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Oracle® Enterprise Manager Microsoft .NET Framework Plug-inユーザーズ・ガイド
13.2.1.0
E94911-01
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1 Microsoft .NET Framework Plug-inの概要および前提条件

この章では、Oracle System Monitoring Plug-in for Microsoft .NET Frameworkの概要を説明し、構成の前に必要となる前提条件をまとめます。

Microsoft .NET Frameworkは、Windowsベースのアプリケーションの作成および実行に使用されるMicrosoft Windowsオペレーティング・システムのコンポーネントです。次の項目について説明します。

1.1 Microsoft .NET Framework Plug-inの概要

System Monitoring Plug-in for Microsoft .NET Frameworkは、Oracle Enterprise Manager Cloud Controlを拡張して、Microsoft .NET Frameworkの管理に対するサポートを追加します。Cloud Control環境にプラグインをデプロイすると、Microsoft .NET Frameworkの次の管理機能を取得できます。

  • 可用性の監視および次のパフォーマンス領域におけるMicrosoft .NET Framework Serverデータの受信:

    • .NET CLRメモリー

    • .NET CLRネットワーク

    • .NET CLRロックおよびスレッド

    • .NET CLR例外

  • 収集されたパフォーマンス情報の傾向の分析。

  • 可用性、パフォーマンスまたは構成データ(あるいはそのすべて)に関連する、考えられる問題についての電子メールまたはページ通知(あるいはその両方)の受信。

  • デフォルトで作成される豊富なレポートの取得。

  • リモート・エージェントによる監視のサポート。リモート監視の場合、.NET Frameworkと同じコンピュータ上にエージェントを配置する必要はありません。

1.2 サポートされているバージョン

このプラグインでは、次のバージョンの製品がサポートされます。

  • Enterprise Manager Cloud Control 13cリリース1以上

  • Oracle Management Agent 13cリリース1以上(Microsoft Windows版)

  • サポートされるMicrosoft Windows Serverで稼働しているMicrosoft .NET Framework 1.1.x、2.0.x、3.0.x、3.5.xおよび4.0 (次の注意を参照)

注意:

このMicrosoft製品の実行がサポートされているエディション(Enterprise、Standardなど)およびWindowsオペレーティング・システムのバージョンの詳細は、Microsoft社のWebサイトまたはドキュメント(あるいはその両方)を参照してください。

1.3 Microsoft .NET Framework Plug-inの前提条件

プラグインをデプロイする前に、次の前提条件を満たす必要があります。

  1. Microsoft .NET Framework 1.1.x、2.0.x、3.0.x、3.5.xまたは4.0がインストールされていること。
  2. Oracle Enterprise Manager Cloud Control 13cリリース1以上の次のコンポーネントがインストールされていること。
    • Oracle管理リポジトリのあるOracle管理サービス
    • Windows用Oracle管理エージェント

      注意:

      エージェントは、.NET Frameworkと同じコンピュータ上にインストールする(ローカル・エージェント監視)か、.NET Frameworkと異なるコンピュータ上にインストールする(リモート・エージェント監視)ことができます。

  3. Windows Management Instrumentationサービスが実行中であることを確認してください。
  4. リモート・エージェントモニタリングの場合、リモート・エージェントを適切に構成する必要があります。手順は、リモート・エージェントの構成を参照してください。
  5. Enterprise Managerのジョブ・システムに対するユーザー権限。手順は、Databaseインストレーション・ガイドfor Microsoft Windowsの「ジョブ・システムをEnterprise Managerで機能させるための資格証明の設定」を参照してください。
    http://docs.oracle.com/cd/E11882_01/install.112/e47798/postcfg.htm#NTDBI2823
    

    このガイドは、次の場所のOracle Databaseドキュメント・ライブラリのインストレーションおよびアップグレード・ガイドのセクションにあります。

    http://www.oracle.com/pls/db112/homepage

    注意:

    ユーザーに適切な権限を割り当てないと、デプロイに失敗します。

1.4 プラグインのダウンロード

プラグインをオンライン・モードまたはオフライン・モードでダウンロードできます。オンライン・モードとは、インターネット接続があり、My Oracle SupportからEnterprise Managerを通してプラグインを直接ダウンロードできる環境のことです。オフライン・モードとは、インターネット接続がない、またはMy Oracle Supportからプラグインを入手できない環境のことです。

いずれかのモードでのプラグインのダウンロードの詳細は、Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイドプラグインの管理の章を参照してください。

1.5 プラグインのデプロイ

Enterprise Manager Cloud Controlコンソールを使用して、またはEM Command Line Interface (EMCLI)を使用して、プラグインをOracle Management Serviceインスタンスにデプロイできます。コンソールでは一度に1つのプラグインをデプロイできますが、コマンドライン・インタフェース・モードでは一度に複数のプラグインをデプロイでき、デプロイメント時間と、該当する場合は停止時間が短くなります。

プラグインのデプロイの手順については、Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイドプラグインの管理の章を参照してください。

1.6 プラグインのアップグレード

自己更新機能は、新規または更新機能が使用可能になるたびに、Enterprise Managerコンポーネントを更新してEnterprise Managerの機能を拡張できます。更新プラグインはEnterprise Managerストアから使用でき、この外部サイトは、ダウンロード可能な更新についての情報を得るためにEnterprise Manager Cloud Controlによって定期的にチェックされます。プラグインを更新する手順は、Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイドCloud Controlの更新の章を参照してください。

1.7 プラグインのアンデプロイ

プラグインをアンデプロイする手順は、Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイドプラグインの管理の章を参照してください。