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Oracle® Fusion Middleware Oracle Coherenceリリース・ノート
12c (12.2.1.2.0)
E82720-01
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3 非推奨となったかサポートが終了した機能

非推奨になったかサポートが終了した機能をリストします。

この章の内容は次のとおりです。

3.1 非推奨となった機能

非推奨となったCoherence機能は、次のとおりです。

3.1.1 BACKUP CACHEおよびRESTORE CACHE

CohQLのBACKUP CACHEおよびRESTORE CACHEコマンドは非推奨です。新しいスナップショット・コマンドのセットがあり、新しい永続化機能に使用できます。詳細は、『Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のキャッシュ・データのディスクへの永続化に関する項を参照してください。

3.1.2 管理対象CoherenceサーバーのMBean属性

次のMBean属性は、管理対象Coherenceサーバーでは非推奨です。

  • CoherenceClusterParamsBean.UnicastListenPort

  • CoherenceClusterParamsBean.UnicastPortAutoAdjust

  • CoherenceClusterParamsBean.MulticastListenPort

  • CoherenceClusterWellKnownAddressBean.ListenPort

次の非推奨のMBean属性は削除されています。

  • CoherenceClusterParamsBean.UnicastListenAddress

3.1.3 Coherence*Webコンテナのサポート

Coherence*Webでは、現在、次のWebコンテナをサポートしていません。Apache Tomcat 5.5.n、Apache Tomcat 6.0.n、Caucho Resin 3.1.n、IBM WebSphere 5.n、IBM WebSphere 6.n、IBM WebSphere 7.n、Sun GlassFish 2.n、Sun Application Server 8.n、Oracle OC4J 10.1.3.n、Oracle OC4J 10.1.2.n、Oracle GlassFish 3.n、Oracle GlassFish 4.n、Jetty 6.1.n、Jetty 5.1.n、JBoss Application Server。Coherence HTTPセッション管理が必要なアプリケーションを移行し、サポートされているWebコンテナのバージョンを使用する必要があります。詳細は、『Oracle Coherence*WebでのHTTPセッション・マネージメントの管理』を参照してください。

3.1.4 ActiveCache (active-cache.jar)

ActiveCache (active-cache.jar)は非推奨になりました。ActiveCacheは、以前のバージョンのWebLogic Server上で実行されるように開発されたアプリケーションでは引き続き使用できます。

ActiveCache機能は、管理対象Coherenceサーバーに置き換えられました。管理対象Coherenceサーバーの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Oracle Coherenceアプリケーションの開発』を参照してください。

3.1.5 スレッド数

<thread-count>要素は非推奨です。かわりに、<thread-count-min>および<thread-count-max>要素を使用します。

3.1.6 WKAリストでのポートの指定

WKAリストにポートを指定する機能は、リリース12.2.1で非推奨になっています。この機能のサポートは今後のリリースでなくなります。

3.1.7 システム・プロパティでのtangosolの指定

Coherenceシステム・プロパティ名にtangosol接頭辞は必要なくなりました。たとえば、システム・プロパティtangosol.coherence.distributed.localstoragecoherence.distributed.localstorageと記述するようになりました。tangosol接頭辞を含むシステム・プロパティではcoherence接頭辞が使用されるようになりました。たとえば、システム・プロパティtangosol.pof.enabledcoherence.pof.enabledと記述するようになりました。この変更は、UNIXベースの環境にも適用されます。たとえば、TangosolCoherenceCacheConfigCoherenceCacheConfigと記述します。

tangosol接頭辞を含むシステム・プロパティは引き続きサポートされますが、今後のリリースでサポートされなくなる可能性があります。

3.1.8 TopLinkの実装

TopLinkCacheLoaderおよびTopLinkCacheStoreの実装は、リリース12.2.1で非推奨になりました。

3.1.9 非推奨になったObject::toStream

Object::toStreamメソッドは非推奨になりました。アプリケーションではかわりにObject::toStringメソッドを使用します。

3.1.10 ParallelAwareAggregator

ParallelAwareAggregatorインタフェースは非推奨になったため、使用しないでください。アプリケーションでカスタム集計を実装するには、StreamingAggregatorインタフェースを使用してください。詳細は、『Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のストリームを使用したデータ・グリッドの集計の実行に関する項を参照してください。

3.1.11 リモート・アドレス

操作構成ファイルのフェデレーション・クラスタ・メンバーを構成するために、<participant>要素内で使用する<remote-addresses>要素は非推奨になりました。かわりに<name-service-addresses>要素を使用してください。

3.2 サポートが終了した機能

この項では、このリリースで削除された機能について説明します。

3.2.1 暗号化ネットワーク・フィルタ

暗号化ネットワーク・フィルタはCoherence 3.7で非推奨になりましたが、12c (12.2.1)リリースで削除され、サポートされなくなりました。かわりにTCMPインタークラスタおよび*Extend TCP接続はSSLを使用して保護される必要があります。次のAPIが削除されました。

  • com.tangosol.net.security.AbstractEncryptionFilter.java

  • com.tangosol.net.security.AsymmetricEncryptionFilter.java

  • com.tangosol.net.security.BlockCipherInputStream.java

  • com.tangosol.net.security.BlockCipherOutputStream.java

  • com.tangosol.net.security.ClusterEncryptionFilter.java

  • com.tangosol.net.security.PasswordBasedEncryptionFilter.java

  • com.tangosol.net.security.SymmetricEncryptionFilter.java