第IV部 データ・グリッド操作の実行
- Coherenceプログラミングの概要
この章では、キャッシュおよびデータ・グリッド操作の実行に使用されるCoherence Java APIの概要について説明します。
- 基本的なキャッシュ操作の実行
この章では、CoherenceキャッシングAPIを使用して、基本的なキャッシュ操作を実行する手順について説明します。
- Portable Object Formatの使用
この章では、CoherenceのオブジェクトをシリアライズするためのPortable Object Format (POF)の使用方法について説明します。この説明は、Javaクライアントに対するPOFの使用方法に固有のものです。
- キャッシュ内のデータの問合せ
この章では、キャッシュ内の特定の基準を満たすデータを取得するための問合せの実行方法および索引の使用方法について説明します。問合せと索引は、Coherence付属のフィルタを採用した単純なものにするか、またはコレクションや配列などの複数値属性に対して実行できます。
- 連続問合せキャッシングの使用
この章では、問合せで常にリアルタイムでキャッシュから最新の結果が取得されるようにするための連続問合せキャッシングの使用方法について説明します。
- キャッシュ内のデータの処理
この章では、クラスタ全体にわたってデータ・グリッド処理を実行するためのエントリ・プロセッサおよびアグリゲータの使用方法について説明します。これらのデータ・グリッド機能は、他のmap-reduceパターンと類似した方法で実行され、非常に短い待機時間で大量のデータを処理できます。
- マップ・イベントの使用
この章では、マップ・イベント・リスナーを使用して、キャッシュ・イベントおよびCoherenceのObservableMap
インタフェースを実装するいずれかのクラスからのイベントを受信する方法について説明します。
- トリガーを使用したマップ操作の制御
この章では、マップ・エントリに変更をコミットする前にマップ操作を検証、却下または変更するためのマップ・トリガーの使用方法について説明します。
- ライブ・イベントの使用
この章では、ライブ・イベントについて説明し、イベント・インターセプタを使用してイベントが通知されるようにする方法を説明します。アプリケーションはライブ・イベントを使用して、クラスタ操作に対する反応をアプリケーション・ロジックで返します。
- Coherenceの問合せ言語の使用
この章では、Coherenceの問合せ言語(CohQL)を使用してCoherenceキャッシュと相互作用する方法について説明します。CohQLは、軽量な構文(SQLに似た)で、Coherenceクラスタ上でキャッシュ操作を実行するのに使用します。この言語は、プログラムからでも、コマンド行ツールからでも使用できます。
- トランザクションの実行
この章では、Coherenceのトランザクションとデータの同時実行性機能の使用手順について説明します。ユーザーは、この章を読む前に、トランザクションの原則を理解しておいてください。また、Coherenceリソース・アダプタには、J2EE Connector Architecture (J2CA)、Java Transaction API (JTA)およびJava EEデプロイメントの知識が必要です。
- パーティションの処理
この章では、データ・アフィニティの使用方法と、デフォルトのパーティション設定の変更方法について説明します。この説明は、分散キャッシュに固有のものです。
- スレッド実行の管理
この章では、タスク・タイムアウトを使用してCoherenceサービス・スレッドの実行動作を制御する方法と、カスタム実行処理のためのPriorityTask
APIについて説明します。
- リエントラント・コールに対する制約
この章では、サービス・リエントラント・コールに関する制約事項とサービス・スレッド間でコールを実行する場合の一般的なガイドラインについて説明します。