プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Enterprise Manager Oracle Database Plug-inメトリック・リファレンス・マニュアル
13cリリース2 PG
E79388-04
目次へ移動
目次

前
次

4 クラスタ

この章では、クラスタのメトリックに関する情報を提供します。

各メトリックの次の情報を提供します。

4.1 クラスタウェア

このメトリック・カテゴリのメトリックは、このクラスタのクラスタウェア・ステータスの概要、このクラスタ内での問題のあるノード数およびこのクラスタのすべてのノードに対するクラスタ検証ユーティリティ(CLUVFY)の出力を示します。一般に、1つ以上のホスト上でクラスタウェアが稼働中であれば、クラスタウェアは稼働中です。

4.1.1 クラスタ検証の出力

このメトリックは、クラスタのすべてのノードに対するクラスタウェアのCLUVFYの出力を示します。

データ・ソース

次のコマンドはメトリックのデータ・ソースです(ここで、node1、node2はクラスタのノード・リストです)。

cluvfy comp crs -n node1, node2 ...

ユーザー処理

『Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド』でクラスタ検証(CLUVFY)ユーティリティを参照してください。

4.1.2 クラスタウェアのステータス

このメトリックは、クラスタの全体的なクラスタウェア・ステータスを示します。1つ以上のホスト上でクラスタウェアが稼働中であれば、クラスタウェアは稼働中です。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 警告テキスト

10gR2、11g、12c

5分ごと

2

0

マスター・エージェント・ホスト%CRS_output%のクラスタウェアに問題があります

データ・ソース

次のコマンドはメトリックのデータ・ソースです(ここで、node1, node2...はクラスタのノード・リストです)。

cluvfy comp crs -n node1, node2 ...

ユーザー処理

『Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド』でクラスタ検証(CLUVFY)ユーティリティを参照してください。

4.2 クラスタウェアのアラート・ログ

このメトリック・カテゴリのメトリックは、クラスタ・アラート・ログのメトリックの詳細を提供します。

4.2.1 クラスタウェア・サービスのアラート・ログ・エラー

このメトリックは、CRSアラート・ログの特定のエラー・メッセージをクラスタ・レベルで収集します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 警告テキスト

10gR2、11gR1

5分ごと

CRS-1601

未定義

%clusterwareErrStack%

詳細は%alertLogNameを参照してください。

11gR2、12c

5分ごと

CRS-(8011|8013|8014|8015)

未定義

%clusterwareErrStack%

詳細は%alertLogNameを参照してください。

注意:

このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は、変更しないでください。

4.2.2 ノード構成のアラート・ログ・エラー

この列は、CRS-1607、1802、1803、1804および1805のメッセージをCRSアラート・ログからクラスタ・レベルで収集し、エラー・コードに基づいてアラートを発行します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 警告テキスト

10gR2、11gR1

5分ごと

CRS-180(2|3|4|5)

CRS-1607

%nodeErrStack%

詳細は%alertLogNameを参照してください。

11gR2、12c

5分ごと

未定義

CRS-1607

%nodeErrStack%

詳細は%alertLogNameを参照してください。

注意:

このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は、変更しないでください。

4.2.3 OCRアラート・ログ・エラー

この列は、CRS-1001、1002、1003、1004、1005、1006、1007、1008、1010および1011のメッセージをCRSアラート・ログからクラスタ・レベルで収集し、エラー・コードに基づいてアラートを発行します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 警告テキスト

10gR2、11gR1

5分ごと

CRS-100(1|2|3|4|5|7)

CRS-(1006|1008|1010|1011)

%ocrErrStack%

詳細は%alertLogNameを参照してください。

注意:

このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は、変更しないでください。

4.2.4 投票ディスクのアラート・ログ・エラー

この列は、CRS-1607、1802、1803、1804および1805のメッセージをCRSアラート・ログからクラスタ・レベルで収集し、エラー・コードに基づいてアラートを発行します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 警告テキスト

10gR2、11gR1

5分ごと

未定義

CRS-160(4|5|6)

%votingErrStack%

詳細は%alertLogNameを参照してください。

11gR2、12c

5分ごと

未定義

CRS-160(4|5|6)

%votingErrStack%

詳細は%alertLogNameを参照してください。

注意:

このメトリックのデフォルトの警告およびクリティカルのしきい値は、変更しないでください。

4.3 QoSイベント

このメトリック・カテゴリのメトリックは、サービスのクオリティ(QoS)イベントに関する情報を提供します。

4.3.1 コンプライアンス状態

Oracle Database QoS Managementで管理されるデータベースの場合、そのデータベースは準拠する必要があります。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 警告テキスト

11gR2、12c

-

未定義

NOT_COMPLIANT

サーバー・プール%wlm_entity_name%に違反があります。詳細はGrid Operations Managerログを参照してください

4.3.2 メモリー不足分析のリスク状態

Oracle Database QoS Managementは、サーバー上のメモリー不足をリアルタイムで検出し、新しいセッションを他のサーバーにリダイレクトして、メモリーが不足しているサーバー上のすべての使用可能メモリーが使用されることを防ぎます。

このメトリックは、データベース・サーバーがメモリー不足になっていることを示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 警告テキスト

11gR2、12c

-

RED

未定義

サーバー%wlm_server%のメモリー不足のレベルが高くなったため、このサーバーのインスタンスのサービスはすべて停止されます

4.3.3 QoSMの状態変更

このメトリックは、Oracle Database QoS Managementの状態を変更した理由を示します。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 警告テキスト

11gR2、12c

-

USER_DISABLED

EXCEPTION_DISABLED

QoSMサービスは%wlm_qosm_state%のために無効化されます

4.4 リソース状態

このメトリック・カテゴリのメトリックは、クラスタ・リソース状態(CRS)に関する情報を提供します。

4.4.1 状態の変更

これは、CRSリソース・ステータス変更メトリックです。

ターゲット・バージョン 評価および収集頻度 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 警告テキスト

11gR2、12c

24時間ごと

COMPLETE_INTERMEDIATE|PARTIALLY_UNKNOWN|PARTIALLY_OFFLINE|PARTIALLY_INTERMEDIATE

COMPLETE_UNKNOWN|COMPLETE_OFFLINE|ADD|DOWN

%crs_entity_name%には%resource_status_alert_state%状態の%resource_status_additional_mesg%インスタンスが%resource_status_alert_count%個あります