Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド 12c (12.2.1.2.0) E85890-01 |
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管理ツールの「文字列の外部化」ユーティリティを使用すると、プレゼンテーション・レイヤーのサブジェクト・エリア名、表名、階層名、列名およびそれらの説明をローカライズできます。
これらのテキスト文字列を、ANSI、UnicodeおよびUTF-8のエンコーディング・オプションを使用して外部ファイルに保存できます。
管理ツールでリポジトリを開きます。
サブジェクト・エリア、プレゼンテーション表またはプレゼンテーション列など、プレゼンテーション・レイヤーのオブジェクトを右クリックし、「表示名の外部化」→「カスタム名の生成」を選択するか、「記述子の外部化」→「カスタム説明の生成」を選択して文字列を外部化します。「カスタム名の生成」を選択して、「文字列の外部化」ユーティリティを実行すると、変換キーも「文字列の外部化」ダイアログに表示されます。
これらの外部化オプションのいずれかを選択すると、選択したオブジェクトとそのすべての子オブジェクトについて、「プロパティ」ダイアログの「カスタム表示名」オプションまたは「カスタム説明」オプションが自動的に選択されます。
たとえば、サブジェクト・エリアを右クリックして外部化オプションのいずれかを選択すると、サブジェクト・エリア内のすべてのプレゼンテーション表、列、階層およびレベルに対して外部化フラグが設定されます。
「ツール」→「ユーティリティ」を選択します。
「文字列の外部化」を選択し、「実行」をクリックします。
「文字列の外部化」ダイアログの左側のペインで、1つ以上のサブジェクト・エリアを選択します。
右側のペインに、翻訳済の値と元の文字列(名前および説明)が表示されます。これらは、プレゼンテーション・サービスで使用されるセッション変数の値になります。
プレゼンテーション・レイヤーで外部化フラグが設定されているオブジェクトのみ右側のペインに表示されます。
「保存」をクリックします。
「名前を付けて保存」ダイアログで、次のいずれかを実行します。
選択したサブジェクト・エリアが1つのみの場合は、ファイルのタイプおよびエンコーディング値を選択し、「保存」をクリックします。
複数のサブジェクト・エリアを選択し、それぞれを別々のXMLファイルに外部化する場合は、ディレクトリ名を選択し、[SHIFT]を押しながら「保存」をクリックします。サブジェクト・エリアはそれぞれ、Unicodeで暗号化されたXMLファイルに保存されます。
「外部化された文字列」ダイアログで、「閉じる」をクリックします。
(オプション)外部化を無効にするには、プレゼンテーション・レイヤーのオブジェクトを右クリックし、「表示名の外部化」→「外部化の無効化」を選択するか、「記述子の外部化」→「外部化の無効化」を選択します。
これらのオプションのいずれかを選択すると、選択したオブジェクトとそのすべての子オブジェクトについて、「プロパティ」ダイアログの「カスタム表示名」オプションまたは「カスタム説明」オプションが自動的に選択解除されます。
「文字列の外部化」ユーティリティを使用して文字列ファイルを作成した場合は、次の手順に従い、そのファイルを使用してメタデータ・オブジェクトの文字列を翻訳できます。
各文字列ファイルを開いて次の列を調べます。
1列目には、実際のリポジトリ・オブジェクトの名前が記述されています。この名前には、オブジェクトのタイプと接頭辞が含まれます。
2列目には、各オブジェクトの名前または説明に対応するセッション変数が記述されています。これらには、カスタム名を示すデフォルト接頭辞のCN_、またはカスタム説明を示すデフォルト接頭辞のCD_が含まれます。
3番目の列には、それぞれのオブジェクト名に対応する変換キーが含まれています。
Languageという名前の4番目の列を追加します。この列で、deなど、名前が翻訳された言語のコードを指定します。
文字列ファイルをデータベース表にロードします。
管理ツールで、この表を物理レイヤーにインポートします。
行単位の初期化ブロックを使用して、翻訳済の文字列をロードします。初期化ブロックのターゲットが「行単位の初期化」に設定されていること、および実行優先順位が正しく設定されていることを確認します。
たとえば、次の手順を実行します。
次のようなSQL文を使用して、データベースからのデータ・ソースを含むセッション初期化ブロックを作成します。
SELECT 'VALUEOF(NQ_SESSION.WEBLANGUAGE)' FROM DUAL
設定言語の「セッション変数初期化ブロック」ダイアログで、「変数ターゲット」にLOCALEセッション変数を指定します。
この仕様により、ユーザーがサインインするときは常に、WEBLANGUAGEセッション変数が設定されるようになります。その後、この変数によって、LOCALE変数が初期化ブロックを使用して設定されます。
「セッション変数初期化ブロックのデータソース」ダイアログで、次のようなデータベース固有のSQL文を使用して、一連のセッション変数を作成する別のセッション初期化ブロックを作成します。
select SESSION_VARIABLE, TRANSLATION from external where LANGUAGE = 'VALUEOF(NQ_SESSION.LOCALE)'
このブロックで作成されるすべての変数の言語は、サインイン時にユーザーが指定した言語に一致します。
「セッション変数初期化ブロックの変数ターゲット」ダイアログで、初期化ブロックのターゲットを「行単位の初期化」に設定します。
「セッション変数初期化ブロック」ダイアログの「実行優先度」領域で、前に作成した初期化ブロックを指定して、最初に作成したブロックが最初に実行されるようにします。
変更を保存します。
ヒント
管理ツールの言語の詳細は、「管理ツールのユーザー・インタフェースの言語の変更」を参照してください。
Oracle Application Development Frameworkデータ・ソースを使用する場合は、「文字列の外部化」ユーティリティを使用するかわりに、そのデータ・ソースからラベルおよびツールチップを伝播できます。『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド』を参照してください。