Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド 12c (12.2.1.2.0) E85890-01 |
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カタログ・マネージャを使用して、カタログ内の特定のテキストを検索し、それを他のテキストに置換できます。
カタログはオンライン・モードでもオフライン・モードでも開くことができます。オフライン・モードではすべてのオブジェクトを置換できます。オンライン・モードでは、ユーザーの権限によっては特定のオブジェクトを置換できない場合があります。
具体的には、検索および置換できるものは次のとおりです。
単純なテキスト文字列(ダイアログを使用)。「単純なカタログ・テキスト文字列の検索と置換」を参照してください。
たとえば、オブジェクトに文字列「My Misspeled Wirds」が含まれているとします。カタログ・マネージャを使用してその文字列を検索し、適切な文字列である「My Misspelled Words」に置換できます。
複数または複雑なテキスト文字列(XMLファイルを使用してすべて同時に実行)。「複数のカタログ・テキスト文字列の検索と置換」を参照してください。
たとえば、管理者がリポジトリ・ファイル内のサブジェクト・エリア、表または列の名前を変更したとします。表SalesがMySalesという名前に変更されている可能性があります。カタログ・マネージャを使用して、カタログ全体でそのオブジェクトが使用されているすべての箇所を検索して置換できます。
カタログ内の単純なテキスト文字列を検索し、他のテキストに置換できます。
検索および置換する各テキスト文字列を識別するXMLファイルをインポートすることで、複数のカタログ・テキスト文字列に対してすべて同時に、より強力な検索および置換操作を実行できます。
検索および置換のXMLファイルでは、action要素を使用して検索および置換する各テキスト文字列を識別します。
action要素は、commands要素に含まれています。action要素の属性は次のとおりです。
command - 置換するテキストを指定します。有効な値は次のとおりです。
textReplace - 列名など、XMLファイル内で一致するすべてのテキストを置き換えます。
oldValue - 検索するテキスト文字列を指定します。
検索と置換のXMLファイルのtextReplaceコマンドに対してこの属性を指定する場合は、Java regexの完全な構文使用する必要があります。これは、通常の文字列と異なります。文字列を置換するには、次を実行する必要があります。
Java regex特殊文字(角カッコ、丸カッコ、ドル記号、カレットなど)はすべてエスケープします。
バックスラッシュや引用符などの「一般的な」特殊文字をエスケープします。
XMLファイルで作業しているため、HTMLの特殊文字(引用符やアンパサンドなど)はすべてエスケープします。
完全なJava regex構文については、次のドキュメントを参照してください。
次の表は、検索基準内のregex構文で使用するためのサンプル文字列を示しています。
入力した検索文字列 | 結果 |
---|---|
a |
検索文字列の前後にワイルドカードを追加し(たとえば、*a*)、検索でaという文字を含む結果を返すことが可能になります。 |
^a |
検索文字列の後にワイルドカードを追加し(たとえば、a*)、検索でaという文字で始まる結果を返すことが可能になります。 |
a$ |
検索文字列の前にワイルドカードを追加し(たとえば、*a)、検索でaという文字で終わる結果を返すことが可能になります。 |
a\* |
アスタリスク(*)が後に続く文字を含む文字列(たとえば、a*)を明示的に検索します。 |
? |
疑問符(?)を文字とアスタリスク(*)とともに使用し、文字のゼロ(0)個以上の出現を返します。たとえば、?a*では、aという文字の0個以上の出現が返されます。 |
newValue - 置換テキストを指定します。
ignoreCase - trueに設定すると大文字と小文字が区別されず、falseに設定すると大文字と小文字が区別されます。デフォルト値はfalseです。