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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Process Composerによるビジネス・プロセスの開発
12c (12.2.1.2.0)
E82843-01
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19 BPMプロジェクトのデプロイ

この章では、Oracle Business Process ComposerからBusiness Process Management (BPM)プロジェクトをデプロイする方法について説明します。権限を付与されたユーザーは、プロジェクトをランタイムに直接デプロイできます。

この章の内容は次のとおりです。

19.1 プロジェクトのデプロイ

Oracle Business Process Composerを使用して、Oracle BPMランタイムにプロジェクトをデプロイできます。

デプロイは、Oracle Business Process Composerアプリケーションのインストール環境と同じ環境内でのみ可能になります。

19.1.1 プロジェクトをデプロイできるユーザー

プロジェクト所有者権限が付与されているユーザーは、Oracle Business Process Composerを使用して、プロジェクトをOracle BPMランタイムに直接デプロイできます。「プロジェクトのデプロイ」画面が表示されたら、SOA管理ロール資格証明を入力します。SOA管理資格証明がないと、デプロイメントは予期しないエラーで失敗します。

19.1.2 プロジェクトをランタイムにデプロイする方法

プロジェクト所有者は、プロジェクトを直接Oracle BPMランタイムにデプロイできます。

ランタイムにプロジェクトをデプロイするには:

  1. プロジェクトの変更をすべて保存します。
  2. プロジェクトを公開します。

    未公開の変更を含むプロジェクトはデプロイしないでおきます。

  3. メイン・メニューの「デプロイメント」を選択し、「プロジェクトのデプロイ」を選択します。

    Oracle Business Process Composerでプロジェクトが検証されます。プロジェクトにエラーがない場合、デプロイ・プロセスが続行されます。

  4. 図19-1に示すように、「プロジェクトのデプロイ」ダイアログに必要な情報を入力します。

    図19-1 「プロジェクトのデプロイ」ダイアログ

    図19-1の説明が続きます
    「図19-1 「プロジェクトのデプロイ」ダイアログ」の説明

    「プロジェクトのデプロイ」ダイアログのプロパティは表19-1で説明します。

    表19-1 「プロジェクトのデプロイ」ダイアログのプロパティ

    プロパティ 説明

    プロジェクト

    プロジェクトの名前が表示されます。

    バージョン

    デプロイするプロジェクトのバージョンを選択する場合に使用します。プロジェクトの現行バージョンまたはプロジェクト・スナップショットを選択できます。

    最終リビジョンID

    プロジェクトの最新のデプロイ済バージョンのリビジョンIDが表示されます。

    新規リビジョンID

    デプロイしたアプリケーションのリビジョンIDを指定します。このIDは次の形式で指定する必要があります:

    n0[.n1[.n2[.n3[.n4]]]][-milestone-name[milestone-number]/_patch-number

    デフォルトのデプロイメント・バージョンのオーバーライド

    デフォルトのデプロイメント・バージョンをオーバーライドします。

    デプロイ担当ユーザー名

    Oracle BPMプロジェクトをランタイムにデプロイするために使用します。

    パスワード

    前述のデプロイ担当ユーザー名に対応するパスワードを指定します。

    コンポジット・リビジョンをデフォルトとしてマークします

    現在のリビジョンをデフォルトのリビジョンとして定義します。

    ターゲットのデプロイ

    Oracle MDSで、SOAコンポジット・アプリケーションがデプロイされるフォルダを選択できます。

    デプロイメント計画

    デプロイ・プランを選択する場合に使用します。「参照」をクリックして、ローカル・ファイル・システムにあるデプロイ・プランを選択します。

  5. 「デプロイ」をクリックします。

    Oracle Business Process Composerによってプロジェクトがランタイムにデプロイされます。この操作には数分かかります。

  6. デプロイメントの完了後、「OK」をクリックします。

プロジェクトはOracle BPMランタイムにデプロイされます。プロジェクトは、プロジェクト・ブラウザのデプロイ済プロジェクトのリストから使用できます。

19.1.3 デプロイ済のプロジェクトを編集する方法

デプロイ済のOracle BPMプロジェクトは、Oracle Business Process Composerを使用して編集できません。デプロイ済プロジェクトを編集するには、SOAデザイナ・ロールの付与およびSOAコンポーザの使用が必要です。

デプロイ済プロジェクトの編集の詳細は、Oracle Business Process Managementを使用したビジネス・ルールの設計で、Oracle Business RulesにおけるランタイムでのSOAコンポーザの使用に関する項を参照してください。

19.1.4 プロジェクトSARファイルの生成方法

プロジェクトは、Oracle Business Process ComposerからSOAアーカイブ(SAR)ファイルとして生成できます。システム管理者はこのファイルを使用して、Oracle Enterprise Manager管理コンソールからプロジェクトをデプロイできます。

プロジェクトSARファイルを生成するには:

  1. メイン・メニューの「デプロイメント」を選択し、「プロジェクトSARファイルの生成」を選択します。

    Business Process Composerでプロジェクトが検証されます。プロジェクトにエラーが含まれている場合は、プロジェクトの「検証」タブに表示されます。

  2. 図19-2のように、「プロジェクトSARファイルの生成」ダイアログに必要な情報を入力します。

    図19-2 「プロジェクトSARファイルの生成」ダイアログ

    図19-2の説明が続きます
    「図19-2 「プロジェクトSARファイルの生成」ダイアログ」の説明
    • SARファイルの生成に使用するプロジェクト・バージョンを選択します。

      プロジェクトの現行バージョンまたはプロジェクト・スナップショットを選択できます。

    • リビジョンIDを入力します。

    • 必要に応じて、デフォルトのデプロイメント・バージョンをオーバーライドします。

  3. 「OK」をクリックします。
  4. プロジェクトにエラーが含まれていない場合は、「OK」をクリックしてSARファイルをローカル・ファイル・システムに保存します。

19.1.5 デプロイメント計画の生成方法

デプロイメント計画とは、Oracle BPM StudioからBPMプロジェクトをデプロイする際に使用されるXML構成ファイルです。デプロイメント計画のXMLファイルを生成する際に、なんらかの予期しないエラーがOracle Business Process Composerで発生する場合があります。

注意:

デプロイメント計画を作成する前に、プロジェクトを検証してください。Oracle Business Process Composerでは、デプロイメント計画の生成時に検証は行われません。

デプロイメント計画を生成するには:

  1. メイン・メニューから、「デプロイメント」を選択します。
  2. デプロイメント計画の生成を選択します。
  3. ローカル・ファイル・システム上の場所を選択し、「OK」をクリックします。