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Oracle® Fusion Middleware Cloudアダプタ構成ウィザードの使用
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E82712-02
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Salesforceクラウド・ターゲットのヘッダーのプロパティの構成

統合に対するSalesforceクラウド・ターゲットのヘッダー値を入力します。

Salesforceクラウド・ターゲットの「ヘッダー」ページでできること

Salesforceクラウドに対し、ターゲットのヘッダー・プロパティを構成できます。

Salesforceターゲットの「ヘッダー」ページの表示内容

次の表では、Salesforceクラウド・ターゲットの「ヘッダー」ページの主な情報について説明します。

構成に使用できるヘッダーは、ターゲットの「操作」ページで選択した操作に基づきます。ヘッダーには2つのタイプがあります。
  • リクエスト・ヘッダーはリクエスト・メッセージとともにSalesforceアプリケーションに送信されます。

  • レスポンス・ヘッダーはレスポンス・メッセージとともにSalesforceアプリケーションから受信されます。

これらのヘッダー・プロパティの詳細は、www.salesforce.comにアクセスして、検索ユーティリティにプロパティの特定の名前を指定します。
要素 説明

AllOrNoneHeader (リクエスト・ヘッダー)

Salesforceアプリケーション操作に対するトランザクション動作を指定します。AllorNonetrueに設定する場合、Salesforceアプリケーションへのコールは、エラーなしで完了した場合にのみコミットされます。それ以外の場合は、ロール・バックされます。デフォルトの動作はエラーのない部分レコードのコミットです。

AllowFieldTruncationHeader (リクエスト・ヘッダー)

次のフィールド(それぞれは文字列データ型)に対する切捨て動作を指定します。
  • anyType

  • email

  • picklist

  • encryptedstring

  • textarea

  • mulitpicklist

  • phone

  • string

allowFieldTruncationを次のいずれかの値に設定します。
  • True: 25文字の値を20文字のフィールドに入力する場合、最初の20レコードはフィールドに挿入され、トランザクションは成功します。

  • False: 25文字の値を20文字のフィールドに入力する場合、エラーがスローされ、トランザクションはコミットされません。

AssignmentRuleHeader (リクエスト・ヘッダー)

アカウント、ケースまたはリードの作成または更新時に、使用する割当てルールを指定します。割当てルールはアクティブでも非アクティブでもかまいません。IDはAssignmentRuleオブジェクトの問合せにより取得されます。IDを指定した場合、useDefaultRule値を指定する必要はありません。

  • assignmentRuleId: 使用する割当てルールのID。IDが存在するのかどうか、Salesforceクラウド・アプリケーションにより検証されません。検証は実行時に行われます。

  • useDefaultRule: trueに設定した場合、デフォルトの(アクティブな)割当てルールが使用されます。falseに設定した場合、デフォルトの(アクティブな)割当てルールは使用されません。

EmailHeader (リクエスト・ヘッダー)

通知電子メールを送信するかどうかを指定します。次のプロパティを設定できます。
  • triggerAutoResponseEmail

    • true: リードおよびケース用の自動レスポンス・ルールをトリガーします。

    • false: リードおよびケース用の自動レスポンス・ルールをトリガーしません。

  • triggerOtherEmail

    • true: 電子メールは組織外でトリガーされます。

    • false: 電子メールは組織外でトリガーされません。

  • triggerUserEmail

    • true: 電子メールはトリガーされて組織内のユーザーに送信されます。この電子メールは、ケースへのコメントの追加やタスクの更新などの多くのイベントによりトリガーされます。

    • false: 電子メールはトリガーされず組織内のユーザーに送信されません。

DebuggingHeader (リクエスト・ヘッダー)

デバッグ・ログ・レベルを指定します。次のログ・レベルがサポートされます。
  • NONE (最も簡略)

  • DEBUGONLY

  • DB

  • PROFILING

  • CALLOUT

  • DETAIL (最も詳細)

MruHeader (リクエスト・ヘッダー)

Salesforceアプリケーションは最も最近使用された(MRU)アイテムを表示します。APIバージョン7.0以降、リストは自身では更新されません。リストを更新するには、MruHeaderを使用します。このヘッダーの使用はパフォーマンスに悪い影響を与える可能性があります。updateMruを次のいずれかの値に設定します。
  • true: MRUアイテムのリストはSalesforceアプリケーションで更新されます。

  • false: 最も最近使用されたアイテムのリストはSalesforceアプリケーションで更新されません。

PackageVersionHeader (リクエスト・ヘッダー)

インストール済パッケージのパッケージ・バージョンを指定します。パッケージ・バージョンはパッケージ内のコンポーネントを識別します。パッケージ・バージョンはmajorNumber.minorNumber.patchNumberという形式に従います(たとえば、3.4.5では、3majorNumber4minorNumberおよび5patchNumberを指します)。

QueryOptions (リクエスト・ヘッダー)

問合せのバッチ・サイズを指定します。デフォルト値は500、最小値は200、最大値は2000です。

DebuggingInfo (レスポンス・ヘッダー)

この情報は、debugLevelリクエスト・ヘッダーがリクエスト・ペイロードとともにSalesforceアプリケーションに送信される場合にのみ返されます。

LimitInfoHeader (レスポンス・ヘッダー)

組織の1日当たりのAPIコールの制限についての情報を指定します。
  • 現行:

    組織ですでに使用されているコール数。
  • 制限:

    指定された制限タイプの組織の制限。
  • タイプ:

    ヘッダーAPI REQUESTSに指定された制限の情報のタイプ(組織のAPIコールの制限情報を含む)。