

    zipファイルのジョブ定義を出力します。指定されたフィルタ値が使用され、一致するジョブ定義のみが表示されます。Enterprise Managerにジョブは作成されません。

  • force

    ジョブ・レコードがすでに存在する場合は更新されます。それ以外の場合、ジョブ・レコードが作成されます。このオプションを指定しないと、システムのデフォルト動作では、常にインポート・ファイルからジョブが作成されます。

  • stoponerror

    ジョブの最初のエラーの後でインポート操作を停止し、トランザクションをロールバックします。このEM CLIセッションを使用して作成されたすべてのジョブは削除されます。

出力列

成功またはエラーを示すメッセージ。

例1

この例では、すべてのジョブ定義をEnterprise Managerにインポートします。ジョブがすでに存在している場合は、詳細が編集されます。それ以外の場合は新しいジョブが作成されます。

emcli import_jobs  -import_file=job data.zip -force

例2

この例では、すべてのジョブ定義をEnterprise Managerにインポートしますが、最初のエラーで、そのセッション中に作成されたジョブをロールバックします。インポート・ファイルの残りのジョブは処理されません。それ以外の場合は新しいジョブが作成されます。

emcli import_jobs  -import_file=job data.zip -stoponerror

5.4.425 import_masking_definition

指定したXMLファイルからマスキング定義をインポートします。

書式

emcli import_masking_definition
     -file=/tmp/file_name.xml

オプション

  • file

    XML形式のマスキング定義が含まれているファイルのパス。

出力

成功またはエラーを示すメッセージ。

この例では、hr_mask.xmlファイルからマスキング定義をインポートします。

emcli import_masking_definition
       -file=/tmp/hr_mask.xml

5.4.426 import_metric_extension

メトリック拡張アーカイブ・ファイルをインポートします。

書式

emcli import_metric_extension
        -file_name=<metric_extension_archive>
        -rename_as=<metric_extension_to_import_as>

オプション

  • file_name

    インポートするメトリック拡張アーカイブ・ファイルの名前。

  • rename_as

    指定した名前を使用し、アーカイブで指定された名前を置き換えて、メトリック拡張をインポートします。

この例では、hr_mask.xmlファイルからマスキング定義をインポートします。

emcli import_metric_extension 
      -file_name=<file name> 
      -rename_as=<metric extension name>

5.4.427 import_replays

ディレクトリに含まれているリプレイをインポートします。リプレイ・データ・ファイルが含まれているディレクトリのパス、リプレイをロードするために使用されるデータベース・ターゲット、およびオプションで、Enterprise Managerリポジトリに特定のリプレイのみをインポートするためのリプレイ名を記述したXML入力ファイルが必要です。

サンプルXMLファイル:

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
      <cliImportData xmlns="http://xmlns.oracle.com/sysman/db/dbreplay">
        <targetName>database</targetName>
        <targetType>oracle_database</targetType>
        <dbHostName>host.example.com</dbHostName>
        <dbCredRef>
          <credName>testDB121</credName>
          <credOwner>sysman</credOwner>
        </dbCredRef>
        <dbHostCredRef>
          <credName>testDBHost121</credName>
          <credOwner>sysman</credOwner>
        </dbHostCredRef>
        <directoryPath>/storage/dbr/copyDir_task4Caps</directoryPath>
        <consolidatedDirectory>true</consolidatedDirectory>
        <replays>
          <taskName>myTask</taskName>
          <replay>
            <nameInEm>myNewConsTrial_1</nameInEm>
            <nameInTarget>myNewConsTrial_1</nameInTarget>
          </replay>
        </replays>
      </cliImportData>

書式 - 標準モード

emcli import_replays
		[-input_file="template:<input file path>"]
		[-all]
		[-format="[name:<pretty|script|csv>];[column_separator:"column_sep_string"];[row_separator:"row_sep_string"]"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

書式 - インタラクティブまたはスクリプト・モード

import_replays(
		[input_file="template:<input file path>"]
		[,all=True/False]
		[,format="[name:<pretty|script|csv>];[column_separator:"column_sep_string"];[row_separator:"row_sep_string"]"]
		)

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • input_file

    Verbのパラメータを含むXMLファイルへの完全修飾されたパス。

  • all

    Enterprise Managerリポジトリにすべてのリプレイをインポートします。既存のEnterprise Managerリプレイとのネーミングの競合がないかぎり、XML入力ファイルには名前を指定する必要はありません。

  • format

    出力の形式を指定します。デフォルト値は"name:pretty"です。パラメータは次の方法で使用できます。

    • -format="name:pretty" スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • -format="name:script" 出力のデフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列と行のセパレータの文字列は独自の値で上書きできます。

    • -format="name:script;column_separator:<column_sep_string>" Verbによって出力される列が<column_sep_string>によって区切られます。行は改行で区切られます。

    • -format="name:script;row_separator:<row_sep_string>" Verbによって出力される行<row_sep_string>によって区切られます。列はタブ文字で区切られます。

    • -format="name:script;column_separator:<column_sep_string>;row_separator:<row_sep_string>" Verb出力の列は<column_sep_string>で区切られ、行は<row_sep_stringで区切られます。

    • -format="name:csv" 出力のデフォルトの列セパレータをカンマに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

出力

出力列: EMエンティティ名、エンティティ名、データベース名、開始時間、インポート・ステータス

例1 - 標準モード

次の例では、ディレクトリからEnterprise Managerリポジトリにすべてのリプレイをインポートします。

emcli import_replays	   -all	   -input_file=template:/storage/xml/importReplay_capture121_5Mins.xml

例2 - インタラクティブまたはスクリプト・モード

次の例では、ディレクトリからEnterprise Managerリポジトリにすべてのリプレイをインポートします。

import_replays(all=True,	    input_file="template:/storage/xml/importReplay_capture121_5Mins.xml"	  )

例3 - 標準モード

次の例では、ディレクトリからEnterprise Managerリポジトリにリプレイをインポートします。XML入力ファイルに特に名前を指定したリプレイのみがインポートされます。

emcli import_replays	   -input_file=template:/storage/xml/importReplay_capture121_5Mins.xml

例4 - インタラクティブまたはスクリプト・モード

次の例では、ディレクトリからEnterprise Managerリポジトリにリプレイをインポートします。XML入力ファイルに特に名前を指定したリプレイのみがインポートされます。

import_replays(input_file="template:/storage/xml/importReplay_capture121_5Mins.xml"	  )

5.4.428 import_report

XMLファイルのタイトル、および現在ログインしているCLIユーザーをレポートの所有者として使用して、XMLファイルから1つ以上の情報パブリッシャ・レポート定義をインポートします。レポートまたは所有者が存在する場合、このレポートに対する操作はエラー・メッセージを表示して失敗します。(-forceオプションを使用すると、これを上書きできます。)レポートは、エクスポートされたレポートから、ターゲット・タイプのジャストインタイム・レポートに変更されます。

Enterprise Managerユーザー・インタフェースを使用してスケジュールとアクセス権限を編集する必要があります。タイトルと所有者の組合せは一意である必要があるため、同じタイトルと所有者のレポートがすでに存在すると、エラーが発生します。

書式

emcli import_report
      -files="file1;file2;..."
      [-force]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • files

    有効なレポート定義を含むXMLファイルのパスとファイル名のリスト。

  • force

    同じタイトルと所有者のレポートが存在する場合、最初にそのレポート(およびすべてのジョブと保存済コピー)を削除します。

emcli import_report     -files="$HOME/reports/maint_report1.xml;$HOME/reports/file2.xml"

5.4.429 import_saved_config

保存済構成をインポートします。

書式

emcli import_saved_config
      -input_file="ImportConfig.zip" 
      -name="Host Saved Configuration" 
      [-description="Imported Configuration"] 
      [-ignore="Yes"] 
    
[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • input_file

    ターゲットの保存済構成を含む絶対パスを使用した入力zipファイル。

  • name

    保存済構成の名前。値は一意である必要があり、NULLは使用できません。

  • description

    インポートするターゲットの保存済構成の説明。デフォルト値は"Imported Configuration"です。このオプションは必須ではありません。

  • ignore

    構成拡張バージョンの不一致を無視するかどうかを指定します。値はYesまたはNoです。デフォルト値はNoです。このオプションは必須ではありません。

次のコマンドでは、ファイルImportConfig.zipに指定された保存済構成をインポートし、Host Saved Configurationという名前とImported Configurationという説明で保存して、構成拡張バージョンの不一致は無視します。

emcli import_saved_config 
      -input_file="ImportConfig.zip" 
      -name="Host Saved Configuration" 
      -description="Imported Configuration" 
      -ignore="Yes" 
    

5.4.430 import_sla

ターゲットのSLA構成XMLファイルをインポートします。このverbには、新しいSLA、新しいバージョンおよび新しいコピーを作成する機能があります。

注意:

XMLファイルには、インポートするSLAを1つしか含むことができません。export_slaはファイルのエクスポートに成功した場合、slaNameとバージョンが指定されているためです。

注意:

ターゲットには、SLAテンプレートのSLIで必要なメトリックが含まれている必要があります。テンプレートのSLIがターゲットにないメトリックを要求した場合、SLIを作成できません。

書式

emcli import_sla
      -targetName=<target name>
      -targetType=<target type>
      -input_file=slaTemplate:<input filename>
      [-slaName=<SLA name>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • targetName

    ターゲットの名前。

  • targetType

    ターゲットのタイプ。

  • input_file

    入力ファイルの名前。XMLドキュメントに存在できるSLAルート・ノードは、1つのみです。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • slaName

    この名前を指定すると、SLAテンプレートXMLファイルに含まれている名前を上書きします。バージョン1から、新しいSLAバージョンを効率よく作成します。

この例では、ターゲットmy_service (generic_service)のgold_slaという名前のSLAを作成します。

    emcli import_sla
          -targetName='my_service' -targetType='generic_service'
          -slaName='gold_sla' -input_file=slaTemplate:'service_sla.xml'

5.4.431 import_subset_definition

指定したXMLファイルからサブセット定義をインポートします。

書式

emcli import_subset_definition
      -adm_name=<Application_Data_Model_Name>
      -subset_name=<Subset_Definition_Name>
      -target_name=<Target_Database_Name>
      -target_type=<Target_Type>
      -file=<Import_File>
      [-db_pref_cred_name=<DBCredsNormal | DBCredsSYSDBA>]
      [-db_cred_name=<Database_Credential_Name>]
      [-description=<Description>]
      [-job_name=<Job_Name>]
      [-job_description=<Job_Description>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • adm_name

    アプリケーション・データ・モデル(ADM)の名前。

  • subset_name

    インポートするサブセット定義の名前。

  • target_name

    ターゲット・データベース名。

  • target_type

    ターゲットのタイプ。指定できる値は、oracle_database、rac_databaseおよびoracle_pdbです。

  • file

    XML形式ファイルの完全修飾ファイル名。

  • db_cred_name

    選択したターゲット・データベースに接続するための、Enterprise Managerリポジトリに格納されている既存の資格証明の名前。

    db_cred_nameまたはdb_pref_cred_nameのいずれかに値を指定する必要があります。

  • db_pref_cred_name

    Enterprise Managerリポジトリに格納されている優先資格証明の名前。db_cred_nameまたはdb_pref_cred_nameのいずれかに値を指定する必要があります。

    このオプションに対する有効な値は次のとおりです。

    • DBCredsNormal: oracle_databaseターゲット用のデフォルトの標準資格証明セット。

    • DBCredsSYSDBA: oracle_databaseターゲット用のSYSDBA資格証明セット。

  • description

    インポートするサブセット定義の説明。

  • job_name

    サブセット定義のインポート操作のジョブ名。

  • job_description

    ジョブの説明。

例1

この例では、パス/scratch/samples/HR_subset.xmlのXMLファイルからサブセット定義をインポートします。

emcli import_subset_definition 
      -adm_name=adm 
      -file=/scratch/samples/HR_subset.xml 
      -subset_name=HR_Subset 
      -db_cred=cred 
      -target_name=sample_database 
      -target_type=oracle_database

例2

この例では、優先標準データベース資格証明を使用して、パス/scratch/samples/HR_subset.xmlのXMLファイルからサブセット定義をインポートします。

emcli import_template -files="e1.xml;e2.xml;e3.xml"

5.4.432 import_subset_dump

指定されたターゲット・データベースにダンプ・ファイルをインポートします。

書式

emcli import_subset_dump
      -target_name=<Target Database>
      -target_type=<Target Database type>
      [-db_cred_name=<Database Credential Name>]
      [-db_pref_cred_name=<DBCredsNormal | DBCredsSYSDBA> ]
      [-host_cred_name=<Host Credential Name>]
      [-subset_directory=<Database Directory Object Name> ]
      [-custom_directory_path=<Custom Directory Path>]
      [-use_external_directory]
      [-external_directory=<External Directory Object Name>]
      [-export_file_name=<Exported Dump File Name>]
      [-max_imp_threads=< Maximum Number of Import Threads>]
      [-encrypted_dump_file]
      [-encryption_password=<Encryption Password>]
      [-import_type=<ALL | DATA_T_L| DATA_A_L> ]
      [-tablespace_map=<Tablespace Map>]
      [-schema_map=<Schema Map>]
      [-log_file_name=<Log file name>]
      [-job_name=<Job Name>]
      [-job_description=<Job Description>]
      [-oid_transform]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_name

    既存のターゲット・データベースの名前。

  • target_type

    ターゲットのタイプ。ターゲット・タイプとして指定できる値は、oracle_database、rac_databaseおよびoracle_pdbです。

  • db_cred_name

    選択したターゲット・データベースに接続するための、Enterprise Managerリポジトリに格納されている既存の資格証明の名前。db_pref_cred_nameまたはdb_cred_nameのいずれかに値を指定する必要があります。

  • db_pref_cred_name

    Enterprise Managerリポジトリに格納されている優先資格証明の名前。

    有効な値は、次のとおりです。

    • DBCredsNormal - oracle_databaseターゲット用のデフォルトの標準資格証明セット。

    • DBCredsSYSDBA - oracle_databaseターゲット用のSYSDBA資格証明セット。

    db_pref_cred_nameまたはdb_cred_nameのいずれかに値を指定する必要があります。

  • host_cred_name

    ターゲット・ホストにアクセスするための、Enterprise Managerリポジトリに格納されている既存のホスト資格証明の名前。

  • subset_directory

    ダンプ・ファイルが格納されるデータベース・ディレクトリ。たとえば、DATA_PUMP_DIRです。

    subset_directoryまたはcustom_directory_pathのいずれかに値を指定する必要があります。

  • custom_directory_path

    ダンプ・ファイルが存在するターゲット・ホスト上のユーザー指定ディレクトリの場所。たとえば、/scratch/user/subset_dirです。

    subset_directoryまたはcustom_directory_pathのいずれかに値を指定する必要があります。

  • use_external_directory

    高速インポート処理のために外部ディレクトリ(クラスタ化/共有ファイル・システムまたはASM)の使用を有効化するフラグ。このオプションを設定しない場合は、external_directoryの値を指定する必要があります。

  • external_directory

    高速ホスト・アクセスのための外部ディレクトリの場所(クラスタ化/共有ファイル・システムまたはASM)のオブジェクト。たとえば、DATA_PUMP_DIRです。

  • export_file_name

    インポートするダンプ・ファイルの名前。値を指定しない場合はデフォルト値のEXPDAT%U.DMPになります。

  • max_imp_threads

    インポート・スレッドの最大数。値を指定しない場合はデフォルト値の1になります。

  • encrypted_dump_file

    エクスポート操作で暗号化パスワードが指定された場合は、このオプションを設定します。このオプションを使用する場合は、encryption_passwordの値も指定する必要があります。

  • encryption_password

    暗号化されたデータをインポート操作の際に復号化するためのパスワード。エクスポート操作で指定されたものと同じパスワードを指定する必要があります。encrypted_dump_fileオプションが設定されたときに、このオプションの値が指定されないと、暗号化パスワードの入力を求められます。セキュアな操作のためには、パスワードをスクリプトに含めずに、プロンプトに対して指定することをお薦めします。

  • import_type

    インポート操作を設定します。有効な値は、次のとおりです。

    • ALL: メタデータとデータの両方をインポートします。

    • DATA_T_L: 既存の表のデータが削除されます。インポート・ソースのデータによって置換されます。

    • DATA_A_L: インポートされる表に含まれるデータが、既存の表の末尾に追加されます。

    デフォルト値はALLです。

  • tablespace_map

    このパスワードは、表領域と表領域の間でデータを再マッピングするために必要です。たとえば、次のようにします。

    -tablespace_map="source_tbsp1:target_tbsp1;source_tbsp2:target_tbsp2"
    
  • schema_map

    このパスワードは、スキーマとスキーマの間でデータを再マッピングするために必要です。

    -schema_map="source_schema1:target_schema1;source_schema2:target_schema2"
    
  • log_file_name

    値を指定しない場合はデフォルト値のIMPORT.LOGになります。

  • oid_transform

    デフォルトでは、エクスポートされたOIDが表またはタイプの作成時にインポートされます。このオプションを設定すると、新しいOIDが作成されます。これは、データベース内にいくつかのオブジェクトがすでに存在しており、クローン・コピーが必要な場合に役立ちます。ただし、このオプションを選択すると、表を指すREF列が破損します。

  • job_name

    サブセット・ダンプ・インポート操作のジョブ名。

  • job_description

    ジョブの説明。

出力

成功またはエラー・メッセージ、およびジョブ名(該当する場合)。

例1

この例では、DATA_PUMP_DIRディレクトリにあるダンプ(E.dmp)をターゲットsample_databaseにインポートします。

emcli import_subset_dump -db_cred_name=db_cred -export_file_name=E.dmp -host_cred_name=host_cred -subset_directory=DATA_PUMP_DIR -target_type=oracle_database -target_name=sample_database -import_type=All

例2

この例では、優先データベース資格証明および優先ホスト資格証明を使用して、DATA_PUMP_DIRディレクトリにあるダンプ(E.dmp)をターゲットsample_databaseにインポートします。

emcli import_subset_dump -export_file_name=E.dmp -db_pref_cred_name=DBCredsNormal -subset_directory=DATA_PUMP_DIR -target_type=oracle_database -target_name=sample_database -import_type=All

5.4.433 import_swlib_cache_files

ソフトウェア・ライブラリ・エンティティ・ファイルを圧縮ファイルからキャッシュ・ノードにインポートします。

書式

emcli import_swlib_cache_files
      -source_directory_path="source_directory_path"
      -zip_file_name="zip_file_name"
      -source_host_name="source_host_name"
      -cache_node_name="cache_node_name"
      -cache_node_name="cache_node_name"
      -source_host_tmp_directory="source_host_tmp_directory"

パラメータ

  • source_directory_path

    インポート用の圧縮ファイルが使用できるホスト上の場所。

  • zip_file_name

    インポート用の圧縮ファイルの名前。キャッシュ・ノードに保存されている資格証明によって圧縮ファイルが読取り可能であることを確認してください。

  • source_host_name

    圧縮ファイルが作成されるホスト・ターゲットの名前。

  • source_host_tmp_directory

    インポート中に一時ファイルが作成されるソース・ホストのディレクトリ。キャッシュ・ノードに保存されている資格証明によってこのディレクトリが書込み可能であることを確認してください。

次の例では、ホストimport.us.acme.comから同じホストのキャッシュ・ノードwest_cache_nodeに圧縮ファイル/u01/import_loc/exportedfile.zipをインポートします。インポート後に、ファイルはこのキャッシュ・ノードにキャッシュされ、west_cache_nodeグループのターゲットに対するこれらのファイルのステージングは高速化します。

emcli import_swlib_cache_files
      -source_directory_path="/u01/import_loc"
      -zip_file_name="exportedfile.zip"
      -source_host_name="import.us.acme.com"
      -cache_node_name="west_cache_node"
      -source_host_tmp_directory="/tmp" 

5.4.434 import_template

XMLファイルまたはZIPファイルからモニタリング・テンプレートをインポートします。取得された定義は、リポジトリに保存されます。

書式

emcli import_template
      -files="file1;file2;..."

オプション

  • files

    有効なテンプレート定義を含むXMLファイルのパスとファイル名。このオプションでは、各ファイルをセミコロン(;)で区切ることで複数のファイルを指定できます。

例1

この例では、template.xmlからテンプレートをインポートします。

emcli import_template -files="template.xml"

例2

この例では、指定された各ファイルから1つずつ、合計3つのテンプレートをインポートします。

emcli import_template -files="e1.xml;e2.xml;e3.xml"

5.4.435 import_update

自己更新アーカイブ・ファイルをEnterprise Managerにインポートします。インポートが成功すると、更新が自己更新ホームに表示され、次のアクションに対するステータスがダウンロード済になります。

書式

emcli import_update
        -file="file"
        -omslocal
emcli import_update
        -file="file"
        -host="hostname"
        [-credential_set_name="setname"] | -credential_name="name"
        -credential_owner="owner"

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • file

    更新アーカイブ・ファイルの完全パス名。

  • omslocal

    ファイルがOMSからアクセス可能であることを指定するフラグ。

  • host

    ファイルが使用可能なホスト・ターゲットのターゲット名。

  • credential_set_name

    ホスト・ターゲットのリポジトリに格納されている優先資格証明のセット名。次のいずれかにすることができます。HostCredsNormal: デフォルト非特権資格証明セット HostCredsPriv: 特権資格証明セット

  • credential_name

    リポジトリに格納されている名前付き資格証明の名前。これはcredential_ownerと一緒に指定する必要があります。

  • credential_owner

    リポジトリに格納されている名前付き資格証明の所有者。このオプションはcredential_nameオプションと一緒に指定する必要があります。

例1

この例では、ファイルupdate1.zipをインポートします。このファイルはOMSホストに存在する必要があります。複数のOMSが設定されている場合、リクエストは、どのOMSでも処理できます。そのため、ファイルは、リクエストを処理するOMSからアクセス可能である必要があります。これは、通常、ファイルがすべてのOMSからアクセス可能な共有の場所に存在している必要があることを意味します。

emcli import_update 
        -file="/u01/common/update1.zip" 
        -omslocal 

例2

この例では、ホストhost1.example.comに存在するファイルupdate1.zipをインポートします。ホストはEnterprise Managerの管理対象ホスト・ターゲットである必要があります。このホストの管理エージェントは稼働中でなければなりません。ホストhost1.example.comの優先非特権資格証明は、リモート・ファイルを取得するために使用します。

emcli import_update 
        -file="/u01/common/update1.zip" 
        -host="host1.example.com" 
        -credential_set_name="HostCredsNormal"

5.4.436 import_update_catalog

Enterprise Managerをオフライン・モードで構成する場合、自己更新マスター・カタログ・ファイルをインポートします。カタログに存在するすべての更新が処理され、次のアクションのための適用可能な更新が自己更新ホームに表示されます。

書式

emcli import_update_catalog 
        -file="file" 
        -omslocal 
        -file="file" 
        -host="hostname" 
        [-credential_set_name="setname"] | -credential_name="name" 
         -credential_owner="owner"

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • file

    自己更新カタログ・ファイルの完全パス名。

  • omslocal

    ファイルがOMSからアクセス可能であることを指定するフラグ。

  • host

    ファイルが使用可能なホスト・ターゲットのターゲット名。

  • credential_set_name

    ホスト・ターゲットのリポジトリに格納されている優先資格証明のセット名。次のいずれかにすることができます。HostCredsNormal: デフォルト非特権資格証明セット HostCredsPriv: 特権資格証明セット

  • credential_name

    リポジトリに格納されている名前付き資格証明の名前。これはcredential_ownerオプションと一緒に指定する必要があります。

  • credential_owner

    リポジトリに格納されている名前付き資格証明の所有者。このオプションはcredential_nameオプションと一緒に指定する必要があります。

例1

この例では、ホストhost1.example.comに存在するマスター・カタログ・ファイルp9984818_121000_Generic.zipをインポートします。ホストはEnterprise Managerの管理対象ホスト・ターゲットである必要があります。このホストの管理エージェントは稼働中でなければなりません。ホストhost1.example.comの優先非特権資格証明は、リモート・ファイルを取得するために使用します。

emcli import_update_catalog 
        -file="/u01/common/p9984818_121000_Generic.zip" 
        -host="host1.example.com" 
        -credential_set_name="HostCredsNormal"

例2

この例では、ホストhost1.example.comに存在するマスター・カタログ・ファイルp9984818_121000_Generic.zipをインポートします。ホストはEnterprise Managerの管理対象ホスト・ターゲットである必要があります。このホストの管理エージェントは稼働中でなければなりません。ユーザーadmin1が所有している名前付き資格証明host1_credsは、リモート・ファイルを取得するために使用します。

emcli import_update_catalog 
        -file="/u01/common/p9984818_121000_Generic.zip" 
        -host="host1.example.com" 
        -credential_name="host1_creds" 
        -credential_owner="admin1" 

5.4.437 import_workloads

ディレクトリに含まれているキャプチャおよび(オプションで)リプレイをインポートします。キャプチャ(およびリプレイ)データ・ファイルが含まれているディレクトリのパス、キャプチャ(およびリプレイ)をロードするために使用されるデータベース・ターゲット、およびオプションで、Enterprise Managerリポジトリに特定のキャプチャ(およびリプレイ)のみをインポートするためのキャプチャ名(およびリプレイ名)を記述したXML入力ファイルが必要です。

サンプルXMLファイル:

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
      <cliImportData xmlns="http://xmlns.oracle.com/sysman/db/dbreplay">
        <targetName>database</targetName>
        <targetType>oracle_database</targetType>
        <dbHostName>host.example.com</dbHostName>
        <dbCredRef>
          <credName>testDB121</credName>
          <credOwner>sysman</credOwner>
        </dbCredRef>
        <dbHostCredRef>
          <credName>testDBHost121</credName>
          <credOwner>sysman</credOwner>
        </dbHostCredRef>
        <directoryPath>/storage/dbr/myConsTask</directoryPath>
        <consolidatedDirectory>true</consolidatedDirectory>
        <replays>
          <taskName>myTask</taskName>
          <replay>
            <nameInEm>myNewConsTrial_1</nameInEm>
            <nameInTarget>myNewConsTrial_1</nameInTarget>
          </replay>
        </replays>
      </cliImportData>
    
      <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
      <cliImportData xmlns="http://xmlns.oracle.com/sysman/db/dbreplay">
        <targetName>database</targetName>
        <targetType>oracle_database</targetType>
        <dbHostName>host.example.com</dbHostName>
        <dbCredRef>
          <credName>testDB121</credName>
          <credOwner>sysman</credOwner>
        </dbCredRef>
        <dbHostCredRef>
          <credName>testDBHost121</credName>
          <credOwner>sysman</credOwner>
        </dbHostCredRef>
        <directoryPath>/storage/dbr/copyDir_task4Caps</directoryPath>
        <consolidatedDirectory>true</consolidatedDirectory>
        <captures>
          <capture>
            <nameInEm>capture01</nameInEm>
            <nameInTarget>capture01</nameInTarget>
          </capture>
          <capture>
            <nameInEm>capture10</nameInEm>
            <nameInTarget>capture10</nameInTarget>
          </capture>
        </captures>
      </cliImportData>

書式 - 標準モード

emcli import_workloads
		[-input_file="template:<input file path>"]
		[-include_replays]
		[-all]
		[-format="[name:<pretty|script|csv>];[column_separator:"column_sep_string"];[row_separator:"row_sep_string"]"]
[ ]  indicates that the parameter is optional.

書式 - インタラクティブまたはスクリプト・モード

import_workloads(
		[input_file="template:<input file path>"]
		[,include_replays=True/False]
		[,all=True/False]
		[,format="[name:<pretty|script|csv>];[column_separator:"column_sep_string"];[row_separator:"row_sep_string"]"]
		)
[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • input_file

    Verbのパラメータを含むXMLファイルへの完全修飾されたパス。

  • include_replays

    インポートされた関連キャプチャとともに、リプレイをEnterprise Managerリポジトリにインポートします。

  • all

    すべてのキャプチャ(およびリプレイ)をEnterprise Managerリポジトリにインポートします。既存のEnterprise Managerキャプチャ(またはリプレイ)とのネーミングの競合がないかぎり、XML入力ファイルには名前を指定する必要はありません。

  • format

    出力の形式を指定します。デフォルト値は"name:pretty"です。パラメータは次の方法で使用できます。

    • -format="name:pretty" スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • -format="name:script" 出力のデフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列と行のセパレータの文字列は独自の値で上書きできます。

    • -format="name:script;column_separator:<column_sep_string>" Verbによって出力される列が<column_sep_string>によって区切られます。行は改行で区切られます。

    • -format="name:script;row_separator:<row_sep_string>" Verbによって出力される行<row_sep_string>によって区切られます。列はタブ文字で区切られます。

    • -format="name:script;column_separator:<column_sep_string>;row_separator:<row_sep_string>" Verb出力の列は<column_sep_string>で区切られ、行は<row_sep_stringで区切られます。

    • -format="name:csv" 出力のデフォルトの列セパレータをカンマに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

出力

出力列: EMエンティティ名、エンティティ名、データベース名、開始時間、インポート・ステータス

例1 - 標準モード

次の例では、ディレクトリからEnterprise Managerリポジトリにすべてのキャプチャをインポートします。

emcli import_workloads	   -all	   -input_file=template:/storage/xml/importReplay_capture121_5Mins.xml

例2 - インタラクティブまたはスクリプト・モード

次の例では、ディレクトリからEnterprise Managerリポジトリにすべてのキャプチャをインポートします。

import_workloads(all=True,	    input_file="template:/storage/xml/importReplay_capture121_5Mins.xml"	  )

例3 - 標準モード

次の例では、ディレクトリからEnterprise Managerリポジトリにキャプチャをインポートします。XML入力ファイルに特に名前を指定したキャプチャのみがインポートされます。

emcli import_workloads	   -input_file=template:/storage/xml/importReplay_capture121_5Mins.xml

例4 - インタラクティブまたはスクリプト・モード

次の例では、ディレクトリからEnterprise Managerリポジトリにキャプチャをインポートします。XML入力ファイルに特に名前を指定したキャプチャのみがインポートされます。

import_workloads(input_file="template:/storage/xml/importReplay_capture121_5Mins.xml"	  )
import_workloads(include_replays=True,	    input_file="template:/storage/xml/importReplay_capture121_5Mins.xml"	  )

5.4.438 list

リソース・データをリストします。表示される行の最大数は、OMSプロパティoracle.sysman.core.dataservice.max_fetch_rowsにより制御されます。プロパティが設定されていない場合、デフォルト値は、2000です。

書式

emcli list
        [-help]
        [-resource="list_resource_name"]
        [-columns="column_options"]
        [-colsize="column_sizes"]
        [-search="search_options"]
        [-bind="bind_parameters"]
        [-sql="sql"]
        [-script | -format=
                    [name:<pretty|script|csv>];
                    [column_separator:"column_sep_string"];
                    [row_separator:"row_sep_string"];
        ]
        [-noheader]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • help

    すべてのリソース名とそれらの説明をリストします。このオプションを-resourceオプションと一緒に使用することにより、リソースに関するさらに詳細な情報を確認できます。

  • resource

    データ表示の対象となるリソースの名前です。

  • columns

    次に示すとおり、列をカンマで区切って指定します。

    -columns="colname,colname,colname"
    

    例:

    -columns="COL1,COL3,COL5"
    

    次に示すとおり、カラムのサイズと幅を指定します。サイズを指定する場合は、列の後ろにコロンを付記し、その後に指定します。

    -columns="colname:colsize,colname,colname"
    

    例:

    -columns="COL1:30,COL3,COL5"
    
  • colsize

    列幅を変更します。ほとんどのリソース列には、デフォルトの幅がいくつか用意されています。デフォルトの列幅は、このオプションを使用してオーバーライドできます。例: -colsize="col1:30,col2:5"

  • search

    複数の検索オプションを指定できます。使用方法は、-search="列名 演算子 '値'です。検索値は、nullまたはnot nullを検索しないかぎり、引用符で囲む必要があります。

    サポートされている演算子は次のとおりです。

    = !+ > < >= <= like

    このオプションは、is nullおよびis not nullもサポートします。

  • bind

    特別な入力を必要とするリソースに対して使用します。使用方法は、-bind="名前 演算子 値"です。

  • sql

    ビューに対する任意のSQLを指定します。この問合せは、MGMT_VIEWユーザーとして実行されます。

  • script

    デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を変更して、これらのデフォルトを変更できます。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

  • noheader

    列見出しのない表形式の出力を表示します。

出力

スクリプト・モードで実行されると、容易に解析できるJSON出力を返します。

終了コード:

  • 0 — 正常終了。

  • 1 — リスト・サービスはリクエストの処理に失敗しました。

これらの例は、すべてのリソース名をリストします。

例1 - コマンドライン形式

emcli list -help

例2 - スクリプトおよび対話形式

list (help)

これらの例は、Administratorsリソースの列情報をリストします。また、ユーザーが検索できる列もリストします。

例3 - コマンドライン形式

emcli list 
      -help
      -resource=Administrators

例4 - スクリプトおよび対話形式

list 
     (help
     ,resource=Administrators)

5.4.439 list_active_sessions

環境内にあるすべてのOMS上のアクティブ・セッションをリストします。デフォルトでは、各OMSのサマリーが出力されます。

書式

emcli list_active_sessions
        [-details 
        [-table] 
        [-script] 
        [-format=name:value;name:value] 
        [-noheader]]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • details

    各OMS上のアクティブ・ユーザー・セッションを表示します。出力形式は表形式ではありません。

  • table

    表形式で詳細を出力します。

  • script

    スクリプトで処理可能な内容を出力します。

  • format

    次の名前/値のペアをサポートしています。csv: 出力はカンマ区切りです。script: 出力はスクリプトで処理可能な形式です。row_separatorおよびcolumn_separatorも指定できます。

  • noheader

    ヘッダーをスキップします。

emcli list_active_sessions
    emcli list_active_sessions -details
    emcli list_active_sessions -details -table
    emcli list_active_sessions -details -table -script
    emcli list_active_sessions -details -table -script -noheader
    emcli list_active_sessions -details -table -format="name:csv"
    emcli list_active_sessions -details -table -format="name:script;row_separator:@@;column_separator:!"

5.4.440 list_add_host_platforms

ホスト追加操作が許可されているプラットフォームのみを表示します。

書式

emcli list_add_host_platforms
        [-all]
        [-noheader]
        [-script | -format=
                    [name:<pretty|script|csv>];
                    [column_separator:"column_sep_string"];
                    [row_separator:"row_sep_string"];
        ]

[ ] indicates that the parameter is optional

オプション

  • all

    エージェント・ソフトウェアを使用できないものも含め、すべてのプラットフォームを表示します。

  • noheader

    列見出しのない表形式の出力を表示します。

  • script

    このオプションは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

出力列

プラットフォームID、プラットフォーム名

例1

この例は、ホスト追加操作を実行できるように、エージェント・ソフトウェアを使用できるプラットフォームを表示します。

emcli list_add_host_platforms

例2

この例は、エージェント・ソフトウェアを使用できないものも含め、すべてのプラットフォームを表示します。

emcli list_add_host_platforms -all

5.4.441 list_add_host_sessions

すべてのホスト追加セッションを表示します。

書式

emcli list_add_host_sessions
        [-host_name="Host name"]
        [-session_name="Session name"]
        [-match_all]
        [-noheader]
        [-script | -format=
                    [name:<pretty|script|csv>];
                    [column_separator:"column_sep_string"];
                    [row_separator:"row_sep_string"];
        ]

[ ] indicates that the parameter is optional

オプション

  • host_name

    指定したホストがその一部となっているすべてのホスト追加セッションを表示します。

  • session_name

    指定したセッション名に一致するすべてのセッションを表示します。

  • match_all

    指定したすべての問合せ基準に一致する結果を表示します。デフォルトでは、指定した問合せ基準のいずれかに一致する結果を表示します。

  • noheader

    列見出しのない表形式の出力を表示します。

  • script

    このオプションは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

出力列

セッション名、デプロイメント・タイプ、ホスト、初期化、リモート前提条件、エージェント・デプロイ

例1

この例は、すべてのホスト追加セッションを表示します。

emcli list_add_host_sessions

例2

この例は、ホストexample.comが含まれ、さらにセッション名に文字列「Jan_15」が含まれるすべてのホスト追加セッションを表示します。

emcli list_add_host_sessions -host_name=example.com -session_name=Jan_15 -match_all

5.4.442 list_adms

既存のアプリケーション・データ・モデルの名前、ソース・ターゲット名およびアプリケーション・スイートをリストします。

書式

emcli list_adms

出力

アプリケーション・データ・モデルのリスト。

この例では、すべてのアプリケーション・データ・モデルをリストします。

emcli list_adms

5.4.443 list_agents_on_gold_image

特定の管理エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを使用してデプロイまたは更新された管理エージェントをリストするか、管理エージェント・ゴールド・イメージの全体的なエージェント・デプロイメント・レポートをリストします。

書式

emcli list_agents_on_gold_image  
      -version_name|-image_name="gold_image_version_name|gold_image_name"
      [-agent_name="agent_name_pattern"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • version_name

    特定の管理エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを使用してデプロイまたは更新された管理エージェントをリストします。

  • image_name

    指定した管理エージェント・ゴールド・イメージでデプロイされた管理エージェントの数をリストします。

  • agent_name

    指定した名前パターンに一致する管理エージェントのみをリストします。

例1

次の例では、管理エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGI_DB_JUL_13を使用してデプロイまたは更新された管理エージェントを表示します。

emcli list_agents_on_gold_image 
      -version_name=OPC_AGI_DB_JUL_13

例2

次の例では、ゴールド・イメージOPC_DB_MONITORINGの一部である管理エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンのいずれかを使用してデプロイまたは更新された管理エージェントの数を表示します。

emcli list_agents_on_gold_image 
      -image_name=OPC_DB_MONITORING 

5.4.444 list_allowed_pairs

指定されたソース・ターゲット・タイプと宛先ターゲット・タイプに対して可能なアソシエーション・タイプをリストします。

書式

標準モード

emcli list_allowed_pairs
       -source_type="source type"
       -dest_type="dest type"]
       [-noheader]
       [-script]
       [-format="[name:<pretty|script|csv>];[column_separator:
       "column_sep_   string"];[row separator:"row_sep_string"]"]

インタラクティブ(スクリプト)モード

list_allowed_pairs(
      source_type="source type"
      [,dest_type="dest type"]
      [,noheader=True/False]
      [,script=True/False]
      [,format="[name:<pretty|script|csv>];[column_separator:
      "column_sep_string"];[row_separator:"row_sep_string"]"]
      )

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • source_type

    ソース・ターゲットのタイプ。

  • dest_type

    宛先ターゲット・タイプ。

  • noheader

    列見出しのない表形式出力に出力を表示します。

  • script

    スクリプトで使用できる形式で出力します。

  • format

    出力の形式を指定します。デフォルト値はname:prettyです。出力表は読み取れる形式で、スクリプトによる解析には対応しません。その他のformatオプションを次に示します。

    • format="name:script" 出力のデフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列と行のセパレータの文字列は独自の値で上書きできます。

    • format="name:script;column_separator:<column_sep_string>" Verbによって出力される列が<column_sep_string>によって区切られます。行は改行で区切られます。

    • format="name:script;row_separator:<row_sep_string>" Verbによって出力される行<row_sep_string>によって区切られます。

    • format="name:script;column_separator:<column_sep_string>;row_separator:<row_sep_string>"

    • Verb出力の列は<column_sep_string>で区切られ、行は<row_sep_string>で区切られます。

    • format="name:csv" 出力のデフォルトの列セパレータをカンマに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。

終了コード

0はVerbの処理が正常終了したことを示します。

0以外の値は、Verb処理が正常終了しなかったことを意味します。

この例では、ソース・ターゲット・タイプclusterと宛先ターゲット・タイプhostに対して可能なアソシエーションをリストします。

emcli list_allowed_pairs 
       -source_target_type="cluster"
       -dest_target_type="host"

5.4.445 list_aru_languages

ARU言語情報をリストします。

書式

emcli list_aru_languages
        [-name="language_name" | -id="language_id"] 
        [-noheader]
        [-script | -format= 
                   [name:<pretty|script|csv>];
                   [column_separator:"column_sep_string"]; 
                   [row_separator:"row_sep_string"];

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    言語名。

  • id

    言語ID。

  • noheader

    列見出しのない表形式の情報を表示します。

  • script

    このオプションは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

emcli list_aru_languages 
      emcli list_aru_languages -noheader 
      emcli list_aru_languages -name="language name" -format="name:pretty" 
      emcli list_aru_languages -id="language id" -format="name:script" 

5.4.446 list_aru_platforms

ARUプラットフォーム情報をリストします。

書式

emcli list_aru_platforms 
        [-name="platform_name" | -id="platform_id"] 
        [-noheader] 
        [-script | -format=
                           [name:<pretty|script|csv>];
                           [column_separator:"column_sep_string"]; 
                           [row_separator:"row_sep_string"]; 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    プラットフォーム名。

  • id

    プラットフォームID。

  • noheader

    列見出しのない表形式の情報を表示します。

  • script

    このオプションは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

emcli list_aru_platforms
      emcli list_aru_platforms -noheader 
      emcli list_aru_platforms -name="platform_name" -format="name:pretty" 
      emcli list_aru_platforms -id="platform id" -noheader -format="name:script"

5.4.447 list_aru_products

ARU製品情報をリストします。

書式

emcli list_aru_products 
        [-name="product_name" | -id="product_id"] 
        [-noheader] 
        [-script | -format=
                           [name:<pretty|script|csv>];
                           [column_separator:"column_sep_string"]; 
                           [row_separator:"row_sep_string"]; 
        ] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    製品名。

  • id

    製品ID。

  • noheader

    列見出しのない表形式の情報を表示します。

  • script

    このオプションは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

emcli list_aru_products 
      emcli list_aru_products -id="product id" 
      emcli list_aru_products -name="product name" 
      emcli list_aru_products -id="product id" -noheader 
      emcli list_aru_products -id="product id" -noheader -script 
      emcli list_aru_products -id="product id" -noheader  -format="name:pretty" 

5.4.448 list_aru_releases

ARUリリース情報をリストします。

書式

emcli list_aru_releases 
        [-name="release_name" | -id="release_id" | -productId="product_id"] 
        [-noheader] 
        [-script | -format=
                           [name:<pretty|script|csv>];
                           [column_separator:"column_sep_string"]; 
                           [row_separator:"row_sep_string"]; 
        ] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    リリース名。

  • id

    リリースID。

  • productId

    製品ID。

  • noheader

    列見出しのない表形式の情報を表示します。

  • script

    このオプションは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

emcli list_aru_releases 
      emcli list_aru_releases -noheader 
      emcli list_aru_releases -name="release_name" -format="name:pretty" 
      emcli list_aru_releases -id="release id" -format="name:script" 
      emcli list_aru_releases -productId="product id" -noheader -format="name:csv" 

5.4.449 list_assoc

指定されたソース・ターゲット・タイプと宛先ターゲット・タイプの間のアソシエーションをリストします。

書式

標準モード

emcli list_assoc
      -source="target_name:target_type"
      -dest="target_name:target_type"[-subseparator="subseparator:attribute_  
             name:character"]
      [-noheader]
      [-script
      [-format="[name:<pretty|script|csv>];[column_separator:
               "column_sep_string"];[row_separator:"row_sep_string"]"]

インタラクティブ(スクリプト)モード

list_assoc(
      source="target_name:target_type"
      ,dest="target_name:target_type"
      [,subseparator="subseparator:attribute_name:character"]
      [,noheader=True/False]
      [,script=True/False]
      [,format="[name:<pretty|script|csv>];[column_separator:
      "column_sep_string"];[row_separator:"row_sep_string"]"]
      )

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • source

    ソース・ターゲット。

  • dest

    宛先ターゲット。

  • subseparator

    属性値を複数入力する場合、デフォルトのサブセパレータはコロン(:)。このオプションを使用すると、デフォルトのサブセパレータ値が上書きされます。

    たとえば、subseparator="<attribute_name=sep_char>"です。ここで、attribute_nameはセパレータ文字を上書きする属性名で、sep_charは新しいサブセパレータ文字です。たとえば、separator="att=#"です

  • noheader

    列見出しのない表形式出力に出力を表示します。

  • script

    スクリプトで使用できる形式で出力します。

  • format

    出力の形式を指定します。デフォルト値はname:prettyです。出力表は読み取れる形式で、スクリプトによる解析には対応しません。その他のformatオプションを次に示します。

    • format="name:script" 出力のデフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列と行のセパレータの文字列は独自の値で上書きできます。

    • format="name:script;column_separator:<column_sep_string>" Verbによって出力される列が<column_sep_string>によって区切られます。行は改行で区切られます。

    • format="name:script;row_separator:<row_sep_string>" Verbによって出力される行<row_sep_string>によって区切られます。

    • format="name:script;column_separator:<column_sep_string>;row_separator:<row_sep_string>"

    • Verb出力の列は<column_sep_string>で区切られ、行は<row_sep_string>で区切られます。

    • format="name:csv" 出力のデフォルトの列セパレータをカンマに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。

出力

終了コード

0はVerbの処理が正常終了したことを示します。

0以外の値は、Verb処理が正常終了しなかったことを意味します。

この例では、ソース・ターゲットabc_cluster:clusterと宛先ターゲットdef.oracle.com:hostの間のすべてのアソシエーションをリストします。

 emcli list_assoc
        -source="abc_cluster:cluster"
        -dest="def.oracle.com:host"

5.4.450 list_bipublisher_roles

Enterprise Managerユーザーに付与されたBI Publisherロールおよび外部LDAPグループに付与されたBI Publisherロールをリストします。

書式

emcli list_bipublisher_roles
      [-user="user"]
      [-external_role="group"] 

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • user

    Enterprise ManagerユーザーのBI Publisherロールをリストします。

  • external_role

    グループのBI Publisherロールをリストします。

例1

次のコマンドでは、特定のグループ(TESTGROUPNAME)のロールをリストします。

emcli list_bipublisher_roles -external_role="TESTGROUPNAME"

例2

次のコマンドでは、特定のユーザー(TESTUSERNAME)のロールをリストします。

emcli list_bipublisher_roles -user="TESTUSERNAME"

5.4.451 list_charge_item_candidates

チャージバックに登録できるチャージ・アイテムをリストします。

書式

emcli  list_charge_item_candidates
        -target_type=target_type
        -source_data_type=<metric|config|property>
        [-target_name=target_name]
        [-config_name=config_name]
        [-config_data_source=target_name]
        [-all]
[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_name

    ターゲット・タイプの名前。

  • source_data_type

    ソース・データのタイプ。有効な値はmetric、configおよびpropertyです。

  • target_name

    指定すると、指定されたターゲットのみを対象にメータリングおよびチャージ・データが取得されます。有効なターゲット名を指定しなかった場合、または指定したターゲットが有効になっていない場合、データは生成されません。このオプションが指定されていない場合、指定したターゲット・タイプのすべてのターゲットが含められます。source_data_type=configの場合に必須です。

  • config_name

    構成の名前。source_data_type=configの場合に必須です。

  • config_data_source

    構成のデータソース。source_data_type=configの場合に必須です。

  • all

    source_date=metricの場合のみ適用されます。ターゲット・タイプの即時利用可能なメトリックを含め、すべてのアイテムを表示します。このオプションを指定しないと、ユーザー定義のメトリック拡張のみが表示されます。

例1

この例では、Oracle Databaseターゲット・タイプに作成されたメトリック拡張をリストします。

emcli list_charge_item_candidates
        -target_type="oracle_database"
        -source_data_type="metric"

例2

この例では、myDatabaseという名前のOracle Databaseターゲットに関してmyCustomCCS構成の構成アイテムをリストします。

emcli list_charge_item_candidates
        -target_type="oracle_database"
        -source_data_type="config"
        -target_name="myDatabase" 
        -config_name="myCustomCCS"
        -config_data_source="CCSDataSource" 

5.4.452 list_charge_plans

チャージバックのチャージ・プランをリストします。

書式

list_charge_plans 
     [[-entity_type="entity_type" [-all]] 
     [-charge_plan="charge_plan_name" [-all]] 
     [-all] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • entity_type

    リストするチャージ・プランのエンティティ・タイプ。

  • charge_plan

    特定のチャージ・プランに関する詳細をリストします。

  • all

    すべてのアクティブなプランと将来のプランをリストします。

例1

この例では、アクティブ・バージョンのチャージ・プランに関する詳細をリストします。

list_charge_plans -charge_plan="chargePlanName" 

例2

この例では、アクティブなバージョンおよび将来のバージョンのチャージ・プランに関する詳細をリストします。

list_charge_plans -charge_plan="chargePlanName" -all 

5.4.453 list_chargeback_entities

チャージバックに追加されたすべてのエンティティをリストします。

書式

list_chargeback_entities

5.4.454 list_chargeback_entity_types

チャージバックでサポートされるすべてのエンティティ・タイプをリストします。

書式

list_chargeback_entity_types     -[usage_mode]     -[entity_type="eType"] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • usage_mode

    チャージバックでサポートされるすべてのエンティティ・タイプと対応する使用モードをリストします。

  • entity_type

    特定のエンティティ・タイプeTypeでサポートされるすべての使用モードをリストします。

例1

この例では、チャージバックでサポートされるすべてのエンティティ・タイプをリストします。

list_chargeback_entity_types

出力:

Entity Type--------------------Entity Type Display Name 
-------------------------------------------------------------------- 
1. oracle_database--------Database Instance 
2. host-------------------------Host 

例2

この例では、チャージバックでサポートされるすべてのエンティティ・タイプと対応する使用モードをリストします。

list_chargeback_entity_types -usage_mode 

出力:

Entity Type----------------Entity Type Display Name--------------------Usage Mode 
---------------------------------------------------------------------- 
1. oracle_database-------------------Database Instance-----------------------dbMetered 
2. oracle_database-------------------Database Instance-----------------------dbByService 
3. oracle_database-------------------Database Instance-----------------------cdbBypdb 
4. host---------------------------------Host---------------------------hostMetered 

5.4.455 list_compliance_rules

指定した値(属性)を含むコンプライアンス標準ルールのリストを示します。

書式

emcli list_compliance_rules 
      [-attrs="<attr_list>]" 
      [-sep="<separator>"] 
      [-target_type="<target_type>"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • attrs

    コンプライアンス標準ルールの属性。<attr_list>は、目的の属性を引用符で囲ったカンマ区切りリスト(大/小文字区別なし)です。属性を指定しない場合、すべての属性が次の順序で返されます。

    • rule_guid: コンプライアンス標準ルールの一意の識別子。

    • rule_iname: コンプライアンス標準ルールの内部名。

    • rule_dname: コンプライアンス標準ルールの英語の表示名。

    • description: コンプライアンス標準ルールの英語の説明。

    • target_type: コンプライアンス標準ルールの適用可能なターゲット・タイプ。

    • lifecycle_state: コンプライアンス標準ルールのライフサイクル・ステータス。

    • author: コンプライアンス標準ルールの作成者。

    • owner: コンプライアンス標準ルールの所有者。

    • is_system: システムの場合は1、ユーザーの場合は0。

    • rule_dname_nlsid: 英語以外のユーザー用のルール表示名のNLSID。

    • description_nlsid: 英語以外のユーザー用のルール説明のNLSID。

    • severity: コンプライアンス標準ルールの重大度。

    • rule_type_code: コンプライアンス標準ルールのタイプを表すコード(1 - リポジトリ)、(2 - エージェント)、(3 - モニタリング)。

    • severity_code: ルールの重大度コード(18 - マイナー警告)、(20 - 警告)、(25 - クリティカル)。

    • is_system_code: ルールがシステム定義かどうかを表すコード(0 - False)、(1 - True)。

  • sep

    列値間の出力。セパレータを指定しない場合、カンマ「,」が使用されます。

  • target_type

    該当するtarget_typeのルールのみを返すように指定します。target_typeを指定しない場合、すべてのターゲット・タイプのルールが返されます。

次の例では、すべてのターゲット・タイプのすべてのコンプライアンス標準ルールのID、内部名、ターゲット・タイプおよび重大度をリストします。属性は、コロン(:)で区切ります。

emcli list_compliance_rules 
      -attsr="rule_guid:rule_iname:target_type:severity" 
      -separator=":" 

5.4.456 list_compliance_rules_ca

コンプライアンス標準ルールの1つの修正処理を示します。注意: 1つのルールに対して複数の修正処理を使用することはできません。

書式

emcli list_compliance_rules_ca 
      [-attrs="<attribute_list>"] 
      [-sep="<separator>"] 
      [-target_type="<target_type>"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • attrs

    コンプライアンス標準ルールの修正処理の属性。<attribute list>は、目的の属性を引用符で囲ったカンマ区切りリスト(大/小文字区別なし)です。属性を指定しない場合、すべての属性が次の順序で返されます。

    • rule_guid: コンプライアンス標準ルールの一意の識別子。

    • rule_iname: コンプライアンス標準ルールの内部名。

    • rule_dname: コンプライアンス標準ルールの英語の名前。

    • target_type: コンプライアンス標準ルールの適用可能なターゲット・タイプ。

    • ca_id: 修正処理の一意の識別子。

    • simultaneous_action: 0は複数の修正処理の同時実行が可能、1は1回のみの修正処理が可能。

  • sep

    列値間のセパレータ文字。セパレータを指定しない場合、カンマ「,」が使用されます。

  • target_type

    該当するターゲット・タイプのコンプライアンス標準ルールのみを返すように指定します。ターゲット・タイプを指定しない場合、すべてのターゲット・タイプのコンプライアンス標準ルールが返されます。

次の例では、すべてのターゲット・タイプのコンプライアンス標準ルールについて、すべての修正処理の一意のID、内部名およびIDをリストします。属性間に使用するセパレータ文字は、コロン(:)です。

emcli list_compliance_rule_ca 
      -attrs="rule_guid,rule_iname,ca_id" 
      -separator=":"

5.4.457 list_cost_centers

指定されたオプションに応じて様々な形式でコスト・センターをリストします。

書式

list_cost_centers 
     -[[cost_center_name="cName"] 
     -[parent] 
     -[children] 
     -[top] 
     -[leaf]] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • cost_center_name

    将来の詳細(parent/children/top/leafなど)をリストする必要があるコスト・センターの名前。

  • parent

    指定のコスト・センターの親コスト・センターを示します。

  • children

    指定のコスト・センターの子コスト・センターのリストを示します。

  • top

    指定のコスト・センターの階層を一番上から示します。

  • leaf

    指定のコスト・センターのリーフ・ノードを示します。

例1

この例では、指定のコスト・センターの親を示します。

list_cost_centers -cost_center_name="c11" -parent

出力:

Parent Node 
----------------- 
c1 

例2

この例では、指定のコスト・センターについてすべての子コスト・センターのリストを示します。

list_cost_centers -cost_center_name="c1" -children 

出力:

Children Nodes 
--------------------- 
c11 
c12 

5.4.458 list_cs_rules

コンプライアンス標準に参照されるコンプライアンス標準ルールの一意の識別子を返します。ルールがルート標準の一部である場合、実行時識別子、ルート標準識別子およびコンプライアンス標準識別子は同じになります。ルールが、含まれている標準(ics)の階層の一部である場合、実行時識別子とコンプライアンス標準識別子は同じですが、ルート標準識別子とは異なります。

書式

emcli list_cs_rules 
      -cs_iname="<internal_name_of_standard>" 
      -author="<author>" 
      -version="<version>" 
      [-attrs="<attribute_list>"] 
      [-sep="<separator>"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • cs_iname: コンプライアンス標準の内部名。

  • author: コンプライアンス標準の作成者。

  • version: コンプライアンス標準のバージョン。

  • attrs

    コンプライアンス標準ルールの属性。<attribute_list>は、目的の属性を引用符で囲ったカンマ区切りリスト(大/小文字区別なし)です。属性を指定しない場合、すべての属性が次の順序で返されます。

    • root_cs_guid: ルールが関連付けられているルート標準の一意の識別子。

    • rqs_guid: ルート標準で参照されるルールの一意の実行時識別子。

    • cs_guid: コンプライアンス標準識別子。

    • rule_iname: コンプライアンス標準ルールの内部名。

    • target_type: コンプライアンス標準ルールに関連付けられているターゲット・タイプ。

  • sep

    列値間のセパレータ文字。セパレータを指定しない場合、カンマ「,」が使用されます。

次の例では、Jonesが作成したセキュリティ標準の2番目のバージョンのコンプライアンス標準ルールをリストします。

emcli list_cs_rules 
      -cs_iname="security_standard" 
      -author="Jones" 
      -version="2"

5.4.459 list_custom_plugin_updates

Enterprise Managerにこれまでにインポートされたカスタム・プラグイン更新をすべてリストします。プラグイン・バージョンとリビジョンの組合せごとにインポートできるカスタム・プラグイン更新は1つのみです。

書式

emcli list_custom_plugin_updates 

次の例では、Enterprise Managerにこれまでにインポートされたカスタム・プラグイン更新をすべてリストします。

emcli list_custom_plugin_updates   

5.4.460 list_database_sizes

作成されたすべてのデータベース・サイズをリストします。

書式

emcli list_database_sizes 
      [-name="<Existing size name>"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • name

    完全または部分文字列。名前パラメータが指定される場合、指定された文字列を含むデータベース・サイズのみが戻されます。

例1

次のコマンドは、作成されたすべてのデータベース・サイズを検索します。

emcli list_database_sizes 

出力:

Name:Extra-Small
Description:Extra-small database size
CPU(cores):4
Memory(GB):4
Storage(GB):Not Specified
Processes(Units):Not Specified

Name:Small
Description:Small database
CPU(cores):8
Memory(GB):8
Storage(GB):Not Specified
Processes(Units):Not Specified

Name:Medium
Description:Medium
CPU(cores):8
Memory(GB):16
Storage(GB):Not Specified
Processes(Units):Not Specified

例2

次のコマンドは、名前文字列に'Extra'を含むすべてのデータベース・サイズを検索します。

emcli list_database_sizes 
-name="Extra*"

出力:

Name:Extra-Small
Description:Extra-small database size
CPU(cores):4
Memory(GB):4
Storage(GB):Not Specified
Processes(Units):Not Specified

5.4.461 list_dbprofiles

データベース・プロファイルをすべてリストします。

書式

emcli list_dbprofiles 
      [-details]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • details

    各データベース・プロファイルの詳細を表示します。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、既存のデータベース・プロファイルの詳細をすべてリストします。

emcli list_dbprofiles -details
 
	Output:
	    Name=RMAN Profile,Location=Database Provisioning Profiles/11.2.0.4.0/linux_x64/,Type=RMAN,Status=Ready,Description=Database Reference Profile 04-11-2014 12:40 PM from database.mycompany.com
	    Version : 11.2.0.4.0,contains=Structure and Data,removalOverdue=0,sourceDatabaseName=database.mycompany.com.
	    Name=DB Template,Location=Database Provisioning Profiles/11.2.0.4.0/linux_x64/,Type=DBCA_TEMPLATE,Status=Ready,Description=Database Reference Profile 03-11-2014 04:55 PM from database.mycompany.com
	    Version : 11.2.0.4.0,contains=Structure only,removalOverdue=0,sourceDatabaseName=database.mycompany.com.
	    Name=Snapshot Profile,Location=Database Provisioning Profiles/11.2.0.4.0/linux_x64/,Type=SNAPSHOT,Status=Ready,Description=Database Reference Profile 05-11-2014 03:09 PM from database.mycompany.com
	    Version : 11.2.0.4.0,contains=Structure and Data,removalOverdue=2,sourceDatabaseName=database.mycompany.com.

5.4.462 list_diagcheck_exclude_applies

diagcheck除外を使用してターゲットのリストを表示します。

書式

emcli list_diagcheck_exclude_applies
     -target_type="target type"
     -exclude_name="name"
    

オプション

  • target_type

    ターゲット・タイプ。

  • exclude_name

    除外名。

5.4.463 list_diagcheck_exclusions

ターゲット・タイプ用に定義された診断チェック除外のリストを取得します。

書式

emcli list_diagcheck_exclusions
        -target_type="type"

オプション

  • target_type

    ターゲットのタイプ。

5.4.464 list_diagchecks

ターゲット・タイプ用に定義された診断チェック除外のリストを取得します。

書式

emcli list_diagchecks
        -target_type="type"
        [-version="<diag_version>" ]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_type

    ターゲットのタイプ。

  • version

    診断のバージョン。デフォルトは最新のバージョンです。

5.4.465 list_fmw_profiles

ソフトウェア・ライブラリのすべての使用可能なFusion Middlewareプロビジョニング・プロファイルをリストします。

書式

emcli list_fmw_profiles
      [-source_type="Profile Source"]  

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • source_type

    1つのソース・タイプを指定して、そのタイプのプロファイルのみを表示します。有効な値は、weblogic_domain、oracle_homeまたはinstall_mediaです。

次の例では、ソフトウェア・ライブラリのすべての使用可能なWeblogicドメイン・プロビジョニング・プロファイルを表示します。

emcli list_fmw_profiles      -source_type="weblogic_domain"  

5.4.466 list_gold_agent_image_activities

指定した管理エージェント・ゴールド・イメージが含まれるアクティビティをリストします。

書式

emcli list_gold_agent_image_activities  
      -version_name="gold_image_version_name"
      [-noheader]
      [-script | -format=
                [name:<pretty|script|csv>];
                [column_separator:"column_sep_string"];
                [row_separator:"row_sep_string"];

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • version_name

    アクティビティを表示する管理エージェント・ゴールド・イメージ・バージョン。

  • noheader

    列見出しのない表形式の出力を表示します。

  • script

    出力をスクリプト形式で表示します。このオプションは、-format="name:script"と同じです。-format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブ文字に設定し、デフォルトの行セパレータを改行文字に設定します。column_separatorおよびrow_separator文字列を指定して、これらのデフォルト文字を変更できます。

  • format

    目的の出力形式。このオプションのデフォルト値は、-format="name:pretty"です。

    次に、サポートされている出力形式を示します。

    -format="name:pretty"は、スクリプトにより解析できない読取り可能な書式で出力表を表示します。

    -format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブ文字に設定し、デフォルトの行セパレータを改行文字に設定します。column_separatorおよびrow_separator文字列を指定して、これらのデフォルト文字を変更できます。

    -format="name:csv"は、列セパレータをカンマに設定し、行セパレータを改行に設定します。

次の例では、管理エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGI_DB_JUL_13が含まれるアクティビティをリストします。

emcli list_gold_agent_image_activities        -version_name=OPC_AGI_DB_JUL_13

5.4.467 list_gold_agent_images

作成された様々な管理エージェント・ゴールド・イメージをリストします。

書式

emcli list_gold_agent_images  
      [-noheader]
      [-script | -format=
               [name:<pretty|script|csv>];
               [column_separator:"column_sep_string"];
               [row_separator:"row_sep_string"];

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • noheader

    列見出しのない表形式の出力を表示します。

  • script

    出力をスクリプト形式で表示します。このオプションは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    目的の出力形式。このオプションのデフォルト値は、-format="name:pretty"です。

    次に、サポートされている出力形式を示します。

    -format="name:pretty"は、スクリプトにより解析できない読取り可能な書式で出力表を表示します。

    -format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブ文字に設定し、デフォルトの行セパレータを改行文字に設定します。column_separatorおよびrow_separator文字列を指定して、これらのデフォルト文字を変更できます。

    -format="name:csv"は、列セパレータをカンマに設定し、行セパレータを改行文字に設定します。

次の例では、作成されたすべての管理エージェント・ゴールド・イメージを表示します。

emcli list_gold_agent_images

5.4.468 list_gold_agent_imageversions

デフォルトでCurrentステータスに昇格された管理エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンをリストします。

書式

emcli list_gold_agent_imageversions  
      [-image_name="gold_image_name"]
      [-all]
      [-noheader]
      [-script | -format=
                [name:<pretty|script|csv>];
                [column_separator:"column_sep_string"];
                [row_separator:"row_sep_string"];

[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • image_name

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンをリストする特定の管理エージェント・ゴールド・イメージの名前。

  • all

    すべての管理エージェント・ゴールド・イメージをリストします。

  • noheader

    列見出しのない表形式の出力を表示します。

  • script

    目的の出力形式。このオプションのデフォルト値は、-format="name:script"と同じです。

    次に、サポートされている出力形式を示します

    -format="name:pretty"は、スクリプトにより解析できない読取り可能な書式で出力表を表示します。

    -format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブ文字に設定し、デフォルトの行セパレータを改行文字に設定します。column_separatorおよびrow_separator文字列を指定して、これらのデフォルト文字を変更できます。

    -format="name:csv"は、列セパレータをカンマに設定し、行セパレータを改行文字に設定します。

例1

次の例では、Currentステータスに昇格された管理エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを表示します。

emcli list_gold_agent_imageversions  

例2

次の例では、OPC_DB_MONITORINGの一部でCurrentステータスに昇格された管理エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを表示します。

emcli list_gold_agent_imageversions  
      -image_name=OPC_DB_MONITORING

5.4.469 emcli list_gold_image_subscribed_agent

指定した管理エージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブされた管理エージェントのリストを表示します。

書式

emcli list_gold_image_subscribed_agent
-image_name="gold_image_name"
[-noheader]
[-script | -format=
[name:<pretty|script|csv>];
[column_separator:"column_sep_string"];
[row_separator:"row_sep_string"];
]

[ ] indicates that the parameter is optional.

