Oracle® Enterprise Manager System Monitoring Plug-in Oracleデータベース以外のためのメトリック・リファレンス・マニュアル 13c リリース2 E94903-01 |
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Microsoft SQL ServerのMemory Managerオブジェクトは、サーバー全体のメモリーの使用状況を監視して、ユーザー・アクティビティとリソースの使用状況を測定できるカウンタを提供します。これはパフォーマンスのボトルネックの特定に役立ちます。
デフォルトの収集間隔 - 15分ごと
表1-48 メモリー・マネージャ・メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
メモリー・マネージャ・カウンタ名(キー列) |
パフォーマンス・メトリック名。表1-49を参照してください。 |
メモリー・マネージャ・カウンタ値 |
パフォーマンス・メトリックの値。 |
「メモリー・マネージャ・カウンタ名」のキー列には、複数のメトリックがあります。表1-49に、各メトリックとその説明を示します。
表1-49 メモリー・マネージャ・カウンタ名メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
接続メモリー(KB) |
サーバーが接続を維持するために使用している動的メモリーの合計。 |
付与されたワークスペース・メモリー(KB) |
ハッシュ、ソート、一括コピーおよび索引作成などの操作を実行するプロセスに対して現在付与されているメモリーの合計。 |
ロック・メモリー(KB) |
サーバーがロックに使用している動的メモリーの合計。 |
割当て済ロック・ブロック |
割当て済ロック・ブロックの現在の数。サーバーの起動時、割り当てられたロック・ブロックの数と割り当てられたロック所有者ブロックの数は、SQL Server Locks構成オプションによって決まります。より多くのロック・ブロックが必要な場合は、値が大きくなります。 |
割当て済ロック所有者ブロック |
割当て済ロック所有者ブロックの現在の数。サーバーの起動時、割り当てられたロック所有者ブロックの数と割り当てられたロック・ブロックの数は、SQL Server Locks構成オプションによって決まります。より多くのロック所有者ブロックが必要な場合、値が動的に大きくなります。 |
ロック・ブロック |
サーバーで使用中のロック・ブロックの現在の数(定期的に更新されます)。ロック・ブロックは、表、ページまたは行など、ロックされている個々のリソースを表します。 |
ロック所有者ブロック |
サーバーで現在使用中のロック所有者ブロックの数(定期的に更新されます)。ロック所有者ブロックは、各スレッドがオブジェクトに設定したロックの所有権を表します。したがって、3つのスレッドがそれぞれ、ページに共有(S)ロックを所有している場合、3つのロック所有者ブロックがあります。 |
最大ワークスペース・メモリー(KB) |
ハッシュ、ソート、一括コピーおよび索引作成などの操作を実行しているプロセスに使用できるメモリーの最大量。 |
メモリー権限取得済 |
正常にワークスペース・メモリー権限を取得した、1秒当たりのプロセスの合計数。 |
メモリー権限保留中 |
ワークスペース・メモリー権限を待機している、1秒当たりのプロセスの合計数。 |
オプティマイザ・メモリー(KB) |
サーバーがクエリーの最適化に使用している動的メモリーの合計。 |
SQLキャッシュ・メモリー(KB) |
サーバーが動的SQLキャッシュに使用している動的メモリーの合計。 |
ターゲット・サーバー・メモリー(KB) |
サーバーが消費する動的メモリーの合計。 |
合計サーバー・メモリー(KB) |
SQL Serverに割り当てられたメモリー。 |