ServiceNowチケッティング・コネクタにより、Oracle Enterprise ManagerがHTTPS接続を介してServiceNowと統合されます。このコネクタを使用すると、Enterprise Managerで生成されたすべてのインシデントについて、ServiceNowシステム上でチケット(インシデント・チケット)を作成、更新、クローズまたは再オープンできます。
注意:
ServiceNowでのインシデント・チケットは、Enterprise ManagerとServiceNowコネクタではチケットと呼ばれます。
コネクタにより生成されたチケットには、Enterprise Managerインシデントに関連する情報が含まれ、これにはサービス・デスク・アナリストがインシデントを解決するためのEnterprise Managerの診断および解決機能を利用できる、Enterprise Managerコンソールへのリンクが含まれています。Enterprise Managerでは、チケットIDおよびServiceNowコンソールへのリンクは、インシデントのコンテキスト内に表示されています。これによりEnterprise Manager管理者にはステータス情報と、チケットにすばやくアクセスする簡単な方法が提供されます。
図1-1は、ServiceNowコネクタの各種コンポーネント間の通信を示しています。
図1-1 ServiceNowコネクタのコンポーネント間の通信