Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド 12c (12.2.1.2.0) E82973-02 |
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Oracle BIサーバーは、Oracle Business Intelligenceのコンポーネントであり、基礎となるデータ・ソースのユーザー・リクエストと問合せを処理します。
Oracle BIサーバーは、論理データ・モデルを維持し、そのモデルへのODBC接続またはネイティブAPI (Oracle DatabaseのOCIなど)を使用したアクセスをクライアントに提供します。
Oracle BIサーバーでは、Oracle BIリポジトリ内のメタデータを使用して、次の2つのタスクを実行します。
論理SQL問合せを解析し、適切なデータ・ソースに対する対応する物理問合せを作成します。
物理結果セットを変換および結合し、最終的な計算を実行します。
管理ツール・クライアントは、Oracle BIリポジトリの作成や編集に使用できるWindowsアプリケーションです。管理ツールは、オフライン・モードでリポジトリに直接接続することも、Oracle BIサーバーを経由してリポジトリに接続することもできます。オンライン・モードで使用できるのは一部のオプションのみです。「オンラインとオフラインのリポジトリ・モードの使用」を参照してください。
この図は、Oracle BIサーバーが問合せクライアント、データ・ソース、Oracle BIリポジトリおよび管理ツールとどのように連携するかを示しています。
この例は、Oracle BIサーバーが論理SQL問合せをどのように解析および変換するかを示しています。
論理リクエストから複雑な物理問合せへの変換
Oracle BIサーバーが次の単純なクライアント・リクエストを受け取るとします。
SELECT "D0 Time"."T02 Per Name Month" saw_0, "D4 Product"."P01 Product" saw_1, "F2 Units"."2-01 Billed Qty (Sum All)" saw_2 FROM "Sample Sales" ORDER BY saw_0, saw_1
Oracle BIサーバーはその後、次のように論理SQL問合せを高度な物理問合せに変換します。
WITH SAWITH0 AS ( select T986.Per_Name_Month as c1, T879.Prod_Dsc as c2, sum(T835.Units) as c3, T879.Prod_Key as c4 from Product T879 /* A05 Product */ , Time_Mth T986 /* A08 Time Mth */ , FactsRev T835 /* A11 Revenue (Billed Time Join) */ where ( T835.Prod_Key = T879.Prod_Key and T835.Bill_Mth = T986.Row_Wid) group by T879.Prod_Dsc, T879.Prod_Key, T986.Per_Name_Month ) select SAWITH0.c1 as c1, SAWITH0.c2 as c2, SAWITH0.c3 as c3 from SAWITH0 order by c1, c2