Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド 12c (12.2.1.2) E82764-01 |
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レポートは、レポート・ウィザードを使用して作成するか、または手動で作成できます。
この例のレポートを作成するには、レポート・ウィザードを使用します。ウィザードを使用して、レポートのレイアウト、スタイル、フィールドおよびテンプレートの詳細を指定します。また、ランタイム・ユーザー・パラメータによる条件を含むSQL問合せも設定できます。このパラメータによって、ユーザーは、印刷されるレポート出力の言語を指定できます。
簡単なレポートを作成するには:
Oracle Reports Builderを起動します(すでに起動している場合は、「ファイル」→「新規」→「レポート」を選択)。
「ようこそ」ダイアログ・ボックスまたは「新規レポート」ダイアログ・ボックスで、「レポート・ウィザードを使う」を選択して「OK」をクリックします。
「ようこそ」ページが表示されたら、「次へ」をクリックします。
次のページで、「Webおよびペーパー・レイアウトの両方を作成」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。
「スタイル」ページで次の操作を行います。
「タイトル」にレポートのタイトルを入力します。たとえば、製品リスト
などです。
「表」が選択されていることを確認します。
「次へ」をクリックします。
「データ・ソース」ページで、「SQL問合せ」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。
「データ」ページで「クエリー・ビルダー」をクリックします。
データ表選択ダイアログ・ボックスで、「PRODUCT_DESCRIPTIONS」をクリックし、「インクルード」をクリックします。
「閉じる」をクリックします。
クエリー・ビルダーに表が表示されます。次の列名の左側をクリックし、それらを選択します。
PRODUCT_ID
LANGUAGE ID
TRANSLATED_NAME
TRANSLATED_DESCRIPTION
「OK」をクリックします。
「データ・ソース定義」フィールドに、問合せが次のように表示されます。
SELECT ALL PRODUCT_DESCRIPTIONS.PRODUCT_ID, PRODUCT_DESCRIPTIONS.LANGUAGE_ID, PRODUCT_DESCRIPTIONS.TRANSLATED_NAME, PRODUCT_DESCRIPTIONS.TRANSLATED_DESCRIPTION FROM PRODUCT_DESCRIPTIONS
注意: この問合せは、次のいずれかの方法で入力できます。
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「データ・ソース定義」フィールドで、問合せのFROM
句の後にwhere
language_id = :p_lang_id
と入力します。これによって、where句が問合せ定義に追加されます。where
句によって、ユーザーが実行時に選択した言語に基づいてデータが制限されます。
問合せは次のようになります。
SELECT ALL PRODUCT_DESCRIPTIONS.PRODUCT_ID, PRODUCT_DESCRIPTIONS.LANGUAGE_ID, PRODUCT_DESCRIPTIONS.TRANSLATED_NAME, PRODUCT_DESCRIPTIONS.TRANSLATED_DESCRIPTION FROM PRODUCT_DESCRIPTIONS where language_id = :p_lang_id
注意: 式:p_lang_id は、コロンが前に付いている場合はパラメータとして処理されます。パラメータが存在しない場合、Oracle Reports Builderによってパラメータが作成されます。その後は、オブジェクト・ナビゲータの「データ・モデル」ノードの「ユーザー・パラメータ」セクションでこのパラメータにアクセスできます。 |
「次へ」をクリックします。
Oracle Reports Builderには、追加のパラメータが作成されたことを示す次のメッセージが表示されます。
Note: The query 'Q_1' has created the bind parameter(s) 'P_LANG_ID'.
「OK」をクリックします。
「フィールド」ページで次の操作を行います。
「使用可能フィールド」リストの「PRODUCT_ID」をクリックし、「>」ボタンをクリックして、このフィールドを「表示フィールド」リストに移動します。
「TRANSLATED_NAME」をクリックし、「>」ボタンをクリックして、このフィールドを「表示フィールド」リストに移動します。
「TRANSLATED_DESCRIPTION」をクリックし、「>」ボタンをクリックして、このフィールドを「表示フィールド」リストに移動します。
「次へ」をクリックします。
「合計」ページで「次へ」をクリックします。
「ラベル」ページで「次へ」をクリックします。
「テンプレート」ページで「Beige」が選択されていることを確認し、「終了」をクリックします。
ユーザー・パラメータを参照したため、Oracle Reports Builderによって「ランタイム・パラメータ・フォーム」が表示されます。
JA
と入力し、「レポート実行」ボタンをクリックして、レポートを実行します。
レポート出力がペーパー・デザイン・ビューに表示されます。次の例のようになります。
ヒント: 結果が表示されない場合、指定した条件でデータベースからデータが取得されるように、値JA が大文字で入力されていることを確認してください。 |
UTF8 TrueTypeフォントが選択されていないため、日本語文字はまだ表示されません。
レポートをmultibyteutf8_
your_initials
.rdf
という名前で保存します。
注意: レポートを設計するときは、予防策としてレポートを頻繁に異なるファイル名で保存しておくことをお薦めします。そうすれば、いくつかの変更を修正する必要が生じたり、エラーが発生した場合に、前に保存したファイルに戻り、その時点から修正することができます。 |