パラメータ

  • image_name

    管理エージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブされた特定の管理エージェントのイメージ名。

  • noheader

    列見出しのない表形式の出力。

  • script

    これは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    管理エージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブされた特定の管理エージェントの形式。

次の例では、OPC_DB_MONITORINGイメージをサブスクライブするすべてのエージェントが表示されます。

emcli list_gold_image_subscribed_agent
-image_name=OPC_DB_MONITORING

5.4.470 list_internal_metrics

OMS内の使用可能な内部メトリックをすべてリストします。

書式

emcli list_internal_metrics        [-oms_name=<specific oms name> ]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • oms_name

    ターゲットOMSの名前。明示的なOMS名は、Cloud Controlコンソールの「管理サービス」ページで確認できます。このページにナビゲートするには、「設定」ページから「Cloud Controlの管理」、「管理サービス」を選択します。「サーバー」領域で、管理サービスの完全名(<host name>:<port number>_Management_Service)を探します。

    注意: oms_nameオプションを指定する必要があるのは、マルチOMS環境で特定のOMSにアクセスしようとする場合のみです。oms_nameオプションを省略すると、list_internal_metric Verbは、EMCLIの現在のインスタンスを実行しているOMSにアクセスします。

例1

次の例では、myserver.myco.com:17999_Management_Serviceという名前のEnterprise Managerリポジトリから内部メトリックのリストを生成します。

emcli list_internal_metrics -oms_name=myserver.myco.com:17999_Management_Service

例2

次の例では、EMCLIを現在実行しているOMSから内部メトリックのリストを生成します。

emcli list_internal_metrics

5.4.471 list_masking_definitions

関連付けられたターゲットとそのスクリプト・ステータスのマスキング定義のリストを取得します。

書式

emcli list_masking_definitions
     [-definition_name=<masking_defn_name_filter>]
     [-adm_name=<application_data_model_filter>]
     [-target_type=<target_type_filter>]
     [-target_name=<target_name_filter>]
     [-string_match]
     [-script | -format=[name:<pretty|script|csv>];
                        [column_separator:"column_sep_string"];
                        [row_separator:"row_sep_string"];
     ]
     [-noheader]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • definition_name

    マスキング定義の名前フィルタ。これは、完全な値またはパターン一致(%)のいずれかです。

  • adm_name

    アプリケーション・データ・モデル(ADM)の名前。これは、完全な値またはパターン一致(%)のいずれかです。

  • target_type

    データベース・ターゲット・タイプ。oracle_databaseまたはrac_databaseのいずれかです。

  • target_name

    データベース・ターゲット名。これは、完全な値またはパターン一致(%)のいずれかです。

  • string_match

    target_nameとdefinition_nameの照合で文字列の完全一致を使用します。

  • script

    このオプションは、-format='name: script'と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

  • noheader

    列ヘッダーを出力しません。

出力列

マスキング定義、データベース、ステータス

例1

この例では、testdbという名前のデータベースで作成されたmask_hr_dataという名前のマスキング定義をリストします。

emcli list_masking_definitions -definition_name=mask_hr_data -target_name=testdb

例2

この例では、creditで始まる名前を持ち、testで始まる名前を持つデータベースで作成されたすべてのマスキング定義をリストします。

emcli list_masking_definitions -definition_name=credit% -target_name=test%

5.4.472 list_mda_finding_types

ミドルウェア診断アドバイザ(MDA)に登録されているすべての結果タイプのリストを表示します。オプションで、出力をターゲット・タイプでフィルタできます。

書式

emcli list_mda_finding_types      [-target_types="<list of target types>"]  
[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • target_types

    ターゲット・タイプの区切りリストを指定します。デフォルトのデリミタは「;」です。このオプションを指定した場合、指定したターゲット・タイプに該当する結果タイプのみが返されます。

例1

次の例では、すべてのMDA結果タイプをリストします。

emcli list_mda_finding_types

例2

次の例では、指定したターゲット・タイプに該当するMDA結果タイプをリストします。

emcli list_mda_finding_types 
      -target_types="weblogic_domain;weblogic_server"

5.4.473 list_mda_properties

ミドルウェア診断アドバイザ(MDA)プロパティとその現在の値をリポジトリからリストします。

書式

emcli list_mda_properties

次の例では、MDAプロパティとその現在の値をリストします。

emcli list_mda_properties

5.4.474 list_mw_profiles

ソフトウェア・ライブラリのすべての使用可能なOracle以外のミドルウェア・プロビジョニング・プロファイルをリストします。

Oracle以外のミドルウェアには、Apache TomcatやJBossなどがあります。

書式

emcli list_mw_profiles 

次の例では、すべての汎用ミドルウェア・プロビジョニング・プロファイルをリストします。

emcli list_mw_profiles

5.4.475 list_named_credentials

名前付き資格証明をリストします。自ら所有している資格証明または明示的なアクセス権がある資格証明をリストできます。

書式

emcli list_named_credentials
      [-cred_name="cred_name"] 
      [-cred_owner="cred_owner"] 
      [-script | -format=[name:<pretty|script|csv>]; 
                         [column_separator:column_sep_string]; 
                         [row_separator:row_sep_string];
      [-separator="separator:attname:charseq"] 
      [-noheader] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • cred_name

    表示する資格証明のリストをフィルタリングする資格証明の名前。

  • cred_owner

    表示する資格証明のリストをフィルタリングする資格証明の所有者。

  • script

    これは、-format='name: script'と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format="name:script;column_separator:<column_sep_string>"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • format="name:script;row_separator:<row_sep_string>"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。列はタブ文字で区切られます。

  • separator

    複数値の属性ではセミコロンをセパレータ文字として使用します。データにこの文字が含まれる場合は、その値を上書きできます。たとえば、次のようにします。

    separator="<attributename=sep_char"
    

    ここで、attributenameはセパレータ文字を上書きする属性名です。sepcharは新しいセパレータ文字です。たとえば、次のようにします。

    separator="att=#"
    
  • noheader

    表形式出力で列ヘッダーを出力しません。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを意味します。

この例では、名前にNCを含む資格証明をリストします。

emcli list_named_credentials -cred_name="NC" 

5.4.476 list_oms_config_properties

OMS構成プロパティをリストします。

書式

emcli list_oms_config_properties 
        [-oms_name="omsName"]
        [-details]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • oms_name

    プロパティを取得する必要のあるOMSの名前。

  • details

    プロパティ値の導出先の詳細、およびプロパティのグローバル値とデフォルト値を表示します。

例1

この例では、プロパティのセット全体をリストします。

list_oms_config_properties 

例2

この例では、管理サーバーmyhost:1159_Management_Serviceに設定されているすべてのプロパティをリストします。

list_oms_config_properties -oms_name="myhost:1159_Management_Service"

5.4.477 list_oms_logging_properties

ロギング構成プロパティをリストします。

書式

emcli list_oms_logging_properties 
        [-oms_name="omsName"]
        [-details]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • oms_name

    ロギング・プロパティを取得する必要のあるOMSの名前。

  • details

    プロパティ値の導出先の詳細、およびロギング・プロパティのグローバル値とデフォルト値を表示します。

例1

この例では、ロギング・プロパティのセット全体をリストします。

list_oms_logging_properties 

例2

この例では、管理サーバーmyhost:1159_Management_Serviceに設定されているすべてのロギング・プロパティをリストします。

list_oms_logging_properties -oms_name="myhost:1159_Management_Service"

5.4.478 list_patch_plans

既存のパッチ計画をリストします。すべての既存のパッチ計画をリストできます。また、指定したパターンと一致する名前を持つ既存のパッチ計画もリストできます。

書式

emcli list_patch_plans
        [-name="name"]
        [-noheader]
        [-script | -format=
                           [name:<pretty|script|csv>];
                           [column_separator:"column_sep_string"];
                           [row_separator:"row_sep_string"];
        ]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    パッチ計画を検索する際に使用される計画名。このオプションを指定しない場合、指定した名前と同じ名前を持つか、指定した名前の文字列を含むパッチ計画がリストされます。このオプションを指定しない場合、すべての既存のパッチ計画がリストされます。

  • noheader

    列ヘッダーを出力しません。

  • script

    このオプションは、-format='name: script'と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

emcli list_patch_plans 
      emcli list_patch_plans -name="plan name" -noheader  
      emcli list_patch_plans -name="plan name" -noheader -script  
      emcli list_patch_plans -name="plan name" -noheader -format="name:pretty" 
      emcli list_patch_plans -name="plan name" -noheader
      -format="name:pretty";column_separator="separator" 

5.4.479 list_patches_in_custom_plugin_update

特定のプラグインのカスタム・プラグイン更新に含まれるすべてのパッチをリストします。

書式

emcli list_patches_in_custom_plugin_update 
      -plugin="<plugin_id>:<plugin_version>:<plugin_revision>"
      [-discovery]

[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • plugin

    プラグインのID、バージョンおよびリビジョン。プラグインのバージョンおよびリビジョンを表示するには、emcli list_custom_plugin_updates Verbを実行します。

  • discovery

    プラグインの検出コンポーネントも含むパッチをリストします。渡されない場合、プラグインのモニタリング・コンポーネントを含むパッチのみをリストします。

例1

次の例では、oracle.sysman.db2プラグインの12.1.0.2.0バージョンのカスタム・プラグイン更新に含まれるすべてのパッチをリストします。パッチ・リストには、プラグインのモニタリング・コンポーネントのみを含むパッチが含まれます。

emcli list_patches_in_custom_plugin_update 
      -plugin="oracle.sysman.db2:12.1.0.2.0" 

例2

次の例では、oracle.sysman.db2プラグインの12.1.0.2.0バージョンのカスタム・プラグイン更新に含まれるすべてのパッチをリストします。パッチ・リストには、プラグインのモニタリング・コンポーネントだけでなく検出コンポーネントも含むパッチが含まれます。

emcli list_patches_in_custom_plugin_update
      -plugin="oracle.sysman.db2:12.1.0.2.0" 
      -discovery

5.4.480 list_plugins_on_agent

管理エージェントにデプロイされているすべてのプラグインをリストします。

書式

emcli list_plugins_on_agent 
           [-agent_names="agent1,agent2,agent3 " 
           [-all] 
           [-include_discovery] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • agent_names

    リストする必要のあるデプロイ済のプラグインを持つ、すべての管理エージェント(host:port)。エージェント名を指定しない場合、すべてのエージェントのプラグインがリストされます。ワイルドカード(*)表現の文字列リテラルを使用できます。たとえば、次のようにします。

    emcli list_plugins_on_agent -agent_names='adc*,st*93'
    
  • all

    すべての管理エージェントのプラグインをリストします。

  • include_discovery

    プラグインの検出コンポーネントを含めます。デフォルトでは、プラグインの検出コンポーネントは無視されます。

例1

この例では、エージェントabc.example.com上のプラグインをリストします。

emcli list_plugins_on_agent -agent_names=abc.example.com:3872

例2

この例では、エージェントとその検出コンポーネントの両方のプラグインをリストします。

emcli list_plugins_on_agent -agent_names=
abcd.example.com:3872,efgh.example.com:3872 -include_discovery

5.4.481 list_plugins_on_server

OMSインスタンスにデプロイされているすべてのプラグインをリストします。

書式

emcli list_plugins_on_server 
      [-details]

[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • details

    プラグイン・ホームの場所を表示します。

例1

次の例では、OMSインスタンスにデプロイされているすべてのプラグインをリストします。

emcli list_plugins_on_server  

例2

次の例では、OMSインスタンスにデプロイされているすべてのプラグインとそれらのプラグイン・ホームの場所をリストします。

 emcli list_plugins_on_server
      -details

5.4.482 list_prerequisites

Enterprise Managerリポジトリに関連する前提条件のリストを表示します。

書式

emcli list_prerequisites 
      -db_user=<database_user>
      -db_password=<database_password>
      -db_role=<database_role>
      -repos_user=<repository_user>
      [-prerequisite_xml_root_dir=<xml_root_directory_for_platform_prerequisites>]
      [-prerequisite_resource_locs="<xml_resource_location_for_platform/
      plug-in_prerequisites>"]
      [-log_loc=<location_for_log_files_of_EMPrereqKit_tool>]
      [-upgrade_version=<EM_version_to_which_upgrade_is_being>]
      [-configuration_type=<configuration/deployment_type>]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • db_user

    データベースへの接続を確立するためのデータベース・ユーザー・アカウント(SYSなど)。

  • db_password

    データベース・ユーザー・アカウントのパスワード。ここで指定しない場合、パスワードの入力が求められるようになります。

  • db_role

    データベース・ロール。たとえば、sysdbaなどです。-db_userの値がSYSである場合のみ必要です。

  • repos_user

    前提条件チェックを実行するためのリポジトリ・ユーザー・アカウント(SYSMANなど)。-db_userの値がSYSである場合のみ必要です。

  • prerequisite_xml_root_dir

    すべての前提条件XMLが格納されているrequisites/listディレクトリへの絶対パス。これはオプションのパラメータであり、指定しない場合、値は内部で計算されます。XMLファイルがrequisites/listのサブディレクト内にある場合でも、入力するパスはlistまでを示すようにしてください。たとえば、$<OMS_HOME>/install/requisites/listのようにします。

  • prerequisite_resource_locs

    プラグインoparファイルや、プラットフォームまたはプラグインの前提条件チェック用のXMLファイルを含むプラットフォーム/プラグイン・バイナリがあるディレクトリへの絶対パス。このオプションは必須ではありません。プラグインoparファイルの場合、plugin_id=<<absolute_path_.opar_file>>の形式を使用します。プラグイン・ホーム・ディレクトリの場合、plugin_id=<<plugin_home>>の形式を使用します。

  • log_loc

    Enterprise Manager前提条件キットの実行ログが保存可能なディレクトリへの絶対パス。

  • upgrade_version

    アップグレードの対象のEnterprise Managerバージョン。たとえば、12.1.0.3などです。自己更新に続いて-upgrade_versionを使用して将来の2つのバージョン(v1およびv2など)用としてEnterprise Manager前提条件リソースをダウンロードした場合、指定したバージョンの前提条件を表示または実行できます。

  • configuration_type

    構成またはデプロイメント・タイプ。たとえば、MINI、SMALL、MEDIUM、LARGEなどです。これはオプションのパラメータであり、指定しない場合、内部で計算されます。

例1

構成タイプがMEDIUMである、Enterprise Managerリポジトリに関連する前提条件のリストを表示します。

emcli list_prerequisites 
      -db_user=SYS 
      -db_password=pwd 
      -db_role=sysdba 
      -repos_user=SYSMAN 
      -prerequisite_xml_root_dir=$ORACLE_HOME/install/requisites/list 
      -configuration_type=MEDIUM

例2

アップグレード・バージョンが12.1.0.4である、Enterprise Managerリポジトリに関連する前提条件のリストを表示します。

emcli list_prerequisites 
      -db_user=SYS 
      -db_password=pwd 
      -db_role=sysdba 
      -repos_user=SYSMAN 
      -prerequisite_xml_root_dir=$ORACLE_HOME/install/requisites/list 
      -upgrade_version=12.1.0.4.0 

5.4.483 list_privilege_delegation_settings

ターゲットに適用される、サーバーで使用可能な権限委任設定テンプレートをリストします。

書式

emcli list_privilege_delegation_settings       [-setting_type="SUDO/POWERBROKER]"       [-noheader]       [-script | -format=                [name:<pretty|script|csv>];                [column_separator:"column_sep_string"];                [row_separator:"row_sep_string"];       ]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • setting_type

    設定タイプ。このオプションを指定しない場合、適用可能なすべての設定が表示されます。

  • noheader

    列見出しのない表形式の情報を表示します。

  • script

    これは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

    emcli list_privilege_delegation_settings      -setting_type="SUDO"   

5.4.484 list_target_properties_master_list

プロパティの値をリストします。

書式

標準モード

emcli list_target_properties_master_list 
     -property_name="null"
     [-details]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

インタラクティブまたはスクリプト・モード

list_target_properties_master_list (
     property_name="null"
     [,details=True/False]
     )

オプション

  • property_name

    表示するプロパティの名前。

  • details

    選択したプロパティの詳細

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、orcl_gtp_lifecycle_statusプロパティのマスター・リストの値をリストします。

emcli  list_target_properties_master_list 
      -property_name="orcl_gtp_lifecycle_status" 

5.4.485 list_prov_parameters

汎用ミドルウェア・プロビジョニング・プロファイルをプロビジョニングするためにアクションによって使用されるパラメータをリストします。

書式

emcli list_prov_parameters 
        -profile="Profile Location" 
        [-action="Provisioning Action"] 

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • profile

    プロファイルのソフトウェア・ライブラリの場所を指定します。

  • action

    プロファイル・プロパティで説明されているプロビジョニング・アクションの1つ。このオプションは必須ではありません。値を指定しない場合、プロファイル・プロパティに示されているデフォルト・アクションが使用されます。

次の例では、プロファイルMyProfile1をクローニングするために使用されるすべてのパラメータをリストします。

emcli list_prov_parameters 
              -profile="Middleware Provisioning/Generic Profile/MyProfile1" 
              -action="clone"

5.4.486 list_proxies

次の詳細とともにすべてのHTTP(S)プロキシをリストします。

  • プロキシ名

  • プロトコル

  • ホスト名:ポート

  • ステータス(プロキシが実行中か停止中かを示す)

デフォルトでは、出力は表形式です。

注意:

これらのプロキシは、Oracle Management Serverから管理エージェントへのHTTP(S)トラフィックを仲介します。

書式

emcli list_proxies 
        [-noheader]
        [-script
        | -format="name:<pretty | csv>"
        | -format="name:script[;column_separator:<string>][;row_separator:<string>]"

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • -noheader

    ヘッダー行なしで出力を表示します。

  • -script

    スクリプトによる出力の解析を有効にします。各プロキシは、タブで区切られたフィールドを持つ個別の行に表示されます。このオプションは、-format="name:script"オプションと同じです

  • -format

    出力の形式を指定します。使用可能なオプションは次のとおりです。

    • "name:pretty" - 表形式の出力形式(デフォルト)。行ごとに特定のプロキシを表示します。この形式は、スクリプトによる解析を目的としていません。

    • "name:script" - スクリプトにより解析される出力形式。各プロキシは、デフォルトで、タブで区切られたフィールドを持つ個別の行に表示されます。この形式は、次の書式指定子を使用してカスタマイズできます。

      column_separator: プロキシ・フィールドを区切る文字列

      row_separator: 異なるプロキシを区切る文字列

    • "name:csv" - CSV形式の出力形式。各プロキシは、カンマで区切られたフィールドを持つ個別の行に表示されます。

例1

次のコマンドでは、列見出しのある表形式ですべてのプロキシをリストします。

   emcli list_proxies
      

例2

次のコマンドでは、各プロキシを個別の行に配置し、プロキシ・フィールドを「|」で区切ってすべてのプロキシをリストします。プロキシ・フィールド名をリストするヘッダー行は表示されません。

   emcli list_proxies
         -noheader
         -format="name:script;column_separator:|"

5.4.487 list_siebel_enterprises

Enterprise Managerで現在検出されるSiebelエンタープライズをリストします。

書式

eemcli list_siebel_enterprises

この例では、Enterprise Managerで検出されるSiebelエンタープライズをリストします。

emcli list_siebel_enterprises

たとえば、次のようなSiebelエンタープライズがリストに表示されます。

siebel_enterprise: siebel_slc01nqr.us.example.com
siebel_enterprise: siebel_slc01qhn.us.example.com

5.4.488 list_siebel_servers

指定されたSiebelエンタープライズに存在するSiebelサーバーをリストします。

書式

emcli list_siebel_servers -enterprise=<Siebel enterprise>

オプション

  • enterprise

    Siebelエンタープライズの完全修飾名を指定します。

    たとえば、Siebelエンタープライズ<Seibel enterprise>のサーバーをリストするには、-enterprise=<Siebel enterprise>のようにオプションを入力します。

    注意:

    コマンドemcli list_siebel_enterprisesを使用すると、EMで現在モニターされているSiebelエンタープライズをリストできます。

この例では、Enterprise Managerのsiebel_slc01nqr.us.example.com SiebelエンタープライズにあるSiebelサーバーをリストします。

emcli list_siebel_servers -enterprise=siebel_slc01nqr.us.example.com

5.4.489 list_sla

ターゲットのSLAライフサイクル・ステータスとバージョン情報をリストします。slaNameを指定した場合、異なるバージョンのサマリー情報が出力されます。slaNameを指定しない場合、ターゲットに対して使用可能なすべてのSLAバージョン・シリーズが出力されます。バージョンを指定した場合、指定したバージョンのサマリー情報のみが出力されます。

書式

emcli list_sla
    -targetName=<target_name>
    -targetType=<target_type>
    [-slaName=<SLA_name>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • targetName

    ターゲットの名前。

  • targetType

    ターゲットのタイプ。

  • slaName

    SLAの名前。

例1

この例では、1つのSLAについてのSLA情報を出力します。

    emcli list_sla
          -targetName='my_service' -targetType='generic_service'
          -slaName='gold_sla' -version=2

例2

この例では、ターゲットのすべてのSLAについてのSLA情報を出力します。

    emcli list_sla          -targetName='my_service' -targetType='generic_service'

5.4.490 list_standards

オプションでターゲット・タイプによってフィルタされる指定された属性を返します。

書式

emcli list_standards 
      [-attrs="<attribute_list>"] 
      [-sep="<separator>"] 
      [-target_type="<target_type>"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • attrs

    コンプライアンス標準ルールの属性。<attribute_list>は、目的の属性を引用符で囲ったカンマ区切りリスト(大/小文字区別なし)です。属性を指定しない場合、すべての属性が次の順序で返されます。

    • cs_guid: コンプライアンス標準の一意の識別子。

    • cs_iname: コンプライアンス標準の内部名。

    • cs_dname: コンプライアンス標準の英語の名前。

    • target_type: 適用可能なターゲット・タイプ(ホストなど)。

    • cs_type: コンプライアンス標準のタイプ。次のように目的の標準に関連付けられた番号を入力します。

      • "1" リポジトリ

      • "2" WebLogic Serverの署名

      • "3" リアルタイム・モニタリング

      • "4" エージェント側

      • "7" 構成ドリフト

      • "8" 構成の一貫性

    • is_system: 0はユーザー定義のコンプライアンス標準、1はシステム定義のコンプライアンス標準です。

    • author: コンプライアンス標準の作成者。

    • version: コンプライアンス標準のバージョン。

    • owner: コンプライアンス標準の所有者。

    • created_date: コンプライアンス標準が作成された日付。

    • cs_dname_nlsid: cs_dnameのNational Language Support (NLS)識別子。

    • description_nlsid: 説明のNational Language Support (NLS)識別子。

    • front_matter_nlsid: 前付けのNational Language Support (NLS)識別子。

    • rear_matter_nlsid: 後付けのNational Language Support (NLS)識別子。

    • notice_nlsid: 通知のNational Language Support (NLS)識別子。

  • sep

    列値間のセパレータ文字。セパレータを指定しない場合、カンマ「,」が使用されます。

  • target_type

    該当するターゲット・タイプのルールのみを返すように指定します。ターゲット・タイプを指定しない場合、すべてのターゲット・タイプのルールが返されます。

次の例では、ホスト・ターゲットのすべての属性をリストします。

emcli list_standards
      -target_type="host"

5.4.491 list_subset_definitions

サブセット定義、アプリケーション・データ・モデルおよびターゲット名のリストを取得します。

書式

emcli list_subset_definitions
      [-subset_name=<subset_definition_name_filter>]
      [-adm_name=<application_data_model_filter>]
      [-target_name=<target_name_filter>]
      [-string_match]
      [-script | -format=[name:<pretty|script|csv>];
                      [column_separator:"column_sep_string"];
                      [row_separator:"row_sep_string"];
      ]
      [-noheader]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • subset_name

    サブセット定義名のフィルタ。これは、完全な値またはパターン一致(%)のいずれかです。

  • adm_name

    アプリケーション・データ・モデル(ADM)名のフィルタ。これは、完全な値またはパターン一致(%)のいずれかです。

  • target_name

    データベース・ターゲット名のフィルタ。これは、完全な値またはパターン一致(%)のいずれかです。

  • string_match

    サブセット定義名、ターゲット名およびADM名と厳密に一致する文字列を使用します。

  • script

    このオプションは、-format='name: script'と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • -format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • -format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。

    • -format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

  • noheader

    列ヘッダーを出力しません。

出力列

サブセット定義、ADM名、ターゲット名

例1

この例では、1つのSLAについてのSLA情報を出力します。

    emcli list_sla
          -targetName='my_service' -targetType='generic_service'
          -slaName='gold_sla' -version=2

例2

この例では、ターゲットのすべてのSLAについてのSLA情報を出力します。

    emcli list_sla          -targetName='my_service' -targetType='generic_service'

5.4.492 list_swlib_entities

指定したフィルタまたは基準に基づいて、ソフトウェア・ライブラリのエンティティをリストします。結果は、次の順番で出力されます。

表示名、リビジョン、説明、ステータス、タイプ、サブタイプ、成熟度、所有者、[フォルダ・パス、フォルダID、エンティティ・リビジョンID]

書式

emcli list_swlib_entities 
        [-name="entity_name"] 
        [-folder_id="folder_internal_id"] 
        [-desc="entity_desc"] 
        [-attr="<attr_name>:<attr_value>"] 
        [-type]="type_internal_id"] 
        [-subtype]="subtype_internal_id"] 
        [-maturity]="maturity"] 
        [-owner]="owner"] 
        [-status]="status"] 
        [-show_folder_path] 
        [-show_folder_id] 
        [-show_entity_rev_id] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    エンティティの名前。このオプションに指定した値は、大/小文字を区別しないで照合されます。

  • folder_id

    親フォルダの内部識別子。このオプションに指定した値は、完全一致で照合されます。

  • desc

    エンティティの説明。このオプションに指定した値は、大/小文字を区別しないで照合されます。

  • attr

    コロン(:)で区切られた属性とその値。複数の属性に値を指定するには、このオプションを繰り返し指定します。このオプションに指定した値は、完全一致で照合されます。

    typeパラメータを指定する場合のみ、このオプションを使用できます。

  • type

    エンティティ・タイプの内部識別子。タイプを特定するには、list_swlib_entity_types verbを使用します。

  • subtype

    エンティティ・サブタイプの内部識別子。サブタイプを特定するには、list_swlib_entity_subtypes verbを使用します。

  • maturity

    エンティティ・リビジョンの成熟度。次のいずれかを指定します。MAT_Untested MAT_Beta MAT_Production

  • owner

    エンティティ・リビジョンの所有者。

  • status

    エンティティ・リビジョンのステータス。次のいずれかを指定します。STATE_Incomplete STATE_Ready STATE_Deleted

  • show_folder_path

    各エンティティ・フォルダの内部パスの出力を有効にします。

  • show_folder_id

    各エンティティ・フォルダの内部IDの出力を有効にします。指定した場合、この値はshow_folder_pathの値の後に出力されます。

  • show_entity_rev_id

    各エンティティの内部IDの出力を有効にします。指定した場合、この値はshow_folder_idの値の後に出力されます。

この例では、指定した親フォルダにあるすべてのフォルダをリストし、リストに各フォルダの内部識別子も出力します。

  emcli list_swlib_entities 
        -name="myEntity"
        -type="COMP_Component"
        -attr="PRODUCT:Oracle Database"
        -show_folder_id

5.4.493 list_swlib_entity_subtypes

指定したエンティティ・タイプのソフトウェア・ライブラリで使用可能なエンティティ・サブタイプをリストします。

書式

emcli list_swlib_entity_subtypes 
        [-entity_type_id="type_internal_name"] 
        [-show_subtype_id] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • entity_type_id

    タイプの内部識別子。

  • show_subtype_id

    サブタイプの内部識別子の出力を有効にします。

この例では、タイプCOMP_Componentのソフトウェア・ライブラリで使用可能なすべてのサブタイプをリストします。

emcli list_swlib_entity_subtypes 
        -entity_type_id="COMP_Component"
        -show_subtype_id

5.4.494 list_swlib_entity_types

ソフトウェア・ライブラリで使用可能なエンティティ・タイプをリストします。

書式

emcli list_swlib_entity_types 
        [-show_type_id] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • show_type_id

    タイプの内部識別子の出力を有効にします。

この例では、ソフトウェア・ライブラリで使用可能なすべてのタイプをリストします。

emcli list_swlib_entity_types 
        -show_type_id

5.4.495 list_swlib_folders

ソフトウェア・ライブラリのフォルダをリストします。

書式

emcli list_swlib_folders 
        [-parent_id="parent_folder_id"] 
        [-show_folder_path] 
        [-show_folder_id] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • parent_id

    親フォルダの内部識別子。

  • show_folder_path

    フォルダの内部パスの出力を有効にします。

  • show_folder_id

    フォルダの内部識別子の出力を有効にします。

この例では、指定した親フォルダにあるすべてのフォルダをリストし、リストに各フォルダの内部識別子を出力します。

emcli list_swlib_folders 
      -parent_id=
"oracle:defaultService:em:provisioning:1:cat:B13B3B7B086458CFE040E80A19AA560C"
      -show_folder_id
 

5.4.496 list_swlib_storage_locations

ソフトウェア・ライブラリに構成された記憶域の場所をリストします。

書式

emcli list_swlib_storage_locations 
        [-type="OmsShared|OmsAgent|Http|Nfs|ExtAgent"] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • type

    記憶域の場所のタイプ。デフォルトはOmsSharedです。

この例では、記憶域タイプOmsAgentのために構成されたすべての場所をリストします。

emcli +_locations 
        -type="OmsAgent"

5.4.497 list_target_privilege_delegation_settings

ターゲットの現在の権限委任設定をリストします。

書式

emcli list_target_privilege_delegation_settings      -target_names="name1;name2;name3"      [-input_file="FILE:file_path"]      [-noheader]      [-script | -format=               [name:<pretty|script|csv>];               [column_separator:"column_sep_string"];               [row_separator:"row_sep_string"];      ]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_names

    ターゲットのリスト。すべてのターゲットはホスト・タイプである必要があります。target_namesまたはinput_fileのいずれかを指定します。

  • input_file

    ターゲットのリストを含むファイルのパス。ファイルには、1行ごとに1つのターゲット名を指定します。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • noheader

    列見出しのない表形式の情報を表示します。

  • script

    このオプションは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

emcli list_target_privilege_delegation_settings          -target_names="host.example.com;host2.example.com;emcli list_target_privilege_delegation_settings          -input_file="FILE:/home/nqureshi/targets.txt"

emcli list_target_privilege_delegation_settings
          -target_names="host.example.com;host2.example.com;

5.4.498 list_target_property_names

グローバル・プロパティのプロパティ名をリストします。

書式

emcli list_target_property_names

オプション

なし。

5.4.499 list_targets_having_property_value

この指定したプロパティ名で指定したプロパティ値を持つすべてのターゲットをリストします。

書式

標準モード

emcli list_targets_having_property_value
     -property_name="null"
     -property_value="null"

インタラクティブまたはスクリプト・モード

list_targets_having_property_value(
     property_name="null"
     ,property_value="null"
     )

オプション

  • -property_name

    調査するプロパティの名前。

  • -property_value

    検索の基準とするプロパティの値。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次のコマンドでは、orcl_gtp_lifecycle_statusでProductionプロパティ値を持つターゲットのリストを示します。

emcli list_targets_having_property_value
  -property_name="orcl_gtp_lifecycle_status"
  -property_value="Production"
 

5.4.500 list_templates

モニタリング・テンプレートとその表示名をリストします。

書式

emcli list_templates
        [-target_type="target_type"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_type

    テンプレートのターゲット・タイプ。指定した場合、このターゲット・タイプに定義したすべてのテンプレートが表示されます。

例1

この例では、すべてのテンプレートをリストします。

emcli list_templates 

例2

この例では、ホスト・ターゲット・タイプに定義されているすべてのテンプレートをリストします。

emcli list_templates -target_type="host"

5.4.501 list_trace

Oracle Management SystemのOMSトレースのリストを表示します。

書式

emcli list_trace

オプション

なし。

5.4.502 list_unconverted_udms

移行セッションにまだ存在していないUDMのリストを取得します。

書式

emcli list_unconverted_udms
      [-templates_only]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • templates_only

    テンプレートの未変換のUDMのみをリストします。

例1

この例では、移行セッションの一部ではないすべてのUDMを表示します。

emcli list_unconverted_udms

例2

この例では、テンプレートにあるが、移行セッションの一部ではないすべてのUDMを表示します。

emcli list_unconverted_udms -templates_only

5.4.503 lock_user_account

Enterprise Manager管理者のアカウントをロックまたはロック解除します。

書式

標準モード

emcli lock_user_account
      -name="name"
      [-unlock]

インタラクティブまたはスクリプト・モード

lock_user_account(
     name="name"
     [,unlock=True/False]     )[ ] indicates that this option is optional

オプション

  • name

    管理者の名前。

  • unlock

    管理者のアカウントをロック解除します。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

この項には次の例が含まれます。

例1

次の例では、userという名前の管理者のアカウントをロックします。

標準モード

emcli lock_user_account
      -name=user

インタラクティブまたはスクリプト・モード

emcli lock_user_account(name-"user")

例2

次の例では、userという名前の管理者のアカウントをロック解除します。

標準モード

emcli lock_user_account
      -name=user -unlock

インタラクティブまたはスクリプト・モード

emcli lock_user_account(name="user"),
      unlock="True"

5.4.504 login

指定した資格証明でEnterprise Managerにログインし、OMSでセッションを設定します。

注意:

OMSで複数のemcliセッションが作成される異常な状況を避けるため、EM CLIコマンドを含むスクリプトを実行する前にloginコマンドを入力することをお薦めします。

標準モード

emcli login      -username=<EM_Console_Username>      [-password=<EM_Console_Password>]      [-force]

[ ]  indicates that the parameter is optional

インタラクティブまたはスクリプト・モード

login      (username="<EM_Console_Username>"      [,password="<EM_Console_Password>"]      [,force=True|False])

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • username

    OMSへの接続時に、その後のすべてのEM CLIコマンドで使用するEnterprise Managerユーザー名。

  • password

    Enterprise Managerユーザーのパスワード。これを指定しない場合、対話形式でパスワードの入力を求められます。

    注意:

    コマンドラインでのパスワードの入力は、セキュアではないため、避けてください。

  • force

    既存のセッションが存在する場合でも、強制的にログインします。インタラクティブまたはスクリプト・モードの場合、値はTrueまたはFalseのいずれかに設定する必要があります。

この例では、新しく指定した資格証明を使用して異なるユーザーとしてログインし、その後で以前の資格証明を使用してログインしています。

例1 - コマンドライン形式

emcli logout
emcli login -user=new_user -pass=new_user_pass
emcli <verb-name>
emcli logout
emcli login -user=old_user -pass=old_user_pass

例2 - スクリプトおよび対話形式

logout()
login(username="new_user", password="new_user_pass")
<verb-name>
logout()
login(username="old_user", password="old_user_pass")

関連項目

5.4.505 logout

OMSとの既存のセッションを終了します。このverbとlogin verbは、異なるユーザーとして特定のverbを実行する際に便利です。ログアウト後に他のemcli verbを起動するには、setup verbまたはlogin verbを起動する必要があります。

注意:

emcli logoutを実行後に実行されたverbは、次の内容を示すメッセージを表示して失敗します。「エラー: セッションが期限切れです。emcliログインを実行してセッションを確立してください。」emcli logout後にlogin verbを使用して、EM CLIにログインする必要があります。

書式

emcli logout

オプション

なし。

この例では、新しく指定した資格証明を使用して異なるユーザーとしてログインし、その後で以前の資格証明を使用してログインしています。

emcli logut
emcli login -user=new_user -pass=new_user_pass
emcli <verb-name>
emcli logout
emcli login -user=old_user -pass=old_user_pass

関連項目

5.4.506 manage_incident

Enterprise Managerユーザーにインシデントを割り当てます。インシデントがすでに割り当てられている場合、指定したユーザーに再割当てされます。インシデントが現在のユーザーに割り当てられている場合、自動的に確認されます。オプションで、インシデントにコメントを追加することもできます。

書式

emcli manage_incident
      -incident_id
      -assign_to
      [-comment]       

オプション

  • incident_id

    更新するインシデントのID。

  • assign_to

    インシデントを割り当てるEnterprise Managerユーザー。

  • comment

    インシデントに追加するオプションのコメント。

この例では、インシデント2をID JOHNのユーザーに割り当て、コメント"This needs to be watched more closely"を含めます。

emcli manage_incident 
      -incident_id=2 
      -assign_to=JOHN 
      -comment="This needs to be watched more closely" 

5.4.507 manage_storage_access

ストレージの権限の付与、取消しまたは変更を行います。

書式

標準モード

emcli manage_storage_access
        -storage_name="<storage name>"
        -action="<change_owner|add_grant|revoke_grant>"
        -user="<user name>"
        [-privilege="<VIEW_STORAGE|MANAGE_STORAGE|FULL_STORAGE>"]

インタラクティブまたはスクリプト・モード

manage_storage_access(
        storage_name="<storage name>"
        ,action="<change_owner|add_grant|revoke_grant>"
        ,user="<user name>"
       [,privilege="<VIEW_STORAGE|MANAGE_STORAGE|FULL_STORAGE>"]
       )

[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • storage_name

    ストレージの名前。

  • action

    ストレージに実行するアクセス管理アクション。

  • user

    権限の付与または取消しを行う対象となるユーザー。

  • privilege

    付与または取消しを行う権限。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、ユーザーstradmin2に「フル・ストレージ」権限を付与します。

emcli manage_storage_access
                -storage_name="sunzfs1"
                -action="add_grant"
                -user="stradmin2"
                [-privilege="FULL_STORAGE"]

5.4.508 merge_credentials

source_credential_listで指定した名前付き資格証明のすべての参照をdestination_credentialにマージします。このverbでは、指定したすべての名前付き資格証明は等価であると想定されます。emcliコマンドget_duplicate_credentialsを使用すると、名前付き資格証明をリストできます。一致した重複資格証明は、フラグmerge_allを使用して、すべてマージできます。

書式

emcli merge_credentials 
        -destination_credential="destination_cred_name[:destination_cred_owner]"
        [-source_credential_list="source_credential_list"]
        [-merge_all]
        [-merge_without_testing]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • destination_credential

    参照のマージ先の資格証明。

  • source_credential_list

    マージ元名前付き資格証明リスト。

  • merge_all

    すべての重複資格証明を検出し、マージします。

  • merge_without_testing

    マージ先資格証明をテストしないで資格証明をマージします。

例1

この例では、名前付き資格証明MyOracleCredential2とMyOracleCredential3をMyOracleCredential1にマージします。MyOracleCredential1がMyOracleCredential2およびMyOracleCredential3と等価である場合、MyOracleCredential2とMyOracleCredential3のすべての使用はMyOracleCredential1に置き換えられます。

emcli merge_credentials 
        -destination_credential="MyOracleCredential1:ADMIN1"
        -source_credential_list=
          "MyOracleCredential2:ADMIN1;MyOracleCredential3:ADMIN3"

例2

この例では、MyOracleCredential1と等価であるすべての名前付き資格証明を検出し、これらの使用をMyOracleCredential1にマージします。

emcli merge_credentials 
        -destination_credential=MyOracleCredential1
        -merge_all

5.4.509 metric_control

指定されたターゲット・タイプに関して、アラートがステートレスであるために手動で消去できるメトリックをリストします。このコマンドの出力では、メトリック名とメトリック内部名の両方が表示されます。特定のメトリックに関連するステートレス・アラートを消去するには、clear_stateless_alerts verbを使用します。

書式

emcli metric_control 
         -command=command 
         -target_type=type 
         -metric_name=name

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • command

    次のいずれかです。

    • disable_metric: 指定したメトリックのロードを無効にします。

    • enable_metric: 指定したメトリックのロードを再度有効にします。

    • list_disabled_metrics: 現在ロードが無効になっているメトリックをリストします。

    • flush_metadata_cache: メトリックAPIメタデータ・キャッシュtarget_typeをフラッシュします。

  • target_type

    内部ターゲット・タイプの識別子(host、oracle_database、oc4j、oracle_emrep、oracleなど)。

  • metric_name

    メトリックの内部名(ホスト・ターゲット・タイプのロードなど)。

この例では、ホスト・ターゲット・タイプのLoadメトリックのロードを無効にします。

emcli metric_control -command=disable_metric -target_type=host -metric_name=Load

5.4.510 migrate_db

コマンドに入力として渡されたXMLファイルに定義されているソースと宛先のマッピングを使用して、データベースの統合を実行するためにデプロイメント・プロシージャを発行します。ファイルには、次のどの移行方法を使用するかも示されています。

  • Data Guardのフィジカル・スタンバイ(最小停止時間)

  • RMANクローン

  • データ・ポンプ(完全またはスキーマ)のエクスポートおよびインポート(クロス・プラットフォーム)

  • 完全トランスポータブル・エクスポートおよびインポート(最小停止時間、クロス・プラットフォーム)

書式

emcli migrate_db
      -file=<XML file path>
      [-exec_mode=<execution mode>]
      [-ignore_pre_req]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • file

    ソースと宛先のデータベース・マッピングを含むXMLファイルの絶対パス。

  • exec_mode

    移行方法がONLINE_DATAGUARDの場合のみ、次のように使用します。

    • FULL: 停止時間のユーザー制御なしで、同じジョブですべての移行ステップを実行します。たとえば、データベース・スタンバイ、RACへの変換およびスタンバイ・スイッチオーバーのステップを同じジョブで実行します。

    • PRE_DOWNTIME: データベースを停止させる必要のないすべてのステップを実行します。たとえば、データベース・スタンバイおよびRACへの変換のステップを同じジョブで実行します。

      このモードを使用する場合、現在のジョブが正常に完了した後で、同じ入力ファイルとexec_modeオプションのDOWNTIMEを使用して移行ジョブを再度実行する必要があります。

    • DOWNTIME: 停止時間を必要とするすべてのステップを実行します。たとえば、ジョブでスイッチオーバー・ステップを実行します。

      このモードを使用する前提として、PRE_DOWNTIME exec_modeオプションを指定したジョブですべての停止時間前のステップが正常に実行されている必要があります。

    exec_modeを指定しない場合、デフォルトでFULLになります。

  • ignore_pre_req

    XMLの前提条件検証をすべて無視します。

例1

次の例では、dgpredt-migrate.xmlファイルに指定されたマッピングに基づいて、データベース移行を実行するプロシージャをデプロイします。ジョブでは、データベースの停止時間を必要としないすべてのステップが実行されるData Guard移行方法を使用します。

emcli migrate_db 
      -file="/home/migrations/dgpredt-migrate.xml"
      -exec_mode="PRE_DOWNTIME"

例2

次の例では、dgdt-migrate.xmlファイルに指定されたマッピングに基づいて、データベース移行を実行するプロシージャをデプロイします。ジョブでは、データベースの停止時間を必要とするすべてのステップが実行されるData Guard移行方法を使用します。また、XMLの前提条件検証は行われません。

emcli migrate_db 
      -file="/home/migrations/dgdt-migrate.xml"
      -exec_mode="DOWNTIME"
      -ignore_pre_req

5.4.511 migrate_noncdb_to_pdb

非コンテナ・データベース(非CDB)をPDBとして移行します。

書式

 emcli migrate_noncdb_to_pdb 
		 -cdbTargetName="EM CDB target into which the database will be added as PDB"
		 -cdbTargetType="EM CDB target type (oracle_database|rac_database)"          
		 -cdbDBCreds="Named DB credentials of CDB user having sysdba privileges"
		 -cdbHostCreds="Named host credentials for Oracle Home owner of CDB"
		 -migrationMethod="Migration method to be used (DATAPUMP|PLUG_AS_PDB)"
		 -noncdbTargetName="EM non-CDB target to be migrated"
		 -noncdbTargetType="EM non-CDB target type (oracle_database|rac_database)"
		 -noncdbDBCreds="Named DB credentials for non-CDB user having sysdba privileges"
		 -noncdbHostCreds="Named host credentials for Oracle Home owner of non-CDB"
		 -pdbName="Name of the PDB to be created on the CDB"	
		 -pdbAdminName="Username of the PDB administrator to be created"
		 -pdbAdminPassword="Password for the PDB administrator"
		 [-exportDir="Temporary file system location on the non-CDB host where the exported files will be stored"]
		 [-importDir="Temporary file system location on the CDB host used to stage the migration metadata and/or datafiles"]
		 [-useOMF="Use OMF for datafile location if CDB is OMF enabled (Y|N)"]
		 [-createAsClone="If -migrationMethod is 'PLUG_AS_PDB' and if 'createAsClone' is 'Y', the PDB will be created as clone. (Y|N)"]
		 [-dataFilesLoc="Location on the CDB host where datafiles for the newly created PDB will be stored. Disk Group name in case of ASM"]
		 [-encryptionPwd="Password to decrypt/encrypt datapump dump file. Mandatory if non-CDB contains encrypted tablespaces"]
		 [-cdbWalletPwd="Wallet password of the CDB. Mandatory if non-CDB contains encrypted tablespaces"]
		 [-objectExistsAction="Action to be taken when the exported object with same name is found on the newly created PDB (SKIP|REPLACE). Defaulted to SKIP"]
		 [-precheck="Perform pre-requisite checks (YES|NO|ONLY). Defaulted to YES"]
		 [-ignoreWarnings="Ignore the warnings from precheck (Y|N)"]
		 [-locationSharedAcrossTargets="Export/Import location is shared across Source and Destination targets)"]
									           
[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • cdbTargetName

    移行を行うEnterprise Managerのコンテナ・データベース(CDB)ターゲットの名前。

  • cdbTargetType

    CDBのターゲット・タイプ。単一インスタンス・データベースは"oracle_database"、クラスタ・データベースは"rac_database"です。

  • cdbDBCreds

    SYSDBA権限を持つDBユーザーのCDBでの名前付きデータベース資格証明。

  • cdbHostCreds

    CDBのOracleホーム・インストールを所有しているユーザーの名前付きホスト資格証明。

  • migrationMethod

    データベースをCDBに移行するために使用する方法。有効な値は次のとおりです。
    • DATAPUMP (Oracle Data Pumpの完全トランスポータブル・エクスポートおよびインポート): Data Pumpの完全トランスポータブル・エクスポートおよびインポートを使用して、非CDBからデータをエクスポートし、新規に作成したPDBにインポートします。このオプションは、非CDBのバージョン11.2.0.3以上に対してのみサポートされています。

    • PLUG_AS_PDB (PDBとしてプラグ): DBMS_PDBパッケージを使用してXMLメタデータ・ファイルを生成します。XMLメタデータ・ファイルは、CDBへのプラグに使用される非CDBのデータベース・ファイルを記述します。このオプションを使用するには、非CDBがOracle Database 12cである必要があります。

  • noncdbTargetName

    移行する非CDBのEnterprise Managerターゲット名。

  • noncdbTargetType

    非CDBのターゲット・タイプ。単一インスタンス・データベースは"oracle_database"、クラスタ・データベースは"rac_database"です。

  • noncdbDBCreds

    SYSDBA権限を持つユーザーの非CDBでの名前付きデータベース資格証明。

  • noncdbHostCreds

    非CDBのOracleホーム・インストールを所有しているユーザーの名前付きホスト資格証明。

  • pdbName

    CDBで作成するプラガブル・データベースの名前。

  • pdbAdminName

    新しいPDB用として作成するPDB管理者のユーザー名。

  • pdbAdminPassword

    PDB管理者のパスワード。

  • exportDir

    エクスポートしたデータ・ポンプ・ファイル(ダンプ・ファイルおよびデータ・ファイル)が格納される非CDBホスト上のファイルシステムの場所。このディレクトリは、移行が成功した後にクリーンアップされます。デフォルトのエクスポート・ディレクトリは、非CDB上のDATA_PUMP_DIRディレクトリ・オブジェクトが指し示す場所です。非CDBのOracleホーム所有者が読取り権限と書込み権限を持つ場所を使用してください。

  • importDir

    移行メタデータまたはデータファイルを一時的にステージングするために使用されるCDBホスト上のファイルシステムの場所。このディレクトリは、移行が成功した後にクリーンアップされます。デフォルトのインポート・ディレクトリは、CDB上のDATA_PUMP_DIRディレクトリ・オブジェクトが指し示す場所です。CDBのOracleホーム所有者が読取り権限と書込み権限を持つ場所を使用してください。-locationSharedAcrossTargetsを指定すると、エクスポート・ディレクトリが使用されます。

  • useOMF

    データファイルの場所としてOMFの場所を使用します。

    Y: CDBでOMFが使用される場合のみサポートされます。それ以外の場合は無視されます。

    N (デフォルト)

  • createAsClone

    このフラグは、新規プラガブル・データベースをクローンとして作成するかどうかを指定します。-migrationMethodがPLUG_AS_PDBとして指定されている場合にのみ使用され、それ以外の場合は無視されます。有効な値はYまたはN (デフォルト)です。

  • dataFilesLoc

    新しく作成したPDBのデータファイルが格納されるCDBホスト上のファイルシステムの場所。CDBにASMが使用されている場合、データファイルの場所としてディスク・グループ名を使用することもできます。デフォルトのデータファイルの場所は、CDB上のDATA_FILE_DIRディレクトリ・オブジェクトが指し示す場所です。CDBのOracleホーム所有者が読取り権限と書込み権限を持つ場所を使用してください。useOMFがYの場合は無視されます。

  • encryptionPwd

    データ・ポンプのダンプ・ファイルを復号化/暗号化するためのパスワード。非CDBに暗号化された表領域が含まれる場合は必須です。

  • cdbWalletPwd

    CDB上のウォレットをオープンするためのウォレット・パスワード。非CDBに暗号化された表領域が含まれる場合は必須です。

  • objectExistsAction

    新しく作成されたPDBに同じ名前を持つエクスポートされたオブジェクトが見つかった場合に実行するアクション。

    • SKIP: デフォルト値

    • REPLACE

  • precheck

    移行ジョブの際に前提条件チェックを実行するオプション。

    • YES (デフォルト): 前提条件チェックを実行し、前提条件チェック中にエラーが発生しない場合は、データベースの移行に進みます。

    • NO: データベースの移行に直接進みます。前提条件チェックは実行しません。

    • ONLY: 前提条件チェックのみを実行します。データベースは移行しません。

  • ignoreWarnings

    前提条件チェック中の警告(存在する場合)を無視して移行を進めるオプション。事前チェックがYESに設定されている場合のみ使用され、それ以外の場合は無視されます。有効な値は次のとおりです。
    • YES (デフォルト): 警告を無視して移行を続行します。

    • NO: 警告が見つかった場合。移行を続行しません。

  • locationSharedAcrossTargets

    このパラメータは、エクスポートの場所がソース・ターゲットと宛先ターゲットで共有されることを指定します。つまり、インポートの場所とエクスポートの場所が同じであるため、ファイル転送が省略されます。

例1

emcli migrate_noncdb_to_pdb 
		 -migrationMethod=datapump 
		 -noncdbTargetName=NON_CDB_NAME 
		 -noncdbTargetType=oracle_database 
		 -noncdbHostCreds=NON_CDB_HOST_CREDS 
		 -noncdbDBCreds=NON_CDB_DB_CREDS 
		 -cdbTargetName=CDB_NAME
		 -cdbTargetType=oracle_database 
		 -cdbHostCreds=CDB_HOST_CREDS 
		 -cdbDBCreds=CDB_DB_CREDS 
		 -pdbName=NEW_PDB 
		 -pdbAdminName=pdbAdmin 
		 -pdbAdminPassword=welcome 
		 -precheck=ONLY 
		 -ignoreWarnings

5.4.512 migrate_to_lifecycle_status

デプロイメント・タイプからライフサイクル状態を移行します。

書式

emcli migrate_to_lifecycle_status
        -deployment_values="value1;value2;value3
        -lifecycle_stage_values="Stage;Stage;Production

オプション

  • deployment_values

    デプロイメント・タイプの値。

  • lifecycle_stage_values

    ライフサイクル・ステージの値

5.4.513 modify_aggregate_service

集約サービス・インスタンスを変更します。

書式

emcli modify_aggregate_service
      -name="name"
      -type="type"
      [-add_sub_services="name1:type1;name2:type2;..."]
      [-del_sub_services="name1:type1;name2:type2;..."]
      [-avail_eval_func="function_to_evaluate_availability."]
      [-timezone_region="timezone_region"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    集約サービス名。

  • type

    集約サービス・タイプ。

  • add_sub_services

    追加するサブサービス。

  • del_sub_services

    削除するサブサービス。

  • avail_eval_func

    集約サービスの可用性を評価するPL/SQL関数。事前定義済の評価ヘルパー関数には[or|and]を使用します。

  • timezone_region

    サービスのタイムゾーン・リージョン。

emcli modify_aggregate_service -name="My_Name"
      -type="aggregate_service"
      -add_sub_services="sub1:type1;sub2:type2"
      -del_sub_services="sub3:type3"
      -avail_eval_func="my_pkg.my_eval_func"
      -timezone_region="CST"

5.4.514 modify_collection_schedule

指定されたターゲットのセットで、メトリックおよびポリシーの収集設定の収集スケジュールを変更します。収集とは、すべてのメトリックを結合し、スクリプトを実行して、データを収集することです。収集には、関連する様々な属性(収集スケジュールやアップロード頻度など)があります。

書式

emcli modify_collection_schedule
      -targetType=ttype
      -targetNames=tname1;tname2;tname3...
      -collectionName=collname
      [-collectionStatus=Enabled or Disabled]
      [-freqType={Minute}{Hour}{Day}{Week}{Weekly}{Month}
      [-freqValue={any integer value for Minute/Hour/Day/Week}{One or more from
       Mon...Sun for Weekly}{One or more from 1;2..31 or Last for Month}
      [-preview=Y or N]

[ ]  indicates that the parameter is optional
{ } indicates that you can select one of the s in the series shown

Note: All of the parameters and choices are case-insensitive

オプション

  • targetType

    単一のターゲット・タイプ値を指定する必要があります。ターゲット・タイプ値は、リポジトリで指定したものと同じである必要があります。

    注意:

    現在のところ、個々のターゲット・タイプのみがサポートされます。

  • targetNames

    ターゲット名は、リポジトリに存在する名前と同じにする必要があります。ターゲットは、すべてtargetTypeパラメータで指定したターゲット・タイプと同じである必要があります。セミコロン(;)を使用して各名前を区切ります。収集スケジュールの変更が実行されるのは、ターゲット名とターゲット・タイプの組合せが有効な場合のみです。たとえば、次のようにします。

    host1;host2;host3

  • collectionName

    収集名は、リポジトリに存在する名前、または管理エージェント上の対応する収集.xmlファイルに存在する名前と正確に一致している必要があります。

    次の場所にあるファイルにアクセスし、変更する収集を特定します。適切な収集を選択し、その収集をEM CLIユーティリティへの入力として指定します。

    • $AGENT_HOME/sysman/admin/metadata/<targetType>.xml

      このファイルは、設定の一部として提供されるもので、ターゲット・タイプのメトリックに関する情報を含みます。

    • $AGENT_HOME/sysman/admin/default_collection/ <targetType>.xml

      このファイルは、設定の一部として提供されるもので、デフォルトで付属する収集を含みます。

    • $AGENT_HOME/sysman/emd/collection/ <targetType_targetName>.xml

      特定のターゲットで変更が発生すると、常にこのファイルが自動的に生成されます。このファイルには、ユーザー定義のメトリックの収集が含まれます。

  • collectionStatus

    収集を有効化または無効化します。デフォルトは「有効」です。Disabledの場合、freqTypeおよびfreqValueは無視されます。

  • freqType

    以下のいずれかの値を指定可能です。

    Minute(デフォルト)、Hour、Day、Week、Weekly、Month

    Weekの場合、頻度の値として整数値を指定する必要があります。たとえば、freqType='WEEK'およびfreqValue='2'と指定した場合、収集は2週間ごとに実行されます。

    Weeklyの場合、使用可能な値はMon、Tue、Wed、Thu、Fri、Sat、Sunです。たとえば、freqType='Weekly'およびfreqValue='Tue;Thu;Sun'と指定した場合、収集は毎週火、木、日曜日に実行されます。

    スケジュールは、ユーザーの選択に基づいて変更されます。collectionStatusパラメータがDisabledに設定されている場合、値を指定する必要はありません(値は無視されます)。

    このオプションを使用する場合、freqValueパラメータも使用する必要があります。

  • freqValue

    以下のいずれかの値を指定可能です。

    • freqTypeがMinute、Hour、Day、Weekのいずれかの場合、整数値を指定する必要があります。デフォルト値は5です。

    • Weeklyの場合、Mon、Tue、Wed、Thu、Fri、Sat、Sunから1つ以上を指定します。週の特定の曜日に収集を実行する場合、Weeklyオプションに対して対応する値を指定する必要があります。

    • Monthlyの場合、1から31またはLastから1つ以上を指定します。月の特定の日付に収集を実行する場合、Monthlyオプションに対して対応する値を指定する必要があります。

    collectionStatusパラメータがDisabledに設定されている場合、値を指定する必要はありません(値は無視されます)。

    このオプションを使用する場合、freqTypeパラメータも使用する必要があります。

  • preview

    このverbを実行した場合に発生する変更のプレビューを表示します。指定するかどうかにかかわらず、このオプションのデフォルト値はY(Yes)です。Nを指定すると、収集スケジュールの変更は、リポジトリと管理エージェントの両方に対して実行されます。

例1

この例では、ホストhost1、host2およびhost3に対して、5分間に1回収集するように収集スケジュールを変更します。DiskActivityは、ホスト・ターゲット・タイプに関連付けられた収集項目です。previewフラグがYに設定されているため、変更は実行されませんが、変更が実装された場合に影響を受けるメトリックを確認できます。

emcli modify_collection_schedule -targetType="host"
      -targetNames="host1;host2;host3" -collectionName="DiskActivity"
      -freqType="Minute" -freqValue="5" -preview="Y"

例2

この例では、ホストhost1に対して、15時間に1回収集するように収集スケジュールを変更します。Inventoryは、ホスト・ターゲット・タイプに関連付けられた収集項目です。previewフラグがNに設定されているため、リポジトリと管理エージェントの両方に関連するメトリックに対して変更が実行されます。

emcli modify_collection_schedule -targetType="host"
      -targetNames="host1" -collectionName="Inventory"
      -freqType="Hour" -freqValue="15" -preview="N"

5.4.515 modify_group

既存のグループでターゲットを追加または削除します。

グループに存在しないターゲットの削除や、グループにすでに存在するターゲットの追加を試みても、エラーは生成されません。

標準モード

emcli modify_group
      -name="name"
      [-type=<group>]
      [-add_targets="name1:type1;name2:type2;..."]...
      [-delete_targets="name1:type1;name2:type2;..."]...
      [-privilege_propagation=true|false]
      [-drop_existing_grants=yes|no]

[ ]  indicates that the parameter is optional

インタラクティブまたはスクリプト・モード

modify_group
      (name="name"
      [,type="<group>"]
      [,add_targets="name1:type1;name2:type2;..."]...
      [,delete_targets="name1:type1;name2:type2;..."]...
      [,privilege_propagation="true|false"]
      [,drop_existing_grants="yes|no"])

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    変更するグループのターゲット名。

  • type

    グループ・タイプ: group。デフォルトはgroupです。

  • add_targets

    追加するターゲット。それぞれをtarget_name:target_typeとして指定します。このオプションは、標準モードで複数回指定できます。

  • delete_targets

    削除するターゲット。それぞれをtarget_name:target_typeとして指定します。このオプションは、標準モードで複数回指定できます。

  • privilege_propagation

    グループの権限の伝播フラグを有効または無効にします。通常のグループを権限伝播グループに変換します。また、その逆も行います。

  • drop_existing_grants

    権限伝播の変換中にグループの既存の権限を削除します。このオプションは、privilege_propagationパラメータを指定した場合にのみ適用可能です。デフォルト値はyesです。

この例では、グループにデータベースdatabase:oracle_databaseを追加し、グループからデータベースdatabase2:oracle_databaseを削除して、グループdb2_groupを変更します。

例1 - コマンドライン形式

emcli modify_group 
      -name=db2_group
      -add_targets=database:oracle_database
      -delete_targets=database2:oracle_database

例2 - スクリプトおよび対話形式

modify_group
      (name="db2_group", 
       add_targets="database:oracle_database", 
       delete_targets="database2:oracle_database")

この例では、グループにホストyourhost.example.com:hostを追加して、グループmy_hostsを変更します。

例3 - コマンドライン形式

emcli modify_group 
      -name=my_hosts
      -add_targets=yourhost.example.com:host

例4 - スクリプトおよび対話形式

modify_group
       (name="my_hosts", 
        add_targets="yourhost.example.com:host")

5.4.516 modify_incident_rule

特定のインシデントのルールまたはルールセットを有効または無効にします。(ルールセット内のすべてのルールが更新されます。)

書式

emcli modify_incident_rule
      -action=enable|disable 
      -type=ruleset|rule 
      -rule_set_name=<name_of_rule_set>
      [-owner=<owner_of_rule_set>]
      [-rule_name=<name_of_rule>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • action

    実行する処理。サポートされているアクションは有効化と無効化です。

  • type

    特定のルール、またはルールセット全体を無効にします。

  • rule_set_name

    アクションを適用するルール・セットの名前。

  • owner

    ルール・セットの所有者。同名で複数のルール・セットがある場合、ルール・セットの所有者を使用してルール・セットを特定します。

  • rule_name

    アクションを適用する特定のルールの名前。

例1

この例は、「rule set 1」とすべての子ルールを有効にします。

emcli modify_incident_rule -action='enable' -type='ruleset' -rule_set_name='rule set 1' 

例2

この例は、「rule set 1」内の単一のルール「rule 1」を無効にします。

emcli modify_incident_rule -action='disable' -type='rule' -rule_set_name='rule set 1' -rule_name='rule 1' 

5.4.517 modify_lifecycle_stage_name

ライフサイクル・ステージ名を変更します。スーパー・ユーザーのみがこのコマンドを実行できます。

ターゲットのLifecycle Statusプロパティでは、特別なセマンティクスを使用します。プロパティは、ターゲットに関連するイベントの優先度処理を実行します。このため、重要なターゲットからのイベントは、開発ターゲットからのイベントよりも高い優先度を持ちます。名前を変更する場合、対応する優先度を反映する名前を使用します。これは、名前が変更されても、同じ優先度が引き続き維持されるためです。

書式

emcli modify_lifecycle_stage_name
      -name="current_name"
      -new_name="new_name"

オプション

  • name

    現在のライフサイクル・ステージ名。優先度が降順の使用可能なリストは次のとおりです。

    • MissionCritical

    • Production

    • Stage

    • Test

    • Development

  • new_name

    新しいライフサイクル・ステージ名。新しい名前はユーザーのロケールに変換されません。そのまま表示されます。新しい名前には英数字のみを含めます。

    既存の名前を新しい名前に変更した場合、すべての既存のターゲットは新しいプロパティ値で更新されます。たとえば、nameがMissionCriticalでnew_nameがProductionの場合、すべての既存のターゲットはProductionで更新されます。

emcli modify_lifecycle_stage_name
      -name="Test"
      -new_name="Test_staging"

5.4.518 modify_metric_data_load_limits

指定した入力セットのメトリック・データのロード制限を変更します。

次の場合、このVerbではバルク操作がサポートされます。

  • すべてのターゲットのすべてのメトリック

  • 指定したターゲット・タイプのすべてのターゲットのすべてのメトリック

  • 指定したターゲット・タイプの指定したターゲットのすべてのメトリック

  • 指定したターゲット・タイプのすべてのターゲットの指定したメトリック

  • 指定したプロパティ名とプロパティ値を持つターゲットのすべてのメトリック

書式

emcli modify_metric_data_load_limits 
        [-num_rows="1000"]
        [-num_bytes="1024"]
        [-num_collections="10"]
        [-target_type="host"]
        [-prop_name="lifecycle"]
        [-prop_values="production;staging"]
        [-targets="host1;host2;"]
        [-metrics="Load;Filesystems;"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • -num_rows

    データ行の数の制限セット。既存の値を維持する場合、このオプションはスキップしてください。

  • -num_bytes

    バイトの数の制限セット。既存の値を維持する場合、このオプションはスキップしてください。

  • -num_collections

    コレクションの数の制限セット。既存の値を維持する場合、このオプションはスキップしてください。

  • -target_type

    指定するターゲット・タイプ。すべてのターゲットで操作を実行する場合、このオプションはスキップします。

  • -prop_name

    グローバル・ターゲット・プロパティ名。

  • -prop_values

    指定したプロパティ名のプロパティ値のセミコロンで区切られたリスト。ターゲット・プロパティに基づいてターゲットのデータ・ロード制限を設定しない場合、このオプションはスキップしてください。

  • -targets

    指定したターゲット・タイプのターゲットのセミコロンで区切られたリスト。このオプションは、- target_typeオプションと組み合せて使用する必要があります。指定したターゲット・タイプのすべてのターゲットで操作を実行する場合、このオプションはスキップします。

  • -metrics

    指定したターゲット・タイプのメトリックのセミコロンで区切られたリスト。このオプションは、- target_typeオプションと組み合せて使用する必要があります。指定したターゲット・タイプのすべてのメトリックで操作を実行する場合、このオプションはスキップします。

例1

次のコマンドでは、myhost1.oracle.comおよびmyhost2.oracle.comホスト・ターゲットのすべてのメトリックの行数、バイト数およびメトリック・データのロード制限を変更します。

 emcli modify_metric_data_load_limits
         -num_rows="1000"
         -num_bytes="1024"
         -target_type="host"
         -prop_name="lifecycle"
         -prop_values="production;staging"

例2

次のコマンドでは、すべてのホスト・ターゲットのLoadおよびFilesystemsメトリックの行数、バイト数およびメトリック・データのロード制限を変更します。

 emcli modify_metric_data_load_limits
         -num_rows="1000"
         -num_bytes="1024"
         -target_type="host"
         -metrics="Load;Filesystems;"

