Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Process Management Studioでのビジネス・プロセスの開発 12c (12.2.1.2.0) E82789-01 |
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この章では、通知タスクを使用してビジネス・プロセスのエンド・ユーザーと通信する方法について説明します。ここでは、様々な通知タスクおよびそれらの構成方法を説明します。
この章の内容は次のとおりです。
通知タスクを使用して、アプリケーションのユーザーに異なるタイプの通知を送信できます。
次のタイプの通知がサポートされます。
電子メール
ユーザー
SMS
音声
IM
このタスクでは、Oracle Notification Serviceが使用されます。
このタスクを構成するには、通知の各種フィールドに式を指定する必要があり、アイデンティティ・ルックアップ・ブラウザを使用して1人以上のユーザーを選択できる場合もあります。式を記述するときに、通知タスク・コンテキスト(プロセス・データ・オブジェクト、事前定義済データ・オブジェクトなど)からアクセス可能なすべての変数を使用できます。
通知サービスを使用すると、ビジネス・プロセスの特定ポイントにいるユーザーに電子メール・メッセージを送信できます。
アイデンティティ・ルックアップ・ブラウザを使用して、1人以上のユーザーを選択できます。
電子メール通知を送信する手順は次のとおりです。
次の表を使用して、電子メール通知の「一般」プロパティを構成します。これらのプロパティの一部はオプションであることに注意してください。
表14-1 電子メール通知の「一般」プロパティ
プロパティ | データ型 | 省略可能 | 説明 |
---|---|---|---|
送信元 |
文字列 |
不可 |
電子メール通知の送信に使用する電子メール・アドレスを指定します。 |
宛先 |
文字列 |
不可 |
電子メール通知の受信者の電子メール・アドレスを指定します。式またはアイデンティティ・ルックアップ・ブラウザを使用して、これらの電子メール・アドレスを指定できます。 |
Bc |
文字列 |
可 |
電子メール通知の追加受信者の電子メール・アドレスを指定します。式またはアイデンティティ・ルックアップ・ブラウザを使用して、これらの電子メール・アドレスを指定できます。 |
BCC |
文字列 |
可 |
電子メール通知の非表示の追加受信者の電子メール・アドレスを指定します。式またはアイデンティティ・ルックアップ・ブラウザを使用して、これらの電子メール・アドレスを指定できます。 |
返信 |
文字列 |
可 |
電子メール通知に返信するときに使用される電子メール・アドレスを指定します。式またはアイデンティティ・ルックアップ・ブラウザを使用して、この電子メール・アドレスを指定できます。 |
次の表を使用して、電子メール通知の「コンテンツ」プロパティを構成します。
表14-2 電子メール通知の「コンテンツ」プロパティ
プロパティ | データ型 | 省略可能 | 説明 |
---|---|---|---|
件名 |
文字列 |
不可 |
電子メール通知のサブジェクトを指定します。この値は、式を使用して指定する必要があります。 アクション可能な電子メールを作成している場合は、件名に&を使用しないでください。それにより、Outlookのいくつかのバージョンなど一部の電子メール・クライアントで件名の行が切り捨てられることがあります。 |
本文 |
文字列 |
不可 |
電子メール通知の本文を指定します。この値は、式を使用して指定する必要があります。 |
次の表を使用して、電子メール通知の「添付ファイル」プロパティを構成します。これらのプロパティの一部はオプションであることに注意してください。
表14-3 電子メール通知の「添付ファイル」プロパティ
プロパティ | データ型 | 省略可能 | 説明 |
---|---|---|---|
名前 |
文字列 |
不可 |
添付ファイルの名前を指定します。この値は、式を使用して指定する必要があります。デフォルト値は、"attachment"に数字を付加したものです。 |
MIMEタイプ |
文字列 |
不可 |
添付ファイルのコンテンツ・タイプを指定します。この値は、式を使用して指定する必要があります。デフォルト値は、「text/html」です。 |
エンコーディング |
文字列 |
可 |
