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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド
12c (12.2.1.2.0)
E85890-01
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Fusion Middleware Controlのクラスタ化された環境のトラブルシューティング

Fusion Middleware Controlおよび管理コンソールを使用してシステム・プロセスのステータスを確認します。

「システム・コンポーネントの可用性を表示するためのFusion Middleware Controlの使用」および「管理対象サーバーの可用性を表示するための管理コンソールの使用」を参照してください。

クラスタ化、ロード・バランシングおよびフェイルオーバーの各機能を有効にしたら、次の情報を使用して、デプロイメントで発生する可能性のある問題のトラブルシューティングを実行できます。

クラスタ内の各Fusion Middleware Controlシステム・コンポーネントのログ・ファイルを確認します。ログ・ファイルには、誤った構成によって発生する可能性のあるクライアント側の障害がすべて記録されます。ログに記録されないフェイルオーバー・イベントもありますが、Cluster Controllerのログ・ファイルには、すべてのOracle BIスケジューラまたはOracle BIサーバー・コンポーネントのクラッシュが記録されます。イベント・ビューアのログは、WindowsでもLinuxまたはUNIXのsyslogでも確認できます。

「Oracle Business Intelligenceの問題の診断および解決」を参照してください。

Oracle BIサーバーがLinuxまたはUNIXで実行している際のNetwork Applianceデバイスでのエラーの回避

次の情報は、Network ApplianceからNASデバイス上のOracle Business Intelligenceの共有ファイルとディレクトリにアクセスする、LinuxまたはUNIXプラットフォームでのOracle BIサーバー・コンポーネントのデプロイメントに適用されます。

LinuxまたはUNIX上に、NTFSセキュリティ・スタイルを使用するOracle BIサーバー・コンポーネントがデプロイされた環境では、Network Appliance Data ONTAPストレージのオペレーティング・システムのバージョンは6.3.1以上をお薦めします。

LinuxコンピュータまたはUNIXコンピュータで、Data ONTAP(バージョン6.0.3 - 6.3)のNTFS qtreeに設計を保存しようとすると、権限エラーが発生する場合があります。設計ファイルの保存後、NTFS qtreeでのUNIX権限設定の試行をサイレントに無視するには、次のData ONTAP設定を使用します。

options cifs.ntfs_ignore_unix_security_ops on