5.4.519 modify_metric_data_load_whitelist

メトリック・データのロード制御メカニズムを対象にメトリックまたはターゲットの指定したセットを除外または組み込みます。

次の場合、このVerbではバルク操作がサポートされます。

  • 指定したターゲット・タイプのすべてのターゲットのすべてのメトリック

  • 指定したターゲット・タイプの指定したターゲットのすべてのメトリック

  • 指定したプロパティ名とプロパティ値を持つターゲットのすべてのメトリック

  • 指定したターゲット・タイプのすべてのターゲットの指定したメトリック

書式

emcli modify_metric_data_load_whitelist 
        -remove
        -target_type="host"
        -prop_name="lifecycle"
        [-prop_values="production;staging"]
        [-targets="myhost1.oracle.com;myhost2.oracle.com;"]
        [-metrics="Load;Filesystems;"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • -target_type

    指定するターゲット・タイプ。

  • -prop_name

    グローバル・ターゲット・プロパティ名。

  • -prop_values

    指定したプロパティ名のプロパティ値のセミコロンで区切られたリスト。ターゲット・プロパティに基づいてホワイト・リストにターゲットを追加しない場合、このオプションはスキップします。

  • -targets

    指定したターゲット・タイプのターゲットのセミコロンで区切られたリスト。指定したターゲット・タイプのすべてのターゲットで操作を実行する場合、このオプションはスキップします。

  • -metrics

    指定したターゲット・タイプのメトリックのセミコロンで区切られたリスト。指定したターゲット・タイプのすべてのメトリックで操作を実行する場合、このオプションはスキップします。

  • -remove

    このオプションを使用して、ホワイト・リストに含まれるターゲットまたはメトリックからメトリックまたはターゲットを削除します。削除の後、これらのメトリックおよびターゲットは、メトリック・データのロード隔離プロセスに含められます。

例1

次のコマンドでは、ライフサイクル・ステータス・プロパティがproductionまたはstagingに設定されたホスト・ターゲットをデータ・ロードの隔離プロセスから除外します。

   emcli modify_metric_data_load_whitelist
        -target_type="host"
        -prop_name="lifecycle"
        -prop_values="production;staging"

例2

次のコマンドでは、ホワイト・リストに含まれるターゲットからmyhost1.example.comおよびmyhost2.example.comホストを削除します。

 emcli modify_metric_data_load_whitelist
           -remove
           -target_type="host"
           -targets="myhost1.example.com;myhost2.example.com;"

5.4.520 modify_proxy

Oracle Management Serverから管理エージェントへのHTTP(S)トラフィックを仲介するプロキシを変更します。

注意:

このプロキシは、oracle_em_proxyターゲット・タイプとしてモデル化されます。

プロキシに関連付けられた管理エージェントは、次の2つの方法で変更できます。

  • 管理エージェント名を使用する方法。

  • 管理エージェント名のパターンを使用する方法。

現在、oracle_em_proxyターゲット・タイプのプロキシは、Oracle Management Serverから管理エージェントへのトラフィックでのみサポートされます。逆方向の(管理エージェントからOracle Management Serverに向かう)トラフィックの場合、プロキシ設定は、対応する管理エージェントのemd.propertiesファイルで指定できます。

書式

 emcli modify_proxy 
   -name="<name>"
    [-port=<port>]
    [-protocol=<http | https>]
    [-named_credential="<credential name>"]
    [
     [-agents="<name1>,<name2>,..."]
       |
       [
        [-add_agents="<name1>,<name2>,..."]
        [-delete_agents="<name1>,<name2>,..."]
       ]
    ]
    [
     [-agent_patterns="<name pattern1>,<name pattern2>,..."]
       |
       [
        [-add_agent_patterns="<name pattern1>,<name pattern2>,..."]
        [-delete_agent_patterns="<name pattern1>,<name pattern2>,..."]
      ]
    ]
    [
     [-excluded_agent_patterns="<name pattern1>,<name pattern2>,..."]

      |
      [
        [-add_excluded_agent_patterns="<name pattern1>,<name pattern2>,..."]
        [-delete_excluded_agent_patterns="<name pattern1>,<name pattern2>,..."]]
      ]
    ]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • -name

    プロキシを識別する名前。

  • -port

    プロキシ・サービスを提供するプロキシ・ホストのポート。

  • -protocol

    プロキシが仲介するトラフィックで使用されるプロトコル。有効な値は、次のとおりです。

    • http

    • https

  • -named_credential

    プロキシの認証で使用する名前付き資格証明の名前。

  • -agents

    プロキシが仲介する管理エージェントの名前のカンマ区切りリスト。エスケープ文字としてバックスラッシュ文字(\)を使用できます。指定した名前の管理エージェントが存在しない場合、無視されます。

  • -add_agents

    プロキシが仲介する追加の管理エージェントの名前のカンマ区切りリスト。指定した名前の管理エージェントが存在しない場合、無視されます。エスケープ文字としてバックスラッシュ文字(\)を使用できます。

  • -delete_agents

    プロキシが仲介しない管理エージェントの名前のカンマ区切りリスト。このリストは、名前によってすでにプロキシに関連付けられている管理エージェントのリストに加え、-add_agentsオプションを指定した場合、そこで指定されている管理エージェントのリストにも適用されます。エスケープ文字としてバックスラッシュ文字(\)を使用できます。

  • -agent_patterns

    プロキシが仲介する管理エージェントの名前のパターンのカンマ区切りリスト。パターンでは、次の2つのワイルドカード文字を使用できます。

    • アスタリスク文字(*)は、1つ以上の文字を表します

    • 疑問符文字(?)は、1つの文字を表します。

    • バックスラッシュ文字(\)は、エスケープ文字として使用します。

  • -add_agent_patterns

    プロキシが仲介する管理エージェントの名前の追加パターンのカンマ区切りリスト。これらのパターンでも、-agent_patternsオプションに適用されるものと同じワイルドカード文字を使用できます。

  • -delete_agent_patterns

    プロキシが仲介する管理エージェントの名前のパターンのリストから削除するパターンのカンマ区切りリスト。このリストは、すでにプロキシに関連付けられている管理エージェント名のパターンのリストに加え、-add_agent_patternsオプションを指定した場合、そこで指定されているパターンのリストに適用されます。

  • -excluded_agent_patterns

    プロキシに関連付けられた管理エージェント名のパターンによって識別される管理エージェントの名前から除外する必要のある管理エージェントの名前のパターンのカンマ区切りリスト。これらのパターンでも、-agent_patternsオプションに適用されるものと同じワイルドカード文字を使用できます。

  • -delete_excluded_agent_patterns

    プロキシに関連付けられた管理エージェント名のパターンによって識別される管理エージェントの名前から除外する必要のある管理エージェントの名前のパターンのリストから削除するパターンのカンマ区切りリスト。このリストは、すでにプロキシに関連付けられている管理エージェント名の除外パターンのリストに加え、-add_excluded_agent_patternsオプションを指定した場合、そこで指定されているリストにも適用されます。

例1

次のコマンドでは、us-proxy-1という名前で識別されるプロキシを、HTTPSトラフィックのみを許可するように変更します。

emcli modify_proxy
       -name="us-proxy-1"
       -protocol=https

例2

次のコマンドでは、us-proxy-1という名前で識別されるプロキシを、myhost001.us.example.com:3535およびmyhost002.us.example.com:3535管理エージェントに関連付けるように変更します。プロキシがすでにパターンを使用して他の管理エージェントに関連付けられている場合、それらのパターンおよび導出される管理エージェントのリストに変更はありません。

emcli modify_proxy
      -name="us-proxy-1"
      -format="name:script;column_separator:|"
      -agents="myhost001.us.example.com:3535,myhost002.us.example.com:3535

5.4.521 modify_monitoring_agent

WebLogicドメインのターゲットをモニターするように構成されたエージェントを変更します。

書式

emcli modify_monitoring_agent        -target_name=<target_name>        [-target_type=weblogic_domain]        [-assign_local_agent]        -debug        
[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_name

    変更するドメインの完全なターゲット名。

  • target_type

    デフォルト値のweblogic_domainのみが有効なターゲット・タイプです。

  • assign_local_agent

    WebLogicドメインの各ターゲット(WebLogic Serverなど)をグローバルに割り当てて、各ターゲットのホストにインストールされているエージェントによってモニターされるようにします。つまり、このオプションを指定してVerbを実行すると、ドメインの各ターゲットがそのローカル・エージェントによってモニターされます。ローカル・エージェントが検出されると、ローカル・エージェントが割り当てられます。それ以外の場合、ターゲットをモニタリングするエージェントは変更されません。

  • debug

    デバッグのために冗長モードでverbを実行します。

この例では、WebLogicドメインのターゲットをモニターするように構成されたエージェントを変更します。

emcli modify_monitoring_agent 
      -target_name=/prod_my_domain/my_domain 
      -assign_local_agent

5.4.522 modify_named_credential

既存の名前付き資格証明を更新します。コマンドラインの引数または入力プロパティ・ファイルを使用すると、入力パラメータを指定できます。パスワードとパラメータ値のためのinput_fileタグもサポートしています。

書式

 emcli modify_named_credential         -cred_name=<name>        -new_cred_name<name>        -cred_type=<credential_type>        -cred_scope=<credential_scope>        -cred_desc=<credential_description>        -target_name=<target_name>        -target_type=<target_type>
        -test 
        -test_target_name=<test_target_name>
        -test_target_type=<test_target_type>
        -input_file=<tag|value>        -properties_file=<filename>        -attributes=<p1:v1;p2:v2;...>
        -remove_old_attributes

オプション

  • cred_name

    MyBackUpCredsなどの資格証明の名前。properties_fileオプションを使用しない場合、これが必要です。

  • new_cred_name

    新しい資格証明の名前。

  • cred_type

    資格証明のタイプ。

  • cred_scope

    使用可能な値は、global instanceです。デフォルトはglobalです。

  • cred_desc

    資格証明の説明。

  • target_name

    cred_scopeがインスタンスである場合、必要です。

  • target_type

    cred_scopeがインスタンスである場合、必要です。

  • test

    このオプションを使用して、資格証明を保存する前にテストします。

  • test_target_name

    このオプションを使用して、ターゲット名を指定しグローバル資格証明をテストします。範囲がグローバルで、testオプションを使用する場合、必須です。

  • test_target_type

    このオプションを使用して、ターゲット・タイプを指定しグローバル資格証明をテストします。範囲がグローバルで、testオプションを使用する場合、必須です。

  • input_file

    このオプションを使用して、ファイルから機密プロパティ値を指定します。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • properties_file

    このオプションを使用して、ファイルのすべてのパラメータを渡します。コマンドラインで指定した値が優先されます。

  • attributes

    次のように資格証明列を指定します。

    colname:colvalue;colname:colvalue
    

    -separator=attributes=<newvalue>を使用すると、セパレータ値を変更でき、-subseparator=attributes=<newvalue>を使用すると、サブセパレータ値を変更できます。

  • remove_old_attributes

    既存の資格証明の列値をすべて設定解除します。

例1

この例では、資格証明をfooとbarに更新します。

emcli modify_named_credential
        -cred_name=NC1
        -attributes="HostUserName:foo;HostPassword:bar"

例2

この例では、mypasswordfile.txtファイルからパスワードを読み取ります。

emcli modify_named_credential
        -cred_name=NC1 
        -attributes="HostUserName:foo;HostPassword:tag"
        -input_file="tag:mypasswordfile.txt"

5.4.523 modify_red_group

既存の冗長性グループでターゲットを追加または削除します。冗長性グループから存在しないターゲットの削除を試みてもエラーは生成されません。

書式

emcli modify_red_group
      -name="name"
      -type=<generic_redundancy_group>
      [-add_targets="name1:type1;name2:type2;..."]...
      [-delete_targets="name1:type1;name2:type2;..."]...
      [-owner=<redundancy_group_owner>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    変更するグループのターゲット名。

  • type

    冗長性グループ・タイプ(generic_redundancy_group)。デフォルトはgeneric_redundancy_groupです。

  • add_targets

    追加するターゲット。それぞれをtarget_name:target_typeとして指定します。このオプションは、複数回指定できます。

  • delete_targets

    削除するターゲット。それぞれをtarget_name:target_typeとして指定します。このオプションは、複数回指定できます。

  • owner

    冗長性グループの所有者。

この例では、冗長性グループにServer1:generic_apacheを追加し、冗長性グループからServer5:generic_apacheを削除して、冗長性グループ・サーバーを変更します。

emcli modify_red_group -name=Servers
      -add_targets=HTTP_Server1:generic_apache
      -delete_targets=Server5:generic_apache

5.4.524 modify_redundancy_group

冗長性グループを変更します。

書式

emcli modify_redundancy_group
        -redundancyGroupName="redGrpName"
        [-owner="new_owner"]
        [-memberTargetType="tType"]
        [-add_targets="tName1;tName2"]
        [-delete_targets="tName3;tName4"]
        [-group_status_criterion="NUMBER" or "PERCENTAGE"]        [-group_status_tracked="UP" or "DOWN"]        [-group_status_value=<status_value>]
        [-privilege_propagation=true|false]        [-drop_existing_grants=yes|no]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • redundancyGroupName

    冗長性グループの名前。

  • owner

    指定する有効な所有者。

  • memberTargetType

    構成メンバー・ターゲットのターゲット・タイプ。add_targetsまたはdelete_targetsを指定する場合、このオプションを指定する必要があります。

  • add_targets

    この冗長性グループに追加するメンバー・ターゲット。

  • delete_targets

    この冗長性グループから削除するメンバー・ターゲット。

  • group_status_criterion

    このオプションと次の2つのオプションで、冗長性グループのステータスを計算します。したがって、3つのオプションをすべて指定する必要があります。キャパシティ・グループではない場合、次の組合せを指定する必要があります。

    -group_status_criterion='NUMBER' -group_status_tracked='UP' 
    -group_status_value='1']
    
  • group_status_tracked

    前述のオプションを参照してください。

  • group_status_value

    group_status_criterionを参照してください。

    -group_status_criterion= "PERCENTAGE"の場合、1から100の任意の値を指定できます。-group_status_criterion="NUMBER"の場合、1以上で、存在するターゲットの数以下の任意の値を指定できます。

  • privilege_propagation

    グループの権限の伝播フラグを有効または無効にします。通常のグループを権限伝播グループに変換します。また、その逆も行います。

  • drop_existing_grants

    権限伝播の変換中にグループの既存の権限を削除します。このオプションは、privilege_propagationパラメータを指定した場合にのみ適用可能です。デフォルト値はyesです。

この例では、既存のメンバーにlistener、listener2およびlistener3を追加し、既存のメンバーからlistener4およびlistener5を削除して、冗長性グループredGrp1の構成を変更します。

emcli modify_redundancy_group -redundancyGroupName='redGrp1'       -memberTargetType='oracle_listener'       -add_targets='listener;listener2;listener3'       -delete_targets='listener4;listener5'       -group_status_criterion='NUMBER'       -group_status_tracked='UP'       -group_status_value='2'

5.4.525 modify_resolution_state

インシデントまたは問題の状態を記述する既存の解決状態を変更します。スーパー管理者のみがこのコマンドを実行できます。更新されたラベルと更新された位置を指定する必要があります。位置は2から98までの間で、別の解決状態により使用できません。

オプションで、この状態をインシデントと問題の両方に適用する指定も可能です。コマンドが正常に実行されると、成功メッセージが報告されます。変更が失敗すると、エラー・メッセージが報告されます。

書式

emcli modify_resolution_state
        -label="old_label_of_state"
        -new_label="new_label_for_display"
        -position="new_display_position"
        [-applies_to=BOTH]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • label

    変更する状態の古いラベル。

  • new_label

    エンドユーザーに表示される状態のラベル。ラベルは32文字以下です。

  • position

    状態のリスト全体におけるこの状態の位置。ユーザー・インタフェースの状態のリストを表示する際に使用します。指定できる位置は、2と98の間です。

    状態を簡単に移動できるように、位置は十分な間隔をおいて設定することをお薦めします。たとえば、2、3、4ではなく5、10、15に位置を設定します。こうすれば位置15から9のように状態を簡単に移動できますが、後者と比べると、前者の場合には順序を変更する余地を空けるために、すべての状態を移動しなければならないからです。

  • applies_to

    状態をインシデントと問題に適用するように指定します。サポートされている値はBOTHのみです。

例1

この例では、古いラベルWaiting for TTを持つ解決状態を新しいラベルWaiting for Ticketで更新します。必要に応じて、位置を25に変更します。

emcli modify_resolution_state  -label="Waiting for TT" -new_label="Waiting for Ticket" -position=25

例2

この例では、古いラベルSR Waitingを持つ解決状態を新しいラベルWaiting for SRで更新します。必要に応じて、位置を35に変更します。状態をインシデントと問題に適用します。

emcli modify_resolution_state  -label="SR Waiting" -new_label="Waiting for SR" -position=35 -applies_to=BOTH

5.4.526 modify_role

既存のEnterprise Manager管理者ロールを変更します。

注意:

現在の値のまま変更しない場合、対応する引数を含めないでください。たとえば、ロールの説明を変更しない場合、-descriptionを含めないでください。

ロールを更新してターゲットをロールに追加するには、grant_privs verbを使用します。

書式

emcli modify_role
      -name="role_name"
      [-description="description"]
      [-roles="role1;role2;..."]
      [-privilege="name[;secure-resource-details]]"
      [-separator=privilege="sep_string"]
      [-subseparator=privilege="subsep_string"]
      [-users="user1;user2;..."]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    変更するロールの名前。

  • description

    ロールの更新済の説明。

  • roles

    指定したロールに割り当てるロールのリスト。現在、組込みロールはPUBLICのみです。

  • privilege

    このロールに付与する権限。このオプションは、複数回指定できます。権限名では大文字と小文字が区別されません。<secure_resource_details>は次のように指定します。

    resource_guid|[resource_column_name1=resource_column_value1[:resource_column_name2=resource_column_value2]..]"
    

    注意: 権限では大文字と小文字が区別されません。

    リソース情報を必要としないSYSTEM権限のリストを取得するには、次のemcliコマンドを実行します。

    emcli get_supported_privileges -type=SYSTEM

    権限の完全なリストおよびリソース列名を取得するには、次のemcliコマンドを実行します。

    emcli get_supported_privileges

    ターゲット・タイプ権限のリストを取得するには、次のemcliコマンドを実行します

    emcli get_supported_privileges -type=TARGET

    ジョブ権限のリストを取得するには、次のemcliコマンドを実行します

    emcli get_supported_privileges -type=JOB

  • separator

    -privilegeオプションの値で、名前と値のペアを区切る文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタはセミコロン(;)です。

  • subseparator

    -privilegeオプションの値で、各名前と値のペアの名前と値を区別する文字列デリミタを指定します。デフォルトのサブセパレータ・デリミタはコロン(:)です。

  • users

    このロールが割り当てられるユーザーのリスト。WITH_ADMINオプションでロールを付与する必要がある場合は、末尾に<subseparator:>WITH_ADMINを付加する必要があります。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

例1

この例では、existing_roleという名前のロールを1文の説明This role was changed(このロールは変更されました)で変更します。ロールは、既存の3つのロール(role1role2role3)を組み合せたものです。ロールには、ID 923470234ABCDFE23018494753091111のジョブを表示する権限とターゲットhost1.example.com:hostを表示する権限の2つの権限が追加されています。ロールは、johndoejanedoeに付与されます。

emcli modify_role
      -name="existing_role"
      -desc="This role was changed"
      -roles="role1;role2;role3"
      -privilege="view_job;923470234ABCDFE23018494753091111"
      -privilege="view_target;host1.example.com:host"
      -users="johndoe;janedoe"

例2

この例では、existing_roleという名前のロールにrole4role5およびrole6を割り当てて、このロールを変更します。このロールに関連付けられている説明、権限およびユーザーは変わりません。

emcli modify_role
      -name="existing_role"
      -roles="role4;role5;role6"

5.4.527 modify_system

既存のシステムでターゲットを追加または削除します。システムに存在しないターゲットの削除や、システムにすでに存在するターゲットの追加を試みても、エラーは生成されません。

同じコマンドに-add_membersおよび-delete_membersオプションの両方を指定すると、まず-delete_membersで指定されたメンバーが削除され、次に-add_membersで指定されたメンバーが追加されます。

書式

emcli modify_system 
         -name="name" 
         [-type=<generic_system>]
         [-add_members="name1:type1:key_member|non_key_member;name2:type2;..."]... 
              [-separator=add_members="sep_value"] 
              [-subseparator=add_members="subsep_value"] 
         [-delete_members="name1:type1;name2:type2;..."]... 
              [-separator=delete_members="sep_value"] 
              [-subseparator=delete_members="subsep_value"] 
         [-owner="new_owner"] 
         [-privilege_propagation=true|false] 
         [-drop_existing_grants=yes|no] 
         [-availability_type="ALL/ANY"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    変更するシステムのターゲット名。

  • type

    システム・タイプ(generic_system)。デフォルトはgeneric_systemです。

  • add_members

    追加するターゲット。それぞれをtarget_name:target_typeとして指定します。このオプションは複数回指定できます。key_memberでは、このターゲットはシステムの可用性計算の一部であることを指定します。non_key_memberでは、このターゲットはシステムの可能性計算の一部ではないことを指定します。

  • delete_members

    システムから削除するメンバー・ターゲット。それぞれをtarget_name:target_typeとして指定します。このオプションは、複数回指定できます。

  • owner

    システムの新しい所有者。

  • privilege_propagation

    グループの権限の伝播フラグを有効または無効にします。通常のグループを権限伝播グループに変換します。また、その逆も行います。

  • drop_existing_grants

    権限伝播への変換中に、グループの既存の権限を削除します。このオプションは、privilege_propagationパラメータを指定した場合にのみ適用可能です。デフォルト値はyesです。

  • availability_type

    システムの可用性計算方法。key_memberが定義されている場合、これを定義する必要があります。ALLは、システムを稼働中として確立するためにすべてのキー・メンバーが稼働中である必要があることを示します。ANYは、システムを稼働中として確立するために少なくとも1つのキー・メンバーが稼働中である必要があることを示します。

例1

この例では、システムにターゲットsystem_a:generic_systemおよびdatabase:oracle_databaseを追加し、システムから存在しないターゲットnosystem:generic_systemを削除して、システムmy_systemを変更します。

emcli modify_system -name=my_system
      -add_members=system_a:generic_system
      -add_members=database:oracle_database
      -delete_members=nosystem:generic_system

例2

この例では、データベースdatabase1をキー・メンバーとして追加し、データベースdatabase2とdatabase3を非キー・メンバーとして追加し、database4とdatabase5を削除して、system db2_systemを変更します。database1はdb2_systemの可用性計算の一部であるため、可用性計算は影響を受けます。database4とdatabase5がキー・メンバーだった場合、これらはもうdb2_systemの可用性計算の一部ではありません。

セパレータとサブセパレータの指定はオプションです。デフォルトのセパレータは「;」で、サブセパレータは「:」です。

emcli modify_system -name=db2_system -type=generic_system 
  [add_members=database1:oracle_database:key_member,database2:oracle_database] 
     [separator=add_members=","] 
     [subseparator=add_members=":"] 
  [add_members=database3:oracle_database:non_key_member]
  [delete_members=database4:oracle_database,database5:oracle_database]
     [separator=delete_members=","] 
     [subsrparator=delete_members=":]"

5.4.528 modify_target

ターゲット・インスタンスの定義を変更します。

注意:

データベース・ターゲットのモニタリング・パスワードを変更するには、update_db_password (RACレベル)を使用するか、次のオプションを付けてmodify_targetを使用します。

-credentials="UserName:newuser;password:PWD_FILE;Role:SYSDBA" 
-input_file="PWD_FILE:at_pwd_file"

書式

emcli modify_target
      -name="name"
      -type="type"
      [-properties="pname1:pval1;pname2:pval2;..."]...
      [-separator=properties="sep_string"]
      [-subseparator=properties="subsep_string"]
      [-credentials="userpropname:username;pwdpropname:password;..."]
      [-input_file="parameter_tag:file_path"]
      [-display_name="display name"]
      [-on_agent]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    ターゲット名。

  • type

    ターゲット・タイプ。

  • properties

    ターゲット・インスタンスのプロパティの名前と値のペアのリストです。nameは、ターゲット・タイプのメタデータ定義で識別されます。そのファイルで定義されている名前と完全に一致する必要があります。メタデータ・ファイルは、$AGENT_ORACLE_HOME/sysman/admin/metadataにあります。

    注意:

    このverbは、グローバルなターゲット・プロパティの設定をサポートしていません。ターゲット・プロパティを設定するには、set_target_property_valuesを使用することをお薦めします。

  • separator=properties

    -propertiesオプションの値で、名前と値のペアを区切る文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタは「;」です。

  • subseparator=properties

    -propertiesオプションの値で、各名前と値のペアの名前と値を区別する文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタは「:」です。

  • credentials

    ターゲット・インスタンスのモニタリング資格証明(名前と値のペア)。nameは、ターゲット・タイプのメタデータ定義で資格証明プロパティとして識別されます。そのファイルで定義されている名前と完全に一致する必要があります。メタデータ・ファイルは、$AGENT_ORACLE_HOME/sysman/admin/metadataにあります。

  • input_file

    -credentialsオプションとともに使用すると、パスワードなどの特定のターゲットのモニタリング資格証明の値を別のファイルで格納できます。-input_fileオプションでは、タグとローカルのファイル・パス間のマッピングを指定します。タグは、-credentialsオプションの特定のモニタリング資格証明のかわりに指定します。タグにはコロン(:)とセミコロン(;)は使用できません。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • display_name

    ターゲットの表示名を設定します。

  • on_agent

    このターゲットのメトリックを収集する管理エージェントに変更を伝播します。

例1

この例では、databaseという名前のoracle_databaseターゲットの表示名とプロパティを変更します。on_agentフラグは、このターゲット用に収集する管理エージェントに変更が伝播されるようにします。

emcli modify_target
      -name="database"
      -type="oracle_database"
      -display_name="New Name DB"
      -properties="SID=newsid|Port=15091|OracleHome=/oracle"
      -properties="MachineName=smpamp-sun1.example.com"
      -separator=properties="|"
      -subseparator=properties="="
      -on_agent

例2

この例では、payroll_dbという名前のoracle_databaseターゲット・タイプを変更します。この例では、このデータベースの表示名(Enterprise Manager UIに表示されるターゲット名)がpayrollに変更されています。ポート番号は15067に、Oracleホームは/oradbに変更されています。前のデフォルトのロールがnormalだった管理者(dbsnmp)はsysdbaに変更されています。この例は、input_fileを使用して資格証明をカモフラージュする方法も示しています。パスワードは、実際にはat_pwd_fileという名前のファイルにあります。-input_file引数は、PWD_FILE-credentialsオプションのat_pwd_fileの内容に置き換えています。

emcli modify_target
      -name="payroll_db"
      -type="oracle_database"
      -credentials="UserName:Fred;password:PWD_FILE;Role:sysdba"
      -properties="Port:15067;OracleHome:/oradb"
      -input_file="PWD_FILE:at_pwd_file"
      -display_name=payroll
      -on_agent

5.4.529 modify_threshold

指定したターゲットとメトリックに関するしきい値設定を編集します。

書式

emcli modify_threshold
        -target_name="tname"
        -target_type="ttype"
        [-metric="met"]
        [-column="col"]
        [-key_columns="val1;val2;..."]
        [-warning_threshold="warn"]
        [-critical_threshold="crit"]
        [-occurrences="occur"]
        [-prevent_override="0 or 1"]
        [-force]
        [-input_file="FILE:cli_input.txt"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_name

    しきい値に関連付けられているターゲットの名前。

  • target_type

    しきい値に関連付けられているターゲットのタイプ。

  • metric

    しきい値に関連付けられているメトリックのカテゴリ。

  • column

    しきい値に関連付けられているメトリックの列。

  • key_columns

    しきい値に関連付けられているキー列の値。キーベースのメトリックでこのオプションを指定しないと、EM CLIが発生します。

  • warning_threshold

    新しい警告しきい値。警告しきい値を指定しない場合、" "を指定します。警告しきい値とクリティカルのしきい値が比較演算子によって矛盾する場合、EM CLIエラーが発生します。指定したしきい値を保存するには-forceを使用します。元の値を保持する(指定されている場合)には、このオプションを省略します。

  • critical_threshold

    新しいクリティカルのしきい値。警告しきい値を指定しない場合、" "を指定します。警告しきい値とクリティカルのしきい値が比較演算子によって矛盾する場合、EM CLIエラーが発生します。指定したしきい値を保存するには-forceを使用します。元の値を保持する(指定されている場合)には、このオプションを省略します。

  • occurrences

    アラート発生までのしきい値違反の発生回数。以前の値を保持する場合(ある場合)、このオプションを省略します。

  • prevent_override

    このターゲットに対する今後のテンプレート適用操作で、このメトリックのしきい値の編集を防止します。管理グループによって、周期的なテンプレート適用操作が管理対象のターゲット上に送信されているため、prevent_overrideフラグを設定していない場合、設定したメトリックしきい値が上書きされることがあります。

    prevent_overrideがデータベースに設定されておらず、prevent_overrideを指定してもおらず、かつターゲットが管理グループによって管理されている場合、エラーが発生します。prevent_overrideを使用せずに続行するには-forceを使用します。元の値を保持する(指定されている場合)には、このオプションを省略します。

  • force

    前のエラー・メッセージで推奨された場合に、指定したしきい値を保存します。

  • input_file

    テキスト・ファイル内の複数のメトリックに対して、しきい値の詳細を指定します。input_fileオプションを使用する場合、このコマンドでmetric、column、key_columns、warning_threshold、critical_threshold、occurrencesおよびprevent_overrideを指定しないでください。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

    複数のメトリックの詳細を、入力ファイルに次のように指定できます。

            START_RECORD 1
            metric , Filesystems
            column , available
            key_columns , ab;cd;
            warning_threshold , 15
            critical_threshold , 50
            occurrences , 3
            prevent_override , 1
            END_RECORD 1
     
            START_RECORD 2
            metric , Load
            column , cpuUtil
            warning_threshold , 15
            critical_threshold , 50
            occurrences , 3
            prevent_override , 1  
            END_RECORD 2
    
    

    その他すべてのキーのしきい値を設定するには、詳細を次のように指定します。

            START_RECORD 1
            metric , Filesystems
            column , available
            key_columns , ;
            warning_threshold , 15
            critical_threshold , 50
            occurrences , 1
            END_RECORD 1

例1

この例では、Loadメトリックのクリティカルのしきい値を「0」に設定し、ホスト「myhost.example.com」上のcpuUtil列を指定します。警告しきい値と応答アクション(ある場合)は元のまま変更されません。

emcli modify_threshold
          -target_name="myhost.example.com"
          -target_type="host"
          -metric="Load"
          -column="cpuUtil"
          -critical_threshold="0"
          -prevent_override="0"
          -force

例2

この例では、ホストmyhost.example.comのsd0というDiskActivityデバイスについて、DiskActivitybusyしきい値を取得します。

emcli modify_threshold
          -target_name="myhost.example.com"
          -target_type="host"
          -metric="DiskActivity"
          -column="DiskActivitybusy"
          -key_columns="sd0;"
          -warning_threshold="55"
          -critical_threshold="65"
          -occurrences="3"

5.4.530 modify_user

既存のEnterprise Manager管理者を変更します。

書式

標準モード

emcli modify_user
      -name="name"
[-password="password"]
[-type="type of user"]
[-roles="role1;role2;..."
[-email="email1;email2;..."]
[-privilege="name[;secure-resource-details]]"]
[-separator="privilege="sep_string""]
[-subseparator="privilege="subsep_string""]
[-profile="profile_name"]
[-desc="user_description"]
[-expired="true/false"]
[-prevent_change_password="true/false"]
[-department="department_name"]
[-cost_center="cost_center"]
[-line_of_business="line_of_business"]
[-contact="contact"]
[-location="location"]

インタラクティブまたはスクリプト・モード

modify_user(
       name="name"
[,password="password"]
[,type="type of user"]
[,roles="role1;role2;..."]
[,email="email1;email2;..."]
[,privilege="name[;secure-resource-details]]"]
[,separator="privilege="sep_string""]
[,subseparator="privilege="subsep_string""]
[,profile="profile_name"]
[,desc="user_description"]
[,expired="true/false"]
[,prevent_change_password="true/false"]
[,department="department_name"]
[,cost_center="cost_center"]
[,line_of_business="line_of_business"]
[,contact="contact"]
[,location="location"]
)

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    管理者名。

  • password

    管理者パスワードを指定されたパスワードに置き換えます。

  • type

    指定したタイプのユーザーに変換します。このパラメータで使用可能な値は、EM_USER、EXTERNAL_USERおよびDB_EXTERNAL_USERです。このパラメータのデフォルト値はEM_USERです。

  • roles

    現在のロールを、この管理者に付与する指定されたEnterprise Managerロールのリストに置き換えます。現在、組込みロールとしてPUBLICが含まれています。

  • email

    この管理者の現在の電子メール・アドレスを指定されたリストに置き換えます。この管理者のすべての電子メール・アドレスを削除するには、空の文字列を指定します。

  • privilege

    この管理者に付与する権限。このオプションは、複数回指定できます。<secure_resource_details>は次のように指定します。

    resource_guid|[resource_column_name1=resource_column_value1[:resource_column_name2=resource_column_value2]..]"
    

    リソース情報を必要としないSYSTEM権限のリストを取得するには、次のemcliコマンドを実行します。

    emcli get_supported_privileges -type=SYSTEM

    権限の完全なリストおよびリソース列名を取得するには、次のコマンドを実行します。

    emcli get_supported_privileges

    TARGET権限のリストを取得するには、次のemcliコマンドを実行します。

    emcli retrieve -type=TARGET

    ジョブ権限のリストを取得するには、次のemcliコマンドを実行します。

    emcli get_supported_privileges -type=JOB

  • separator

    -privilegeオプションの値で、名前と値のペアを区切る文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタは「;」です。

  • subseparator

    -privilegeオプションの値で、各名前と値のペアの名前と値を区別する文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタは「:」です。

  • profile

    データベース・プロファイル名。デフォルトのプロファイル名としてDEFAULTを使用します。

  • desc

    変更されるユーザーに関するユーザー説明。

  • expired

    有効な値はtrueまたはfalseです。このオプションを使用すると、パスワード期限が即座に切れます。デフォルトはfalseです。

  • prevent_change_password

    有効な値はtrueまたはfalseです。trueに設定すると、独自のパスワードを変更できなくなります。デフォルトはfalseです。

  • department

    管理者の部署の名前。

  • cost_center

    組織内の管理者のコスト・センター。

  • line_of_business

    管理者の部門。

  • contact

    管理者の連絡先情報。

  • location

    管理者の場所。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

例1

この例では、new_admin管理者を変更します。ユーザーには、ID 923470234ABCDFE230184947530911111のジョブを表示する権限とターゲットhost1.example.com:hostを表示する権限の2つの権限があります。ユーザーにはロールPUBLICも付与されます。ユーザーの電子メール・アドレスはfirst.last@example.comjoe.shmoe@shmoeshop.comに設定されます。

emcli modify_user
      -name="new_admin"
      -password="oracle"
      -email="first.last@example.com;joe.shmoe@shmoeshop.com"
      -roles="public"
      -privilege="view_job;923470234ABCDFE230184947530911111"
      -privilege="view_target;host1.example.com:host"

例2

この例では、管理者new_adminからすべての電子メール・アドレスと権限を削除します。UNIXシェルのコマンドラインで指定する場合、-privilege=""-privilegeは同じです。

emcli modify_user
      -name="new_admin"
      -email="
      -privilege=""

5.4.531 modify_user_profile

ユーザー・プロファイルを変更します。

書式

標準モード

emcli modify_user_profile
      -name="profile name"
      [-description="profile desc"]
      [-users="users to be associated"]
      [-included_profiles="profile to be included"]

インタラクティブまたはスクリプト・モード

emcli modify_user_profile(
      name="profile name"
      [,description="profile desc"]
      [,users="users to be associated"]
      [,included_profiles="profile to be included"]      )

オプション

  • name

    変更するユーザー・プロファイルの名前。

  • description

    ユーザー・プロファイルの説明。

  • users

    ユーザー・プロファイルに関連付けるユーザー。

  • included_profiles

    プロファイルに含めるプロファイル

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

この例では、profile1ユーザー・プロファイルを変更します。

emcli modify_user_profile
      -name=profile1 
      [-description]=test profile
      [-users]=user1;user2[-included_profiles=profile3;profile4]

5.4.532 modify_virtual_platform

Oracle Virtual Platformターゲットのモニタリング・エージェント、フェイルオーバー・エージェントまたはモニタリング資格証明を変更します。このタイプのターゲットを変更するときは、変更が必要なターゲットのプロパティのみを指定する必要があります。渡されないすべてのパラメータについては既存の値が維持されます。

書式

emcli modify_virtual_platform 
       -name="target_name"
       -agent="agent_target_name"
       [-failover_agent="failover_agent_target_name"]
       -credentials="property_name1:property_value1;property_name2:
           property_value2;..."
	       [-wait_for_completion=true|false]
	       [-wait_for_completion_timeout=<time_in_minutes>]
       [-separator=credentials="separator_for_key_value_pairs"]
	       [-subseparator=credentials="separator_for_key_value_pair"]
       [-input_file="FILE:file_path"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    変更するOracle Virtual Platformのターゲット名。

  • agent

    Oracle Virtual Platformおよび関連ターゲットをモニターするために使用するプライマリ・エージェントのターゲット名。

  • failover_agent

    Oracle Virtual Platformおよび関連ターゲットをモニターするために使用するフェイルオーバー・エージェントのターゲット名。

  • credentials

    ターゲット・インスタンスのモニタリング資格証明(名前と値のペア)。nameは、ターゲット・タイプのメタデータ定義で資格証明プロパティとして定義されます。メタデータ・ファイルは、$AGENT_HOME/sysman/admin/metadataにあります。

    様々なオプションの詳細は、例を参照してください。

  • wait_for_completion

    発行したジョブが終了するまでCLIが待機するのかを示すフラグ。デフォルト値はfalseです。値がtrueの場合、Oracle Virtual Platformの追加が成功または失敗した際にジョブの進捗状況がコマンドラインに出力されます。

  • wait_for_completion

    発行したジョブが終了するまでCLIが待機するのかを示すフラグ。デフォルト値はfalseです。値がtrueの場合、CLIはOracle Virtual Platformの変更が成功または失敗するまで待機し、ジョブの結果をコマンドラインに出力します。

  • wait_for_completion_timeout

    ジョブが終了するためにCLIが停止して待機する時間(分)。このオプションは、パラメータwait_for_completionの値がtrueの場合のみ適用されます。値が負またはゼロの場合、ジョブの終了は待機されません。

    詳細は、例を参照してください。

  • separator=credentials

    資格証明のキーと値のペアのカスタムのセパレータ。-credentialsオプションの値で、名前と値のペアを区切る文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタは「;」です。

    separatorパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • subseparator=credentials

    キーと値のペアのカスタムのセパレータ。-credentialsオプションの値で、各名前と値のペアの名前と値を区別する文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタは「:」です。

    subseparatorパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • input_file

    資格証明のシークレット値のファイル・パス。-credentialsオプションとともにオプションで使用。このオプションを使用すると、パスワードやSSHキーなど特定のターゲットをモニタリングするの資格証明値を別のファイルに設定できます。

    タグとローカルのファイル・パス間のマッピングを指定します。このタグは、特定の-credentialsプロパティ値のかわりに指定します。

例1

この例では、Oracle Virtual Platformの資格証明をルート・ユーザーのホスト資格証明で変更します。プロパティOVSUsernameの値はユーザー名に、OVSPasswordはパスワードに使用します。プロパティprivilegedUserの値は、モニタリング時に仮想化に固有のメトリックを収集するか(true)収集しないか(false)を示します。パスワードは、コマンドラインから渡します。

emcli modify_virtual_platform
      -credentials='type:DMOvsBasicCreds;PrivilegeType:none;
               privilegedUser:true;OVSUsername:root;OVSPassword:mypassword'

例2

この例では、Oracle Virtual Platformの資格証明をルート・ユーザーのホスト資格証明で変更します。プロパティOVSUsernameの値はユーザー名に、OVSPasswordはパスワードに使用します。プロパティprivilegedUserの値は、モニタリング時に仮想化に固有のメトリックを収集するか(true)収集しないか(false)を示します。ルート・ユーザーのパスワードは、入力ファイルpassword.txtから読み取られます。

emcli modify_virtual_platform 
      -name=exampletarget 
      -credentials='type:DMOvsBasicCreds;PrivilegeType:none;
          privilegedUser:true;OVSUsername:root;OVSPassword:PWD_FILE'
      -input_file='PWD_FILE:password.txt

5.4.533 package_fa_problem

このVerbは次のタスクを実行します。

  • あらかじめ記述した入力ファイルから詳細を読み込み、Fusion Applications問題のパッケージを作成します。

  • オプションで、あらかじめ記述したヒープ・ダンプとデータベースAWR (Automatic Workload Repository)ファイルから詳細を読み込むことにより、メトリック、カスタム・ダンプ、およびレポートを添付します。

  • ファイナライズ済パッケージをOracle Supportにアップロードし、Service Requestを指定していない場合にはそのパッケージ向けに作成されたドラフトのService Requestの数を報告します。

書式

emcli package_fa_problem
      -input_file=incident_packaging_file:file_path
      [-input_file=heap_dumps_file:file_path]
      [-input_file=db_awr_file:file_path]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • input_file=incident_packaging_file

    パッケージを作成するFusion Applicationsの問題ごとに1行の詳細を含むCSV形式ファイルの完全修飾パス。

    CSVファイルの構造は、次のとおりです。

    <Full target name>,
    <Target type>,
    <Problem key>,
    <Host credential name - for using named credentials only>,
    <Host username - for using new credentials only>,
    <Host password - for using new credentials only>,
    <Target credential name - for using named credentials only>,
    <Target username - for using new credentials only>,
    <Target password - for using new credentials only>,
    <Boolean for adding host metrics - optional - default is true>,
    <Boolean for adding WebLogic metrics - optional - default is true>,
    <Boolean for adding JVM dump - optional - default is true>,
    <Boolean for adding heap dumps - optional - default is false>,
    <Boolean for adding Automatic Workload Repository (AWR) reports - optional - default is false>,
    <My Oracle Support username>,
    <My Oracle Support password>,
    <Service Request (SR) number - required if no CSI given>,
    <Customer Support Identifier (CSI) - required if no SR number given>
    

    たとえば、次のようにします。

    /HCMDomain/Server_1/SetupApp,fusion_apps_j2ee_app,Other-1,,username,mypassword,,FAadmin,fusionfa1,,,,,,GENERIC@oracle.com,,3-6586541801
    /HCMDomain/Server_1/SetupApp,fusion_apps_j2ee_app,Other-1,HOST_CREDS,,,WLS_CREDS,,,false,false,false,true,true,GENERIC@oracle.com,,,15427437
    /HCMDomain/Server_1/SetupApp,fusion_apps_j2ee_app,Other-1,,,,,,,,false,,,true,GENERIC@oracle.com,,3-6586541801
    

    incident_packaging_fileの形式に関しては、次の点に注意してください。

    • 使用するデリミタはカンマ(,)です。

    • パラメータの順番は固定です。前述のサンプル・ファイル構造で指定されているのと同じ順序でパラメータを指定する必要があります。

    • 対応するパラメータを指定しない場合でも、デリミタは指定する必要があります。

    • 指定したパラメータのいずれかでカンマを使用する場合、パスワードにカンマが入っている次の例で示されるように、バックスラッシュでカンマをエスケープする必要があります。

      /HCMDomain/Server_1/SetupApp,fusion_apps_j2ee_app,Other-1,,username,mypassword,,FAadmin,fusion\,fa1,,,,,,GENERIC@oracle.com,,3-6586541801
      
    • 指定したパラメータのいずれかでバックスラッシュを使用する場合、パスワードにカンマが入っている次の例で示されるように、バックスラッシュでバックスラッシュをエスケープする必要があります。

      /HCMDomain/Server_1/SetupApp,fusion_apps_j2ee_app,Other-1,,username,mypassword,,FAadmin,fusion\ \fa1,,,,,,GENERIC@oracle.com,,3-6586541801
      

      input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • input_file=heap_dumps_file

    パッケージに含めるヒープ・ダンプ・ファイルの複数行の完全修飾パスを含む、CSV形式ファイルの完全修飾パス。このファイル内に場所が指定されているファイルが、ヒープ・ダンプとしてパッケージに追加されます。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • input_file=db_awr_file

    複数行のデータベース、およびパッケージのレポートを生成するための資格証明を含む、CSV形式ファイルの完全修飾パス。資格証明が必要に応じて指定されていて、有効であれば、ファイルで指定されたデータベースによって生成されたAWRレポートがパッケージに追加されます。

    CSVファイルの構造は、次のとおりです。

    <Database name as used in EM>,
    <credential name - for using named credential only>,
    <username - for using new credential only>,
    <password - for using new credential only>,
    <role - optional, for using new credential only>
    

    たとえば、次のようにします。

    Oemrep_database (preferred credentials set in Enterprise Manager)
    Oemrep_database,MY_DB_CREDS
    Oemrep_database,,sysman,sysman
    Oemrep_database,,sysman,sysman,normal
    

    db_awr_fileの形式について次の点に注意してください。

    • 使用するデリミタはカンマ(,)です。

    • パラメータの順番は固定です。前述のサンプル・ファイル構造で指定されているのと同じ順序でパラメータを指定する必要があります。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

例1

この例は、パッケージを作成するFusion Applicationsの問題ごとに1行の詳細を含むCSV形式ファイルの完全修飾パスを示します。

/HCMDomain/Server_1/SetupApp,fusion_apps_j2ee_app,Other-1,,username,mypassword,,FAadmin,fusionfa1,,,,,,GENERIC@oracle.com,,
3-6586541801
/HCMDomain/Server_1/SetupApp,fusion_apps_j2ee_app,Other-1,HOST_CREDS,,,
WLS_CREDS,,,false,false,false,true,true,GENERIC@oracle.com,,,15427437
/HCMDomain/Server_1/SetupApp,fusion_apps_j2ee_app,Other-1,,,,,,,,false,,,true,GENERIC@oracle.com,,3-6586541801

例2

この例は、複数行のデータベース、およびパッケージのレポートを生成するための資格証明を含む、CSV形式ファイルの完全修飾パスを示します。

Oemrep_database (preferred credentials set in Enterprise Manager)
Oemrep_database,MY_DB_CREDS
Oemrep_database,,sysman,sysman
Oemrep_database,,sysman,sysman,normal

5.4.534 pdb_backup

指定したプラガブル・データベース(PDB)のデータファイルおよびメタデータxmlのバックアップを作成します。

書式

emcli pdb_backup      -inputFile="File containing properties required for taking backup of PDB"

オプション

  • inputFile

    PDBのバックアップを作成するために必要なプロパティを含むファイルの場所。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、pdb_backup.propsファイルに含まれるPDBのバックアップを作成します。

emcli pdb_backup 
      -input_file=data:/u01/files/pdb_backup.props  

pdb_backup.propsのコンテンツ:

TARGET_HOST_LIST=xyz.abccorp.com
HOST_NORMAL_NAMED_CRED=XYZ_CRED:CRED_OWNER
SRC_CDB_NAMED_CRED=CDB1_CRED:CRED_OWNER
SRC_CDB_TARGET_NAME=CDB1
SRC_CDB_TARGET_TYPE=oracle_database
SRC_PDB_TARGET_NAME=CDB1_PDB1
BACKUP_LOCATION=/scratch/pdbBackup
WORK_DIR_LOCATION=/tmp
ORACLE_HOME_LOC=/scratch/d121hmcasm/product/12.1.0/dbhome_1

5.4.535 pdb_clone_management

新しいクローニングされたPDBを作成します。

書式

emcli pdb_clone_management
     [-cloneToOracleCloud = Clone PDB to Container database (CDB) on Oracle Cloud]     -input_file = pdb_input_file

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • cloneToOracleCloud

    宛先CDBがOracle Cloud上にあるかどうかを指定します。

  • input_file

    PDBをクローニングするために必要なプロパティを含むファイルの場所。このジョブで使用可能なプロパティは、次のとおりです。

    SRC_CDB_TARGET = ソースPDBを含むCDBのEnterprise Managerターゲット名。

    SRC_CDB_TYPE = ソースPDBを含むCDBのEnterprise Managerターゲット・タイプ。

    SRC_CDB_CREDS = ソースCDBの名前付き資格証明。

    SRC_HOST = ソースCDBを含むホストのEnterprise Managerターゲット名。指定されていない場合、CDBからデフォルト設定されます。

    SRC_HOST_CREDS = ソース・ターゲット・ホストの名前付き資格証明。

    SRC_PDB_TARGET = ソースPDBのEnterprise Managerターゲット名。

    SRC_WORK_DIR = ファイルが一時的に格納されるソース・ホスト上の作業ディレクトリ。指定されていない場合、エージェントの作業ディレクトリにデフォルト設定されます。

    DEST_HOST = 宛先CDBを含むホストのEnterprise Managerターゲット名。指定されていない場合、CDBからデフォルト設定されます。

    DEST_HOST_CREDS = 宛先ターゲット・ホストの名前付き資格証明。資格証明ホストがOPC上にある場合、これはホストSSH資格証明にする必要があります。

    DEST_LOCATION = 新しいPDBがホストされる宛先上のデータファイルの場所。

    DEST_CDB_TARGET = 新しいPDBをクローニングする必要があるCDBのEnterprise Managerターゲット名。

    DEST_CDB_TYPE = 宛先CDBのEnterprise Managerターゲット・タイプ。

    DEST_CDB_CREDS = 宛先CDBの名前付き資格証明。

    DEST_PDB_NAME = 新しいPDBの名前。

    EXISTING_BACKUP = ファイルシステム内の既存のバックアップの絶対的な場所(このバックアップを使用して新しいPDBをクローニングする必要がある場合)。

    EXISTING_BACKUP_METADATA = バックアップのメタデータ・テンプレートの絶対的な場所。EXISTING_BACKUPが指定されている場合は必須です。

    BACKUP_TYPE = [TAR || OSIMAGE || RMAN]

    既存のバックアップが指定されている場合、これはバックアップのタイプを表します。指定されていない場合、これは、ジョブの実行時に作成する必要があるバックアップのタイプを表します。EXISTING_BACKUPとBACKUP_TYPEの両方が指定されていない場合、ソースPDBが切断され、新しいクローンを作成するための宛先にコピーされます。データファイルがコピーされた後、ソースPDBは再接続されます。

    必須プロパティ:

    SRC_PDB_TARGET、SRC_HOST_CREDS、SRC_CDB_CREDS、SRC_WORK_DIR、DEST_HOST_CREDS、DEST_LOCATION、DEST_CDB_TARGET、DEST_CDB_TYPE、DEST_CDB_CREDS、DEST_PDB_NAME

    クローン・タイプ:

    フル・クローン - ライブ・バックアップ: ソースPDBのバックアップを作成し、新しいPDBを作成します。BACKUP_TYPEは、バックアップのタイプを指定します。

    フル・クローン - 既存のバックアップ: ソースPDBの既存のバックアップを使用し、新しいPDBを作成します。BACKUP_TYPEは、バックアップのタイプを指定します。

    EXISTING_BACKUP: バックアップ名およびEXISTING_BACKUPを指定します。

    METADATA: バックアップのメタデータを指定します。フル・クローン - 切断/接続: ソースPDBを切断し、切断されたソースを使用して宛先で新しいPDBを作成し、ソースを再接続します。

次の例では、pdb_clone.propsファイルに含まれる情報から新しくクローニングしたPDBを作成します。

emcli pdb_clone_management 
      -input_file=data:/u01/files/pdb_clone.props     

5.4.536 promote_gold_agent_image

ゴールド・エージェント・イメージ・バージョンを指定した成熟度レベルに昇格します。

書式

emcli promote_gold_agent_image 
      -version_name="gold_image_version_name"
      -maturity="Current/Restricted/Draft"

オプション

  • version_name

    昇格する管理エージェント・ゴールド・イメージ。

  • maturity

    管理エージェント・ゴールド・イメージを昇格する目的のゴールド・イメージ成熟度レベル。

次の例では、管理エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGI_DB_JUL_13Current成熟度レベルに昇格します。

emcli promote_gold_agent_image 
      -version_name=OPC_AGI_DB_JUL_13
      -maturity=Current 

5.4.537 provision

入力ファイルから構成プロパティを使用して、ハードウェア・サーバーをプロビジョニングします。コンポーネントに必要な構成プロパティは、Cloud Controlコンソールから表示できます。プロビジョニング・リクエストが行われると、割当て名(管理者自身が指定するか管理者に返される自動生成名)を使用して、Enterprise Manager Cloud Controlコンソールからそのリクエストのステータスを表示できます。

書式

emcli provision
      -image="path_to_image"
      -network="network_profile_path"
      -bootserver="boot_server_name"
      -stageserver="stage_server_name"
      -stgcredentials="username"
      -schedule="type:immediate/onetime;timezone:zone;
       startdt:startdate;starttm:time"
      -resettimeout="time"
      -target="hardware_server_label"
      -input_file="config_properties:file_path"
      -assignment="assignment_name"
      [-desc="assignment_description"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • image

    イメージ名を含むイメージへのパス。プロビジョニングに使用されるイメージです。

  • network

    ネットワーク・プロファイルのパス名。

  • bootserver

    ブート・サーバーの名前。

    書式: ホスト名:ディレクトリ・パス

  • stageserver

    ステージ・サーバーの名前。ホスト名:ディレクトリ・パス。

  • Stgcredentials

    ステージ・サーバーのユーザー名。

  • schedule

    プロビジョニングがスケジュールされる時間。「;」で区切られた複数の名前と値のペアが含まれる文字列の引数です。これは、プロビジョニング操作をスケジュールするために使用されます。typeは、immediateまたはonetimeです。typeがimmediateでない場合、タイムゾーンIDの形式でタイムゾーンも指定します。

    ゾーン符号TwoDigitHours:分

    ゾーン: タイムゾーンID(GMT、PDTなど)

    符号: +または-のいずれか

    TwoDigitHours: 数字 数字

    分: 数字 数字

    数字: 0、1、2、3、4、5、6、7、8、9のいずれか

    Startdt: 日付文字列(書式: MM/DD/YY)

    Starttm: 時間文字列(書式: HH:MM)

  • resettimeout

    ハードウェア・サーバーのリセット・タイムアウトを分で指定します。

  • target

    ターゲット・ハードウェア・サーバーは、ハードウェア・ラベル・タイプを使用して指定します。

  • input_file

    構成プロパティを含むファイル。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • assignment

    割当ての名前。

  • desc

    割当ての説明。指定しない場合は、自動的に説明が生成されます。

この例では、mylabelというラベルの付いたターゲット上のmyimageをプロビジョニングするジョブを発行します。ジョブはリセット・タイムアウトを100分に指定してすぐに実行されます。イメージ・プロパティは、デフォルトのイメージを上書きするproperties.txtから選択されます。properties.stageserverをステージング・サーバーとして、/private/shareをステージング記憶域として、joeをユーザー名として使用します。

emcli provision
      -image="Images/myimage"
      -network="Networks/networkprofile"
      -bootserver="booservername.example.com"
      -stageserver="stageserver.example.com:/private/share"
      -stgcredentials="joe"
      -schedule="type:immediate"
      -resettimeout="100"
      -target="mylabel"
      -input_file="config_properties:properties.txt"
      -assignment="provision mylabel"

5.4.538 provision_mw_profile

Oracle以外のミドルウェア・プロビジョニング・プロファイルをプロビジョニングします。

Oracle以外のミドルウェアには、Apache TomcatやJBossなどがあります。

書式

emcli provision_mw_profile 
      -profile="Profile Location" 
      -hosts="List of Hosts" 
      -credentials="List of Credentials" 
      [-input_file=parameters:"Provisioning Options"] 
      [-input_file=host_qualifiers:"Host Qualifiers"] 
      [-action="Provisioning Action"] 
      [-work_dir="Working Directory"] 
      [-analyze] 
      [-schedule= 
          start_time:yyyy/MM/dd HH:mm; 
          [tz:{java timezone ID}]; 
          [grace_period:xxx]; 
       ] 

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • profile

    プロファイルのソフトウェア・ライブラリの場所を指定します。

  • hosts

    プロファイルがプロビジョニングされるホストのカンマ区切りリスト。

  • credentials

    ホストにアクセスするために使用される名前付き資格証明のカンマ区切りリスト。1つの資格証明パラメータを渡すには、次の形式で名前:値のペアを入力します。

    credential_name:credential_owner
    

    各要素の意味は次のとおりです。

    credential_nameは、名前付き資格証明の名前です。

    credential_ownerは、管理サーバー・ホストのOracleホーム所有者の資格証明です。

    1つの資格証明を指定するか、資格証明の数がホストの数に一致している必要があります。1つの資格証明を指定すると、それがすべてのホストで使用されます。

  • input_file:properties

    プロファイル・プロパティにリストされたコマンドによって必要とされるすべてのパラメータの値をリストしたプロパティ・ファイル。プロファイル・プロパティにリストされたコマンドが外部パラメータを必要としない場合、これはオプション・パラメータです。

  • input_file:host_qualifiers

    プロビジョニング用に指定されているホストに関する詳細を含むプレーン・テキスト・ファイル。プロファイル・プロパティにリストされたコマンドがホスト修飾子を必要としない場合、これはオプション・パラメータです。

  • action

    プロファイル・プロパティで説明されているプロビジョニング・アクションの1つ。このオプションは必須ではありません。値を指定しない場合、プロファイル・プロパティに示されているデフォルト・アクションが使用されます。

  • work_dir

    プロビジョニング処理用の一時作業ディレクトリ。プロシージャの最後にクリーンアップされます。このオプションは必須ではありません。値を指定しない場合、エージェントの作業ディレクトリが使用されます。

  • analyze

    このフラグを使用して、プロシージャを分析モードで実行するかどうかを指定します。このオプションが渡されると、前提条件のチェック後、手動操作のためにプロシージャは一時停止します。

  • schedule

    デプロイメント・プロシージャを実行するタイミングを指定します。値を入力しない場合、デフォルトで、プロシージャは即座に実行されます。プロシージャをスケジュールするには、次の項目を指定します。

    • start_time: プロシージャの開始時間。

    • tz: タイムゾーンID。

    • grace_period: 猶予期間(分)

例1

次の例では、指定したスケジュールで、1つの資格証明を使用して2つのホストにMyProfile1という名前のプロファイルをプロビジョニングします。

emcli provision_mw_profile 
      -profile="Middleware Provisioning/Generic Profile/MyProfile1" 
      -hosts="myhost1.mycompany.com,myhost2.mycompany.com" 
      -credentials="MYHOSTCRED:SYSMAN" 
      -input_file=parameters:"/tmp/MyProfile1Input.properties" 
      -input_file=host_qualifiers:"/tmp/host_details.txt" 

例2

次の例では、個別の資格証明を使用して2つのホストにMyProfile2という名前のプロファイルをプロビジョニングします。プロシージャは、プロファイル・プロパティのcloneという名前のアクションで指定されたステップを実行します。指定した作業ディレクトリがプロシージャによって使用され、分析モードで実行されます。

emcli provision_mw_profile 
      -profile="Middleware Provisioning/Generic Profile/MyProfile2" 
      -hosts="myhost1.mycompany.com,myhost2.mycompany.com" 
      -credentials="MYHOST1CRED:SYSMAN,MYHOST2CRED:SYSMAN" 
      -input_file=parameters:"/tmp/MyProfile2Input.properties" 
      -input_file=host_qualifiers:"/tmp/host_details.xml" 
      -action="clone" 
      -work_dir="/tmp/mytmpdir" 
      -analyze 

5.4.539 publish_change_request_ccc

変更リクエスト・データを変更管理コネクタに送信し、処理済データをConfiguration Change Consoleに送信します。プロパティ(connector_guid、target、facetなど)の中には、カスタマイズの一部として指定されるものもあります。すべてのデータは、XSLTの後にpublishChangeRequest.xsdで必要なデータにマップできる必要があります。

書式

emcli publish_change_request_ccc
    -connector_guid="ConnectorGUID"
    -change_id="change_ID" 
    -last_modified_date="last_modified_date"
    -properties_list="list_of_Change_Management_specific_properties"
    -date_format="Date_format_in_Change_Management_System"

オプション

  • connector_guid

  • change_id

  • last_modified_date

  • properties_list

    変更リクエストを処理するCCCに必要な変更管理システムのすべての関連プロパティを指定します。

    プロパティは名前と値のペアです。値に引用符を付けないで、prop_name1=value1;prop_name2=value2のように指定します。

    prop_nameとvalueに等号記号(=)またはセミコロン(;)を指定できません。

  • date_format

    変更管理システムの日付書式を指定します。

    変更管理の日付フィールドが09/14/2011 5:38:24 AMの場合、MM/dd/yyyy hh:mm:ssを指定します。

5.4.540 publish_event

ユーザー報告のイベントをEnterprise Managerに発行します。このイベントはユーザー報告のイベント・クラスのイベントとして発行されます。ターゲットの管理権限のあるユーザーのみがターゲットに対するこれらのイベントを公開できます。公開が失敗すると、エラー・メッセージが報告されます。

CLEAR(後述)以外の重大度で発行されたイベントは、適切な権限を持つエンドユーザーが手動でユーザー・インタフェースからクリアできます。あるいは、CLEARの重大度および同じ詳細を使用して新しいイベントを発行し、基礎となる状況のクリアを報告できます。

書式

emcli publish_event
        -target_name="target_name"
        -target_type="target_type_internal_name"
        -message="message_for_event"
        -severity="severity_level"
        -name="event_name"
        [-key="sub_component_name"
        [-context="name1=value1;name2=value2;.."]
        [-separator=context="alt._pair_separator"]
        [-subseparator=context="alt._name-value_separator"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_name

    ターゲット名。

  • target_type

    ターゲット・タイプ名。

  • message

    イベントに関連付けるメッセージ。メッセージの長さは4000文字までです。

  • severity

    イベントに関連付ける、数値による重大度レベル。サポートされている重大度レベルの値は次のとおりです。

    • "CLEAR"
    • "MINOR_WARNING"
    • "WARNING"
    • "CRITICAL"
    • "FATAL"
  • name

    発行するイベントの名前。イベント名は128文字以下です。

    イベントの性質がわかるようにします。たとえば、"ディスク使用率"、"プロセス停止"、"キュー数"などです。同じ連続のイベントについて異なる重大度を報告する場合にも、同じこの名前を繰り返す必要があります。"プロセスxyzが停止"のように、特定のイベントに関する具体的な情報を表す名前にはしないでください。イベントが関連するターゲット内の特定のコンポーネントを識別するには、次のkeyを参照してください。

  • key

    このイベントが関係するターゲット内のサブ・コンポーネントの名前。たとえば、ホスト上のディスク名、表領域の名前などを指定します。キーの長さは256文字までです。

  • context

    指定したイベントに対して発行できる追加のコンテキスト。これは、名前:値の形式の一連の文字列です。セミコロンで区切ります。たとえば、ディスクの領域の問題を報告する場合に、ディスク領域の割合とサイズを報告すると便利なことがあります。デフォルトのセパレータ「:」をサブセパレータで無効にできます。また、ペアを区切るセパレータ「;」をセパレータで無効にできます。

    コンテキスト名の長さは256文字までで、値は4000文字までです。

  • separator

    デフォルトのセパレータ";"をオーバーライドするときに設定します。このオプションは通常は、名前や値に";"が含まれる場合に使用します。このオプションに"="は使用できません。

  • subseparator

    名前と値のペアを区切るデフォルトのセパレータ":"をオーバーライドするときに設定します。このオプションは通常は、名前や値に":"が含まれる場合に使用します。このオプションに「=」の使用はサポートされていません。

例1

この例では、HDDのリストアが失敗し、この失敗がターゲット上のFinance DB machineというコンポーネントに関連していることを示す、my acme targetという名前の警告イベントを発行します。

emcli publish_event  -target_name="my acme target" -target_type="oracle_acme" 
-name="HDD restore failed" -key="Finance DB machine" -message="HDD restoration
failed due to corrupt disk" -severity=WARNING

例2

この例では、HDDのリストアが失敗し、この失敗がターゲット上のFinance DB machineというコンポーネントに関連していることを示す、my acme targetという名前のマイナー警告イベントを発行します。デフォルトのセパレータを使用して、関連するディスク・サイズと名前を示す追加のコンテキストを指定します。追加の「\」を使用してディスク名の中にある\をエスケープしていることに注意してください。

emcli publish_event  -target_name="my acme target" -target_type="oracle_acme" 
-name="HDD restore failed" -key="Finance DB machine" -message="HDD restoration
failed due to corrupt disk" -severity=MINOR_WARNING -context="disk size":800GB\;"disk name":\\uddo0111245

5.4.541 publish_metric_extension

すべての管理者が使用できるようにメトリック拡張を公開します。メトリック拡張はデプロイ可能な下書きである必要があります。

書式

emcli publish_metric_extension
       -target_type=<metric_extension_target_type>
       -name=<metric_extension_name>
       -version=<metric_extension_version>

オプション

  • target_type

    メトリック拡張のターゲット・タイプ。

  • name

    メトリック拡張の名前。

  • version

    公開するメトリック拡張のバージョン。

この例では、指定したターゲット・タイプ、名前およびバージョンのメトリック拡張を公開します。

emcli publish_metric_extension -target_type=<target type of the metric extension> -name=<name of the metric extension -version=<version of the metric extension>

5.4.542 reassoc_masking_definition

既存のマスキング定義を別のデータベース・ターゲットに再度関連付けます。

書式

    emcli reassoc_masking_definition 
       -definition_name=masking definition name
       -target_name=database target name
       -target_type=database target type
       [-parameters=name1:value1;name2:value2;...]
       [-credential_name=credential_name]
       [-input_file=parameter_tag:file_path]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • definition_name

