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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Visualizationユーザーズ・ガイド
12c (12.2.1.2.0)
E82971-01
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データ・ブレンドの変更

プロジェクトに属性と値の両方を含む2つのデータ・ソースのデータが含まれていて、1つのソースに他方のソースに存在しない一致する値がある場合は、ユーザーが使用するデータの行がシステムによって除外されることがあります。

そのような場合は、データ・ブレンドで他のソースより優先されるソースを指定する必要があります。

たとえば、次の行が含まれている2つのデータ・ソース(ソースAおよびソースB)があるとします。ソースAにはIN-8が含まれておらず、ソースBにはIN-7が含まれていません。

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次の結果は、ソースAに「すべての行」データ・ブレンド・オプション、およびソースBに「一致した行」データ・ブレンド・オプションが選択された場合を表示しています。ソースBにはIN-7が存在しないため、結果にはnullのRepとnullのBonusが含まれています。

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次の結果は、ソースAに「一致した行」データ・ブレンド・オプション、およびソースBに「すべての行」データ・ブレンド・オプションが選択された場合を表示しています。ソースAにはIN-8が存在しないため、結果にはnullのDateとnullのRevenueが含まれています。

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ソースAの可視化には属性としてDate、およびソースBには属性としてRepが含まれており、照合する列はInv#です。ディメンションのルールでは、一致する列も使用する場合を除き、これらの属性は他方の表のメジャーとともに使用できません。

ブレンド表には属性とメジャーの両方を含む2つの設定があります。これらは可視化に使用される列に基づいて、各可視化に別々に設定されます。設定は「すべての行」および「一致した行」であり、これらは可視化されるデータを返すときにシステムがソースのどの行を使用するかを指定します。

システムは次のルールに従ってデータ・ブレンドを自動割当てします。

  • 可視化内に照合する列がある場合、照合する列があるソースは「すべての行」に設定されます。

  • 可視化内に属性がある場合、そのソースは「すべての行」に設定され、他方のソースは「一致した行」に設定されます。

  • 可視化内に複数の属性があり、そのすべてが同じソースにある場合、そのソースは「すべての行」に設定され、他方のソースは「一致した行」に設定されます。

  • 複数のソースに属性がある場合、プロジェクトの要素パネルに最初にリストされるソースが「すべての行」に設定され、他方のソースは「一致した行」に設定されます。

データ・ブレンドを変更するには:

  1. キャンバスで可視化を選択し、可視化ツールバーで「メニュー」をクリックして「プロパティ」をクリックします。
  2. 「プロパティ」ダイアログで、「データ・セット」をクリックします。
  3. 「データ・セット」タブで、「自動」リンクをクリックして「カスタム」を選択し、システムによる融合の判断を表示します。
  4. 必要に応じて、融合の設定を調整します。
    • 少なくとも1つのソースに「すべての行」を割り当てる必要があります。
    • 両方のソースが「すべての行」である場合、システムはそれらの表が完全に同じディメンションであると想定します。
    • 両方のソースに「一致した行」を割り当てることはできません。