Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド 12c (12.2.1.2.0) E85890-01 |
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Oracle Business Intelligenceの管理に使用できるいくつかのツールがあります。
この項では、Oracle Business Intelligenceの管理に使用できるシステム管理ツールについて説明しています。次の表はツールとその用途の概要です。
ツール | 用途 | 詳細の参照先 |
---|---|---|
Fusion Middleware Control |
Oracle Business Intelligenceのシステム・コンポーネントの監視、管理および構成。 |
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Oracle WebLogic Server管理コンソール |
Oracle Business IntelligenceのJEE Javaコンポーネントの監視および管理。 |
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プロセス制御コマンドライン・ツール |
Oracle Business Intelligenceのシステム・コンポーネントの管理(上級ユーザー向け)。 |
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Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST) |
Oracle Business Intelligenceのプログラム的な管理機能。 |
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Oracle BI管理ツール |
Oracle Business Intelligenceのメタデータ・リポジトリの管理。 |
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カタログ・マネージャ |
Oracle BIプレゼンテーション・カタログをオンラインおよびオフラインで管理します。 |
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ジョブ・マネージャ |
Oracle BIスケジューラの管理。 |
Fusion Middleware Controlはブラウザベースのツールであり、Oracle Business Intelligenceコンポーネントの監視、管理および構成に使用することをお薦めします。
Fusion Middleware Controlは、主にBIドメインのシステム・コンポーネントの管理に使用され、次の機能を備えています。
システム・コンポーネントの起動、停止および再起動。
プリファレンスとデフォルトの構成
スケールアウトしたコンポーネントのステータスの表示。
パフォーマンスの管理とシステム・メトリックの監視
診断とロギングの実行
Fusion Middleware Controlでは、Oracle WebLogic Server管理コンソールにアクセスして、Oracle Business IntelligenceのJavaコンポーネントを監視および管理することもできます。
Fusion Middleware Controlは、「Oracle Business Intelligenceシステムを起動する条件」で説明しているように、管理サーバーが稼働している場合にのみ使用できます。
Oracle WebLogic Serverは、堅牢性、安全性、高可用性およびスケーラビリティに優れた環境へのOracle Business Intelligence JavaコンポーネントのデプロイをサポートするJava EEアプリケーション・サーバーです。
「Oracle Business Intelligenceを管理および構成するためのツールの使用」を参照してください。
Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、WebLogic Serverドメインを監視および管理できます。その機能は次のとおりです。
JEEサーバーの稼動状況とパフォーマンスの監視
WebLogic Serverドメインの構成
JEEサーバーの停止と起動
JEEサーバーのログの表示
Oracle WebLogic ServerのLDAPサーバーにおけるユーザー移入の管理
Oracle Technology Network (http://www.oracle.com/technetwork/index.html)を参照してください。
プロセス制御コマンドにより、Oracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントを管理し、ローカルと分散の両方のプロセス管理およびプロセスの状態(稼働、停止、起動中、停止中)の伝達をサポートできます。
注意:
また、Fusion Middleware Controlユーザー・インタフェースを使用して、起動、停止およびシステム・コンポーネントのステータスを表示します。
プロセス制御コマンドは、次の機能を提供してOracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントを管理します。
Oracle Fusion Middlewareコンポーネントを制御するための上級ユーザー向けのコマンドライン・インタフェース。
詳細は、「コマンドを使用した起動、停止およびOracle BI EEプロセスのステータスの表示」を参照してください。
Oracle Business Intelligenceコンポーネント・プロセスを管理する統合された方法。
Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)は、Oracle Business Intelligenceのプログラム的な管理を可能にする上級管理者向けのコマンドライン・スクリプト環境です。
WLSTスクリプト環境は、Javaのスクリプト・インタプリタであるJythonに基づいています。このツールは、ファイルで提供されるバッチ・スクリプト(ユーザーの入力なしでスクリプトが一連のWLSTコマンドを呼び出すスクリプト・モード)において、コマンドラインで対話的に実行できます。また、Javaコードに組み込むことも可能です。Jython言語構文に従って、WebLogicスクリプト言語を拡張できます。詳細は、WebLogic Scripting Tool (WLST)の使用およびWebLogic Server WLSTコマンド・リファレンスを参照してください。
Oracle BI管理ツールにより、メタデータ・リポジトリを管理できます。
詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイドを参照してください。
カタログ・マネージャは、Oracle BIプレゼンテーション・カタログのインタフェースであるWindowsツールです。
カタログ・マネージャを介して、Oracle BIプレゼンテーション・カタログのオンラインおよびオフラインの管理を実行できます。詳細は、「Oracle BIプレゼンテーション・カタログの構成および管理」を参照してください。