    マスキング定義の名前。

  • target_name

    マスキング定義を関連付ける新しいデータベース・ターゲット名。

  • target_type

    マスキング定義を関連付ける新しいデータベース・ターゲット・タイプ。

  • parameters

    データベース・インスタンスへの接続に必要な資格証明を示す名前と値のペアのリスト。サポートされているパラメータは、db_username、db_passwordおよびdb_roleです。

  • credential_name

    データベース資格証明の名前。db_usernameおよびdb_passwordパラメータが指定されていない場合、このオプションは必須です。

  • input_file

    parametersオプションとともに使用すると、ユーザー名やパスワードなどのパラメータ値を別のファイルで格納できます。タグとローカルのファイル・パス間のマッピングを指定します。タグは、parametersの特定のパラメータ値のかわりに指定します。タグにはコロン(:)とセミコロン(;)は使用できません。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

出力

成功または失敗のメッセージ、および詳細。

例1

この例では、マスキング定義mask_hr_dataを新しいデータベース・ターゲットtestdb2に再度関連付けます。

emcli reassoc_masking_definition
     -definition_name=mask_hr_data
     -target_name=testdb2
     -parameters="db_username:system;db_password:password;db_role:NORMAL"

例2

この例では、マスキング定義mask_hr_dataを新しいデータベース・ターゲットtestdb2に再度関連付けます。データベース・パスワードはpwd.txtファイルから読み取られます。

emcli reassoc_masking_definition
      -definition_name=mask_hr_data
      -target_name=testdb2
      -parameters="db_username:system;db_password:PWD_FILE;db_role=SYSDBA"
      -input_file="PWD_FILE:pwd.txt"

5.4.543 redeploy_plugin_on_agent

管理エージェントで既存のプラグインを再デプロイします。

書式

emcli redeploy_plugin_on_agent  
      {-agent_names="agent1[;agent2...]" | -group_name="group1"}
      -plugin="plug-in_id:version"
      [-redeploy_noprompt]
      [-include_dependent_agents]

[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • agent_names

    プラグインを再デプロイする必要がある管理エージェント(host:port)のリスト。

  • plugin

    管理エージェントで再デプロイする必要があるプラグインのIDおよびバージョン。

  • redeploy_noprompt

    プラグイン・マネージャのインベントリですでに使用可能な同じプラグインを再デプロイし、再デプロイメントの確認を要求しません。

  • include_dependent_agents

    依存管理エージェントをすべて含め、プラグインの再デプロイメントに進みます。

例1

次の例では、host.example.comという名前の管理エージェントにバージョン12.1.0.2.0のoracle.sysman.db2プラグインを再デプロイします。

emcli redeploy_plugin_on_agent 
      -agent_names="host.example.com:1838" 
      -plugin="oracle.sysman.db2:12.1.0.2.0"

例2

次の例では、host.example.comという名前の管理エージェントにバージョン12.1.0.2.0のoracle.sysman.db2プラグインを再デプロイし、確認を要求しません。

emcli redeploy_plugin_on_agent  
      -agent_names="host.example.com:1838" 
      -plugin="oracle.sysman.db2:12.1.0.2.0"
      -redeploy_noprompt

5.4.544 refer_swlib_entity_files

ソフトウェア・ライブラリのエンティティ・リビジョンから1つ以上のファイルを参照します。

書式

emcli refer_swlib_entity_files 
        -entity_rev_id="entity_rev_id" 
        -file="<relative_file_path>[;<new_file_name>]" | [-removefile="<existing_
           file_name>"] 
        -refer_storage="<storage_location_name>;<storage_type>" 
        [-use_latest_revision]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • entity_rev_id

    エンティティ・リビジョンの識別子。ソフトウェア・ライブラリ・ホームページには、フォルダとエンティティの識別子がカスタム列(内部ID)として表示されます。これらはデフォルトでは非表示です。

  • file

    指定した記憶域の場所から参照されるファイルの相対パス。ソフトウェア・ライブラリに格納されているファイル名は、デフォルトで、参照されているファイルの名前に設定されています。オプションで、セミコロン(;)で区切って、異なるファイル名を指定できます。

  • removefile

    削除するファイルの名前。ここには、指定のエンティティ・リビジョンから継承された既存ファイルを指定します。または、次の値を指定できます。

    • ALL — すべての既存のファイルを削除します(継承はありません)。
    • NONE — すべての継承されたファイルを保持します。
    
    

    デフォルトはNONEです。

  • refer_storage

    ファイルを参照するための記憶域の場所とタイプ。セミコロン(;)で区切ります。指定した場所のステータスはアクティブである必要があります。記憶域のタイプは、Http、NfsまたはExtAgentです。

  • use_latest_revision

    entity_rev_idで指定されたリビジョンのかわりに使用するエンティティの最新リビジョンを指定します。

この例では、HTTP参照ファイルの場所myScriptsにあるファイルscripts/perl/script1.plを指定されたエンティティ・リビジョンから参照します。関連付けられているファイル名はnew_script.plです。更新されたエンティティ・リビジョンの識別子が出力されます。

emcli refer_swlib_entity_files 
        -entity_rev_id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:cmp:
         COMP_Component:SUB_Generic:B1B1880C6A8C62AAE040548C42832D14:0.1"
        -file="scripts/perl/script1.pl;new_script.pl"
        -refer_storage="myScripts;Http"
        -use_latest_revision

5.4.545 refresh_coherence

1つ以上のCoherenceクラスタをリフレッシュします。

書式

emcli refresh_coherence        -input_file=coherence_refresh_file:file_path        [-debug]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • input_file

    Coherenceクラスタ・ターゲットを1行に1つずつリストするCSV形式ファイルの完全修飾パス。たとえば、次のようにします。

    ClusterA 
    ClusterB 
    

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • debug

    デバッグのために冗長モードでverbを実行します。

この例では、my_clusters_name.csvファイルを読み取り、Cloud Controlに対してリフレッシュされるクラスタを特定し、これらをリフレッシュします。

emcli refresh_coherence 
  -input_file=coherence_refresh_file:c:\emcli\my_clusters_names.csv 

5.4.546 refresh_database

ソース・データベースの最新のデータからデータベースをリフレッシュします。このコマンドは、データベース・ターゲットをブラックアウトに配置し、データベースがOracleホームから削除されます。次に、データベースがソース・データベースの最新のデータから再作成され、ターゲットがブラックアウトから削除されます。

注意:

このコマンドは、データベースのクローニング・ウィザードを使用して作成されたフル・クローン・テスト・マスター・データベースにのみ適用されます。シン・クローン・データベースには適用されません。

書式

emcli refresh_database
      -target_name="database target name"
      -target_type="database target type"
      -input_file=data:"file:path" 

オプション

  • target_name

    リフレッシュされるデータベースのターゲット名。

  • target_type

    リフレッシュされるデータベースのターゲット・タイプ。

  • input_file

    一時的なステージングの場所および設定されるすべてのパスワードのパラメータを含む入力ファイル。

    • DB_TEMPLATE_STAGE

      ソース・ホストから転送されたファイルを格納するために使用されるステージング領域。

    • COMMON_DB_SYSTEM_PASSWORD

      SYSTEMユーザーに設定されるパスワード。

    • COMMON_DB_DBSNMP_PASSWORD

      DBSNMPユーザーに設定されるパスワード。

    • COMMON_DB_SYS_PASSWORD

      SYSユーザーに設定されるパスワード。

    • ASMSYSPWD

      ASMにログインするために必要なASM SYSパスワード。このパスワードは、データベース・ファイルがASM上にある場合のみ必要です。

次の例では、/tmp/a.txtファイルに含まれているパラメータを使用して'database'という名前のOracleデータベースをリフレッシュします。

emcli refresh_database       -target_name="database" 
      -target_type="oracle_database" 
      -input_file=data:"/tmp/a.txt" 

この例では、/tmp/a.txtに次の内容が含まれます。

DB_TEMPLATE_STAGE=/tmp
COMMON_DB_SYSTEM_PASSWORD=welcome
COMMON_DB_DBSNMP_PASSWORD=welcome
COMMON_DB_SYS_PASSWORD=welcome
ASMSYSPWD=welcome       

5.4.547 refresh_dbprofile

指定されたデータベース・プロファイルの新しいスナップショットを作成します。

書式

emcli refresh_dbprofile
      -comp_loc="Database Profile component location in software library"

オプション

  • comp_loc

    データベース・プロファイルの場所および名前の組合せ。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、場所Database Provisioning Profiles/11.2.0.4.0/linux_x64のデータベース・プロファイルRMAN_Profileの新しいスナップショットを作成します。

emcli refresh_dbprofile       -comp_loc="Database Provisioning Profiles/11.2.0.4.0/linux_x64/RMAN_Profile"

5.4.548 refresh_fa

Fusion Applicationインスタンスをリフレッシュします。

-delete_targetsオプションを渡さない場合、このVerbによって、指定のFusionインスタンスのすべてのWebLogicドメインをリフレッシュするジョブが発行されます。

-delete_targetsオプションを渡すと、このVerbによって、存在していないターゲットが削除されます。

-add_targetsオプションと-delete_targetsオプションの両方を渡すと、このVerbによって、FusionインスタンスのWebLogicドメインに存在するターゲットの追加、更新および削除が行われます。

書式

emcli refresh_fa
     -name=<Fusion_Instance_name> 
     [-delete_targets]
     [-add_targets]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name=<Fusionインスタンスの名前>

    Fusion Applicationインスタンスのターゲット名。

  • delete_targets

    Enterprise Manager Cloud Controlモニタリング・フレームワークから、指定されたFusion Applicationインスタンス・ターゲットを削除します。ターゲットを削除すると、管理リポジトリからは削除されますが、ターゲットそのものは削除されません。

  • add targets

    Enterprise Managerでモニターするために、指定されたFusion Applicationインスタンス・ターゲットを追加します。指定されたターゲット・タイプは、管理エージェントで存在するかどうかと必要なプロパティがあるかどうか(ホスト・ターゲット・タイプの場合はユーザー名とパスワード、データベース・ターゲット・タイプの場合はログイン資格証明など)がチェックされます。ターゲット・タイプの必須プロパティは、このタイプの新しいターゲットを追加するときに指定する必要があります。

この例では、Fusion Applicationインスタンスをリフレッシュします。

emcli refresh_fa -name=fa1 
emcli refresh_fa -name=fa1 -delete_targets -add_targets
emcli refresh_fa -name=fa1 -delete_targets

5.4.549 refresh_jboss_domain

JBossドメイン・ターゲット(ターゲット・タイプがjboss_domain)をリフレッシュします。refresh_jboss_domain EM CLI Verbの使用方法の詳細は、Oracle Technology Networkで入手できるOracle Enterprise Managerコマンドライン・インタフェースのドキュメントを参照してください。

書式

emcli refresh_jboss_domain      -domain_name="<name of the JBoss Domain target>"      [-debug]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • domain_name

    リフレッシュするJBossドメインの完全修飾名。

  • debug

    指定すると、追加のデバッグ情報が表示されます。

次の例では、JBossドメインをリフレッシュします。

emcli refresh_jboss_domain -domain_name=/host1.example.com/1234

5.4.550 refresh_jboss_partition

JBossパーティション・ターゲット(ターゲット・タイプがjboss_partition)をリフレッシュします。refresh_jboss_partition EM CLI Verbの使用方法の詳細は、Oracle Technology Networkで入手できるOracle Enterprise Managerコマンドライン・インタフェースのドキュメントを参照してください。

書式

emcli refresh_jboss_partition      -partition_name="<name of the JBoss Partition target>"      [-debug]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • partition_name

    リフレッシュするJBossパーティションの完全修飾名。

  • debug

    このオプションを指定すると、追加のデバッグ情報が表示されます。

次の例では、JBossパーティションをリフレッシュします。

emcli refresh_jboss_partition 
      -partition=DefaultPartition01

5.4.551 refresh_was

1つ以上のIBM WebSphereセル(ターゲット・タイプがwebsphere_cell)をリフレッシュします。EM CLI Verb refresh_wasを使用して、1つのWebSphereセル(-cell_name引数を使用して指定)またはすべての既存のWebSphereセル(-allフラグを使用して指定)をリフレッシュできます。

書式

emcli refresh_was      [-cell_name="<name of the WebSphere Cell target"] | [-all]      [-debug]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • cell_name

    リフレッシュするWebSphereセルの完全修飾名。このオプションは、-all引数を指定する場合は指定できません。

  • all

    指定すると、すべての既存のWebSphereセル・ターゲットがリフレッシュされます。このオプションは、-cell_name引数を指定する場合は使用できません。

  • debug

    このオプションを指定すると、追加のデバッグ情報が表示されます。

例1

次の例では、指定したWebSphereセルをリフレッシュします。

emcli refresh_was 
      -cell_name=host1.wasCell01

例2

次の例では、すべての既存のWebSphereセルをリフレッシュします。

emcli refresh_was 
      -all

5.4.552 refresh_wls

1つ以上のOracle WebLogic Serverドメインに対するリフレッシュを有効または無効にします(ターゲット・タイプはweblogic_domain)。このverbでは、domain_refresh_fileというラベルの付いたファイルを読み取り、WebLogic Serverをリフレッシュします。domain_refresh_fileが必要です。これがないとリフレッシュは行われません。リフレッシュを実行する前に、このファイルを作成する必要があります。

書式

emcli refresh_wls
        -input_file=domain_refresh_file:file_path
        [-debug]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • input_file

    複数行のターゲット名とリフレッシュ・アクション(リフレッシュ対象のWLSドメイン/ファームのリフレッシュの有効化/無効化)を含むCSV(カンマ区切りの値)形式ファイルの完全修飾パス。

    domain_refresh_fileの形式について次の補足情報に注意してください。

    • ターゲット名はドメイン・ターゲットの完全修飾名である必要があります。

    • すべてのターゲットはweblogic_domainタイプとして処理されます。

    • リフレッシュ・オプションの有効な値は、E、DおよびRです。EはWLSドメインのリフレッシュを有効にし、DはWLSドメインのリフレッシュを無効にし、RはWebLogicドメインから削除されるターゲットを削除します。

    • カンマ(,)はデリミタとして使用します。

    • トークンの合計数は各行で固定されていて、2にする必要があります。

    • パラメータの順番は固定です。domain_refresh_fileのサンプル・ファイル構造で、次のように指定されている順序と同じ順序でパラメータを指定する必要があります。

         /Farm01_base_domain/base_domain,D
         	/Farm02_base_domain/base_domain,E
         	/Farm03_base_domain/base_domain,R
      

      最初のエントリはターゲット/Farm01_base_domain/base_domainを無効にし、2番目のエントリはターゲット/Farm02_base_domain/base_domainを有効にし、3番目のエントリは/Farm03_base_domain/base_domainから削除されるターゲットをEnterprise Managerから削除します。

      input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • debug

    デバッグのために冗長モードでverbを実行します。

$emcli refresh_wls 
          -input_file=domain_refresh_file:/tmp/refresh/emcli/
             domain_refresh_file.csv -debug

5.4.553 refresh_wmq

1つ以上のIBM WebSphere MQクラスタ(ターゲット・タイプがwmq_cluster)をリフレッシュします。このVerbを使用して、1つのWebSphere MQクラスタ(-cluster_name引数を使用して指定)またはすべての既存のWebSphere MQクラスタ(-allフラグを使用して指定)をリフレッシュできます。

書式

emcli refresh_wmq
       [-cluster_name="<name of the WebSphere MQ Cluster target"] | [-all]
       [-debug]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • cluster_name

    リフレッシュするWebSphere MQクラスタの完全修飾名。この引数は、-allフラグを使用する場合は指定できません。

  • all

    指定すると、すべての既存のWebSphere MQクラスタ・ターゲットがリフレッシュされます。このフラグは、-cluster_name引数を指定する場合は使用できません。

  • debug

    指定されると、デバッグのために冗長モードでverbを実行します。

例1

次の例では、指定したIBM Webshpere MQクラスタをリフレッシュします。

emcli refresh_wmq -cluster_name=wmqCluster01

例2

次の例では、すべてのIBM Webshpere MQクラスタをリフレッシュします。

emcli refresh_wmq -all

5.4.554 register_forwarder_agents

エージェントのリストを使用し、各エージェントを転送エージェントとして登録します。

書式

emcli register_forwarder_agents
      -agent_list="agent_list"

オプション

  • agent_list

    フォワーダとして登録する必要があるエージェントのリスト。エージェントは空白で区切る必要があります。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、agent1およびagent2を転送エージェントとして登録します。

emcli register_forwarder_agents 
      -agent_list="agent1 agent2..."  

5.4.555 register_hybridgateway_agents

エージェントのリストを取得し、各エージェントをハイブリッド・ゲートウェイとしてマークします。

書式

emcli register_hybridgateway_agent 
      -hybridgateway_agent_list="hybridgateway_agent_list" 

オプション

  • hybridgateway_agent_list

    ハイブリッド・ゲートウェイ・エージェントとして登録するエージェントのリスト。エージェントは空白で区切る必要があります。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、agent1およびagent2をハイブリッド・ゲートウェイとして登録します。

emcli register_hybridgateway_agent 
      -hybridgateway_agent_list="agent1 agent2"  

5.4.556 register_storage

Enterprise Managerに登録されたストレージを登録します。

書式

標準モード

emcli register_storage
       -storage_name="<storage name>"
       -vendor="<NetApp|Sun ZFS|Solaris ZFS|EMC>"
       [-protocol="<http|https>"]
       [-smis_url="http://host-name:port"]
       -storage_cred="<credential_name>"
       [-aliases="<alias1;alias2;alias3;...>"]
       [-storage_agents="<host1:cred1;host2:cred2;...>"]
       [-frequency="<Minutes:40|Hours:3|Days:2|Weeks:3>"]

インタラクティブまたはスクリプト・モード

register_storage(
storage_name="<storage name>"
,vendor="<NetApp|Sun ZFS|Solaris ZFS|EMC>"
[,protocol="<http|https>"]
[,smis_url="http://host-name:port"]
,storage_cred="<credential_name>"
[,aliases="<alias1;alias2;alias3;...>"]
[,storage_agents="<host1:cred1;host2:cred2;...>"]
[,frequency="<Minutes:40|Hours:3|Days:2|Weeks:3>"]
)

[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • storage_name

    ストレージの名前。

  • vendor

    ストレージ・ハードウェアのベンダー。

  • protocol

    ストレージ・ハードウェアとの通信に使用するプロトコル。NetAppストレージの場合のみ入力が必要です。

  • smis_url

    EMCストレージ・ハードウェアとの通信に使用するURL。EMCストレージの場合のみ入力が必要です。

  • storage_cred

    ストレージ・ハードウェアとの通信に使用する資格証明。これは、ユーザーが所有する必要があります。

  • aliases

    別名セクションでホストにボリュームをマウントするために使用するストレージのインタフェースおよび別名。これには、完全修飾ドメイン名、IPアドレス、DNS別名またはストレージ・データ・インタフェースを指し示す他の名前を含める必要があります。

  • storage_agents

    このストレージ・デバイスに対する操作の実行に使用できるホスト。

  • frequency

    ストレージ同期ジョブを実行する頻度。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

例1

次のコマンドでは、Sun ZFSストレージ・サーバーを登録します。

emcli register_storage
                -storage_name="sunzfs1"
                -vendor="Sun ZFS"
                -storage_cred="sunzfs1_cred"
                -aliases="sunzfs1.example.com;sunzfs1_eg"
                -storage_agents="host1:cred1;host2:cred2"
                -frequency="Hours:3"

例2

次のコマンドでは、NetAppストレージ・サーバーを登録します。

emcli register_storage
                -storage_name="napstr1"
                -vendor="NetApp"
                -protocol="https"                
                -storage_cred="napstr1_cred"
                -aliases="netapp1.example.com;netapp1"
                -storage_agents="host1:cred1;host2:cred2"
                -frequency="Minutes:40"

5.4.557 reimport_swlib_metadata

OMSとデプロイ済プラグインのOracleホームからソフトウェア・ライブラリ・メタデータを再インポートします。ファイルが欠落しているOracle所有エントリは対応するアップロード記憶域の場所にリストアされます。

書式

emcli reimport_swlib_metadata 

オプション

なし。

5.4.558 relocate_bda_target

BDAターゲットのモニタリング・エージェントを再配置します。これを使用して、宛先ホスト上で特定のターゲットのモニタリングを別のエージェントに再配置したり、同じBDAラック上でクラスタ上のすべての共有ターゲットのモニタリングを別のエージェントに再配置します。

書式

emcli relocate_bda_target
        -target="target_name" -dest_host="destination_host_name" | -all_shared 
        -cluster="cluster_name">

オプション

  • target

    BDAネットワーク内のターゲット。

  • dest_host

    特定のターゲットのモニタリングを再配置するホストの名前。

  • all_shared

    名前付きクラスタ内のすべての共有ターゲットのモニタリングを再配置するよう指定します。

  • cluster

    モニタリングを再配置するクラスタの名前。

例1

次の例では、ターゲットhdfs_USA_acmeのモニタリングをホストacme101.com上のエージェントに再配置します。

emcli relocate_bda_target 
         -target="hdfs_USA_acme"
         -dest_host="acme101.com"

例2

次の例では、クラスタacme101上のすべての共有ターゲットのモニタリングを同じBDAラック上の他の有効なエージェントに再配置します。

emcli relocate_bda_target 
         -all_shared
         -cluster="acme101"

5.4.559 relocate_pdb

プラガブル・データベースをコンテナ・データベース間で再配置します。

書式

 emcli relocate_pdb 
		 -pdb_target_name="pluggable database target name"
		 -input_file="path of the input file"	
 									           
[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • pdb_target_name

    プラガブル・データベース・ターゲットの名前。

  • input_file

    次の入力プロパティを含むファイルのパス。
    	SRC_CDB_CRED = SYSDBA source container database credentials (format - CRED_NAME:OWNER)
    	SRC_HOST_CRED = Source container database host credentials (format - CRED_NAME:OWNER)
    	SRC_WORK_DIR = Staging location for pluggable database backup on the source host
    	AVAILABILITY = Pluggable database relocation mode. Allowed values - <MAXIMUM|NORMAL>
    	DEST_PDB_NAME = Name of the destination pluggable database
    	DEST_PDB_DISPLAY_NAME = Display name of the destination pluggable database
    	DEST_CDB_TARGET_NAME = Destination container database target name
    	DEST_CDB_TARGET_TYPE =  Destination container database target type
    	DEST_CDB_CRED = SYSDBA destination container database credentials (format - CRED_NAME:OWNER)
    	DEST_HOST_CRED = Destination container database host credentials (format - CRED_NAME:OWNER)
    	DB_LINK_NAME = Name of an existing Database Link
    	DEST_WORK_DIR = Staging location for pluggable database backup on the destination host
    	IS_BKP_LOC_SHARED = Flag to indicate if backup staging location is shared across source and destination hosts. Allowed values - <Y|N>
    	STORAGE_LOCATION = Destination datafiles location of the relocated pluggable database
    	USE_SAME_STORAGE_LOCATION = Flag to indicate if the pluggable database should be relocated without moving its datafiles. Allowed values - <Y|N>
    	UPGRADE_PDB = Flag to indicate if the pluggable database should be upgraded during relocation. Allowed values - <Y|N>
    	STORAGE_MAX_SIZE = Amount of storage to be used by all tablespaces which belong to the relocated pluggable database
    	STORAGE_MAX_SHARED_TEMP_SIZE = Amount of storage in the default temporary tablespace shared by all pluggable databases
    	LOGGING_TYPE =  Logging attribute for the relocated pluggable database. Allowed values - <LOGGING|NO_LOGGING>
    	EXCLUDE_STANDBYS = Flag to indicate if the relocated pluggable database should be excluded from all standby container databases. Allowed values -<Y|N>
    	CUSTOM_PRE_SCRIPT_URN = URN of the script in Software library to be run before pluggable database relocation
    	CUSTOM_POST_SCRIPT_URN = URN of the script in Software library to be run after pluggable database relocation
    	POST_SQL_SCRIPT_URN = URN of the SQL script in Software library to be run after pluggable database relocation
    	RUN_POST_SQL_USER = User name to run the post SQL script
    	RUN_POST_SQL_PWD = Password of the user to run the post SQL script

例1

この例は、プラガブル・データベース"PRODCDB_SALES"を再配置する処理を実行します。

 emcli relocate_pdb 
		 -pdb_target_name="PRODCDB_SALES" 
		 -input_file=data:/u01/relocate.props

5.4.560 relocate_targets

ターゲットのすべてのコレクションとブラックアウトをソース・エージェントからターゲット・エージェントに移動し、ターゲット・エージェントを、Enterprise Managerのこれらのターゲットのモニタリング・エージェントにします。

書式

emcli relocate_targets 
       -src_agent=<source_agent_target_name>
       -dest_agent=<dest_agent_target_name>
       -target_name=<name_of_target_to_be_relocated>
       -target_type=<type_of_target_to_be_relocated>
       -copy_from_src
       -changed_param=<propName>:<propValue>
       -input_file:dupTargets=<targets_contents>
       -input_file:moveTargets="complete path to file containing targets with 
         overridden property values" 
       -copy_from_src [-changed_param=<propName>:<propValue>]*
       [-ignoreRelatedTargets]
       [-noHostColumnUpdate]
       [-ignoreTimeSkew=yes]
       [-changed_param=MachineName:mmmm ]
       [-force=yes]

[ ]  indicates that the parameter is optional

注意:

コンポジット・ターゲットを再配置するには、input_file:dupTargetsを指定する必要があります。-target_typeまたは-target_nameと組み合せることはできません。

注意:

Sysman以外のユーザーの場合、Full Any Target権限とAdd Any Target権限を付与する必要があります。

モード

このverbには次の2つのモードがあります。

  • 作成モード

    このモードは、すでに存在し、Enterprise Managerのソース管理エージェントによってモニターされているターゲット管理エージェントのターゲット・リストを作成します。これらのターゲットのすべてのコレクションとブラックアウトをソース管理エージェントからターゲット管理エージェントに移動し、ターゲット・エージェントを、Enterprise Managerのこれらのターゲットのモニタリング・エージェントにします。

    emcli relocate_targets -src_agent=<source_agent>
          -dest_agent=<destination_agent>
          -input_file=dupTarget:<complete_path_to_file>;
          [-ignoreTimeSkew=yes]
    
  • 存在モード

    このモードでは、ターゲットは対象にも存在します。

    emcli relocate_targets
          -src_agent=<source_agent_target_name>
          -dest_agent=<destination_agent_target_name>
          -target_name=<target_name>
          -target_type=<target_type>
          [-ignoreTimeSkew=yes]
          [-force=yes]

どの場合でも、再配置操作は、これらのターゲットのすべてのコレクションとブラックアウトをソース・エージェントから対象エージェントに移動し、対象エージェントを、Enterprise Managerのこれらのターゲットのモニタリング・エージェントにします。

オプション

  • src_agent

    現在ターゲットをモニタリングしている管理エージェント。srcAgentが不明の場合、引数としてcurrentOwnerを入力します。

  • dest_agent

    ターゲットをモニターする管理エージェント。

  • target_name

    移動する必要があるターゲットの名前。

  • target_type

    移動する必要があるターゲットのタイプ。

  • changed_param

    ターゲットのpropNameプロパティの値は、propValueに変更されます。

  • input_file=dupTargets

    targets.xmlに表示されるすべてのターゲットとそのプロパティを含むファイル名をとります。ファイルの内容は、targets.xmlと同じ書式である必要があります。

    コンポジット・ターゲットを再配置するには、input_file:dupTargetsを指定する必要があります。-target_typeまたは-target_nameと組み合せることはできません。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • input_file=moveTargets

    1行に1つずつ、次の書式でターゲットのリストを含むファイル名をとります。

    <targetType>:<targetName>[;<propName>=<propValue>]*
    ;lkj;lkj;lkj
    

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • copy_from_src

    ソース・エージェントからターゲット・プロパティをコピーします。

  • ignoreTimeSkew

    指定すると、ソース・エージェントと対象エージェントの間の時間誤差は無視してターゲットが再配置されます。

  • ignoreRelatedTargets

    指定しない場合、関連ターゲットを移動します。コマンドラインでターゲットのみを移動する場合に指定します。

  • noHostColumnUpdate

    指定した場合、再配置されたターゲットのホストを保持します。そうでない場合、ホストは新しいエージェントのホストに対して更新されます。

  • changed_param

    再配置操作の一環として新しいMachineNameを指定します。これはホストごとに異なるためです。

  • force

    -force=yesスイッチを使用してコマンドを実行すると、コンポジット・ターゲットは、その関連ターゲットとともに自動的に再配置されます。コンポジット・ターゲットの場合、このスイッチを使用せずにコマンドを実行すると、エラー・メッセージが表示されます。

出力

コマンド実行の出力メッセージ。

例1

次の作成モードの例では、ターゲット・プロパティの内容をソース・エージェントからコピーし、一部のプロパティ値を変更することで、対象エージェントにターゲットを作成します。

emcli relocate_targets 
      -src_agent=<source_agent>
      -dest_agent=<destination_agent>
      -target_name=<target_name>
      -target_type=<target_type>
      -copy_from_src
      [-ignoreTimeSkew=yes]
      [-changed_param=<Propname>:<Value>]*

例2

次の作成モードの例では、moveTargetsファイルに指定された対象エージェントにターゲットのリストを作成します。プロパティ値の上書きを指定できます。

emcli relocate_targets 
      -src_agent=<source_agent>
      -dest_agent=<destination_agent>
      -input_file=moveTargets:<complete_file_path>
      [-ignoreTimeSkew=yes]

5.4.561 remove_association_cs_group_targets

指定したターゲットのグループから指定したコンプライアンス標準のアソシエーションを削除します。

書式

emcli remove_association_cs_group_targets 
     -cs_iname="<internal_name_of_standard>" 
     -author="<author>" 
     -version="<version>" 
     (-group_names="<group_name_list>" | -group_names_file="<file_name>")

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • cs_iname

    コンプライアンス標準の内部名。

  • author

    コンプライアンス標準の作成者。

  • version

    コンプライアンス標準のバージョン。

  • group_names

    グループ名のカンマ区切りリスト。

  • group_names_file

    グループ名を含むファイルの名前。グループ名は、カンマ区切りの値か、またはグループ名が個別行にリストされたファイルのいずれかです。

    次に例を示します。

    -group_names_file=group1,group2,group3

    - group_names_file="group.txt" (group.txtには次の行が含まれます)

    • group1
    • group2
    • group3

    注意: group_namesまたはgroup_names_fileのいずれかを使用してください。

次の例では、tgt_grp1およびtgt_grp2という名前のグループに対し、Jonesが作成したセキュリティ標準の2番目のバージョンのアソシエーションを削除します。

emcli remove_association_cs_group_targets 
     -cs_iname="security_standard" 
     -author="Jones" 
     -version="2" 
     -group_names="tgt_grp1,tgt_grp2"

5.4.562 remove_beacon

ビーコンをビーコンのモニタリング・セットから削除します。

書式

emcli remove_beacon
      -name=<target_name>
      -type=<target_type>
      -bcnName=<beacon_name>

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    サービス・ターゲット名。

  • type

    サービス・ターゲット・タイプ。

  • bcnName

    削除するビーコン名。

この例では、タイプがgeneric_serviceのMyTargetサービス・ターゲットからMyBeaconを削除します。

emcli remove_beacon -name='MyTarget' -type='generic_service'
      -bcnName='MyBeacon'

5.4.563 remove_chargeback_entity

チャージバックから指定のエンティティを削除します。

書式

remove_chargeback_entity 
     -entity_name="eName" 
     -entity_type="eType" 
     -[ entity_guid="entity guid" ] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • entity_name

    チャージバックから削除するエンティティの名前。

  • entity_type

    チャージバックから削除するエンティティのタイプ。

  • entity_guid

    チャージバックから削除するエンティティのguid。

    チャージバック内で指定したエンティティ名およびエンティティ・タイプで1つ以上のエンティティがアクティブな場合、このコマンドは作成日、親エンティティ名、エンティティguidなどのその他の詳細とともに、それらのエンティティをすべてリストします。そのリストから正しいエンティティを選択し、エンティティ名およびエンティティ・タイプのかわりにエンティティguidをパラメータとして使用し、再度コマンドを実行します。

この例では、oracle_databaseエンティティdb1をチャージバックから削除します。

emcli remove_chargeback_entity -entity_name="db1" -entity_type="oracle_database" 

5.4.564 remove_cs_target_association

指定した標準ターゲット・アソシエーションを削除します。

注意: 標準がOracleによって提供されている場合、<std_name>は標準の内部名です。

書式

 remove_cs_target_association
  -name="<std_name>"
  -version="<std_version>"
  -author="<author_name>"
  -target_list="<target_name>[,<target_name>]*"
  -target_list_file="<file_name>"

オプション

  • name

    標準の名前。

  • version

    標準のバージョン。

  • author

    標準の作成者。

  • target_list

    ターゲットの名前。少数のターゲットからコンプライアンス標準アソシエーションを削除する場合、このオプションを使用します。ターゲットはカンマで区切ります。グループ・ターゲットを指定する場合、:Groupを追加する必要があります。次に例を示します。

    -target_list="slc0host"
    -target_list="slc0host,slc-host01"
    -target_list="slc0host,host_grps:Group"  
    
  • target_list_file

    ターゲットのリストが含まれるファイルの名前。ターゲットは、カンマ区切りの値であっても、ターゲットが個別行にリストされたファイル内にあってもかまいません。次に例を示します。

    -target_list_file=slc0host,slc0host1,slc0host02
    -target_list_file="slc0host.txt" Where slc0host.txt contains the following lines:
         slc0host
         slc0host01
         slc0host02
    

    注意: target_listオプションまたはtarget_list_fileオプションを使用してください。

例1

次の例では、secure configuration for hostという名前の標準ターゲット・アソシエーションを削除し、target_listオプションを使用して、標準に関連付けられたターゲットを削除します。

emcli remove_cs_target_association 
    -name="secure configuration for host"
    -version="1" 
    -author="sysman" 
    -target_list="host1,host2"

例2

次の例では、secure configuration for hostという名前の標準ターゲット・アソシエーションを削除し、target_list_fileオプションを使用して、標準に関連付けられたターゲットを削除します。ファイルにリストされているターゲットはカンマ区切りの値であるか、各ターゲットが個別行にリストされています。

emcli remove_cs_target_association 
    -name="secure configuration for host"
    -version="1" 
    -author="sysman" 
    -target_list_file="file with target name list"

5.4.565 remove_metric_data_load_limits

指定したターゲットおよびメトリックのカスタマイズされたデータのロード制限を削除します。

次の場合、このVerbではバルク操作がサポートされます。

  • 指定したターゲット・タイプのすべてのターゲットのすべてのメトリック

  • 指定したターゲット・タイプの指定したターゲットのすべてのメトリック

  • 指定したターゲット・タイプのすべてのターゲットの指定したメトリック

書式

emcli remove_metric_data_load_limits 
         [-target_type="host"]
         [-targets="host1;host2;"]
         [-metrics="Load;Filesystems;"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • -target_type

    カスタマイズされたデータのロード制限を削除するターゲット・タイプ。すべてのターゲットで操作を実行する場合、このオプションはスキップします。

  • -targets

    指定したターゲット・タイプのターゲットのセミコロンで区切られたリスト。このオプションは、- target_typeオプションと組み合せて使用する必要があります。指定したターゲット・タイプのすべてのターゲットで操作を実行する場合、このオプションはスキップします。

  • -metrics

    指定したターゲット・タイプのメトリックのセミコロンで区切られたリスト。このオプションは、-target_typeオプションと組み合せて使用する必要があります。選択したターゲット・タイプのすべてのメトリックで操作を実行する場合、このオプションはスキップします。

例1

次のコマンドでは、すべてのホスト・ターゲットのすべてのメトリックで、カスタマイズされたメトリック・データのロード制限を削除します。

 emcli remove_metric_data_load_limits
          -target_type="host"
       

例2

次のコマンドでは、myhost1.example.comおよびmyhost2.example.comホスト・ターゲットのすべてのメトリックで、カスタマイズされたメトリック・データのロード制限を削除します。

 emcli remove_metric_data_load_limits
     -target_type="host"
     -targets="myhost1.example.com;myhost2.example.com;"

5.4.566 remove_mos_credentials

OMSからMy Oracle Support優先資格証明を削除します。

書式

emcli remove_mos_credentials  

5.4.567 remove_service_system_assoc

指定されたサービスのシステムを削除します。

書式

emcli remove_service_system_assoc
      -name='name'
      -type='type'

オプション

  • name

    サービス名。

  • type

    サービス・タイプ。

この例では、my serviceという名前の汎用サービスのシステムを削除します。

emcli remove_service_system_assoc
      -name='my service' -type='generic_service'

5.4.568 remove_storage

Enterprise Managerに登録されたストレージを削除します。

書式

標準モード

emcli remove_storage
        -storage_name="<storage name>"

インタラクティブまたはスクリプト・モード

remove_storage(
        storage_name="<storage name>"
)

[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • storage_name

    ストレージの名前。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、ストレージ・サーバーを削除します。

emcli remove_storage
                -storage_name="sunzfs1"

5.4.569 remove_swlib_storage_location

ソフトウェア・ライブラリから記憶域の場所を削除します。既存のファイルを移行する必要がある代替の記憶域の場所も指定する必要があります。アップロード・ファイルの記憶域のタイプ、OMS共有ファイル・システムおよびOMSエージェント・ファイル・システムの場合、ファイルの移行を実行するジョブが発行され、その後で場所が削除されます。これらのアップロード・ファイルの記憶域のタイプの場合、代替の場所は記憶域のタイプが同じである必要はありません。これは参照されるファイルの記憶域のタイプの場所とは異なります。

書式

emcli remove_swlib_storage_location 
        -name="src_location_name" 
        -type="OmsShared|OmsAgent|Http|Nfs|ExtAgent" 
        -migrate_to_loc="dest_location_name" 
        [-migrate_to_type="OmsShared|OmsAgent|Http|Nfs|ExtAgent"] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    削除する記憶域の場所の名前。

  • type

    記憶域の場所のタイプ。次のいずれかを指定します。

    OmsShared
    OmsAgent
    Http
    Nfs
    ExtAgent
    
  • migrate_to_loc

    既存のファイルを移行する必要がある代替の記憶域の場所の名前。

  • migrate_to_type

    代替の記憶域の場所のタイプ。次のいずれかを指定します。

    OmsShared
    OmsAgent
    Http
    Nfs
    ExtAgent
    

    デフォルトは、削除される場所の記憶域のタイプです。

    注意:

    このオプションは、OmsSharedとOmsAgentの記憶域のタイプにのみ指定したタイプ・オプションと異なることがあります。すべての他の記憶域のタイプの場合、記憶域のタイプ全体のファイルの移行はサポートされていません。したがって、typeとmigrate_to_type (指定する場合)は同じにする必要があります。

例1

この例では、myOMSSharedLocationという名前のOMS共有ファイル・システム記憶域の場所を削除し、そのファイルのすべてを、myNewOMSSharedLocationという名前の別のOMS共有ファイル・システム記憶域の場所に移行します。移行を実行するジョブが発行されます。削除対象の場所は、ファイル移行中は非アクティブ・ステータスに移行し、その後、削除されます。

emcli remove_swlib_storage_location 
        -name="myOMSSharedLocation" 
        -type="OmsShared"
        -migrate_to_loc="myNewOMSSharedLocation" 

例2

この例では、myOMSSharedLocationという名前のOMS共有ファイル・システム記憶域の場所を削除し、そのファイルのすべてを、myNewAGTLocationという名前のOMSエージェント・ファイル・システム記憶域の場所に移行します。移行を実行するジョブが発行されます。削除対象の場所は、ファイル移行中は非アクティブ・ステータスに移行し、その後、削除されます。

emcli remove_swlib_storage_location         -name="myOMSSharedLocation"         -type="OmsShared"        -migrate_to_loc="myNewAGTLocation"         -migrate_to_type="OmsAgent" 

5.4.570 remove_target_from_rule_set

エンタープライズ・ルール・セットからターゲットを削除します。

権限の要件: スーパー管理者は、Oracleが提供する事前定義された(デフォルトの)ルール・セットを除く、すべてのエンタープライズ・ルール・セットにターゲットを追加できます。

それにターゲットを追加できるのは、ルール・セットの所有者または共同作成者のみです。

書式

emcli remove_target_from_rule_set
      -rule_set_name="rule set name"
      -target_name="target name"
      -target_type="internal name for target type" 
      [-rule_set_owner=<ruleset owner>] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • rule_set_name

    エンタープライズ・ルール・セットの名前。このオプションは、ターゲットのリストと関連付られているルール・セットのみに使用できます。

  • target_name

    削除するターゲットの名前。

  • target_type

    削除するターゲットのタイプ。例: host

  • rule_set_owner

    オプションで指定できる、ルール・セットの所有者。

次の例では、ホスト・ターゲットmyhost.comをルール・セットrulesから削除します。このルール・セットは管理者sysmanが所有しています。

emcli remove_target_from_rule_set -rule_set_name='rules' -target_name='myhost.com' -target_type='host' -rule_set_owner='sysman' 

5.4.571 remove_target_property

指定されたターゲット・タイプのすべてのターゲットからターゲット・プロパティを削除します。これにより、そのターゲット・プロパティに関連するすべての値も削除されます。

書式

emcli remove_target_property
      -target_type="target_type"
      -property="property_name"

オプション

  • target_type

    プロパティを削除するターゲット・タイプ。定義されているすべてのターゲット・タイプからプロパティを削除するには、ワイルドカード文字(*)を指定します。

  • property

    削除するプロパティの名前。プロパティ名では大文字と小文字が区別されます。次のOracle提供のターゲット・プロパティは削除できません。

    Comment、Deployment Type、Line of Business、Location、Contact

例1

この例では、oracle_databaseというタイプのすべてのターゲットからターゲット・プロパティOwnerを削除します。これにより、そのターゲット・プロパティに関連するすべての値も削除されます。

emcli remove_target_property  -target_type="oracle_database" -property="Owner"

例2

この例では、すべてのターゲットからターゲット・プロパティOwnerを削除します。これにより、すべてのターゲット・タイプでそのプロパティに関連するすべての値が削除されます。

emcli remove_target_property  -target_type="*" -property="Owner"

5.4.572 remove_update

更新を削除します。

書式

emcli remove_update 
        -id="internal id" 

オプション

  • id

    削除する更新の内部識別子。

この例では、更新を削除する対象となるジョブを発行して、発行時にジョブ実行IDを出力します。

emcli remove_update 
      -id="914E3E0F9DB98DECE040E80A2C5233EB" 

5.4.573 rename_service_template

サービス・テンプレートの名前を変更します。

書式

emcli rename_service_template      -name_old="<Current_Name_of_Service_Template>"      -name_new="<New_Name_of_Service_Template>"      -service_family="<Name_of_Service_Family>"

オプション

  • name_old

    サービス・テンプレートの現在の名前。

  • name_new

    サービス・テンプレートの新しい名前。

  • service_family

    サービス・ファミリの名前。

emcli rename_service_template      -name_old="Web_Logic"      -name_new="Web_Logic_V1"      -service_family="MWAAS"

次のような出力が表示されます。

Service Template renamed from "Web_Logic" to "Web_Logic_V1" successfully

5.4.574 rename_target

リポジトリ側のターゲットの名前を変更します。

書式

emcli rename_target
      -target_type=<type1>
      -target_name=<old_target1>
      -new_target_name=<new_target1>

オプション

  • target_type

    名前を変更するターゲットのタイプ。

  • target_name

    ターゲットの既存の名前。

  • new_target_name

    ターゲットの新しい名前。

この例では、リポジトリ側のターゲットの名前を変更します。

emcli rename_target 
      -target_type="oracle_em_service"
      -target_name="TestService1"
      -new_target_name="NewTestService1"

5.4.575 rename_targets_property_value

すべてのターゲットのプロパティ値を変更します。

書式

標準モード

 emcli rename_targets_property_value 
   -property_name="null"
   -property_value="null"
   -new_property_value="null"

[ ]  indicates that the parameter is optional.

インタラクティブまたはスクリプト・モード

rename_targets_property_value(
   property_name="null"
   ,property_value="null"
   ,new_property_value="null"
   )

オプション

  • -property_name

    変更するプロパティの名前。

  • -property_value

    プロパティの既存の値。

  • -new_property_value

    プロパティの新しい値

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次のコマンドでは、orcl_gtp_lifecycle_statusプロパティを持つすべてのターゲットの値をProductからDevelopmentに変更します。

emcli rename_targets_property_value 
   -property_name="orcl_gtp_lifecycle_status"  
   -property_value="Production" 
   -new_property_value="Development"

5.4.576 reschedule_instance

発行済のプロシージャ・インスタンスを再スケジュールします。スケジュール済のインスタンスは再スケジュールのみが可能です。

書式

emcli reshedule_instance
      -instance=<instance_guid>
      [-exec=<execution_guid>] 
      [-name=<execution_name>] 
      [-owner=<execution_owner>]
      -schedule=
          start_time:yyyy/MM/dd HH:mm;
          [tz:<java_timezone_ID>];
          [grace_period:xxx]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • instance

    実行するインスタンスのGUID。

  • exec

    実行のGUID。

  • name

    実行名。

  • owner

    実行の所有者。

  • schedule

    プロシージャ・インスタンスのスケジュール。

    • start_time: プロシージャの開始時間。

    • tz — オプションのタイム・ゾーンID。

    • grace_period: オプションの猶予期間(分)。

emcli reschedule_instance -instance=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61 -schedule="start_time:2011/8/21 21:23;tz:America/New_York;grace_period:60"

5.4.577 resecure_agent

すでに保護されている管理エージェントを再保護します。管理エージェントに対するオペレータ権限または完全な権限が必要です。

書式

emcli resecure_agent
        -agent_name="agent_target_name"
        -registration_pwd="registration_password"
        [-host_username="agent_host_username" -host_pwd="agent_host_password"]
        [-credential_name="credential_name"]
        [-credential_setname="credential_setname_of_agent"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • agent_name

    管理エージェント・ターゲットの名前。

  • registration

    OMSと安全に通信するための登録パスワード。

  • host_username

    管理エージェントを所有するOSユーザー(ホスト上)のユーザー名。

  • host_pwd

    管理エージェントを所有するOSユーザー(ホスト上)のパスワード。

  • credential_name

    保存された資格証明の名前。

  • credential_setname

    管理エージェントの資格証明セットの名前。たとえば、HostCredsなど。

例1

emcli resecure_agent -agent_name="agent.example.com:1234"
                           -registration_pwd="test_pwd"
                           -host_username="test_user"
                           -host_pwd="test"

例2

emcli resecure_agent -agent_name="agent.example.com:1234"
                           -registration_pwd="test_pwd"
                           -credential_name="MyMachineCredential"

5.4.578 restart_agent

管理エージェントを再起動します。管理エージェントに対するオペレータ権限または完全な権限が必要です。

書式

emcli restart_agent
        -agent_name="agent_target_name"
        [-host_username="agent_host_username" -host_pwd="agent_host_password"]
        [-credential_name="credential_name"]
        [-credential_setname="credential_setname_of_agent"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • agent_name

    管理エージェント・ターゲットの名前。

  • host_username

    管理エージェントを所有するOSユーザー(ホスト上)のユーザー名。

  • host_pwd

    管理エージェントを所有するOSユーザー(ホスト上)のパスワード。

  • credential_name

    保存された資格証明の名前。

  • credential_setname

    管理エージェントの資格証明セットの名前。たとえば、HostCredsなど。

例1

emcli restart_agent -agent_name="agent.example.com:1234"
                           -host_username="test_user"
                           -host_pwd="test"

例2

emcli restart_agent -agent_name="agent.example.com:1234"
                           -credential_name="MyMachineCredential"

5.4.579 resume_instance

一時停止されたデプロイメント・インスタンスを再開します。

書式

emcli resume_instance
      -instance=<instance_guid>
      [-exec=<execution_guid>] 
      [-name=<execution_name>] 
      [-owner=<execution_owner>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • instance

    インスタンスのGUID。

  • exec

    実行のGUID。

  • name

    実行の名前。

  • owner

    実行の所有者。

emcli resume_instance -instance=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61

5.4.580 resume_job

1つのジョブまたは一連のジョブを再開します。任意のターゲットで、開始から終了までの時間ウィンドウ内に開始するようにスケジュールされているジョブの実行を再開します。

注意:

ジョブまたは実行レベルのいずれかで(両方ではない)、操作を一時停止または再開します。ジョブの実行が以前に一時停止された場合は、実行を照合して再開する必要があります。ジョブが一時停止された場合は、ジョブを照合して再開する必要があります。実行を照合して再開することはできません。

書式

emcli resume_job
   [-name="job_name_pattern"]
   [-owner="job_owner"]
   [-type="job_type"]
   [-targets="target_name:target_type"]
   [-input_file=property_file:"filename"]
   [-preview]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    再開するジョブの名前またはパターン。

  • owner

    ジョブの所有者。

  • type

    ジョブのジョブ・タイプ。

  • targets

    ジョブのターゲット名とターゲット・タイプ。

  • input_file

    ファイルをフィルタリングするプロパティを"filename"に指定します。

    指定したすべてのフィルタ基準と一致するジョブが再開されます。少なくとも1つのフィルタを指定する必要があります。また、ログイン中の管理者が、一致するジョブに対して必要な権限を持つ必要があります。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • preview

    再開されるジョブのみをリストします。

例1

この例では、タイプがBackupで名前がBKから始まるすべてのジョブを再開します。

emcli resume_job -name=BK% -type=Backup

例2

この例では、suspend_prop.txtの検索基準と一致するジョブまたはジョブ実行を再開します。

resume_job -input_file=property_file:/tmp/suspend_prop.txt

一時停止と再開の両方で同じファイルを使用すると、再開するジョブまたは実行のセットが重なりますが、まったく同一にはならない場合があります。基準と一致するジョブまたは実行が、前よりも多くなったり少なくなったりすることがあります。

5.4.581 resyncAgent

エージェント・リカバリを実行します。指定したエージェントが存在しない場合、メッセージが発行されます。

書式

emcli resyncAgent 
      -agent="Agent Name"
      [-keep_blocked]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • agent

    エージェント・リカバリを実行するエージェントの名前。

  • keep_blocked

    再同期が成功しても、エージェントをブロックされたままにします。デフォルトでは、再同期に成功すると、エージェントのブロックは解除されます。

この例では、エージェントXYZを再同期します。

emcli resyncAgent 
-agent="XYZ"

5.4.582 resync_swlib_cache

1つまたはすべてのキャッシュ・ノードに対して再同期を起動します。

書式

emcli resync_swlib_cache
      [ -cache_node_name="cache node name" | -all]

[ ] indicates that the parameter is optional.

パラメータ

  • cache_node_name

    再同期する特定のキャッシュ・ノードの名前。

  • all

    これは、すべてのキャッシュ・ノードを再同期することを示すオプションです。

5.4.583 retry_add_host

失敗したホスト追加セッションを再試行します。

書式

emcli retry_add_host
        -session_name="session_name"
        -retry_using_same_inputs | -update_inputs_and_retry"
        [-host_names="host_names"]
        [-platform="platform_id"]
        [-installation_base_directory="installation_base_directory"]
        [-credential_name="credential_name"]
        [-credential_owner="credential_owner"]
        [-instance_directory="instance_directory"]
        [-port="agent_port"]
        [-deployment_type="type_of_agent_deployment"]
        [-privilege_delegation_setting="privilege_delegation_setting"]
        [-additional_parameters="parameter1 parameter2 ..."]
        [-source_agent="source_agent"]
        [-master_agent="master_agent"]
        [-preinstallation_script="preinstallation_script"]
        [-preinstallation_script_on_oms]
        [-preinstallation_script_run_as_root]
        [-postinstallation_script="postinstallation_script"]
        [-postinstallation_script_on_oms]
        [-postinstallation_script_run_as_root]
        [-wait_for_completion]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • session_name

    再試行するセッションの名前。

  • retry_using_same_inputs

    同じ入力を使用してホスト追加セッションを再試行します。

  • update_inputs_and_retry

    入力を更新して、ホスト追加セッションを再実行します。

  • host_names

    セミコロンで区切られた、エージェントをインストールする必要があるホスト名。

  • platform

    エージェントをインストールする必要があるホストのARUプラットフォームID。

  • installation_base_directory

    エージェントをインストールするディレクトリ。MS-DOS/Windows形式のパスの場合、このオプションは二重引用符で囲ってください。

  • credential_name

    エージェントのインストールに使用する名前付き資格証明。

  • credential_owner

    名前付き資格証明の所有者。

  • instance_directory

    エージェントのインスタンス・ディレクトリ。MS-DOS/Windows形式のパスの場合、このオプションは二重引用符で囲ってください。

  • port

    エージェントがOMSと通信するポート。

  • deployment_type

    エージェント・デプロイメントのタイプで、FRESH、CLONEまたはSHAREDから選択できます。デフォルトでは、再試行する失敗したセッションのデプロイメント・タイプです。

  • privilege_delegation_setting

    エージェントのインストールとルート・スクリプトの実行に使用する権限委任設定。

  • additional_parameters

    エージェントのインストールに使用する追加のパラメータ。

  • source_agent

    クローニングされたエージェントのインストールに使用するソース・エージェント。

  • master_agent

    共有エージェントのインストールに使用するマスター・エージェント。

  • preinstallation_script

    エージェントをインストールする前に実行するスクリプト。MS-DOS/Windows形式のパスの場合、このオプションは二重引用符で囲ってください。

  • preinstallation_script_run_as_root

    プリインストール・スクリプトをルート・ユーザーとして実行する場合は、このオプションを使用します。

  • preinstallation_script_on_oms

    プリインストール・スクリプトがOMSホストにある場合は、このオプションを使用します。

  • postinstallation_script

    エージェントをインストールした後に実行するスクリプト。MS-DOS/Windows形式のパスの場合、このオプションは二重引用符で囲ってください。

  • postinstallation_script_on_oms

    ポストインストール・スクリプトがOMSホストにある場合は、このオプションを使用します。

  • postinstallation_script_run_as_root

    ポストインストール・スクリプトをルート・ユーザーとして実行する場合は、このオプションを使用します。

  • wait_for_completion

    ホスト追加操作を同期的に実行します。

例1

この例では、同じ入力を使用してセッション'ADD_HOST_SYSMAN_Dec_17_2012_2:02:28_AM_PST'を再試行します。

emcli retry_add_host session_name='ADD_HOST_SYSMAN_Dec_17_2012_2:02:28_AM_PST' -retry_using_same_inputs

例2

この例では、入力ポートを5678に更新してセッション'ADD_HOST_SYSMAN_Dec_17_2012_2:02:28_AM_PST'を再試行します。

emcli retry_add_host session_name='ADD_HOST_SYSMAN_Dec_17_2012_2:02:28_AM_PST' -update_inputs_and_retry -port=5678

5.4.584 retry_instance

失敗したインスタンスまたはステップを再試行します。

書式

emcli retry_instance       [-instance=<instance_guid>]
      [-exec=<execution_guid>] 
      [-name=<execution_name>] 
      [-owner=<execution_owner>]
      [-stateguid=<state_guid>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • instance

    インスタンスのGUID。

  • exec

    実行のGUID。

  • name

    実行の名前。

  • owner

    実行の所有者。

  • stateguid

    状態GUIDのカンマ区切りリスト。

emcli retry_instance -instance=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61 -stateguid=51F762417C4943DEE040578C4E087168

emcli retry_instance -instance=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61 -stateguid='51F762417C4943DEE040578C4E087168,51F762417C4944DEE040578C4E087168'

5.4.585 retry_job

前に失敗したジョブ実行を再起動します。

書式

emcli retry_job
      -exec_id="executionID"
      [-noheader]
      [-script | -format=
            [name:<pretty|script|csv>];
            [column_separator:"column_sep_string"];
            [row_separator:"row_sep_string"];
      ]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • exec_id

    再試行するジョブ実行のID。特定のジョブ実行IDを取得するには、get_jobs verbを使用します。

  • noheader

    列見出しのない表形式の情報を表示します。

  • script

    このオプションは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

出力列:

実行ID

この例では、IDが12345678901234567890123456789012のジョブ実行を再起動し、新しい実行IDを表示します。

emcli retry_job -exec_id=12345678901234567890123456789012

5.4.586 revoke_bipublisher_roles

BI Publisherカタログにアクセスするためのロールを取り消します。

書式

emcli revoke_bipublisher_roles 
      (-roles="role1[;role2;...role_n]" 
      [-users="user"] 
      [-external_role="group"]) 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • roles

    BI Publisherの1つ以上のロールを取り消します。セミコロンで区切って1つ以上のロールを指定します。

  • users

    付与されたロールを取り消すユーザー。

  • external_role

    取消しを適用する外部グループの名前。

例1

この例では、1グループの1つのロールを取り消します。

emcli revoke_bipublisher_roles -roles="EMBIPViewer" -external_role="TESTGROUPNAME"

例2

この例では、1グループの複数のロールを取り消します。

emcli revoke_bipublisher_roles -roles="EMBIPViewer;EMBIPAuthor" 
      -external_role="TESTGROUPNAME"

5.4.587 revoke_license_no_validation

ライセンス供与可能な入力ターゲット・タイプに属するユーザー指定のターゲットのセットまたはすべてのターゲットへの、ユーザー指定のパックのセットまたはすべてのパックに関するライセンスを取り消します。

11gデータベース・ターゲットの場合、ユーザー・インタフェースを使用して、Database DiagnosticおよびTuning Packsを有効または無効にできません。ライセンスを管理するには、control_management_pack_access初期化パラメータを設定する必要があります。このオプションの詳細は、『Oracle Enterprise Managerライセンス情報』の「Enterpriseデータベース管理」の章を参照してください。

ヒント:

このverbを使用してホストやデータベースなどのスタンドアロン・ターゲット・タイプのライセンスを取り消すことができますが、依存ターゲット・タイプOC4J、Jserv、Webキャッシュなどがある、親Application Server (oracle_ias)ターゲット・タイプのライセンスを取り消すことができません。これを行うには、かわりにrevoke_license_with_validation verbを使用します。

たとえば、関連する依存ターゲットOC4J1を持つAS1のpack ias_configおよびApplication Serverターゲットの場合、このverbはAS1にライセンスを取り消しますが、これはOC4J1に伝播しません。

書式

emcli revoke_license_no_validation      -type="target_type"      [-targets="tname1;tname2;..."]      [-packs="pack1;pack2;..."]      [-file="file_name"]      [-displayAllMessages]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • type

    データベースに存在するターゲット・タイプ。名前には、コロン(:)、セミコロン(;)、先行または後続の空白を使用できません。一度に1つのターゲット・タイプのみを指定できます(-type="oracle_database"など)。

  • targets

    ターゲットは次の順番で指定してください。

    TargetName1;TargetName2;
    

    たとえば、次のようにします。

    -targets="database1;database2;database3;"
    

    セミコロン(;)はターゲットを指定する際のセパレータです。

    ターゲットの引数の指定方法の詳細は、次の例に関する項を参照してください。

  • packs

    ライセンス・パックは次の順番で指定してください。

    pack1;pack2;
    

    たとえば、次のようにします。

    -packs="db_diag;db_config;"
    

    セミコロン(;)はパックを指定する際のセパレータです。

    パックの引数の指定方法の詳細は、次の例に関する項を参照してください。

  • file

    完全なパスを使用してファイル名を指定します。たとえば、次のようにします。

    -file="/usr/admin1/db_license.txt"
    

    このファイルには、状況に応じてターゲットおよびパックのリストを含める必要があります。

    • ターゲットのリストのみを指定する場合、次の書式を使用します。

      targets=database1;database2;database3;
      
    • パックのリストのみを指定する場合、次の書式を使用します。

      packs=db_diag;db_config;
      
    • ターゲットとパックの両方のリストを指定する場合、次の書式を使用します。

       targets=database1;database2;database3; packs=db_diag;db_config;
      
  • displayAllMessages

    すべてのメッセージを表示します。デフォルトでは、メッセージのみが表示されます。コマンドラインでは、=valueは使用できません。

次の例1および例2では、特定のターゲットの特定のパックにライセンスを取り消します。引数として渡すことができるターゲット・タイプとパック名を判定するには、mgmt_license_viewという名前のビューを使用して、ライセンス供与可能なターゲットのリスト、そのターゲット・タイプ、およびそれらにライセンス供与されたパックのリストを参照します。

この情報を取得するには、次を実行します。

  1. sysman.mgmt_license_viewへのアクセス権を持つsysmanまたは他のユーザーを使用し、ユーザー名とパスワードを指定してSQL*Plusにアクセスします。

  2. 次のように、sysman.mgmt_license_viewから個別のパック名を選択します。

    target_type=<oracle_database>
    

この例では、ターゲット・タイプとして指定するOracleデータベースのパック名を表示します。

PACK_NAME
-------------------
db_config
provisioning
db_sadm
db_tuning
db_diag
provisioning_db
db_chgmgt
 
7 rows selected.

この情報に基づいて、db_chgmgtパックのdatabase1ターゲットにライセンスを取り消すには、次のコマンドを入力します。

emcli revoke_license_no_validation -type="oracle_database" -targets="database1" -packs="db_chgmgt"

mgmt_license_viewの唯一の制限は、パックが該当のタイプの少なくとも1つのターゲットに付与されていて、そのターゲット・タイプのパックしかリストされないということです。すなわち、パックが該当のタイプのどのターゲットに付与されていない場合、mgmt_license_viewでは情報を表示できません。

例1

この例では、database1、database2およびdatabase3ターゲット(oracle_databaseターゲット・タイプ)へのdb_diagおよびdb_configパックのライセンスを取り消します。

emcli revoke_license_no_validation -type="oracle_database"           -targets="database1;database2;database3;" -packs="db_diag;db_config;"

例2

この例では、設定内のすべてのデータベース・ターゲットへのdb_diagおよびdb_configパックのライセンスを取り消します。

emcli revoke_license_no_validation -type="oracle_database"
       -packs="db_diag;db_config;"

5.4.588 revoke_license_with_validation

ビジネス・ルールに従って、ライセンス供与可能な入力ターゲット・タイプに属するユーザー指定のターゲットのセットまたはすべてのターゲットへの、ユーザー指定のパックのセットまたはすべてのパックに関するライセンスを取り消します。

11gデータベース・ターゲットの場合、ユーザー・インタフェースを使用して、Database DiagnosticおよびTuning Packsを有効または無効にできません。ライセンスを管理するには、control_management_pack_access初期化パラメータを設定する必要があります。このオプションの詳細は、『Oracle Enterprise Managerライセンス情報』の「Enterpriseデータベース管理」の章を参照してください。

ヒント:

このverbを使用してホストやデータベースなどのスタンドアロン・ターゲット・タイプのライセンスを取り消すことができます。また、依存ターゲット・タイプOC4J、Jserv、Webキャッシュなどがある、親Application Server (oracle_ias)ターゲット・タイプのライセンスも取り消すことができます。

たとえば、関連する依存ターゲットOC4J1を持つAS1のpack ias_configおよびApplication Serverターゲットの場合、このverbはAS1へのライセンスを取り消し、OC4J1(およびAS1に関連付けられている他のすべての依存ターゲット)にも伝播します。

スタンドアロン・ターゲット・タイプへのライセンスのみを取り消すには、revoke_license_no_validation verbを使用します。

書式

emcli revoke_license_with_validation      -type="target_type"      [-targets="tname1;tname2;..."]      [-packs="pack1;pack2;..."]      [-file="file_name"]      [-displayAllMessages]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • type

    データベースに存在するターゲット・タイプ。名前には、コロン(:)、セミコロン(;)、先行または後続の空白を使用できません。一度に1つのターゲット・タイプのみを指定できます(-type="oracle_database"など)。

  • targets

    ターゲットは次の順番で指定してください。

    TargetName1;TargetName2;
    

    たとえば、次のようにします。

    -targets="database1;database2;database3;"
    

    セミコロン(;)はターゲットを指定する際のセパレータです。

    ターゲットの引数の指定方法の詳細は、次の例に関する項を参照してください。

  • packs

    ライセンス・パックは次の順番で指定してください。

    pack1;pack2;
    

    たとえば、次のようにします。

    -packs="db_diag;db_config;"
    

    セミコロン(;)はパックを指定する際のセパレータです。

    パックの引数の指定方法の詳細は、次の例に関する項を参照してください。

  • file

    完全なパスを使用してファイル名を指定します。たとえば、次のようにします。

    -file="/usr/admin1/db_license.txt"
    

    このファイルには、状況に応じてターゲットおよびパックのリストを含める必要があります。

    • ターゲットのリストのみを指定する場合、次の書式を使用します。

      targets=database1;database2;database3;
      
    • パックのリストのみを指定する場合、次の書式を使用します。

      packs=db_diag;db_config;
      
    • ターゲットとパックの両方のリストを指定する場合、次の書式を使用します。

       targets=database1;database2;database3; packs=db_diag;db_config;
      
  • displayAllMessages

    すべてのメッセージを表示します。デフォルトでは、メッセージのみが表示されます。コマンドラインでは、=valueは使用できません。

次の例1および例2では、特定のターゲットの特定のパックにライセンスを取り消します。引数として渡すことができるターゲット・タイプとパック名を判定するには、mgmt_license_viewという名前のビューを使用して、ライセンス供与可能なターゲットのリスト、そのターゲット・タイプ、およびそれらにライセンス供与されたパックのリストを参照します。

この情報を取得するには、次を実行します。

  1. sysman.mgmt_license_viewへのアクセス権を持つsysmanまたは他のユーザーを使用し、ユーザー名とパスワードを指定してSQL*Plusにアクセスします。

  2. 次のように、sysman.mgmt_license_viewから個別のパック名を選択します。

    target_type=<oracle_database>
    

この例では、ターゲット・タイプとして指定するOracleデータベースのパック名を表示します。

PACK_NAME
-------------------
db_config
provisioning
db_sadm
db_tuning
db_diag
provisioning_db
db_chgmgt
 
7 rows selected.