電子メール通知のエンコーディングを指定します。この値は、式を使用して指定する必要があります。 |
値 |
任意 |
不可 |
添付ファイルを指定します。この値は、式を使用して指定する必要があります。 |
「ヘッダー」プロパティを構成するために、1つ以上のヘッダーを追加できます。「ヘッダー」プロパティの構成はオプションであることに注意してください。
ヘッダーを追加するには:
「追加」ボタンをクリックします。
ヘッダーの作成ダイアログ・ボックスが表示されます。
名前と値のプロパティを指定します。
表14-4 「ヘッダー」プロパティ
プロパティ | データ型 | 説明 |
---|---|---|
名前 |
文字列 |
ヘッダーの名前を指定します。この値は、式を使用して指定する必要があります。 |
値 |
文字列 |
ヘッダーの値を指定します。この値は、式を使用して指定する必要があります。 |
「OK」をクリックします。
ユーザー通知を使用すると、プロセスの特定ポイントにいるユーザーにメッセージを送信できます。
そのユーザーに定義されている通信メディアを使用する必要があります。
電子メール通知を送信する手順は次のとおりです。
次の表を使用して、ユーザー通知の「一般」プロパティを構成します。これらのプロパティの一部はオプションであることに注意してください。
表14-5 電子メール通知の「一般」プロパティ
プロパティ | データ型 | 省略可能 | 説明 |
---|---|---|---|
宛先 |
文字列 |
不可 |
ユーザー通知の受信者の電子メール・アドレスを指定します。式またはアイデンティティ・ルックアップ・ブラウザを使用して、これらの電子メール・アドレスを指定できます。 |
件名 |
文字列 |
可 |
ユーザー通知のサブジェクトを指定します。これは、式を使用して指定する必要があります。 |
メッセージ |
文字列 |
可 |
ユーザー通知を使用して送信するメッセージを指定します。これは、式を使用して指定する必要があります。 |
通知サービスを使用すると、ビジネス・プロセスの特定ポイントにいるユーザーにSMSメッセージを送信できます。
アイデンティティ・ルックアップ・ブラウザを使用して、1人以上のユーザーを選択できます。
電子メール通知を送信する手順は次のとおりです。
次の表を使用して、SMS通知の「一般」プロパティを構成します。これらのプロパティの一部はオプションであることに注意してください。
表14-7 電子メール通知の「一般」プロパティ
プロパティ | データ型 | 省略可能 | 説明 |
---|---|---|---|
送信元番号 |
文字列 |
不可 |
SMS通知の送信に使用する携帯電話番号を指定します。 |
送信先番号 |
文字列 |
不可 |
SMS通知の受信者の携帯電話番号を指定します。式またはアイデンティティ・ルックアップ・ブラウザを使用して、これらの携帯電話番号を指定できます。 |
件名 |
文字列 |
可 |
SMS通知のサブジェクトを指定します。これは、式を使用して指定する必要があります。 |
本文 |
文字列 |
可 |
SMS通知の本文を指定します。これは、式を使用して指定する必要があります。 |
通知サービスを使用すると、ビジネス・プロセスの特定ポイントにいるユーザーに音声通知を送信できます。
アイデンティティ・ルックアップ・ブラウザを使用して、1人以上のユーザーを選択できます。
ボイス通知を送信する手順は次のとおりです。
次の表を使用して、ボイス通知の「一般」プロパティを構成します。これらのプロパティの一部はオプションであることに注意してください。
表14-8 電子メール通知の「一般」プロパティ
プロパティ | データ型 | 省略可能 | 説明 |
---|---|---|---|
送信先番号 |
文字列 |
不可 |
音声通知の受信者の電話番号を指定します。式またはアイデンティティ・ルックアップ・ブラウザを使用して、これらの電話番号を指定できます。 |
MIMEタイプ |
文字列 |
可 |
コンテンツ・タイプを指定します。この値は、式を使用して指定する必要があります。デフォルト値は、「text/html」です |
本文 |
文字列 |
可 |
音声通知の本文を指定します。これは、式を使用して指定する必要があります。 |
通知サービスを使用すると、ビジネス・プロセスの特定ポイントにいるユーザーにインスタント・メッセージを送信できます。
アイデンティティ・ルックアップ・ブラウザを使用して、1人以上のユーザーを選択できます。
電子メール通知を送信する手順は次のとおりです。