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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherデータ・モデリング・ガイド
12c (12.2.1.2.0)
E82970-01
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Webサービスを使用したデータ・セットの作成

BI Publisherでは単純および複合的なWebサービス・データソースを使用して有効なXMLデータを返すデータ・セットをサポートしています。

Webサービスのメソッドのパラメータを含めるには、先にパラメータを定義して、そのメソッドをデータソースの設定時に選択できるようにすることをお薦めします。「パラメータと値リストの追加」を参照してください。

複数のパラメータがサポートされています。メソッド名が正しいことと、パラメータの順序がメソッド内での順序と一致することを確認します。Webサービスで2つのパラメータを受け入れるメソッドをコールする場合、メソッド内の2つのパラメータに対して、レポート内で定義した2つのパラメータをマッピングする必要があります。サポートされているパラメータは、文字列や整数などの単純型のパラメータのみです。

注意:

文書またはリテラルのWebサービスのみがサポートされます。

パラメータを指定するには、「パラメータの追加」をクリックし、パラメータをドロップダウン・リストから選択します。

注意:

パラメータは、レポート定義の「パラメータ」セクションで設定する必要があります。詳細は、パラメータと値リストの追加を参照してください。

Webサービス・データソースのオプション

Webサービス・データソースは、「管理」ページで設定するか、データソースとして設定できます。

  • 「管理」ページ

    Webサービス・データソースへの接続を「管理」ページで設定し、複数のデータ・モデルで使用できます。詳細は、Oracle Business Intelligence Publisher管理者ガイドのWebサービスへの接続の設定を参照してください。

  • プライベート・データソースとして

    自分のみアクセス可能なプライベート接続を設定することもできます。プライベート・データソース接続の詳細は、プライベート・データソースの管理を参照してください。

データ・モデルを作成する前に接続を設定する必要があります。

BI Publisherでは単純および複合的なWebサービス・データソースを使用して有効なXMLデータを返すデータ・セットをサポートしています。

単純なWebサービスを使用したデータ・セットの作成

Webサービスでコールできるメソッドとパラメータがわからない場合は、このURLをブラウザで開いて確認してください。

  1. ツールバーの「新規データ・セット」ボタンをクリックし、「Webサービス」を選択します。
    「新規データ・セット - Webサービス」ダイアログを次に示します。
  2. データ・セット名を入力します。
  3. データソースを選択します。

    「WSDL URL」、「Webサービス」および「メソッド」の各フィールドには、Webサービス・データソースから自動的に移入されます。

  4. 「メソッド」に入力します。
  5. 「OK」をクリックします。
  6. 次のようにして、Webサービス・データ・セットに使用できるようにパラメータを定義します。
    • 「データ・モデル」ペインで「パラメータ」を選択し、「新規パラメータの作成」をクリックして次の属性を入力します。

      • 名前 - パラメータの内部的な識別子を入力します(例: Symbol)。

      • データ型 - 「文字列」を選択します。

      • デフォルト値 - パラメータのデフォルト値を入力します(例: ORCL)。

      • パラメータ・タイプ - 「テキスト」を選択します。

      • 行配置 - 行配置の値を選択します。デフォルトは1です。

    • 「New_Parameter_1:タイプ: テキスト」リージョンで、次の属性を入力します。

    • (オプション) 次のパラメータ・オプションを選択します。

      • テキスト・フィールドにカンマ区切りの値を含む - ユーザーはこのパラメータに対してカンマ区切りの複数の値を入力できます。

      • 変更時に他のパラメータをリフレッシュ - このパラメータの値に依存する値を持つ他のパラメータをリフレッシュするために、ページの部分的なリフレッシュを実行します。

  7. Webサービス・データ・セットに戻り、パラメータを次のとおりに追加します。
    • データ・セット名をクリックします。

    • ツールバーの「選択したデータ・セットの編集」をクリックして「データ・セットの編集」ダイアログを開きます。

    • 「データ・セットの編集」ダイアログで、「パラメータの追加」をクリックします。

    • パラメータの名前を入力し、「OK」をクリックして「データ・セットの編集」ダイアログを閉じます。

  8. 「保存」をクリックします。

複合的なWebサービスを使用したデータ・セットの作成

BI Publisherでは複合的なWebサービス・データソースを使用して有効なXMLデータを返すデータ・セットをサポートしています。複合的なWebサービス・タイプは、内部でsoapRequest/soapEnvelopeを使用して、接続先ホストにパラメータ値を渡します。

データ・セットで複合的なWebサービスをデータソースとして使用している場合、データ・モデル・エディタにはWSDL URL、使用可能なWebサービスおよび複合的なWebサービスに関連付けられた操作が表示されます。選択した操作のそれぞれについて、必要な入力パラメータの構造がデータ・モデル・エディタに表示されます。「オプション・パラメータの表示」を選択した場合、オプション・パラメータもすべて表示されます。

Webサービスで使用できるメソッドとパラメータがわからない場合は、このWSDL URLをブラウザで開いて確認します。

  1. データ・セットの情報を次のとおりに入力します。
    • データ・セット名を入力します。

    • データソースを選択します。「WSDL URL」および「Webサービス」の各フィールドには、複合的なWebサービス・データソースから自動的に移入されます。

    • 「メソッド」を選択します。

      選択可能なメソッドは、複合的なWebサービス・データソースに基づいて決まります。メソッドを選択すると、「パラメータ」が表示されます。オプション・パラメータを表示するには、「オプション・パラメータの表示」を選択します。

    • ResponseData XPath - レポート用のXMLデータの開始位置が、Webサービス・リクエストで生成されたレスポンスXMLの深い位置に埋め込まれている場合は、このフィールドを使用してOracle BI Publisherレポートに使用するデータへのパスを指定します。

  2. 次のようにして、Webサービス・データ・セットに使用できるようにパラメータを定義します。
    • 「レポート」定義ペインで「パラメータ」を選択し、「新規」をクリックしてパラメータを作成します。

    • 次のパラメータ属性を選択します。

      • 名前 - パラメータの内部識別子を入力します。

      • データ型 - パラメータに適したデータ型を選択します。

      • デフォルト値 - パラメータのデフォルト値を入力します。

      • パラメータ・タイプ - 適切なパラメータ・タイプを選択します。

      • 表示ラベル - パラメータに表示するラベルを入力します。

      • テキスト・フィールド・サイズ - テキスト入力フィールドのサイズを文字数単位で入力します。

  3. Webサービス・データ・セットに戻り、パラメータを追加します。
    • Webサービス・データ・セットを選択してから、「選択したデータ・セットの編集」をクリックして「データ・セットの編集」ダイアログを開きます。

    • 次に示されているようにパラメータを設定します。
  4. Webサービスをテストする場合は、データ・モデルのテストとサンプル・データの生成を参照してください。

Webサービス・データ・セットについての追加情報

Webサービス・データ・セットから得られるメタデータは存在しないため、グループとリンクはサポートされません。