この情報に基づいて、db_chgmgtパックのdatabase1ターゲットにライセンスを取り消すには、次のコマンドを入力します。

emcli revoke_license_with_validation -type="oracle_database" -targets="database1" -packs="db_chgmgt"

mgmt_license_viewの唯一の制限は、パックが該当のタイプの少なくとも1つのターゲットに付与されていて、そのターゲット・タイプのパックしかリストされないということです。すなわち、パックが該当のタイプのどのターゲットに付与されていない場合、mgmt_license_viewでは情報を表示できません。

例1

この例では、database1、database2およびdatabase3ターゲット(oracle_databaseターゲット・タイプ)へのdb_diagおよびdb_configパックのライセンスを取り消します。

emcli revoke_license_with_validation -type="oracle_database"           -targets="database1;database2;database3;" -packs="db_diag;db_config;"

例2

この例では、設定内のすべてのデータベース・ターゲットへのdb_diagおよびdb_configパックのライセンスを取り消します。

emcli revoke_license_with_validation -type="oracle_database"
       -packs="db_diag;db_config;"

5.4.589 revoke_privs

既存のEnterprise ManagerユーザーまたはEnterprise Managerロールから権限を取り消します。

書式

emcli revoke_privs
        -name="username|rolename"
        [-privilege="name[;secure-resource-details]]"
        [-separator=privilege="sep_string"]
        [-subseparator=privilege="subsep_string"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    権限を取り消すユーザー名またはロール名。

  • privilege

    この管理者に付与する権限。このオプションは、複数回指定できます。元の管理者権限は取り消されます。<secure_resource_details>は次のように指定します。

    resource_guid|[resource_column_name1=resource_column_value1[:resource_column_name2=resource_column_value2]..]"
    
  • separator

    -privilegeオプションの値で、名前と値のペアを区切る文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタはセミコロン(;)です。

  • subseparator

    -privilegeオプションの値で、各名前と値のペアの名前と値を区別する文字列デリミタを指定します。デフォルトのサブセパレータ・デリミタはコロン(:)です。

例1

この例では、user1を対象として、IDが923470234ABCDFE23018494753091111のジョブに対するフル・コントロールと、ターゲットhost1.example.com:hostに対するフル・コントロールを取り消します。

emcli revoke_privs
          -name="user1"
          -privilege="FULL_JOB;923470234ABCDFE23018494753091111"
          -privilege="FULL_TARGET;host1.example.com:host"

例2

この例では、Enterprise ManagerロールRole1からターゲット権限を取り消します。

emcli revoke_privs
          -name="Role1"
          -privilege="FULL_TARGET;host1.example.com:host"

5.4.590 revoke_quota

割り当てられている割当て制限を削除します。

書式

標準モード

emcli revoke_quota
      -assignee_name="assignee name"
      -assignee_type="assignee type"
      -quota="quota"]
      [-force][ ]  indicates that the parameter is optional

インタラクティブまたはスクリプト・モード。

emcli revoke_quota(
      assignee_name="assignee name"
      assignee_type="assignee type"
      [,quota="quota"]      [,force=True/False])

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • assignee_name

    割り当てられている割当て制限の割当て先。

  • assignee_type

    割当て先のタイプ。有効な値は、Tenant、User_ProfileまたはUserです。

  • quota

    割当て先ユーザーで取り消す割当て制限。割当て制限の割当ては、次を対象に定義できます。

    • エンティティ・レベル。

    • 割当て制限割当て可能オブジェクト(選択したエンティティでオブジェクトに対する割当て制限の割当てがサポートされる場合)。割当て制限がオブジェクトに割り当てられると、すべての割当て制限関連の計算は、そのオブジェクトのコンテキストで実行されます。

  • force

    割当て先がコンポーネントまたはエンティティ・レベルでそれ自体リソース・オブジェクトを割り当てられている場合、その割当て先の割当て制限を取り消すことはできません。割当て制限取消しリクエストが発生すると、警告メッセージが表示されます。管理者は、すべての割当て制限を取り消すか、-forceパラメータを使用して警告メッセージを無視し、割当て制限を取り消すことができます。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

この項には次の例が含まれます。

例1

次の例では、エンティティ・レベルで割り当てられている割当て制限を取り消します。

emcli revoke_quota 
      -assignee_name=T1 
      -assignee_type=tenant 
      -quota=Component1:Entity1

emcli revoke_quota 
      -assignee_name=U1 
      -assignee_type=user 
      -quota=Component1:Entity1

emcli revoke_quota 
      -assignee_name=UP1 
      -assignee_type=user_profile 
      -quota=Component1:Entity1

例2

次の例では、OBJ1オブジェクトに割り当てられている割当て制限を取り消します。

emcli revoke_quota 
      -assignee_name=T1
      -assignee_type=tenant 
      -quota=Component1:Entity1;object_name=OBJ1:object_type=type1

5.4.591 revoke_roles

既存のEnterprise ManagerユーザーまたはEnterprise Managerロールからロールを取り消します。

書式

emcli revoke_roles 
      -name="username|rolename"
      [-roles="role1;role2;..."]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    ロールを取り消すユーザー名またはロール名。

  • roles

    Enterprise Managerユーザーまたはロールから取り消すロール。このオプションは、複数回指定できます。

emcli revoke_roles
        -name="user1"
        -roles="SUPER_USER"

emcli revoke_roles
        -name="Role1"
        -roles="BLACKOUT_ADMIN;MAINTAIN_TARGET"

5.4.592 run_avail_diag

テストベース・サービスの可用性アルゴリズムの診断を実行します。これは、最終計算のタイムスタンプが現在の時間より前で、一定の期間、サービス・ステータスに関する応答がない場合に特に便利です。

書式

emcli run_avail_diag
      -name=<target_name>
      -type=<target_type>

オプション

  • name

    サービス・ターゲット名。

  • type

    サービス・ターゲット・タイプ。

emcli run_avail_diag  -name='MyTarget' -type='generic_service'

5.4.593 run_config_history

構成履歴の保存済検索を実行し、結果を表示します。

書式

emcli run_config_history 
      -name="<Saved History Search Name>" 
      [-change_category="<change_category>"] 
      [-output_file="<Filename> "] 
      [-mode="<Display mode> "] 
      [-format=" <output_format>"] 
      [-no_header] 

オプション

  • name

    構成履歴の保存済検索の名前。指定できる値は次のとおりです。

    • 構成履歴の保存済検索の正確な名前。

  • change_category

    構成の変更または関係の変更(あるいはその両方)の変更カテゴリを表示します。

    • C

    • R

    • B

    デフォルトはBです。

  • output_file

    出力または結果がエクスポートされるファイルの絶対パス名。これが存在しない場合、出力はコンソールに表示されます。これが存在しない場合、出力モードは内部フィルタ設定に基づきます。

  • mode

    出力の表示モード。このパラメータが指定されない場合、出力モードは内部フィルタ設定に基づきます。

    • Grouped

    • ShowAll

  • format

    書式を指定します。指定できる値は次のとおりです。

    • format="name:pretty" - 読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script" - デフォルトの列セパレータをタブに設定し、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。

    • format="name:csv" - 列セパレータをカンマに設定し、行セパレータを改行に設定します。

    デフォルトはformat="name:pretty"です。

  • no_header

    列見出しのない表形式の出力を表示します。

例1

次のコマンドでは、Host Historyという名前の履歴構成検索の結果を表示し、それをファイル/home/HostHistoryFile.outに表形式でエクスポートします。

emcli run_config_history 
      -name="Host History" 
      -output_file="/home/HostHistoryFile.out"

例2

次のコマンドでは、ヘッダーなしの表モードで、Host Historyという名前の履歴構成検索の結果をShowAllモードで表示します。

emcli run_config_history 
      -name="Host History"
      -mode="ShowAll"
      -format="name:pretty"
      -no_header

5.4.594 run_config_search

指定した検索名を使用して構成検索を実行します。

書式

emcli run_config_search 
      -search_name="<Configuration Search UI Name>" 
      [-target_name="<target name>"]
      [-on_host="<hostname>"]
      [-memberof="<group name>"]
      [-output_file="<output file name>"]
      [-format=name:<pretty|script|csv>;
      [column_separator:"column_sep_string"];
      [row_separator:"row_sep_string"];  

[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • search_name

    構成検索の表示名。

  • target_name

    ターゲットの名前。完全な値または%を使用したパターン・マッチを指定できます。

  • on_host

    ターゲットが実行されているホストの名前。完全な値または%を使用したパターン・マッチを指定できます。

  • memberof

    出力または結果がエクスポートされる絶対パスを持つファイルの名前。このパラメータが指定されない場合、出力はコンソールに表示されます。

  • output_file

    出力または結果がエクスポートされる絶対パスを持つファイルの名前。これが存在しない場合、出力はコンソールに表示されます。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータ文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

      format="name:script;column_separator:<column_sep_string>"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • format="name:script;column_separator:<column_sep_string>"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • format="name:script;row_separator:<row_sep_string>"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。列はタブ文字で区切られます。

  • column_separator

    列セパレータを指定します。

  • row_separator

    行セパレータを指定します。

例1

次のコマンドでは、ターゲット名がoracleから始まる、Search File Systems on Hostsという名前の検索の結果を示します。

emcli run_config_search 
      -search_name="Search File Systems on Hosts" 
      -target_name="oracle%"  

例2

次のコマンドでは、ターゲット名がoracleから始まり、ホスト名にパターンhostが含まれ、グループのメンバーがgroup1である、Search File Systems on Hostsという名前の検索の結果を示します。

emcli run_config_search 
      -search_name="Search File Systems on Hosts" 
      -target_name="oracle%" 
      -on_host="%host%" 
      -memberof="group1" 
    

5.4.595 run_fa_diagnostics

検出、モニタリングおよびその他の機能に関連する問題を特定するために診断チェックを実行します。

書式

emcli run_fa_diagnostics
      -input_file=fa_domain_discovery_file:file_path
      [-input_file=host_agent_mapping_file:file_path]
      [-input_file=pf_domain_cred_mapping_file:file_path]
      [-debug]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • input_file

    追加するFusionインスタンスごとに1行の詳細を含むCSV形式ファイルの完全修飾パス。有効なFusion Instance WebLogic Serverバージョンは10です。

    WebLogic Serverバージョン10.x以降のCSVファイルの構造は次のとおりです。

    <WebLogic Server version>, 
    <Administration Server host machine name>,
    <Administration Server listen port>,
    <Administration Server username>,
    <Administration Server password>,
    <External Options - optional>,
    <JMX Protocol - required only if SSL is enabled>,
    <JMX Service URL - required only if SSL is enabled>,
    <Unique Domain Identifier>,
    <Agent URL>,
    <Discover Down Servers - optional - Default if not specified is false>,
    <Use Same Credentials for All Domains in the Fusion Instance - optional - Default if not specified is true>,
    <Discover Application Versions - optional - Default if not specified is true>
    
    

    たとえば、次のようにします。

    fa1-CRM,weblogic,welcome1, 
    fa1-FIN,weblogic1,welcome2, 
    fa2-CRM,weblogic,welcome.host.example.com
    
  • debug

    デバッグのために冗長モードでverbを実行します。

この例では、my_domains_info.csvファイルを読み取り、診断チェックを実行するFusionインスタンスを特定します。また、my_agent_mapping.csvファイルを読み取り、検出テストの実行に使用する管理エージェントを特定します。さらに、my_domain_cred_mapping.csvファイルを読み取り、個々の製品ファミリを検出するためにどの資格証明を使用するかを特定します。

emcli run_fa_diagnostics 
-input_file=fa_domain_discovery_file:c:\emcli\my_domains_info.csv 
-input_file=host_agent_mapping_file:c:\emcli\my_agent_mapping.csv 
-input_file=pf_domain_cred_mapping_file:c:\emcli\my_domain_cred_mapping.csv 

5.4.596 run_mda_health_check

ミドルウェア診断アドバイザ(MDA)のヘルス・チェック・ジョブを実行します。このジョブでは、MDAフレームワークで問題を検証し、修正します。MDAに登録されている新規結果タイプの検証および有効化も行います。まだ有効化されていない、該当するすべてのターゲットも有効化されます。

書式

emcli run_mda_health_check

次の例では、MDAヘルス・チェック・ジョブを実行します。

emcli run_mda_health_check

5.4.597 run_prechecks

特定の操作計画に対する事前チェック操作を送信します。

書式

emcli run_prechecks
      -operation_plan=<operation_plan_name>

オプション

  • operation_plan

    操作計画の名前。

emcli run_prechecks
      -operation_plan="BISystem1-switchover"

5.4.598 run_prerequisites

Enterprise Managerリポジトリに関連する前提条件のリストを実行します。

書式

emcli run_prerequisites 
      -db_user=<database_user>
      -db_password=<database_password>
      -db_role=<database_role>
      -repos_user=<repository_user>
      [-prerequisite_xml_root_dir=<xml_root_directory_for_platform_prerequisites>]
      [-prerequisite_resource_locs="<xml_resource_location_for_platform/
      plug-in_prerequisites>"]
      [-log_loc=<location_for_log_files_of_EMPrereqKit_tool>]
      [-upgrade_version=<EM_version_to_which_upgrade_is_being_done_eg_12.1.0.3>]
      [-configuration_type=<configuration/deployment_type_
       eg_MINI/SMALL/MEDIUM/LARGE>]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • db_user

    データベースへの接続を確立するためのデータベース・ユーザー・アカウント(SYSなど)。

  • db_password

    データベース・ユーザー・アカウントのパスワード。ここで指定しない場合、パスワードの入力が求められるようになります。

  • db_role

    データベース・ロール。たとえば、sysdbaなどです。-db_userの値がSYSである場合のみ必要です。

  • repos_user

    前提条件チェックを実行するためのリポジトリ・ユーザー・アカウント(SYSMANなど)。-db_userの値がSYSである場合のみ必要です。

  • prerequisite_xml_root_dir

    すべての前提条件XMLが格納されているrequisites/listディレクトリへの絶対パス。これはオプションのパラメータであり、指定しない場合、値は内部で計算されます。XMLファイルがrequisites/listのサブディレクト内にある場合でも、入力するパスはlistまでを示すようにしてください。たとえば、$<OMS_HOME>/install/requisites/listのようにします。

  • prerequisite_resource_locs

    プラグインoparファイルや、プラットフォームまたはプラグインの前提条件チェック用のXMLファイルを含むプラットフォーム/プラグイン・バイナリがあるディレクトリへの絶対パス。このオプションは必須ではありません。プラグインoparファイルの場合、plugin_id=<<absolute_path_.opar_file>>の形式を使用します。プラグイン・ホーム・ディレクトリの場合、plugin_id=<<plugin_home>>の形式を使用します。

  • log_loc

    Enterprise Manager前提条件キットの実行ログが保存可能なディレクトリへの絶対パス。

  • upgrade_version

    アップグレードの対象のEnterprise Managerバージョン。たとえば、12.1.0.3などです。自己更新に続いて-upgrade_versionを使用して将来の2つのバージョン(v1およびv2など)用としてEnterprise Manager前提条件リソースをダウンロードした場合、指定したバージョンの前提条件を表示または実行できます。

  • configuration_type

    構成またはデプロイメント・タイプ。たとえば、MINI、SMALL、MEDIUM、LARGEなどです。これはオプションのパラメータであり、指定しない場合、内部で計算されます。

例1

構成タイプがMEDIUMである、Enterprise Managerリポジトリに関連する前提条件のリストを実行します。

emcli list_prerequisites 
      -db_user=SYS 
      -db_password=pwd 
      -db_role=sysdba 
      -repos_user=SYSMAN 
      -prerequisite_xml_root_dir=$ORACLE_HOME/install/requisites/list 
      -configuration_type=MEDIUM

例2

前提条件リソースの場所がoracle.sysman.db=<<MW_HOME>>/plugins/oracle.sysman.db.oms.plugin_x.x.x.x.x,oracle.sysman.emas=<<Absolute directory path>>/x.x.x.x.x_oracle.sysman.emas_2000_0.oparである、Enterprise Managerリポジトリに関連する前提条件のリストを実行します。

emcli list_prerequisites 
     -db_user=SYS 
     -db_password=pwd 
     -db_role=sysdba 
     -repos_user=SYSMAN 
     -prerequisite_resource_locs="oracle.sysman.db=
     <<MW_HOME>>/plugins/oracle.sysman.db.oms.plugin_x.x.x.x.x, 
     oracle.sysman.emas=<<Absolute directory path>>/
     x.x.x.x.x_oracle.sysman.emas_2000_0.opar" 

5.4.599 run_promoted_metric_diag

プロモート・メトリックの診断を実行します。

書式

emcli run_promoted_metric_diag
        -name=<target_name>
        -type=<target_type>
        -promotedMetricName=<metric_name>
        -promotedColumn=<metric_type>

オプション

  • name

    サービス・ターゲット名。

  • type

    サービス・ターゲット・タイプ。

  • promotedMetricName

    プロモート・メトリック名。

  • promotedColumn

    プロモート・メトリック・タイプ。

emcli run_promoted_metric_diag  -name='MyTarget' -type='generic_service'
-promotedMetricName='metric1' -promotedColumn='Performance'

5.4.600 save_latest_config

ターゲットの最新の構成を保存します。

書式

emcli save_latest_config
      -name="Host Config" 
      -target_type="host" 
      -target_name="test_host" 
      [-description="Save latest configuration of host"]  
    
[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • name

    保存される構成の名前。値は一意であり、NULL以外である必要があります。

  • target_type

    構成を保存するターゲット・タイプ。この値は内部名にする必要があります。

  • target_name

    ターゲットの名前。

  • description

    ターゲットの保存済構成の説明。このオプションは必須ではありません。

次のコマンドでは、ホスト・ターゲットtest_hostの最新の構成を、"Save latest configuration of host"という説明と"Host Config"という名前で保存します。

emcli save_latest_config 
      -name="Host Config"
      -target_type="host" 
      -target_name="test_host" 
      -description="Save latest configuration of host"  
    

5.4.601 save_masking_script

指定したパスまたはファイルにすでに生成されたマスキング・スクリプトを保存します。

書式

emcli save_masking_script
     -definition_name=<masking_definition_name>
     [-path=file path]
     [-file=file name]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • definition_name

    マスキング定義の名前。

  • path

    マスキング・スクリプトを保存するファイル名のパス。ファイル名は自動的に生成されます。pathオプションとfileオプションは相互に排他的です。絶対パスのみが許可されます。

  • file

    マスキング・スクリプトを保存するファイル名。ファイル名には絶対パスが含まれている必要があります。pathオプションとfileオプションのいずれかを指定する必要があります。

出力

成功またはエラーを示すメッセージ

例1

この例では、mask_hr_dataという名前の定義のマスキング・スクリプトを/tmpディレクトリに保存します。

emcli save_masking_script
       -definition_name=mask_hr_data
       -path=/tmp/

例2

この例では、mask_hr_dataという名前の定義のマスキング・スクリプトを/tmp/abc.sqlに保存します。

emcli save_masking_script
       -definition_name=mask_hr_data
       -file=/tmp/abc.sql

5.4.602 save_metric_extension_draft

メトリック拡張のデプロイ可能な下書きを保存します。メトリック拡張は編集可能な状態である必要があります。下書きとして保存すると、メトリック拡張は編集できません。

書式

emcli save_metric_extension_draft
       -target_type=<metric_extension_target_type>
       -name=<metric_extension_name>
       -version=<metric_extension_version>

オプション

  • target_type

    メトリック拡張のターゲット・タイプ。

  • name

    メトリック拡張の名前。

  • version

    下書きとして保存するメトリック拡張のバージョン。

5.4.603 save_procedure_input

デプロイメント・プロシージャを実行するために構成します。

書式

emcli save_procedure_input
        [-name="procedure_configuration_name"]
        [-owner="procedure_configuration_owner"]
        [-procedure="procedure_guid"]
        -input_file="file_path\file_name"
        [-grants="access_levels_for_users"]
        [-schedule=
            start_time:yyyy/MM/dd HH:mm;
            tz:{java timezone ID};
            grace_period:xxx;
        ]
        [-notification="procedure status"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    プロシージャの構成の名前。

  • owner

    プロシージャ構成の所有者。

  • procedure

    実行するプロシージャのGUID。

  • input_file

    実行するプロシージャのGUID。file_pathはデータ・プロパティ・ファイルを含むファイルを指す必要があります。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • grants

    ユーザーおよび対応するアクセス・レベルをユーザーと権限のペアの文字列として指定します。各ペアはセミコロン(;)で区切ります。ユーザーはEnterprise Managerユーザー名で、権限はVIEW_JOBまたはFULL_JOBのいずれかです。

    次の例を参照してください。

  • schedule

    デプロイメント・プロシージャのスケジュール。指定しない場合、プロシージャはすぐに実行されます。

    • start_time: プロシージャの開始時間。

    • tz: オプションのタイムゾーンID。

    • grace_period: オプションの猶予期間(分)。

  • notification

    プロシージャのステータス。

emcli save_procedure_input
    -name=configProcedure -procedure=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61 
    -input_file=/home/data.properties -grants="user1:VIEW_JOB;user2:FULL_JOB"  
    -schedule="start_time:2011/8/21 21:23;tz:America/New_York;grace_period:60" 
    -notification="scheduled, action required, running"

5.4.604 schedule_siteguard_health_checks

操作計画に対してヘルス・チェックをスケジュールします。スケジュールしたヘルス・チェック・レポートを構成済ユーザーに通知することもできます。

書式

emcli schedule_siteguard_health_checks 
   -operation_plan=[name_of_the_operation_plan] 
   -schedule=
              start_time:yyyy| MM | dd HH:mm; 
              [tz:"java timezone ID";]                             
              [frequency:interval | weekly | monthly| yearly;] 
              [repeat:tx;] 
              [end_time:yyyy | MM | dd HH:mm;] 
              [grace_period:xxx;] 
   [-notify="true" | "false"] 
   [-email="email_address_to_be_notified"]                                            
  
[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • operation_plan

    ヘルス・チェックをスケジュールする必要がある操作計画の名前。

  • schedule

    ヘルス・チェックを実行する必要がある時刻。このオプションで使用可能な値は、次のとおりです。

    • start_time

      ヘルス・チェックを実行する必要がある日時。

    • tz

      ヘルス・チェックを実行するタイムゾーンID。

    • frequency

      ヘルス・チェックを実行する頻度。このオプションの有効な値は、onceintervalweeklymonthlyおよびyearlyです。頻度をintervalに設定した場合は、パラメータrepeatの値を指定する必要があります。頻度をweeklyまたはmonthlyに設定した場合、ヘルス・チェックを実行する必要があるdaysを指定します。頻度をyearlyに設定した場合は、ヘルス・チェックを実行する必要があるmonthsとdaysの両方を指定してください。

    • repeat

      ヘルス・チェックを繰り返す間隔。頻度をintervalに設定した場合のみ、このオプションの値を指定する必要があります。このオプションには次の値から1つ指定する必要があります。

      • days

        指定した操作計画でヘルス・チェックを実行する必要があるdaysのリストを入力します。リスト内で項目を区切るには、カンマを使用します。この値は、frequencyをweeklymonthlyまたはyearlyに設定した場合のみ必要です。頻度をweeklyに設定した場合、有効な値の範囲は、1から7です。頻度をmonthlyまたはyearlyに設定した場合は、有効な値の範囲は1から30です。

      • months

        指定した操作計画でヘルス・チェックを実行する必要があるmonthsのリストを入力します。リスト内で項目を区切るには、カンマを使用します。この値は、frequencyをmonthlyに設定した場合のみ必要です。頻度をmonthlyに設定した場合、有効な値の範囲は1から12です。

    • end_time

      ヘルス・チェックを終了する日時。このオプションは省略可能です。このオプションの値を指定しないと、ヘルス・チェックが無期限で実行されます。

    • grace_period

      指定の操作計画に対してスケジュールするヘルス・チェックの猶予期間の値。分単位の値を入力します。

  • notify

    構成済ユーザーにヘルス・チェック・レポートを電子メールで送信します。このオプションをtrueに設定すると、構成済ユーザーがヘルス・チェック実行レポートの電子メール通知を受け取ります。

  • email

    ヘルス・チェック・レポートの通知を受け取る構成済ユーザーの電子メール・アドレス。登録済ユーザーの電子メール・アドレスを指定する必要があります。

例1

この例では、austin-switchover操作計画のヘルス・チェックが2014/10/292:00 a.m.に開始し、毎日実行するようにスケジュールします。また、電子メールをadmin@example.comに送信して構成済ユーザーに通知します。

emcli schedule_siteguard_health_checks 
        -operation_plan="austin-switchover" 
        -schedule="start_time:2014/10/29 2:00;frequency:interval;repeat:1d" 
        -notify="true" 
        -email="admin@example.com" 

例2

この例では、austin-failover操作計画のヘルス・チェックがNew Yorkタイムゾーンの2014/08/101:00 a.m.に開始するようにスケジュールします。さらに、この例では、ヘルス・チェックが毎週土曜日と日曜日に60分の猶予期間で実行することもスケジュールします。

emcli schedule_siteguard_health_checks 
        -operation_plan="austin-failover" 
        -schedule="start_time:2014/08/10 01:00;frequency:weekly;days:6,7;grace_period:60;tz:America/New_York" 

5.4.605 search_patches

指定した検索基準でARUサイトまたはソフトウェア・ライブラリからパッチを検索します。

書式

emcli search_patches
        [-swlib] 
        [-patch_name="patch_name"] 
        [-product="product_id" [-include_all_products_in_family]] 
        [-release="release_id"] 
        [-platform="platform_id" | -language="language_id"]
        [-type="patch | patchset"] 
        [-noheader]
        [-script | -xml | -format=
                                  [name:<pretty|script|csv>];
                                  [column_separator:"column_sep_string"]; 
                                  [row_separator:"row_sep_string"];
        ] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • swlib

    このオプションを指定した場合、現在の接続がオンラインかオフラインかに関係なく、ソフトウェア・ライブラリからパッチを検索します。

  • patch_name

    パッチ名、番号またはSun CR ID。このオプションは、簡易検索モードでのみ有効です。このオプションを指定した場合、簡易検索モードが有効になります。拡張検索モードに固有のオプションをこのオプションとともに指定した場合、これらの指定は有効ではありません。

  • product

    パッチ製品IDまたは製品ファミリID。emcli list_aru_productsコマンドを実行して、製品IDを検索します。

  • include_all_products_in_family

    指定した製品IDを製品ファミリIDとみなし、パッチの検索中はこの製品ファミリにすべての製品を含めます。このオプションは、productオプションを指定した場合のみ有効です。

  • release

    パッチ・リリースID。emcli list_aru_releasesコマンドを実行して、リリースIDを検索します。

  • platform

    パッチ・プラットフォームID。emcli list_aru_platformsコマンドを実行して、プラットフォームIDを検索します。

  • language

    パッチ言語ID。emcli list_aru_languagesコマンドを実行して、言語IDを検索します。

  • type

    パッチ・タイプ。

  • noheader

    列見出しのない表形式の情報を表示します。

  • script

    このオプションは、-format="name:script"と同じです。

  • xml

    XML形式でパッチ情報を表示します。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

emcli search_patches -patch_name=6880880  -platform=226 -swlib 

emcli search_patches -patch_name=6880880  -platform=226 -language=0 -xml 

emcli search_patches -product=9480  -release=80102030  -platform=226 -type=patch -format=name:pretty

emcli search_patches -product=9480  -release=80102030 type=patch -xml 

emcli search_patches -product=9480  -release=80102030 -script

emcli search_patches -product=9480 -release=80102030 type=patchset -format=name:csv 

5.4.606 secure_agent

エージェントを保護します。

書式

emcli secure_agent
        -agent_name="agent_target_name"
        -registration_pwd="registration_password"
        [-host_username ="agent_host_username" -host_pwd="agent_host_password"]
        [-credential_name ="credential_name"]
        [-credential_setname ="credential_setname_of_agent"]

[ ] incicates that the paramter is optional

オプション

  • agent_name

    エージェント・ターゲットの名前。

  • regustration_pwd

    OMSとの通信を保護するための登録パスワード。

  • host_username

    エージェントを所有するOSユーザー(ホスト上)のユーザー名。

  • host_pwd

    エージェントを所有するOSユーザー(ホスト上)のパスワード。

  • credential_name

    保存された資格証明の名前。

  • credential_setname

    エージェントの資格証明セットの名前。たとえば、HostCredsなど。

例1

emcli secure_agent -agent_name="agent.example.com:1234"
                   -registration_pwd="test_pwd"
                   -host_username="test_user"
                   -host_pwd="test"

例2

emcli secure_agent -agent_name="agent.example.com:1234"
                   -registration_pwd="test_pwd"
                   -credential_setname="HostCreds"

5.4.607 secure_agents

エージェント名のリスト、グループ名および入力ファイルを指定して、エージェントを保護します。グループ名を指定した場合、Enterprise Managerは、このグループのターゲットをモニターするエージェントのリストに対してこれを解決します。このEM CLIコマンドで入力ファイルとともにエージェント・リストを指定することもできます。これらのオプションすべてに対して、ユーザー名またはパスワードのいずれかを指定するか、ユーザーをエージェント・ターゲット上で優先資格証明で構成する必要があります。このverbでは、エージェントのリストおよび入力として指定した資格証明とともにジョブが発行され、ジョブのステータスを追跡するために使用できるジョブ名とJob IDが出力されます。

また、無効なエージェント、保護されていないエージェント、停止しているエージェントおよびすでにアクティブなジョブ実行があるエージェントをフィルタで除外することによって、再保護するエージェントのリストが処理されます。すでに適切なCAで保護されているエージェントをフィルタで除外しますが、-disable_ca_checkオプションを使用すると、特定のフィルタを無効にすることもできます。

書式

emcli secure_agents
        [-agt_names="agt1;agt2;..."] [-agt_names_file="<file>"] 
        [-group_name="group_name"]
        [-use_pref_creds] 
        [-username="username"] 
        [-password="password"] 
        [-disable_ca_check] 

[ ] incicates that the paramter is optional

オプション

  • agt_names

    セミコロンで区切られたエージェント名のリスト。

  • agt_names_file

    エージェント名がそれぞれ新規行に表示されたリストを含むファイルの絶対パス。

  • group_name

    保護するエージェントのリストを指定します。Enterprise Managerでは、グループのターゲットのリストをモニターするエージェントのリスト(グループのメンバーではない)が解決されます。

  • use_pref_creds

    エージェントがsecureAgentジョブを実行するように構成された優先資格証明を使用します。

  • username

    エージェントでsecureAgentジョブを実行するためのユーザー名。

  • password

    エージェントでsecureAgentジョブを実行するためのユーザー・パスワード。

  • disable_ca_check

    エージェントが最新のCAで保護されているかどうかを確認するためのチェックを無効にします。

emcli secure_agents -agt_names="agent_host1:1831;agent_host2:3872" -use_pref_creds

emcli secure_agents -agt_names="agent_host1:1831;agent_host2:3872" -username=oracleagt

emcli secure_agents -agt_names_file=/tmp/agents_list.txt -use_pref_creds

emcli secure_agents -agt_names_file=/tmp/agents_list.txt -username=oracleagt

5.4.608 send_system_broadcast

指定されたユーザーまたはEnterprise Managerにログインしているすべてのユーザーに200文字までのメッセージを送信します。

書式

emcli send_system_broadcast      
		 -toOption="ALL|SPECIFIC"
      [-to="comma separated user names"]
      [-messageType="INFO|CONF|WARN|ERROR|WARNING" (default is INFO)]
      -message="message details"

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • toOption

    値ALLを入力すると、Enterprise Manager UIにログインしているすべてのユーザーに送信され、SPECIFICを入力すると、-toオプションで指定したユーザーにメッセージが送信されます。

  • to

    ユーザーのカンマ区切りリスト。これは、-toOptionオプションの値がSPECIFICの場合のみ使用されます。

  • messageType

    メッセージのタイプ。メッセージのタイプは、INFO|CONF|WARN|ERROR|WARNINGのいずれかです

  • message

    送信するメッセージ。

次の例では、Enterprise Manager Cloud Controlコンソールのすべての画面に、カスタム・メッセージ"EM will be taken down in an hour for an emergency patch"を表示します。

emcli send_system_broadcast 
      -messageType="INFO" 
      -toOption="ALL" 
      -message="EM will be taken down in an hour for an emergency patch"

5.4.609 set_agent_property

特定の管理エージェント・プロパティを変更します。このコマンドは、管理エージェントのオペレータ権限を持っている場合に使用できます。

書式

emcli set_agent_property      -agent_name="<agent_target_name>"      -name="<agent_property_name>"
      -value="<agent_property_value>"
      [-new]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • agent_name

    管理エージェント・ターゲットの名前。

  • name

    変更する管理エージェント・プロパティの名前。

  • value

    管理エージェント・プロパティの新しい値。

  • new

    これが新規に追加されるエージェント・プロパティであるかどうかを示します。

例1

この例では、emd.propertiesのUploadIntervalプロパティの値を15に設定します。

emcli set_agent_property -agent_name="agent.example.com:1234"
      -name=UploadInterval
      -value=15

例2

この例では、emd.propertiesの新しいプロパティnewpropの値に15を設定します。

emcli set_agent_property -agent_name="agent.example.com:1234"
      -name=newprop
      -value=15
      -new

5.4.610 set_availability

指定されたサービスの可用性定義を変更します。

書式

  emcli set_availability        -name=<target_name>        -type=<target_type>        -availType=TESTS|SYSTEM|SUB_SERVICE        -availOp=and|or
        [-sysAvailType=SYSTEM_TARGET_DIRECTLY|SELECTED_COMPONENTS_OF_A_SYSTEM] 
        [-keycomponents=<'keycomp1name:keycomp1type;
          keycomp2name:keycomp2type;...'>]

オプション

  • name

    サービス・ターゲット名。

  • type

    サービス・ターゲット・タイプ。集約サービス・ターゲット・タイプもサポートされます。ターゲットのターゲット・タイプを取得するには、get_targets Verbを使用します。

  • availType

    可用性のタイプ。可用性をテストベース、システムベースまたはサブサービスベースに切り替えます。SUB_SERVICEは集約サービスのみでサポートされます。

  • availOp

    andの場合、すべてのキー・テストとコンポーネントを使用して、可用性を判断します。

    orの場合、いずれかのキー・テストとコンポーネントを使用して、可用性を判断します。

  • sysAvailType

    availTypeがシステムベースの場合の可用性のタイプ。可用性をSYSTEM_TARGET_DIRECTLYまたはSELECTED_COMPONENTS_OF_A_SYSTEMのいずれかに設定します。

    • 可用性にsystem target directlyが設定されている場合、サービスに関連付けられたシステムに可用性(ステータス)が定義されている必要があります。systemnameとsystemtypeは設定が必要な引数です。

    • 可用性がselected components of a systemに設定されている場合、systemname、systemtypeおよびkeycomponentsは設定が必要な引数です。

    • 可用性にsystem target directlyが設定されている場合で、システムに可用性(ステータス)が定義されていない場合、可用性セットは無効です。したがって、設定可能なオプションは、selected components of a systemです。

  • keycomponents

    サービスに使用されているシステムのキー・コンポーネントの名前とタイプのペア(keycomp_name:keycomp_typeなど)のリスト。

例1

この例では、システムの任意のキー・コンポーネントを基にするようにサービスMyTargetの可用性を設定します。

emcli set_availability -name='MyTarget' -type='generic_service' 
                       -availType='system' -availOp='or'
                       -keycomponents='database:oracle_database; host1:host'

例2

この例では、システム・ターゲットの可用性を基にするようにサービスMyTargetの可用性を設定します。

emcli set_availability -name='MyTarget' -type='generic_service' 
                       -availType='system' -availOp='and'
                       -sysAvailType='system target directly' 
emcli set_availability -name='MyTarget' -type='generic_service' 
                       -availType='system' -availOp='and'
                       -sysAvailType='selected components of a system' 
                       -keycomponents='database:oracle_database; host1:host'
emcli set_availability -name='MyTarget' -type='generic_service' 
                       -availType='system' -availOp='or'
                       -sysAvailType='selected components of a system' 
                       -keycomponents='database:oracle_database; host1:host'

5.4.611 set_config_history_retention_period

構成履歴を保存しておく期間を設定します。

書式

emcli set_config_history_retention_period 
      -period="Retention period in months"

オプション

  • period

    保存期間(月)。この値は1から60まで範囲で指定します。

この例では、保存期間を12か月に設定します。

emcli set_config_history_retention_period
-period=12 

5.4.612 set_connection_mode

新規のMOS接続モードを設定します。

書式

emcli set_connection_mode 
        -mode="online | offline"

emcli set_connection_mode -mode="offline"

emcli set_connection_mode -mode="online" 

5.4.613 set_credential

指定されたユーザーの優先資格証明を設定します。

注意:

このコマンドは、収集の資格証明セットをサポートしていません。

書式

emcli set_credential
      -target_type="ttype"
      [-target_name="tname"]
      -credential_set="cred_set"
      [-user="user"]
      -columns="col1:newval1;col2:newval2;PDP:SUDO/POWERBROKER;RUNAS:oracle;
         PROFILE:user1..."
      [-input_file="tag1:file_path1;tag2:file_path2;..."]
      [-oracle_homes="home1;home2"]
      [-monitoring]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_type

    ターゲットのタイプ。-oracle_homesパラメータが指定されている場合は、hostにする必要があります。

  • target_name

    ターゲットの名前。この引数を省略して、エンタープライズ優先資格証明を設定します。-oracle_homesパラメータが指定されている場合は、ホスト名にする必要があります。

  • credential_set

    設定対象の資格証明セット。

  • user

    対象の資格証明を使用するEnterprise Managerユーザー。省略すると、現行ユーザーの資格証明に適用されます。

  • columns

    設定する列の名前と新しい値。資格証明セットのすべての列を指定する必要があります。-input_file引数からのタグを使用して、コマンドラインに資格証明値が表示されないようにすることもできます。この引数は、複数回指定できます。

  • input_file

    -columns引数を持つファイルのパス。これはパスワードを非表示にする場合に使用されます。各パスには、-columnsパラメータで参照されているタグが必要です。このオプションは、複数回指定できます。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • oracle_homes

    ターゲット・ホストのOracleホームの名前。資格証明は、指定されたすべてのホームに対して追加または更新されます。

    注意: 列およびそれらが属する資格証明セットのリストは、各ターゲット・タイプのメタデータ・ファイルに含まれています。この情報および他の資格証明情報は、メタデータの<CredentialInfo>セクションにあります。

  • monitoring

    対象の資格証明がモニタリング資格証明であることを示すフラグ。省略すると、対象の資格証明は優先資格証明になります。モニタリング資格証明では、target_nameオプションを指定する必要があります。

例1

次の例では、FILE1passwordFileの内容を参照するためのタグです。例2の結果は例1と同じです。

emcli set_credential
      -target_type=oracle_database
      -target_name=myDB
      -credential_set=DBCredsNormal
      -user=admin1
      -column=FILE1
      -input_file=FILE1:passwordFile

例2

次の例では、passwordFileの内容は、username:joe;password:newPass;role:newRoleです。

emcli set_credential
      -target_type=host
      -target_name=host.example.com
      -credential_set=OHCreds
      -user=admin1
      -column="OHUsername:joe;OHPassword:newPass"
      -oracle_homes="database1;mydb"

5.4.614 set_db_service_properties

基礎となるデータベース・ターゲットの一意のデータベース名およびサービス・ターゲットのプロパティ名/値を指定することにより、Database as a Service (DBaaS)ターゲット・プロパティを設定および更新します。

書式

emcli set_db_service_properties
      -db_unique_name="database unique name"
      -property_name="property name"
      -property_value="property value"

オプション

  • db_unique_name

    DBaaSターゲットが依存するデータベース・ターゲットのデータベース名。この名前は、データベース・ターゲットの「最新収集」ページで見つけることも、問い合せることもできます。

  • property_name

    DBaaSターゲットのターゲット・プロパティ名(company_gtp_cost_centercompany_gtp_line_of_buscompany_gtp_contactなど)。

  • property_value

    DBaaSターゲットのデータベース・ターゲットのプロパティ名に割り当てる値。

次の例では、company_e_commerceデータベースのdev_cost_centerプロパティ名にweb_group1のプロパティ値を設定する方法を示します。

emcli set_db_service_properties -db_unique_name="company_e_commerce" -property_name="dev_cost_center" -property_value="web_group1"

5.4.615 set_default_pref_cred

名前付きの資格証明をデフォルトの優先資格証明として設定します。優先資格証明をEnterprise Manager操作に使用し、優先資格証明がターゲット用に設定されていない場合、設定した、このターゲット・タイプ用のデフォルトの資格証明が使用されます。デフォルトの資格証明はターゲット・タイプのレベルで設定されます。

書式

emcli set_default_pref_cred 
        -set_name="set_name"
        -target_type="ttype"
        -credential_name="cred_name"
        [-credential_owner ="owner]"
        [-test] 
        [-test_target_name="test_target_name"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • set_name

    この資格証明セットの優先資格証明を設定します。

  • target_type

    資格証明セットのターゲット・タイプ。

  • credential_name

    資格証明の名前。

  • credential_owner

    資格証明の所有者。現在ログインしているユーザーがデフォルトに設定されます。

  • test

    デフォルトの資格証明として設定する前に、資格証明をテストします。

  • test_target_name

    グローバルな資格証明がデフォルトの優先資格証明として設定されている場合、ターゲット名をテストします。

例1

この例では、名前付き資格証明MyHostCredentialsをターゲット・タイプのホスト用のデフォルトの優先資格証明(HostCredsNormal)として設定します。

emcli set_default_pref_credential 
        -set_name=HostCredsNormal
        -target_type=host
        -credential_name=MyHostCredentials
        -credential_owner="Joe"

例2

この例では、名前付き資格証明MyHostCredentialsをターゲット・タイプのホスト用のデフォルトの優先資格証明(HostCredsNormal)として設定します。名前付き資格証明MyHostCredentialsをデフォルトの優先資格証明として設定する前に、これをserver1.example.comに対してテストします。

emcli set_default_pref_cred 
        -set_name=HostCredsNormal
        -target_type=host
        -credential_name=MyHostCredential
        -credential_owner="Joe"
        -test
        -test_target_name=server1.example.com

5.4.616 set_default_privilege_delegation_setting

1つ以上のプラットフォームのデフォルトの権限委任設定を設定します。

書式

標準モード

emcli set_default_privilege_delegation_setting
        -default_setting_list="platform1:setting_name1;platform2:setting_name2"
        [-separator="separator:attribute_name:character"]
        [-subseparator="subseparator:attribute_name:character"]

インタラクティブまたはスクリプト・モード

set_default_privilege_delegation_setting(
        default_setting_list="platform1:setting_name1;platform2:setting_name2"
        [,separator="separator:attribute_name:character"]
        [,subseparator="subseparator:attribute_name:character"]
        )

[ ]  indicates that the parameter is optional

終了コード

成功した場合は0です。0以外の値は、Verb処理が正常終了しなかったことを意味します。

オプション

  • default_setting_list

    プラットフォームごとのデフォルト設定のリスト。サポート対象のプラットフォームは、Linux、HP-UX、AIXおよびSunOSです。

  • separator

    属性値を複数入力する場合、デフォルトのセパレータはセミコロン(;)です。このオプションを使用すると、デフォルトのセパレータ値が上書きされます。

    たとえば、separator="<attribute_name=sep_char>"では、attribute_nameはセパレータ文字を上書きする属性名、sep_charは新しいセパレータ文字です。

    たとえば、separator="att=#"では、セパレータ文字がシャープ記号(#)に変更されます。

  • subseparator

    属性値を複数入力する場合、デフォルトのサブセパレータはコロン(:)です。このオプションを使用すると、デフォルトのサブセパレータ値が上書きされます。

    たとえば、subseparator="<attribute_name=sep_char"では、attribute_nameはセパレータ文字を上書きする属性名、sep_charは新しいサブセパレータ文字です。

    たとえば、subseparator="att=#"ではサブセパレータ文字がシャープ記号に変更されます。

例1

この例では、権限委任設定をLinuxプラットフォームに対してSUDO1、HP-UXプラットフォームに対してSUDO2に設定します。

emcli set_default_privilege_delegation_setting
           -default_setting_list="Linux:SUDO1;HP-UX:SUDO2"

例2

この例では、権限委任設定をLinuxに対してSUDO_SETTING_1、HP-UXに対してSUDO_SETTING_2に設定します。デフォルトのセパレータがカンマ( , )に、サブセパレータがシャープ記号(#)に変更されています。

emcli set_default_privilege_delegation_setting
           -default_setting_list="Linux#SUDO_SETTING_1,HP-UX#SUDO_SETTING_2"
           -separator="default_setting_list=,"
           -subseparator="default_setting_list=#"

5.4.617 set_engr_sys_patching_options

エンジニアド・システムのコンポーネントのパッチ・デプロイメント・オプションを設定します。

書式

emcli set_engr_sys_patching_options 
      -system_target_name="system_target_name" 
      -system_target_type="system_target_type" 
      -component_type="component_type" 
      -input_file=data:"input_file_path"

オプション

  • system_target_name

    エンジニアド・システムのターゲット名を指定します。

  • system_target_type

    エンジニアド・システムのターゲット・タイプを指定します。

  • component_type

    エンジニアド・システム・コンポーネントのタイプを指定します。

  • input_file

    パッチ適用デプロイメント・オプションを含むファイルのパスを指定します。入力ファイルの例は、deploymentです。

オプション

.StageLocation=/u01/stagepatch 
               deploymentOptions.PatchingMode=rolling
               deploymentOptions.StagePatches=true 
               deploymentOptions.OpatchUpgrade=false 
               deploymentOptions.SafeMode=false 

注意: safeModeは、パッチ適用中にターゲットでブラックアウトを作成する必要があるかどうかを示します。推奨値はtrueです。

次の例では、/tmp/deploymentoptions.propに指定された入力を使用して、エンジニアド・システム"DB Machine slcm12.example.com":"oracle_dbmachine"のコンポーネント"Oracle Infiniband Switch"のパッチ適用デプロイメント・オプションを設定します

emcli  set_engr_sys_patching_options  
       -system_target_name="DB Machine slcm12.example.com"
       -system_target_type="oracle_dbmachine"
       -component_type="Oracle Infiniband Switch"
       -input_file=data:"/tmp/deploymentoptions.prop" 

5.4.618 set_gold_agent_update

管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成し、管理エージェントのアップグレードのデフォルト値を定義します。

書式

emcli set_gold_agent_update_policy
      [-additional_parameters="additional_parameters"]
      [-pre_script_loc="pre_script_loc"]
      [-post_script_loc= " post_script_loc"]
      [-is_pre_script_on_oms= " is_pre_script_on_oms"]
      [-is_post_script_on_oms= " is_post_script_on_oms"]]
       [-stage_location= " stage_location"]
      [-is_staged= " is_staged"]
      [-stage_action= " stage_action"]
      [-batch_size= " batch_size"]
      [-frequency= " frequency"]
      [-success_rate= " success_rate"]
      [-update_profile= " update_profile"]
      [-profile_path= " profile_path"]
      [-email= " email"]
      [-run_preCleanup= " run_preCleanup"]
      [-run_postCleanup= " run_postCleanup"]

[ ] indicates that the parameter is optional.

パラメータ

  • additional_parameters

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリに設定する追加パラメータ。

  • pre_script_loc

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリに設定する前処理スクリプトの場所。

  • post_script_loc

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリに設定する後処理スクリプトの場所。

  • is_pre_script_on_oms

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにこのパラメータに設定する値。

  • is_post_script_on_oms

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにこのパラメータに設定する値。

  • stage_location

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリに設定するステージングの場所の値。

  • is_staged

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリのこのパラメータに設定する値。

  • stage_action

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリのこのパラメータに設定する値。

  • batch_size

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリのバッチ・サイズに設定する値。

  • frequency

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリの頻度に設定する値。

  • success_rate

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリの成功率に設定する値。

  • update_profile

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリのこのパラメータに設定する値。

  • profile_path

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリのプロファイル・パスに設定する値。

  • email

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリに設定する電子メール。

  • run_preCleanup

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリのこのパラメータに設定する値。

  • -run_postCleanup

    管理エージェント・ゴールド・イメージ・ポリシーを作成するためにリポジトリのこのパラメータに設定する値。

例1

次の例では、リポジトリに追加パラメータを設定します。

emcli set_gold_agent_update_policy

例2

次の例では、リポジトリに前処理スクリプトの場所を設定します。

emcli set_gold_agent_update_policy
-pre_script_loc=/home/john/pretscript

例3

次の例では、リポジトリにステージングの場所を設定します。

emcli set_gold_agent_update_policy
-stage_location=/scratch/tmp

5.4.619 set_key_beacons_tests

サービスのキー・ビーコンとテストを定義します。

書式

emcli set_key_beacons_tests
      -name=<target_name>
      -type=<target_type>
      [-beacons=<beacon_names>]+
      [-tests='test1:type1;test2:type2;...']+
      [-removeKey]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    サービス・ターゲット名。

  • type

    サービス・ターゲット・タイプ。

  • beacons

    キー(または非キー)として設定するビーコンの名前。

  • tests

    キー(または非キー)として設定するテストの名前とタイプ。

  • removeKey

    指定すると、モードは「キーの削除」となり、指定されたテストとビーコンが非キーとして設定されます。

    指定しない場合、モードは「キーの追加」となり、指定されたテストとビーコンがキーとして設定されます。

例1

この例では、MyTest/HTTPMyTest2/FTPおよびMyBeaconをサービスMyTarget/generic_serviceの非キー要素として設定します。

emcli set_key_beacons_tests 
      -name='MyTarget' 
      -type='generic_service'
      -tests='MyTest:HTTP;MyTest2:FTP'
      -beacons='MyBeacon' -removeKey

例2

この例では、MyBeaconMyBeacon2をサービスMyTarget/generic_serviceのキー・ビーコンとして設定します。

emcli set_key_beacons_tests 
      -name='MyTarget' 
      -type='generic_service'
      -beacons='MyBeacon;MyBeacon2'

5.4.620 set_logging_property

指定したロギング・プロパティ名に対応するプロパティ値を設定します。

書式

emcli set_logging_property 
        -property_name="propertyName"
        [-oms_name="omsName"]
        -property_value="propertyValue"

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • property_name

    値を設定する必要があるロギング・プロパティの名前。

  • oms_name

    ロギング・プロパティを設定する必要のある管理サーバーの名前。

  • property_value

    設定する値。

例1

この例では、管理サーバーmyhost:1159_Management_Serviceのプロパティ名propNameの値にpropValueを設定します。

set_logging_property -property_name=propName -property_value=propValue 
-oms_name="myhost:1159_Management_Service"

例2

この例では、すべての管理サーバーで、プロパティ名propNameの値にpropValueを設定します。

set_logging_property -property_name=propName -property_value=propValue 

5.4.621 set_metric_promotion

テストまたはシステムに基づくメトリックのプロモートを作成または編集します。

書式

emcli set_metric_promotion
      -name=<service_target_name
      -type=<service_target_type
      ***[-category=Usage/Performance/Business]
      -basedOn=SYSTEM|TESTS|SUB_SERVICE
      -aggFunction=AVG|MAX|MIN|SUM|COPY
      [-promotedMetricName=<promoted_metric>]
      [-promotedMetricColumn=<promoted_metric_column>]
      -promotedMetricKey=<key_value_of_promoted_metric>
      [-metricName=<dependent_metric_name>]
      -column=<dependent_metric_column>
      *[-depTargetType=<target_type_of_dependent_targets>]
      *#[-depTargets='target1;target2...']
      *#[-depTargetKeyValues='target1:key11|key12|key13..;
          target2:key21|key22|key23..']
      *[-depMetricKeyValue=<dependent_metric_key_column>]
      **[-testname=<dependent_test_name]
      **[-testtype=<dependent_test_type]
      **[-metricLevel=TXN|STEP|STEPGROUP]
      **[-beacons='bcn1;bcn2..']
      **[-depTestComponent=<step_or_stepgroup_name>]
      [-threshold='critical_threshold_value;warning_threshold_value;
         threshold_operator (EQ|LE|LT|GT|GE)']
      -mode=CREATE|EDIT
      #[-includeRuleBasedTargets = YES|NO] 
      [-targetFilter = ALL|STARTS_WITH:<filter>|ENDS_WITH:<filter>|
        CONTAINS:<filter>|EQUALS:<filter>] 
[ ]  indicates that the parameter is optional.

キー:

*basedOnがSYSTEMに設定される場合に必要になることがあります。 **basedOnがTESTSに設定される場合になることがあります。 ***basedOnSUB_SERVICEに設定される場合に必要になることがあります。 # — システムベース・メトリックではこれらの値の1つが必要です。

オプション

  • category

    プロモート・メトリックが、サービスの使用状況メトリック、パフォーマンス・メトリックまたはビジネス・メトリックのいずれであるかを定義します。カテゴリは、プロモート・メトリックの名前とメトリック列を特定するために使用されます。このオプションを指定しない場合、promotedMetricNameおよびpromotedMetricColumnオプションを指定する必要があります。

  • basedOn

    プロモートがテストベースかシステムベースかを指定します。

  • aggFunction

    プロモート・メトリックの計算に使用する集約関数を指定します。AVG/MAX/MIN/SUMは、それぞれ依存メトリックの平均、最大値、最小値および合計をとります。COPYは、1つの依存メトリックのみをプロモート・メトリックにコピーします。

  • promotedMetricName

    プロモート・メトリック名。カテゴリを指定した場合はオプションです。

  • promotedMetricColumn

    プロモート・メトリック列。カテゴリを指定した場合はオプションです。

  • promotedMetricKey

    プロモート・メトリックのキー値を特定する、必須の引数。UIのプロモート・メトリックの表示名に相当します。

  • metricName

    依存メトリック列が複数のメトリックによって収集される場合に必要な引数。

  • column

    依存メトリック列。

  • depTargetType

    すべての依存ターゲットは、同じターゲット・タイプである必要があります。

  • depTargets

    依存ターゲットを指定します。この引数は、depTargetKeyValuesを指定すると無視されます。

  • depTargetKeyValues

    依存ターゲットに関連付けられているキー値を指定します。'tgt1:key1;tgt1:key2...'という書式でエントリを繰り返して、1つのターゲットに複数のキー値を指定します。

  • depMetricKeyValue

    依存メトリックが置換メトリックの場合に必須です。これは、すべての依存ターゲットに適用されるキー値です。

  • testname

    メトリックのプロモートに使用されるテストの名前を定義します。

  • testtype

    メトリックのプロモートに使用されるテストのタイプを定義します。

  • metricLevel

    ステップレベルでプロモートできるメトリックもあります。このオプションでは、プロモート中に使用するレベルを定義します。

  • beacons

    メトリック・データのプロモートに使用するビーコンのリスト。

  • depTestComponent

    metricLevelTXNではない場合、このオプションを使用して、プロモート・ステップまたはステップ・グループを指定する必要があります。

  • threshold

    プロモート・メトリックのしきい値を定義します。-mode: モードはCREATEまたはEDITです。

  • includeRuleBasedTargets

    YESの場合、メトリックの評価時に使用可能なシステム・メンバー・ターゲットがメトリック評価の対象になります。デフォルトはNOです。このオプションは、システムベース・メトリックのみに使用できます。

  • targetFilter

    指定のターゲット・フィルタ値が、システム・メンバー・ターゲットのターゲット名と比較されます。このフィルタ値と一致するメンバー・ターゲットがメトリック評価に含まれます。ターゲット・フィルタでは、*や%などのワイルド・カードは使用できません。たとえば、ALL、STARTS_WITH:EM、ENDS_WITH:EM、CONTAINS:EMおよびEQUALS:EMを指定できます。

例1

この例では、MyTest/HTTPを使用して、サービスMyTargetでキー値がmymetric1のプロモート・パフォーマンス・メトリックを作成します。プロモート・メトリックはdns_timeの最大値を取得し、メトリック列はMyBeaconビーコンとmybcn1ビーコンによって返されます。しきい値の演算子は「以上」(GE)、クリティカル値は200、警告値は100に設定されています。

emcli set_metric_promotion -name='MyTarget' -type='generic_service' 
      -category=Performance -basedOn=test -aggFunction=MAX
      -testname='MyTest' -testtype=HTTP
      -beacons='MyBeacon, mybcn1'
      -promotedMetricKey=mymetric1 -column=dns_time -metricName=http_response
      -metricLevel=TXN -threshold='200;100;GE' -mode=CREATE

例2

この例では、サービスMyTargetでキー値がAppServerComponentUsageのプロモートUsageメトリックを作成します。依存ターゲットはタイプがoracle_iasmyapp_serverです。プロモート・メトリックは、指定されたキー値について、cpu.componentメトリック列の平均値を計算します。

emcli set_metric_promotion -name='MyTarget' -type='generic_service'
      -category=Usage -basedOn=system -aggFunction=AVG
      -promotedMetricKey=AppServerComponentUsage -depTargetType=oracle_ias       
      -column=cpu.component
      -metricName=opmn_process_info
      -depTargetKeyValues='myapp_server:petstore;myapp_server:http_server'
      -mode=CREATE 

5.4.622 set_monitoring_credential

ターゲットに設定されているモニタリング資格証明を設定します。コマンドラインの引数または入力プロパティ・ファイルを使用すると、入力パラメータを指定できます。パスワードとパラメータ値のためのinput_fileパラメータもサポートしています。

書式

emcli set_monitoring_credential 
        -target_name=<target_name>
        -target_type=<ttype>
        -set_name=<set_name>
        -cred_type=<credential_type>
        -auth_target_type=<auth_ttype>
        -test
        -input_file=<tag|value>
        -properties_file=<filename>
        -attributes=<p1:v1;p2:v2;...>

オプション

  • target_name

    このターゲットのモニタリング資格証明を設定します。

  • target_type

    ターゲットのターゲット・タイプ。

  • set_name

    モニタリング資格証明をこの資格証明セットについて設定します。

  • cred_type

    モニタリング資格証明として設定する資格証明のタイプ。

  • auth_target_type

    認証ターゲット・タイプ。デフォルトはtarget_typeです。

  • test

    モニタリング資格証明を設定する前に、ターゲットに対して資格証明をテストします。

  • input_file

    ファイルから機密プロパティ値を指定します。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • properties_file

    ファイルのすべてのパラメータを渡します。コマンドラインで指定した値が優先されます。

  • attributes

    次のように資格証明列を指定します。

    colname:colvalue;colname:colvalue
    

    -separator=attributes=<newvalue>を使用すると、セパレータ値を変更でき、-subseparator=attributes=<newvalue>を使用すると、サブセパレータ値を変更できます。

例1

この例では、ターゲットtestdb.example.com:oracle_databaseに、ユーザー名がfoo、パスワードがbar、ロールがnormalのモニタリング資格証明セットDBCredsMonitoringを設定します。

emcli set_monitoring_credential 
        -target_name=testdb.example.com 
        -target_type=oracle_database 
        -set_name=DBCredsMonitoring
        -cred_type=DBCreds
        -attributes="DBUserName:foo;DBPassword:bar;DBRole:normal"

例2

この例では、mypasswordfile.txtファイルからパスワードを読み取ります。

emcli set_monitoring_credential 
        -target_name=testdb.example.com 
        -target_type=oracle_database 
        -set_name=DBCredsMonitoring
        -cred_type=DBCreds
        -attributes="DBUserName:foo;DBPassword:tag;DBRole:normal"
        -input_file="tag:mypasswordfile.txt"

5.4.623 set_mos_credentials

OMSにMy Oracle Support資格証明を設定します。パスワードの入力を求められたら、My Oracle Supportのパスワードを入力してください。

書式

emcli set_mos_credentials 
      -username="My Oracle Support Username" 
      [-password "My Oracle Support Password"]  
      [-verbose_exception]   

オプション

  • username

    My Oracle Supportのユーザー名。

  • password

    My Oracle Supportのパスワード。このオプションを指定しない場合、ユーザーは対話形式でパスワードの入力を求められます。

次の例では、OMSのMy Oracle Support資格証明を-username=xyz@oracle.comに設定します。

emcli set_mos_credentials 
      -username=xyz@oracle.com 

5.4.624 set_oms_property

指定したプロパティ名に対応するプロパティ値を設定します。

書式

emcli set_oms_property 
        -property_name="propertyName"
        [-oms_name="omsName"]
        -property_value="propertyValue"

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • property_name

    値を設定する必要があるプロパティの名前。

  • oms_name

    プロパティを設定する必要のある管理サーバーの名前。

  • property_value

    設定するプロパティ値。

例1

この例では、管理サーバーmyhost:1159_Management_Serviceのプロパティ名propNameの値にpropValueを設定します。

set_oms_property -property_name=propName -property_value=propValue -oms_name="myhost:1159_Management_Service"

例2

この例では、すべての管理サーバーで、プロパティ名propNameの値にpropValueを設定します。

set the value for the property name "propName" to "propValue" on all the management servers 

5.4.625 set_patch_plan_data

ユーザー編集可能データを設定します。このverbを使用する前にget_patch_plan_data verbを使用すると、便利です。

書式

emcli set_patch_plan_data
        -name="name"
        -input_file=data:"file_path"
        [-impact_other_targets="add_all|add_original_only|cancel"]
        [-problems_assoc_patches="ignore_all_warnings|cancel"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    この資格証明セットの優先資格証明を設定します。

  • input_file

    このターゲットの優先資格証明を設定します。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • impact_other_targets

    ターゲットまたは資格証明セットのターゲット・タイプ。

  • problems_assoc_patches

    資格証明の名前。

emcli set_patch_plan_data -name="plan name"  
-input_file=data:"/tmp/patchplan.pros" 

emcli set_patch_plan_data -name="plan name"  
-input_file=data:"/tmp/patchplan.pros" -impact_other_targets="add_all" 

emcli set_patch_plan_data -name="plan name"  
-input_file=data:"/tmp/patchplan.pros" -impact_other_targets="add_all" 
-problems_assoc_patches="ignore_all_warnings" 

5.4.626 set_preferred_credential

名前付きの資格証明をユーザー用のターゲットの優先資格証明として設定します。

書式

emcli set_preferred_credential 
        -set_name="set_name"
        -target_name="target_name"
        -target_type="ttype"
        -credential_name="cred_name"
        [-credential_owner ="owner]"
        [-test]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • set_name

    この資格証明セットの優先資格証明を設定します。

  • target_name

    このターゲットの優先資格証明を設定します。

  • target_type

    ターゲットまたは資格証明セットのターゲット・タイプ。

  • credential_name

    資格証明の名前。

  • credential_owner

    資格証明の所有者。デフォルトは現在ログインしているユーザーに設定されています。

  • test

    優先資格証明を設定する前に、target_nameに対して資格証明をテストします。

例1

この例では、名前付き資格証明MyHostCredentialsをターゲットtest.example.com:hostのターゲットの優先資格証明(HostCredsNormal)として設定します。

emcli set_preferred_credential 
        -set_name=HostCredsNormal
        -target_name=test.oracle.com
        -target_type=host
        -credential_name=MyHostCredentials
        -credential_owner="Joe"

例2

この例では、名前付き資格証明MyDBCredentialsをターゲットmyDB:oracle_databaseのターゲットの優先資格証明(通常のデータベース資格証明)として設定します。このコマンドでは、優先資格証明を設定する前に、myDB:oracle_databaseに対して名前付き資格証明をテストします。

emcli set_preferred_credential
        -target_type=oracle_database
        -target_name=myDB
        -set_name=DBCredsNormal
        -credential_name=MyDBCredentials
        -credential_owner="Joe"
        -test 

5.4.627 set_properties

テストまたはビーコンのプロパティを設定します。

書式

emcli set_properties
      -name=<target_name>
      -type=<target_type>
      -testname=<test_name
      -testtype=<test_type>
      [-beacons=<beacon_names>]
      [-properties='prop1:value1;prop2:value2;..']+

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    サービス・ターゲット名。

  • type

    サービス・ターゲット・タイプ。

  • testname

    プロパティを設定するテストの名前。

  • testtype

    プロパティを設定するテストのタイプ。

  • beacons

    プロパティを設定するビーコンの名前。

  • properties

    設定するプロパティの名前と値(複数可)。

例1

この例では、すべてのビーコンについて、MyTargetで定義されたテストMyTestでプロパティtimeout30000に、granularityをtransactionに設定します。

emcli set_properties -name='MyTarget' -type='generic_service'
      -testname='MyTest' -testtype='HTTP'
      -propertyName='timeout:30000;granularity:transaction'

例2

この例では、MyBeaconおよびMyBeacon2についてのみ、MyTargetで定義されたテストMyTestのプロパティ値を30000に設定します。これは、指定されたプロパティをビーコン・レベルで設定できる場合にのみ機能します。

emcli set_properties -name='MyTarget' -type='generic_service'
      -testname='MyTest' -testtype='HTTP'
      -bcnName='MyBeacon;MyBeacon2'
      -propertyName='timeout' -propertyValue='30000'

5.4.628 set_reverse_ping_interval

管理エージェントの最大待機時間を変更します。変更するには、エージェント名を指定する必要があります。

書式

emcli set_reverse_ping_interval 
        -agent_names="agent1[;agent2...]"|-all_agents
        -value=" "|-reset_to_default

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • agent_names

    変更を実行する必要のある管理エージェント(host:port)。

  • all_agents

    すべてのエージェントが新しい値で更新する必要がある場合にのみ使用します。

  • value

    更新する必要のある既存の待機時間の新しい値。

  • reset_to_default

    値をデフォルト値にリセットする場合に使用します。

例1

この例では、既存の待機時間を、指定した新しい値(この場合は240)に変更します。

emcli set_reverse_ping_interval -agent_names="myhost1.example.com:1838" -value=240

例2

この例では、指定したエージェントの既存の待機時間をpingシステムのデフォルト値に変更します。

emcli set_reverse_ping_interval -agent_names="myhost1.example.com:1838;myhost2.example.com:4352" -reset_to_default

