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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherデータ・モデリング・ガイド
12c (12.2.1.2.0)
E82970-01
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ビュー・オブジェクトを使用したデータ・セットの作成

BI Publisherを使用すると、Oracle Application Development Frameworkで作成したカスタム・アプリケーションに接続して、そのアプリケーションのビュー・オブジェクトをレポートのデータソースとして使用できます。

SQLがデータベースに対して直接実行されるため、問合せ実行のパフォーマンスが向上します。

Oracle BI Publisherのデータ・モデルを、ビュー・オブジェクトを使用して作成するには、あらかじめビュー・オブジェクトをアプリケーション内に作成しておく必要があります。作成するには、Oracle Business Intelligence Publisher開発者ガイドの「ビュー・オブジェクトをデータソースとしてBI Publisherで使用可能にするには」の章のガイドラインを参照してください。

  1. 「新規データ・セット」ツールバー・ボタンをクリックして、「ビュー・オブジェクト」を選択します。
  2. 「新規データ・セット - ビュー・オブジェクト」ダイアログで、このデータ・セットの名前を入力します。
  3. リストから「データソース」を選択します。providers.xmlファイルで定義したデータソースが表示されます。
  4. 次のいずれかを行います:
    • 「SQLとして実行」「はい」を選択してSQL問合せを「ビュー・オブジェクト」から抽出し、Oracle Business Intelligenceドメインで実行します。
    • ADFレイヤーのOracle Applicationsドメイン上で「ビュー・オブジェクト」を実行するには「いいえ」を選択します。XMLデータがチャンクに分割され、Oracle Business Intelligenceドメインにストリームされます。このメソッドによりパフォーマンスが低下しますが、アプリケーション・ドメインで実行できるようになります。サービス・インタフェース・レイヤーを起動して、カスタム・データ操作を可能にすることができます。
  5. アプリケーション・モジュールの完全修飾名を入力します(例:example.apps.pa.entity.applicationModule.AppModuleAM)。
  6. 「ビュー・オブジェクトのロード」をクリックします。

    BI Publisherは、アプリケーション・モジュールをコールして、ビュー・オブジェクトのリストをロードします。

  7. 「ビュー・オブジェクト」を選択します。

    定義済のバインド変数が取得されます。

  8. パラメータを作成して、このバインド変数にマッピングします。パラメータと値リストの追加を参照してください。
  9. 「OK」をクリックしてデータ・セットを保存します。

ビュー・オブジェクト・データ・セットに関する注意点

ビュー・オブジェクト・データ・セットに基づいたデータを構造化する場合、グループのブレーク、データのリンクおよびグループ・レベル関数はサポートされません。

サポート対象は、要素がNULLの場合の値の設定です。

このサポート対象機能の詳細は、データの構造化を参照してください。