5.4.629 set_standby_agent

ある管理サーバーにあるターゲットの別の管理サーバーへの再配置を許可します。このverbでは、常に、再配置元の管理エージェントから再配置先管理エージェントへの再配置をEnterprise Managerターゲットに対して許可するターゲットを特定する表が移入されます。

書式

emcli set_standby_agent
       -src_agent=<source_agent>
       -dest_agent=<destination_agent>
       -target_name=<target_name>
       -target_type=<target_type>

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • src_agent

    現在ターゲットをモニタリングしている管理エージェント。srcAgentが不明の場合、引数としてcurrentOwnerを入力します。

  • dest_agent

    ターゲットをモニターする必要のある管理エージェント。

  • target_name

    移動するターゲットの名前。

  • target_type

    移動するターゲットのタイプ。

出力

コマンド実行の出力メッセージ。

5.4.630 set_target_property_value

指定されたターゲットのターゲット・プロパティの値を設定します。ターゲット・プロパティの以前の値は、すべて上書きされます。Oracle提供のターゲット・プロパティに値を割り当てる場合、次のターゲット・プロパティについては英語名を使用してください。

Comment、Lifecycle Status、Line of Business、Location、Contact

Lifecyle Statusに指定できる値は次のとおりです。

  • Development

  • MissionCritical

  • Production

  • Stage

  • Test

クラスタ・ターゲット・タイプの場合、ターゲット・プロパティの値はすべてのメンバー・ターゲットに自動的に伝播されます。この処理は、-propagate_to_membersパラメータが指定されていなくても実行されます。propagate_to_membersパラメータは、ターゲット・プロパティ値を集約ターゲットのメンバーに伝播することが目的の動作である集約非クラスタ・ターゲットに対して使用されます。この場合、将来追加されるターゲットではなく、集約の現在のメンバーに伝播されることに注意してください。

注意:

メンバーに対してプロパティを設定して伝播できるのは、一度に1つのみです。

書式

emcli set_target_property_value      -property_records="target_name:target_type:property_name:property_value"      [-separator=property_records="sep_string"]      [-subseparator=property_records="subsep_string"]      [-input_file="parameter_tag:file_path"]
      [-propagate_to_members]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • property_records

    プロパティ・レコードのリスト。各プロパティ・レコードは、次の要素で構成されます。

    <target_name>:<target_type>:<property_name>:<property_value>

    • target_name - プロパティを更新するターゲットのターゲット名。

    • target_type - ターゲットのターゲット・タイプ。

    • property_name - 更新する値を持つプロパティの名前。プロパティ名では大文字と小文字が区別されます。list_target_property_names verbを、存在する可能性のあるプロパティ名のリストに対して実行できます。

    • property_value - 割当てまたは更新を行うプロパティの値。

  • separator

    複数のプロパティ・レコードを指定する場合、セパレータ文字列デリミタをプロパティ・レコード間のデリミタとして使用します。デフォルトのセパレータ・デリミタは「;」です。

  • subseparator

    プロパティ・レコードの要素間に使用する文字列デリミタ。デフォルトのセパレータ・デリミタは「:」です。

  • input_file

    -property_recordsオプションとともに使用すると、プロパティ・レコードをファイルで指定できます。タグとローカルのファイル・パス間のマッピングを指定します。タグは、プロパティ・レコードのかわりに指定します。タグにはコロン(:)とセミコロン(;)を使用できません。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • propagate_to_members

    グループおよびシステム・ターゲット用に使用すると、プロパティをすべてのメンバーに伝播します。

例1

この例では、データベースtest_databaseのOwner NameプロパティをJane Smithに設定します。

emcli set_target_property_value
      -property_records="test_database:oracle_database:Owner Name:Jane Smith"

例2

この例では、データベースtest_dbのOwnerプロパティをJane Smithに設定し、データベースtest_db1のAsset Numberプロパティを100に設定します。

emcli set_target_property_value
          -property_records="test_db:oracle_database:Owner:Jane Smith;
           test_db1:oracle_database:Asset Number:100"

5.4.631 set_test_threshold

テストのしきい値を設定します。

書式

emcli set_test_threshold
      -name=<target_name>
      -type=<target_type>
      -testname=<test_name>
      -testtype=<test_type>
      -metricName=<metric_name>
      -metricColumn=<metric_column>
      -occurrences=<occurrences>
      [-warningThres=<warning_threshold>]
      [-criticalThres=<critical_threshold>]
      [-operator=<operator>]
      [-beaconName=<beacon_name>]
      [-stepName=<step_name>]
      [-stepGroupName=<stepgroup_name>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

emcli set_test_threshold -name="Service Name"
              -type="generic_service"
              -testname="Test Name"
              -testtype="HTTP"
              -metricName="http_response"
              -metricColumn="timing"
              -occurrences=1
              -warningThres=100000

5.4.632 setup

EM CLIを特定の管理サーバーで動作するように構成します。

EM CLIクライアントの設定は、-noautologinオプションを指定してセキュア・モードにするか、または-autologinオプションを指定して非セキュア・モードにすることができます。デフォルトは-noautologinです。したがって、いずれのオプションも指定しない場合は、EM CLIクライアントは自動的にセキュア・モードに設定されます。

構成ディレクトリには、操作中に生成された情報メッセージとエラー・メッセージを記録する、EM CLIによって生成されたログ・ファイルが含まれます。

書式

emcli setup
        -url="http[s]://host:port/em"
        -username=<EM_console_username]
        [-password=<password_of_user>]
        -dir=<local_emcli_config_directory>
        [-localdirans=yes|no]
        [-licans=yes|no]
        [-trustall]
        [-certans=yes|no]
        [-nocertvalidate]
        [-novalidate]
        [-autologin]
        [-noautologin]
        [-noregister]
        [-custom_attrib_file=<custom_attr_file_path>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • url

    Oracle Management Server (OMS)のURL。hostはOMSのホストを指定します。portはOMSのリスニング・ポートを指定します。httpおよびhttpsプロトコルの両方がサポートされています(セキュリティ上の理由から、httpsの使用をお薦めします)。

  • username

    OMSへの接続時に、その後のすべてのEM CLIコマンドで使用するEnterprise Managerユーザー名。

    SSOユーザーがEnterprise Managerユーザーでもある場合(LDAP/OIDで認証済)、ssousernameの指定でしかEM CLIを登録できません。SSOをOMSに対して有効にした後は、EM CLIはusernameのみの指定では登録できません。

  • password

    Enterprise Managerユーザーのパスワード。このオプションを指定しない場合、対話形式でパスワードの入力を求められます。

    注意:

    コマンドラインでのパスワードの入力は、セキュアではないため、避けてください。

  • dir

    EM CLI構成ディレクトリが作成されるディレクトリ。このディレクトリは、ローカルにマウントされたファイル・システムに置く必要があります。ディレクトリがそのように識別されなかった場合(trustallを指定した場合を除く)、HTTPS URLに警告または確認が発行されます。ディレクトリは、setupをコールした作業ディレクトリの相対ディレクトリにすることも絶対ディレクトリにすることもできます。このオプションのデフォルトは、ユーザーのホーム・ディレクトリです。

  • localdirans

    -dirオプション付きで指定された設定ディレクトリがローカル・ディレクトリかどうかを示します。設定ディレクトリがローカルであることを示すには、yesを指定し、設定ディレクトリがローカルでないことを示すにはnoを指定します。

  • licans

    ユーザーがライセンスを受け入れるかどうかを示します。yesを指定してライセンスを受け入れるか、noを指定してライセンスを拒否します。

  • trustall

    OMSから任意のサーバー資格証明を自動的に受け入れます(低セキュリティ)。

  • certans

    ユーザーに入力を要求することなく、証明書が信頼される必要があるかどうかを示します。証明書を信頼する場合はyesを指定し、証明書を信頼しない場合はnoを指定します。

  • nocertvalidate

    OMSが提供するSSL証明書のホスト名を検証しません。

  • novalidate

    OMSに対してEnterprise Managerユーザー名またはSSOユーザー名を認証しません。指定されたユーザー名を有効とみなします。これにより、Enterprise Managerの検証や接続を行わずに、構成を格納できます(Enterprise Manager URLおよびユーザー)。Enterprise Managerが稼働していないシナリオでsetupコマンドを実行すると、便利な場合があります。

  • autologin

    このモードでは、資格証明はEM CLIクライアント・システムに格納されます。自動ログイン・モードは、emcli logoutが実行されるまで維持されます。verbを実行したときにセッションの期限が切れている場合、自動的にログインされ、verbが実行されます。

    emcli logoutを実行後に実行されたverbは、次の内容を示すメッセージを表示して失敗します。「エラー: セッションが期限切れです。emcliログインを実行してセッションを確立してください。」emcli logout後にlogin verbを使用して、EM CLIにログインする必要があります。Enterprise Managerユーザーのパスワードが変更された後は、IDと新しいパスワードでログインする必要があります。新しいパスワードは、その後で格納されます。

    noautologinがデフォルト・モードであることに注意してください。

  • noautologin

    このデフォルト・モードでは、資格証明はEM CLIクライアント・システムに格納されません。verbを実行したときにセッションの期限が切れている場合、明示的にlogin verbを実行し、必要なverbを実行します。

  • noregister

    このEM CLIインスタンスを登録しません。

  • custom_attrib_file

    監査カスタム属性値を含むファイルのパス名。このオプションは、監査カスタム属性用にOMSが構成されている場合に必要です。custom_attrib_fileを指定しない場合、カスタム属性の値を入力するよう求められます。

    ファイルには、最大3行を含めることができます。1行に1つのカスタム属性の説明を含みます。各行の書式は次のとおりです。

    <attr-name>#<attr-displayname>#<isMandatory>#<attr-value>
    
    • #: フィールド・セパレータ。

    • attr-name: 属性の名前。

    • attr-displayname: 属性の表示名。

    • isMandatory: 必須属性の場合は1、それ以外は0。

    • attr-value: カスタム属性の値。

emcli setup -url=http://omsmachine.example.com:7770/em -username=sysman

複数の設定を実装して複数のOMSで動作するようにEM CLIクライアントを構成するには、次の手順を実行してください。

  1. dir1の場所でOMS1のEM CLIクライアントを設定します。

    emcli setup -dir=<dir1> -url=<Url of OMS1> -user=<EM Username for OMS1>
    
  2. dir2の場所でOMS2のEM CLIクライアントを設定します。

    emcli setup -dir=<dir2> -url=<Url of OMS1> -user=<EM Username for OMS2>
    
  3. OMS1の設定ディレクトリを参照するように環境変数EMCLI_STATE_DIRを設定します。

    setenv EMCLI_STATE_DIR <dir1>
    

    この設定により、EM CLIクライアントはOMS1で動作します。

  4. OMS2の設定ディレクトリを参照するように環境変数EMCLI_STATE_DIRを設定します。

    setenv EMCLI_STATE_DIR <dir2>
    

    この設定により、EM CLIクライアントはOMS2で動作します。

5.4.633 setup_bipublisher

Enterprise ManagerとBI Publisher Webアプリケーション間の関係を設定します。関係がすでに存在する場合、-forceオプションを指定する必要があります。Enterprise Manager System Reportsが、新しく構成されたBI Publisher Webアプリケーションにデプロイされます。レポートをデプロイすることなく登録詳細を変更するには、-nodeployオプションを使用します。詳細なステータス・メッセージが、すべての操作に対して表示されます。

レポートが存在する場合に、既存のレポートのコピーを上書きするには、-forceオプションを使用します。次の設定をデプロイしない場合、-nodeployオプションを指定します。

注意:

このVerbにはEnterprise Managerスーパー管理者権限が必要です。

書式

emcli setup_bipublisher
    [-force]
    -protocol=http|https
    -host=<hostname>
    -port=<portnumber>
    -uri=xmlpserver
    [-nodeploy]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • force

    レポートが存在する場合に、既存のレポートのコピーを上書きします。次のシナリオは、このオプションによって影響を受けます。

    • 関係がすでにEnterprise ManagerとBI Publisher Webアプリケーション間に存在している場合、この関係より新しい関係を優先します(-hostや-portなど)。

    • -nodeployを指定しない場合、Enterprise Manager Cloud ControlフォルダにあるBI Publisher Webアプリケーション用にすでに存在しているレポートをすべて、デプロイされるレポートが上書きします。

  • protocol

    httpまたはhttpsのいずれかにする必要があります。

  • host

    実行中のホスト、またはBI Publisher Webアプリケーションの前にあるサーバー・ロード・バランサの名前。

  • port

    Webサービスのポート番号。

  • uri

    Webアプリケーションのコンテキスト・ルート。xmlpserverである必要があります。

  • nodeploy

    次の設定をデプロイしない場合に指定します。Enterprise Manager BI Publisher System ReportsをBI Publisher Webアプリケーションにデプロイしません。cliのdeploy_bipublisher_reportsを使用すると、これを実行できます。

例1

emcli setup_bipublisher
     -protocol=https
     -host=www.somehost.com
     -port=7801
     -uri=xmlpserver

例2

この例では、WebLogic Serverコンソール内のBI Publisher管理対象サーバー(BIP)が異なるポート(9704)でリスニングするように再構成します。

emcli setup_bipublisher -protocol=https -host=somehost.com -port=9704 -uri=xmlpserver -force -nodeploy

5.4.634 show_bda_clusters

BDAネットワーク内のすべてのHadoopクラスタをリストします。ホストが指定されている場合、ホストが存在するネットワーク内のすべてのHadoopクラスタをリストします。

書式

emcli show_bda_clusters
        [-host="host_name"]
[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • host_name

    BDAネットワーク内の特定のホストの名前。

例1

次の例では、BDAネットワーク内のすべてのHadoopクラスタ・ターゲットをリストします。

emcli show_bda_clusters 

例2

次の例では、ホストacme101.comが存在するネットワーク内のすべてのHadoopクラスタをリストします。

emcli show_bda_clusters 
         -host="acme101.com"

5.4.635 show_applicable_engr_sys_operations

指定したエンジニアド・システム・ターゲットで実行できる適用可能なパッチ適用操作を表示します。

書式

emcli show_applicable_engr_sys_operations 
      -system_target_name="system_target_name" 
      -system_target_type="system_target_type" 
      -target_name="target_name" -target_type="target_type" | -component_type="component_type" 

オプション

  • system_target_name

    エンジニアド・システムのターゲット名を指定します。

  • system_target_type

    エンジニアド・システムのターゲット・タイプを指定します。

  • target_name

    ターゲット名を指定します。

  • target_type

    ターゲット・タイプを指定します。

  • component_type

    エンジニアド・システム・コンポーネントのターゲット・タイプを指定します。

次の例では、エンジニアド・システム・ターゲット"slcm12adm01.example.com":"oracle_dbmachine"のメンバー・ターゲット"clusteradm0102.example.com":"cluster"に対して適用可能なパッチ適用操作をすべて表示します。

emcli  show_applicable_engr_sys_operations  
       -system_target_name="slcm12adm01.example.com" 
       -system_target_type="oracle_dbmachine" 
       -target_name="clusteradm0102.example.com" 
       -target_type="cluster"

5.4.636 show_applicable_engr_sys_patches

エンジニアド・システムのメンバー・ターゲットの適用可能なシステム・パッチをすべてリストします。

書式

emcli show_applicable_engr_sys_patches 
       -system_target_name="system_target_name" 
       -system_target_type="system_target_type" 
       [-target_name="target_name" -target_type="target_type" | -input_file=data:"input_file_path"]
       [-show_recommended] | [-show_all]

オプション

  • system_target_name

    エンジニアド・システムのターゲット名を指定します。

  • input_file

    入力ファイルのパスを指定します。次に、入力ファイルの例を示します。

    slcm12celadm01.example.com:oracle_exadata

    slcm12celadm02.example.com:oracle_exadata

    slcm12celadm03.example.com:oracle_exadata

  • system_target_type

    エンジニアド・システムのターゲット・タイプを指定します。

  • target_name

    ターゲット名を指定します。

  • target_type

    ターゲット・タイプを指定します。

  • show_recommended

    エンジニアド・システム・コンポーネントのターゲット・タイプを指定します。このオプションを指定しない場合、適用可能なパッチがすべて表示されます。

  • show_all

    適用可能なすべてのパッチを表示します。このオプションがデフォルトです。

次の例では、エンジニアド・システム"DB Machine slcm12.example.com":"oracle_dbmachine"のメンバー・ターゲット"clusteradm0102.example.com":"cluster"の推奨パッチのみを表示します。

emcli  show_applicable_engr_sys_patches  
       -system_target_name="DB Machine slcm12.example.com" 
       -system_target_type="oracle_dbmachine" 
       -target_name="clusteradm0102.example.com" 
       -target_type="cluster" -show_recommended 

5.4.637 show_audit_settings

現在の監査設定の次の詳細を表示します。

  • — 監査の切換え
  • — 外部化の切換え
  • — ディレクトリ
  • — ファイルの接頭辞
  • — ファイル・サイズ
  • — データ保存期間

書式

emcli show_audit_settings
      -view="SUMMARY|DETAIL"

5.4.638 show_credential_set_info

ターゲット・タイプに定義された資格証明セットのパラメータを表示します。

書式

emcli show_credential_set_info       [-target_type="<target_type>"]       [-set_name="<credential_set_name>"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_type

    ターゲットのタイプ。デフォルトでは、すべてのターゲット・タイプに定義された資格証明セットを表示します。

  • set_name

    資格証明セットの名前。デフォルトでは、ターゲット・タイプに定義されたすべての資格証明セットを表示します。

例1

この例では、すべてのターゲット・タイプに定義されたすべての資格証明セットの詳細を表示します。

emcli show_credential_set_info

例2

この例では、oracle_databaseターゲット・タイプに定義されたすべての資格証明セットを表示します。

emcli show_credential_set_info -target_type=oracle_database

5.4.639 show_credential_type_info

ターゲット・タイプに定義された資格証明タイプのパラメータを表示します。

書式

emcli show_credential_type_info       [-target_type="<target_type>"]       [-type_name="<credential_type_name>"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_type

    ターゲットのタイプ。デフォルトでは、すべてのターゲット・タイプに定義された資格証明セットを表示します。

  • type_name

    資格証明タイプの名前。デフォルトでは、ターゲット・タイプに定義されたすべての資格証明タイプを表示します。

例1

この例では、oracle_databaseターゲット・タイプに定義されたHostUDMCreds資格証明タイプの詳細を表示します。

emcli show_credential_type_info -target_type=oracle_database
      -type_name=HostUDMCreds

例2

この例では、様々な資格証明タイプの出力を表示します。

emcli show_credential_type_info -target_type=host

Target Type   Cred Type Name  Cred Type Column Name    Key Column
host          HostCreds       HostPassword             No       
                              HostUserName             Yes      
              HostSSHCreds    SSH_PUB_KEY              No       
                              SSH_PVT_KEY              No       
                              USERNAME                 Yes      
              ProvisionCreds  InstallPassword          No       
                              InstallUserName          Yes      
                              OMSRegistrationPassword  No       
                              ProvCompPasswd           No       
              WBEMCreds       WBEMPassword             No       
                              WBEMUserName             Yes  

5.4.640 show_engr_sys_operation_status

エンジニアド・システム・ターゲットのメンバー・ターゲットまたはコンポーネントのパッチ適用操作ステータスを表示します。

書式

emcli show_engr_sys_operation_status 
      -system_target_name="system_target_name" 
      -system_target_type="system_target_type" 
      -target_name="target_name" -target_type="target_type" | -component_type="component_type"

オプション

  • system_target_name

    エンジニアド・システムのターゲット名を指定します。

  • system_target_type

    エンジニアド・システムのターゲット・タイプを指定します。

  • target_name

    ターゲット名を指定します。

  • target_type

    ターゲット・タイプを指定します。

  • component_type

    エンジニアド・システム・コンポーネントのターゲット・タイプを指定します。

例1

次の例では、エンジニアド・システム"DB Machine slcm12.example.com":"oracle_dbmachine"のメンバー・ターゲット"clusteradm0102.example.com":"cluster"のパッチ適用ステータスを表示します。

emcli show_engr_sys_operation_status   
      -system_target_name="DB Machine slc12.example.com" 
      -system_target_type="oracle_dbmachine" 
      -target_name="clusteradm0102.example.com" 
      -target_type="cluster" 

例2

次の例では、エンジニアド・システム"DB Machine slcm12.example.com":"oracle_dbmachine"のコンポーネント"Exadata Grid slcm12.example.com"のパッチ適用ステータスを表示します。

emcli show_engr_sys_operation_status 
      -system_target_name="DB Machine slcm12.example.com" 
      -system_target_type="oracle_dbmachine" 
      -component_type="Oracle Infiniband Switch" 

5.4.641 show_engr_sys_patchable_targets

指定したパッチを適用可能なエンジニアド・システムのターゲットを表示します。

書式

emcli show_engr_sys_patchable_targets 
       -system_target_name="system_target_name" 
       -system_target_type="system_target_type" 
       -system_patch_composite_id="system_patch_composite_id" 
       [-applied="true | false"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • system_target_name

    エンジニアド・システムのターゲット名を指定します。

  • system_target_type

    エンジニアド・システムのターゲット・タイプを指定します。

  • system_patch_composite_id

    システム・パッチ・コンポジットIDを指定します。

  • component_type

    エンジニアド・システム・コンポーネントのタイプを指定します。

  • applied

    パッチがすでに適用されているターゲットをリストするかどうかを指定します。このオプションで使用可能な値は、次のとおりです。

    • true: パッチが適用されているターゲットをリストします。

    • false: パッチが適用されていないターゲットのみをリストします。

    このオプションがデフォルトです。

次の例では、パッチp18706488_600000000001381_226_0がすでに適用されているエンジニアド・システム"DB Machine slcm12.example.com":"oracle_dbmachine"のメンバー・ターゲットを表示します。

emcli  show_engr_sys_patchable_targets  
       -system_target_name="DB Machine slcm12.example.com" 
       -system_target_type="oracle_dbmachine" 
       -system_patch_composite_id="p18706488_600000000001381_226_0" 
       -applied="true" -level="target" 

5.4.642 show_engr_sys_patching_history

エンジニアド・システム・ターゲットのメンバー・ターゲットについて、最近のパッチ適用操作の履歴を表示します。

書式

emcli show_engr_sys_patching_history 
       -system_target_name="system_target_name" 
       -system_target_type="system_target_type" 
       -target_name="target_name" 
       -target_type="target_type" 
       [-operation=analyze | deploy | rollback] 
       [-numrows="number_rows"] 

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • system_target_name

    エンジニアド・システムのターゲット名を指定します。

  • system_target_type

    エンジニアド・システムのターゲット・タイプを指定します。

  • target_name

    ターゲット名を指定します。

  • target_type

    ターゲット名を指定します。

  • system_patch_composite_id

    ターゲット・タイプを指定します。

  • operation

    履歴を表示する操作を指定します。このオプションで使用可能な値は、analyze、deployおよびrollbackです。

  • numrows

    表示する履歴の行数を指定します。

次の例では、エンジニアド・システム"slcm12adm01.example.com":"oracle_dbmachine"のメンバー・ターゲット"clusteradm0102.example.com":"cluster"に対して実行された最新10件のAnalyze操作の履歴を表示します。

emcli  show_engr_sys_patching_history  
       -system_target_name="slcm12adm01.example.com" 
       -system_target_type="oracle_dbmachine" 
       -target_name="clusteradm0102.example.com" 
       -target_type="cluster" 
       -action=analyze 
       -numrows="10" 

5.4.643 show_engr_sys_targets

Enterprise Managerで検出されたすべてのエンジニアド・システム・ターゲットをリストします。

書式

emcli show_engr_sys_targets 
      [-system_target_type="system_target_type"] 

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

system_target_name

エンジニアド・システムのターゲット名を指定します。

例1

次の例では、Enterprise Managerで検出されたすべてのエンジニアド・システム・ターゲットを表示します。

emcli show_engr_sys_targets

例2

次の例では、タイプがoracle_dbmachineのすべてのエンジニアド・システム・ターゲットを表示します。

emcli show_engr_sys_targets 
      -system_target_type="oracle_dbmachine" 

5.4.644 show_operations_list

すべての監査可能なEnterprise Manager操作名のリストを表示します。

書式

emcli show_operations_list

出力

次のような出力が表示されます。

ADD_AGENT_REGISTRATION_PASSWORD
AGENT_REGISTRATION_PASSWORD_USAGE
AGENT_RESYNC
APPLY_TEMPLATE
AUDIT_EXPORT_SETTINGS
AUDIT_SETTINGS
CHANGE_PASSWORD
CHANGE_PREFERRED_CREDENTIAL
CREATE_PG_SCHED
CREATE_ROLE
CREATE_TEMPLATE
CREATE_UDP
CREATE_UDPG
CREATE_USER
DELETE_AGENT_REGISTRATION_PASSWORD
DELETE_JOB
DELETE_PG_EVAL
DELETE_PG_SCHED
DELETE_ROLE
DELETE_TEMPLATE
DELETE_UDP
DELETE_UDPG
DELETE_USER
EDIT_AGENT_REGISTRATION_PASSWORD
EDIT_JOB
EDIT_PG_SCHED
EDIT_TEMPLATE
EDIT_UDP
EDIT_UDPG
EVALUATE_UDP
FILE_TRANSFER
GET_FILE
GRANT_JOB_PRIVILEGE
GRANT_ROLE
GRANT_SYSTEM_PRIVILEGE
GRANT_TARGET_PRIVILEGE
IMPORT_UDP
JOB_OUTPUT
LOGIN
LOGOUT
MODIFY_METRIC_SETTINGS
MODIFY_POLICY_SETTINGS
MODIFY_ROLE
MODIFY_USER
PUT_FILE
REMOTE_OPERATION_JOB
REMOVE_PRIVILEGE_DELEGATION_SETTING
REPOSITORY_RESYNC
REVOKE_JOB_PRIVILEGE
REVOKE_ROLE
REVOKE_SYSTEM_PRIVILEGE
REVOKE_TARGET_PRIVILEGE
SAVE_MONITORING_SETTINGS
SET_PRIVILEGE_DELEGATION_SETTING
SUSPEND_JOB

5.4.645 show_patch_plan

特定のパッチ計画の詳細を表示します。

書式

emcli show_patch_plan 
        -name="name"
        [-info [-showPrivs]] [-actions [-onlyShowEnabled]] 
        [-patches] 
        [-targets] 
        [-deplOptions] 
        [-analysisResults] 
        [-conflictFree] 
        [-impactedTargets]
        [-deploymentProcedures] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    計画名。他のオプションを指定しないでこのオプションのみを指定した場合、パッチ計画の全詳細が表示されます。

  • info

    指定したパッチ計画の一般情報を表示します。

  • show_Privs

    指定したパッチ計画のユーザー権限を一般情報とともに表示します。

  • actions

    指定したパッチ計画で実行される可能性のあるアクションを表示します。

  • onlyShowEnabled

    指定したパッチ計画で有効なアクションのみを表示します。

  • patches

    指定したパッチ計画に含まれたパッチの詳細を表示します。

  • targets

    指定したパッチ計画に含まれたターゲットの詳細を表示します。

  • deplOptions

    指定したパッチ計画に含まれたデプロイメント・オプションの詳細を表示します。

  • analysisResults

    指定したパッチ計画の分析結果の詳細を表示します。

  • conflictFree

    指定したパッチ計画の競合のないパッチの詳細を表示します。

  • impactedTargets

    指定したパッチ計画の影響を受けるターゲットの詳細を表示します。

  • deploymentProcedures

    指定したパッチ計画のデプロイメント・プロシージャを表示します。

      emcli show_patch_plan -name="plan name"

      emcli show_patch_plan -name="plan name" -info 

      emcli show_patch_plan -name="plan name" -actions -onlyShowEnabled 

      emcli show_patch_plan -name="plan name" -info -showPrivs 

5.4.646 show_patch_readme

パッチのREADMEを表示します。

書式

emcli show_patch_readme 
      -patch_composite_id= "patch_composite_id" 
      [-output_location="output_location"] 

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • patch_composite_id

    パッチ・コンポジットIDを指定します。パッチ・コンポジットIDの書式は、p<PatchID>_<ReleaseID>_<PlatformID>_<LanguageID>に準拠する必要があります。

  • output_location

    パッチのREADMEが保存されている必要がある場所を指定します。READMEファイル名は、<Patch_Composite_ID>_Readme.htmlの形式で保存されます

例1

次の例では、パッチp18706488_600000000001381_226_0のREADMEを表示します。

emcli  show_patch_readme  
       -patch_composite_id="p18706488_600000000001381_226_0" 

例2

次の例では、パッチp18706488_600000000001381_226_0のREADMEを取得し、/tmpディレクトリにREADMEを保存します。

emcli  show_patch_readme  
       -patch_composite_id="p18706488_600000000001381_226_0" 
       -output_location=/tmp

5.4.647 show_proxy

指定した名前で識別されるHTTP(S)プロキシの詳細を表示します。-detailsオプションを使用して、表示される詳細をカスタマイズできます。

構文

emcli show_proxy 
   -name="<name>"
   [-details=<config | agents | both>]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • -name

    プロキシを識別する名前。

  • -details

    表示する詳細の範囲。有効な値は、次のとおりです。

    • config - プロキシ構成のみ。(デフォルト)

    • agents - プロキシに関連付けられた管理エージェントのみ。

    • both - プロキシに関連付けられたプロキシ構成と管理エージェントの両方。

例1

次のコマンドでは、us-proxy-1で識別されるプロキシの構成を表示します。この例で、-details=configオプションは暗黙的です。

    emcli show_proxy
         -name="us-proxy-1"

例2

次のコマンドでは、us-proxy-1で識別されるプロキシに関連付けられたすべての管理エージェントの名前のリストを表示します。このリストには、直接名前で、および名前パターンでプロキシに関連付けられた管理エージェントが含まれることに注意してください。

    emcli show_proxy
          -name="us-proxy-1"
          -details=agents

5.4.648 signoff_agents

エージェントのサインオフ前提条件を実行して、エージェントのサインオフ・ジョブを送信します。

書式

emcli signoff_agents 
      -agents="List_of_agents" | -input_file="agents_file:Location of_output file" 
      [-job_name="Name_of_job"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • agents

    エージェント名またはエージェント名パターンのカンマ区切りリストに一致する古いエージェント・ホームをクリーンアップするジョブを送信します。

  • input_file

    ファイル内に指定されたエージェントがサインオフ可能かどうか確認し、エージェントのサインオフ・ジョブを送信します。

    これらのパラメータすべてを応答ファイルで渡すことができます。使用方法は次のとおりです。

    -input_file="response_file:/scratch/response_file.txt"
    

    ファイル名を完全なパスで指定し、パラメータを1行ずつ入力する必要があります。パラメータをコマンドラインと応答ファイルの両方で渡した場合、コマンドラインのオプションが優先されます。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • job_name

    クリーンアップ・ジョブを、このオプションで指定されているジョブ名で送信します。

例1

この例では、パターンabc%に一致し、xyz.domain.comエージェント上にある古いエージェント・ホームをクリーンアップするジョブを送信します。

emcli signoff_agents -agents="abc%,xyz.domain.com:1243"

例2

この例では、ファイルに指定された古いエージェント・ホームをクリーンアップするジョブを送信します。

emcli signoff_agents -input_file="agents_file:/scratch/agents_file.txt" 

5.4.649 stage_gold_agent_image

管理エージェント・ゴールド・イメージを宛先ホストにステージングします。

書式

emcli stage_gold_agent_image  
      -version_name="gold_image_version_to_stage"
      -image_name="gold_image_name"
      -host_name="staging_destination_host"
      -stage_location="stage_location_on_destination_host"

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • version_name

    ステージングする管理エージェント・ゴールド・イメージ・バージョン。

  • image_name

    ステージングする管理エージェント・ゴールド・イメージ。

  • host_name

    管理エージェント・ゴールド・イメージをステージングする宛先ホスト。前提条件として管理エージェントはこのホストで実行している必要があります。

  • stage_location

    管理エージェント・ゴールド・イメージをステージングする宛先ホストの場所。

次の例では、ホストexample.comのステージングの場所である/net/stage/agentに、ゴールド・イメージOPC_AGI_DBの管理エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGI_DB_JUL_13をステージングします。

emcli stage_gold_agent_image  
      -version_name=OPC_AGI_DB_JUL_13
      -stage_location=/net/stage/agent
      -host_name=example.com

5.4.650 stage_swlib_entity_files

ソフトウェア・ライブラリで使用できるエンティティ・リビジョンに関連付けられた1つ以上のファイルを、ホスト・ターゲットのファイル・システムの場所にステージングします。

書式

emcli stage_swlib_entity_files
      -entity_rev_id="entity_rev_id"
      -host="hostname"
      -file="<file name as specified during upload>"]
       [-credential_set_name="setname"] | [-credential_name="name" -credential_      owner="owner"]
      [-stage_path="<path on host to stage file(s)>"]
      [-use_latest_revision]
      [-overwrite_files]

[ ] indicates that the parameter is optional.

パラメータ

  • entity_rev_id

    エンティティ・リビジョンの識別子。エンティティIDを表示するには、Cloud Controlコンソールにログインします。ソフトウェア・ライブラリ・ホームページには、フォルダとエンティティの識別子が、内部IDと呼ばれるカスタム列として表示されます。デフォルトでは、この列は表示されていません。

  • host

    ファイルをステージングするホストのターゲット名。

  • file

    エンティティ・リビジョンに関連付けられたファイルの名前。

  • credential_set_name

    管理リポジトリに格納されているホスト・ターゲット用の優先資格証明のセットに割り当てられた名前。

    HostCredsNormal: デフォルトの権限のない資格証明セット

    HostCredsPriv: 権限付きの資格証明セット

  • credential_name

    管理リポジトリに格納されている名前付き資格証明。このオプションは、

    -credential_ownerオプションとともに指定する必要があります。

  • credential_owner

    管理リポジトリに格納されている名前付き資格証明の所有者。このオプションは、-credential_nameオプションとともに指定する必要があります。

  • stage_path

    ファイルをコピーするホストの場所。

  • use_latest_revision

    これは、エンティティの最新リビジョンまたはentity_rev_idで識別されるリビジョンに対してステージングを実行するかどうかを指定するオプションです。

  • overwrite_files

    これは、ステージングの場所でファイルを上書きするかどうかを指定するオプションです。デフォルトではファイルは上書きされません。ステージングの場所でファイルが上書きされることが保証されます。

次の例では、ACME_USERが所有するMyAcmeCredsという名前付き資格証明を使用して、指定したエンティティ・リビジョンに関連付けられたファイルmyfile.zipをホストfs1.example.comの/u01/stage_locにコピーします。

emcli stage_swlib_entity_files
     -entity_rev_id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:cmp:COMP_ Component:SUB_Generic:B1B1880C6A8C62AAE040548C42832D14:0.1"Generic:B1B1880C6A8C62AAE040548C42832D14:0.1"  Generic:B1B1880C6A8C62AAE040548C42832D14:0.1"
    -file="myfile.zip"
    -stage_path="/u01/stage_loc"
    -host="fs1.example.com"
    -credential_name="MyAcmeCreds" 
    -credential_owner="ACME_USER"

5.4.651 stage_swlib_entity_files_local

ソフトウェア・ライブラリで使用できるエンティティ・リビジョンに関連付けられた1つ以上のファイルを、EMエージェントでモニターされていないホスト・ターゲットのファイル・システムの場所にステージングします。

書式

emcli stage_swlib_entity_files_local
      -entity_rev_id="entity_rev_id"
      [-file="<file name as specified during upload>"]
      [-stage_path="<local file system path to stage the file(s)>"]
      [-use_latest_revision]
      [-overwrite_files]

[ ] indicates that the parameter is optional.

パラメータ

  • entity_rev_id

    エンティティ・リビジョンの識別子。ソフトウェア・ライブラリ・ホームページには、フォルダとエンティティの識別子がカスタム列(内部ID)として表示されます。ただし、これはデフォルトでは非表示です。

  • file

    エンティティ・リビジョンに関連付けられたファイルの名前。エンティティの複数のファイルをステージングする場合、このオプションを繰り返します。これを指定しない場合、エンティティのすべてのファイルがステージングされます。

  • stage_path

    ファイルをコピーするホストの場所。

  • use_latest_revision

    これは、エンティティの最新リビジョンまたはentity_rev_idで識別されるリビジョンに対してステージングを実行するかどうかを指定するオプションです。

  • overwrite_files

    これは、ステージングの場所でファイルを上書きするかどうかを指定するオプションです。デフォルトではファイルは上書きされません。

次の例では、指定したエンティティ・リビジョンに関連付けられたファイルmyfile.zipを、ローカル・ファイル・システムの/u01/stage_locにコピーします。

emcli stage_swlib_entity_files_local
      -entity_rev_id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:cmp:COMP_Component:SUB_       Generic:B1B1880C6A8C62AAE040548C42832D14:0.1"
     -file="myfile.zip"
     -stage_path="/u01/stage_loc"

5.4.652 start_agent

管理エージェントを起動します。管理エージェントに対するオペレータ権限または完全な権限が必要です。

書式

emcli start_agent
        -agent_name="agent_target_name"
        [-host_username="agent_host_username" -host_pwd="agent_host_password"]
        [-credential_name="credential_name"]
        [-credential_setname="credential_setname_of_agent"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • agent_name

    管理エージェント・ターゲットの名前。

  • host_username

    管理エージェントを所有するOSユーザー(ホスト上)のユーザー名。

  • host_pwd

    管理エージェントを所有するOSユーザー(ホスト上)のパスワード。

  • credential_name

    保存された資格証明の名前。

  • credential_setname

    管理エージェントの資格証明セットの名前。たとえば、HostCredsなど。

例1

emcli start_agent -agent_name="agent.example.com:1234"
                           -host_username="test_user"
                           -host_pwd="test"

例2

emcli start_agent -agent_name="agent.example.com:1234"
                           -credential_name="MyMachineCredential"

5.4.653 start_mda_engine

MDAエンジンを起動します。デフォルトでは、このコマンドは5つのプロセッサでMDAエンジンを起動します。オプションで、processor_countパラメータを追加してプロセッサの数を変更できます。

書式

emcli start_mda_engine
      [-processors_count=<count>]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

パラメータ

  • processors_count

    指定した数のプロセッサでMDAエンジンを起動します。

次の例では、6つのプロセッサでMDAエンジンを起動します。

emcli start_mda_engine 
      -processors_count=6

5.4.654 start_replay

指定したターゲット・データベースでリプレイを開始します。

サンプルXMLファイル:

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
      <replay xmlns="http://xmlns.oracle.com/sysman/db/dbreplay/replay">
        <taskName>tkSiTask</taskName>
        <name>tkSiTrial_3</name>
        <replayTargetName>database</replayTargetName>
        <replayTargetType>oracle_database</replayTargetType>
        <dbHostName>slc00tny.mycompany.com</dbHostName>
        <dbCredentialReference>
          <credName>TESTDB121</credName>
          <credOwner>SYSMAN</credOwner>
        </dbCredentialReference>
        <dbHostCredentialReference>
          <credName>TESTDBHOST121</credName>
          <credOwner>SYSMAN</credOwner>
        </dbHostCredentialReference>
        <directory>/storage/captures/DBReplayWorkload_captureRepos_10Mins_3_185</directory>
        <consolidated>false</consolidated>
        <captures>
          <capture>
            <captureName>captureRepos_10Mins_3</captureName>
            <startTime>1395746473000</startTime>
          </capture>
        </captures>
        <synchronization>OBJECT_ID</synchronization>
        <connectTimeScale>100</connectTimeScale>
        <thinkTimeScale>100</thinkTimeScale>
        <thinkTimeAutoCorrect>true</thinkTimeAutoCorrect>
        <stsEnabled>true</stsEnabled>
        <minimumClients>1</minimumClients>
        <maximumWaitSeconds>10</maximumWaitSeconds>
        <replayConnectionMappings>
          <replayConnectionMapping workloadId="2">
            <connectionMethod>SHARED_DESCRIPTOR</connectionMethod>
            <sharedDescriptor>(DESCRIPTION=(ADDRESS_LIST = (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=slc00tny.mycompany.com)(PORT=15045)))(CONNECT_DATA=(SID=ttny2)(SERVER=DEDICATED)))</sharedDescriptor>
          </replayConnectionMapping>
          <replayConnectionMapping workloadId="1">
            <connectionMethod>SHARED_DESCRIPTOR</connectionMethod>
            <sharedDescriptor>(DESCRIPTION=(ADDRESS_LIST = (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=slc00tny.mycompany.com)(PORT=15045)))(CONNECT_DATA=(SID=ttny2)(SERVER=DEDICATED)))</sharedDescriptor>
          </replayConnectionMapping>
        </replayConnectionMappings>
        <clientHostConfigurations>
          <clientHostConfiguration>
            <hostName>slc00tny.mycompany.com</hostName>
            <hostOsType>Linux</hostOsType>
            <clientHostCredentialReference>
              <credName>TESTHOST</credName>
              <credOwner>SYSMAN</credOwner>
            </clientHostCredentialReference>
            <replayDbName>database</replayDbName>
            <replayDbType>oracle_database</replayDbType>
            <replayDbCredentialReference>
              <credName>TESTDB121</credName>
              <credOwner>SYSMAN</credOwner>
            </replayDbCredentialReference>
            <clients>1</clients>
            <serverConnectionIdentifier>slc00tny.mycompany.com:15045/ttny2.regress.rdbms.dev.mycompany.com</serverConnectionIdentifier>
            <clientOracleHome>/storage/oracle</clientOracleHome>
            <clientReplayDirectory>/storage/db12/captures/DBReplayWorkload_captureRepos_10Mins_3_185</clientReplayDirectory>
          </clientHostConfiguration>
        </clientHostConfigurations>
      </replay>

書式 - 標準モード

emcli start_replay
		[-input_file="template:<input file path>"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

書式 - インタラクティブまたはスクリプト・モード

start_replay(
		[input_file="template:<input file path>"]
		)

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • input_file

    Verbのパラメータを含むXMLファイルへの完全修飾されたパス。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

例1 - 標準モード

次の例では、リプレイを開始します。

emcli start_replay	   -input_file=template:/storage/xml/newReplay.xml

例2 - インタラクティブまたはスクリプト・モード

次の例では、リプレイを開始します。

start_replay(input_file="template:/storage/xml/newReplay.xml"	  )

5.4.655 status

EM CLIが構成されているかどうかを表示します。また、EM CLI設定の詳細を表示します。また、Javaホーム、バージョン、EM CLIホームおよびすべての詳細EM CLI構成(構成されている場合)が表示されます。

標準モード

emcli status

インタラクティブまたはスクリプト・モード

status()

オプション

なし。

出力

この例では、EM CLI設定が実行されていない場合の出力を表示します。

Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c Release 12.1.0.0.0.
Copyright (c) 1996, 2011 Oracle Corporation and/or its affiliates. All rights reserved.
 
Instance Home : /home/sumadas
Status        : Not Configured

この例では、EM CLI設定が実行された場合の出力を表示します。

Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c Release 12.1.0.0.0.
Copyright (c) 1996, 2013 Oracle Corporation and/or its affiliates. All rights reserved.
 
Instance Home           : /ade/sumadas_emcli/oracle/work/.emcli
Status                  : Configured
EMCLI Home              : /ade/sumadas_emcli/emcore/emcli/bin
EMCLI Version           : 12.1.0.0.0
Java Home               : /ade_autofs/nfsdo_base/EMGC/MAIN/LINUX/110811/jdk6/jre
Java Version            : 1.6.0_24
Log file                : /ade/sumadas_emcli/oracle/work/.emcli/.emcli.log
EM URL                  : https://dadvma0121.example.com:14487/em
EM user                 : SYSMAN
Auto login              : true
Trust all certificates  : true

この例は、対話型シェル・モードでの出力を示します。

emcli>status()
Oracle Enterprise Manager 12c EM CLI with Scripting option Version 12.1.0.3.0.
Copyright (c) 1996, 2013 Oracle Corporation and/or its affiliates. All rights reserved.
 
Verb Jars Home (EMCLI_VERBJAR_DIR)      : <EMCLI_LOCATION>/int/./bindings/12.1.0.3.0/.emcli
EM CLI Home (EMCLI_INSTALL_HOME)        : <EMCLI_LOCATION>/int/.
EM CLI Version                          : 12.1.0.3.0
Java Home                               : /jdk6/jre
Java Version                            : 1.6.0_43
Log file (EMCLI_LOG_LOC)                : CONSOLE
Log level (EMCLI_LOG_LEVEL)             : SEVERE
EM URL (EMCLI_OMS_URL)                  : https://<hostname>:<port>/em
EM user (EMCLI_USERNAME)                : sysman
Auto login (EMCLI_AUTOLOGIN)            : false
Trust all certificates (EMCLI_TRUSTALL) : true

5.4.656 stop_agent

管理エージェントを停止します。エージェントに対するオペレータ権限または完全な権限が必要です。

書式

emcli stop_agent
        -agent_name="agent_target_name"
        [-host_username="agent_host_username" -host_pwd="agent_host_password"]
        [-credential_name="credential_name"]
        [-credential_setname="credential_setname_of_agent"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • agent_name

    管理エージェント・ターゲットの名前。

  • host_username

    管理エージェントを所有するOSユーザー(ホスト上)のユーザー名。

  • host_pwd

    管理エージェントを所有するOSユーザー(ホスト上)のパスワード。

  • credential_name

    保存された資格証明の名前。

  • credential_setname

    管理エージェントの資格証明セットの名前。たとえば、HostCredsなど。

例1

emcli stop_agent -agent_name="agent.example.com:1234"
                           -host_username="test_user"
                           -host_pwd="test"

例2

emcli stop_agent -agent_name="agent.example.com:1234"
                           -credential_name="MyMachineCredential"

5.4.657 stop_blackout

ブラックアウトを停止します。

ブラックアウトは、Scheduledステータスの場合など、完全に開始する前に停止できます。実行中のブラックアウトも停止できます。

書式

emcli stop_blackout
      -name="name"
      [-createdby="blackout_creator"]
      [-emd_url="emd_url"]
      [-max_wait_duration="maximum duration in seconds]

[ ]  indicates that the parameter is optional. Note that the emd_url parameter is mandatory for blackouts created through emctl.

オプション

  • name

    停止するブラックアウトの名前。

  • createdby

    ブラックアウトを作成したEnterprise Managerユーザー。デフォルトは現行ユーザーです。別のユーザーが作成したブラックアウトを停止するには、SUPER_USER権限が必要です。

  • emd_url

    emctlブラックアウトが作成されたときに使用されたエージェントのemd_url。これは、emctlを通じて作成されたブラックアウトの必須パラメータです。

  • max_wait_duration

    ブラックアウト・ステータスの更新を待機する最大時間(秒)。

例1

この例では、現行ユーザーが作成したブラックアウトbackup_db3を停止します。

emcli stop_blackout -name=backup_db3

例2

この例では、ユーザーjoeが作成したブラックアウトweekly_maintを停止します。現行ユーザーは、ユーザーjoeまたはSUPER_USER権限を持つユーザーである必要があります。

emcli stop_blackout -name=weekly_maint -createdby=joe

5.4.658 stop_engr_sys_maintenance

エンジニアド・システム・ターゲットのメンバー・ターゲットまたはメンバー・ターゲットのリストのメンテナンス操作を停止します。

書式

emcli stop_engr_sys_maintenance
       -system_target_name="system_target_name" 
       -system_target_type="system_target_type" 
       -target_name="target_name" -target_type="target_type" | -input_file=data:"input_file_path"
       -operation=analyze | deploy | rollback 

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • system_target_name

    エンジニアド・システムのターゲット名を指定します。

  • system_target_type

    エンジニアド・システムのターゲット・タイプを指定します。

  • target_name

    ターゲット名を指定します。

  • target_type

    ターゲット・タイプを指定します。

  • input_file

    入力ファイル・パスを指定します。

  • operation

    停止する操作を指定します。このオプションで使用可能な値は、analyze、deployおよびrollbackです。

次の例では、エンジニアド・システム"slcm12adm01.example.com":"oracle_dbmachine"のメンバー・ターゲット"clusteradm0102.example.com":"cluster"のデプロイ操作を停止します。

emcli stop_engr_sys_maintenance 
      -system_target_name="slcm12adm01.example.com"  
      -system_target_type="oracle_dbmachine"  
      -target_name="clusteradm0102.example.com" 
      -target_type="cluster" -operation=deploy 

5.4.659 stop_instance

スケジュール済、失敗または実行中の状態にあるデプロイメント・インスタンスを停止します。

書式

emcli stop_instance 
      [-instance=<instance_guid>] 
      [-exec=<execution_guid>] 
      [-name=<execution_name>] 
      [-owner=<execution_owner>]

オプション

  • instance

    インスタンスのGUID。

  • exec

    実行のGUID。

  • name

    実行の名前。

  • owner

    実行の所有者。

emcli stop_instance -instance=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61

5.4.660 stop_job

指定されたジョブを停止します。get_jobs verbを使用して、ジョブIDと名前のリストを取得できます。

書式

emcli stop_job
      [-job_id="ID1;ID2;..."]
      [-name="job_name_pattern"]
      [-owner="job_owner"]
      [-type="job_type"]
      [-targets="target_name:target_type"]
      [-input_file=property_file:"filename"]
      [-preview]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • job_id

    停止するジョブのセミコロン( ; )区切りのリスト。

    注意: このフィルタは、他のフィルタと一緒に使用できません。

  • name

    停止するジョブの名前またはパターン。

  • owner

    ジョブの所有者。

  • type

    ジョブのジョブ・タイプ。

  • targets

    停止するジョブのターゲット名とターゲット・タイプ。

  • input_file

    ジョブをフィルタするためのプロパティをfilenameに指定できます。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • preview

    停止するジョブのみをリストします。

例1

この例では、指定されたIDのジョブを停止します。

emcli stop_job -job_id=12345678901234567890123456789012

例2

この例では、管理者Jenniferが所有するすべてのジョブを停止します。

emcli stop_job -owner=Jennifer

5.4.661 stop_mda_engine

現在のOMSインスタンスでMDAエンジンを停止します。

書式

emcli stop_mda_engine     [-persist=true|false]  
[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • persist

    persistをtrueに設定した場合、OMSの再起動時、エンジンは起動されません。persistオプションのデフォルト値はfalseです。たとえば、persistオプションを指定しない場合、OMSの再起動時、エンジンは再起動されます。

例1

次の例では、persist属性を定義せずにMDAエンジンを停止します。OMSの再起動時、MDAエンジンは再起動されます。

emcli stop_mda_engine 

例2

次の例では、persist属性を定義してMDAエンジンを停止します。OMSの再起動時、MDAエンジンは再起動されません。

emcli stop_mda_engine 
      -persist=true

5.4.662 stop_siteguard_health_checks

システムのすべてのデータベースまたは選択されたデータベースに対する適用ラグとトランスポート・ラグの制限の構成を取得して表示します。

書式

emcli stop_siteguard_health_checks
        [-operation_plan=name_of_the_operation_plan] 
 
[ ]  indicates that the parameter is optional

パラメータ

  • operation_plan

    ヘルス・チェックの実行を停止する必要がある操作計画の名前。

例1

この例では、システムaustin-systemのすべてのデータベースに構成されている適用ラグ制限の詳細を表示します。

emcli get_siteguard_lag 
        -system_name="austin-system" 
        -property_name="ApplyLag"

例2

この例では、操作計画austin-switchoverのヘルス・チェックを停止します。

emcli stop_siteguard_health_checks 
        -operation_plan="austin-switchover"

5.4.663 submit_add_host

管理エージェントを管理対象外ホストにインストールするホスト追加セッションを送信することで、管理対象外ホストを管理対象ホストに変換します。

書式

emcli submit_add_host
      –host_names=<host_list>       -platform=<platform_id>      -installation_base_directory=<installation_base_directory>        -credential_name=<credential_name>       [-instance_directory=<instance_directory>]        [-credential_owner=<credential_owner>]        [-properties_file=<properties_file>]       [-session_name=<deployment_session_name>]       [-privilege_delegation_setting=<privilege_delegation_setting>]       [-port=<agent_port>]       [-deployment_type=FRESH|SHARED|CLONE]       [-preinstallation_script=<preinstallation_script_location>]       [-preinstallation_script_on_oms]       [-preinstallation_script_run_as_root]       [-postinstallation_script=<postinstallation_script_location>]       [-postinstallation_script_on_oms]       [-postinstallation_script_run_as_root]       [-additional_parameters=<parameter1 parameter2 parameter3 .... >]       [-wait_for_completion]      [-source_agent=<clone_source_agent_name>]       [-master_agent=<master_agent_name>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • host_names

    セミコロンで区切られた、エージェントをインストールする必要があるホスト名。

  • platform

    エージェントをインストールする必要があるホストのARUプラットフォームID。サポートされているエージェント・プラットフォームのリストを表示するには、コマンドemcli list_add_host_platforms -allを実行します。

  • installation_base_directory

    エージェントをインストールするディレクトリ。MS-DOS/Windows形式のパスの場合、このオプションは二重引用符で囲ってください。

  • credential_name

    エージェントのインストールに使用する名前付き資格証明。

  • instance_directory

    エージェントのインスタンス・ディレクトリ。MS-DOS/Windows形式のパスの場合、このオプションは二重引用符で囲ってください。

  • credential_owner

    名前付き資格証明の所有者。

  • session_name

    ホスト追加セッションを一意に識別するセッション名。

  • privilege_delegation_setting

    エージェントのインストールとルート・スクリプトの実行に使用する権限委譲設定。

  • port

    エージェントがOMSと通信するポート。

  • deployment_type

    エージェント・デプロイメントのタイプで、FRESH、CLONEまたはSHAREDから選択できます。デフォルトはFRESHです。

  • preinstallation_script

    エージェントをインストールする前に実行するスクリプト。MS-DOS/Windows形式のパスの場合、このオプションは二重引用符で囲ってください。

  • preinstallation_script_on_oms

    プリインストール・スクリプトがOMSホストにある場合は、このオプションを使用します。

  • preinstallation_script_run_as_root

    プリインストール・スクリプトをルート・ユーザーとして実行する場合は、このオプションを使用します。

  • postinstallation_script

    エージェントをインストールした後に実行するスクリプト。MS-DOS/Windows形式のパスの場合、このオプションは二重引用符で囲ってください。

  • postinstallation_script_on_oms

    ポストインストール・スクリプトがOMSホストにある場合は、このオプションを使用します。

  • postinstallation_script_run_as_root

    ポストインストール・スクリプトをルート・ユーザーとして実行する場合は、このオプションを使用します。

  • additional_parameters

    エージェントのインストールに使用する追加のパラメータ。

  • wait_for_completion

    ホスト追加操作を同期的に実行します。このオプションを指定すると、コマンドは、ホスト追加セッションが完了するまで待機してから、ユーザーにコマンドライン制御を戻します。

  • source_agent

    クローニングされたエージェントのインストールに使用するソース・エージェント。ソース・エージェントの形式は"エージェントのホスト名:エージェントのポート"である必要があります。たとえば: foo.example.com:3872です。

  • master_agent

    共有エージェントのインストールに使用するマスター・エージェント。マスター・エージェントの形式は"エージェントのホスト名:エージェントのポート"である必要があります。たとえば: foo.example.com:3872です。

例1

この例では、名前付き資格証明「oracle」と権限委譲設定/usr/bin/sudo -u %RUNAS% %COMMAND%を使用して、プラットフォームIDが「226」でインストール・ベース・ディレクトリが「/opt/agent」であるホスト「example.com」上のホスト追加セッションを送信します。

emcli submit_add_host -host_names="example.com" -platform=226 -credential_name=oracle -installation_base_directory=/opt/agent -privilege_delegation_setting="/usr/bin/sudo -u %RUNAS% %COMMAND%"

例2

この例では、名前付き資格証明「oracle」を使用して、プラットフォームIDが「233」でインストール・ベース・ディレクトリが「C:\agent」であるホスト「example2.com」上のホスト追加セッションを送信します。

emcli submit_add_host -host_names=example2.com -platform=233 -installation_base_directory="C:\agent" -credential_name=oracle 

5.4.664 submit_engr_sys_maintenance

エンジニアド・システム・ターゲットの1つ以上のメンバー・ターゲットまたは1つのコンポーネントのメンテナンス操作を発行します。

書式

emcli submit_engr_sys_maintenance 
      -system_target_name="system_target_name" 
      -system_target_type="system_target_type" 
      -operation=analyze | deploy | rollback 
      -component_type="component_type" | -input_file=data:"input_file_path" 

オプション

  • system_target_name

    エンジニアド・システムのターゲット名を指定します。

  • system_target_type

    エンジニアド・システムのターゲット・タイプを指定します。

  • operation

    発行する必要のある操作を指定します。このオプションで使用可能な値は、analyze、deployおよびrollbackです。

  • component_type

    エンジニアド・システム・コンポーネントのタイプを指定します。

  • input_file

    入力ファイル・パスを指定します。入力データは、プロパティ名と値のペアで指定し、add_engr_sys_patches Verbが実行されている必要があります。次に、入力ファイルの例を示します。

    target.0.target_name=slcm12adm01.example.com
    target.0.target_type=oracle_exadata
    target.1.target_name=slcm12adm02.example.com
    target.1.target_type=oracle_exadata
    target.2.target_name=slcm12adm03.example.com
    target.2.target_type=oracle_exadata

次の例では、入力ファイル/tmp/inputprop1.propを使用して、エンジニアド・システム・ターゲット"slcm12adm01.example.com":"oracle_dbmachine"に分析操作を発行します。

emcli  submit_engr_sys_maintenance  
       -system_target_name="slcm12adm01.example.com"  
       -system_target_type="oracle_dbmachine"  
       -operation=analyze  
       -input_file=data:"/tmp/inputprop1.prop" 

5.4.665 submit_job

ジョブを作成して発行します。このverbはcreate_jobを優先するために非推奨となりました。詳細は、この章のこのverbを参照するか、次のコマンドを入力します。

emcli help create_job

5.4.666 submit_masking_job

マスキング・ジョブを発行し、表示ジョブIDと実行IDを返します。

書式

emcli submit_masking_job
    -definition_name=<masking_defn_name>
    -target_name=<database_target_name>
    -target_type=<database_target_type>
    -parameters=name1:value1;name2:value2;...
    [-host_pref_creds_name=<preferred_host_credentials_name> 
      OR -host_cred_name=<host_credential_name>]
    [-db_pref_creds_name=<preferred_db_credentials_name> 
      OR -db_cred_name=<db_credential_name>]
    [-encryption_key=<encryption_key_string]
    [-script_file_location=<script_file_location>]
    [-script_file_name=<script_file_name>]
    [-input_file=PWD_FILE_TAG:<credentials_file_name>]
    [-script | -format=[name:<pretty|script|csv>];
         [column_separator:"column_sep_string"];
         [row_separator:"row_sep_string"];
    ]

[ ]  indicates that the parameter is optional

注意:

ホストおよびDB資格証明の値が-parametersパラメータに指定されないかぎり、host_pref_creds_nameまたはhost_cred_nameパラメータを指定する必要があります。同様に、db_pref_creds_nameまたはdb_cred_nameパラメータを指定する必要があります。

オプション

  • definition_name

    マスキング定義の名前。

  • target_name

    マスクするデータベース・ターゲット名。

  • target_type

    マスクするデータベース・ターゲット・タイプ。

  • parameters

    データベース・インスタンスへの接続に必要な資格証明を示す名前と値のペアのリスト。サポートされているパラメータは、db_username、db_password、db_role、db_cred_name、host_username、host_passwordおよびhost_cred_nameです。PDPを使用する必要がある場合、指定する追加のパラメータはPDP、RUNASおよびPROFILEです。PROFILEオプションは、Powerbrokerにのみ適用されます。

  • host_pref_creds_name

    データベース・ホストへの接続に使用する優先資格証明のタイプ。HostCredsNormalまたはHostCredsPrivのいずれかです。

  • host_cred_name

    データベース・ホストへの接続に使用する資格証明名。

  • db_pref_creds_name

    データベース・インスタンスへの接続に使用する優先資格証明のタイプ。DBCredsNormalまたはDBCredsSYSDBAのいずれかです。

  • db_cred_name

    データベース・インスタンスへの接続に使用する資格証明名。

  • encryption_key

    マスキング定義に置換フォーマットの使用が含まれる場合は、暗号化鍵を指定します。

  • script_file_location

    SQLスクリプトがコピーされて実行される場所。値を指定しない場合、デフォルト値の$ORACLE_HOME/dbsが使用されます。

  • script_file_name

    マスキングSQLスクリプトを格納するスクリプト・ファイルの名前。名前を指定しない場合、システム生成のファイル名が使用されます。

  • input_file

    parametersオプションとともに使用すると、ユーザー名やパスワードなどのパラメータ値を別のファイルで格納できます。input_fileオプションでは、タグとローカルのファイル・パス間のマッピングを指定します。タグは、parametersオプションの特定のパラメータ値のかわりに指定します。複数の-input_fileパラメータを指定できます。結果は、すべてのファイルの組合せになります。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • script

    このオプションは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

例1

この例では、定義名MASKING_DEFに対するマスキング・ジョブを発行し、ジョブIDと実行IDを返します。

emcli submit_masking_job -definition_name=MASKING_DEF -target_name=testdb -target_type=oracle_database -parameters="db_username:sys;db_password:password;db_role:SYSDBA;db_cred_name:DBCREDS;host_username:test;host_password:password;host_cred_name:HOSTCREDS"

例2

この例では、指定された入力ファイルhost_creds.txtおよびdb_creds.txtから資格証明を取得します。

emcli submit_masking_job -definition_name=MASKING_DEF -target_name=testdb -target_type=oracle_database  -parameters="HOST_CREDS;DB_CREDS" -input_file=HOST_CREDS:host_creds.txt -input_file=DB_CREDS:db_creds.txt

1つのファイルで両方の資格証明を指定し、1つの-input_fileタグのみを使用することもできます。PDPを使用する必要がある場合、パラメータまたはinput_fileで値を次のように指定する必要があります。

  • SUDO:

    db_username:sys;db_password:password;db_role:SYSDBA;host_username:user2;host_password:password;PDP:SUDO;RUNAS:user1
    
  • POWERBROKER:

    db_username:sys;db_password:password;db_role:SYSDBA;host_username:user2;host_password:password;PDP:POWERBROKER;RUNAS:user1;PROFILE:profile

5.4.667 submit_operation_plan

指定された操作計画を送信して実行します。

書式

emcli submit_operation_plan
      -name=<operation_plan_name>
      [-run_prechecks=true|false]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    操作計画の名前。

  • run_prechecks

    trueまたはfalseのいずれかを指定して、オプションで事前チェックを実行します。

emcli submit_operation_plan
      -name="austin-switchover"
      -run_prechecks="true"

5.4.668 submit_patch_plan

指定したパッチ計画で、分析、準備、デプロイおよびスイッチバックなどのアクションを送信するか、次のアクションを自動的に検索して実行します。

書式

emcli submit_patch_plan 
        -name="name" 
        -action="action name" 

オプション

  • name

    パッチ計画名。

  • action

    指定したパッチ計画で送信するアクション。

emcli submit_patch_plan -name="plan name"  

emcli submit_patch_plan -name="plan name" -action="analyze" 

5.4.669 submit_procedure

デプロイメント・プロシージャまたは事前保存済プロシージャ構成を発行します。

書式

emcli submit_procedure
      -input_file=data:"file_path"
      [-procedure="procedure_guid"]
      [-name="procedure_name"]
      [-owner="procedure_owner"]
      [-parent_proc="procedure_of_procedure_config"]
      [-instance_name="procedure_instance_name"]
      [-grants="users_and_their_corresponding_access_levels"]
      [-schedule=
          start_time:yyyy/MM/dd HH:mm;
          tz:{java timezone ID};
          grace_period:xxx;
      ]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • input_file

    デプロイメント・プロシージャ用の入力データ。file_pathはデータ・プロパティ・ファイルを含むファイルを指す必要があります。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • procedure

    実行するプロシージャのGUID。

  • name

    プロシージャまたはプロシージャ構成の名前。

  • owner

    プロシージャまたはプロシージャ構成の所有者。

  • parent_proc

    プロシージャ構成のプロシージャ。プロシージャとプロシージャ構成の両方が同じ名前を持つ場合に、これをプロシージャ構成に適用します。

  • instance_name

    プロシージャ・インスタンスの名前。

  • grants

    ユーザーおよび対応するアクセス・レベルをユーザーと権限のペアの文字列として指定します。各ペアは(;)で区切ります。

    説明:

    ユーザー: Enterprise Managerユーザー名

    権限: VIEW_JOBまたはFULL_JOB

  • schedule

    デプロイメント・プロシージャのスケジュール。指定しない場合、プロシージャはすぐに実行されます。

    start_time: プロシージャの開始時間

    tz - オプションのタイムゾーンID

出力列

インスタンスのGUID。

emcli submit_procedure -input_file=data:data.properties -procedure=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61 -grants="user1:VIEW_JOB;user2:
FULL_JOB" -schedule="start_time:2006/6/21 21:23;tz:America/New_York;
grace_period:60" -instance_name="MyProcedureInstance_0001"

EMCLIを使用したJava EEアプリケーションのデプロイ、再デプロイおよびアンデプロイの手順の詳細は、『Enterprise Managerライフサイクル・マネージメント管理者ガイド』EMCLIを使用したJava EEアプリケーションのデプロイ/再デプロイ/アンデプロイに関する項を参照してください。

5.4.670 subscribe_agents

指定した管理エージェントを指定した管理エージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブします。

書式

emcli subscribe_agents 
      -image_name="Image Name"
      [-agents="agent_name_pattern"]
      [-groups="group_name"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • image_name

    管理エージェントをサブスクライブする管理エージェント・ゴールド・イメージ。

  • agents

    管理エージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブする管理エージェントの名前パターン。

  • groups

    管理エージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブする管理エージェントのグループ。

例1

次の例では、名前パターンabc%またはxyz.domain.com:1243に一致する管理エージェントを、管理エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_PODにサブスクライブします。

emcli subscribe_agents 
      -image_name="OPC_AGT_ADC_POD"
      -agents="abc%,xyz.domain.com:1243"

例2

次の例では、すべての管理エージェントを管理エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_PODにサブスクライブします。

emcli subscribe_agents 
      -image_name="OPC_AGT_ADC_POD"

5.4.671 subscribeto_rule

ユーザーを電子メール通知付きのルールにサブスクライブします。

assigntoユーザーのプリファレンスにすでに存在する電子メール・アドレスを指定してもエラーにはなりません。

送信メール・サーバー(SMTP)が設定されていない場合に、メッセージが表示されます。-fail_if_no_mail_serverを指定した場合、エラーになり、サブスクライブは発生しません。指定しない場合、警告が発行されますが、コマンドの成功に影響はありません。

書式

emcli subscribeto_rule
        -ruleset_name="ruleset_name"
        -rule_name="rule_name"
        -owner="rule_owner"
        [-assignto="em_username"]
        [-email="email_address";...]
        [-fail_if_no_mail_server]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • ruleset_name

    インシデント・ルール・セットの名前。

  • rule_name

    ルールの名前。

  • owner

    ルール・セットの所有者。

  • assignto

    通知ルールにサブスクライブするユーザー。assigntoユーザーが現行ユーザーではない場合、またはルールの所有者が現行ユーザーではない場合、スーパーユーザー権限が必要です。デフォルトは現行ユーザーです。

  • email

    assigntoユーザーをサブスクライブするルールに関連付ける電子メール・アドレスのリスト。これらのアドレスはassigntoユーザーのプリファレンスに追加された後(重複は無視されます)、通知ルールに割り当てられます。電子メール・アドレスは、現行ユーザーがassigntoユーザーをルールにサブスクライブする権限を持っている場合のみ追加されます。

  • fail_if_no_mail_server

    送信メール・サーバー(SMTP)が設定されていない場合に、メッセージが表示されます。-fail_if_no_mail_serverオプションを指定した場合、エラーになり、サブスクライブは発生しません。指定しない場合、警告が発行されますが、コマンドの成功に影響はありません。

例1

この例では、現行ユーザーの通知用電子メール・アドレスを使用して、現行ユーザーをルール"Agent Upload Problems"にサブスクライブします。sysmanがルールを所有しているため、正常に実行を終了するには、現行ユーザーがSUPER_USER(またはsysman)権限を持っている必要があります。また、このコマンドが正常に終了するには、現行ユーザーのプリファレンスに少なくとも1つの電子メール・アドレスが含まれている必要があります。

emcli subscribeto_rule -name="Agent Upload Problems" -owner=sysman

例2

この例では、まず、2つの特定の電子メール・アドレスをユーザーjoeのプリファレンスに追加します。joeの通知用電子メール・アドレスを使用して、ユーザーjoeをルールAgent Upload Problemsにサブスクライブします。このコマンドが成功するには、現行ユーザーにSUPER_USER権限が必要です(またはjoeである必要があります)。

emcli subscribeto_rule -name="Agent Upload Problems" -owner=sysma
      -assignto=joe -email="joe@work.com;joe@home.com"

5.4.672 suppress_incident

インシデントを抑止します。抑止タイプが一致するまでインシデントを抑止できます。

書式

emcli suppress_incident
      -incident_id="id of the incident to be suppressed"
      -suppress_type="Type of suppression"
     [-date="Date argument in MMDDYYYY format"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.s

オプション

  • incident_id

    抑止するインシデントのID。

  • suppress_type

    抑止のタイプ。次のいずれかである必要があります。

    • UNTIL_MANUALLY_REMOVED: ユーザーがインシデントを手動で抑止解除するまでインシデントは抑止されます。

    • UNTIL_SPECIFIED_DATE: 指定した日付までインシデントは抑止されます

    • UNTIL_SEVERITY_CHANGE: 重大度が変更されるまでインシデントは抑止されます。

    • UNTIL_CLEARED: インシデントがクリアされるまでインシデントは抑止されます。

  • date (オプション)

    dateオプションは、指定した日付までインシデントを抑止する場合のみ使用されます。suppress_typeがUNTIL_SPECIFIED_DATEの場合、インシデントをいつまで抑止しておくかを示す日付をMMDDYYYYの形式で指定する必要があります。

Verbに複数の例がある場合、このセクションを使用します。

例1

次のコマンドでは、2015年12月31日までID 173のインシデントを抑止します。

 emcli suppress_incident -incident_id="173" suppress_type="UNTIL_SPECIFIED_DATE" -date="12312015" 

例2

次のコマンドでは、管理者がインシデントを手動で抑止解除するまでID 173のインシデントを抑止します。

emcli suppress_incident -incident_id="173" suppress_type="UNTIL_MANUALLY_REMOVED" 

5.4.673 suppress_problem

問題が抑止タイプの基準に一致するまでその問題を抑止します。

書式

emcli suppress_problem
        -problem_id="problem ID"
        -suppress_type="Type of suppression"
        [-date="MMDDYYYY"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • problem_id

    抑止する問題のID。

  • suppress_type

    抑止のタイプ。次のいずれかである必要があります。

    • UNTIL_MANUALLY_REMOVED: ユーザーが問題を手動で抑止解除するまで問題は抑止されます。

    • UNTIL_SPECIFIED_DATE: 指定した日付まで問題は抑止されます。

    • UNTIL_SEVERITY_CHANGE: 重大度が変更されるまで問題は抑止されます。

    • UNTIL_CLEARED: 問題がクリアされるまで問題は抑止されます。

  • date (オプション)

    特定の日付まで問題を抑止する場合に使用されます。suppress_typeがUNTIL_SPECIFIED_DATEに設定されている場合、dateオプションを使用して、問題の抑止を終了する日付を指定します。MMDDYYYYの形式を使用する必要があります。

例1

次のコマンドでは、2015年12月31日までID 173の問題を抑止します。

emcli suppress_problem -problem_id="173" suppress_type="UNTIL_SPECIFIED_DATE" -date="12312015" 

例2

次のコマンドでは、管理者が問題を手動でクリアするまでID 173の問題を抑止します。

emcli suppress_problem -problem_id="173" suppress_type="UNTIL_MANUALLY_REMOVED" 

5.4.674 suspend_instance

実行中のデプロイメント・インスタンスを一時停止します。

書式

emcli suspend_instance 
      -instance=<instance_guid> 
      [-exec=<execution_guid>] 
      [-name=<execution_name>] 
      [-owner=<execution_owner>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • instance

    インスタンスのGUID。

  • exec

    実行のGUID。

  • name

    実行の名前。

  • owner

    実行の所有者。

emcli suspend_instance -instance=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61

5.4.675 suspend_job

フィルタ基準に一致するジョブまたはジョブのセットを一時停止します。任意のターゲットで、開始から終了までの時間ウィンドウ内に開始するようにスケジュールされている実行が一時停止されます。

書式

emcli suspend_job
   [-name="job_name_pattern"]
   [-owner="job_owner"]
   [-type="job_type"]
   [-targets="target_name:target_type"]
   [-input_file=property_file:"filename"]
   [-preview]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    一時停止するジョブの名前またはパターン。

  • owner

    ジョブの所有者。

  • type

    ジョブのジョブ・タイプ。

  • targets

    ジョブのターゲット名とターゲット・タイプ。

  • input_file

    ファイルをフィルタリングするプロパティを"filename"に指定します。

    指定したすべてのフィルタ基準と一致するジョブが再開されます。少なくとも1つのフィルタを指定する必要があります。また、ログイン中の管理者が、一致するジョブに対して必要な権限を持つ必要があります。

    プロパティ・ファイルを指定すると、ファイルとコマンドラインから基準を読み取ることができます。実行ターゲットまたは開始から終了までの時間ウィンドウ(あるいは両方)をこのファイルに指定できます。このファイルの他のすべてのプロパティは無視されます。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • preview

    一時停止されるジョブのみをリストします。

例1

この例では、MYJOBという名前のジョブを一時停止します。

emcli suspend_job -name=MyJob

例2

この例では、suspend_prop.txtの検索基準と一致するジョブまたはジョブ実行を一時停止します。プロパティ・ファイルにジョブの詳細が含まれる場合、一致するジョブが一時停止されます。プロパティ・ファイルに時間またはターゲットの詳細が含まれる場合、一致する実行が一時停止されます。プロパティ・ファイルにジョブ、時間またはターゲットの詳細が含まれる場合、一致するジョブの一致する実行が一時停止されます。

emcli suspend_job -input_file=property_file:/tmp/suspend_prop.txt

5.4.676 switch_cluster_agent

特定のクラスタのモニタリング管理エージェントを別のホストの管理エージェントに切り替えます。他のホストは、同じクラスタのメンバーである必要があり、そのホストでクラスタ・ターゲットを使用できる必要があります。

書式

標準モード

emcli switch_cluster_agent 
      -cluster="cluster"
      -host="host"
      [-debug]

[ ]  indicates that the parameter is optional. 

インタラクティブまたはスクリプト・モード

switch_cluster_agent( 
      cluster="cluster"
      ,host="host"
      [,debug=True/False]
      )

[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • cluster

    モニタリング管理エージェントをクラスタ内の別のホストの管理エージェントに切り替えるクラスタのターゲット名。

  • host

    クラスタのモニタリング管理エージェントを切り替える他のホストの名前。他のホストは、同じクラスタのメンバーである必要があり、そのホストの管理エージェントは、起動して実行中で、そのホストでクラスタ・ターゲットを使用できる必要があります。

  • debug

    デバッグ・モードをオンにするかオフにするか。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、クラスタcluster_target_name_1のモニタリング管理エージェントをホストhost_target_name_1の管理エージェントに切り替えます。

emcli switch_cluster_agent        -cluster=cluster_target_name_1
      -host=host_target_name_1
      -debug

5.4.677 switch_database

Oracleリスナーを新しいOracleホームに切り替えます

書式

emcli switch_database 
–input_file_loc=” path of input file” 
-dest_oh=<path of new Gold image based Oracle home> 
-host_creds=<Normal Named host credential> 
-privilege_creds=<Named credential with root privileges> 

[ ]は、オプションのパラメータを意味します

複数のデータベース全体でターゲットのタイプ、切替え先のOracleホーム、および資格証明が一貫していると、ユーザーはレスポンス・ファイルを使用することなく同じタスクを実行できます。

オプション

  • input_file_loc: 入力ファイル・パスの場所

  • target_name: 切り替える必要のあるデータベース・ターゲットの名前。

  • target_type:
    • 単一インスタンス・データベースの場合: oracle_database

    • RAC/RAC Oneデータベースの場合: rac_database

  • dest_oh: データベースの切替え先にする必要のある新しいOracleホームのパス。

  • host_creds: ホストのOracleホーム所有者の名前付き資格証明。"<Named Credentials>:<Owner>"の形式に従います。

    "Owner"フィールドは、Enterprise Managerの名前付き資格証明の所有者です。

    "Owner"が指定されていない場合は、デフォルトでログインしているユーザーが指定されます。

  • privilege_creds: データベースのroot権限が付与されている名前付き資格証明。

  • dataguard_role: 明示的な必須パラメータ。これがスタンバイ切替え操作の場合、ユーザーは、このパラメータを"STANDBY"に設定する必要があります。

注意:

コマンドラインでデータベース名が指定されている場合、入力ファイルは使用されなくなります。

それぞれのデータベースに入力ファイルが指定されていると、レスポンス・ファイルの入力はコマンドラインの入力をオーバーライドします。

ホストに優先資格証明が設定されている場合、ユーザーはemcliコマンド(または入力ファイル)に"host_creds"と"privilege_creds"の指定を含めないこともできます。

同様のDP初期化ステップに検証が含まれています。emcliに資格証明の指定が含まれていないときに、優先資格証明も設定されていないと、DPは処理されることなくエラーで終了します。

このフラグが指定されていない場合は、Data Guard構成のないデータベース切替え操作であると見なされます。

入力ファイルの例

input_file: このファイルは"xml"形式のファイルにして、各データベース・ターゲットの詳細を含めます

<root>
<target>
<target_name>racm</target_name>
<target_type>rac_database</target_type>
<dest_oh>/scratch/aimedb/home1</dest_oh>
<host_creds>AIMEDB_NORMAL:SYSMAN</host_creds>
<privilege_creds>AIMEDB_P:SYSMAN</privilege_creds>
</target>
<target
><target_name>racp</target_name>
<target_type>rac_database</target_type>
<dest_oh>/scratch/aimedb/home2</dest_oh>
<host_creds>AIMEDB_NORMAL:SYSMAN</host_creds>
<privilege_creds>AIMEDB_P:SYSMAN</privilege_creds>
</target>
</root>

例5-3 例

この例は、複数のデータベースが存在する場合のswitch_databaseの使用方法を示しています。

emcli switch_database 
–target_name=<DB target name>[,<DB target name2>]* 
-target_type=<oracle_database|rac_database>  
-dest_oh=<path of new Gold image based Oracle home> 
-host_creds=<Normal Named host credential> 
-privilege_creds=<Named credential with root privileges> 
–dataguard_role=<Standby|Primary> -startupAfterSwitch=false

5.4.678 switch_gi

このコマンドでは、グリッド・インフラストラクチャのOracleホームを選択したターゲットに切り替えます。

書式

emcli switch_gi 
–input_file_loc=”path of input file”  
-dest_oh=<path of new Gold image based Grid Infrastructure Oracle home> 
-host_creds=<Normal Named host credential> 
-privilege_creds=<Named credential with root privileges>

オプション

  • input_file_loc: 入力ファイル・パスの場所

  • target_name: 切り替える必要のあるデータベース・ターゲットの名前。

  • target_type:
    • SIHAの場合: "has"

    • クラスタの場合: "cluster"

  • dest_oh: データベースの切替え先にする必要のある新しいOracleホームのパス。

  • host_creds: ホストのOracleホーム所有者の名前付き資格証明。"<Named Credentials>:<Owner>"の形式に従います。

    "Owner"フィールドは、Enterprise Managerの名前付き資格証明の所有者です。

    "Owner"が指定されていない場合は、デフォルトでログインしているユーザーが指定されます。

  • privilege_creds: データベースのroot権限が付与されている名前付き資格証明。

注意:

コマンドラインでデータベース名が指定されている場合、入力ファイルは使用されなくなります。

それぞれのデータベースに入力ファイルが指定されていると、レスポンス・ファイルの入力はコマンドラインの入力をオーバーライドします。

ホストに優先資格証明が設定されている場合、ユーザーはEMCLIコマンド(または入力ファイル)に"host_creds"と"privilege_creds"の指定を含めないこともできます。

同様のDP初期化ステップに検証が含まれています。emcliに資格証明の指定が含まれていないときに、優先資格証明も設定されていないと、DPは処理されることなくエラーで終了します。

例5-4 例

この例は、複数のターゲットを切り替える方法を示しています。

emcli switch_gi 
–target_name=<Cluster target name>[,<Cluster target name2>]* 
-target_type=<cluster|has> 
-dest_oh=<path of new Gold image based Grid Infrastructure Oracle home> 
-host_creds=<Normal Named host credential> 
-privilege_creds=<Named credential with root privileges> 

5.4.679 switch_swlib_oms_agent_storage

ソフトウェア・ライブラリのOMSエージェント記憶域の場所を変更し、関連付けられたOMSホストおよびこの場所にアクセスするための資格証明を変更します。

書式

emcli switch_swlib_oms_agent_storage 
        -name="location_name" 
        -host="hostname" 
        [-credential_set_name="setname"] | [-credential_name="name" 
           -credential_owner="owner"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    既存のOMSエージェント記憶域の場所の名前。

  • host

    記憶域の場所のファイル・システム・パスが存在するOMSホストのターゲット名。

  • credential_set_name

    ホスト・ターゲットのリポジトリに格納されている優先資格証明のセット名。次のいずれかの値を使用できます。

    • HostCredsNormal: デフォルトの権限のない資格証明セット

    • HostCredsPriv: 権限付きの資格証明セット

  • credential_name

    リポジトリに格納されている名前付き資格証明の名前。このオプションは-credential_ownerオプションと一緒に指定する必要があります。

  • credential_owner

    リポジトリに格納されている名前付き資格証明の所有者。このオプションは-credential_nameオプションと一緒に指定する必要があります。

この例では、OMSエージェント・ファイル・システム記憶域の場所myOMSAgtLocationを変更し、この場所との間でファイルの読取り/書込みを行うために、指定したホストfs1.us.acme.comおよびACME_USERが所有する資格証明MyAcmeCredsを使用するようにします。

emcli switch_swlib_oms_agent_storage 
        -name="myOMSAgtLocation"
        -host="fs1.us.acme.com"  
        -credential_name="MyAcmeCreds"
        -credential_owner="ACME_USER"

5.4.680 switchover (deprecated)

プライマリ・データベースとスタンバイ・データベース間でData Guardスイッチオーバーを実行します。

注意:

switchoverは非推奨のため、かわりにdg_switchoverを使用します。

書式

emcli switchover
      -primary_target_name="<primary target name>"
      -primary_target_type="oracle_database|rac_database" 
      -standby_target_name="<standby target name>"
      -standby_target_type="oracle_database|rac_database"  
      [-primary_db_creds_name="<primary database credential name>"]
      [-primary_host_creds_name="<primary database host credential name>"] 
      [-standby_db_creds_name="<standby database credential name>"] 
      [-standby_host_creds_name="<standby database host credential name>"] 
      [-swap_jobs] 
      [-swap_thresholds]  

オプション

  • primary_target_name

    プライマリ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベースのいずれも可能です。

  • primary_target_type

    プライマリ・データベースのターゲット・タイプ。単一インスタンスの場合はoracle_databaseを、クラスタの場合はrac_databaseを指定します。

  • standby_target_name

    スタンバイ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベースのいずれも可能です。

  • standby_target_type

    スタンバイ・データベースのターゲット・タイプ。単一インスタンスの場合はoracle_databaseを、クラスタの場合はrac_databaseを指定します。

  • primary_db_creds_name

    SYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのプライマリ・データベースの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • primary_host_creds_name

    プライマリ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのプライマリ・データベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • standby_db_creds_name

    SYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのスタンバイ・データベースの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • standby_host_creds_name

    スタンバイ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのスタンバイ・データベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • swap_jobs

    転送可能タイプ(バックアップ、RMANスクリプトおよびSQLスクリプト)のプライマリ・データベースまたはスタンバイ・データベースのスケジュール済ジョブが、Enterprise Managerによってファスト・スタート・フェイルオーバーが検出された後、他のデータベースに移動するかどうかを指定します。デフォルトでは有効になりません。

  • swap_thresholds

    Enterprise Managerによってファスト・スタート・フェイルオーバーが検出された後、プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースの間でモニタリング設定がスワップされることを指定します。デフォルトでは有効になりません。

例1

次のコマンドでは、databaseという名前のプライマリ・クラスタ・データベースとdatabase1という名前のスタンバイ・クラスタ・データベース間でスイッチオーバーを実行します。

emcli switchover 
      -primary_target_name="database"
      -primary_target_type="oracle_database"
      -standby_target_name="database1"
      -standby_target_type="oracle_database"

例2

次のコマンドでは、primaryという名前のクラスタ・プライマリ・データベースとstandbyという名前のクラスタ・スタンバイ・データベース間でスイッチオーバーを実行します。primaryのスケジュール済ジョブとモニタリング設定は、スイッチオーバーの完了後にstandbyに移動されます。

emcli switchover 
      -primary_target_name="primary"
      -primary_target_type="rac_database"
      -standby_target_name="standby"
      -standby_target_type="rac_database"
      -swap_jobs
      -swap_thresholds

5.4.681 sync

EM CLIクライアントをOMSと同期します。同期化した後、このOMSで使用可能なすべての動詞および関連付けられたコマンドライン・ヘルプが、EM CLIクライアントで使用可能になります。設定のコール時に、自動で同期化されます。

syncを実行するには、次の2通りの方法を利用できます。

  • パラメータを使用する

  • パラメータを使用しない

    syncが、あらかじめ設定された同じOMSに接続して、最新のjarファイルをダウンロードします。

標準モード

emcli sync
         [-url="http[s]://host:port/em"]
         [-username=<EM_username>]
         [-password=<EM_user's_password>]
         [-trustall]
         [-novalidate]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • url

    Enterprise Manager OMSのURL。httpおよびhttpsの両方がサポートされていますが、セキュリティ上の理由から、httpsの使用をお薦めします。

  • username

    OMSへの接続時に、その後のすべてのEM CLIコマンドで使用するユーザー名。

  • password

    Enterprise Managerユーザーのパスワード。このオプションを指定しない場合、対話形式でパスワードの入力を求められます。コマンドラインでのパスワードの入力は、セキュアではないため、避けてください。

  • trustall

    OMSから任意のサーバー資格証明を自動的に受け入れます(低セキュリティ)。また、設定ディレクトリがローカルで、信頼できることを示します。このオプションを渡すか、証明書キーストア・ファイルを含む環境変数EMCLI_CERT_LOCを設定します。ファイルが存在しない場合、システムは証明書のこの場所に格納します。

  • novalidate

    OMSに対してEnterprise Managerユーザー名を認証しません。指定されたユーザー名が有効であると想定します。

この例では、Enterprise Managerユーザーjohn_doeとして接続することにより、EM CLIクライアントをOMSと同期化します。ユーザーは対話形式でパスワードの入力が求められます。

emcli sync
           -url="https://mymachine.example.com"
           -username=john_doe
           -trustall
           -novalidate

5.4.682 sync_alerts

エージェントとリポジトリの間で指定されたターゲットのすべてのアラートを同期します。通常、このコマンドは、エージェントが最新のアラートをリポジトリにアップロードしていないために、リポジトリがエージェントの状態と同期されていないと判断される場合に使用します。

指定したターゲットのエージェントとリポジトリ間でアラートが同期されているかどうかを判断するには、get_unsync_alertsコマンドを実行します。

書式

emcli sync_alerts 
        -target_type=type 
        -target_name=name 
        -agent_name=agent 

オプション

  • target_type

    内部ターゲット・タイプの識別子(host、oracle_database、emrepなど)。

  • target_name

    ターゲットの名前。

  • agent_name

    エージェントの名称。

例1

この例では、target_typeがhostで、target_nameがhostname.oracle.comのアラート状態を同期します。

emcli sync_alerts -target_type=host -target_name=hostname.oracle.com

例2

この例では、エージェントhostname.xyz.com:portがモニターするすべてのターゲットのアラート状態を同期します。

emcli sync_alerts -agent_name=hostname.xyz.com:port

5.4.683 sync_beacon

ターゲットをモニタリングするビーコンを同期(すべてのコレクションをビーコンにリロード)します。

書式

emcli sync_beacon
      -name=target name
      -type=target type
      -bcnName=beacon name

オプション

  • name

    サービス・ターゲット名。

  • type

    サービス・ターゲット・タイプ。

  • bcnName

    同期するビーコンの名前。

この例では、タイプがgeneric_serviceMyTargetターゲットをモニタリングするMyBeaconを同期します。

emcli sync_beacon -name='MyTarget' -type='generic_service'
      -bcnName='MyBeacon'

5.4.684 synchronize_storage

Enterprise Managerに登録されたストレージを同期します。

書式

標準モード

emcli synchronize_storage
        -storage_name="<storage name>"

インタラクティブまたはスクリプト・モード

synchronize_storage(
        storage_name="<storage name>"
)

[ ]  indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • storage_name

    ストレージの名前。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、ストレージ・サーバーを同期します。

emcli synchronize_storage
                -storage_name="sunzfs1"                

5.4.685 test_named_credential

リストに指定されている名前付き資格証明をテストします。インスタンス資格証明が資格証明のターゲットに対してテストされます。グローバル資格証明が指定されたターゲットに対してテストされます。

書式

emcli test_named_credential 
       -cred_names=<cred_name_list> 
       [-target_name=<target_name>] 
       [-target_type=<target_type>] 

オプション

  • cred_names

    テストする資格証明名のリスト。

  • target_name

    グローバル資格証明をテストするターゲット名。インスタンス資格証明がそれぞれのターゲットに対してテストされます。

  • target_type

    グローバル資格証明をテストするターゲット・タイプ。

例1

この例では、名前付きインスタンス資格証明(現在ログインしているユーザーが所有しているNC1およびADMIN1が所有しているNC2)をテストします。

emcli test_named_credential 
        -cred_names="NC1;NC2:ADMIN1"

例2

この例では、グローバル・ホスト名前付き資格証明NC1、NC2およびNC3をターゲットtesthost.example.comに対してテストします。

emcli test_named_credential 
        -cred_names="NC1;NC2;NC3" 
        -target_name="testhost.example.com"
        -target_type="host

5.4.686 test_privilege_delegation_setting

指定したホストの権限委任設定をテストします。

書式

標準モード

emcli test_privilege_delegation_setting
        -host_name="Host Name"
        -cred_name="Cred Name"
        [-cred_owner="Cred Owner"]
 

インタラクティブまたはスクリプト・モード

test_privilege_delegation_setting(
        host_name="Host Name"
        ,cred_name="Cred Name"
        [,cred_owner="Cred Owner"]
        )

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • host_name

    ホストのターゲット名。

  • cred_name

    資格証明の名前。

  • cred_owner

    資格証明の所有者

終了コード

成功した場合は0です。0以外の値は、Verb処理が正常終了しなかったことを意味します。

例1

この例では、my_hostという名前のホストとmy_credという名前の資格証明について権限委任設定をテストします。

emcli test_privilege_delegation_setting
              -host_name="my_host"
              -cred_name="my_cred"

例2

この例では、my_hostという名前のホストとowner1が所有するmy_credという名前の資格証明について権限委任設定をテストします。

emcli test_privilege_delegation_setting
              -host_name="host"
              -cred_name="cred"
              -cred_owner="owner1"

5.4.687 test_proxy

指定した名前で識別されるHTTP(S)プロキシがアクセス可能であるかどうかをテストします。

構文

  emcli test_proxy
       -name="<name>"
        [-timeout=<minutes>]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • -name

    プロキシを識別する名前。

  • -timeout

    プロキシ・テスト・プロシージャのタイムアウト(分)。タイムアウトには、1分から60分の間の値を指定できます。デフォルトは5分です。

次のコマンドでは、us-proxy-1という名前で識別されるプロキシがアクセス可能であるかどうかをテストします。テスト・プロシージャは、2分後にタイムアウトします。

   emcli test_proxy
       -name="us-proxy-1"
       -timeout=2

5.4.688 trace

OMSのトレースを有効または無効にします。

書式

emcli trace 
        -enable="true|false"
        -user="username"

オプション

  • enable

    有効にするにはtrueを指定し、無効にするにはfalseを指定します。

  • user

    ユーザー名です。

この例では、ユーザーsysmanのトレースを有効にします。

emcli trace -enable=true -user=sysman

5.4.689 trace_set_property

トレース機能のプロパティ名および対応する値を設定します。これらの値は永続ではありません。

書式

emcli trace_set_property      -name=<property name>  
     -value=<property value> 

オプション

  • name

    プロパティ名。

  • value

    プロパティ値。

次の例では、ユーザーに対するトレースを使用可能にします。

emcli trace_set_property -name=trace.backgroundthreads -value=true 

5.4.690 trigger_compliance_ca

指定したコンプライアンス・イベントの修正処理の実行を開始します。

書式

emcli trigger_compliance_ca
      -event_instance_id

オプション

  • event_instance_id

    イベント・インスタンスの識別子。event_instance_idを取得するには、次のemcliコマンドを実行します。

    emcli  get_compliance_rule_violation_event    
           -rule_iname="myrule" 
           -target_type="host" 
           -target_name="my_machine" 

次の例では、ID 0123456789ABCDEF0123456789ABCDEFのイベントの修正処理を開始します。

emcli trigger_compliance_ca 
      -event_instance_id="0123456789ABCDEF0123456789ABCDEF" 

5.4.691 udmmig_list_matches

指定した移行セッションのUDMに一致するすべてのメトリック拡張をリストします。

書式

emcli udmmig_list_matches
        -session_id=<sessionId>

オプション

  • session_id

    セッションが作成されたときに返されたIDまたはudmmig_summaryの出力からのIDを指定します。

5.4.692 udmmig_request_udmdelete

メトリック拡張によって置き換えられたUDMを削除します。

書式

emcli udmmig_request_udmdelete
        -session_id=<sessionId>
        -input_file=metric_tasks:<complete_path_to_file>

オプション

  • session_id

    セッションが作成されたときに返されたIDまたはudmmig_summaryの出力からのIDを指定します。

  • input_file

    1行に1つずつ、次の書式でターゲット、UDMを含むファイル名を指定します。

    <targetType>,<targetName>,<collection name>
    

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

この例では、すべての関連ターゲットからのUDMの削除を試みます。このステップは、移行プロセスの最後を示します。ファイルinput_tasksには、UDMが存在する場所がリストされます。

emcli udmmig_request_udmdelete -session_id=<sessionId> -input_file=metric_tasks:input_tasks

5.4.693 udmmig_retry_deploys

ターゲットに対してメトリック拡張のデプロイメントを再試行します。

書式

emcli udmmig_retry_deploys
        -session_id=<sessionId>
        -input_file=metric_tasks:<complete path to file>

オプション

  • session_id

    セッションが作成されたときに返されたIDまたはudmmig_summaryの出力からのIDを指定します。

  • input_file

    1行に1つずつ、次の書式でターゲット、UDMを含むファイル名を指定します。

    <targetType>,<targetName>,<collection name>
    

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

この例では、UDMが存在していたすべてのターゲットへのメトリック拡張のデプロイを試みます。ファイルinput_tasksには、これらの場所がリストされます。

emcli udmmig_retry_deploys -session_id=<sessionId> -input_file=metric_tasks:input_tasks

5.4.694 udmmig_session_details

関連するターゲット、テンプレート、UDMおよびメトリック拡張を含め、指定した移行セッションの詳細を表示します。

書式

emcli udmmig_session_details
        -session_id=<sessionId>

オプション

  • session_id

    セッションが作成されたときに返されたIDまたはudmmig_summaryの出力からのIDを指定します。

5.4.695 udmmig_submit_metricpicks

セッションでターゲットごとにUDMを置換するために使用するメトリック選択を指定します。

書式

emcli udmmig_submit_metricpicks
        -session_id=<sessionId>
        -input_file=metric_picks:<complete_path_to_file>

オプション

  • session_id

    セッションが作成されたときに返されたIDまたはudmmig_summaryの出力からのIDを指定します。

  • input_file

    1行に1つずつ、次の書式でターゲット、UDMおよびメトリック選択を含むファイル名を指定します。

    <targetType>,<targetName>,<collection name>,[N/E],<metric>,<column>
    

    新しいメトリックを作成する必要がある場合はNを使用し、既存のメトリックを参照する場合はEを使用します。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

この例では、ファイルinput_picksによってUDMからメトリック拡張へのマッピングを提供します。

emcli udmmig_submit_metricpicks -session_id=<sessionId> -input_file=metric_picks:input_picks

5.4.696 udmmig_summary

システムのすべてのアクティブな移行セッションを表示します。

書式

emcli udmmig_summary
      [-showAll]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • showAll

    完了しているものも含めてすべてのセッションを出力します。デフォルトでは、進行中のセッションのみがリストされます。

5.4.697 udmmig_update_incrules

UDMを参照するインシデント・ルールを、置換するメトリック拡張への参照で更新します。

書式

emcli udmmig_update_incrules
        -session_id=<sessionId>
        -input_file=udm_inc_rules:<complete_path_to_file>

オプション

  • session_id

    セッションが作成されたときに返されたIDまたはudmmig_summaryの出力からのIDを指定します。

  • input_file

    1行に1つずつ、次の書式でルール、UDMおよびメトリックを含むファイル名を指定します。

    <ruleset id>,<rule id>,<udm name>,<metric name>
    

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

5.4.698 unassign_charge_plan

指定されたエンティティに関連付けられたチャージ・プランの割当てを解除します。

書式

unassign_charge_plan 
      -entity_name="eName" 
      -entity_type="eType" 
      -[entity_guid="entity_guid"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • entity_name

    チャージ・プランの割当てを解除するエンティティの名前。

  • entity_type

    チャージ・プランの割当てを解除するエンティティのタイプ。

  • entity_guid

    チャージバックに追加するエンティティのguid。

    チャージバック内で指定したエンティティ名およびエンティティ・タイプで1つ以上のエンティティがアクティブな場合、このコマンドは作成日、親エンティティ名、エンティティguidなどのその他の詳細とともに、それらのエンティティをすべてリストします。そのリストから正しいエンティティを選択し、エンティティ名およびエンティティ・タイプのかわりにエンティティguidをパラメータとして使用し、再度コマンドを実行します。

この例では、oracle_databaseエンティティdb1に関連付けられたチャージ・プランの割当てを解除します。

emcli unassign_charge_plan -entity_name="db1" -entity_type="oracle_database" 

5.4.699 unassign_cost_center

指定したエンティティからコスト・センターの割当てを解除します。

書式

unassign_cost_center 
     -entity_name="eName" 
     -entity_type="eType" 
     -[entity_guid="entity guid" ] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • entity_name

    コスト・センターの割当てを解除するエンティティの名前。

  • entity_type

    コスト・センターの割当てを解除するエンティティのタイプ。

  • entity_guid

    チャージバック内のエンティティのguid。

    チャージバック内で指定したエンティティ名およびエンティティ・タイプで1つ以上のエンティティがアクティブな場合、このコマンドは作成日、親エンティティ名、エンティティguidなどのその他の詳細とともに、それらのエンティティをすべてリストします。そのリストから正しいエンティティを選択し、エンティティ名およびエンティティ・タイプのかわりにエンティティguidをパラメータとして使用し、再度コマンドを実行します。

この例では、Oracle Databaseエンティティdb1に関連付けられたコスト・センターの割当てを解除します。

emcli unassign_cost_center -entity_name="db1" -entity_type="oracle_database" 

5.4.700 undeploy_diagchecks

ターゲットのdiagcheckスクリプトをアンデプロイします。

書式

emcli undeploy_diagchecks
      {-target_name=<target_name_to_be_updated>
       -target_type=<target_type_to_be_updated> } 
      | {-input_file=targetList:<complete_path_to_file>};

オプション

  • target_name

    更新するターゲットの名前。

  • target_type

    更新するターゲットのタイプ。

  • input_file

    1行に1つずつ、次の書式でターゲットのリストを含むファイル名を指定します。

    <targetType>:<targetName>
    

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

5.4.701 undeploy_plugin_from_agent

管理エージェントからEnterprise Managerプラグインをアンデプロイします。管理エージェントからプラグインをアンデプロイすると、このプラグインに属するすべてのタイプのすべてのターゲットをEnterprise Managerから削除します。

デフォルトは、指定した管理エージェントに現在デプロイされているバージョンです。

書式

emcli undeploy_plugin_from_agent
        -plugin="pluginId[:pluginVersion]"
        -agent_names="agent1;agent2"

オプション

  • plugin

    アンデプロイするプラグインIDとバージョン。バージョンはオプションです。デフォルトは管理サーバーにデプロイされている最新のバージョンです。

  • agent_names

    プラグインをアンデプロイする管理エージェント(host:port)。

例1

この例では、管理エージェントmyhost1.example.com:1159およびmyhost2.example.com:1159からバージョン11.2.0.1.0のoracle.sysman.db2プラグインをアンデプロイします。

undeploy_plugin_from_agent -plugin=oracle.sysman.db2:11.2.0.1.0 
-agent_names="myhost1.example.com:1159;myhost2.example.com:1159"

例2

この例では、エージェントmyhost1.example.com:1159から最新バージョンのoracle.sysman.db2プラグインをアンデプロイします。

undeploy_plugin_from_agent -plugin=oracle.sysman.db2 
-agent_names="myhost1.example.com:1159"

5.4.702 undeploy_plugin_from_server

Oracle Management Serverからプラグインをアンデプロイします。

注意:

管理サーバーからプラグインをアンデプロイする前に、すべての管理エージェントからアンデプロイする必要があります。

書式

emcli undeploy_plugin_from_server 
        -plugin="plug-inId"[:"pluginVersion"]
        [-sys_password="sys_password"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • plugin

    書式は-plugin=<oracle.sysman.db:12.1.0.1.0>です。プラグインID(oracle.sysman.dbなど)は必須パラメータです。バージョンはオプションです。

    -plugin="plugin_id"フィールドでバージョンを指定する必要はありません。管理サーバーには、常に1つのバージョンのプラグインしかデプロイできないためです。したがって、バージョンは暗黙的です。複数バージョンをダウンロードできる、デプロイメント時にバージョンを指定する場合と対照的です。

  • sys_password

    リポジトリのSYSユーザーのパスワード。コンソールで指定しない場合、入力を要求されます。

例1

この例では、Oracle Management Serverからoracle.sysman.db2プラグインをアンデプロイします。

undeploy_plugin_from_server -plugin="oracle.sysman.db2" -sys_password=welcome 

例2

この例では、sys_passwordの入力を要求します。

emcli undeploy_plugin_from_server -plugin="oracle.sysman.db2"

5.4.703 unregister_bipublisher

Enterprise Managerと以前に設定した関係との間に以前に設定した関係(setup_bipublisherを使用)を登録解除します。-forceオプションを指定しない場合、このverbを使用してEnterprise ManagerとBI Publisher間の関係のステータスを特定することもできます。

注意:

このVerbにはEnterprise Managerスーパー管理者権限が必要です。

書式

emcli unregister_bipublisher
    [-force]

オプション

  • force

    このオプションでは関係が解除されます。BI Publisher管理対象サーバーでは、停止もアンインストールも行われません。

例1

emcli unregister_bipublisher

Error: The BI Publisher Web Application named "https://somehost.somedomain.com:9704/xmlpserver" is registered. Use -force option to overwrite this.

例2

emcli unregister_bipublisher -force

BI Publisher "https://somehost.somedomain.com:9704/xmlpserver" has been unregistered for use with Enterprise Manager.

5.4.704 unsecure_agent

保護されている管理エージェントを非保護します。管理エージェントに対するオペレータ権限または完全な権限が必要です。

書式

emcli unsecure_agent
        -agent_name="agent_target_name"
        [-host_username ="agent_host_username" -host_pwd="agent_host_password"]
        [-credential_name ="credential_name"]
        [-credential_setname ="credential_setname_of_agent"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • agent_name

    管理エージェント・ターゲットの名前。

  • host_username

    管理エージェントを所有するOSユーザー(ホスト上)のユーザー名。

  • host_pwd

    管理エージェントを所有するOSユーザー(ホスト上)のパスワード。

  • credential_name

    保存された資格証明の名前。

  • credential_setname

    管理エージェントの資格証明セットの名前。たとえば、HostCredsなど。

例1

emcli unsecure_agent -agent_name="agent.example.com:1234"
                           -host_username="test_user"
                           -host_pwd="test"

例2

emcli unsecure_agent -agent_name="agent.example.com:1234"
                           -credential_name="MyMachineCredential"

5.4.705 unsubscribe_agents

特定の管理エージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブされている指定した管理エージェントをサブスクライブ解除します。

書式

emcli unsubscribe_agents
      -image_name="Image Name" 
      [-agents="Full Agent Name"] 
      [-groups="List of group names"] 
      [-closure_related="true/false"]
      [-closure_nfs="true/false"] 

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • image_name

    管理エージェントをサブスクライブ解除するイメージ名。

  • agents

    指定した管理エージェント・ゴールド・イメージからサブスクライブ解除する管理エージェントの名前パターン。

  • groups

    指定した管理エージェント・ゴールド・イメージからサブスクライブ解除する管理エージェント・グループ。

  • closure_related

    関連する管理エージェントをサブスクライブ解除するかどうか。falseに設定されている場合、関連する管理エージェントはサブスクライブ解除されません。

  • closure_shared

    関連する管理エージェントをサブスクライブ解除するかどうか。falseに設定されている場合、関連する共有管理エージェントはサブスクライブ解除されません。

例1

次の例では、管理エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_PODにサブスクライブされているxyz.domain.com:1243およびその関連するすべての共有エージェントをサブスクライブ解除します。

emcli unsubscribe_agents  
      -image_name="OPC_AGT_ADC_POD"
      -agents="xyz.domain.com:1243"
      -closure_shared="true"

例2

次の例では、管理エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_PODにサブスクライブされているxyz.domain.com:1243およびその関連するすべての管理エージェントをサブスクライブ解除します。

emcli unsubscribe_agents  
      -image_name="OPC_AGT_ADC_POD"
      -agents="xyz.domain.com:1243"
      -closure_related="true"

5.4.706 unsuppress_incident

指定したIDのインシデントを抑止解除します。

書式

emcli unsuppress_incident
     -incident_id="Id of the incident to be unsuppressed"

オプション

  • incident_id

    抑止解除するインシデントの数値ID。

次の例では、ID 173のインシデントを抑止解除します。

emcli unsuppress_incident -incident_id="173"     

5.4.707 unsuppress_problem

指定した問題を抑止解除します。

書式

emcli unsuppress_problem
      -problem_id="id of the problem to be unsuppressed"

オプション

  • problem_id

    抑止解除する問題のID。

次の例では、ID 173の問題を抑止解除します。

emcli unsuppress_problem -problem_id="173" 

5.4.708 update_and_retry_step

失敗したステップの引数を更新して、そのステップを再試行します。

書式

emcli update_and_retry_step 
      -stateguid=<state_guid>
      [-instance=<instance_guid>]
      [-exec=<execution_guid>]
      [-name=<execution_name>]
      [-owner=<execution_owner>]
      [-args="command1:value1;command2:value2;..."]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • stateguid

    状態のGUID。

  • instance

    インスタンスのGUID。

  • exec

    実行のGUID。

  • name

    実行の名前。

  • owner

    実行の所有者。

  • args

    再試行時に更新するステップの引数。引数の書式は名前と値のペアです。名前と値はコロン(:)で区切り、各ペアはセミコロン(;)で区切ります。引数はスカラー・データとリスト・データを取ります。リスト・データの形式は[a,b,c]のようにする必要があります。

    更新可能な引数の完全なリストについては、get_retry_arguments verbを参照してください。

emcli update_and_retry_step -instance=16B15CB29C3F9E6CE040578C96093F61 -stateguid=51F762417C4943DEE040578C4E087168 -args="command:ls"

5.4.709 update_agents

管理エージェントを更新するための環境を準備し、管理エージェント更新ジョブを発行します。

書式

emcli update_agents 
-gold_image_name | -gold_image_series  
-agents="agent_names" | -input_file="agents_file:input_file_location" 
[-validate_only] 
[-pre_script_loc="location_of_pre_script"]
[-pre_script_on_oms]
[-post_script_loc="location_of_post_script"]
[-post_script_on_oms]
[-op_name="custom_operation_name"]
[-override_credential="named_credential"]
[-additional_parameters]
[-stage_location="custom_stage_location"]
[-is_staged="true|false"]
[-stage_action="push|pull"] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • gold_image_series

    このオプションを指定し、選択した管理エージェントを、指定したシリーズの最新の管理エージェント・ゴールド・イメージに更新します。

  • gold_image_name

    このオプションを指定し、選択した管理エージェントを、指定した管理エージェント・ゴールド・イメージに更新します。

  • agents

    このオプションを指定し、更新する管理エージェントの名前をすべて入力します。

  • input_file

    このオプションは、更新するすべての管理エージェントのリストが入力ファイルに格納されている場合に指定します。

  • validate_only

    このオプションは、更新対象として選択した管理エージェントが更新可能かどうかを確認し、これらの管理エージェントをすぐに更新しない場合にのみ指定します。このオプションを使用する場合、管理エージェント更新ジョブは発行されません。

  • pre_script_loc

    このオプションは、選択した管理エージェントを更新する前にスクリプトを実行する場合に指定します。

  • pre_script_on_oms

    このオプションは、OMSホストに後処理スクリプトが存在する場合に指定します。

  • op_name

    このオプションを指定し、管理エージェントの更新にカスタム操作名を使用します。

  • override_credential

    管理エージェントのOracleホームの優先資格証明を使用して、更新後に(特定の管理エージェントで) root.shを実行します。このオプションは、これらの資格証明を別の名前付き資格証明でオーバーライドする場合に指定します

  • additional_parameters

    このオプションは、管理エージェントの更新に追加パラメータを渡す場合に指定します。

  • stage_location

    このオプションは、管理エージェントの更新にカスタムのステージング場所を使用する場合に指定します。

  • is_staged

    管理エージェント・ゴールド・イメージをすでにステージングしている場合は、このオプションをtrueに指定します。

  • stage_action

    管理エージェント・ゴールド・イメージがまだステージングされていない場合、デフォルトでは、更新対象として選択した管理エージェントにこのゴールド・イメージがプッシュされます。また、更新対象として選択した管理エージェントが管理エージェント・ゴールド・イメージをプルする場合は、このオプションをpullで指定します。

-gold_image_nameパラメータまたは-gold_image_seriesパラメータの指定は必須です。また、-agentsパラメータまたは-input_fileパラメータの指定も必須です。-agentsおよび-input_fileが指定されている場合、(これらの各パラメータを個別に指定した場合の)出力の和集合が表示されます。

パラメータはすべて、-input_fileパラメータを使用してレスポンス・ファイルで渡すことができます。たとえば、-input_file="response_file:/scratch/response_file.txt"となります。

レスポンス・ファイルでは、各パラメータを新しい行に、名前/値ペアで指定する必要があります。たとえば、op_name=UPDATE_AGT_121020となります

同じパラメータがコマンドラインおよび応答ファイルの両方で渡された場合、コマンドライン・パラメータの値が優先されます

例1

次の例では、管理エージェント・ゴールド・イメージOPC_AGT_ADC_POD_JUNEを使用してxyz.domain.com:1243を更新します(更新ジョブUPDATE_JOB123を作成します)。

mcli update_agents 
     -gold_image_name="OPC_AGT_ADC_POD_JUNE" 
     -agents="xyz.domain.com:1243" 
     -op_name="UPDATE_JOB123"
       

例2

次の例では、シリーズOPC_AGT_ADC_PODの最新の管理エージェント・ゴールド・イメージを使用してxyz.domain.com:1243を更新し、追加パラメータを2つ渡します。

emcli update_agents 
      -gold_image_series="OPC_AGT_ADC_POD" 
      -agents="xyz.domain.com:1243" 
      -additional_parameters="-ignorePrereqs 
      -newParameter"
     

5.4.710 update_audit_settings

リポジトリの現在の監査設定を更新してOMSを再起動します。Enterprise Managerのスーパー管理者のみが監査データの表示権限を持ちます。

書式

emcli update_audit_settings
      [-audit_switch="ENABLE|DISABLE"]
      [-operations_to_enable="name_of_operations_to_enable"]
      [-operations_to_disable="name_of_operations_to_disable"]
      [-externalization_switch="ENABLE|DISABLE"]
      [-directory="directory_name"]
      [-file_prefix="file_prefix"]
      [-file_size="file_size"]
      [-data_retention_period="data_retention_period"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • audit_switch

    Enterprise Managerでの監査を有効にする監査の切換え。

  • operations_to_enable

    指定したユーザー操作の監査を有効にします。すべての操作を有効にするには、ALLを指定します。このオプションは、監査が無効の場合は使用できません。

  • operations_to_disable

    指定したユーザー操作の監査を無効にします。すべての操作を無効にするには、ALLを指定します。このオプションは、監査が無効の場合は使用できません。

  • externalization_switch

    監査データ・エクスポート・サービスを有効化します。デフォルト値はDISABLEです。

  • directory

    エクスポート・サービスが監査データファイルをアーカイブするOSディレクトリで構成するデータベース・ディレクトリ。このディレクトリは、Enterprise Manager Cloud Controlの監査データを外部化するために必要です。update_audit_settings verbは、このディレクトリがすでに作成されていることを想定しています。次の例では、SYSMANユーザーの読取り/書込み権限があるディレクトリ/tmp/em_audit_dataからデータベース・ディレクトリEMDIRを作成します。

    SQL>create directory EMDIR as '/tmp/em_audit_data'; 
    Directory created. 
    SQL>grant read,write on directory "EMDIR" to SYSMAN; 
    Grant succeed. 
    
  • file_prefix

    監査データを書き込むファイルの名前を作成するためにエクスポート・サービスで使用されるファイル接頭辞。デフォルト値はem_auditです。

  • file_size

    各ファイル・サイズの最大値。デフォルト値は5000000バイトです。

  • data_retention_period

    Enterprise Managerリポジトリで監査データを保存する最大期間。デフォルト値は365日です。

例1

この例では、LOGINとLOGOUT以外のすべての操作を有効にします。

emcli update_audit_settings
          -audit_switch="ENABLE"
          -operations_to_enable="ALL"
          -operations_to_disable="LOGIN;LOGOUT"

例2

この例では、Weblogic Server固有の操作の監査を有効にします。

emcli update_audit_settings
     -operations_to_enable="WEBLOGIC_DOMAIN_UPDATE_INVOKE;WEBLOGIC_DOMAIN
     _LOGIN;WEB_LOGIC_DOMAIN_LOGOUT" 

5.4.711 update_credential_set

グローバル優先資格証明のget/setのために必要な権限を更新します。1つの資格証明セット、特定のターゲット・タイプのすべての資格証明セット、またはシステム全体(すべてのターゲット・タイプ)の権限を更新できます。

書式

標準モード

emcli update_credential_set
        [-set_name="set_name"]
        [-target_type="ttype"]
        [-get_priv="get_priv"]
        [-update_priv="update_priv"]
        [-update_default_priv="update_default_priv"]

インタラクティブまたはスクリプト・モード

update_credential_set(
        [set_name="set_name"]
        [,target_type="ttype"]
        [,get_priv="get_priv"]
        [,update_priv="update_priv"]
        [,update_default_priv="update_default_priv"]
        )

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • set_name

    権限を更新する必要がある資格証明セット名。

  • target_type

    ターゲットまたは資格証明セットのターゲット・タイプ。

  • get_priv

    システム・スコープ資格証明セットのgetに必要な権限の名前。

  • update_priv

    システム・スコープ資格証明セットのset/clearに必要な権限の名前。

  • update_default_priv

    セットのデフォルト・グローバル・スコープ優先資格証明のset/clearに必要な権限の名前。

終了コード

成功した場合は0です。0以外の値は、Verb処理が正常終了しなかったことを意味します。

この例では、すべてのターゲット・タイプとすべての資格証明セット名に対して権限get_privVIEW_TARGETに変更します。

emcli update_credential_set -get_priv=VIEW_TARGET

5.4.712 update_database_size

作成されたすべてのデータベース・サイズをリストします。

書式

emcli update_database_size 
      -name="<Existing size name>" 
      -description="<Size description>"        
      [-attributes="cpu:<number of cores>;memory:<memory in GB>;processes:
         <max number of processes>;storage:<Total storage in GB allocated 
         to database>;"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • name

    既存のデータベース・サイズの名前。

  • description

    データベース・サイズの説明を更新します。

  • attributes

    データベース・サイズを定義します。属性をセミコロン(;)で区切る必要があります。次の属性の値を指定できます。

    cpu: CPUコアの総数。

    memory: 合計最大メモリー(GB)。

    processes: データベースに同時に接続できるプロセスの合計数。

    storage: データベースに割り当てられる合計ストレージ(GB)

次のコマンドでは、Smallという名前のデータベース・サイズの説明および属性を更新します。

emcli update_database_size 
      -name=Small 
      -description="Small size database" 
      -attributes="cpu:4;storage:50;memory:4;processes:remove" 

5.4.713 update_db_account_status

LOCKED、OPEN、EXPIREDおよびLOCKED & EXPIREDのいずれかにデータベース・アカウント・ステータスを更新します。

書式

emcli update_db_account_status        -target_name="tname"        -user_name="user_name"        -connect_as= "DBUserName:uname;DBPassword:upassword[;DBRole:SYSDBA]" or "[DBCredsOwner:ucredsowner;]DBNamedCreds:unamedcreds"        -action=action        [-target_type="ttype"]        [-input_file="tag1:file_path1;tag2:file_path2;..."]        [-validate_only="yes/no" default "no"]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • target_name

    ターゲットの名前。

  • user_name

    データベース・ユーザーの名前。user_nameは大/小文字を区別します。

  • action

    実行する処理。このオプションで使用可能な値は、次のとおりです。

    • LOCK - アカウントをロックします。

    • UNLOCK - アカウントをロック解除します。

    • EXPIRE - アカウントを期限切れにします。

    • LOCK_AND_EXPIRE - アカウントをロックして期限切れにします。

    • UNLOCK_AND_EXPIRE - アカウントをロック解除して期限切れにします。

  • target_type

    ターゲットのタイプ。このVerbで使用可能なターゲット・タイプの値は、次のとおりです。

    • oracle_database

    • rac_database

    この引数のデフォルト値は、oracle_databaseです。

  • connect_as

    ターゲット・データベースの接続モード。次の2つの形式のいずれかで指定する必要があります。

    • DBUserName:uname;DBPassword:upassword[;DBRole:SYSDBA]

    • [DBCredsOwner:ucredsowner;]DBNamedCreds:unamedcreds

  • input_file

    パスワードを非表示にする場合はこのオプションを使用します。古いパスワードおよび新しいパスワードを含むファイルへのパスを指定してください。各パスにはパスワード・オプションで参照されるタグが必要です。

  • validate_only

    操作を実行せずに指定したオプションの検証を実行するかどうかを示します。

    • Yes - 指定したオプションを検証します。操作は実行されません。検証エラーはコンソールに表示されます。

    • No - 指定したオプションに従って操作を実行します。

    このオプションのデフォルト値はNOです。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次に、update_db_account_status_verb Verbの3つの例を示します。

例1

次の例では、名前付き資格証明SYS_myDBを使用して、ターゲット・データベースmyDBのアカウントAdmin1をロックします。

emcli update_db_account_status          -target_name=myDB          -user_name=Admin1          -action=LOCK          -connect_as="DBNamedCreds:SYS_myDB"

例2

次の例では、SYSDBAを使用して、ターゲット・データベースmyDBのアカウントAdmin1をロック解除します。

emcli update_db_account_status          -target_name=myDB          -user_name=Admin1          -action=UNLOCK          -connect_as="DBUserName:sys;DBPassword:welcome;DBRole:sysdba"

5.4.714 update_db_password

Enterprise Manager資格証明サブシステムでターゲット・データベースのパスワード変更を更新します。ターゲット・データベースでパスワードを変更することもできます。このverbでは、収集またはモニタリング資格証明がEnterprise Manager管理エージェントに伝播されます。

標準モード

emcli update_db_password
       -target_name="tname"
       -user_name="user_name"
       [-target_type="ttype"]
       [-change_all_references="yes/no"]
       [-change_at_target="yes/no"]
       [-input_file="tag1:file_path1;tag2:file_path2;..."]

[ ]  indicates that the parameter is optional

インタラクティブまたはスクリプト・モード

update_db_password
       (target_name="tname"
       ,user_name="user_name"
       [,target_type="ttype"]
       [,change_all_references="yes/no"]
       [,change_at_target="yes/no"]
       [,input_file="tag1:file_path1;tag2:file_path2;..."])

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_name

    ターゲットの名前。

  • user_name

    データベース・ユーザーの名前。

  • target_type

    ターゲットのタイプ。このverbのターゲット・タイプとして使用可能な値は、-oracle_databaseおよび-rac_databaseです。このオプションのデフォルト値は、oracle_databaseです。rac_databaseタイプでは、個々のインスタンス・レベルではなくデータベースでパスワードを変更する必要があります。

  • change_all_references

    Enterprise Managerのすべての参照を対象にパスワードを変更する必要があるかどうかを指定します。使用可能な値は、次のとおりです。

    • yes: 新しいパスワードと一致する古いパスワードを持つDBSNMPユーザーに対して、Enterprise Managerのすべてのパスワード参照を更新します。

    • no: 現在ログインしているユーザーのパスワードを更新します。

    このオプションのデフォルト値はyesです。

  • change_at_target

    ターゲットでもパスワードを変更する必要があるかどうかを指定します。SYSユーザーにはサポートされていません。

    • yes: ターゲット・データベースでパスワードを変更します。

    • no: Enterprise Managerでのみパスワードを更新します。

    このオプションのデフォルト値はnoです。

  • input_file

    古いパスワードと新しいパスワードを含むファイルのパス。このオプションを使用して、コマンドラインのパスワードを非表示にできます。各パスには、パスワード・オプションで参照されているタグが必要です。

    このverbをinput_fileオプション付きで実行すると、non-echoモードで次の値を入力するよう求められます。

    -old_password -new_password -retype_new_password

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

例1 - コマンドライン形式

emcli update_db_password
      -target_name=myDB
      -user_name=Admin1

例2 - スクリプトおよび対話形式

update_db_password
       (target_name="myDB",
        user_name="Admin1")

例3 - コマンドライン形式

emcli update_db_password
      -target_name=myDB
      -user_name=Admin1
      -change_at_target=yes

例4 - スクリプトおよび対話形式

update_db_password
      (target_name="myDB",
       user_name="Admin1",
       change_at_target="yes")

5.4.715 update_dbaas_quota

SSAユーザー・ロール用のデータベース割当て制限を更新します。

書式

emcli update_dbaas_quota
        -role_name="<SSA_User_Role_name>"
        -databases="<Number_of_Database_Requests>"
        -schema_services="<Number_of_Schema_Service_Requests>"
        -pluggable_databases="<Number_of_Pluggable_Database_Service_Requests>"
        -memory="<Memory(GB)>"
        -storage="<Storage(GB)>"

オプション

  • role_name

    割当て制限の更新対象となるSSAユーザー・ロールの名前。

  • databases

    許可されるデータベース・サービス・リクエストの数。

  • schema_services

    許可されるスキーマ・サービス・リクエストの数。

  • pluggable_databases

    許可されるプラガブル・データベース・サービス・リクエストの数。

  • memory

    許可されるメモリー使用量(GB)。

  • storage

    許可される記憶域使用量(GB)。

emcli update_dbaas_quota-role_name="My Role"-databases="10"-schema_services="10"-pluggable_databases="10"-memory="99"-storage="99"

次のような出力が表示されます。

Quota for "My Role" updated successfully.

5.4.716 update_dbaas_request_settings

データベース・リクエスト設定を更新します。

書式

emcli update_dbaas_request_settings
        -future_reservation_length="<Future_Request_Scheduling_Period>"
        -maximum_archive_duration="<Request_Purging_Duration>"
        -default_retirement_period="<Default_Retention_Duration>"

オプション

  • future_reservation_length

    セルフ・サービス・ユーザーがリクエストを事前にスケジュールできる期間。たとえば、"2 Months"は2か月、"10 Weeks"は10週間、"No Reservation"は制限なしです。

  • maximum_archive_duration

    セルフ・サービスの作成リクエストが、「完了済」となった後、リポジトリからパージされるまでの期間。たとえば、"2 Months"は2か月、"10 Weeks"は10週間、"No Reservation"は制限なしです。

  • default_retirement_period

    セルフ・サービス・ユーザーがサービス・インスタンスを保持できる最長期間。たとえば、"2 Months"は2か月、"10 Weeks"は10週間および"No Reservation"は制限なしです。

emcli update_dbaas_request_settings-future_reservation_length="2 Months"-maximum_archive_duration="10 Weeks"-default_retirement_period="No Reservation"

次のような出力が表示されます。

Request settings updated successfully.

5.4.717 update_diagchecks

ターゲットの診断チェック・スクリプトを更新します。

書式

emcli update_diagchecks
      -target_name=<target_name_to_be_updated>
      -target_type=<target_type_to_be_updated>
      [-input_file=targetList:<complete_path_to_file>]

オプション

  • target_name

    更新するターゲットの名前。

  • target_type

    更新するターゲットのタイプ。

  • input_file

    1行に1つずつ、次の書式でターゲットのリストを含むファイル名を指定します。

    <targetType>:<targetName>
    

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

5.4.718 update_host_password

資格証明サブシステムで変更済ホスト・パスワードを更新します。収集またはモニタリング資格証明では、パスワード変更はオプションで、Enterprise Manager管理エージェントにも伝播されます。

書式

emcli update_host_password      -target_name="tname"      -user_name="user_name"      [-change_all_references="yes/no"]      [-input_file="tag1:file_path1;tag2:file_path2;..."]

[ ]  indicates that the parameter is optional

注意:

このverbを実行すると、non-echoモードで次の値を入力するよう求められます。

-old_password -new_password -retype_new_password

オプション

  • target_name

    ターゲットの名前。

  • user_name

    データベース・ユーザーの名前。

  • change_all_references

    特定のユーザーに関してEnterprise Managerのすべての参照を対象にパスワードを変更する必要があるかどうかを指定します。

    使用可能な値は、次のとおりです。

    • yes - このパスワードでEnterprise Managerのすべての参照を更新します。

    • no - 現在ログインしているユーザーのパスワードを更新します。これはデフォルトです。

  • input_file

    古いパスワードと新しいパスワードを含むファイルのパス。これを使用して、パスワードを非表示にします。各パスには、パスワードで参照されているタグが必要です。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

例1

この例では、ユーザーに古いパスワードと新しいパスワードの値を入力して、新しいパスワードを再入力するよう促します。これにより、このターゲット参照に関してEnterprise Managerの新しいパスワードが更新されます。

emcli update_host_password
      -target_name=myHost
      -user_name=Admin1

例2

この例では、ユーザーに古いパスワードと新しいパスワードの値を入力して、新しいパスワードを再入力するよう促します。これにより、myHostターゲット名とAdmin1ユーザー名で参照されるすべてのユーザーの資格証明に関して、Enterprise Managerの新しいパスワードが更新されます。

emcli update_host_password
      -target_name=myHost
      -user_name=Admin1
      -change_all_references=yes

5.4.719 update_mda_properties

指定したプロパティ名を指定した値で更新します。更新が実行されるのは、指定したプロパティ名がリポジトリに存在する場合のみです。リポジトリにプロパティが存在しない場合、プロパティは挿入されません。

書式

emcli update_mda_properties  [-props="<list of property names and values>"]   [-separator=props="separator_for_properties"]   [-subseparator='props="separator_between_name_value_pair_for_properties"]

[ ] indicates that the parameter is optional.

オプション

  • props

    プロパティ名と値の区切りリストを指定します。デフォルトのデリミタは「;」です。

  • separator

    個々のプロパティと値のペアに使用するセパレータを指定します。

  • subseparator

    プロパティとその値の間に使用するサブセパレータを指定します。

例1

次のコマンドでは、複数のプロパティを更新します。

emcli update_mda_properties
   -props="prop1:val1;prop2:val2"

例2

次のコマンドでは、カスタムのセパレータおよびサブセパレータを使用して複数のプロパティを更新します。

emcli update_mda_properties
  -props="prop1=val1:prop2=val2"
  -separator='props=:'
  -subseparator='props=='

5.4.720 update_monitoring_creds_from_agent

管理エージェント上のすべてのターゲットを見付けてモニタリング資格証明を取得し、管理リポジトリでそれらを更新します。11gリリース1 (11.1.0.0)では、一部のターゲットのモニタリング資格証明は、管理エージェントにのみ格納されていました。

注意:

-emd_listおよび-update_allは、構文上オプションとして表示されますが、いずれかを指定する必要があります。

書式

emcli update_monitoring_creds_from_agent 
       [-emd_list=<emd_list>] 
       [-update_all] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • emd_list

    EMD URLのリスト。このオプションまたはupdate_allオプションのいずれかを指定する必要があります。

  • update_all

    モニタリング資格証明をエージェントに持つが、リポジトリには持たないすべてのターゲットのモニタリング資格証明を、リポジトリで更新します。このオプションまたはemd_listオプションのいずれかを指定する必要があります。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを意味します。

例1

この例では、エージェントにモニタリング資格証明を持っているが、管理リポジトリには持っていない、host1.example.com:1832とhost2.example.com:1832によってモニターされているすべてのターゲットを検索し、管理リポジトリのモニタリング資格証明を更新します。

emcli update_monitoring_creds_from_agent 
        -emd_list="host1.example.com:1832;host2.example.com:1832"

例2

この例では、管理エージェントにモニタリング資格証明を持っているが、管理リポジトリには持っていないすべてのターゲットを検索し、リポジトリのモニタリング資格証明を更新します。

emcli update_monitoring_creds_from_agent
        -update_all

5.4.721 update_operation_plan

SiteGuardの操作計画を更新します。

書式

emcli update_operation_plan
        [-name=<plan_name>] 
        [-step_number=<step_number>] 
        [-target_host=<host_name>] 
        [-error_mode=<error_mode>] 
        [-enabled=<true|false>] 
        [-execution_mode=<Serial|Parallel>] 
        [-move=<Up|Down>] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    操作計画の名前。

  • step_number

    更新する必要のある手順の数。

  • target_host

    ターゲット・ホスト名。これを指定すると、このターゲット・ホストを含むすべてのステップが更新されます。

emcli update_operation_plan -name="austin-switchover" 
             -step_number="1" 
             -error_mode="Continue" 
             -enabled="true" 
             -execution_mode="Serial" 
                                             
emcli update_operation_plan -name="austin-switchover" 
             -step_number="5" 
             -move="Up" 
                                             
emcli update_operation_plan -name="austin-switchover" 
             -target_host="myhost.domain.com" 
             -error_mode="Continue" 
             -enabled="true" 

5.4.722 update_organizational_entity

エンティティ名を変更して、組織エンティティを更新します。エンティティ・タイプを変更して、関連するコスト・センターを作成することもできます。

標準モード

emcli update_organizational_entity
      -entity_name="entity name"
      [-entity_type="entity type"]
      [-new_entity_name="new entity name"]
      [-parent_entity_name="parent entity name"]
      [-tenant_name="tenant name"]
      [-cost_centers="cost centers"[;"cost centers"...]]
      [-separator=argument_name="separator_value"])

[ ]  indicates that the parameter is optional.

インタラクティブまたはスクリプト・モード

update_organizational_entity
      (,entity_name="entity name"
      [,entity_type="entity type"]
      [,new_entity_name="new entity name"]
      [,parent_entity_name="parent entity name"]
      [,tenant_name="tenant name"]
      [,cost_centers="cost centers"[;"cost centers"...]]
      [,separator=argument_name="separator_value"])

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • entity_name

    更新する組織エンティティの名前。

  • entity_type

    部門からLOBに、またはその逆に変更する場合の新しいエンティティ・タイプ。

  • new_entity_name

    元のエンティティの新しい名前。

  • parent_entity_name

    更新する組織エンティティの親を指定します。親は、あらかじめ存在している必要があり、更新するタイプにかかわらず、部門またはLOBを使用できます。デフォルトは親なしです。

  • tenant_name

    更新される組織エンティティが属するテナントの名前を指定します。デフォルトは、ログインしているユーザーのテナントです。

  • cost_centers

    作成して更新対象の組織エンティティに関連付ける1つ以上のコスト・センターを指定します。デフォルトはコスト・センターなしです。create_cost_centers Verbを使用してコスト・センターを作成し、それらを個別に関連付けることができます。

  • separator

    複数値の入力引数用のセパレータであるセミコロン(;)を上書きします。separatorまたはsubseparatorの上書きの詳細は、セパレータおよびサブセパレータの上書きを参照してください。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

例1

次の例では、finance組織エンティティの名前をinvestmentsに変更し、関連する3つのコスト・センターC4、C5、C6を作成します。

emcli create_organizational_entity
      -entity_name="finance"
      -new_entity_name="investments"
      -cost_centers="c4;c5;c6"

例2

次の例では、finance組織エンティティのエンティティ・タイプをLOBに変更します。また、エンティティが属するテナントをcorporateに変更します。

emcli create_organizational_entity
      -entity_name="finance"
      -entity_type="lob"
      -tenant_name="corporate"

5.4.723 update_paas_zone

PaaSインフラストラクチャ・ゾーン定義を更新します。

書式

emcli update_paas_zone
        -name="<Name_of_PaaS_Zone>"
        [-description="<Description_of_PaaS_Zone>"]
        [-credential="<Global_Named_Credential>"]
        [-add_hosts="<Host1,Host2,Host3...>"]
        [-remove_hosts="<Host4,Host5...>"]
        [-add_ovm_zones="<OVMZone1,OVMZone2,OVMZone3...>"]
        [-remove_ovm_zones="<OVMZone4,OVMZone5...>"]
        [-add_roles="<SsaRole1,SsaRole2,..>"]
        [-remove_roles="<SsaRole3,SsaRole4,..>"]
        [-cpu_utilization="<Value_between_1_and_100>"]
        [-memory_utilization="<Value_between_1_and_100>"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    既存のPaaSインフラストラクチャ・ゾーンの名前。

  • description

    PaaSインフラストラクチャ・ゾーンの更新後の説明。

  • credential

    更新するグローバル名前付き資格証明。これらは、このPaaSインフラストラクチャ・ゾーンでプロビジョニングに使用されます。資格証明はすべてのホストで同じである必要があります。クラウド管理者は、所有している名前付き証明書のみ使用できます。

  • add_hosts

    このPaaSインフラストラクチャ・ゾーンのメンバーとして追加するホスト・ターゲットのカンマ区切りのリスト。ホストは他のPaaSゾーンのメンバーにできません。

  • remove_hosts

    このPaaSインフラストラクチャ・ゾーンのメンバーから削除するホスト・ターゲットのカンマ区切りのリスト。ホストは、どのソフトウェア・プール・メンバーにも関連付けできません。

  • add_ovm_hosts

    このPaaSインフラストラクチャ・ゾーンのメンバーとして追加するOVMZoneターゲットのカンマ区切りのリスト。追加するOVMZoneは、他の既存のPaaSゾーンにまだ追加されていない必要があります。

  • remove_ovm_hosts

    このPaaSインフラストラクチャ・ゾーンのメンバーから削除するOVMZoneターゲットのカンマ区切りのリスト。

  • add_roles

    このPaaSインフラストラクチャ・ゾーンにアクセスできるロールのリストに追加する、SSAロールのカンマ区切りのリスト。PaaSインフラストラクチャ・ゾーンは、ロールを使用することで、限定されたユーザーに対して使用可能にできます。

  • remove_roles

    このPaaSインフラストラクチャ・ゾーンにアクセスできるロールのリストから削除する、SSAロールのカンマ区切りのリスト。

  • cpu_utilization

    配置ポリシー制約を使用すると、クラウド管理者がPaaSインフラストラクチャ・ゾーンのすべてのホストのリソース上限値を設定できます。これにより、リソース使用量の観点からPaaSインフラストラクチャ・ゾーンのメンバーを保護できます。たとえば、本番PaaSインフラストラクチャ・ゾーンでは、CPUの使用率を80%に制限し、開発用PaaSインフラストラクチャ・ゾーンでは最大95%に制限できます。サービス・インスタンスは、配置制約を満たす1番目のホストにプロビジョニングされます。

    入力する値は、1から100の間である必要があります。指定しない場合、デフォルト値は、80%になります。

  • memory_utilization

    PaaSインフラストラクチャ・ゾーンで使用されるメモリーを制限する配置ポリシー制約。1から100までの値を指定する必要があります。指定しない場合、デフォルト値は、80パーセントになります。

例1

emcli update_paas_zone
-name="My PaaS Zone"
-add_hosts="host3.mycompany.com"

PaaS Infrastructure Zone "My PaaS Zone" updated successfully. 

例2

emcli update_paas_zone
-name="My PaaS Zone"
-cpu_utilization="65"

PaaS Infrastructure Zone "My PaaS Zone" updated successfully.

5.4.724 update_password

指定されたターゲットのパスワードまたは他の資格証明を更新します。

書式

emcli update_password
        -target_type="ttype"
        -target_name="tname"
        -credential_type="cred_type"
        -key_column="column_name:column_value"
        -non_key_column="col:oldvalue:newvalue;..."
        [-input_file="tag1:file_path1;tag2:file_path2;..."]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_type

    ターゲットのタイプ。

  • target_name

    ターゲットの名前。

  • credential_type

    使用する資格証明のタイプ。タイプは、派生タイプではなくベース・タイプである必要があります。派生タイプの定義には、XMLタグ<CredentialTypeRef>が含まれています。

  • key_column

    資格証明タイプのキー列の名前と値。通常、キー列はユーザー名を表します。ターゲット・タイプのキー列を取得するには、次のEM CLI verbを実行します。

    emcli show_credential_type_info — すべてのターゲット・タイプのキー列を表示します。

    emcli show_credential_type_info -target_type=<target_type> — 特定のターゲット・タイプのキー列を表示します。

  • non_key_column

    変更する非キー列の名前、古い値、および新しい値。通常は、パスワード列の名前です。-input_file引数からタグを使用して、コマンドラインに資格証明値が表示されないようにすることもできます。このオプションは、複数回指定できます。

  • input_file

    -non_key_column引数を持つファイルのパス。このオプションを使用して、パスワードを隠します。各パスには、non_key_column引数で参照されているタグが必要です。このオプションは、複数回指定できます。

    emcli show_credential_type_infoコマンドを使用すると、列のリストと列が属する資格証明タイプを取得できます。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

例1

emcli update_password
          -target_type=oracle_database
          -target_name=myDB
          -credential_type=DBCreds
          -key_column="DBUserName:joe"
          -non_key_column="DBPassword:oldPass:newPass"
          -non_key_column="DBRole:normal:sysdba"

例2

この例では、FILE1はpasswordFileの内容を参照するためのタグです。パスワード・ファイルの内容は、次のとおりです。

DBPassword:oldPass:newPass;DBRole:normal:sysdba

次の例の結果は例1と同じです。

emcli update_password
          -target_type=oracle_database
          -target_name=myDB
          -credential_type=DBCreds
          -key_column="DBUserName:joe"
          -non_key_column="FILE1"
          -input_file="FILE1:passwordFile"

5.4.725 update_pool

ソフトウェア・プールの詳細を更新します。

書式

emcli update_pool
        -name="<Software_Pool_name>"
        -target_type="<Target_type_of_Software_Pool>"
        [-description="<Description_of_Software_Pool>"]
        [-add_members="<Member1, Member2...>"]
        [-remove_members="<Member4, Member5...>"]
        [-placement_constraints="<constraint1=value1,constraint2=value2...>"]
        [-properties="<property1=value1, property2=value2>"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    既存のソフトウェア・プールの名前。

  • target_type

    ソフトウェア・プールのターゲット・タイプ。たとえば、ミドルウェア・プールの場合は"mwaas_zone"、データベース・プールの場合は"oracle_cloud_zone"、スキーマ・プールの場合は"schaas_pool"です。

  • description

    ソフトウェア・プールの説明。

  • add_members

    ソフトウェア・プールのメンバーとして追加するターゲットのカンマ区切りのリスト。追加するターゲットは、ソフトウェア・プールのメンバーシップ制約を満たす必要があります。

  • remove_members

    ソフトウェア・プールから削除するメンバー・ターゲット。

  • placement_constraints

    セルフ・サービス管理者がリソース使用率の上限を設定できるようにする配置制約のカンマ区切りのキー値ペア。これにより、リソース使用量の観点からソフトウェア・プールのメンバーを保護できます。

  • properties

    プール・ターゲット・タイプに基づいて更新する必要があるプロパティに対するカンマ区切りのキー値ペア。

emcli update_pool
-name="My Pool"
-target_type="mwaas_zone"
-add_members="MyMember2"

次のような出力が表示されます。

Software Pool "My Pool" updated successfully.

5.4.726 update_procedure_input

デプロイメント・プロシージャの構成を更新します。

書式

emcli upate_procedure_input
        -name="name_of_procedure_configuration"
        [-input_file="file_path\file_name"]
        [-grants="users_and_access_levels"]
        [-schedule=
            start_time:yyyy/MM/dd HH:mm;
            tz:<java_timezone_ID>;
            grace_period:xxx;
        ]
        [-notification="procedure status"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    プロシージャの構成の名前。

  • input_file

    デプロイメント・プロシージャの入力プロパティ・ファイル。file_pathはデータ・プロパティ・ファイルを含むファイルを指す必要があります。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • grants

    ユーザーおよび対応するアクセス・レベルをユーザーと権限のペアの文字列として指定します。各ペアはセミコロン(;)で区切ります。ユーザーはEnterprise Managerユーザー名で、権限はVIEW_JOBまたはFULL_JOBのいずれかです。

    次の例を参照してください。

  • schedule

    デプロイメント・プロシージャのスケジュール。指定しない場合、プロシージャはすぐに実行されます。

    • start_time: プロシージャの開始時間。

    • tz: オプションのタイムゾーンID。

    • grace_period: オプションの猶予期間(分)。

  • notification

    プロシージャのステータス。

emcli update_procedure_input
    -name=configProcedure
    -input_file=/home/data.properties -grants="user1:VIEW_JOB;user2:FULL_JOB"  
    -schedule="start_time:2011/8/21 21:23;tz:America/New_York;grace_period:60" 
    -notification="scheduled, action required, running"

5.4.727 update_service_template

サービス・テンプレートを更新します。

書式

emcli update_service_template
      -name="<Service_Template_name>"
      -service_family="<Service_family_name>"
      -pool_target_type="<PoolTargetType>"
      [-add_software_pools="<SwPool1,SwPool2,SwPool3,...>"]
      [-remove_software_pools="RemovePool1,RemovePool2,RemovePool3,...>"]
      [-add_roles="<SsaRole1,SsaRole2,..>"]
      [-remove_roles="<RemoveSsaRole1,RemoveSsaRole2,..>"]
      [-description="<Updated_Description_of_Service_Template>"]
      [-input_file="data:<Name_of_Service_executable_MetaData_File>"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    サービス・テンプレートの名前。

  • service_family

    サービス・テンプレートが属するサービス・ファミリ。たとえば、データベースの場合はDBAAS、ミドルウェアの場合はMWAASです。

  • pool_target_type

    サービス・テンプレートに関連付けるソフトウェア・プールのターゲット・タイプ。

  • add_software_pools

    このサービス・テンプレートに関連付けるソフトウェア・プールのカンマ区切りのリスト。

  • remove_software_pools

    このサービス・テンプレートから削除するソフトウェア・プールのカンマ区切りのリスト。

  • add_roles

    このサービス・テンプレートに追加するSSAロールのカンマ区切りのリスト。サービス・テンプレートに追加するSSAロールは、事前に作成しておく必要があります。

  • remove_roles

    このサービス・テンプレートから削除するSSAロールのカンマ区切りのリスト。

  • description

    サービス・テンプレートの説明。

  • input_file

    プロシージャ構成変数の値を更新するために必要な構成およびプロファイル・データを含むファイル。データはJSON形式にします。たとえば、input_file='data:executable.json'です。

emcli update_service_template
-name="Middleware service template August"
-service_family="MWAAS"
-add_roles="SSA_USER_ROLE_1"
-remove_roles="SSA_USER_ROLE_2"
-add_software_pools="mwPool3,mwPool4"
-description="Updated description. Large instance size Service Template."
-input_file="data:executable.json"

次のような出力が表示されます。

Service Template "Middleware service template August" updated successfully.

5.4.728 update_siebel

Siebelエンタープライズを更新します。

書式

emcli update_siebel 
      -enterprise=<Siebel enterprise> 
      [-server=<Siebel server>] 
      [-updateAutoStartModeComponentsOnly] 
      [-review_only] 
      [-out_file='<fully qualified path of output_file>'] 
      [-debug]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • enterprise

    Enterprise ManagerのSiebelエンタープライズの完全修飾名。たとえば、Siebelエンタープライズ<Enterprise>を更新するには、コマンドupdate_siebel -enterprise=<Enterprise> を実行します。

  • server

    Enterprise ManagerのSiebelサーバーの完全修飾名。

  • updateAutoStartModeComponentsOnly

    autoモードがオンになっているコンポーネントのみでupdateNow操作を実行するように指定します。

  • review_only

    updateNow操作で、更新するターゲットの表示のみを行い、Enterprise Managerリポジトリに保存しないように指定します。

  • out_file

    output_fileの完全修飾パス。コマンドの出力は、このファイルにリダイレクトされます。

  • debug

    冗長モードでコマンドを実行し、追加のデバッグ・ログ・メッセージを生成して出力します。

この例では、指定されたSiebelエンタープライズをCloud Controlにおいて更新します。コマンドの出力はファイルupdate_output.txtにリダイレクトされます。

emcli update_siebel -enterprise=<Siebel enterprise> -out_file='c:\emcli\update_output.txt' -debug

5.4.729 update_siteguard_configuration

Site Guard構成を更新して、スタンバイ・システムを追加します。1つのプライマリ・システムを、1つ以上のスタンバイ・システムに関連付けることができます。

注意:

サイト構成を更新する場合、update_monitoring_creds_from_agentの説明に従って操作計画を更新する必要もあります。

書式

emcli update_siteguard_configuration
      [-primary_system_name=<primary_system_name>]
      [-standby_system_name=<standby_system_name>]

オプション

  • primary_system

    プライマリ・システムの名前。

  • standby_system

    スタンバイ・システムの名前。このオプションは、複数回指定できます。

emcli update_siteguard_configuartion
      -primary_system_name="BISystem1"
      -standby_system_name="BISystem2"

5.4.730 update_siteguard_credential_association

資格証明アソシエーションを更新します。

書式

emcli update_siteguard_credential_association
      [-system_name=<system_name>]
      [-target_name=<target_name>]
      [-credential_type=<credential_type>]
      [-credential_name=<credential_name>]
      [-use_preferred_credential=true|false]
      [-credential_owner=<credential_owner>]

オプション

  • system_name

    システムの名前。

  • target_name

    ターゲットのオプションの名前。

  • credential_type

    資格証明のタイプ。HostNormal、HostPrivileged、WLSAdminまたはDatabaseSysdbaのいずれかです。

  • credential_name

    資格証明の名前。

  • use_preferred_credential

    名前付き資格証明のかわりに優先資格証明を使用します。このオプションがfalseの場合、credential_nameを指定する必要があります。

  • credential_owner

    資格証明の所有者。

例1

emcli update_siteguard_credential_association 
          -system_name="austin-system" 
          -credential_type="HostNormal" 
          -credential_name="HOST-SGCRED" 
          -credential_owner="sysman"

例2

emcli update_siteguard_credential_association 
          -system_name="utah-system" 
          -credential_type="HostPrivileged" 
          -use_preferred_credential="true" 
          -credential_owner="sysman" 
 

5.4.731 update_siteguard_lag

システム上のすべてのデータベースまたは選択したデータベースで、適用ラグおよびトランスポート・ラグの制限を更新します。

書式

emcli update_siteguard_lag
        [-system_name="name_of_the_system"] 
        [-target_name="name_of_the_target_database"] 
        [-property_name=lag_type] 
        [-value="lag_limit_in_seconds"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • system_name

    ラグ制限を更新するシステムの名前。

  • target_name

    ラグ制限を更新するデータベースの名前。

  • property_name

    ラグ・プロパティの名前。このオプションの有効な値はApplyLagTransportLagです。

  • value

    ラグの時間制限。このオプションの値は秒単位で指定します。

例1

この例では、austin-systemに構成されているすべてのデータベースに対して適用ラグ・プロパティのラグ制限を1000秒に更新します。

emcli update_siteguard_lag 
        -system_name="austin-system" 
        -property_name="ApplyLag" 
        -value="1000"

例2

この例では、austin-systemに構成されているOID-dbデータベースに対してトランスポート・ラグ・プロパティのラグ制限を2500秒に更新します。

emcli update_siteguard_lag 
        -system_name="austin-system" 
        -target_name="OID_db" 
        -property_name="TransportLag" 
        -value="2500"

5.4.732 update_siteguard_script

任意のスクリプトに関連付けられたパスおよびall_hostsフラグを更新します。

書式

emcli update_siteguard_script
      -script_id=<script_ID>
      [-path=<script_path>]
      [-credential_type=<type_of_credential>] 
      [-all_hosts=true|false]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • script_id

    スクリプトに関連付けられたID。

  • path

    スクリプトへのオプションのパス。

  • credential_type

    資格証明のタイプ。HostNormalまたはHostPrivilegedのいずれかです。

  • all_hosts

    スクリプトを、システム内のすべてのホストで実行できるようにします。例: trueまたはfalse。

emcli update_siteguard_script
      -script_id="10"
      -path="/tmp/newprescript"
      -all_hosts="true"

emcli update_siteguard_script -script_id="16" 
          -path="/tmp/script" 
          -credential_type="HostPrivileged" 

5.4.733 update_swlib_directive_entity

ソフトウェア・ライブラリのディレクティブ・タイプのエンティティを変更します。デフォルトでは、エンティティの新しいリビジョンが作成されます。

書式

emcli update_swlib_directive_entity
      -entity_rev_id="entity_rev_id"
      [-arg]="[<arg prefix>;]<arg prop name>[;<arg suffix>]"
      [-shell_type]="<shell type>"
      -[not_]run_privileged
      -file="<abs/relative file path>[;<new file name>]" | [-removefile="<existing file name>"]
      [-upload_storage="<storage location name>;<storage type>"] | [-refer_ storage="<storage location name>;<storage type>"]
      [[-host="hostname"]
      [-credential_set_name="setname"] | [-credential_name="name" -credential_owner="owner"]
      [-desc="entity_desc"]
      [-attr="<attr name>:<attr value>"]
      [-note="note text"]
      [-use_latest_revision]
      [-show_entity_rev_guid]
      [-show_cmd_line_and_exit]

[ ] indicates that the parameter is optional.

パラメータ

  • entity_rev_id

    エンティティ・リビジョンの識別子。ソフトウェア・ライブラリ・ホームページには、フォルダとエンティティのIDがカスタム列(内部ID)として表示されます。ただし、これはデフォルトでは非表示です。

  • arg

    オプションの接頭辞または接尾辞(あるいはその両方)付きで指定したコマンドライン引数のプロパティ名。複数の引数を指定するには、オプションを繰り返します。

  • shell_type

    シェル・タイプは次のいずれかにすることができます。

    • SUB_Exec - スクリプト内に指定

    • SUB_Perl - Perl

    • SUB_Bash - Bash

      デフォルト値はSUB_Bash - Bashです。

  • run_privileged

    これは、ディレクティブを権限付きの資格証明で実行する必要があるかどうかを指定するオプションです。デフォルトでは、標準資格証明で実行されます。

  • file

    -upload_storageが指定されている場合、これはアップロードされるファイルの絶対パスです。-refer_storageが指定されている場合、これは指定した記憶域の場所から参照されるファイルの相対パスです。ファイルのアップロード後にソフトウェア・ライブラリに格納されているファイル名は、デフォルトで、アップロードまたは参照されるファイルの名前になります。オプションで「;」で区切って別のファイル名を指定できます。コマンドラインに指定した最初のファイルは、メイン・ファイルとしてデフォルト設定され、ディレクティブの実行時に実行されます。

  • removefile

    削除するファイルの名前。ここには、指定のエンティティ・リビジョンから継承された既存ファイルを指定します。または、次の値を指定できます。

    • ALL - すべての既存のファイルを削除します

    • NONE - すべての継承されたファイルを保持します

      デフォルト値はNONEです。

  • host

    ファイルが使用可能なホストのターゲット名。これは、-upload_storageオプションと組み合せて使用する必要があります。

  • credential_set_name

    管理リポジトリに格納されているホスト・ターゲット用の優先資格証明のセット名。これは、次のいずれかです。

    • HostCredsNormal: デフォルトの権限のない資格証明セット

    • HostCredsPriv: 権限付きの資格証明セット

      これは、upload_storageオプションと組み合せて使用する必要があります。

  • credential_name

    管理リポジトリに格納されている名前付き資格証明。このオプションは、-credential_ownerオプションとともに指定する必要があります。これは、-upload_storageオプションと組み合せて使用する必要があります。

  • credential_owner

    管理リポジトリに格納されている名前付き資格証明の所有者。このオプションは、-credential_nameオプションとともに指定する必要があります。これは、-upload_storageオプションと組み合せて使用する必要があります。

  • upload_storage

    「;」で区切られた、アップロード先の記憶域の場所とタイプ。指定した場所のステータスはアクティブである必要があります。デフォルトで、ソフトウェア・ライブラリ用に構成された最初のアップロード場所の記憶域のタイプと場所に設定されます。ストレージ・タイプは次のいずれかにすることができます。

    • OmsShared (OMS共有ファイルシステム)

    • OmsAgent (OMSエージェント・ファイルシステム)

  • refer_storage

    「;」で区切られた、ファイルを参照するための記憶域の場所とタイプ。指定した場所のステータスはアクティブである必要があります。ストレージ・タイプは次のいずれかにすることができます。

    • http

    • NFS

    • ExtAgent

    指定した場合、このオプションは-upload_storageオプションより優先されます。

  • desc

    エンティティの説明。新しい説明はすべての既存のリビジョンで表示できます。

  • attr

    属性とその値は「:」で区切ります。複数の属性を指定するには、オプションを繰り返します。

  • note

    エンティティについてのメモ。複数のメモを指定するには、オプションを繰り返します。

  • use_latest_revision

    エンティティの最新リビジョンまたはentity_rev_idで識別されるリビジョンを更新するかどうかを指定するオプション。

  • show_entity_rev_guid

    新しいエンティティ・リビジョンの内部GUIDの出力を有効にするかどうかを指定するオプション。

  • show_cmd_line_and_exit

    コマンドラインを出力し、新しいエンティティ・リビジョンを作成せずに終了することを可能にするかどうかを指定するオプション。

次の例では、entity_rev_idで識別されるディレクティブ・エンティティを変更します。エンティティ・リビジョンのIDの値は、ソフトウェア・ライブラリのホームページで確認できます。ソフトウェア・ライブラリ・ホームページには、フォルダとエンティティのIDがカスタム列として表示されます。ただし、これはデフォルトでは非表示です。

emcli update_swlib_directive_entity
     -entity_rev_id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:cmp:COMP_        Directives:none:06865A85D99C5340E0530AD5F00A4E0F:0.6"
     -arg="-home :oh_home"
     -shell_type=SUB_Perl
     -file=/u01/scripts/myscript.pl
     -file=/u01/scripts/mymodule.pm;common.pm

5.4.734 update_swlib_entity

ソフトウェア・ライブラリにエンティティを変更します。デフォルトでは、エンティティの新しいリビジョンが作成されます。説明または属性値のみを変更しても、新しいリビジョンは作成されません。このような変更は、エンティティのすべての既存のリビジョンで表示できます。

書式

emcli update_swlib_entity 
        -entity_rev_id="entity_rev_id" 
        [-desc="entity_desc"] 
        [-attr="<attr_name>:<attr_value>"] 
        [-prop="<prop_name>:<prop_value>"] 
        [-secret_prop="<secret_prop_name>:<secret_prop_value>"] 
        [-note="note_text"] 
        [-use_latest_revision] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • entity_rev_id

    エンティティ・リビジョンの識別子。ソフトウェア・ライブラリ・ホームページには、フォルダとエンティティの識別子がカスタム列(内部ID)として表示されます。これらはデフォルトでは非表示です。

  • desc

    エンティティの説明。新しい説明はすべての既存のリビジョンで表示できます。

  • attr

    コロン(:)で区切られた属性とその値。複数の属性に値を指定するには、このオプションを繰り返し指定します。新しい属性はすべての既存のリビジョンで表示できます。

  • prop

    コロン(:)で区切られた構成プロパティとその値。複数の属性に値を指定するには、このオプションを繰り返し指定します。

  • secret_prop

    コロン(:)で区切られた構成プロパティとそのシークレット値。コマンドラインでシークレット値を指定しないことをお薦めします。コマンドラインで指定しない場合、値を入力するように要求されます。複数のプロパティに値を指定するには、このオプションを繰り返し指定します。

  • note

    エンティティについてのメモ。複数のメモを指定するには、このオプションを繰り返し指定します。

  • use_latest_revision

    entity_rev_idで指定されたリビジョンのかわりに更新するエンティティの最新リビジョンを指定します。

この例では、entity_rev_idで指定されたエンティティ・リビジョンを変更します。エンティティ・リビジョンの識別子の値は、ソフトウェア・ライブラリのホームページで確認できます。ソフトウェア・ライブラリ・ホームページには、フォルダとエンティティの識別子がカスタム列として表示されます。これらはデフォルトでは非表示です。

新しい説明が指定されています。エンティティの属性の値(PRODUCT、PRODUCT_VERSIONおよびVENDOR)が指定されています。DEFAULT_HOMEという構成プロパティの値が指定されています。エンティティについてのメモも指定されています。

新しいリビジョンが変更のために作成されます。指定されたエンティティ・リビジョン(identified by entity_rev_id)は変更されないままです。新しく作成されたエンティティの識別子が標準出力で印刷されます。

entity_rev_id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:cmp:COMP_Component:SUB_Generic:B1B1880C6A8C62AAE040548C4D14:0.1"
       -entity_desc="myAcmeInstall description"
       -attr="PRODUCT:Acme"
       -attr="PRODUCT_VERSION:3.0"
       -attr="VENDOR:Acme Corp"
       -prop="DEFAULT_HOME:/u01/acme3/"
       -note="myAcmeInstall for test servers"

5.4.735 update_target_password

Enterprise Manager資格証明サブシステムで変更済ターゲット・パスワードを更新します。収集またはモニタリング資格証明では、パスワード変更はEnterprise Manager管理エージェントにも伝播されます。

書式

emcli update_target_password        -target_type="ttype"        -target_name="tname"        -key_column="column_name:column_value"        [-change_all_references="yes/no"]        [-input_file="tag1:file_path1;tag2:file_path2;..."]

[ ]  indicates that the parameter is optional

注意:

このverbを実行すると、non-echoモードで次の値を入力するよう求められます。

-old_password -new_password -retype_new_password

オプション

  • target_type

    ターゲットのタイプ。

  • target_name

    ターゲットの名前。

  • key_column

    資格証明タイプのキー列の名前と値。通常、キー列はユーザー名を表します。

    任意のターゲット・タイプのキー列を取得するには、次のコマンドを入力します。

    emcli show_credential_type_info -target_type=<target_type>"
    

    すべてのターゲット・タイプのキー列を取得するには、次のコマンドを入力します。

    emcli show_credential_type_info
    

    任意のターゲット・タイプのキー列を取得するには、次のコマンドを入力します。

    emcli show_credential_type_info -target_type=<target_type>"
    
  • change_all_references

    特定のユーザーに関してEnterprise Managerのすべての参照を対象にパスワードを変更する必要があるかどうかを指定します。

    使用可能な値は、次のとおりです。

    • yes - このパスワードでEnterprise Managerのすべての参照を更新します。

    • no - 現在ログインしているユーザーのパスワードを更新します。これはデフォルトです。

  • input_file

    古いパスワードと新しいパスワードを含むファイルのパス。このオプションを使用して、パスワードを非表示にします。各パスには、パスワード・オプションで参照されているタグが必要です。このオプションは、複数回指定できます。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

例1

この例では、ユーザーに古いパスワードと新しいパスワードの値を入力して、新しいパスワードを再入力するよう促します。これにより、このターゲット参照に関してEnterprise Managerの新しいパスワードが更新されます。

emcli update_target_password      -target_type=host      -target_name=myHost      -key_column=HostUserName:Admin1

例2

この例では、ユーザーに古いパスワードと新しいパスワードの値を入力して、新しいパスワードを再入力するよう促します。これにより、mydbターゲット名とAdmin1ユーザー名で参照されるすべてのユーザーの資格証明に関して、Enterprise Managerの新しいパスワードが更新されます。

emcli update_target_password      -target_type=oracle_database      -target_name=mydb      -key_column=DBUserName:Admin1      -change_all_references=yes

5.4.736 update_tenant_owner

テナントの所有者を変更します。

書式

標準モード

emcli update_tenant_owner
      -name="name"
      -new_owner="new_owner"

インタラクティブまたはスクリプト・モード

emcli update_tenant_owner(
      name="name"
      ,-new_owner="new_owner"
)

オプション

  • name

    テナントの名前。

  • new_owner

    新しいテナント所有者のユーザー名。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、my_tenantの所有者の名前をJohnに変更します。

emcli update_tenant_owner
      -name="my_tenant"
      -new_owner="John"

5.4.737 update_tenant_state

Enterprise Managerテナントをアクティブまたは非アクティブとしてマークします。

書式

標準モード

emcli update_tenant_state
      -name="tenant name"
      -active="true/false"

インタラクティブまたはスクリプト・モード

emcli update_tenant_state(
      name="tenant name"
      ,-active="true/false"
)

オプション

  • name

    ステータスを更新するテナントの名前。

  • active

    テナントのステータスを設定します。ステータスtrueは、アクティブな状態を示し、falseは、テナントが非アクティブとしてマークされることを示します。

終了コード

正常終了した場合は0。0以外の値は、verb処理が正常終了しなかったことを示します。

次の例では、my_tenantのステータスを非アクティブとしてマークします。

emcli update_tenant_state
      -name="my_tenant"
      -active="false"

5.4.738 update_ticket_status

ticket_guidおよびconnector_guidに基づいて、外部のチケッティング・システムから、チケット・ステータスおよびEnterprise Managerへの最終変更のタイムスタンプを更新します。

書式

emcli update_ticket_status    -ticket_guid="ticket guid"    -connector_guid="connector guid"    -status="Incident status"    -last_updated_date="last modified date"    -date_format=

オプション

  • ticket_guid

    ステータスが変更されたチケットID。

  • connector_guid

    チケッティング・コネクタID。

  • status

    インシデント・チケットの変更済ステータス。

  • last_updated_date

    インシデント・チケットの最終変更日を指定します。

  • date_format

    インシデント管理の日付フィールドが10/13/2009 5:38:24 AMの場合、MM/dd/yyyy hh:mm:ssのように、チケッティング・システムに従って日付書式を指定します。

この例では、「進行中」ステータスがチケッティング・システムで最近変更された後、Enterprise ManagerでチケットINC00000024のステータスを同じステータスで更新します。

emcli update_ticket_status
  -ticket_guid="INC21000024"
  -connector_guid="ccc1234"
  -status="2"
  -last_updated_date="05/28/2011 3:14:56PM"
  -date_format="MM/dd/yyyy hh:mm:ss"

5.4.739 upgrade_agents

エージェントのアップグレード前提条件を実行して、エージェントのアップグレード・ジョブを送信します。

書式

emcli upgrade_agents
     -agents="full_agent_name"|-input_file="agents_file:location_of_output_file" 
     [-validate_only] 
     [-pre_script_loc] 
     [-post_script_loc] 
     [-pre_script_on_oms] 
     [-post_script_on_oms]  
     [-stage_location] 
     [-job_name]
     [-override_credential]
     [-additional_parameters]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

注意:

-agentsまたは-input_fileパラメータは必須です。両方を指定した場合、両方の和集合が取られ、前提条件がエージェントに対して実行されて、エージェント・アップグレード・ジョブが送信されます。

これらのパラメータすべてを応答ファイルで渡すことができます。使用法は、-input_file="response_file:/scratch/response_file.txt"です。ファイル名を完全なパスで指定し、パラメータを1行ずつ指定する必要があります。パラメータまたはフラグをコマンドラインと応答ファイルの両方で渡した場合、コマンドラインのオプションが優先されます。パラメータは、応答ファイルに名前と値のペアとして指定する必要があります。例: job_name=UPGRADE_AGT_121020

  • agents

    指定されたエージェントがアップグレード可能かどうか確認し、エージェントのアップグレード・ジョブを送信します。

  • input_file

    ファイル内に指定されたエージェントがアップグレード可能かどうか確認し、エージェントのアップグレード・ジョブを送信します。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • validate_only

    指定されたエージェントがアップグレード可能かどうかの確認のみ行います。エージェントのアップグレード・ジョブは送信されません。

  • pre_script_loc

    エージェントのアップグレード前にこのスクリプトを実行します。

  • post_script_loc

    エージェントのアップグレード後にこのスクリプトを実行します。

  • pre_script_on_oms

    事前スクリプトがOMS上にある扱いの場合、使用します。

  • post_script_on_oms

    事後スクリプトがOMS上にある扱いの場合、使用します。

  • stage_location

    エージェント・アップグレード・ジョブで使用されるカスタム・ステージング場所を渡します。

  • job_name

    ジョブをこの名前で送信します。

  • override_credential

    root.shの実行に使用する、エージェントのOracleホームの優先資格証明。これを上書きし、指定したOracleホーム資格証明を使用するには、このオプションを使用します。

  • additional_parameters

    エージェント・アップグレード・ジョブに追加のパラメータを渡します。

例1

この例では、エージェントの一致パターンabc%とxyz.domain.com:1243がアップグレード可能かどうか確認し、エージェントのアップグレード・ジョブを送信します。

emcli upgrade_agents -agents="abc%,xyz.domain.com:1243"

例2

この例では、ファイル内のエージェントがアップグレード可能かどうか確認し、エージェントのアップグレード・ジョブを送信します。

emcli upgrade_agents -input_file="agents_file:/scratch/agents_file.txt"

5.4.740 upgrade_database

データベースをアップグレードします。

書式

emcli upgrade_database 
	  -dbTargetName="target_to_be_upgraded"
	  -dbTargetType="oracle_database|rac_database"
	  -newOracleHome="directory_full_path"
	  -hostCreds="named_credentials"
	  -sysdbaCreds="named_credentials"
	  [-precheck="YES|NO|ONLY"
  [-ignoreWarnings]
 	 [-diagnosticDest="diagnostic_destination"]
	  [-disableArchiveLogMode]
	  [-recompileInvalidObjects]
  [[-restoreSettingsOnly] | [-backupLocation="backup_location_full_path"]]
	  [-listeners=<name:port[:NEW]>
  [-scriptsFromSoftwareLibrary "scripts_from_software_library"] 
	  [-beforeUpgradeCustomScript="custom_SQL_file_name"] 
  -continueOnScriptError
	  [-afterUpgradeCustomScript="Custom_SQL_file_name_upgrade"]
	  [-noBlackout]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • dbTargetName

    アップグレードするデータベースのEnterprise Managerターゲット名。バージョン10.2.0.4以上がアップグレード用にサポートされています。

  • dbTargetType

    データベースのターゲット・タイプ: 単一インスタンス・データベースの場合は、oracle_database。クラスタ・データベースの場合は、rac_database。

  • newOracleHome

    Oracleホームの新しいディレクトリのフルパス。11gリリース2以上へのアップグレードがサポートされています。データベースのダウングレードはサポートされていません。

  • hostCreds

    Oracleホーム・インストールを所有しているユーザーの名前付きホスト資格証明。アップグレードに必要なデータベース・ファイルの権限を持っている必要があります。

  • sysdbaCreds

    アップグレードするデータベースに対してSYSDBA権限を持つ名前付きデータベースの資格証明。

  • precheck

    アップグレード実行中に前提条件チェックを実行するオプション。有効な値は、次のとおりです。

    YES: 前提条件チェックを実行し、前提条件チェック中にエラーが発生した場合、データベースのアップグレードに進みます。

    NO: 直接データベースのアップグレードに進みます。前提条件チェックを実行しません。

    ONLY: 前提条件チェックのみを実行します。データベースをアップグレードしません。

  • ignoreWarnings

    前提条件チェック中の警告を無視し、アップグレードに進みます。pre-checkがYESに設定されている場合にのみ、使用します。それ以外の場合は、無視されません。エラーを無視しません。

  • diagnosticDest

    アップグレードされたデータベース用のOracleのトレース・ファイルおよび診断ファイルへのディレクトリのフルパス。デフォルトでは、ORACLE_BASEは場所として使用されます。

  • disableArchiveLogMode

    データベース・アップグレード中にアーカイブ・ロギングを無効にします。

  • recompileInvalidObjects

    アップグレード処理によってデータベース内のオブジェクトが無効になる可能性があります。アップグレード処理の最後に無効なオブジェクトを再コンパイルするように選択できます。これにより、アップグレード時間が長くなりますが、実行時のオンデマンド自動再コンパイルで生じるその後の待ち時間が最小限になります。

  • restoreSettingsOnly

    アップグレードが失敗した場合に、アップグレード中に行われた構成の変更のみを元に戻します。カスタムのリストア方法を使用して、アップグレードの対象外のデータベースをリストアできます。このデータベースに関するカスタムのバックアップおよびリストアの方法がすでにある場合は、このオプション選択します。アップグレードが失敗した場合に、この設定を使用します。

  • backupLocation

    データベースをバックアップするディレクトリのフルパス。データベースの完全バックアップを実行します。データベースをリストアするスクリプトが作成されます。すべてのファイルが指定したバックアップの場所に配置されます。アップグレードが失敗した場合に、アップグレード中に行われたすべての変更を元に戻します。

  • listeners

    アップグレードしたデータベースを登録するリスナー名とポートのカンマ区切りリスト(名前1:ポート1,名前2:ポート2)。単一インスタンスのデータベース・ターゲットの場合、少なくとも1つのリスナーを指定します。これらのリスナーは、新しいOracleホームまたはTNS_ADMINの場所で構成する必要があります。さらに、:NEW (名前1:ポート1:NEW)を指定し、新しいOracleホームで新規のリスナーを作成してもかまいません。

  • scriptsFromSoftwareLibrary

    ソフトウェア・ライブラリ・コンポーネントからカスタム・スクリプトを指定します。パラメータbeforeUpgradeCustomScriptおよびafterUpgradeCustomScriptは、スクリプトを含むコンポーネントのエンティティURNとして解釈されます。

  • beforeUpgradeCustomScript

    データベース・アップグレードの前に実行するカスタムSQLスクリプトのファイルのフルパス。

  • continueOnScripteError

    カスタムSQLスクリプトの実行時のゼロ以外の終了コードは無視してアップグレード・ジョブを続行します。

  • afterUpgradeCustomScript

    データベース・アップグレードの成功後に実行するカスタムSQLスクリプトのファイルのフルパス。

  • noBlackout

    データベース・ターゲットのブラックアウトを抑制します。ブラックアウトにより、Enterprise Managerからのデータベース・ターゲットのモニタリングが一時停止されます。これはデータベースのアップグレード処理中のデフォルトの動作です。

emcli upgrade_database 
   -dbTargetName=test1 -dbTargetType=oracle_database 
   -newOracleHome=/u01/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_2 -hostCreds=HOST_CREDS 
   -sysdbaCreds=SYSDBA_CREDS -precheck=YES -ignoreWarnings -disableArchiveLogMode 
   -beforeUpgradeCustomScript=/home/user1/sqlfiles/script1.sql
   -continueOnScriptError 
   -afterUpgradeCustomScript=/home/user1/sqlfiles/script2.sql
   -diagnosticDest=/u01/app/oracle 
   -recompileInvalidObjects -noBlackout

5.4.741 upload_ats_test_databank_file

指定したATSテストのデータバンク・ファイルをダウンロードします。

書式

emcli upload_ats_test_databank_file
        -name=<target_name>
        -type=<target_type>
        -testname=<test_name>
        -testtype=<test_type>
        -databankAlias=<databank_alias>
        -input_file:databank=<databank_file>
        [-beaconName=<beacon_name>]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • name

    ターゲットの名前。

  • type

    ターゲット・タイプの名前。

  • testname

    テストの名前。

  • testtype

    テストのタイプ。

  • databankAlias

    データバンク別名。

  • input_file

    データバンク・ファイル。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

  • beaconName

    ビーコン名。

例1

この例では、指定したテストに対応するデータバンク・ファイルをアップロードします。

emcli upload_ats_test_databank_file  
      -name="Service Name"
      -type="generic_service"
      -testname="Test Name"
      -testtype="OATS"
      -databankAlias="alias1"
      -input_file="databank:databankFile.csv"

例2

この例では、指定したビーコンの指定したテストに対応するデータバンク・ファイルをアップロードします。

emcli upload_ats_test_databank_file
      -name="Service Name"
      -type="generic_service"
      -testname="Test Name"
      -testtype="OATS"
      -databankAlias="alias1"
      -input_file="databank:databankFile.csv"
      -beaconName="Beacon Name"

5.4.742 upload_catalog

カタログ・ファイルem_catalog.zipをソフトウェア・ライブラリにアップロードし、「My Oracle Supportからのリフレッシュ」ジョブを発行してファイルを処理します。カタログ・ファイルem_catalog.zipをhttps://updates.oracle.com/download/em_catalog.zipからダウンロードできます。Enterprise Manager Cloud Controlがオンライン・モードで実行しているときはこのコマンドを実行できません。Enterprise Manager Cloud Controlがオンライン・モードで実行しているとき、カタログ・ファイルは「My Oracle Supportからのリフレッシュ」ジョブによって毎日ダウンロードされます。

書式

emcli upload_catalog 
      -from_host="host_name"
      -file="absolute_path_of_catalog_file"
      [-cred_name="credential_name" [-cred_owner="credential_owner"]] 

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • from_host

    カタログ・ファイルem_catalog.zipがあるホストを指定します。

  • file

    -from_hostオプションに指定したホスト上のカタログ・ファイルem_catalog.zipの絶対パスを指定します。カタログ・ファイルは、指定のホストにインストールされている管理エージェントによってアクセスできます。

  • cred_name

    指定したホストへのアクセスに使用する必要がある名前付き資格証明を指定します。このオプションを指定しないと、指定したホストの優先標準資格証明がデフォルトで使用されます。

  • cred_owner

    指定したホストへのアクセスに使用する必要がある名前付き資格証明の所有者を指定します。このオプションを指定しないと、デフォルトでは現在のログイン・ユーザーが名前付き資格証明の所有者であるとみなされます。

例1

次の例では、h1.example.comの/scratch/em_catalog.zipに存在するem_catalog.zipファイルをソフトウェア・ライブラリにアップロードします。

emcli upload_catalog 
      -file="/scratch/em_catalog.zip" 
      -from_host=h1.example.com 

例2

次の例では、名前付き資格証明AIMECREDを使用して、h1.example.comの/scratch/em_catalog.zipに存在するtheem_catalog.zipをソフトウェア・ライブラリにアップロードします。

emcli upload_catalog 
      -file="/scratch/em_catalog.zip" 
      -from_host=h1.example.com 
     -cred_name=AIMECRED

5.4.743 upload_jeeappcomp_file

ソフトウェア・ライブラリ内のJava EEアプリケーション・コンポーネントに1つのファイルをアップロードします。

このコマンドは、正常に機能するために、Verbのcreate_jeeappcompが必要になります。

書式

emcli upload_jeeappcomp_file
        -entity_rev_id="entity_rev_id"
        -host="hostname"
        -filetype="filetype"
        -file="<absolute file path>[;<new file name>]"
        [-credential_set_name="setname"] | [-credential_name="name" -credential_owner="owner"]
        [-upload_storage="<storage location name>;<storage type>"] 
        [-use_latest_revision] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • entity_rev_id

    エンティティ・リビジョンの識別子。エンティティIDを表示するには、Cloud Controlコンソールにログインします。ソフトウェア・ライブラリ・ホームページには、フォルダとエンティティの識別子が、内部IDと呼ばれるカスタム列として表示されます。デフォルトでは、これは表示されていません。

  • host

    ファイルが使用可能なホストのターゲット名。

  • filetype

    -fileを使用して指定するファイルのファイル・タイプ。有効な値には、archive、plan、pre_deployment_script、post_deployment_script、target_execution_script、additional_file、zipが含まれます。

  • file

    アップロードするファイルの絶対パス。ソフトウェア・ライブラリに格納されているファイル名は、アップロードされるファイルの名前を使用して上書きされます。オプションで、;で区切って、異なるファイル名を指定できます。

  • credential_set_name

    ホスト・ターゲットに対する管理リポジトリ内に格納されている優先資格証明のセット名。次のいずれかになります。

    HostCredsNormal: デフォルトの権限のない資格証明セット。

    HostCredsPriv: 権限付きの資格証明セット。

  • credential_name

    管理リポジトリに格納されている名前付き資格証明の名前。このオプションは、-credential_ownerオプションとともに指定する必要があります。

  • credential_owner

    管理リポジトリに格納されている名前付き資格証明の所有者。このオプションは、-credential_nameオプションとともに指定する必要があります。

  • upload_storage

    記憶域の宛先記憶域の場所およびタイプは、アップロード用のパラメータとして";"で区切って渡されます。値が渡されない場合、記憶域のタイプと記憶域の場所は、ソフトウェア・ライブラリ用に構成された最初のアップロードの場所にデフォルト設定されています。ストレージ・タイプは次のいずれかにすることができます。

    OmsShared (OMS共有ファイルシステム)

    OmsAgent (OMSエージェント・ファイルシステム)

    指定した記憶域の場所はアクティブ・ステータスである必要があります。

  • use_latest_revision

    entity_rev_idで指定されたリビジョンのかわりに、アップロードがエンティティの最新リビジョンに対して行われる必要があることを指定するフラグ。

例1

entity_rev_idによって識別されるエンティティ・リビジョンにファイル/u01/downloads/file1.jarをアップロードします。ホストexample.comに存在するファイルには、EMCLIにログインしているユーザー用の優先資格証明セット(HostCredsNormalという名前の資格証明セット)を使用して、アクセスできる必要があります。

ホストは、Enterprise Managerの管理対象ホスト・ターゲットであり、このホストのエージェントは起動し実行中である必要があります。

emcli upload_jeeappcomp_file
-entity_rev_id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:cmp:COMP_Component:SUB_JavaEEApplication:B1B1880C6A8C62AAE040548C42832D14:0.1"
-file="/u01/downloads/file1.jar"
-filetype="archive"
-host="example.com"
-credential_set_name="HostCredsNormal"

例2

entity_rev_idによって識別されるエンティティ・リビジョンにファイルnewfile.xmlをアップロードします。ホストexample.comに存在するファイルには、EXAMPLE_USERによって所有されているMyExampleCredsという名前の資格証明を使用して、アクセスできる必要があります。他の任意のファイル・タイプをアップロードするには、指定したエンティティ・リビジョンにファイル・タイプarchiveのファイルが含まれる必要があります。ファイル/u01/downloads/file2.xmlは、アップロード後、エンティティ・リビジョンにnewfile.xmlとして関連付けられます。新しいリビジョンは最新リビジョンのエンティティから作成されます。

emcli upload_jeeappcomp_file
-entity_rev_id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:cmp:COMP_Component:SUB_JavaEEApplication:B1B1880C6A8C62AAE040548C42832D14:0.1"
-file="/u01/downloads/file2.xml;newfile.xml"
-filetype="plan"
-host="example.com"
-credential_name="MyExampleCreds"
-credential_owner="EXAMPLE_USER"
-use_latest_revision

5.4.744 upload_patches

ソフトウェア・ライブラリにパッチをアップロードします。

書式

emcli upload_patches 
        -from_host="host_name" 
        -patch_files="metadata_file_path;ZIP_file_path" 
        [-cred_name="name" -cred_owner="owner"] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • from_host

    指定したパッチ・ファイルの取得先のホスト。

  • patch_files

    パッチ・ファイルのパスをリストします。メタデータ・ファイルおよびZIPファイルを指定する必要があります。

  • cred_name

    指定したパッチ・ファイルのアップロード先のホストを認証するために使用する名前付き資格証明。このオプションを指定しない場合、指定したパッチ・ファイルのアップロード先のホストの通常の優先資格証明が、デフォルトで使用されます。

  • cred_owner

    指定したパッチ・ファイルのアップロード先のホストを認証するために使用する名前付き資格証明の所有者。

emcli upload_patches -patch_files="/scratch/p13741363_112310_Linux-x86-64_M.xml;/scratch/p13741363_112310_Linux-x86-64.zip" -from_host=h1.example.com

emcli upload_patches -patch_files="/scratch/p13741363_112310_Linux-x86-64_M.xml;/scratch/p13741363_112310_Linux-x86-64.zip" -from_host=h1.example.com -cred_name=AIMECRED -cred_owner=SYSMAN

5.4.745 upload_swlib_entity_files

ソフトウェア・ライブラリのエンティティ・リビジョンに1つ以上のファイルをアップロードします。

書式

emcli upload_swlib_entity_files 
        -entity_rev_id="entity_rev_id" 
        -file="<abs_file_path>[;<new_file_name>]" | [-removefile="<existing_
          file_name>"]
        -host="hostname" 
        [-credential_set_name="setname"] | [-credential_name="name" 
          -credential_owner="owner"] 
        [-upload_storage="<storage_location_name>;<storage_type>"] 
        [-use_latest_revision] 

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • entity_rev_id

    エンティティ・リビジョンの識別子。ソフトウェア・ライブラリ・ホームページには、フォルダとエンティティの識別子がカスタム列(内部ID)として表示されます。これらはデフォルトでは非表示です。

  • file

    アップロードするファイルの絶対パス。アップロード時にソフトウェア・ライブラリに格納されているファイル名は、デフォルトで、アップロードされるファイルの名前に設定されています。オプションで、セミコロン(;)で区切って、異なるファイル名を指定できます。

  • removefile

    削除するファイルの名前。ここには、指定のエンティティ・リビジョンから継承された既存ファイルを指定します。または、次の値を指定できます。

    • ALL — すべての既存のファイルを削除します(継承はありません)。
    • NONE — すべての継承されたファイルを保持します。
    
    

    デフォルトはNONEです。

  • host

    ファイルが使用可能なホストのターゲット名。

  • credential_set_name

    ホスト・ターゲットのリポジトリに格納されている優先資格証明のセット名。次のいずれかを指定します。HostCredsNormal: デフォルト非特権資格証明セットHostCredsPriv: 特権資格証明セット

  • credential_name

    リポジトリに格納されている名前付き資格証明の名前。このオプションはcredential_ownerオプションと一緒に指定する必要があります。

  • credential_owner

    リポジトリに格納されている名前付き資格証明の所有者。このオプションはcredential_nameオプションと一緒に指定する必要があります。

  • upload_storage

    セミコロン(;)で区切られた、アップロード先の記憶域の場所とタイプ。指定した場所のステータスはアクティブである必要があります。デフォルトで、ソフトウェア・ライブラリ用に構成された最初のアップロード場所の記憶域のタイプと場所に設定されています。

    記憶域のタイプは、次のいずれかを指定します。

    OmsShared: OMS共有ファイル・システム

    OmsAgent: OMSエージェント・ファイル・システム

  • use_latest_revision

    entity_rev_idで指定されたリビジョンのかわりに、アップロードがエンティティの最新リビジョンに対して行われる必要があることを指定するフラグ。

例1

この例では、指定したエンティティ・リビジョンにファイル/u01/acme_downloads/file1.zipをアップロードします。ホストfs1.us.acme.comに存在するファイルには、EM CLIにログインしているユーザー用の優先資格証明セット(HostCredsNormalという名前の資格証明セット)を使用して、アクセスできる必要があります。ホストはEnterprise Managerの管理対象ホスト・ターゲットである必要があります。このホストのエージェントは稼働中でなければなりません。

emcli upload_swlib_entity_files 
        -entity_rev_id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:
          cmp:COMP_Component:SUB_Generic:
          B1B1880C6A8C62AAE040548C42832D14:0.1" 
        -file="/u01/acme_downloads/file1.zip"  
        -host="fs1.us.acme.com"  
        -credential_set_name="HostCredsNormal"  

Example 2

この例では、指定したエンティティ・リビジョンに複数のファイルをアップロードします。ホストfs1.us.acme.comに存在するファイルには、ACME_USERによって所有されているMyAcmeCredsという名前の資格証明を使用して、アクセスできる必要があります。ファイル/u01/acme_downloads/file1.zipは、アップロード後、エンティティ・リビジョンにnewfile1.zipとして関連付けられます。新しいリビジョンは最新リビジョンのエンティティから作成されます。

emcli upload_swlib_entity_files 
        -entity_rev_id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:
           cmp:COMP_Component:SUB_Generic:
           B1B1880C6A8C62AAE040548C42832D14:0.1" 
        -file="/u01/acme_downloads/file1.zip;newfile1.zip"  
        -file="/u01/acme_downloads/file2.zip"  
        -host="fs1.us.acme.com"  
        -credential_name="MyAcmeCreds"  
        -credential_owner="ACME_USER"  
        -use_latest_revision 

5.4.746 use_target_properties_master_list

プロパティのマスター・リストを有効化または無効化します。

書式

標準モード

	emcli use_target_properties_master_list
      		-property_name="null"
      		[-enable]
      		[-disable]
      		[-copy_from_targets] 

[ ]  indicates that the parameter is optional.

インタラクティブまたはスクリプト・モード

use_target_properties_master_list(
      			property_name="null"
      		[,enable=True/False]
      			[,disable=True/False]
      			[,copy_from_targets=True/False]
      			)

オプション

  • -property_name

    プロパティ名。

  • -enable

    マスター・リストを有効化します。

  • -disable

    マスター・リストを無効化します。

  • -copy_from_targets

    いずれかのターゲットに、指定したプロパティに対して前に設定された値が含まれる場合、このオプションを使用する必要があります。この状況が発生すると、このVerbでエラーが発生し、このオプションを使用するように求められます。ターゲットからのすべての値がデフォルトでマスター・リストに追加されます。

例1

次のコマンドでは、マスター・リストの使用を有効化します。

    emcli use_target_properties_master_list 
       -enable -property_name="orcl_gtp_location" 

例2

次のコマンドでは、マスター・リストの使用を無効化します。

emcli use_target_properties_master_list 
      -disable -property_name="orcl_gtp_location"  

5.4.747 validate_server_generated_alerts

Enterprise Managerとターゲット・データベースの間で、データベース・サーバー生成アラート・メトリックしきい値を比較して同期します。このVerbを実行するには、1つ以上の特定のデータベース・ターゲットまたは1つのEnterprise Managerグループを指定します。グループを指定すると、比較と同期の操作が、そのグループのすべてのデータベース・ターゲットとすべてのサブグループに対して実行されます。

このVerbでは、非同期のサーバー生成アラート・メトリックしきい値ごとに1行が生成されます。各行に詳細(Enterprise Managerおよびターゲット・データベースでのメトリック名、オブジェクト名、クリティカルおよび警告のしきい値)が含まれます。各値はカンマで区切られます。

書式

emcli validate_server_generated_alerts
     [-group="group_name" [-fix] [-verbose]]
     [-targets="<target_name1:target_type1;target_name2:target_type2>" 
          [-fix]  
          [-verbose]]
     [-help]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • group

    Enterprise Managerグループの名前。

  • targets

    ターゲット名とターゲット・タイプのペア。このオプションは-groupオプションとは相互に排他的です。

  • fix

    Enterprise Managerと指定のデータベース・ターゲットで、サーバー生成アラート・メトリックしきい値を同期します。同期操作では、Enterprise Managerのサーバー生成アラート・メトリックしきい値がターゲット・データベースにプッシュされます。

  • verbose

    非同期しきい値の詳細なレポートを提供します。

  • help

    ヘルプ・メッセージを表示します。

注意

  • このVerbは、オブジェクトが存在しないために、一部のメトリックをターゲット・データベースにプッシュしないことがあります。たとえば、存在しない表領域などです。

  • このVerbのデフォルト出力形式はカンマ区切り値(CSV)です。

例1

この例では、Enterprise Managerと'ProdDb' (RACインスタンスを含む)および'TestDb'それぞれのしきい値を比較します。

emcli validate_server_generated_alerts 
-targets="ProdDb:rac_database;TestDb:oracle_database"

例2

この例では、Enterprise Managerとターゲット・データベース'ProdDb'および'TestDb'それぞれのしきい値を比較して修正します。

emcli validate_server_generated_alerts 
-targets="ProdDb:rac_database;TestDb:oracle_database" -fix

5.4.748 verify_adm

指定のアプリケーション・データ・モデルおよびターゲットに対して「アプリケーション・データ・モデルの検証」ジョブを発行します。

書式

emcli verify_adm
     -adm_name=<application_data_model_name>
     -target_name=<target_name>
     -target_type=<target_type>
     [-job_name=<job_name>]
     [-db_cred_name=<database_named_credentials>]
     [-db_pref_creds_name=<database_preferred_credentials>]
     [-job_description=<job_description>]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • adm_name

    検証のジョブを発行する対象のアプリケーション・データ・モデル名。

  • target_name

    ADM検証ジョブを発行する対象のターゲットの名前。ソース・データベース、またはADMに関連付けられた任意のデータベースを指定できます。

  • target_type

    アプリケーション・データ・モデルについてADM検証ジョブを発行する対象のターゲットのタイプ。

  • job_name

    発行されるジョブの名前。

  • db_cred_name

    Enterprise Managerリポジトリに格納されている名前付きデータベース資格証明の名前。

  • db_pref_creds_name

    Enterprise Managerリポジトリに格納されている優先データベース資格証明の名前。このオプションに対する有効な値は次のとおりです。

    • DBCredsNormal - データベース・ターゲット用のデフォルトの標準資格証明セット。

    • DBCredsSYSDBA — データベース・ターゲットのSYSDBA資格証明セット。

    ジョブの発行を成功させるためには、db_pref_creds_nameまたはdb_cred_nameいずれかの値を指定する必要があります。

  • job_description

    発行されるジョブの説明。

出力

成功またはエラーを示すメッセージ。

この例では、ターゲットtest_databaseでアプリケーション・データ・モデルSample_ADMに対してverify admという名前のジョブを発行します。

emcli verify_adm
       -adm_name=Sample_ADM
       -target_name=test_database
       -target_type=oracle_pdb
       -job_name="verify adm"
       -db_cred_name=NC_testdb

emcli verify_adm
       -adm_name=Sample_ADM
       -target_name=test_database
       -target_type=oracle_pdb
       -job_name="verify adm"
       -db_cred_name=NC_testdb
       -job_description="verify adm job on test_database"

emcli verify_adm
       -adm_name=Sample_ADM
       -target_name=test_database
       -target_type=oracle_database
       -job_name="verify adm"
       -db_pref_creds_name=NC_testdb_pref
       -job_description="verify adm job on test_database"

5.4.749 verify_config (deprecated)

プライマリ・データベースのData Guard構成の状態を検証し、次のチェックを実行します。

- 各データベースのData Guard Brokerから詳細なステータス情報を取得します。

- プライマリ・データベースとスタンバイ・データベース間でREDOトランスポートが動作していることを確認します。

- スタンバイREDOログ・ファイルの適切な構成を確認します。

- Data Guard Brokerプロパティが基礎となるデータベース・プロパティに一致していることを確認します。

- すべてのデータベースのエージェントのステータスを確認します。

- 優先資格証明がすべてのデータベースに設定されていることを確認します。

検証プロセスが終了すると、次の修正が自動的に実行されます。

- ブローカとデータベース・プロパティ間の不整合を解決します。

- 必要に応じて、任意のデータベースにスタンバイREDOログ・ファイルを作成します。

注意:

verify_configは非推奨のため、かわりにdg_verify_configを使用します。

書式

emcli verify_config
      -primary_target_name="<primary target name>"
      -primary_target_type="oracle_database|rac_database"  
      [-primary_db_creds_name="<primary database credential name>"] 
      [-primary_host_creds_name="<primary database host credential name>"]  
      [-reset_inconsistent_props="broker|database"]
      [-create_srls] 
      [-verify_only]

オプション

  • primary_target_name

    プライマリ・データベースのEnterprise Managerターゲット名。単一インスタンス・データベースまたはクラスタ・データベースのいずれも可能です。

  • primary_target_typ

    プライマリ・データベースのターゲット・タイプ。単一インスタンスの場合はoracle_databaseを、クラスタの場合はrac_databaseを指定します。

  • primary_db_creds_name

    SYSDBAまたはSYSDGロールを持つユーザーのプライマリ・データベースの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • primary_host_creds_name

    プライマリ・データベースのOracleホームにアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーのプライマリ・データベース・ホストの名前付き資格証明。デフォルトでは優先資格証明が使用されます。

  • reset_inconsistent_props

    一貫性のないプロパティをブローカまたはデータベース値にリセットします。指定できる値は次のとおりです。

    • broker

    • database

    デフォルトはbrokerです。

  • create_srls

    何も持たないか、適切な番号やサイズを持たないデータベースに対してスタンバイREDOログ・ファイルを作成します。ファイルは、Oracle Managed Files (OMF)で構成されたデータベースのOMFとして作成されます。

  • verify_only

    検証を実行します。自動的に一貫性のないプロパティを解決したり、スタンバイREDOログ・ファイルを作成することはありません。

例1

次のコマンドでは、状態を検証し、databaseという名前のクラスタ・プライマリ・データベースの一貫性のないプロパティを解決します。

emcli verify_config 
      -primary_target_name="database"
      -primary_target_type="oracle_database"

例2

次のコマンドでは、primaryという名前のクラスタ・プライマリ・データベースの状態の検証のみを行います。

emcli verify_config 
      -primary_target_name="primary"
      -primary_target_type="rac_database"
      -verify_only

5.4.750 verify_swlib

ソフトウェア・ライブラリの状態を確認してレポートします。

書式

emcli verify_swlib 
        [-report_type="storage|entity|uploadjobs|all"] 

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • report_type

    生成されるレポートのタイプ。次のいずれかを指定できます。

    • storage — アップロード記憶域の場所のアクセシビリティをレポートします。

    • entity — アップロード記憶域の場所の関連付けられているファイルに関するエンティティの健全性をレポートします。

    • uploadjobs — ファイルを記憶域にアップロードするアクティブなジョブをレポートします。

    • all — すべてのレポート用。

この例では、記憶域を生成して、ジョブおよびエンティティの検証レポートをアップロードします。

emcli verify_swlib 
      -report_type="all"

5.4.751 verify_updates

ソフトウェア・ライブラリに存在しないアーカイブをチェックし、これらをダウンロードするステップを出力し、ソフトウェア・ライブラリに再インポートします。

書式

emcli verify_updates

オプション

なし。

5.4.752 version

EM CLI verbのバージョンまたはEM CLIクライアントのバージョンをリストします。

書式

emcli version
    [-verb_name=<verb_name_filter>]
    [-exact_match]
    [-noheader]
    [-script | -format=
               [name:"pretty|script|csv"];
               [column_separator:"column_sep_string"];
               [row_separator:"row_sep_string"];
    ]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • verb_name

    verb名フィルタ。一致するEM CLI verb名を選択します。これを指定すると、出力表に、名前が<verb_name_filter>と一致する各verbのバージョンが表示されます。このオプションを指定しない場合、EM CLIクライアント・バージョンが表示されます。

    -exact_matchを指定しない場合、verbフィルタでは正規表現のパターン・マッチングが使用されます。フィルタをゼロ長にするとすべてに一致します。

    注意:

    UNIX cshの場合、$を含む値は一重引用符で囲んでください。

  • exact_match

    フィルタに完全一致を使用します。

  • noheader

    列見出しのない表形式の情報を表示します。

  • script

    これは、-format="name:script"と同じです。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

出力列

verb、バージョン(-verb_nameを指定する場合)

例1

この例では、名前が部分文字列elpを含むかまたは、verまたはloで始まる、iを含む、およびnで終わる、すべてのVerbのバージョンを表示します。

emcli version -verb_name="elp|^(ver|lo).*i.*n$"

例2

この例では、名前が文字列setupと完全に一致する、すべてのVerbのバージョンを表示します。また、-exact_matchも使用できます。

emcli version -verb_name="^setup$"

5.4.753 view_redundancy_group

冗長性グループの現在の構成を表示します。

書式

emcli view_redundancy_group      -redundancyGroupName="redGrpName"

パラメータ

  • redundancyGroupName

    単一の冗長グループ名を指定する必要があります。ターゲット名はリポジトリに存在する名前と同じにする必要があります。また、ターゲット・タイプはgeneric_redundancy_groupである必要があります。

この例では、冗長性グループredGrp1の詳細を表示します。

emcli view_redundancy_group -redundancyGroupName='redGrp1'